JP5064881B2 - 自動車の車体用バンパレインフォース構造 - Google Patents

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この発明は自動車において、車体サイドメンバの前端部若しくは後端部におけるバンパレインフォースに牽引フックを設けたバンパレインフォース構造に関するものである。
牽引フックを車体サイドメンバの前端部若しくは後端部間に張設されるバンパレインフォースに固定し、 バンパレインフォースに車体前面の装飾部品であるバンパフェーシアを取り付けた構造のものがある。バンパレインフォースは車体の幅方向に延びており、衝突時に潰れることにより衝突エネルギを吸収し、さもなければ生じ得る衝突エネルギのサイドメンバへの伝達、延いてはサイドメンバの恒久的変形を未然防止する。このようなバンパレインフォースの機能からバンパレインフォースは所定の衝突荷重で圧潰するように金属管材にて構成されており、最近は軽量化のためのアルミニュームの押し出し材を素材とするものが多くなっている(特許文献1)。
特開2004−299636号公報
牽引フックの基部はバンパレインフォースの下部に溶接等により固定され、牽引フックは基部に一端ねじ部が螺合され、他端のフック部がバンパフェーシアの開口部を介して車体前方若しくは後方に突出している。牽引フックはバンパレインフォースの下面に対して片持配置となっているため、牽引時にバンパレインフォースは捻りを受け、他方バンパレインフォースが金属の筒状体の場合に捻りにより変位量が大きくなり、牽引フックがバンパフェーシアと干渉してしまう虞があった。この対策として牽引フックの取付部品であるブラケットの取付面を大きくしたり、バンパレインフォースの肉厚を大きくすることが考えられる。しかしながら、牽引フックの取付ブラケットの取付面を大きくしても捻りに対するバンパレインフォースの剛性にはあまり寄与せず、対策としてそもそも有効ではなかった。また、バンパレインフォースの肉厚の増大は衝突時の反力を増大させ、衝突時に積極的に変形させ、車体を保護するというバンパレインフォース本来の機能を損なう恐れがあった。
この発明はこのような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、金属を素材としたバンパレインフォースにおいて、衝突に対して潰れ、車体を保護するというバンパレインフォース本来の機能を損なうことなく、牽引フックに加わる牽引荷重によるバンパレインフォースの変位の増大を防止すること目的とする。
この発明によれば、車体端部のバンパレインフォースが金属を素材とした両端の開口した断面矩形の筒形状をなし、かつバンパレインフォースに牽引フックを設けた車体構造において、前記バンパレインフォースにおける少なくとも牽引フック側開口端部にバンパレインフォースの開口部を閉鎖するように補強部材を溶接固定し、前記補強部材は、断面コの字状をなしかつその前壁面及び後壁面がバンパレインフォースの前壁面及び後壁面と対向されると共にその側壁面がバンパレインフォースの開口端面と対向しており、かつ前記補強部材は車体から離間側の壁面において車体から離間側への突出部を形成しており、これにより前記突出部の背後に衝突時にその分だけ最初に前記補強部材の圧潰を行わしめる空間が形成された自動車の車体用バンパレインフォース構造が提供される。
牽引フックがバンパレインフォースの長手方向の略中間部に設けられている場合等にあっては、前記補強部材はバンパレインフォースの両側の開口端部に設けることができる。
両端の開口した断面矩形の筒形状のバンパレインフォースの少なくとも少なくとも牽引フック側開口端部にバンパレインフォースの開口部を閉鎖するように補強部材を設けることで、牽引時にバンパレインフォースが捻りを受けたときの牽引フックの変位を抑え、牽引フックがバンパフェーシアと干渉してしまう虞を回避することができる。そして、バンパレインフォースの肉厚はそのままであるため、衝突により圧潰し、サイドメンバ等の車体骨格部材を保護するというバンパレインフォースの本来の機能は全然損なわれることがない。
図1はこの発明に関連する自動車のボディ前部を概略的に図示しており、10は自動車ボディの骨格となるサイドメンバであり、車体の両側に一対設けられる。サイドメンバ10の前端にバンパステー12がボルトなどの締結具(図示せず)により固定され、左右のバンパステー12間にバンパレインフォース14が同じくボルトなどの締結具(図示せず)により固定される。バンパレインフォース14はこの実施形態においては図2に示すようにアルミニュームの押出しによって成形された場合略矩形断面をプレス等により曲折することにより構成される。矩形断面のバンパレインフォース14は車両前方側の前壁14Aと、車両後方側の後壁14Bと、上壁14Cと、底壁14Dとを備えている。また、バンパレインフォース14はその矩形断面の空洞を横切って前壁14Aと後壁14Bとの間を連結するように車体前後方向に延びる仕切壁14Eを備えている。即ち、バンパレインフォースは “日”型とも称すべき断面形状をなしている。
図1において16はプラスチック材料にて形成されたバンパフェーシアであり、バンパフェーシア16はバンパレインフォース14を車両前方より被覆している。
18は牽引フックであり、バンパレインフォース14の底壁14Dの下面に溶接固定された牽引フック取付部20にねじ式に取付けられる。即ち、図2に示すように、牽引フック取付部20は車体下方への張出部20-1を備え、バンパフェーシア16に形成される開口16Aを介して挿入される牽引フック18のねじ部18-1を張出部20-1のねじ孔に螺合することにより、牽引フック18をバンパレインフォース14に装着することができる。
