JP5063106B2 - スキャンコンバート回路およびスキャンコンバート方法 - Google Patents

スキャンコンバート回路およびスキャンコンバート方法 Download PDF

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Description

本発明は、各種映像信号のフォーマットを変換するスキャンコンバート回路およびスキャンコンバート方法に関し、さらに詳しくは液晶表示デバイス(LCD :Liquid Crystal Display)やプラズマ表示パネル(PDP :Plasma Display Panel)などの画素数が固定されている表示デバイスにおいて表示可能な画素数になるよう、各種映像信号のフォーマットを変換するスキャンコンバート回路およびスキャンコンバート方法に関する。
近年、携帯電話、デジタルカメラなどのデジタル画像処理を行う電子機器には高精細かつ高画質な表示デバイス、例えば液晶表示デバイス等が使用されることが多い。一方、近年、デジタルテレビ放送技術の進歩につれ、ビデオ信号送出装置から送出される映像信号(ビデオ信号)のフォーマット、例えば表示すべき映像信号の走査線周波数、映像表示期間、および映像帰線期間等は多種多様となってきている。ところが、液晶表示デバイス等の一般的な表示デバイスはその表示画面における水平方向の画素数が固定されていることが多いため、各種映像信号のフォーマットをこのような表示デバイスで表示可能な画素数となるように変換する回路が必要となる。この回路は、スキャンコンバート回路と呼ばれる。
従来、このようなスキャンコンバート回路に採用される方式としては、内蔵されるA/D変換回路によりサンプリングされた入力画像信号を一時的に内部メモリに記憶し、入力画像信号の画素数と出力画像信号の画素数との比率に対応して画像信号を補間することにより変換する方式や、内部メモリに記憶された画像信号を出力画像信号の画素数に対応した読み出し用のクロック信号により読み出すことにより変換する方式などが知られている。
このような従来の方式のうち前者の方式を採用するスキャンコンバート回路には、例えば入力画像信号の画素数と出力画像信号の画素数との比率に応じて画素データ間に所定の重み付けを行い、所定の各係数を各画素データに乗算した後、加算して補完データを生成する構成(以下、第1の従来例という)がある(例えば特許文献1を参照)。
また、上記従来の方式のうち後者の方式を採用するスキャンコンバート回路には、一例として入力画像信号に対応したクロック信号または同期信号から出力画像信号の画素数に対応したクロック信号を生成するために、入力画像信号の画素数と出力画像信号の画素数との比率でロックするPLL回路を備える構成(以下、第2の従来例という)がある(例えば特許文献1に示される図8等を参照)。
さらに、後者の方式を採用するスキャンコンバート回路の別例として、入力画像信号の画素数と出力画像信号の画素数との比率に応じた設定データを選択しクロック生成回路に与える構成(以下、第3の従来例という)がある(例えば特許文献2を参照)。
特開平5−316479号公報 特開2006−178114号公報
しかし、上記第1および第3の従来例では、様々なフォーマットの入力画像信号に適宜に対応し、また様々な画素数を有する表示デバイスに適宜に対応するために、画素データ間に重み付けを与える係数やクロック生成回路に与えられる多くの設定データを予め決定しなければならない。そのため、設定データの決定が煩雑になるという問題点がある。
また、上記第3の従来例では、入力信号の種別や、入力画像信号の画素数と出力画像信号の画素数との比率に応じてPLL回路におけるループフィルタのパラメータ調整が必要であり、かつ回路規模が大きくなるという問題点がある。
そこで、本発明では、様々なフォーマットを有する入力画像信号に対応し、また様々な画素数を有する表示デバイスに対応するために予め決定しなければならない設定データ数が少なく、かつ回路規模が小さいスキャンコンバート回路およびスキャンコンバート方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、表示装置に表示されるべき画像における水平方向の表示画素数に等しくなるよう、外部から与えられる入力画像信号を、当該入力画像信号における水平方向の画素数のN/M(N,Mは自然数)倍となる水平方向の画素数を有する出力画像信号に変換するスキャンコンバート回路であって、
外部から与えられる所定の設定データに基づき、外部から与えられる入力クロック信号に含まれる1つ以上のクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である異なる所定の第1および第2の期間を設定するための第1および第2の期間設定値を定める設定手段と、
前記第1の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第1の期間開始信号として出力する第1の期間算出手段と、
前記第2の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第2の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第2の期間開始信号として出力する第2の期間算出手段と、
前記第1および第2の期間開始信号に基づき、前記入力クロック信号におけるクロックパルス数のN/M倍となるクロックパルス数を有する変換クロック信号を出力するクロック信号変換手段と、
前記変換クロック信号に基づき、前記入力画像信号に含まれる画素データを間引くことにより、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換手段と
を備え
前記設定手段は、前記設定データに基づき、前記入力クロック信号に含まれるクロックパルスの順番であって、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an (nは0以上の整数)で表すとき、等式an =aL +(n−1)×dL における初項aL および公差dL を前記第1の期間設定値として定め、かつ前記第2の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an で表すとき、等式an =aS +(n−1)×dS における初項aS および公差dS を前記第2の期間設定値として定めることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記第1の期間算出手段は、前記第1の期間の開始位置に対応する前記入力クロック信号のクロックパルスを前記第1の期間開始信号として出力し、
前記第2の期間算出手段は、前記第2の期間の開始位置に対応する前記入力クロック信号のクロックパルスを前記第2の期間開始信号として出力し、
前記クロック信号変換手段は、前記第1の期間開始信号と前記第2の期間開始信号とを合成することにより、前記変換クロック信号を生成し出力することを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記クロック信号変換手段は、前記第1および第2の期間開始信号に基づき、前記出力画像信号に含まれる画素データに同期して当該画素データそれぞれに対応する所定時点で立ち上がりまたは立ち下がるクロックパルスを含む出力クロック信号を出力することを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記設定手段は、前記設定データに基づき前記自然数Mを定め、
