JP5062411B2 - 自動変速機のシフト操作装置 - Google Patents

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この発明は自動変速機のシフト操作装置に係り、特に、シフトレバーの操作位置を異なる2方向で検知する位置センサの一方が検出不能となった場合にもレンジ選択位置を判定可能な自動変速機のシフト操作装置に関する。
車両に搭載した自動変速機には、運転者により人為的に操作されるシフト操作装置を設け、このシフト操作装置が出力するレンジ選択位置を示す検出信号に基づいて、人為操作により選択された変速レンジを判定して自動変速機の変速レンジを自動で切り換える、いわゆるシフトバイワイヤ式の変速制御装置を設けているものがある。
この変速制御装置を設けた自動変速機のシフト操作装置には、シフトレバーが選択操作したレンジ選択位置を検知する手段として、選択操作されるレンジ選択位置(ポジション)の数と同じ個数以下のレンジ位置スイッチを設けたものがある。
例えば、ゲート式のシフト操作装置であって、シフトレバーにより選択操作が可能なレンジ選択位置(ポジション)が、リバース位置R、パーキング位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位置D、2速位置2、ロー位置Lの6箇所を有するシフト操作装置には、シフトレバーの選択操作によりON/OFFする6個以下のレンジ位置スイッチを設けているものがある。
しかし、このシフト操作装置は、レンジ選択位置の数と同じ個数以下のレンジ位置スイッチを設けるため、スイッチの個数が多くなる問題がある。
特許第3187978号公報 特開2000−168388号公報 特開2000−168389号公報 特表2004−516996号公報
上述のレンジ位置スイッチを備えたシフト操作装置に対して、自動変速機のシフト操作装置には、シフトレバーが選択操作したレンジ選択位置を検知する手段として、シフトレバーの操作位置に応じてアナログ電圧(リニア)を出力する位置センサを設けることで、変速レンジの位置を検知する手段としての前記レンジ位置スイッチの個数を少なくしたものがある。
例えば、図9に示すシフト操作装置101は、シフトセレクタ102の平面的に広がる略H字型のゲート103に沿ってシフトレバー104を操作可能に設け、変速レンジに対応するレンジ選択位置(ポジション)として、ニュートラル位置N、リバース位置R、ドライブ位置D、ホーム位置H、アップ位置+、ダウン位置−を設け、シフトレバー104の上下方向と左右方向との動きを検出してアナログ電圧を出力する上下位置センサ105、左右位置センサ106を設けているものがある。上下位置センサ105、左右位置センサ106は、上下と左右との位置検出用に2個使用し、信頼性を向上させるために、2系統の検出信号を出力する仕様としている。
ところが、2つの位置センサを備えたシフト操作装置は、一方の位置センサの検出信号の出力が2系統とも故障(センサ供給電源の異常でOFF等)した場合、シフトレバーの上下方向又は左右方向の操作の判定が困難となり、自動変速機の変速レンジ切換の一部又は全てが不能となる問題がある。
この発明は、変速操作制御システムとして、その構成の一部が故障しても正常に処理を続行することが可能なシステム、すなわちフォールトトレラント性を備えた変速操作制御システムを提供することを目的とする。ここでのフォールトトレラント性とは、完全に機能を保ったまま処理を続行することよりも、障害の重大性に応じて機能を低下させながらも処理を続行することに重点をおいている。また、この発明は、操作性の良い変速操作制御を提供することを副次的な目的とする。
