JP5065943B2 - 製造プロセスモニタリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は工業製品、特に半導体前工程における製造途中の半導体に対し、収束電子ビームを照射しその照射位置から放出される電子を検出して観察対象の画像を撮像する走査電子顕微鏡(以下SEM: Scanning Electron Microscope)に関し、特に高倍率の画像を撮像することが必要なSEM式半導体ウェーハ検査装置やSEM式半導体パターン計測装置、またはこれらの装置を備えた製造プロセスモニタリングシステムに関する。
半導体の微細化に伴い、半導体の前工程製造プロセスの制御はますます困難になってきており、半導体の露光工程においては光近接効果によって生じるの設計パターン寸法とレジストに転写されたパターンとの差が無視できなくなってきている。このため、光近接効果をシミュレーションし、マスクパターンを補正する近接効果補正(OPC: Optical Proximity Correction)が行われている。また、OPCを適用したマスクを用いた露光工程においては、プロセスの変動により比較的不良が発生しやすい箇所、ホットスポットが発生してしまう。そこで、このホットスポットにおいても、多少のプロセス変動に影響を受けずにも正常な製造が行われるよう、マスクのレイアウト設計を変更することが行われるようになっている。このように、製造における不良の発生を抑制するよう、設計を行う手法はDFM(Design For Manufacturing)として知られるようになってきており、これを効率的に行うため、製造の状態を設計にスムースにフィードバックを行うようなシステムが切望されている。
このための第1の手法としては、たとえば特開2002−33365号公報(特許文献1)に示されるように、CAD(Computer Aided Design)データの解析により、製造プロセス状態を管理するポイントを自動的に決定し、この位置をSEM(Scanning Electron Microscope)等の顕微鏡を用いて撮像、観察する方法が開示されている。
また、これとは異なる第2の手法としては、ウェーハを全面、あるいは部分的に検査し、検出された欠陥を特開平10−135288号公報(特許文献2)に示されるようにSEM等の顕微鏡を用いたレビュー装置により高倍率で欠陥を観察し、製造状態を管理する方法として知られている。
さらに、第3の手法としては、特開2005−277395号公報(特許文献3)に述べられているように、従来のショット比較では対応することができなかったショット毎に繰り返し欠陥が発生するシステマティック欠陥を検出するための手法として、半導体ウェーハの画像を検出した後、このエッジを抽出し、エッジと設計データを比較して欠陥を検出する手法である。
特開2002−33365号公報 特開平10−135288号公報 特開2005−277395号公報
しかしながら、上記従来技術では、半導体ウェーハの製造プロセス状態を正確にモニタリングすることは困難になってきている。
第1の手法であるCADデータの解析により製造プロセス状態を管理するポイントを自動的に決定する方法では、半導体のパターンの高密度化と、半導体ウェーハの200mmから300mmへの大型化により、評価すべき管理ポイント数が多くなりすぎ、全数を管理することができなくなってきている。このため、評価ウェーハや評価チップのサンプリングを行い、評価点数を削減しているが、最小のサンプリング数で最大の効果を得る方法については確立されていない。また、リソグラフィーシミュレーションに基づくホットスポットのシミュレーションでは、必ずしも製造装置の製造プロセス条件を全てシミュレーション条件に入れることができないため、ホットスポットのみの評価では抜けが発生する可能性がある。
また、第2の手法によるレビュー装置による、欠陥のレビューに関しては、着目すべき欠陥をレビューすることが困難であるという課題があった。DFMを行うにあたり重要となる製造における情報は、リソグラフィシミュレーションを行った際の設計時の仮説と実製造時の検査、計測で得られた結果が一致しているかどうかであり、ランダム異物など設計とは大きな関係がない欠陥をレビューするのみでは設計へのフィードバックが難しい。
第3の手法によるエッジとCADデータとの比較による検査では、十分なスループットが得られない課題があった。また、実際に得られる画像のエッジと、CADデータは必ずしも一致しないため、チップ全体の検査を行うことは困難であった。
本発明の目的は、上記課題に鑑みて、SEM装置で構成されたホットスポット探索装置によりDFMウェーハ等を用いて短時間で多数の製造プロセスマージンの狭い回路パターン部(狭プロセスウインドウ等)をプロセスモニタリングポイントとして抽出して決定し、CD−SEM装置等で構成されたプロセスモニタリングポイント観察装置において前記決定したプロセスモニタリングポイントについて高解像度で詳細に形状検査または形状測長あるいはこの両方を行うことが可能な製造プロセスモニタリングシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、半導体ウェーハの少数のチップまたは領域(ショット)を、それぞれ製造プロセス条件(露光条件)が異なる状態で製造し、その外観SEM画像を比較してその差分の大なるポイントを半導体ウェーハの製造における製造プロセス条件(露光条件)の狭い、狭プロセスウインドウ、即ち量産において管理すべきプロセスモニタリングポイントとして出力し、たとえば測長SEM(CD−SEM)装置による計測ポイントとして設定するSEM装置から構成されたホットスポット探索装置(レビューSEM装置等で構成されるホストスポット監視装置も含む)を備えたことを特徴とする製造プロセスモニタリングシステムである。
また、本発明は、製造プロセスモニタリングシステムであって、互いに異なる製造プロセス条件によって回路パターンが形成された複数の領域を有する半導体ウェーハから前記領域毎のSEM画像を撮像し、該撮像した前記領域毎のSEM画像同士を比較して差分を求め、該求めた差分が基準値を超えた点(差分が大きい個所)をプロセスモニタリングポイント候補として抽出し、該抽出されたプロセスモニタリングポイント候補のうち前記回路パターンの設計データに基づいて設定されたライン端等の予め変動を想定しているパターンやダミーパターンが形成されている着目しない非抽出領域に属するものを除くように絞込みを行ってプロセスモニタリングポイントを探索するSEM装置で構成されたホットスポット探索装置(レビューSEMで構成されたホットスポット監視装置も含む)と、前記半導体ウェーハとは異なる半導体ウェーハ上における領域又は前記半導体ウェーハ上における前記領域とは異なる領域において、前記ホットスポット探索装置で探索されたプロセスモニタリングポイントを基に該プロセスモニタリングポイントの画像を撮像し、該撮像した画像を基にプロセスモニタリングポイントの回路パターンの形状又は寸法を評価するプロセスモニタリングポイント観察装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、製造プロセスモニタリングシステムであって、互いに異なる製造プロセス条件によって回路パターンが形成された複数の領域を有する半導体ウェーハから前記領域毎のSEM画像を撮像し、該撮像した前記領域毎のSEM画像同士を比較して差分を求め、該求めた差分が基準値を超えた点をプロセスモニタリングポイント候補として抽出し、該抽出されたプロセスモニタリングポイント候補から絞込みを行ってプロセスモニタリングポイントを探索するSEM装置で構成されたホットスポット探索装置と、前記半導体ウェーハとは異なる半導体ウェーハ上における領域又は前記半導体ウェーハ上における前記領域とは異なる領域において、前記ホットスポット探索装置で探索されたプロセスモニタリングポイントを基に該プロセスモニタリングポイントの画像を撮像し、該撮像した画像を基にプロセスモニタリングポイントの回路パターンの形状又は寸法を評価するプロセスモニタリングポイント観察装置とを備え、前記ホットスポット探索装置は、前記抽出されたプロセスモニタリングポイント候補からプロセスモニタリングポイントの絞込みを行う際、前記抽出されたプロセスモニタリングポイント候補の中から所定のプロセスモニタリングポイント候補について高倍の撮像条件でSEM撮像し、該SEM撮像した高倍のSEM画像に対してプロセスモニタリングポイントにするか否かの情報を付与し、該付与された情報を基に前記プロセスモニタリングポイントの絞込みを行うように構成し、前記抽出されたプロセスモニタリングポイント候補の中から所定のプロセスモニタリングポイント候補を選択する際、前記プロセスモニタリングポイント候補のSEM画像と設計データから得られる画像とをアライメントして比較して差分が大きいものを前記所定のプロセスモニタリングポイント候補として選択するように構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ホットスポット探索装置において、前記製造プロセス条件が露光条件である場合には、前記半導体ウェーハは、露光装置のドーズ量をプロセスウインドウ中心に対して相反する方向に0.25倍以上変化させた露光領域を隣接して少なくとも1つ形成することを特徴とする。また、本発明は、前記ホットスポット探索装置において、前記製造プロセス条件が露光条件である場合には、前記半導体ウェーハは、隣接する露光領域において露光装置で回路パターンを露光する際の、少なくとも露光ドーズ量とフォーカス値とが異なるように形成することを特徴とする。
