JP5063145B2 - スキャンコンバート回路およびスキャンコンバート方法 - Google Patents
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外部から与えられる所定の設定データに基づき、前記表示画素数Pを定める設定手段と、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向中央近傍の所定位置における表示拡大率を定めるセンタ係数Cを算出するセンタ係数算出手段と、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向両端近傍の所定位置における表示拡大率を定めるサイド係数Sを算出するサイド係数算出手段と、
外部から与えられる入力クロック信号Cinに基づき自然数nを1から前記入力画素数Mまで1ずつ加算することにより、nが1から所定の自然数T1 までの範囲内では前記サイド係数Sを初項とし前記センタ係数Cを末項とする等差数列An =S+(n−1)×(C−S)/(T1 −1)の対応する値をカウンタ係数An として算出し、nが前記自然数T1 以上の自然数T2 から前記入力画素数Mまでの範囲内では前記センタ係数Cを初項とし前記サイド係数Sを末項とする等差数列An =C+(n−T2 )×(S−C)/(M−T 2 )の対応する値をカウンタ係数An として算出するカウンタ係数算出手段と、
前記入力クロック信号Cinに基づき前記カウンタ係数An を積算した加算値Sn を算出するカウンタ係数加算手段と、
前記入力クロック信号Cinに基づき、前記加算値Sn の整数部が変化する毎に1つのクロックパルスを出力することにより、表示画素数Pに等しい数のクロックパルスを含む出力クロック信号Coutを出力するクロック信号変換手段と、
前記出力クロック信号Coutに基づき、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換手段と
を備えることを特徴とする。
前記カウンタ係数算出手段は、nが前記自然数T1 から前記自然数T2 までの範囲内では前記センタ係数Cをそのまま前記カウンタ係数An として算出することを特徴とする。
前記自然数T1 および前記自然数T2 は、前記入力画素数Mの半数(M/2)に等しいことを特徴とする。
前記サイド係数算出手段は、前記表示画素数P、前記入力画素数M、および前記センタ係数Cに基づき、P/2=M×(S+C)/4を満たすサイド係数Sを算出することを特徴とする。
前記センタ係数算出手段は、前記入力画像信号により示されるべき変換前の画像における横:縦のアスペクト比がDiX:DiYであり、前記出力画像信号により表示される画像における横:縦のアスペクト比がDoX:DoYである場合、前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、C=(DoY/DiY)×(DiX/DoX)×P/Mとなるセンタ係数Cを算出することを特徴とする。
前記センタ係数算出手段は、前記入力画像信号により示されるべき変換前の画像における横:縦のアスペクト比が4:3であり、前記出力画像信号により表示される画像における横:縦のアスペクト比が16:9である場合、前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、C=3/4×P/Mとなるセンタ係数Cを算出することを特徴とする。
外部から与えられる所定の設定データに基づき、前記表示画素数Pを定める設定ステップと、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向中央近傍の所定位置における表示拡大率を定めるセンタ係数Cを算出するセンタ係数算出ステップと、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向両端近傍の所定位置における表示拡大率を定めるサイド係数Sを算出するサイド係数算出ステップと、
外部から与えられる入力クロック信号Cinに基づき自然数nを1から前記入力画素数Mまで1ずつ加算することにより、nが1から所定の自然数T1 までの範囲内では前記サイド係数Sを初項とし前記センタ係数Cを末項とする等差数列An =S+(n−1)×(C−S)/(T1 −1)の対応する値をカウンタ係数An として算出し、nが前記自然数T1 以上の自然数T2 から前記入力画素数Mまでの範囲内では前記センタ係数Cを初項とし前記サイド係数Sを末項とする等差数列An =C+(n−T2 )×(S−C)/(M−T 2 )の対応する値をカウンタ係数An として算出するカウンタ係数算出ステップと、
前記入力クロック信号Cinに基づき前記カウンタ係数An を積算した加算値Sn を算出するカウンタ係数加算ステップと、
前記入力クロック信号Cinに基づき、前記加算値Sn の整数部が変化する毎に1つのクロックパルスを出力することにより、表示画素数Pに等しい数のクロックパルスを含む出力クロック信号Coutを出力するクロック信号変換ステップと、
前記出力クロック信号Coutに基づき、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換ステップと
を含むことを特徴とする。