前記第1の期間算出手段は、前記第1の期間設定値である初項aL および公差dL により定められる等差数列の一般項におけるnを1からMまでの間で繰り返し1ずつ増加させることにより、前記第1の期間の開始位置を算出し、
前記第2の期間算出手段は、前記第2の期間設定値である初項aS および公差dS により定められる等差数列の一般項におけるnを1からMまでの間で繰り返し1ずつ増加させることにより、前記第2の期間の開始位置を算出することを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、所定の第3の期間開始信号を出力する第3の期間算出手段をさらに備え、
前記設定手段は、外部から与えられる所定の設定データに基づき、外部から与えられる入力クロック信号に含まれる1つ以上のクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である前記第1および第2の期間とは異なる第3の期間を設定するための第3の期間設定値を定め、
前記第3の期間算出手段は、前記第3の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第3の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を前記第3の期間開始信号として出力し、
前記クロック信号変換手段は、前記第1ないし第3の期間開始信号に基づき、前記入力クロック信号におけるクロックパルス数のN/M倍となるクロックパルス数を有する変換クロック信号を出力することを特徴とする。
第6の発明は、表示装置に表示されるべき画像における水平方向の表示画素数に等しくなるよう、外部から与えられる入力画像信号を、当該入力画像信号における水平方向の画素数のN/M(N,Mは自然数)倍となる水平方向の画素数を有する出力画像信号に変換するスキャンコンバート方法であって、
外部から与えられる所定の設定データに基づき、外部から与えられる入力クロック信号に含まれる1つ以上のクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である異なる所定の第1および第2の期間を設定するための第1および第2の期間設定値を定める設定ステップと、
前記第1の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第1の期間開始信号として出力する第1の期間算出ステップと、
前記第2の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第2の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第2の期間開始信号として出力する第2の期間算出ステップと、
前記第1および第2の期間開始信号に基づき、前記入力クロック信号におけるクロックパルス数のN/M倍となるクロックパルス数を有する変換クロック信号を出力するクロック信号変換ステップと、
前記変換クロック信号に基づき、前記入力画像信号に含まれる画素データを間引くことにより、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換ステップと
を含み、
前記設定ステップでは、前記設定データに基づき、前記入力クロック信号に含まれるクロックパルスの順番であって、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an (nは0以上の整数)で表すとき、等式an =aL +(n−1)×dL における初項aL および公差dL を前記第1の期間設定値として定め、かつ前記第2の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an で表すとき、等式an =aS +(n−1)×dS における初項aS および公差dS を前記第2の期間設定値として定めることを特徴とする。
第1の発明によれば、様々な入力画像信号に対応しまた様々な画素数を有する表示装置に対応するために設定手段により設定される設定値が第1の期間設定値および第2の期間設定値であるので、設定すべきデータ数を少なくすることができ、かつ回路規模を小さくすることができる。またこの第1の発明によれば、第1の期間設定値および第2の期間設定値を等差数列の一般項を示す等式における初項および公差とすることにより、設定すべきデータ数をより少なくすることができる。
第2の発明によれば、第1の期間算出手段および第2の期間算出手段から出力されるクロックパルスをクロック信号変換手段により合成して変換クロック信号を生成する簡易な構成により回路規模をより小さくすることができる。
第3の発明によれば、第1および第2の期間開始信号に基づくことにより、例えば変換クロック信号に含まれるクロックパルスの位置や長さを算出することなく、出力画像信号に含まれる画素データに同期した出力クロック信号を簡易な構成で得ることができる。
第4の発明によれば、簡単な回路構成で連続するクロックパルスからなる入力クロック信号から第1の期間設定値および第2の期間設定値を算出することができる。
第5の発明によれば、設定手段によって異なる2つの第2の期間を定めることにより、クロックパルスの配列を多様化しまた様々なクロック縮小比率に対応することができる。
第6の発明によれば、第1の発明と同様の効果をスキャンコンバート方法において奏することができる。
以下、本発明の各実施形態について添付図面を参照して説明する。
<1. 第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るスキャンコンバート回路のブロック図である。
図1に示されるように、本スキャンコンバート回路100は、外部から与えられる設定データに基づき所定の係数を設定する係数設定部101と、後述する変換クロック信号MCKにおけるクロック間隔が長くなる期間(以下「ロング期間」という)の開始位置を算出するロング期間算出部102と、当該クロック間隔が短くなる期間(以下「ショート期間」という)の開始位置を算出するショート期間算出部103と、算出されたこれらの開始位置を受け取り、クロックパルスの一部が間引かれた変換クロック信号MCKを出力するクロック信号変換部104と、この間引かれた変換クロック信号MCKに基づき外部からの入力画像信号を画素データの一部が間引かれた出力画像信号Doutに変換する画像信号変換部105とを備える。
係数設定部101は、コンピュータや表示装置など、本スキャンコンバート回路100の外部から与えられる所定の数値からなる設定データを受け取る。この設定データは、入力クロック信号Cinのうち間引かずに残すべきクロックパルスを決定するために必要な数値を含んでおり、ここでは(変換前の)入力クロック信号Cinから(変換後の)変換クロック信号MCKへのクロック縮小比率(単位期間におけるパルス数の比率)をN/Mとするときの分母にあたるM(以下、この値Mを「ベースカウント値M」という)と、変換クロック信号MCKのクロック間隔が長くなるロング期間の開始位置と短くなるショート期間の開始位置とを算出するための係数とに対応するデータである。