また、本発明は、前記ホットスポット探索装置において、プロセスウインドウの中央付近で製造したショットと、これと必ずしも隣接しないプロセスウインドウの中央からはずれた条件で製造したショットの評価を実現するため、比較的大きい位置ずれにも対応可能なアライメント手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記ホットスポット探索装置において、前記半導体ウェーハで撮像したSEM画像を、前記半導体ウェーハの別領域でかつ同一の外観をもつと期待される箇所と比較するか、あるいは、設計データと比較して差分が大きいと判断された箇所のグループAを抽出し、前記半導体ウェーハの設計データより、リソグラフィーシミュレーション又は設計パターン間の距離をもとにプロセス変動によりパターン形状が影響を受けやすい箇所のグループBを抽出し、前記抽出されたグループAと前記抽出されたグループBより選択することによりプロセスモニタリングポイントを決定することを特徴とする。
本発明によれば、SEM装置で構成されたホットスポット探索装置によりDFMウェーハ等を用いて短時間で多数の製造プロセスマージンの狭い回路パターン部(狭プロセスウインドウ等)をプロセスモニタリングポイントとして抽出して決定し、CD−SEM装置等で構成されたプロセスモニタリングポイント観察装置において前記決定したプロセスモニタリングポイントについて高解像度で詳細に形状検査または形状測長あるいはこの両方を行うことが可能になる。
本発明に係る半導体製造プロセスのモニター装置及びその方法の実施の形態について図1乃至図14を用いて説明する。
半導体ウェーハに対して超微細の回路パターンを露光する際、光の回折現象などを考慮して、マスクパターン上の図形コーナ部などに補正用のパターンを追加する必要がある。このようなマスクパターンにおいては、同一のパターンピッチにおいてもプロセスの変動に応じて欠陥が発生しやすい箇所と、欠陥が発生しにくい箇所とが発生する。
このような欠陥が発生しやすい箇所をホットスポットと呼ばれ、リソグラフィーシミュレーション等によりプロセスの変動に影響を受けやすい位置を設計データ上で特定することができる。パターンピッチの微細化に伴い、正常なパターンが形成されるプロセス条件はマージンが小さくなった結果、管理すべき検査領域の数も大幅に増大してきている。
このホットスポットに対応する検査は、CD−SEM装置等を用いて高倍SEM画像を取得し、該取得した高倍SEM画像を基にパターン間の幅の計測等が行われる。図1はホットスポットとその周辺をSEMで撮像した一実施例を示す。101はSEM画像、102は設計データであり、一般にウェーハに形成される回路パターンは長方形パターンの組み合わせで記述されている。103は観測すべき検査領域であり、露光においてプロセスの変動の影響を受けやすいホットスポットの箇所である。CD−SEM装置等において、このプロセスマージンの小さな領域のSEM画像とCADデータを比較してその形状の変形量を計測することが行われるが、必ずしもリソグラフィーシミュレーションによってプロセス変動の影響を受けやすい領域を全て抽出できるわけではない。この理由の一つはマスクの製造誤差や、シミュレーション時と実露光機との物理パラメータのずれである。例えば、マスクを受け入れ、製造をおこなう場合、リソグラフィーシミュレーションでは、必ずしもマスクの製造誤差を反映したシミュレーションができているわけではないし、その露光機の物理パラメータも完全に一致しているわけではない。そこで、リソグラフィーシミュレータが出力するホットスポットは、必ずしもすべてのクリティカルなホットスポットを抽出できないという事態が発生する。
[第1の実施の形態]
そこで、本発明は、図4に示すようなSEM装置等で構成されたホットスポット探索装置(ホットスポットサーチャ)11、12等を用いて比較的広い領域、あるいはチップ内のプロセス変動の影響を受けやすい領域、すなわちホットスポット(CD−SEM装置等で計測するプロセスモニタリングポイント)を決定する技術を提供することにある。図2(a)(b)には本発明に係るプロセスモニタリングポイント探索装置11、12がプロセス変動の影響を受けやすい領域を探索(抽出)するウェーハの一実施例を示す。図2(a)に示す201はFEM(Focus Exposure Matrix)ウェーハであり、各ショット(1回の露光で照射される領域)はレジストにパターンを転写する際にフォーカス値と露光量(露光ドーズ量)を変化させたものである。レジストに転写されるパターンはフォーカス値と露光量を変化させると変形していき、この変形量の大きい箇所はプロセス変動に対して影響を受けやすいホットスポット(CD−SEM等で計測するプロセスモニタリングポイントの候補)の箇所となる。FEMウェーハ201は、連続的にフォーカス値と露光量を変化させて回路パターンが形成されるものである。なお、FEMウェーハ201は、複数回の露光に用いるマスク同士のそれぞれの相対位置を変化させて回路パターンを形成したものも含んでいても良い。
本発明に係るSEM等で構成されるホットスポット探索装置11、12等において、FEMウェーハ201上の異なるショットの同一回路パターン部をSEM撮像し、これを比較することによりプロセス変動(フォーカス値及び露光量)の影響により、パターンが変形した領域を抽出することができる。しかし、回路パターン部の変形量が大きな箇所のみを抽出するのであれば、本方式で問題ないが、微小な量だけ製造状態が異なる回路パターン同士のSEM画像を画像比較してもプロセス変動の影響を受けやすい回路パターンを抽出することは困難である場合がある。この場合には、比較的大きく露光、フォーカスがずれたショット同士のSEM画像を比較することで、回路パターン変形部を顕在化させる必要がある。このように比較的大きく露光、フォーカスがずれたショット同士のSEM画像について画像処理を行って比較するためにはウェーハを保持するステージを移動させて、ショットの整数倍分ずれたSEM画像を撮像、比較を行う方式を採用する。このとき、比較するSEM画像同士の位置が短いほど、2つの画像間のアライメント処理や、画像のバッファリング容量を低減させ、スループットを向上させることが可能になる。そこで、図2(b)に示すウェーハ202のように隣接するショット間においてフォーカス値と露光量(露光ドーズ量)が比較的大きな変化があるように形成すれば、回路パターンの変形量を大きくすることができる。
例えば、予め図2に示すリソグラフィーシミュレータ14で計算されている良品を製造する許容範囲、すなわちプロセスウインドウの0.25倍以上の変化があるようにFEMウェーハを製造する。このように、0.25倍以上のずれがあれば、プロセスモニタリングポイント探索装置11、12による5ショット分の探索によりプロセスウインドウの範囲内の探索が可能になるためである。さらに、プロセスモニタリングポイント探索装置11、12により、プロセス変動に対して影響を受けやすい箇所を特定するためには、極めて小さな、画素サイズが必要となるため、例えば上述したように5ショット程度分の探索で済ませることによって実用的なたとえば数時間での探索でホットスポット(プロセスモニタリングポイントの候補)を捜すことが可能となる。
また、図2(b)に示すようにウェーハ202を、X方向あるいはY方向にフォーカスと露光量がともに変化するよう製造するとホットスポットを顕在化しやすくなる。最近適用されるようになった、二重露光においては、1度目の露光と2度目の露光において、マスクの相対位置が各ショットで異なるように設定すると、アライメントずれに影響を受けやすいパターンであるホットスポットを抽出することができる。
