JP5063688B2 - 熱可塑性成形組成物用加水分解安定剤 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリマーの加水分解に対する安定剤、より詳細には、カルボジイミドを含む安定剤混合物、およびこの安定剤を含む材料システムに関する。
ある種の熱可塑性樹脂、例えばポリアルキレンテレフタレート、ポリアミドおよびポリカーボネート、およびそれらのブレンドは、よく知られており、それらの優れた機械的特性のため、広く使用されている。これらの材料を特徴づける大きな欠点は、熱水および水蒸気にさらすと劣化しやすいことである。
カルボジイミドのポリアルキレンテレフタレートへの混和は、この樹脂の加水分解抵抗を改良することが知られている。米国特許第4,110,302号は、強化ポリアルキレンテレフタレート成形樹脂組成物の製造プロセスを開示している。このプロセスにおいて、溶融状態のポリアルキレンテレフタレートポリマーが強化剤およびポリカルボジイミドと混合される。このポリカルボジイミドは、芳香族ジイソシアネートから誘導され、ポリカルボジイミド一分子あたり少なくとも二つのカルボジイミドユニットを含む。
米国特許第4,071,503号は、ポリカルボジイミドが少なくとも一つのカルボキシル末端基を有する熱可塑性飽和ポリエステルの構造に組み込まれる、ポリカルボジイミド変性熱可塑性ポリエステルの製造プロセスを開示している。このポリカルボジイミドは、芳香族ジイソシアネートから誘導され、ポリカルボジイミド一分子あたり少なくとも三つのカルボジイミドユニットを含む。
米国特許第5,733,959号は、ポリエステルまたはそのポリカーボネートもしくはポリアミドとのブレンドおよび構造式に一致するカルボジイミドを含有し、改良された加水分解抵抗を特徴とする、熱可塑性成形組成物を開示している。
米国特許第6,855,758号は、ポリエステルとの関連で加水分解安定剤を開示している。好ましい一態様において、この安定剤は高分子量芳香族カルボジイミドおよび有機ホスファイトとヒドロキシフェニルプロピオネートとのブレンドである。
更に、目下関連があるのは、文献“Sterically Hindered Carbodiimides:Use of Selective Agents for Hydrolytic Protection of Ester and Imide Groups−Review of Past,Present,and Future”McAfee,E.R.Rhein Chemie Corporation,アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグProceedings of the SPI Annual Technical/Marketing Conference(1992年),第34巻(Polyurethanes 92),122−7頁である。
ポリエステルカーボネートおよび無機パウダー、例えばベーマイト、を含む熱可塑性成形組成物は米国特許第6,831,120号に開示されている。
発明の要旨
i)少なくとも一種類のカルボジイミド並びにii)酸化アルミニウムおよびアルミニウムオキシ水酸化物(aluminum oxyhydroxide)からなる群から選択される補助安定剤、を含有する安定剤混合物を開示する。この混合物は、改良された加水分解抵抗をポリマーシステムに与えるのに有用である。
発明の詳細な説明
本発明の安定剤は、(i)カルボジイミド、および(ii)補助安定剤、を(i)/(ii)の重量比0.01:1〜1:0.01で含有する。
本明細書中、カルボジイミドは、分子が少なくとも一つのカルボジイミド基を有する化合物である。これらの化合物は、既知であり、市販されており、例えばRhein Chemie Corporationの製品であるStabaxol P、かつ、既知の方法によって製造されうる(例えば、欧州特許第582983号;特公昭47−33279;Journal of Organic Chemistry,第28巻,2069−2075頁(1963年);Chemical Review 1981年,第81巻,4号,619−621頁;Journal of Applied Polymer Science,1977年,第21巻,1999−2008頁参照(これらは全て参照することによって本明細書中に組み込まれる。)。)。
好適なカルボジイミドとしては、式(i)
Figure 0005063688
(式中、R〜R14は、互いに独立して、水素、ハロゲン、脂肪族、芳香族、脂環式およびアルコキシ基からなる群から選択されるメンバーであり、nは0〜500、好ましくは1〜100、より好ましくは3〜50である。)
に一致する化合物が挙げられる。
特に好適なカルボジイミドは、式(ii)
Figure 0005063688
(式中、nは0〜50、好ましくは5〜45である。)