本スキャンコンバート回路100では、これらの開始位置はクロックパルスの順番(所定位置から何番目か)を示す番号で表されており、この番号は等差数列の一般項an で表すことができる。すなわち、初項をaとし公差をdとするとき、次式(1)のように表すことができる。
an =a+(n−1)×d …(1)
したがって、ロング期間の開始位置を示す番号は、初項をaL とし公差をdL とするとき、次式(2)のように表すことができるので、係数設定部101は、この初項aL および公差dL をロング期間の開始位置を算出するための係数としてロング期間算出部102に与える。
an =aL +(n−1)×dL …(2)
また、ショート期間の開始位置を示す番号は、初項をaS とし公差をdS とするとき、次式(3)のように表すことができるので、係数設定部101は、この初項aS および公差dS をショート期間の開始位置を算出するための係数としてショート期間算出部103に与える。
an =aS +(n−1)×dS …(3)
さらに、係数設定部101は、設定データに含まれるベースカウント値Mをロング期間算出部102およびショート期間算出部103に与える。
ロング期間算出部102は、係数設定部101から上記係数である初項aL および公差dL とベースカウント値Mとを受け取るとともに、コンピュータや表示装置など本スキャンコンバート回路100の外部の装置から入力クロック信号Cinを受け取る。ロング期間算出部102は、上記入力クロック信号Cinに含まれるクロックパルスのうち、上式(2)に初項aL および公差dL を代入して得られる番号のクロックパルスのみを抜き出し(間引くことなく透過し)、ロングクロック信号LCKとして出力する。なお、このロングクロック信号LCKは同様のクロックパルス間隔で新たに生成されてもよい。
具体的には、上式(2)におけるnを1からMまで1つずつインクリメントした数を順に代入して得られる番号のクロックパルスを順に出力することが繰り返されることにより、ロングクロック信号LCKが生成される。もちろん、必ずしもnの上限値をMに限定する必要はないが、クロック縮小比率がN/Mであることにより、生成されるクロック信号はM個の周期で繰り返されることになる点を考慮すれば、nの上限値をMに限定する簡易な構成が好適である。なお、この信号のタイミング等については後述する。
ショート期間算出部103は、係数設定部101から上記係数である初項aS および公差dS とベースカウント値Mとを受け取るとともに、コンピュータや表示装置など本スキャンコンバート回路100の外部の装置から入力クロック信号Cinを受け取る。ショート期間算出部103は、上記入力クロック信号Cinに含まれるクロックパルスのうち、上式(3)に初項aS および公差dS を代入して得られる番号のクロックパルスのみを抜き出し(透過し)、ショートクロック信号SCKとして出力する。なお、このショートクロック信号SCKは同様のクロックパルス間隔で新たに生成されてもよい。また、ここでのnの上限値をMに限定する簡易な構成が好適であることは前述したロング期間算出部102の場合と同様である。さらにこの信号のタイミング等についても後述する。
クロック信号変換部104は、ロング期間算出部102から受け取ったロングクロック信号LCKと、ショート期間算出部103から受け取ったショートクロック信号SCKとを合成する(論理和をとる)ことにより、クロックパルスを間引いた後のクロック縮小比率がN/Mとなるような変換クロック信号MCKと、後述する出力画像信号Doutに含まれる画素データの後半部分がほぼアクティブとなるパルスを含む出力クロック信号Coutとを生成する。
画像信号変換部105は、入力画像信号Dinと、クロック信号変換部104から受け取った変換クロック信号MCKとに基づき、画素データが間引かれた出力画像信号Doutを生成する。このようにして入力画像信号Dinに対する出力画像信号Doutの画素データ数の比率をN/M倍に変換(縮小)することができる。以下では、図2および図3を参照してこれらの各種信号のタイミングを説明することにより、本スキャンコンバート回路100の動作について詳しく説明する。
図2は、本実施形態において入力クロック信号Cinから変換クロック信号MCKを生成する動作を簡易に説明するための図である。なお、ここでのクロック縮小比率N/Mは2/3に設定されている。図2に示されるように、入力クロック信号Cinのクロックパルスをその番号(順番)に応じてC1,C2,C3,…,C9(C10以降は図中では省略されている)とするとき、(間引かれなかった)変換クロック信号MCKのクロックパルスはC1,C2,C4,C5,C7,C8,…となっており、クロックパルスC3,C6,C9,…は間引かれている。なお図中では、クロックパルスの対応関係を矢印により示しており、また間引かれたことを×印により示している。このように入力クロック信号Cinに対する変換クロック信号MCKのクロックパルス比率は設定どおりに2/3となっていることがわかる。
また、上記クロックパルスが間引かれた結果、変換クロック信号MCKには短いクロック期間である前述したショート期間と長いクロック期間である前述したロング期間とが形成されており、これらの期間の開始位置に立ち上がるクロックパルスが含まれている。これら各ショート期間およびロング期間におけるクロックパルスの番号は上式(2),(3)に基づき、ロング期間算出部102およびショート期間算出部103により算出される点については前述したとおりである。続いてこれらにつき図3を参照して詳しく説明する。
図3は、本実施形態における各種信号のタイミングチャートを示す図である。なお前述したように、ここでのクロック縮小比率N/Mは2/3である。図3に示されるように、ロング期間算出部102から出力されるロングクロック信号LCKは、入力クロック信号CinのクロックパルスC2,C5,C8,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は上式(2)に基づいて算出される。ここでは、係数設定部101により初項aL は2に、公差dL は3に設定されており、上式(2)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は2,5,8,11,…となる。
もっとも、ここではクロック縮小比率N/Mの分母であるベースカウント値Mが3に設定されており、このベースカウント値Mが上式(2)におけるnの上限値となるので、実際には3つのクロックパルスを含む範囲内におけるクロックパルス番号が1から3までの3つのクロックパルスのうちその番号が2であるクロックパルスが繰り返し出力されることになる。図3に示されるようにクロック縮小比率N/Mの分母Mは変換クロック信号MCKの繰り返し周期となることから、これをベースカウント値Mとしてnの上限値とすることにより、簡単な回路構成で連続するクロックパルスからなる入力クロック信号Cinからロングクロック信号LCKを生成することができる。
また、ショート期間算出部103から出力されるショートクロック信号SCKは、入力クロック信号CinのクロックパルスC1,C4,C7,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は上式(3)に基づいて算出される。ここでは、係数設定部101により初項aS は1に、公差dS は3に設定されており、上式(3)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は1,4,7,10,…となる。