なお、本発明に係るホットスポット探索装置11、12は、必ずしもこのような特殊なウェーハではなくても、通常のFEMウェーハでも比較するショットを適正化することによってスループットは低下するものの適用は可能である。
本発明に係るホットスポット探索装置によれば、以上説明した様々な製造プロセス条件のショット(領域)より形成された回路パターンをもつウェーハを用いて、CD−SEM装置等のプロセスモニタリングポイント観察装置16が計測するプロセスモニタリングポイントPMP(プロセス変動に影響を受けやすい点)を決定することが可能となる。
次に、本発明に係る製造プロセスモニタリングシステムの第1の実施の形態について図3を用いて説明する。本発明に係る製造プロセスモニタリングシステムは、本発明の特徴とするSEM等によって構成され、プロセスモニタリングポイント(以降PMPと称す)を抽出するホットスポット探索装置11と、GUI(Graphic User Interface)を持ち、ホットスポット探索装置11で撮像したSEM画像を表示し、ユーザがカテゴリのコード付け等を行う入力部をもつコンピュータ12(350)と、ホットスポット探索装置11に設計データを供給する設計データサーバ13と、シミュレーションにより、プロセス変動に対して形状が大きく変化する箇所を抽出するリソグラフィーシミュレータ14と、コンピュータ12より出力されたPMPの座標とリソグラフィーシミュレータ14から出力されるリソグラフィーシミュレーションより求められたPMPの座標をマージして最終的なPMPを決定するPMP管理装置15と、PMP管理装置15から出力されるPMPの画像を撮像し、形状検査または形状測長あるいはこの両方を行うCD−SEMやイオンビームを光源に用いたSIM(Scanning Ion Microscope)やAFM(Atomic Force Microscope)等を実装した計測装置で構成されたPMP観察装置16とをネットワーク17で接続して互いにデータの送受信を行えるように構成される。なお、本発明に係るホットスポット探索装置としては、上記ホットスポット探索装置11と上記コンピュータ12(350)から構成されるものとする。
次に、本発明に係るホットスポット探索装置(PMP探索装置)の一実施例について図4を用いて説明する。本ホットスポット探索装置11、12における電子光学系は、電子ビームを出射する電子銃301と、電子ビームを集束する2つのコンデンサレンズ302、303と、電子ビームを偏向させる偏向器305、306と、対物レンズ307と、半導体ウェーハ308から発生した二次電子又は/及び反射電子を偏向させるExB310と、該ExB310で偏向された二次電子又は/及び反射電子を検出する電子検出器311とを備えて構成される。該電子検出器311から出力されるSEM画像信号はA/D変換器312にてデジタル画像信号化され、画像処理部340に入力されて分配部341を介して記憶部342に格納される。記憶部342には、少なくとも画像比較を行う2つのショットから検出された画像信号が蓄積される領域(第1の記憶部)343、(第2の記憶部)344が設定され、上記分配部341により夫々に分配されることになる。以降、領域(第1の記憶部)343にはショットの参照SEM画像、領域(第2の記憶部)344にはショットの検査SEM画像を格納する場合について説明する。分配部341は少なくとも2つのモードを有するようにする。1つは、第1の記憶部343と第2の記憶部344とに格納されるショットが常にウェーハ上で同一距離だけ離れている、例えば、隣接するショットから得られるSEM画像を比較するモードと、参照SEM画像として常に同一のSEM画像、例えば撮像を始めた際に得られる第1のショットから得られるSEM画像を用いる場合である。
317はXYステージであり、たとえばレーザ測長器等のステージ位置の計測器を備えている。XYステージ317で計測されたステージの位置は偏向制御部331に入力される。電子銃301から出射され、コンデンサレンズ302、303で集束された電子ビームは、ステージ317の移動方向に対して偏向器305、306により直交するように走査され、ウェーハ308上の各ショットから得られるSEM画像が電子検出器311により検出されて分配部341により分配されて記憶部342に二次元SEM画像として格納される。偏向制御部331は、ステージ317が移動中において、ステージ移動速度が変動した場合においても同一の画素サイズの画像が取得できるように偏向器305、306を微小調整する。なお、異なるモードにおいては、ステージ317を静止させた状態において、偏向器305、306を視野に対して二次元にスキャンすることで、二次元画像を取得できるようにする。アライメント部345は、この出力画像の正規化相関のピーク、あるいは2枚の画像の差分の2乗和の最小値、あるいは、差分の絶対値などの位置あわせ技術に基づいてアライメントを行う。差分算出部346は、アライメントの結果をもとに同一のパターン同士のSEM画像を比較して差分を算出する。また、差分算出部346は、差分以外に、差分を発生させた領域のサイズ、明度、テクスチャ、差分明度の総和等より構成されるSEM画像特徴を同時に出力するようにしてもよい。さらに、差分算出部346は、SEM画像同士の差分ではなく、2枚のSEM画像からパターンのエッジ部を抽出し、エッジの位置の変動を差分にしても良い。また、差分算出部346が比較するパターンは図2に示す隣接するパターン同士でも良いが、先見的にわかっている最も形状の変化が大きいショット同士、例えば露光機の露光量に関しては、多くするに従い、線幅が細くなることが判っており、露光量が負の方向に許容範囲最大ずらしたショットと露光量が正の方向に許容範囲最大ずらしたショットとを比較すると、形状の変化は一般に最大になることがわかっているため、大きな変化を得ることができる。また、差分算出部346は、これを改良した実施例としては、より多くのショットを同時に比較する手法を採用する方法がある。これは回路パターンを形成する際に用いるOPCパターンが複雑になるに従い、回路パターンの変形が露光機のフォーカスや露光量に対して一様に変化しないケースも発生するようになっているため、先見的にどの製造プロセス条件を変化させた場合に回路パターン変形が最大になるかが必ずしも明確でないためである。この場合には、例えば、各ショットのパターンエッジを、ある基準となるショットを基準にして算出し、算出したパターンの変形の最大変化量をもとに図5に示すように差分を算出しても良い。図5において、401〜404は異なる4ショットのSEM画像のエッジを抽出したパターンであり、それぞれのエッジは互いにアライメント部345によりアライメントが行われている。ここでは、ΔS(405)において、ショット間の最大差分が得られている。差分大領域抽出部347は、この最大差分ΔSが得られた箇所を所定の抽出パラメータ(所定の基準値)と比較することにより、プロセス変動に影響を受けやすいホットスポット箇所として抽出しても良い。
また、差分算出部346は、参照SEM画像として、最も正常な回路パターンが形成されている期待が高いプロセスウインドウ中央の条件で作成したショットから得れるSEM画像を用い、上記参照SEM画像をいずれのショットから得られる抽出SEM画像と比較する方法を用いることもできる。この方式は、通常のFEMウェーハを用いる場合において特に都合がよい。通常のFEMウェーハは隣接するショット同士の製造プロセス条件の違いが小さいため、まず、リソグラフィーシミュレータ14によるリソグラフィーシミュレーションによりFEMウェーハの中央部がプロセスウインドウの中央と判明しているショットについて、ホットスポット探索装置11、12は、SEM画像を撮像して参照SEM画像を取得し、次いで、抽出対象のショットの位置に視野を移動させて抽出SEM画像を取得し、差分算出部346が上記取得された参照SEM画像と抽出SEM画像とを比較をすればよい。これについて図6を用いて説明する。図6中の601はショット毎異なるプロセス条件で製造したウェーハである。602はプロセスウインドウ中央の条件で作成したショットである。図4に示す構成のホットスポット探索装置11は、リソグラフィーシミュレータ14から得られるリソグラフィーシミュレーションによるFEMウェーハの情報に応じた全体制御系330からの指令に基づいてステージ317を移動しながら撮像を行って領域603のSEM画像を撮像し、これを分配部341で分配して参照SEM画像として、第1の記憶部343に記憶する。次いで、ホットスポット探索装置11は、全体制御系330からの指令に基づいて抽出する製造プロセス条件のショットに視野を移動させ、604に示す抽出SEM画像を撮像し、これを分配部341で分配して検査SEM画像として、第2の記憶部334に記憶する。差分算出部346は、上記抽出SEM画像を領域603の参照SEM画像と比較して形状の比較を行い、差分大領域抽出部347は変形量の大きい箇所を抽出する。次いで、ホットスポット探索装置11、12は、再びウェーハ601上において視野を移動させ、領域605の参照SEM画像と領域606の抽出SEM画像とを撮像し、差分算出部346において領域605の参照SEM画像と領域606の抽出SEM画像とを比較し、差分大領域抽出部347において変形量の大きい箇所を抽出する。本方式は通常のFEMウェーハでも適用可能であるが、特にプロセスウインドウの中央のショットがウェーハ中央である必然性はなく、また、隣接するショット同士が連続的に製造プロセス条件が変化したものとする必然性もない。