<1. 全体的な構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るスキャンコンバート回路のブロック図である。図1に示されるように、本スキャンコンバート回路100は、外部から与えられる設定データに基づき変換された画像信号を受けとるべき表示装置の水平画素数(1行に含まれる画素列数)Pを設定する係数設定部101と、後述する表示装置の(水平方向における)中央近傍での表示のための係数(以下「センタ係数C」という)を算出するセンタ係数算出部102と、後述する表示装置の(水平方向における)左右端近傍での表示のための係数(以下「サイド係数S」という)を算出するサイド係数算出部103と、算出されたセンタ係数Cおよびサイド係数Sと後述する入力クロック信号Cinとに基づき所定のカウンタ係数Anを算出するカウンタ係数算出部104と、入力クロック信号Cinに基づきカウンタ係数Anを積算した加算値Snを出力するカウンタ係数加算部105と、入力クロック信号Cinに基づき加算値Snの整数部が変化しないパルスが間引かれた出力クロック信号Coutを出力するクロック信号変換部106と、この出力クロック信号Coutに基づき外部からの入力画像信号Dinを非線形拡大表示を行うための出力画像信号Doutに変換する画像信号変換部120とを備える。
C=3/4×P/M …(1)
C=(DoY/DiY)×(DiX/DoX)×P/M …(2)
P/2=M×(S+C)/4 …(3)
An =S+(n−1)×(C−S)/(M/2−1) …(4)
An =C+(n−M/2)×(S−C)/(M/2) …(5)
次に、図2を参照して以上のような動作を具体的に説明する。図2は、出力クロック信号Coutを生成するための数値例を含む説明のためのタイミングチャートである。なお、ここでは入力画像信号Dinの水平方向の入力画素数Mを720とし、表示装置の水平方向の表示画素数Pを480とする。
以上のように、非線形拡大表示を行うための本実施形態のスキャンコンバート回路は、外部から設定データによって表示装置の水平方向の表示画素数Pを与えられるだけで、様々な水平画素数を有する表示装置に対応可能であり、また等差数列の和を利用するので、表示装置の水平画素数に合わせて非線形信号発生部を設計する必要がなく、回路規模を小さくすることができる。
<4.1 主たる変形例>
上記各実施形態では、カウンタ係数算出部104によりnが1からM/2までの範囲内では上式(4)に示す等差数列An =S+(n−1)×(C−S)/(M/2−1)が使用され、nがM/2からMまでの範囲内では上式(5)に示す等差数列An =C+(n−M/2)×(S−C)/Mが使用され、カウンタ係数An が算出されるが、このように範囲が決定されているのは、前述したようにnがM/2のときは上式(4)および上式(5)に示される2つの数列のいずれが使用されても同一の値であるセンタ係数Cが得られるようになっているからである。ここで、表示画面の左右両端近傍で横幅を非線形に拡大して表示する非線形拡大表示が行われる場合であっても、表示画面の中央近傍では横幅を一律に拡大する表示が行われてもよいことから、上記範囲は必ずしも中央(ここではM/2)で重なる必要はない。そこで、画面左端から画面中央近傍の非線形拡大表示が行われる左端位置を示す値を自然数T1 とし、画面右端から画面中央近傍の非線形拡大表示が行われる右端位置を示す値を自然数T2として、nが1からT1 までの範囲内では次式(6)に示される等差数列An を使用し、nがT2 からMまでの範囲内では次式(7)に示される等差数列An を使用することにより、カウンタ係数算出部104がカウンタ係数An を算出する構成であってもよい。
An =S+(n−1)×(C−S)/(T1 −1) …(6)
An =C+(n−T2 )×(S−C)/(M−T 2 )…(7)
P/2−C×K=(M−2K)×(S+C)/4 …(8)
上記実施形態では、入力画像信号Dinがデジタル信号であることを前提としているが、アナログ信号であっても同様に非線形拡大表示を行うことができる。この点、アナログ信号である入力画像信号Dinには水平方向の入力画素数Mが存在しないが、M個のクロックパルスを含む入力クロック信号Cinにより入力画素数Mに相当する数のサンプリングが行われることから、入力クロック信号Cinのクロックパルス数Mを入力画素数Mと同視することができる。したがって、このアナログ信号である入力画像信号Dinは、入力クロック信号Cinに基づくと水平方向の入力画素数Mとなる信号と言える。
101 …係数設定部
102 …センタ係数算出部
103 …サイド係数算出部
106 …クロック信号変換部
107 …画像信号変換部
Cin …入力クロック信号
Cout …出力クロック信号
P …表示装置の水平方向の表示画素数
M …入力画像信号の水平方向の入力画素数
C …センタ係数
S …サイド係数
An …カウンタ係数(等差数列)
Sn …加算値(等差数列の和)
Din …入力画像信号
Dout …出力画像信号
Claims (7)
- 外部から与えられる入力クロック信号Cinに基づくと水平方向の入力画素数Mとなる外部から与えられる入力画像信号を、所定の表示装置に表示されるべき画像における水平方向の表示画素数Pに等しい画素数を有し、かつ水平方向に非線形に変化する表示拡大率で拡大または縮小された出力画像信号に変換するスキャンコンバート回路であって、
外部から与えられる所定の設定データに基づき、前記表示画素数Pを定める設定手段と、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向中央近傍の所定位置における表示拡大率を定めるセンタ係数Cを算出するセンタ係数算出手段と、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向両端近傍の所定位置における表示拡大率を定めるサイド係数Sを算出するサイド係数算出手段と、