もっとも、ここでもロング期間算出部102と同様、実際には3つのクロックパルスを含む範囲内におけるクロックパルス番号が1から3までの3つのクロックパルスのうちその番号が1であるクロックパルスが繰り返し出力されることになる。よって簡単な回路構成で連続するクロックパルスからなる入力クロック信号Cinからショートクロック信号SCKを生成することができる。
次に、図3に示されるようにクロック信号変換部104から出力される変換クロック信号MCKは、入力クロック信号CinのクロックパルスC1,C2,C4,C5,C7,C8,…を含んでおり、これらのクロックパルスはロングクロック信号LCKおよびショートクロック信号SCKのいずれかに含まれるクロックパルスに合致する。すなわち、クロック信号変換部104は、ロング期間算出部102から受け取ったロングクロック信号LCKと、ショート期間算出部103から受け取ったショートクロック信号SCKとを合成する(論理和をとる)ことにより、入力クロック信号Cinのクロックパルスが適宜間引かれてクロック縮小比率が2/3となる変換クロックMCKを生成する。
また、クロック信号変換部104は、ロング期間およびショート期間の中央位置でクロックパルスが立ち上がる(アクティブとなる)出力クロック信号Coutを生成する。具体的には、クロック信号変換部104は、上記変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスがロングクロック信号LCKおよびショートクロック信号SCKのいずれかに含まれるクロックパルスであるかを判別する。そして、ロングクロック信号LCKに含まれるクロックパルスである場合には、当該クロックパルスが立ち下がってから1クロック後の時点で立ち上がる2クロック長のクロックパルスを出力クロック信号Coutとして生成する。またショートクロック信号SCKに含まれるクロックパルスである場合には、当該クロックパルスが立ち下がるときに同時に立ち上がる1クロック長のクロックパルスを出力クロック信号Coutとして生成する。このような構成により、後述する出力画像信号Doutに含まれるべき各画素データD1,D2,D4,D5,D7,D8,…の中央位置でクロックパルスが立ち上がる出力クロック信号Coutを容易に生成することができる。
続いて、図3に示されるように画像信号変換部105から出力される出力画像信号Doutは、入力画像信号Dinの画素データD1,D2,D4,D5,D7,D8,…を含んでおり、これらの画素データの番号は変換クロック信号MCKに含まれるクロックパルスの番号に対応していることがわかる。すなわち、画像信号変換部105は、クロック信号変換部104から受け取ったクロック信号MCKに基づき、入力画像信号Dinから対応する画素データを間引くことにより出力画像信号Doutを生成する。
以上のように、本スキャンコンバート回路100は、クロックパルスを間引いた後のクロック縮小比率をN/Mとした場合の分母であるベースカウント値Mと、ロング期間の開始位置を算出するための係数としての初項aL および公差dL と、ショート期間の開始位置を算出するための係数としての初項aS および公差dS とを定める設定データに基づき、上記縮小比率に変換された出力画像信号Doutを出力する。
<2. 第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態に係るスキャンコンバート回路のブロック図である。図4に示されるように、本スキャンコンバート回路200は、図1に示される係数設定部101に相当する係数設定部201と、ロング期間算出部102に相当する第1の期間算出部202と、ショート期間算出部103に相当する第2および第3の期間算出部203a,203bと、クロック信号変換部104に相当するクロック信号変換部204と、画像信号変換部105に相当する画像信号変換部205とを備える。なお後述するように、第2の期間算出部203aは第1のショートクロック信号SCKaを出力し、第3の期間算出部203bは第2のショートクロック信号SCKbを出力する。
このように本実施形態におけるスキャンコンバート回路200は、第1の実施形態におけるスキャンコンバート回路100の構成要素と、第2および第3の期間算出部203a,203b以外の構成要素とがほぼ同一であるので、その説明は省略し、以下、図5および図6を参照して各種信号のタイミングを説明することにより、本スキャンコンバート回路200の動作について詳しく説明する。
図5は、本実施形態において入力クロック信号Cinから変換クロック信号MCKを生成する動作を簡易に説明するための図である。なお、ここでのクロック縮小比率N/Mは7/12に設定されている。図5に示されるように、入力クロック信号Cinのクロックパルスをその番号(順番)に応じてC1,C2,C3,…,C12(C13以降は図中では省略されている)とするとき、(間引かれなかった)変換クロック信号MCKのクロックパルスはC1,C4,C5,C7,C9,C10,C12,…となっており、クロックパルスC2,C3,C6,C8,C11,…は間引かれている。なお図中では、図2の場合と同様にクロックパルスの対応関係を矢印により示しており、また間引かれたことを×印により示している。このように入力クロック信号Cinに対する変換クロック信号MCKのクロックパルスの比率は設定どおりに7/12となっていることがわかる。
ここで、図5および後述する図6を参照すればわかるように、本実施形態では第1の実施形態の場合とは異なり、ロング期間におけるクロックパルスは全てロングクロック信号LCKに含まれるクロックパルスに合致するわけではなく、またショート期間におけるクロックパルスは全て第1または第2のショットクロック信号SCKa,SCKbに含まれるクロックパルスに合致するわけではない。
すなわち、第1の期間算出部202は、ここでは入力クロック信号Cinに含まれる2つのクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である所定の第1の期間毎にクロックパルスを含むロングクロック信号LCKを生成し、第2の期間算出部203aは、3つのクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である所定の第2の期間毎にクロックパルスを含む第1のショートクロック信号SCKaを生成し、第3の期間算出部203bは、11のクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である所定の第3の期間毎にクロックパルスを含む第2のショートクロック信号SCKbを生成すれば足り、その結果として得られる変換クロック信号MCKにおけるロング期間およびショート期間の開始時点に含まれるクロックパルスが第1から第3までの期間算出部202,203a,203aのいずれにより生成されたかは特に問題とはならない。
そして以上のことは第1の実施形態の場合にも同様に言えるので、第1の実施形態におけるロング期間算出部102は、入力クロック信号Cinに含まれる2つのクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である所定の第1の期間毎にクロックパルスを含むロングクロック信号LCKを生成し、ショート期間算出部103は、入力クロック信号Cinに含まれる2つのクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である所定の第2の期間毎にクロックパルスを含むショートクロック信号SCKを生成すれば足りる。