に一致する。
更に、米国特許第5,733,959号、第6,362,247号、第5,373,080号および第5,650,476号に開示されているカルボジイミドも好適である(これらは全て参照することによって本明細書中に組み込まれる。)。
本発明との関連で好適な補助安定剤は、酸化アルミニウムおよびアルミニウムオキシ水酸化物からなる群から選択されるメンバーである。
アルミニウムオキシ水酸化物が好ましく、ベーマイト(γ−AlO(OH))および擬ベーマイト(γ−AlO(OH)・xH2O(0<x<1))が最も好ましい。
補助安定剤は、一般的に、平均粒度が数ミクロン以下の粒子の形態であり、好ましくは、補助安定剤は、ナノスケールの粒子である。ナノ粒子の平均粒径は、200nm以下、好ましくは150nm以下、特に1〜100nmである。粒度および粒径は、W.Scholtanら,Kolloid−Z.und Z.Polymere 250(1972年),782−796頁に従って超遠心測定によって決定された中央粒径(d50)である。
加水分解抵抗が不充分な高分子材料システムを、本発明の安定剤混合物の混和によって改良する。安定剤混合物の量は、安定化高分子材料システムの重量に対して少なくとも0.01、好ましくは0.5、最も好ましくは1.0パーセントである。カルボジイミドは、安定化高分子システムの重量に対して0.01〜10、好ましくは0.1〜5、より好ましくは0.2〜2パーセントの量で存在しうる。補助安定剤は、安定化高分子システムの重量に対して0.01〜20、好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.2〜2パーセントの量で存在しうる。
本発明の安定化混合物によって安定化されるのに好適な材料システムとしては、加水分解抵抗が低いことが知られている樹脂、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、およびこれらのブレンドが挙げられる。
本発明との関連で好適である熱可塑性ポリエステル樹脂は、それらの固有粘度が少なくとも0.4、好ましくは約0.6〜約1.6dl/gm(フェノールとテトラクロロエタンとの60:40の混合物中の1%溶液として30℃において決定される。)であることを特徴とする。そのような樹脂は、市販されているかまたは既知の方法、例えばテレフタル酸とエチレングリコールとのエステルのアルコール分解、続く、グリコールをフリーの酸またはそれらのハロゲン化誘導体と加熱することによる重合、によって製造されうる。
本質的に、これらのポリエステルは、第一級芳香族ジカルボン酸(またはそれらのエステル形成化合物)とグリコール(またはそれらのエステル形成化合物)とを縮合することによって製造されうる。好適なジカルボン酸としては、芳香族ジカルボン酸(例えばテレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸)および脂肪族ジカルボン酸(例えばアジピン酸、セバシン酸、およびアゼライン酸)および脂環式ジカルボン酸(例えば1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸)またはそれらのエステル形成化合物が挙げられる。
好適なグリコールとしては、炭素原子を2〜10個有する脂肪族ジオール(例えばエチレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジオール)並びに長鎖グリコール(分子量約6000以下)、例えばポリ(テトラメチレングリコール)およびそれらの混合物が挙げられる。
ポリエチレンテレフタレートが好ましいポリエステルである。ポリエチレンテレフタレートのジカルボン酸成分は、主にテレフタル酸であるが、炭素原子を6〜14個有する別の芳香族ジカルボン酸、炭素原子を4〜8個有する脂肪族ジカルボン酸または炭素原子を8〜12個有する脂環式ジカルボン酸を酸の総モルに対して10mol%以下含んでいてもよい。テレフタル酸と共に含まれていてもよいそのようなジカルボン酸の例は、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4−ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸およびシクロヘキサン二酢酸である。