二次記憶装置349には、差分大領域抽出部347においてパターン部位毎に差分大領域であるプロセス変動による影響を大きく受ける箇所の候補を抽出するための抽出パラメータが設定されている。差分大領域抽出部347は、二次記憶装置349に格納されている抽出パラメータに対して差分算出部346から出力される差分の大きさが大なる場合にプロセス変動による影響を大きく受ける箇所(PMP)の候補として抽出する。なお、差分算出部346から差分のSEM画像の特徴量が入力されている場合は、本差分のSEM画像の特徴量を用いて判定しても良い。また、二次記憶装置349はメモリ342のいずれかの領域に格納されたSEM画像を入力して、格納できるように設定されており、更に、差分大領域抽出部347で抽出されたプロセス変動により影響を大きく受ける箇所の候補の座標や、差分算出部346で出力される差分のSEM画像の特徴量を格納することも可能にする。GUI端末350は、ウェーハマップ上で抽出したプロセス変動による影響を大きく受ける箇所の候補(該候補の座標又は/及び該候補のSEM画像(特徴量も含む)又は/及び画像変換部362で変換されて第3記憶部363に格納された上記候補の設計データの画像)を表示する。全体制御系330は、電子光学系の動作条件設定部332、ステージ制御部333、画像入力および処理部の制御部334、更に検出したプロセス変動による影響を大きく受ける箇所の座標や又は該箇所の画像の、ネットワーク17を介した出力などを制御する外部入出力制御部335により構成される。304は開口絞りであり、レンズ302、303を制御することにより、絞り304によりけられる一次電子量を制御し、プローブ電流を切り替えることができる。
差分大領域抽出部347は、設計データ入力部361から入力された設計データを画像変換部362で変換されて第3記憶部363に記憶された設計画像と分配部341から分配されて第1及び第2記憶部343,344に記憶されたSEM画像との対応関係を基に、二次記憶装置349に格納されている対象とする回路パターンの部位に対応した抽出パラメータを基づいて差分算出部346から出力される差分の大きさが基準値を超えているかを判断し、プロセス変動の影響を大きく受ける箇所の候補として抽出する。二次記憶装置349に格納する抽出パラメータの一実施例を図7に示す。設計パターンは、その性能や歩留まりに対する影響に基づいて、1〜Nの領域に分割され、領域毎に差分明度のしきい値、差分明度がしきい値を超えた領域のサイズ(面積:Size (nm))、前記領域内の差分明度の総和Sum (max(差分−しきい値,0))を含む基準値が登録されている。差分大領域抽出部347では、図7に示す基準値のうち1つ、あるいはこれらを組み合わせてプロセス変動による影響をつよく受けた箇所かどうかを判断する。なお、これら抽出パラメータの値はGUI端末350(コンピュータ12に相当する。)を用いて装置オペレータが設定しても良いし、統計的に自動設定してもかまわない。統計的に自動設定する場合は、例えば、各分割領域において、ヒストグラムを作成し、その標準偏差を出力する方法等を採用する。
なお、PMP候補絞込み部348は、ライン端等の予めパターン変動を想定しているパターンやダミーパターン等が形成された着目しない領域に対応する箇所が、プロセス変動による影響を大きく受ける箇所として抽出されないようにする必要がある。即ち、着目しない領域としては、(1)ダミーパターンのように電気回路的には意味を持たないパターンが形成された領域であり、(2)あらかじめパターン変動を想定してパターンが形成された領域である。(2)のパターンとしては、例えば、図8(a)(b)に示すようなパターンがある。図8(a)に示す621はプロセスウインドウ中心において形成されたパターン、図8(b)に示す622はプロセスウインドウの境界付近で形成されたパターンである。623はパターン端であり、この部分はプロセス変動の影響を受け、寸法が比較的大きく変動することがわかっており、寸法が変動しても問題が無いように設計されることが多い。一方において、804のネッキングはオープンになる手前の状態であり、多少の変動により不良を発生させやすい。そこで、形成する回路パターンのうち、変形しても性能に影響を与えないこれらの箇所はマスクをし、性能に対してクリティカルな箇所のみをホットスポット探索装置11、12で抽出することが効率よい。しかし、623に示したようなパターン端であったとしても、許容限度を超えた場合には性能に影響することは明らかである。そこで、更に高感度なホットスポット探索装置11、12を実現するには、二次記憶装置349に格納されている差分に対するパラメータ、すなわち差分明度に対する許容値や、許容値をこえた差分明度のサイズを回路パターンの位置毎に変化させる。これは、検査する該当レイヤーでの隣接する回路パターンや、パターン幅より決定しても良いし、さらに該当するレイヤーの下、あるいは上のレイヤーの回路パターンとの関係を含めて決定しても良い。
以上説明したように、PMP絞込み部348は、図7に示した分割された領域が着目領域でない場合には、その基準値を非常に高くすることによって差分大の領域から除去することができ、マスクするのと同様の効果を得ることができる。また、差分大領域抽出部347で差分大の領域を抽出した後、上記PMP絞込み部348は非着目領域についてアライメント部345から得られるアライメント情報にもとづいてマスクして除去しても良い。非着目領域の選択方式としては、リソグラフィーシミュレータ14から得られるリソグラフィーシミュレーションの結果または設計データサーバ13から得られる設計データを基に、プロセス変動の影響を受ける可能性が低いことが判明している領域や、プロセス変動の影響をうけても、回路的な機能に影響がない領域が該当する。
以上説明したように、本発明に係るホットスポット探索装置11、12は、図2に示したリソグラフィーシミュレーションによるFEMウェーハにおいて差分大の領域を求めれば、製造条件を変化させた場合にパターン形状が大きく変化するPMP候補を抽出することができる。ウェーハ201を用いた場合には、プロセス変動による形状変化の大領域を抽出するには、複数ショット離れたショット同士を比較しなければ、差分の大きな領域は抽出できないため、たとえばショット203とショット204を比較する必要があり、ショット203の撮像が終わった後に区間205について画像を取得せずに移動し、再度、ショット204を撮像して差分を抽出することが必要になるため、スループットが低下する課題がある。一方、ウェーハ202は隣接するショット同士の製造条件が大きく異なるため、パターン形状の変形が発生しやすく、隣接するショット同士を比較してもPMP候補を抽出でき、スループット的に有利である。
本発明に係るホットスポット探索装置11、12において、PMPを抽出する目的では、画像の撮像領域を極めて広く設定することが必要である。一方、プロセス変動によるパターンサイズの変化としては、パターンサイズの10〜50%程度の変動を見つけることが必要であり、5〜20nm程度の画素サイズの適用が必要である。しかしながら、ショット全面のSEM撮像を短時間に行うには、比較的大きな画素サイズ8〜20nm以上が必要となり、その結果二次電子を多数放出させるための250pA以上のプローブ電流が必要となる。このプローブ電流では、電子銃301に用いる電子源の径は大きくなり、ビーム径が大きくなるが、8nm以上の画素サイズであれば、この比較的大きな電流の撮像条件でも対応することができる。しかし、8nm以上の画素サイズのSEM画像では、例えば、線幅32nmのパターンの計測に必要な3nm程度のパターンの変形を詳細に見ることは困難である。そこで、差分算出部320で抽出された差分の大なる領域を、より高い倍率で撮像して、プロセス変動の影響を大きく受ける箇所かを判断できるようにするのが良い。そこで、全体制御系324は、所定の抽出エリアの画像取得、および差分大領域の抽出後に、電子銃301から放出される一次電子か、あるいはコンデンサーレンズ302、303を制御することにより、絞り304で蹴られる一次電子を制御し、抽出対象308に照射するプローブ電流を例えば10〜100pA程度まで小さくする。ショットの広い範囲を短時間で候補を抽出するには、フレーム加算無し、あるいは少ない回数でのフレーム加算によって撮像するには、一般に数100pA以上のプローブ電流の照射が必要であるが、この条件では電子源の光源径の抽出対象への写りこみや、クーロン力の影響により小ビーム径を実現することが困難であるためプローブ電流を小さくすることが必要である。