なお、このような第1の実施形態における上記第1の期間に相当するロング期間は、公差dL により設定され、上記第2の期間に相当するショート期間は、公差dS により設定され、また、これらの期間の最初の開始時点は、初項aL および初項aS により設定されることは前述したとおりである。
以下、第2の実施形態における動作につき図6を参照して詳しく説明する。図6は、本実施形態における各種信号のタイミングチャートを示す図である。この図6に示されるように、第1の期間算出部202から出力されるロングクロック信号LCKは、入力クロック信号CinのクロックパルスC1,C4,C7,C10,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は上式(2)に基づいて算出される。ここでは、係数設定部201により初項aL は1に、公差dL は3に設定されており、上式(2)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は1,4,7,10,13,…となる。
もっとも、ここではクロック縮小比率N/Mの分母であるベースカウント値Mが12に設定されており、12のクロックパルスを含む範囲内におけるクロックパルス番号が1から12までのクロックパルスのうちその番号が1,4,7,10であるクロックパルスが繰り返し出力されることになる。この構成により、簡単な回路構成で連続するクロックパルスからなる入力クロック信号Cinからロングクロック信号LCKを生成することができる。なお、ここでの繰り返し範囲は必ずしもベースカウント値Mを上限とする必要はなく、例えば3つのクロックパルスを含む範囲内におけるクロックパルス番号が1から3までのクロックパルスのうちその番号が1であるクロックパルスが繰り返し出力される構成であってもよい。
また、第2の期間算出部203aから出力される第1のショートクロック信号SCKaは、入力クロック信号CinのクロックパルスC1,C5,C9,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は次式(4)に基づいて算出される。
an =aS1 +(n−1)×dS1 …(4)
ここでは、係数設定部201により初項aS1 は1に、公差dS1 は4にそれぞれ設定されているので、上式(4)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は1,5,9,13,…となる。
さらに、第3の期間算出部203bから出力される第2のショートクロック信号SCKbは、入力クロック信号CinのクロックパルスC12,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は次式(5)に基づいて算出される。
an =aS2 +(n−1)×dS2 …(5)
ここでは、係数設定部201により初項aS2 は12に、公差dS2 は12にそれぞれ設定されているので、上式(5)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は12,24,36,…となる。
このように、本スキャンコンバート回路は、第1の期間算出部202に加えて、第2および第3の期間算出部203a,203bを備えることにより、等差数列を利用した第1および第2の期間算出部だけでは実現することができない図6に示されるようなクロックパルスの番号配列を実現することができ、また例えばクロック縮小比率N/Mが11/14である場合など多くの種類の縮小比率に対応した変換を実現することができる。またこのことから期間算出部の数は4つ以上であってもよい。
なお、ここでも第1の期間算出部302と同様、実際には所定の範囲内におけるクロックパルス番号に対応するクロックパルスが繰り返し出力されることになるので、同様に簡単な回路構成で連続するクロックパルスからなる入力クロック信号Cinから第1および第2のショートクロック信号SCKa,SCKbを生成することができる。
次に、図6に示されるようにクロック信号変換部204から出力される変換クロック信号MCKは、入力クロック信号CinのクロックパルスC1,C4,C5,C7,C9,C10,C12,…を含んでおり、これらのクロックパルスはロングクロック信号LCKおよび第1および第2のショートクロック信号SCKa,SCKbのいずれか1つ以上に含まれるクロックパルスに合致する。すなわち、クロック信号変換部204は、これらのクロック信号を合成する(論理和をとる)ことにより、入力クロック信号Cinのクロックパルスが適宜間引かれてクロック縮小比率が7/12となる変換クロックMCKを生成する。
なお、クロック信号変換部204は、第1の実施形態におけるクロック信号変換部104と同様、ロング期間およびショート期間の中央位置でクロックパルスが立ち上がるような、出力画像信号Doutに同期した出力クロック信号Coutを生成する。もっとも、第1の実施形態の場合とは異なり、本実施形態におけるクロック信号変換部204は、上記変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスがロングクロック信号LCKおよびショートクロック信号SCKのいずれかに含まれるクロックパルスであるかを判別することにより、出力クロック信号Coutを生成することができない。変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスがロングクロック信号LCKに含まれる場合であってもショート期間となる場合があり、またその逆となる場合もあるからである。したがって、クロック信号変換部204は、変換クロック信号MCKに含まれるクロックパルスの間隔を算出することにより対応する期間がロング期間であるかショート期間であるかを判別し、その判別結果に基づき出力画像信号Doutに含まれるべき各画素データD1,D4,D5,D7,D9,D10,D12,…の中央位置でクロックパルスが立ち上がる出力クロック信号Coutを生成する。なお、このようなクロック信号変換部204の構成は複雑であるため、簡易な構成のクロック信号変換部を含むスキャンコンバート回路については、次の第3の実施形態において説明する。
続いて、図6に示されるように画像信号変換部205から出力される出力画像信号Doutは、入力画像信号Dinの画素データD1,D4,D5,D7,D9,D10,D12,…を含んでおり、これらの画素データの番号は変換クロック信号MCKに含まれるクロックパルスの番号に対応していることがわかる。すなわち、画像信号変換部205は、クロック信号変換部204から受け取ったクロック信号MCKに基づき、入力画像信号Dinから対応する画素データを間引くことにより出力画像信号Doutを生成する。
以上のように、本スキャンコンバート回路200は、クロックパルスを間引いた後のクロック縮小比率をN/Mとした場合の分母であるベースカウント値Mと、第1の期間における開始位置を算出するための係数としての初項aL および公差dL と、第2および第3の期間それぞれの開始位置を算出するための係数としての初項aS1 ,aS2 および公差dS2 ,dS2 とを定める設定データに基づき、上記縮小比率に変換された出力画像信号Doutを出力する。