この発明は、人為的に操作され平面的に広がり、シフトレバー操作後にホーム位置に自動復帰するシフト操作装置に設けられ、その選択操作を検知する位置センサを設け、この位置センサの検出方向をその平面において互いに交差する2方向に対応するようにそれぞれ設け、これらの位置センサが出力する検出電圧に基づいて人為操作により選択された変速レンジを判定する変速制御装置を設けた自動変速機のシフト操作装置において、前記シフト操作装置は、操作面上で交差する2方向における前記位置センサの検出電圧について等電圧となる仮想線のマトリックスを想定し、各方向について帯幅をとるように電圧範囲をもって分割してマトリックスの個々のエリアを規定し、複数のレンジ選択位置をそのエリアに対応させて設定する一方、互いのレンジ選択位置をマトリックスの各エリアの並び方向において両方向共に単独エリアとなるように設定し、前記変速制御装置は、通常時は、交差する2方向の前記位置センサの検出電圧を所定の電圧範囲と比較してレンジ選択位置を判定するように制御し、交差する2方向の位置センサのうち一方が故障した場合、他方の検出電圧がホーム位置を示す電圧範囲から遷移してホーム位置を示す電圧範囲へ復帰するまでに各レンジ位置に対応する電圧範囲に遷移したか否かを判定し、この判定結果に基づいた検出電圧の遷移経路によってレンジ選択位置を判定するように制御することを特徴とする。
この発明の自動変速機のシフト操作装置は、すべてのレンジ選択位置に対して、レンジ選択位置を異なる2方向の位置センサで検出でき、位置センサのどちらか一方が検出不能となっても、他方の位置センサ出力でレンジ選択位置の判定が可能である。
この発明の自動変速機のシフト操作装置は、交差する2方向の位置センサの検出電圧を所定の電圧範囲と比較してレンジ選択位置を判定するように制御することで、位置センサのどちらか一方が検出不能となっても、他方の位置センサ出力でレンジ選択位置の判定を可能とするものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1〜図8は、この発明の実施例を示すものである。図1は自動変速機の変速制御装置のシステム構成図、図2はシフト操作装置のシフトパターンと検出電圧との関係を示す図、図3はシフト操作装置のシフト操作の手順を示す図、図4は上下位置センサの検出電圧を示す図、図5は左右位置センサの検出電圧を示す図、図6は正常時のシフト操作の制御フローチャート、図7は故障時のシフト操作の制御フローチャート、図8は図7に続く故障時のシフト操作の制御フローチャートである。
図1において、1は車両に搭載されたエンジン、2は自動変速機、3はシフト操作装置、4は変速制御装置である。エンジン1に連結された自動変速機2は、変速レンジとして、例えばニュートラルレンジN、リバースレンジR、ドライブレンジD、2速レンジ2、ローレンジLを有し、各レンジに対応する前進用及び後退用の変速歯車列を有している。
前記シフト操作装置3は、図2に示すように、シフトセレクタ5に平面的に広がる略K字型のゲート6を設け、このゲート6に沿ってシフトレバー7を操作可能に設けている。シフトセレクタ5のゲート6には、自動変速機2の変速レンジN、R、D、2、Lに対応したレンジ選択位置(ポジション)として、ニュートラル位置N、リバース位置R、ドライブ位置D、ホーム位置H、アップ位置+、ダウン位置−を設けている。なお、アップ位置+、ダウン位置−は、図3に示すように、シフトレバー7の操作によって変速レンジが選択されるレンジ選択位置だけでなく、ドライブ位置Dが選択された状態からのシフトレバー7の操作によって2速位置2、ロー位置Lが選択される変速段選択位置としても機能する。
このシフト操作装置3は、運転者が各レンジ選択位置(N、R、D、+、−)に操作したシフトレバー7を離すと、自動的にホーム位置Hに自己復帰する機能(自動復帰機能)を有している。したがって、シフトレバー7は、各レンジ選択位置への選択操作の有無にかかわらず、常にホーム位置H(レバー中立位置)にある。
シフト操作装置3は、図3に示すように、ホーム位置Hにあるシフトレバー7を矢印1で示すように操作した場合にリバース位置Rが選択され、ホーム位置Hにあるシフトレバー7を矢印2で示すように操作してホーム位置Hに戻す操作をした場合にニュートラル位置Nが選択され、ホーム位置Hにあるシフトレバー7を矢印3で示すように操作した場合に、または2速位置2が選択された状態からホーム位置Hにあるシフトレバー7を矢印4で示すように操作した場合にドライブ位置Dが選択される。