次いで、本発明に係るホットスポット探索装置11、12において、全体制御系330は、差分大領域抽出部347で抽出した差分大の領域にステージ317を移動させ、差分大領域を抽出した場合に比較して高い倍率で差分大領域を撮像し、この画像をGUI端末350(コンピュータ12に相当する。)に表示させる。GUI端末350に表示した差分大領域には、プロセス変動の影響を強く受けたもの以外に、異物などの非システマティック欠陥や、グレイン等の非欠陥、電子線を照射した際の帯電起因の明度変化等が含まれてしまう。そこで、GUI端末350に表示した差分大領域のSEM画像より、ユーザがプロセス変動の影響を強く受けて形状が変形したものを選択できるようにするとさらに良い。ユーザが選択した差分大の領域(PMP候補)のSEM画像と該差分大の領域の座標が外部入出力制御部335からネットワーク17を介してプロセスモニタリングポイントマネージャ15等に出力される。
次に、本発明に係るホットスポット探索装置11、12における全体シーケンスの一実施例について図9を用いて説明する。まず、電子光学系の動作条件設定部332において、PMP候補抽出用の第1の撮像条件(5千倍〜2万倍程度の低倍の撮像条件)にSEMを設定する(S91)。次いで、例えばFEMウェーハ上のアライメントマークの複数点をSEMで撮像して、ウェーハアライメントを行う(S92)。次にPMP候補抽出を行う第1のショットと第2のショット間で低倍のSEMの視野が移動するようにステージ317を移動させながら低倍のSEM画像を撮像し、上記に説明したようにして差分が大きいPMP候補(座標も含む)を抽出する(S93)。これを、ショットの抽出領域すべての低倍のSEM撮像が終了するまで続ける(S94)。次に撮像条件をPMP候補の詳細画像撮像用である第2の撮像条件(高倍の撮像条件)にSEMを設定する(S95)。次に抽出したPMP候補のうち、設計データと形状がより異なるものが高倍のSEMの視野に入るように視野を移動し(S96)、これを第2の撮像条件でSEM撮像する(S97)。なお、設計データと形状がより異なるものを抽出する方法としては、上記低倍のSEM画像と画像変換部362から得られる設計データの画像とをアライメント部345においてアライメントして比較し、差分大領域抽出部347において差分が大きく抽出されるものである。また、視野を移動させる方式としては、ウェーハ308を保持するステージ317を移動させる方法と、電子ビームを走査する領域を変更する方法の2つのうち、いずれか、あるいはその両方を組み合わせて行う。そして、上記第2の撮像条件でのSEM撮像を、設計データと形状がより異なる全てのPMP候補の撮像が終了するまで、続ける(S98)。なお、第2の撮像条件でのPMP候補の数が極めて多い場合には、SEM撮像する上限数を設け、PMP候補の中から形状の変形量の大きいものや、設計データに基づいて配線が密な領域で検出したものなど選択して上限数まで撮像するようにすると良い。次いで、順次撮像(取得)された高倍のSEM画像をGUI350(12)に表示し(S99)、該表示された高倍のSEM画像に対して、例えば、ブリッジ、断線、太り、細り、異物、虚報などに対応するカテゴリを付与するか、またはプロセスモニタリング候補とするか、しないかのコードを付与する(S100)。これらのことを既定数の高倍のSEM画像について繰り返す(S101)。
上記GUIの一実施例を図10(a)〜(d)に示す。図10(c)に示す641はショットの設計データであり、このうえにプロセスモニタリング候補の座標が表示される。図10(d)に示す642は第2の撮像条件で取得したプロセスモニタリング候補の画像である。ホットスポット探索装置11、12で、設計データ比較による評価を行わなかった場合、2つのショットの差分はいずれが設計された形状からはずれたものであるか不明である。この場合、第2の撮像条件では、2つのショットの同一ショット内座標をSEM撮像することになる。そこで、2つのショットの第2の撮像条件での撮像を行った場合にはGUI350(12)では2枚の画像を切り替えて表示できるようにすることが、ユーザがPMPであるか判断する上において望ましい。また、差分算出部346で算出された差分も表示できるようにすることが望ましい。なお、差分はオーバレイ(重ねて)で撮像したSEM画像又は設計データ画像に書き込んでも良い。
図10(b)に示す643は642に対応する設計データである。なお、646には設計データ643のIDが表示される。644はコード入力エントリであり、例えば、ブリッジ、断線、太り、細り、異物、虚報などに対応するカテゴリコードを入力するか、又は単にプロセスモニタリング候補とする場合を1、そうでない場合を0といったように、より粗い分類のコードを入力する(S100)。コードを入力すると順次コードが入力されていないカテゴリが表示され、このカテゴリのコード入力画面に切り替わる。なお、このGUIはホットスポットサーチャ11のGUI端末350に表示しても良いし、又は、ホットスポットサーチャ11で撮像したSEM画像をネットワーク17を介して外部のコンピュータ12に送信し、このコンピュータ12上のGUIにてコード付けしても良い。図10(a)に示す645はウェーハであり、642のSEM画像がいずれのウェーハで取得されたかを示す。
以上、コード付けされたカテゴリ又はコードの内、例えば異物や虚報などのいくつかのカテゴリ又はプロセスモニタリング候補としないコードの場合にはPMP候補絞込み部348においてPMPに該当しないと判断され、排除される。最終的に残ったPMP候補の座標、カテゴリ及びSEM画像が、最終的なPMPを決定するPMP管理装置15へと出力され(S102)、別装置であるPMP観察装置(CD−SEM等)16でのプロセスモニタリングポイント(PMP)として用いられる。
また、GUIでコード付けを行う前処理、又は前処理の代わりとして予め差分大領域抽出部347において自動的に欠陥を分類しても良い。分類する方式としては3つの方式があげられる。第1の方式は、SEM画像の特徴量を利用したものであり、2つのショットの差分領域における形状変形部のパターン明度やエッジ先鋭度、サイズをSEM画像の特徴量として抽出し、ニューラルネットワークなどの分類器により特徴量空間内において弁別する方式である。第2の方式は形状変形部の座標を用いる方式である。この方式について図10を用いて説明する。プロセスの変動に影響を受けない異物などのランダム欠陥と本発明で抽出するシステマティック欠陥をモニタリングするためのPMPとの最大の差は、システマティック欠陥においてはプロセスウインドウ中心から離れるにしたがってパターンの形状変形が大きくなることである。図11は異なるショットにおける同一パターンの線幅をプロセス条件の順にプロットしたものである。異物などのランダム欠陥は、いずれかのショットのみ単独で発生するのに対し、システマティック欠陥はプロセスウインドウの中心から離れるに従ってパターン形状が大きく変形していく傾向がある。そこで、この傾向をもとに単独の形状変形はランダム、そうでなければシステマティック欠陥というように判別する。第3の方式は、リソグラフィーシミュレータ14から得られるプロセスマージンが小さいとされた位置座標との座標マッチングに基づいてシステマティック欠陥と判定する方式である。システマティック欠陥が発生する箇所はあらかじめ、リソグラフィーシミュレータ14で予測することが可能であり、リソグラフィーシミュレータ14でプロセスマージンが小さいとされた位置で検出されたものをシステマティック欠陥と判定すればよい。