<3. 第3の実施形態>
前述したように、第2の実施形態におけるクロック信号変換部204の構成は複雑であるため、簡易な構成のクロック信号変換部304を含むスキャンコンバート回路300について説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るスキャンコンバート回路のブロック図である。図7に示されるように、本実施形態のスキャンコンバート回路300は、クロック信号変換部304の構成および各信号波形を除いて、図4に示される第2の実施形態に係るスキャンコンバート回路200と同様の構成であって、図4に示される係数設定部201に相当する係数設定部301と、第1の期間算出部202に相当する第1の期間算出部302と、第2の期間算出部203aに相当する第2の期間算出部303aと、第3の期間算出部203bに相当する第3の期間算出部303bと、クロック信号変換部204に相当するクロック信号変換部304と、画像信号変換部205に相当する画像信号変換部305とを備える。なお後述するように、各信号波形は異なるが同一の信号には同一の符号を付してその説明を省略する。また、同一の構成要素についてもその説明を省略し、以下、図8および図9を参照して各種信号のタイミングを説明することにより、本スキャンコンバート回路300の動作について詳しく説明する。
図8は、本実施形態において入力クロック信号Cinから変換クロック信号MCKを生成する動作を簡易に説明するための図である。なお、ここでのクロック縮小比率N/Mは第2の実施形態の場合と同様に7/12に設定されている。図8に示されるように、入力クロック信号Cinのクロックパルスをその番号(順番)に応じてC1,C2,C3,…,C12(C13以降は図中では省略されている)とするとき、(間引かれなかった)変換クロック信号MCKのクロックパルスはC1,C3,C5,C7,C9,C11,C12,…となっており、クロックパルスC2,C4,C6,C8,C10,…は間引かれている。なお図中では、図2の場合と同様にクロックパルスの対応関係を矢印により示しており、また間引かれたことを×印により示している。このように入力クロック信号Cinに対する変換クロック信号MCKのクロックパルスの比率は設定どおりに7/12となっていることがわかる。
ここで、図8および後述する図9を参照すればわかるように、本実施形態では第1の実施形態の場合と同様、ロング期間におけるクロックパルスは全てロングクロック信号LCKに含まれるクロックパルスに合致し、またショート期間におけるクロックパルスは全て第1または第2のショットクロック信号SCKa,SCKbに含まれるクロックパルスに合致するが、本実施形態では第1の実施形態の場合とはやや異なり、ショート期間におけるクロックパルスの一部がロングクロック信号LCKに含まれるクロックパルスにもさらに合致する。このように変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスが第1および第2のショートクロック信号SCKa,SCKbのいずれかに含まれる場合には必ずショート期間となり、それ以外の場合には必ずロング期間となるので、本実施形態では、第1の実施形態の場合と同様、変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスがショートクロック信号SCKに含まれるクロックパルスであるか否かを判別することにより、出力クロック信号Coutを生成することができる。
以下、第3の実施形態における動作につき図9を参照して詳しく説明する。図9は、本実施形態における各種信号のタイミングチャートを示す図である。この図9に示されるように、第1の期間算出部302から出力されるロングクロック信号LCKは、入力クロック信号CinのクロックパルスC1,C3,C5,C7,C9,C11,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は上式(2)に基づいて算出される。ここでは、係数設定部301により初項aL は1に、公差dL は2に設定されており、上式(2)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は1,3,5,7,9,11,13,…となる。
もっとも、ここではクロック縮小比率N/Mの分母であるベースカウント値Mが12に設定されており、12のクロックパルスを含む範囲内におけるクロックパルス番号が1から12までのクロックパルスのうちその番号が1,3,5,7,9,11であるクロックパルスが繰り返し出力されることになる。この構成により、簡単な回路構成で連続するクロックパルスからなる入力クロック信号Cinからロングクロック信号LCKを生成することができる。
また、第2の期間算出部303aから出力される第1のショートクロック信号SCKaは、入力クロック信号CinのクロックパルスC11,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は上式(4)に基づいて算出される。ここでは、係数設定部301により初項aS1 は11に、公差dS1 は12にそれぞれ設定されているので、上式(4)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は11,23,35,…となる。
さらに、第3の期間算出部303bから出力される第2のショートクロック信号SCKbは、入力クロック信号CinのクロックパルスC12,…を含んでおり、これらのクロックパルスの番号は上式(5)に基づいて算出される。ここでは、係数設定部301により初項aS2 は12に、公差dS2 は12にそれぞれ設定されているので、上式(5)に基づき、クロックパルスの番号(順番)は12,24,36,…となる。
なお、ここでも第1の期間算出部302と同様、実際には所定の範囲内におけるクロックパルス番号に対応するクロックパルスが繰り返し出力されることになるので、同様に簡単な回路構成で連続するクロックパルスからなる入力クロック信号Cinから第1および第2のショートクロック信号SCKa,SCKbを生成することができる。
次に、図9に示されるようにクロック信号変換部304から出力される変換クロック信号MCKは、入力クロック信号CinのクロックパルスC1,C3,C5,C7,C9,C11,C12,…を含んでおり、これらのクロックパルスはロングクロック信号LCKおよび第1および第2のショートクロック信号SCKa,SCKbのいずれか1つ以上に含まれるクロックパルスに合致する。すなわち、クロック信号変換部304は、これらのクロック信号を合成する(論理和をとる)ことにより、入力クロック信号Cinのクロックパルスが適宜間引かれてクロック縮小比率が7/12となる変換クロックMCKを生成する。
ここで、クロック信号変換部304は、第1の実施形態の場合と同様に、ロング期間およびショート期間の中央位置でクロックパルスが立ち上がる(アクティブとなる)出力クロック信号Coutを生成する。具体的には、クロック信号変換部304は、上記変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスがショートクロック信号SCKに含まれるクロックパルスであるか否かを判別する。そして、ショートクロック信号SCKに含まれるクロックパルスである場合には、当該クロックパルスが立ち下がるときに同時に立ち上がる1クロック長のクロックパルスを出力クロック信号Coutとして生成する。また、それ以外の場合(すなわちショートクロック信号SCKに含まれるクロックパルスでない場合)には、当該クロックパルスが立ち下がってから1クロック後の時点で立ち上がる2クロック長のクロックパルスを出力クロック信号Coutとして生成する。このような構成により、後述する出力画像信号Doutに含まれるべき各画素データD1,D3,D5,D7,D9,D11,D12,…の中央位置でクロックパルスが立ち上がる出力クロック信号Coutを容易に生成することができる。