ポリエチレンテレフタレートのジオール成分は、主にエチレングリコールであるが、炭素原子を3〜12個有する脂肪族ジオール、炭素原子を6〜15個有する脂環式ジオールまたは炭素原子を6〜21個有する芳香族ジオールを10mol%以下含んでいてもよい。そのような別のジオール(「コジオール(codiols)」)の例としては、プロパン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジオール、ペンタン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオールまたはシクロヘキサン−1,4−ジメタノール、3−メチル−ペンタンジオール−(2,4)、2−メチルペンタンジオール−(1,4)、2,2,4−トリメチルペンタンジオール−(1,3)、2−エチルヘキサンジオール−(1,3)、2,2−ジエチルプロパンジオール−(1,3)、ヘキサンジオール−(1,3)、1,4−ジ−(ベータ−ヒドロキシエトキシ)−ベンゼン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,3−テトラメチル−シクロブタン、2,2−ビス−(3−ベータ−ヒドロキシエトキシフェニル)−プロパンおよび2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフェニル)−プロパンが挙げられる。
テレフタル酸およびエチレングリコールから誘導されるポリエチレンテレフタレートが好ましく、実質的にエチレングリコールおよびテレフタル酸またはそのエステル、またはその無水物のみから誘導されるホモポリエチレンテレフタレートが最も好ましい。
好適なポリエステルは、既知の方法で分枝されてもよい。好ましいポリエステルであるポリエチレンテレフタレートは、比較的少量の三価もしくは四価アルコールまたは三塩基もしくは四塩基酸を、当業者によく知られている方法で組み込むことによって分枝されうる。好適な分枝剤としては、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリメチロールプロパンおよびエタン、並びにペンタエリトリトールが挙げられる。有利には、酸成分の量に対して1mol%以下の分枝剤が使用される。
本発明との関連で好適な芳香族ポリカーボネートおよび/または芳香族ポリエステルカーボネートは既知であり、市販されており、既知のプロセスを使用して製造されうる(芳香族ポリカーボネートの製造に関しては、例えばSchnell,“Chemistry and Physics of Polycarbonates”,Interscience Publishers,1964年およびDE−AS 1 495 626、DE−A 2 232 877、DE−A 2 703 376、DE−A 2 714 544、DE−A 3 000 610、DE−A 3 832 396参照。芳香族ポリエステルカーボネートの製造に関しては、例えばDE−A 3 077 934参照。)。
芳香族ポリカーボネートの製造は、例えば溶融プロセスによってまたは芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ハロゲン化物、好ましくはホスゲン、および/または芳香族ジカルボン酸二ハロゲン化物、好ましくはベンゼンジカルボン酸二ハロゲン化物との、相界面法による反応によって、要すれば連鎖停止剤、例えばモノフェノール、を使用して、かつ要すれば既知の分枝剤、例えばトリフェノールまたはテトラフェノール、を使用して、進行する。
芳香族ポリカーボネートおよび/または芳香族ポリエステルカーボネートの製造に関する芳香族ジヒドロキシ化合物は、好ましくは式(I)
Figure 0005063688
(式中、
A は単結合、C〜Cアルキレン、C〜Cアルキリデン、C〜Cシクロアルキリデン、−O−、−SO−、−CO−、−S−、−SO−、任意にヘテロ原子を含んでいてもよい芳香環が更に縮合していてもよいC〜C12アリーレン、または式(II)もしくは(III)
Figure 0005063688
の基であり、
B はいずれも、C〜C12アルキル、好ましくはメチル、ハロゲン、好ましくは塩素および/または臭素であり、xはいずれも、互いに独立して、0、1または2であり、pは1または0であり、RおよびRは、それぞれのXに関して独立して、互いに独立して、水素またはC〜Cアルキル、好ましくは水素、メチルまたはエチルであり、Xは炭素であり、mは4〜7の整数、好ましくは4または5である。ただし、少なくとも一つの原子Xにおいて、RおよびRは同時にアルキルである。)
の芳香族ジヒドロキシ化合物である。