また、シフト操作装置3は、ドライブ位置Dが選択された状態からホーム位置Hにあるシフトレバー7を矢印5で示すように操作した場合に、またはロー位置Lが選択された状態からホーム位置Hにあるシフトレバー7を矢印4で示すように操作した場合に2速位置2が選択され、2速位置2が選択された状態からホーム位置Hにあるシフトレバー7を矢印5で示すように操作した場合にロー位置Lが選択される。
但し、前記各選択操作に対しては、車速やブレーキON等の条件を設定し、条件を満たさない場合は選択操作が無効となる。また、パーキング位置Pへの操作は、別に専用スイッチを設けるものとする。
このシフト操作装置3は、シフトレバー7のレンジ選択位置を検出する位置センサとして、図2に示すように、検出方向をシフトセレクタ5の平面において互いに交差する2方向(上下方向、左右方向)に対応するように上下位置センサ8、左右位置センサ9をそれぞれ設けている。上下位置センサ8、左右位置センサ9は、シフトレバー7の上下方向、左右方向の動きを検出して、リニアに変化するアナログ電圧の検出電圧を出力する。上下位置センサ8、左右位置センサ9の検出電圧の出力仕様には、2系統と1系統との出力仕様がある。
前記変速制御装置4は、これらの上下位置センサ8、左右位置センサ9が出力する検出電圧を入力し、検出信号に基づいて人為操作により選択されたシフト操作装置3の変速レンジを判定し、自動変速機2の変速レンジを切り換える。変速制御装置4は、図1に示すように、シフト制御手段10と変速機制御手段11とから構成される。
シフト制御手段10は、シフト操作装置3の上下位置センサ8、左右位置センサ9が出力する検出信号により変速レンジを判定し、アクチュエータ12の角度センサ13から入力する回転角度信号と変速レンジスイッチ14から入力する変速レンジ信号とにより、自動変速機2の変速レンジがシフト操作装置3により選択操作された変速レンジに切り換わるように、バッテリ15の電力をアクチュエータ12のモータ16に供給して駆動を制御し、ギヤ機構17を介してマニュアルシフトシャフト18を回転させる。
変速機制御手段11は、変速レンジスイッチ14から入力する変速レンジ信号によりシフトソレノイド19を制御して自動変速機2内部の油圧回路を切り換え、自動変速機2の変速歯車列を変速レンジに対応した噛み合い状態に切り換えるとともにスロットル開度・車速・エンジン負荷等に応じた噛み合い状態に切り換え、変速レンジ情報を送信する。
前記変速制御装置4を構成するシフト制御手段10と変速機制御手段11とは、車両の通信システム(CAN:CONTROLLER AREA NETWORK)である車両LAN20によって、車両用制御装置21とメータ制御装置22とエンジン制御装置23と表示装置24とに接続され、車両情報(車速、エンジン回転数、ストップランプON・OFF、パーキングブレーキ制動・解放等)を相互通信している。
前記車両用制御装置21は、イグニッションスイッチ25の出力する電源切換要求信号により車両搭載機器の電源の供給・停止を制御し、自動式のパーキングブレーキ26に制動・解放要求信号を出力して制動・解放等を制御し、車両の電子キー(リモコン式)27との通信によりドアロックの施錠・解錠、キーコード受信を行う。前記メータ制御装置22は、コンビネーションメータ28によるシフトインジケータ、シフト警告灯、警報ブザー等の表示・動作を制御をする。前記エンジン制御装置23は、エンジン1の制御を行い、車両情報を送信する。前記表示装置24は、変速制御装置4や車両用制御装置21等からの要求により必要な情報をディスプレイ29に表示させる。
このような変速制御装置4を設けた自動変速機2のシフト操作装置3において、上下位置センサ8、左右位置センサ9の検出電圧について以下のように設定している。