次に、本発明に係るPMP管理装置15について具体的に説明する。PMP管理装置15は、ホットスポット探索装置11、12(GUI端末350)から出力されるPMP候補と同一なパターンを、設計データサーバ13から得られる設計データから探し出し、その内の幾つかをショット内の別の位置においてPMPとして最終決定する。これは同一のパターンでも近傍のパターンの密度などにより、プロセス変動に大きく影響を受けて欠陥ができやすい箇所とできにくい箇所があるためであり、例えば、メモリにおいては、メモリセルの中央部と周辺部では、同一のパターンであってもシステマティックな欠陥の発生度合いは異なり、あるメモリセル境界部で確認された欠陥は、他のセル境界部でも発生する恐れが高くなるためである。
以上説明したように、PMP管理装置15は、ホットスポット探索装置11、12(GUI端末350)12から出力される最終的に残ったPMP候補の座標、カテゴリ及びSEM画像を基に、設計データサーバ13から得られる設計データ(画像変換した場合も含む)又は/及びリソグラフィーシミュレータ14から得られるリソグラフィーシミュレーションの結果を用いてPMPを最終決定してPMP観察装置16に提供することになる。
次に、本発明に係るCD−SEM、AFM、SIM等で構成されるPMP観察装置の第1の実施の形態について図12等を用いて具体的に説明する。本発明に係るPMP観察装置16は、PMP管理装置15で決定されたPMPの画像を撮像し、形状検査または形状測長あるいはこの両方を行う。このときの撮像対象ウェーハは、ホットスポット探索装置11、12がPMPを抽出したウェーハでも良いし、あるいは異なるウェーハでも良い。ホットスポット探索装置11、12がPMPを抽出したウェーハにおいては、異なるプロセス条件のショットを撮像し、パターンの形状検査、あるいは形状計測をもとに正常にパターンが形成できる範囲、すなわちプロセスウインドウを各PMP毎に求めることが行われる。プロセスウインドウを求める方式としては、例えば、プロセス条件が異なるショットでパターンが形成されているウェーハ、たとえばFEMウェーハにおいて、それぞれ異なるショットのPMPで撮像したSEM像よりパターン線幅、パターン間距離を求め、設計値と比較して、設計データとの差分が許容値以内のものを選択し、そのプロセス条件をもとにプロセスウインドウを求める方法を採用する。また、ホットスポット探索装置11、12がPMP候補を抽出しなかったFEMウェーハにおいて同様のことを行ってもよい。また、量産のウェーハ、すなわち、プロセスウインドウ中央において形成されていると期待されるウェーハにおいて、PMPのパターンを撮像し、その形状検査、あるいは形状計測をもとに、パターンを形成したプロセス条件が最良の状態であるかどうかを確認することを行ってもよい。また、PMP候補は、ホットスポット探索装置11、12で用いられた同一のウェーハにおいて、プロセス変動の影響を大きく受ける座標のパターンを異なるプロセス条件のショットにおいて撮像し、パターンが正常に形成できる領域、すなわちプロセスウインドウを求めることに用いても良い。さらに、PMP候補は、ホットスポット探索装置11、12とは異なる装置に出力され、定点観測や定点検査を可能にする。この定点観測する装置としては、例えばCD−SEMやAFM、またはレビューSEMが考えられる。
PMP観察装置16の画像撮像手段としては、CD−SEMやAFM等があげられる。CD−SEMを用いた構成の一実施の形態を図12に示す。CD−SEMにおける電子光学系は、電子ビームを出射する電子銃701と、電子ビームを集束する2つのコンデンサレンズ702、703と、電子ビームを偏向させる偏向器705、706と、対物レンズ707と、半導体ウェーハ708から発生した二次電子又は/及び反射電子を偏向させるExB710と、該ExB710で偏向された二次電子又は/及び反射電子を検出する電子検出器711とを備えて構成される。該電子検出器711から出力されるSEM画像信号はA/D変換器712にてデジタル画像信号化され、記憶部742に格納される。記憶部742には、少なくとも画像比較を行う画像信号が蓄積される領域743、744が設定される。
717はXYステージであり、たとえばレーザ測長器等のステージ位置の計測器を備えている。ステージ717で計測されたステージの位置は偏向制御部731に入力される。電子銃701から出射され、コンデンサレンズ702、703で集束された電子ビームは、ステージ717の移動方向に対して偏向器705、706により直交するように走査され、ウェーハ708上のSEM画像が電子検出器711により検出されて記憶部743に二次元SEM画像として格納される。偏向制御部731は、ステージ717が移動中において、ステージ移動速度が変動した場合においても同一の画素サイズの画像が取得できるように偏向器705、706を微小調整する。アライメント部745は、この出力画像の正規化相関のピーク、あるいは2枚の画像の差分の2乗和の最小値、あるいは、差分の絶対値などの位置あわせ技術をもとにアライメントを行う。
図4に示すPMP探索装置11、12では異なる2つのショットから撮像されるSEM画像同士の比較を行ってプロセス変動の大きい箇所をPMP候補として抽出したのに対して、図12に示すCD−SEMの構成では任意のショットの、PMP管理装置15でPMPと決定して特定された領域の形状を測定したが、ここでは図13に示した寸法測定ウインドウに示された箇所を測定する。寸法測定箇所を指定するGUIを図13(a)(b)に示す。781と782はCD−SEMで撮像したパターンであり、783の領域でネッキングが発生をしている。784と785はそれぞれ、781と782に対応した設計形状である。786は寸法測定用のウインドウであり、783でネッキングをしていることから、783の領域で、もっともパターンの線幅が細くなる箇所が計測できるよう、自動的、あるいは装置ユーザが座標を教示することで設定する。寸法の計測方法としては、例えば、ウインドウ786のSEM画像のエッジを追跡し、もっとも細くなる位置の寸法を計測する、あるいは、SEM画像のホワイトバンドを投影し、その寸法を計測する方法を採用する。自動的に座標を教示する場合には、PMPデータ入力部761から入力されたホットスポット探索装置11、12が抽出した形状変形部の座標にあるパターンに基づいて、該パターンがどのように変形したのかを、計測ポイント設定部746が画像変換部762から得られる設計データから得られる設計画像データと比較して求め、その部分のパターンに適した計測方法を選択する。例えば、検出した変形部が他のパターンとショートしている箇所であったり、パターンが密接している箇所であれば、隣接パターンとの距離を計測項目とし、変形している箇所が細りであれば、パターン幅を計測する、といったように、計測ポイント設定部746は、自動的にPMPの計測レシピを設定していく。
さらに、寸法測定ウインドウ786に示された箇所の測定を行うためには、画素サイズを1nm程度以下にすることが望ましい。このときの撮像時間を短縮するために、例えば、1μm以下の視野でSEM撮像をする必要があり、この視野の中ではアライメントをとれるパターンが見つからない可能性がある。さらには、ステージ移動精度や、帯電による視野ずれの影響を受けて対象としている計測ポイントが視野の中に入らない可能性がある。そこで、PMPの近傍の、ステージを移動させる必要がない領域においてアライメントしやすいパターンを予め求めておき、該求めておいたアライメントパターンを低倍SEM画像で撮像して第1の記憶部743に記憶し、アライメント部745はこれを第3の記憶部744に記憶された設計データと比較して粗位置ずれ量を求め、次いで、算出した位置ずれ量を基に、PMPが撮像されるように高倍SEM画像で撮像を行い、アライメント部745は第1の記憶部743に記憶された再度PMPの高倍SEM像と第3の記憶部744に記憶された設計データとを比較して精位置ずれ量を求め、該求められた精位置ずれ量を基に計測ポイント設定部746は計測ポイントを設定し、計測部747は該設定された計測ポイントの計測を行う。これを実現するため、まず、各PMPとその近傍に設定されたアライメントパターンの設計データをPMPデータ入力部761から入力し、該入力されたPMPとそのアライメントパターンの設計データを画像変換部762において画像に変換して第3の記憶部744に格納されることになる。ステージ制御部733は、アライメントパターンがSEMの視野に入るようにステージ717を移動させてアライメントパターンのSEM画像を低倍率(5千倍〜2万倍程度)で撮像し、第1の記憶部743に格納する。次いで、アライメント部745は、第1の記憶部743に格納されたアライメントパターンのSEM画像と第3の記憶部744に格納されたその設計画像データとの比較をもとに粗位置ずれ量を求めて偏向制御部731に送信する。偏向制御部731はこの粗位置ずれ量をもとに、PMPを撮像するのに必要な偏向制御量を求め、PMPを高倍率(2万倍〜10万倍程度)で撮像する。該高倍率で撮像したSEM画像は第1の記憶部743に格納され、アライメント部746において、第3の記憶部744に格納されたPMPの設計データ画像との比較を行って、精位置ずれ量を求める。計測ポイント設定部746はこの精ずれ量をもとに計測ポイントの設定を行い、計測部747において、PMPのSEM画像からパターンエッジを抽出し、パターン幅、および設計パターンからの変形量を求める。求められた変形量は、二次記憶装置749に格納され、さらに外部入出力制御部735を介して外部ネットワークに接続した任意の装置に転送される。また、全体制御系730は、本シーケンスが、指定された全てのPMPの計測が完了するまで実施する。