好ましい芳香族ジヒドロキシ化合物は、ヒドロキノン、レソルシノール、ジヒドロキシジフェノール、ビス−(ヒドロキシフェニル)−C〜C−アルカン、ビス−(ヒドロキシフェニル)−C〜C−シクロアルカン、ビス(ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(ヒドロキシフェニル)ケトン、ビス−(ヒドロキシフェニル)スルホンおよびα,α−ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン並びにそれらの環臭素化および/または環塩素化誘導体である。特に好ましい芳香族ジヒドロキシ化合物は、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビスフェノールA、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンおよびそれらの二−および四臭素化または塩素化誘導体、例えば2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンまたは2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパンである。2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)が特に好ましい。
これらの芳香族ジヒドロキシ化合物は単独で使用されても所望の混合物として使用されてもよい。これらの芳香族ジヒドロキシ化合物は既知である。
熱可塑性芳香族ポリカーボネートの製造に好適な連鎖停止剤としては、フェノール、p−クロロフェノール、p−tert−ブチルフェノールまたは2,4,6−トリブロモフェノール、および更に長鎖アルキルフェノール、例えばDE−A 2 842 005による4−(1,3−テトラメチルブチル)フェノール、またはアルキル置換基に炭素原子を全部で8〜20個有するモノアルキルフェノールまたはジアルキルフェノール、例えば3,5−ジ−tert−ブチルフェノール、p−イソオクチルフェノール、p−tert−オクチルフェノール、p−ドデシルフェノールおよび2−(3,5−ジメチルヘプチル)フェノールおよび4−(3,5−ジメチルヘプチル)フェノール、が挙げられる。使用される連鎖停止剤の量は、一般的に、それぞれ使用されるジフェノールのモルの総数に対して、合計0.5mol%〜10mol%である。
熱可塑性芳香族ポリカーボネートは、三以上の官能性を有する化合物、例えば三以上のフェノール基を有する化合物を既知の方法で、好ましくは使用される全芳香族ジヒドロキシ化合物に対して0.05〜2.0mol%組み込むことによって、分枝されうる。
ホモポリカーボネートとコポリカーボネートの両方が好適である。本発明による成分Aによるコポリカーボネートを製造するために、ヒドロキシアリールオキシ末端基を有するポリジオルガノシロキサンを1〜25wt.%、好ましくは2.5〜25wt.%(使用される芳香族ジヒドロキシ化合物の総量に対する。)使用することも更に可能である。これらは既知(例えばUS 3,419,634)であるかまたは文献で知られているプロセスを使用して製造されうる。ポリジオルガノシロキサンを含むコポリカーボネートの製造は、例えばDE−A 3 334 782に記述されている。
ビスフェノールAホモポリカーボネートに加えて、好ましいポリカーボネートは、ビスフェノールAと芳香族ジヒドロキシ化合物のモルの総数に対して15mol%以下の好ましいかまたは特に好ましいと記載した以外の芳香族ジヒドロキシ化合物とのコポリカーボネートである。
芳香族ポリエステルカーボネートの製造に関する芳香族ジカルボン酸二塩化物は、好ましくはイソフタル酸、テレフタル酸、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸およびナフタレン−2,6−ジカルボン酸の二酸二塩化物である。
イソフタル酸とテレフタル酸との二酸二塩化物の1:20〜20:1の混合物が特に好ましい。ポリエステルカーボネートを製造するとき、炭酸ハロゲン化物、好ましくはホスゲン、を更に二官能性酸誘導体として使用する。既に言及されたモノフェノールに加えて、芳香族ポリエステルカーボネートの製造に好適な連鎖停止剤は、前記モノフェノールのクロロ蟻酸エステル並びに芳香族モノカルボン酸であって、任意にC〜C22アルキル基またはハロゲン原子で置換されていてもよい芳香族モノカルボン酸の酸塩化物、および脂肪族C〜C22モノカルボン酸塩化物である。連鎖停止剤の量は、フェノール性連鎖停止剤の場合、芳香族ジヒドロキシ化合物のモルに対して、モノカルボン酸塩化物連鎖停止剤の場合、ジカルボン酸二塩化物のモルに対して、いずれも合計0.1〜10mol%である。芳香族ヒドロキシカルボン酸を、更に、芳香族ポリエステルカーボネートに組み込んでもよい。
芳香族ポリエステルカーボネートは、直鎖であっても既知の方法で分枝されてもよい(この点に関して、DE−A 2 940 024およびDE−A 3 007 934参照。)。