牽引フック18は通常時は外されているが、牽引時にねじ部18-1によってバンパレインフォース14の底壁14Dから下方に突出する取付部20の張出部20-1に固定される。牽引フック18に加わる牽引力(図2の矢印a方向)によりバンパレインフォース14はその長手方向軸線を中心に図2の想像線Mのように捻られる。バンパレインフォース14に生じた捻りは牽引フック18の先端をして想像線18´のように上昇変位させ、バンパフェーシア16にその開口部16Aの内縁を介して干渉する恐れがある。この発明ではこの問題点に対処するため、バンパレインフォース14における少なくとも牽引フック側開口端部にバンパレインフォース14の開口端部を閉鎖するように補強部材を設けている。図1〜3に示す第1の実施形態では補強部材26は、バンパレインフォース14の横断面と同一サイズの板材(パッチ)として構成され、バンパレインフォース14における牽引フック18の設置側開口端面14´(図3(イ))に当てられ、図3(ロ)に示すように溶接固定される。
バンパレインフォース14における牽引フック側開口端部に補強部材26を設けることにより、牽引フック18にかかる牽引力下でのバンパレインフォース14の捻りに対する剛性が高まり、捻り角度が小さくなるため、図2の想像線Mにて示す牽引フック18の変位が抑えられ、バンパフェーシア16との干渉を防止することができる。即ち、図4においてバンパレインフォース14に加わる外力と変位量との関係をこの発明L1と従来L2とで模式的に示す。入力値A0が設定牽引力とするとそのときの変位量は本発明はB1、従来はB2となり、本発明によりB2−B1=Dだけ変位量を抑制することができる。
図5(イ)は別実施形態としての断面コの字状の補強部材126を示している。補強部材126は牽引フック18の装着側におけるバンパレインフォース14の開口端面14´を閉塞するように嵌挿される。(ロ)は補強部材126の装着状態を示し、補強部材126は、合わせ面に沿って溶接され、バンパレインフォース14に固定される。
図6(イ)は更に別の実施形態の補強部材226を示しており、バンパレインフォース14に向けて開口した断面形状を呈しており、バンパレインフォース14の開口端面14´を閉塞するように装着され、バンパレインフォース14に合わせ面に沿って溶接固定されている。この実施形態においては補強部材226は車体から離間側に突出した突出部226Aを備えている。即ち、バンパレインフォース14が車体前部のものである場合は突出部226Aは車体前方に突出しており、バンパレインフォースが車体後部のものである場合は突出部226Aは車体後方に突出している。補強部材226による牽引フック18にかかる牽引力に対する補強機能は第1の実施形態の補強部材及び第2の実施形態の補強部材と同様である。また、突出部226Aは、背後に空間Sを形成しているため、車体前部若しくは後部における衝突時に空間Sの分だけ最初に圧潰することにより衝突時の侵入量を抑える機能を達成する。このような機能は通常は専用のブラケット部品により従来は行われていたものであるが、この実施形態では牽引力に対するバンパレインフォース補強部材226に衝突時の侵入量を抑える機能を一体化させ、コスト減を実現することができる。
以上の説明の実施形態においては図1に示すように牽引フック18は車体の片側に寄っており、牽引時の捻りによる変位が生じやすい牽引フック側の端部のみにおいてバンパレインフォースに補強部材26, 126, 226を設置するようにしているが、補強部材26, 126, 226をバンパレインフォースの両側端部に設置することができ、牽引フックがバンパレインフォース14の中央部付近に設置される場合はより好適な構造となる。
図1はこの発明の車体前端に対するバンパレインフォースの取付け部を示す概略的平面図である。 図2は牽引フック取付部材の部位におけるバンパレインフォースの横断面図(図1のII−II線に沿う矢視断面図)である。 図3はバンパレインフォースに対する補強部材の設置状態を模式的に示す斜視図であり、(イ)は補強部材の設置前、(ロ)は設置後を示す。 図4は牽引時にバンパレインフォースに加わる力とバンパレインフォースの田変位量の関係を模式的に示すグラフである。 図5は図3と同様であるが別実施形態におけるバンパレインフォースに対する補強部材の設置状態を模式的に示す斜視図であり、(イ)は補強部材の設置前、(ロ)は設置後を示す。 図6は更に別の実施形態におけるバンパレインフォースに対する補強部材の設置状態を模式的に示す斜視図であり、(イ)は補強部材の設置前、(ロ)は設置後を示す。
符号の説明
10…サイドメンバ
12…バンパステー
14…バンパレインフォース
16…バンパフェーシア
18…牽引フック
20…牽引フック取付部
26, 126, 226…補強部材

Claims (2)

  1. 車体端部のバンパレインフォースが金属を素材とした両端の開口した断面矩形の筒形状をなし、かつバンパレインフォースに牽引フックを設けた車体構造において、前記バンパレインフォースにおける少なくとも牽引フック側開口端部にバンパレインフォースの開口部を閉鎖するように補強部材を溶接固定し、前記補強部材は、断面コの字状をなしかつその前壁面及び後壁面がバンパレインフォースの前壁面及び後壁面と対向されると共にその側壁面がバンパレインフォースの開口端面と対向しており、かつ前記補強部材は車体から離間側の壁面において車体から離間側への突出部を形成しており、これにより前記突出部の背後に衝突時にその分だけ最初に前記補強部材の圧潰を行わしめる空間が形成された自動車の車体用バンパレインフォース構造。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記補強部材はバンパレインフォースの両側の開口端部に設けられる自動車の車体用バンパレインフォース構造。
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