続いて、図9に示されるように画像信号変換部305から出力される出力画像信号Doutは、入力画像信号Dinの画素データD1,D3,D5,D7,D9,D11,D12,…を含んでおり、これらの画素データの番号は変換クロック信号MCKに含まれるクロックパルスの番号に対応していることがわかる。すなわち、画像信号変換部305は、クロック信号変換部304から受け取ったクロック信号MCKに基づき、入力画像信号Dinから対応する画素データを間引くことにより出力画像信号Doutを生成する。
以上のように、本スキャンコンバート回路300は、クロックパルスを間引いた後のクロック縮小比率をN/Mとした場合の分母であるベースカウント値Mと、第1の期間における開始位置を算出するための係数としての初項aL および公差dL と、第2および第3の期間それぞれの開始位置を算出するための係数としての初項aS1 ,aS2 および公差dS2 ,dS2 とを定める設定データに基づき、上記縮小比率に変換された出力画像信号Doutを出力する。
<4. 各実施形態の効果>
上記第1ないし第3の実施形態では、ベースカウント値Mとロング期間およびショート期間(または第1から第3までの期間)の開始位置をそれぞれ算出するための係数(等差数列の一般項を求めるための初項aおよび公差d)を設定するだけで、様々なフォーマットを有する入力画像信号を様々な画素数を有する表示デバイスに対応した出力画像信号に変換することができるので、予め決定しなければならない設定データ数が少なく、かつ回路規模が小さいスキャンコンバート回路を提供することができる。
また、第2の実施形態では、第2および第3の期間算出部203a,203bを備えることにより、出力クロック信号Cout(または変換クロック信号MCK)に含まれるクロックパルスの番号配列を多様化しまた様々なクロック縮小比率に対応することができるスキャンコンバート回路を提供することができる。
さらに、第1および第3の実施形態では、係数設定部に与えられる設定データを適宜に設定することにより、クロック信号変換部104,304において、変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスがショートクロック信号SCKに含まれるクロックパルスであるか否かを判別する簡易な構成で、または変換クロック信号MCKに含まれるべき各クロックパルスがロングクロック信号LCKおよびショートクロック信号SCKのいずれかに含まれるクロックパルスであるかを判別する簡易な構成で、例えば変換クロック信号MCKに含まれるクロックパルスの間隔を算出することにより対応する期間がロング期間であるかショート期間であるかを判別する複雑な構成を取ることなく、出力画像信号Doutに含まれるべき各画素データの中央位置でクロックパルスが立ち上がる出力クロック信号Coutを容易に生成することができる。
<5. 各実施形態の変形例>
上記各実施形態では、ロング期間算出部102および第1の期間算出部202,302によりロングクロック信号LCKが生成される構成であるが、ロング期間の開始位置を示す信号であれば必ずしもクロック信号に限定されるわけではなく、例えば数値データなどであってもよい。このことはショート期間算出部103や第2および第3の期間算出部203a,203b,303a,303bにおいても同様である。
上記各実施形態では、係数設定部101,201,301により、ロング期間およびショート期間(または第1から第3までの期間)の開始位置を示す順番をそれぞれ等差数列の一般項an により求めるための初項a および公差d が定められているが、その他の数式やテーブルなどにより上記期間の開始位置を示す順番を求めるための係数やデータなどが定められる構成であってもよい。
上記各実施形態では、ロング期間算出部102、第1の期間算出部202,302、ショート期間算出部103、または第2および第3の期間算出部203a,203b,303a,303bにおいて、等差数列の一般項におけるnを1からMまでの間で繰り返し1ずつ増加させることによりロング期間またはショート期間(または第1から第3までの期間)の開始位置を算出するため、係数設定部101,201,301によりベースカウント値Mが定められる構成であるが、必ずしもこのベースカウント値Mが定められる必要はなく、例えばベースカウント値Mに替わる適宜の繰り返し回数が予め設定され、または算出されてもよい。
上記第1または第3の実施形態では、出力画像信号Doutに含まれるべき各画素データの中央位置でクロックパルスが立ち上がる出力クロック信号Coutを生成する構成であるが、この出力クロック信号Coutは、出力画像信号Doutとともに表示装置に与えられ使用されるクロック信号であるので、出力画像信号Doutに含まれる画素データに同期したクロック信号であればよく、当該表示装置の仕様に応じて適宜の所定位置で立ち上がるクロックパルスを含んでいればよい。
本発明の第1の実施形態に係るスキャンコンバート回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態において入力クロック信号から変換クロック信号を生成する動作を簡易に説明するための図である。 上記実施形態における各種信号のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るスキャンコンバート回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態において入力クロック信号から変換クロック信号を生成する動作を簡易に説明するための図である。 上記実施形態における各種信号のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るスキャンコンバート回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態において入力クロック信号から変換クロック信号を生成する動作を簡易に説明するための図である。 上記実施形態における各種信号のタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
100,200,300…スキャンコンバート回路
101,201,301…係数設定部
102 …ロング期間算出部
103 …ショート期間算出部
104,204,304…クロック信号変換部
105,205,305…画像信号変換部
202,302 …第1の期間算出部
203a,303a …第2の期間算出部
203b,303b …第3の期間算出部
Cin …入力クロック信号
Cout …出力クロック信号
LCK …ロングクロック信号
SCK …ショートクロック信号
MCK …変換クロック信号
Din …入力画像信号
Dout …出力画像信号

Claims (6)