使用される分枝剤は、例えば、三−もしくは多官能性カルボン酸塩化物、例えばトリメシン酸三塩化物、シアヌル酸三塩化物、3,3’−,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸四塩化物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸四塩化物またはピロメリット酸四塩化物、0.01〜1.0mol%(使用されるジカルボン酸二塩化物に対して)の量または三−もしくは多官能性フェノール、例えばフロログルシノール、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプト−2−エン、4,4−ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,1,1−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリ−(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2−ビス[4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル]プロパン、2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニルイソプロピル)フェノール、テトラ−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)プロパン、テトラ−(4−[4−ヒドロキシフェニルイソプロピル]フェノキシ)−メタン、1,4−ビス[4,4’−ジヒドロキシトリフェニル)メチル]ベンゼン、使用される芳香族ジヒドロキシ化合物に対して0.01〜1.0mol%の量でありうる。フェノール性分枝剤は、最初に芳香族ジヒドロキシ化合物と共に導入され、酸塩化物分枝剤は酸二塩化物と共に導入されうる。
熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネート中のカーボネート構造単位の割合は、所望のとおり変化しうる。カーボネート基の割合は、エステル基とカーボネート基の総数に対して、好ましくは合計100mol%以下、特に80mol%以下、特に好ましくは50mol%以下である。芳香族ポリエステルカーボネートのエステル部分とカーボネート部分は、どちらも重縮合物中にブロックの形態で存在してもランダムに分布した形態で存在してもよい。
芳香族ポリカーボネートおよびポリエステルカーボネートの相対溶液粘度(ηrel)は、1.18〜1.4、好ましくは1.20〜1.32の範囲内である(塩化メチレン溶液100ml中ポリカーボネートまたはポリエステルカーボネート0.5gの溶液を使用して25℃において測定。)。
ポリアミドは、市販されているよく知られた樹脂である。それらの構造、特性および製造方法は、広く報告されており、例えば米国特許第6,506,826号、第6,500,881号;第6,506,826号;第6,515,058号;第6,103,805号;第6,258,927号;第6,323,272号において報告されている(これらは全て参照することによって本明細書中に組み込まれる。)。
この組成物は、別の成分として、通常使用されるあらゆる添加剤、例えば充填剤、別の相溶性プラスチック、帯電防止剤、酸化防止剤、防炎加工剤、滑剤および紫外線安定剤、を含みうる。好適な充填剤としては、ガラス繊維、タルク、クレイ(ナノクレイを含む)およびシリカ(ナノシリカを含む)が挙げられる。好適な紫外線吸収剤としては、ヒドロキシルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾトリアゾール、ヒドロキシベンゾトリアジン、シアノアクリレート、オキサニリド、およびベンゾオキサジノンが挙げられる。酸化チタン、酸化セリウム、および酸化亜鉛を含み、約100ノナメートル以下の粒度を有するナノサイズの無機材料が紫外線吸収剤として更に好適である。安定添加剤の実例は、ヒンダードアミン光安定剤;ヒンダードフェノール(例えばIrganox 1076(CAS番号2082−79−3)、Irganox 1010(CAS番号6683−19−8);ホスファイト(例えばIrgafos 168、CAS番号31570−04−4;Sandostab P−EPQ、CAS番号119345−01−6;Ultranox 626、CAS番号26741−53−7;Ultranox 641、CAS番号161717−32−4;Doverphos S−9228、CAS番号154862−43−8)、トリフェニルホスフィン、および亜リン酸である。好適な難燃添加剤としては、リン化合物、例えばトリブチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレシルホスフェート、ジフェニルクレシルホスフェート、ジフェニルオクチルホスフェート、ジフェニル−2−エチルクレシルホスフェート、トリ−(イソプロピルフェニル)ホスフェート、メチルホスホン酸ジメチルエステル、メチルホスホン酸ジフェニルエステル、フェニルホスホン酸ジエチルエステル、トリフェニルホスフィンオキシドまたはトリクレシルホスフィンオキシドが挙げられる。式(V)
Figure 0005063688
(式中、