なお、本発明に係るPMP観察装置16としては、CD−SEM以外にAFMやイオンビームを光源に用いたSIMを実装した計測装置に適用することは可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係るプロセスモニタリングシステムの第2の実施の形態について図14を用いて説明する。図3で示した第1の実施の形態では、ホットスポット探索装置(ホットスポットサーチャ)11、12が第1の撮像条件と第2の撮像条件とを切り替えて、第1の撮像条件(5千倍〜2万倍程度の低倍の撮像条件)で検出したPMPの候補を第2の撮像条件(2万倍〜10万倍程度の高倍の撮像条件)でより高解像度のSEM撮像を行い、PMPとするかどうかを判定する方式について説明したが、第2の実施の形態は、上記第2の撮像条件でのSEM撮像について、前記抽出対象ウェーハ308を別装置(レビューSEM装置等で構成されるホストスポット監視装置)18においてSEM撮像して評価する場合である。即ち、第2の実施の形態のシステムは図14に示すように構成される。図14における、11〜17は図3と同一の構成であるが、レビューSEM等で構成されるホットスポット監視装置(ホットスポットチェッカー)18が新たに加えられている。ホットスポット監視装置18は、ホットスポット探索装置11、12が出力するPMP候補の座標を入力として、第1の撮像条件の画像の解像度よりも良好な第2の撮像条件にてPMP候補の画像を撮像し、該撮像した画像とその座標をコンピュータ12(GUI端末350)に送信する。ホストスポット監視装置18は、典型的には、そのときに取得した画像を解析し、欠陥種類を自動的に特定し、異物等のプロセス変動については、ホットスポット探索装置18の出力した画像をコンピュータ12(GUI端末350)に送信してGUIに表示し、ユーザにGUIから図10(d)で説明したようにカテゴリを入力させ、PMP候補から除くかどうかを判定する。図4に示す構成ではホットスポット探索装置11、12は設計データとのアライメントを行うように説明したが、設計データとのアライメントが行われない場合も考えられ、その場合には、ホットスポット探索装置11、12が出力する座標は、数μmから数百nm程度の精度の誤差が発生し、ハーフピッチ45nmパターンを高解像度で撮像する第2の撮像条件に比べて極めて大きな誤差が発生することになる。そこで、まず、ホットスポット探索装置11、12はウェーハ上のアライメントパターンの座標をもとに、低倍SEM撮像を行い、次いで、この画像から形状変形が大きい箇所を特定し、ホットスポット監視装置18において第2の撮像条件で高倍SEM撮像を行うことが必要である。さらに、ホットスポット監視装置18は、ホットスポット探索装置11、12と同様に画像比較を行う方法が考えられる。ただし、ホットスポット探索装置11、12は、必ずしも隣接したダイ、あるいはショットを比較してはおらず、また、PMP候補抽出対象として、例えば通常のFEMウェーハを用いた場合、隣接しているショットは極めてプロセス条件が近接している。近接したプロセス条件のショット同士を比較してもプロセス条件の変動によりパターンの形状が変形する部分は抽出できない。そこで、ホットスポット監視装置18は、ホットスポット探索装置11、12が比較した2つのショットの座標を入力することによって、ホットスポット探索装置11、12と等価な比較を、高解像度を有する高倍率のSEM画像を用いて行うことが可能になる。
なお、ホットスポット探索装置11、12が設計データとのアライメントを行っていない場合には、ホットスポット監視装置18で設計データとのアライメントを行うことによって、ホットスポット探索装置11、12が出力したパターン変形部の座標の精度を向上させることが可能となる。このときの手法としては、既にホットスポット探索装置11、12で述べた設計データとのアライメント方法を用いることが可能である。
またホットスポット監視装置18が第2の撮像条件(高倍の撮像条件)で撮像する際、いずれがパターン変形をおこしているか不明である場合には、両方のショットのパターンをSEM撮像することになる。また、これとは異なる方法として、ホットスポット監視装置18は例えば図4で示した構成と同様にして、設計データとアライメントをとり、設計データとの比較に基づき、いずれのパターンが変形しているかを確定し、該確定した変形しているパターンのみを第2の撮像条件(高倍の撮像条件)でSEM撮像すれば良い。また、更に異なる方法として、予めプロセスウインドウ中心と判っているショットの座標を入力しておき、ホットスポット探索装置11、12の出力するパターン形状変形部を、プロセスウインドウ中央ショット内の同一座標と比較して、差分をとり、差分領域をパターン変形部として抽出し、この座標の画像をホットスポット監視装置18が第2の撮像条件でSEM撮像しても良い。
さらに、ホットスポット監視装置18は自動的にプロセスモニタリング候補か、それ以外かを判定するように分類しても良い。自動的にプロセスモニタリング候補か、それ以外かを判定する方法としては、前述した、ホットスポット探索装置11、12における自動的に分類する手法を適用することが可能である。なお、ホットスポット監視装置18が、図11で示した複数のショットのパターン変形量を評価する場合には、ホットスポット探索装置11、12が出力した座標以外に、そのプロセス条件と類似したショットの同一ショット内座標の画像を第2の撮像条件でSEM撮像することが必要である。
即ち、本発明に係るプロセスモニタリングシステムの第2の実施の形態は、SEMによって構成されるホットスポット探索装置11、12と、レビューSEMによって構成されるホットスポット監視装置18と、CD−SEM等によって構成されるPMP観察装置16とで構成した。前述のように、ホットスポット監視装置18の機能はホットスポット探索装置11、12に含まれても良いし、別装置で実施してもかまわない。これらの装置より構成されるシステムにより、微細化していくパターンに対して、プロセス変動の影響を受けて発生するシステマティック欠陥の発生しやすいプロセスモニタリングポイント(PMP)は明らかになり、これを基にしたCD−SEM等によって構成されるPMP観察装置16によるプロセスモニタリングにより、半導体製造プロセスの今後の微細化に対して対応することが可能となる。
本発明に係るプロセスモニタリングポイントである詳細検査・観測ポイントの一実施例を示す図である。 本発明に係るプロセス変動の影響を受けやすい領域を探索する半導体ウェーハの実施例を示す図である。 本発明に係る製造プロセスモニタリングシステムの第1の実施の形態を示す概略構成図である。 本発明に係るホットスポット探索装置(サーチャ)の一実施例を示す構成図である。 本発明に係るホットスポット探索装置が抽出する回路パターンエッジの説明図である。 本発明に係るホットスポット探索装置がリソグラフィーシミュレーションによるFEMウェーハの情報に基づくSEM撮像シーケンスの説明図である。 本発明に係るホットスポット探索装置がプロセス変動によって影響を大きく受ける箇所の候補として抽出する抽出パラメータの一実施例を示す図である。 本発明に係るホットスポット探索装置が探索する回路パターンの変形例を示す図である。 本発明に係るホットスポット探索装置がプロセスモニタリングポイントを探索して決定するシーケンスの一実施例を示す図である。 本発明に係るホットスポット探索装置が抽出したパターン変形部を分類するGUIの一実施例を示す図である。 本発明に係るホットスポット探索装置がパターン変形部を自動分類する方法の説明図である。 本発明に係るプロセスモニタリングポイント観察装置(評価装置)の一実施例を示す構成図である。 本発明に係るプロセスモニタリングポイント観察装置が計測するプロセスモニタリングポイントの回路パターン計測箇所の説明図である。 本発明に係る製造プロセスモニタリングシステムの第2の実施の形態を示す概略構成図である。
符号の説明