外部から与えられる入力クロック信号Cinに基づき自然数nを1から前記入力画素数Mまで1ずつ加算することにより、nが1から所定の自然数T1 までの範囲内では前記サイド係数Sを初項とし前記センタ係数Cを末項とする等差数列An =S+(n−1)×(C−S)/(T1 −1)の対応する値をカウンタ係数An として算出し、nが前記自然数T1 以上の自然数T2 から前記入力画素数Mまでの範囲内では前記センタ係数Cを初項とし前記サイド係数Sを末項とする等差数列An =C+(n−T2 )×(S−C)/(M−T 2 )の対応する値をカウンタ係数An として算出するカウンタ係数算出手段と、
前記入力クロック信号Cinに基づき前記カウンタ係数An を積算した加算値Sn を算出するカウンタ係数加算手段と、
前記入力クロック信号Cinに基づき、前記加算値Sn の整数部が変化する毎に1つのクロックパルスを出力することにより、表示画素数Pに等しい数のクロックパルスを含む出力クロック信号Coutを出力するクロック信号変換手段と、
前記出力クロック信号Coutに基づき、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換手段と
を備えることを特徴とする、スキャンコンバート回路。 - 前記カウンタ係数算出手段は、nが前記自然数T1 から前記自然数T2 までの範囲内では前記センタ係数Cをそのまま前記カウンタ係数An として算出することを特徴とする、請求項1に記載のスキャンコンバート回路。
- 前記自然数T1 および前記自然数T2 は、前記入力画素数Mの半数(M/2)に等しいことを特徴とする、請求項1に記載のスキャンコンバート回路。
- 前記サイド係数算出手段は、前記表示画素数P、前記入力画素数M、および前記センタ係数Cに基づき、P/2=M×(S+C)/4を満たすサイド係数Sを算出することを特徴とする、請求項3に記載のスキャンコンバート回路。
- 前記センタ係数算出手段は、前記入力画像信号により示されるべき変換前の画像における横:縦のアスペクト比がDiX:DiYであり、前記出力画像信号により表示される画像における横:縦のアスペクト比がDoX:DoYである場合、前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、C=(DoY/DiY)×(DiX/DoX)×P/Mとなるセンタ係数Cを算出することを特徴とする、請求項1に記載のスキャンコンバート回路。
- 前記センタ係数算出手段は、前記入力画像信号により示されるべき変換前の画像における横:縦のアスペクト比が4:3であり、前記出力画像信号により表示される画像における横:縦のアスペクト比が16:9である場合、前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、C=3/4×P/Mとなるセンタ係数Cを算出することを特徴とする、請求項5に記載のスキャンコンバート回路。
- 外部から与えられる入力クロック信号Cinに基づくと水平方向の入力画素数Mとなる外部から与えられる入力画像信号を、所定の表示装置に表示されるべき画像における水平方向の表示画素数Pに等しい画素数を有し、かつ水平方向に非線形に変化する表示拡大率で拡大または縮小された出力画像信号に変換するスキャンコンバート方法であって、
外部から与えられる所定の設定データに基づき、前記表示画素数Pを定める設定ステップと、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向中央近傍の所定位置における表示拡大率を定めるセンタ係数Cを算出するセンタ係数算出ステップと、
前記表示画素数Pおよび前記入力画素数Mに基づき、前記画像における水平方向両端近傍の所定位置における表示拡大率を定めるサイド係数Sを算出するサイド係数算出ステップと、
外部から与えられる入力クロック信号Cinに基づき自然数nを1から前記入力画素数Mまで1ずつ加算することにより、nが1から所定の自然数T1 までの範囲内では前記サイド係数Sを初項とし前記センタ係数Cを末項とする等差数列An =S+(n−1)×(C−S)/(T1 −1)の対応する値をカウンタ係数An として算出し、nが前記自然数T1 以上の自然数T2 から前記入力画素数Mまでの範囲内では前記センタ係数Cを初項とし前記サイド係数Sを末項とする等差数列An =C+(n−T2 )×(S−C)/(M−T 2 )の対応する値をカウンタ係数An として算出するカウンタ係数算出ステップと、
前記入力クロック信号Cinに基づき前記カウンタ係数An を積算した加算値Sn を算出するカウンタ係数加算ステップと、
前記入力クロック信号Cinに基づき、前記加算値Sn の整数部が変化する毎に1つのクロックパルスを出力することにより、表示画素数Pに等しい数のクロックパルスを含む出力クロック信号Coutを出力するクロック信号変換ステップと、
前記出力クロック信号Coutに基づき、前記入力画像信号を前記出力画像信号に変換する画像信号変換ステップと
を含むことを特徴とする、スキャンコンバート方法。
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JP2007054249A JP5063145B2 (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | スキャンコンバート回路およびスキャンコンバート方法 |
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