  1. 表示装置に表示されるべき画像における水平方向の表示画素数に等しくなるよう、外部から与えられる入力画像信号を、当該入力画像信号における水平方向の画素数のN/M(N,Mは自然数)倍となる水平方向の画素数を有する出力画像信号に変換するスキャンコンバート回路であって、
    外部から与えられる所定の設定データに基づき、外部から与えられる入力クロック信号に含まれる1つ以上のクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である異なる所定の第1および第2の期間を設定するための第1および第2の期間設定値を定める設定手段と、
    前記第1の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第1の期間開始信号として出力する第1の期間算出手段と、
    前記第2の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第2の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第2の期間開始信号として出力する第2の期間算出手段と、
    前記第1および第2の期間開始信号に基づき、前記入力クロック信号におけるクロックパルス数のN/M倍となるクロックパルス数を有する変換クロック信号を出力するクロック信号変換手段と、
    前記変換クロック信号に基づき、前記入力画像信号に含まれる画素データを間引くことにより、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換手段と
    を備え
    前記設定手段は、前記設定データに基づき、前記入力クロック信号に含まれるクロックパルスの順番であって、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an (nは0以上の整数)で表すとき、等式an =aL +(n−1)×dL における初項aL および公差dL を前記第1の期間設定値として定め、かつ前記第2の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an で表すとき、等式an =aS +(n−1)×dS における初項aS および公差dS を前記第2の期間設定値として定めることを特徴とする、スキャンコンバート回路。
  2. 前記第1の期間算出手段は、前記第1の期間の開始位置に対応する前記入力クロック信号のクロックパルスを前記第1の期間開始信号として出力し、
    前記第2の期間算出手段は、前記第2の期間の開始位置に対応する前記入力クロック信号のクロックパルスを前記第2の期間開始信号として出力し、
    前記クロック信号変換手段は、前記第1の期間開始信号と前記第2の期間開始信号とを合成することにより、前記変換クロック信号を生成し出力することを特徴とする、請求項1に記載のスキャンコンバート回路。
  3. 前記クロック信号変換手段は、前記第1および第2の期間開始信号に基づき、前記出力画像信号に含まれる画素データに同期して当該画素データそれぞれに対応する所定時点で立ち上がりまたは立ち下がるクロックパルスを含む出力クロック信号を出力することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のスキャンコンバート回路。
  4. 前記設定手段は、前記設定データに基づき前記自然数Mを定め、
    前記第1の期間算出手段は、前記第1の期間設定値である初項aL および公差dL により定められる等差数列の一般項におけるnを1からMまでの間で繰り返し1ずつ増加させることにより、前記第1の期間の開始位置を算出し、
    前記第2の期間算出手段は、前記第2の期間設定値である初項aS および公差dS により定められる等差数列の一般項におけるnを1からMまでの間で繰り返し1ずつ増加させることにより、前記第2の期間の開始位置を算出することを特徴とする、請求項1に記載のスキャンコンバート回路。
  5. 所定の第3の期間開始信号を出力する第3の期間算出手段をさらに備え、
    前記設定手段は、外部から与えられる所定の設定データに基づき、外部から与えられる入力クロック信号に含まれる1つ以上のクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である前記第1および第2の期間とは異なる第3の期間を設定するための第3の期間設定値を定め、
    前記第3の期間算出手段は、前記第3の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第3の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を前記第3の期間開始信号として出力し、
    前記クロック信号変換手段は、前記第1ないし第3の期間開始信号に基づき、前記入力クロック信号におけるクロックパルス数のN/M倍となるクロックパルス数を有する変換クロック信号を出力することを特徴とする、請求項4に記載のスキャンコンバート回路。
  6. 表示装置に表示されるべき画像における水平方向の表示画素数に等しくなるよう、外部から与えられる入力画像信号を、当該入力画像信号における水平方向の画素数のN/M(N,Mは自然数)倍となる水平方向の画素数を有する出力画像信号に変換するスキャンコンバート方法であって、
    外部から与えられる所定の設定データに基づき、外部から与えられる入力クロック信号に含まれる1つ以上のクロックパルスを間引いた周期的なクロックパルス間隔である異なる所定の第1および第2の期間を設定するための第1および第2の期間設定値を定める設定ステップと、
    前記第1の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第1の期間開始信号として出力する第1の期間算出ステップと、
    前記第2の期間設定値に基づき、前記入力クロック信号における前記第2の期間の開始位置を算出し、算出された開始位置を第2の期間開始信号として出力する第2の期間算出ステップと、
    前記第1および第2の期間開始信号に基づき、前記入力クロック信号におけるクロックパルス数のN/M倍となるクロックパルス数を有する変換クロック信号を出力するクロック信号変換ステップと、
    前記変換クロック信号に基づき、前記入力画像信号に含まれる画素データを間引くことにより、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換ステップと
    を含み、
    前記設定ステップでは、前記設定データに基づき、前記入力クロック信号に含まれるクロックパルスの順番であって、前記入力クロック信号における前記第1の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an (nは0以上の整数)で表すとき、等式an =aL +(n−1)×dL における初項aL および公差dL を前記第1の期間設定値として定め、かつ前記第2の期間の開始位置を示す順番を等差数列の一般項an で表すとき、等式an =aS +(n−1)×dS における初項aS および公差dS を前記第2の期間設定値として定めることを特徴とする、スキャンコンバート方法。
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