11…ホットスポット探索装置(サーチャ)、12…コンピュータ(GUI端末)、13…設計データサーバ、14…リソグラフィーシミュレータ、15…プロセスモニタリングポイント(PMP)管理装置、16…プロセスモニタリングポイント(PMP)観察装置、17…ネットワーク、18…ホットスポット監視装置、
301…電子銃、302、303…コンデンサレンズ(電子レンズ)、304…絞り、305、306…偏向器、307…対物レンズ、308…ウェーハ、310…ExB、311…電子検出器、312…A/Dコンバータ、317…XYステージ、330…全体制御系、331…偏向制御部、332…電子光学系の動作条件設定部、333…ステージ制御部、334…画像入力及び処理部の制御部、335…外部入出力制御部、340…画像処理部、341…分配部、342…記憶部、343…第1記憶部、344…第2記憶部、345…アライメント部、346…差分算出部、347…差分大領域抽出部、348…プロセスモニタリングポイント(PMP)候補絞込み部、349…二次記憶装置、350…GUI端末、361…設計データ入力部、362…画像変換部、363…第3記憶部、644…コード入力エントリ、
701…電子銃、702、703…コンデンサレンズ(電子レンズ)、704…絞り、705、706…偏向器、707…対物レンズ、708…ウェーハ、710…ExB、711…電子検出器、712…A/Dコンバータ、717…XYステージ、730…全体制御系、731…偏向制御部、732…電子光学系の動作条件設定部、733…ステージ制御部、734…画像入力及び処理部の制御部、735…外部入出力制御部、740…画像処理部、742…記憶部、743…第1記憶部、744…第3記憶部、745…アライメント部、346…計測ポイント設定部、747…計測部、749…二次記憶装置、750…GUI端末、761…プロセスモニタリングポイント(PMP)データ入力部。

Claims (10)

  1. 製造プロセスモニタリングシステムであって、
    互いに異なる製造プロセス条件によって回路パターンが形成された複数の領域を有する
    半導体ウェーハから前記領域毎のSEM画像を撮像し、該撮像した前記領域毎のSEM画
    像同士を比較して差分を求め、該求めた差分が基準値を超えた点をプロセスモニタリング
    ポイント候補として抽出し、該抽出されたプロセスモニタリングポイント候補のうち前記回路パターンの設計データに基づいて設定されたライン端等の予め変動を想定しているパターンやダミーパターンが形成されている着目しない非抽出領域に属するものを除くように絞込みを行ってプロセスモニタリングポイントを探索するSEM装置で構成されたホットスポット探索装置と、
    前記半導体ウェーハとは異なる半導体ウェーハ上における領域又は前記半導体ウェーハ
    上における前記領域とは異なる領域において、前記ホットスポット探索装置で探索された
    プロセスモニタリングポイントを基に該プロセスモニタリングポイントの画像を撮像し、
    該撮像した画像を基にプロセスモニタリングポイントの回路パターンの形状又は寸法を評
    価するプロセスモニタリングポイント観察装置とを備えたことを特徴とする製造プロセス
    モニタリングシステム。
  2. 前記ホットスポット探索装置は、さらに、前記撮像した所定の領域のSEM画像と設計
    データから得られる画像とのアライメントを実行することによって、前記抽出したプロセ
    スモニタリングポイント候補と前記設計データとを比較できるように構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の製造プロセスモニタリングシステム。
  3. 前記ホットスポット探索装置において、前記基準値は、前記領域の設計データの回路パ
    ターンと対応付けられていることを特徴とする請求項1に記載の製造プロセスモニタリン
    グシステム。
  4. 前記ホットスポット探索装置において、前記領域毎のSEM画像同士を比較して差分を
    求める際、前記領域毎のSEM画像から各々の回路パターンのエッジ部を抽出し、該抽出
    されたエッジ部を比較して差分を求めるように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の製造プロセスモニタリングシステム。
  5. 前記ホットスポット探索装置において、前記抽出されたプロセスモニタリングポイント
    候補からプロセスモニタリングポイントの絞込みを行う際、リソグラフィーシミュレータ
    によるリソグラフィーシミュレーションによって得られるプロセスウインドウが狭いと判
    定されたホットスポット情報を用いるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    製造プロセスモニタリングシステム。
  6. 前記ホットスポット探索装置は、前記抽出されたプロセスモニタリングポイント候補か
    らプロセスモニタリングポイントの絞込みを行う際、前記抽出されたプロセスモニタリン
    グポイント候補の中から所定のプロセスモニタリングポイント候補について高倍の撮像条
    件でSEM撮像し、該SEM撮像した高倍のSEM画像に対してプロセスモニタリングポ
    イントにするか否かの情報を付与し、該付与された情報を基に前記プロセスモニタリング
    ポイントの絞込みを行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載の製造プロセス
    モニタリングシステム。
  7. 製造プロセスモニタリングシステムであって、
    互いに異なる製造プロセス条件によって回路パターンが形成された複数の領域を有する
    半導体ウェーハから前記領域毎のSEM画像を撮像し、該撮像した前記領域毎のSEM画
    像同士を比較して差分を求め、該求めた差分が基準値を超えた点をプロセスモニタリング
    ポイント候補として抽出し、該抽出されたプロセスモニタリングポイント候補から絞込み
    を行ってプロセスモニタリングポイントを探索するSEM装置で構成されたホットスポッ
    ト探索装置と、
    前記半導体ウェーハとは異なる半導体ウェーハ上における領域又は前記半導体ウェーハ
    上における前記領域とは異なる領域において、前記ホットスポット探索装置で探索された
    プロセスモニタリングポイントを基に該プロセスモニタリングポイントの画像を撮像し、
    該撮像した画像を基にプロセスモニタリングポイントの回路パターンの形状又は寸法を評
    価するプロセスモニタリングポイント観察装置とを備え、
    前記ホットスポット探索装置は、前記抽出されたプロセスモニタリングポイント候補か
    らプロセスモニタリングポイントの絞込みを行う際、前記抽出されたプロセスモニタリン
    グポイント候補の中から所定のプロセスモニタリングポイント候補について高倍の撮像条
    件でSEM撮像し、該SEM撮像した高倍のSEM画像に対してプロセスモニタリングポ
    イントにするか否かの情報を付与し、該付与された情報を基に前記プロセスモニタリング
    ポイントの絞込みを行うように構成し
    前記抽出されたプロセスモニタリングポイント候補の中から所定のプロセスモニタリン
    グポイント候補を選択する際、前記プロセスモニタリングポイント候補のSEM画像と設
    計データから得られる画像とをアライメントして比較して差分が大きいものを前記所定の
    プロセスモニタリングポイント候補として選択するように構成したことを特徴とする製造プロセスモニタリングシステム。
  8. 前記ホットスポット探索装置において、前記抽出されたプロセスモニタリングポイント
    候補を表示するグラフィックユーザインターフェースを備えることを特徴とする請求項7
    に記載の製造プロセスモニタリングシステム。
  9. 前記グラフィックユーザインターフェースは、前記プロセスモニタリング候補と共に設
    計データのリソグラフィーシミュレーションによって求めた抽出領域を同時に表示するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の製造プロセスモニタリングシステム。
  10. 前記プロセスモニタリングポイント観察装置は、CD−SEM装置で構成されることを
    特徴とする請求項7に記載の製造プロセスモニタリングシステム。
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