、R、RおよびR は互いに独立して、アリールまたはアルカリール基であり、
N は1〜5であり、nは互いに独立して0または1であり、qは互いに独立して0、1、2、3または4、好ましくは0、1または2であり、RおよびRは、互いに独立してC〜C−アルキル、好ましくはメチルであり、YはC〜C−アルキリデン、C〜C−アルキレン、C〜C12−シクロアルキレン、C〜C12−シクロアルキリデン、−O−、−S−、−SO−、SOまたは−CO−である。)
に一致する化合物が特に有利である。
ビスフェノールAから誘導される、式(V)に一致する化合物またはそれらのメチル置換誘導体が特に好ましい。
上記リン化合物は既知(米国特許第5,204,394号、および第5,672,645号参照。これらは参照することによって本明細書中に組み込まれる。)であり、既知の方法(Ullmanns Encyklopaedie der technischen Chemie,第18巻,301頁以降1979年;Houben−Weyl,Methoden der organischen Chemie,第12/1巻,43頁;Beilstein第6巻,177頁参照。)によって製造されうる。説明されている難燃添加剤は、更に、ハロゲン化化合物を含む。好適な安定添加剤は当業者に既知であり、標準参考資料、例えばH.Zweifel編,“Plastics Additives Handbook”,第5版,Hanser Publishersに開示されている。添加剤は、通常の有効量、好ましくは樹脂成分の重量に対して0.01%から全部で約30%までの量で使用されうる。
本発明による組成物を製造し、それらの特性を評価した。表1は、ポリエステルを含む材料システムとの関連で説明される本発明をもたらす相乗作用を記述している。
使用されたポリカーボネートは、ビスフェノールAベースであり、300℃かつ1.2kgにおいてMFRが13g/10分であるBayer MaterialScience LLC製のホモポリカーボネートMakrolon 2608ポリカーボネートである。
Voridian Companyの製品である、内部粘度0.59のポリエステル−ポリエチレンテレフタレート。例示される組成物は、更に本発明との関連で臨界を有さないグラフトポリマー(ABS;ゴム75%;スチレン/アクリロニトリル比=72:28)を含んだ。カルボジイミドは、Rhein Chemie Rheinau GmbH製のStabaxol Pであった。補助安定剤は、Sasol Germany GmbHからPural(登録商標)200として入手可能なベーマイトであった。
以下の表に示されるStabaxol PとPural 200の量は、ポリカーボネート、ポリエステル、ABSおよびホスファイト加工安定剤を含む材料システム100重量部あたりの部(pph)である。説明される組成物の製造において、成分および添加剤を、二軸押出機ZSK 30中、温度プロファイル120〜270℃において溶融配合した。そのように製造されたペレットを強制空気対流式オーブン(forced air convection oven)中120℃において乾燥した。引張試験片およびアイゾッドバーを射出成形によって溶融温度265〜285℃かつ金型温度約75℃において製造した。
アイゾッド衝撃強さの決定を厚さ1/8”の試験片を使用して行った。測定は、ASTM D−256に従って23℃において行った。破断点引張伸びを、23℃において厚さ1/8”の試験片をASTM D−638に従って試験することによって決定した。ドライペレットまたは成形品(小さな断片に切断した)に対してASTM D−1238に従って特定温度および特定重量負荷においてメルトフローインデックスを決定した。
実施例A〜Dにおいて、全ての組成物がポリカーボネート68.86%、ポリエステル24.95%およびグラフトポリマー5.99%を含んだ。更に、本発明との関連で臨界を有さないホスファイト加工安定剤0.2%も含んだ。
Figure 0005063688
これらの組成物を7日間加水分解した(95℃、相対湿度100%)。23℃における破断点引張伸び(%)および衝撃強さ(ノッチ付きアイゾッド、ft−lb/in))を測定し、それぞれ表2および3に示した。
Figure 0005063688
Figure 0005063688
加水分解にさらす時間に応じる組成物から作られる成形物品のメルトフローの変化(%)を表4に示す。
Figure 0005063688
ポリカーボネートおよびABSを約70/30の重量比で含む組成物をその加水分解抵抗に関して評価した。これらの実施例で使用されたポリカーボネートは、メルトフローインデックスが約13g/10分であるビスフェノールAベースのホモポリカーボネートであった(Bayer MaterialScience Makrolon 2608ポリカーボネート)。使用されたABSは、ゴム含量が約75%であるSANとABSとの混合物を含んだ。この組成物は、更に、本発明との関連で臨界を有さない少量の通常の添加剤も含んだ。
この評価は、本発明の安定剤混合物を含むことによって安定化された組成物の性能とこの安定剤混合物の成分の一つを除いて含む対応する組成物との比較を可能にし、結果は本発明の混合物を特徴づける相乗作用を示す。表5〜6は、結果を要約している。大きく、樹脂組成物がポリカーボネートを含む対応する比較が相乗作用を示さないだけである。
Figure 0005063688
組成物1〜4のペレットを7日間加水分解(95℃、相対湿度100%)し、メルトフローインデックス(240℃/5kgにおける)を決定した。表は、それぞれのメルトフローインデックスの変化の百分率を示している。
Figure 0005063688
この結果は、本発明の安定剤混合物を特徴づける相乗作用を示している。
本発明を説明の目的で上記に詳細に説明したが、そのような詳細は、請求項によって規定されるものを除いて、もっぱら説明の目的のためであって、変更が発明の精神および範囲から逸脱しない限り当業者によってなされ得ると解釈されるべきである。

Claims (15)

  1. 成分i)として少なくとも一種類のカルボジイミド並びに成分ii)として酸化アルミニウムおよびアルミニウムオキシ水酸化物からなる群から選択される補助安定剤を含有し、成分(i)が
    Figure 0005063688
    (式中、R 〜R 14 は、互いに独立して、水素、ハロゲン、脂肪族基、芳香族基、脂環式基およびアルコキシ基からなる群から選択される置換基であり、nは0〜500である。)
    である、安定剤混合物。
  2. 成分(i)対成分(ii)の重量比が0.01:1〜1:0.01である、請求項1に記載の安定剤混合物。
  3. 成分(i)が
    Figure 0005063688
    (式中、nは0〜50である。)
    である、請求項1に記載の安定剤混合物。
  4. 前記補助安定剤がアルミニウムオキシ水酸化物である、請求項1に記載の安定剤混合物。
  5. 前記補助安定剤が、ベーマイトおよび擬ベーマイトからなる群から選択される、請求項1に記載の安定剤混合物。
  6. 請求項1に記載の安定剤混合物をポリマー材料システム中に混和する工程を包含する、ポリマー材料システムを加水分解に対して安定化させる方法。
  7. 前記材料システムが、前記混和によって加水分解抵抗が改良される少なくとも一種類のポリマー樹脂を含有する、請求項に記載の方法。
  8. 前記ポリマー樹脂が、ポリエステル、ポリアミドおよびポリカーボネートからなる群から選択される、請求項に記載の方法。
  9. 熱可塑性樹脂並びにi)少なくとも一種類のカルボジイミド、およびii)酸化アルミニウムおよびアルミニウムオキシ水酸化物からなる群から選択される補助安定剤の安定剤混合物を含有し、成分(i)が
    Figure 0005063688
    (式中、R 〜R 14 は、互いに独立して、水素、ハロゲン、脂肪族基、芳香族基、脂環式基およびアルコキシ基からなる群から選択される置換基であり、nは0〜500である。)
    である、前記安定剤混合物のいずれも含まない前記樹脂の加水分解抵抗と比較して改良された加水分解抵抗を特徴とする、熱可塑性成形組成物。
  10. 前記(i)および(ii)が、(i):(ii)の重量比0.01:1〜1:0.01で存在する、請求項に記載の成形組成物。
  11. 成分(i)が
    Figure 0005063688
    (式中、nは0〜50である。)
    である、請求項に記載の成形組成物。
  12. 前記補助安定剤がアルミニウムオキシ水酸化物である、請求項に記載の成形組成物。
  13. 前記補助安定剤が、ベーマイトおよび擬ベーマイトからなる群から選択される、請求項に記載の成形組成物。
  14. 前記熱可塑性樹脂が、ポリエステル、ポリアミドおよびポリカーボネートからなる群から選択される、請求項に記載の成形組成物。
  15. (i)ポリカーボネート、ポリエステルおよびポリアミドからなる群から選択される少なくとも一種類の樹脂、(ii) A)
    Figure 0005063688
    (式中、R〜R14は、互いに独立して、水素、ハロゲン、脂肪族、芳香族、脂環式およびアルコキシ基からなる群から選択される置換基であり、nは0〜500である。)のカルボジイミド、およびB)ベーマイトおよび擬ベーマイトからなる群から選択される補助安定剤、を含む安定剤混合物、を含有する成形組成物であって、前記安定剤混合物が該組成物中に樹脂の重量に対して0.01〜10パーセントの量で存在し、前記Aが前記Bの重量に対して0.01:1〜1:0.01の範囲で存在する、成形組成物。
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