シフト操作装置3は、図2に示すように、シフトセレクタ5の平面的に広がる操作面上で交差する2方向(交差するX−Y軸とするとその各軸方向。図2においては、X軸方向を上下方向、Y軸方向を左右方向とする。)における上下位置センサ8、左右位置センサ9の検出電圧について、等電圧となる仮想線のマトリックスを想定する。マトリックスは、図4、図5に示すように、上下方向、左右方向の各方向について帯幅(±vb1、±vb2)をとるように電圧範囲をもって分割して、マトリックスの個々のエリア(V1−V6、Va−Vd)を規定する。
シフト操作装置3は、シフトレバー7により選択される複数のレンジ選択位置(N、R、D、H、+、−)を、そのエリアに対応させて設定する。同時に、シフト操作装置3は、互いのレンジ選択位置(N、R、D、H、+、−)を、マトリックスの各エリアの並び方向において、両方向共に単独エリア(上下方向に単独、左右方向に単独、その両方であるということ、つまり各エリアが相互に重ならない)の関係となるように設定する。
これにより、シフト操作装置3は、複数のレンジ選択位置(N、R、D、H、+、−)を、エリア(V1−V6、Va−Vd)に対して、以下のように規定する。
1.ニュートラル位置N:V3、Vb(V3=V3v±vb1、Vb=Vbh±vb2)
2.リバース位置R: V6、Vc(V6=V6v±vb1、Vc=Vch±vb2)
3.ドライブ位置D: V1、Vd(V1=V1v±vb1、Vd=Vdh±vb2)
4.ホーム位置H: V4、Va(V4=V4v±vb1、Va=Vah±vb2)
5.アップ位置+: V5、Va(V5=V5v±vb1、Va=Vah±vb2)
6.ダウン位置−: V2、Va(V2=V2v±vb1、Va=Vah±vb2)
前記変速制御装置4は、通常時は、交差する2方向の上下位置センサ8、左右位置センサ9の検出された電圧を、それぞれ、予め設定した所定の電圧範囲(V1−V6、Va−Vd)と比較してレンジ選択位置を判定する。また、変速制御装置4は、交差する2方向の上下位置センサ8、左右位置センサ9のうち一方が故障した場合、他方の検出信号の電圧範囲の遷移によってレンジ選択位置を判定するよう制御する。
次に、この実施例の作用を説明する。
自動変速機2の変速制御装置4は、シフト操作装置3の上下位置センサ8、左右位置センサ9が出力する検出電圧に基づいてアクチュエータ12を駆動制御し、自動変速機2の変速レンジを切り換える。
シフト操作装置3の上下位置センサ8、左右位置センサ9の正常時には、図6に示すように、運転者がドライブ位置Dを選択操作する場合の制御がスタートすると(A01)、運転者によりシフトレバー7がホーム位置Hからニュートラル位置Nに操作され(A02)、次にシフトレバー7がニュートラル位置Nからドライブ位置Dに操作され(A03)、その後、運転者がシフトレバー7を離すことで、シフトレバー7が自動でドライブ位置Dからニュートラル位置Nに戻り(A04)、さらにシフトレバー7が自動でニュートラル位置Nからホーム位置Hに戻る(A05)。
シフト操作装置3は、この操作で、上下位置センサ8、左右位置センサ9の出力する検出信号が、ホーム位置Hの検出信号V4、Vaからドライブ位置Dの検出電圧V1、Vdまで変化した後に、ホーム位置Hの検出信号V4、Vaに戻る。この上下位置センサ8、左右位置センサ9の出力するドライブ位置Dまで変化した検出信号V1、Vdは、変速制御装置4のシフト制御手段10に入力する。
シフト制御手段10は、入力する検出信号V1、Vdを予め設定した所定の電圧範囲(V1−V6、Va−Vd)と比較してシフト操作装置3のレンジ選択位置をドライブ位置Dと判定し、この判定後に切り換えの目標変速レンジであるドライブレンジDの有効・無効判定を実施する(A06)。
シフト制御手段10は、目標変速レンジであるドライブレンジDが有効の場合に、アクチュエータ12のモータ16を制御してマニュアルシフトシャフト18を回転させ、角度センサ13の出力する回転角度信号により自動変速機2を目標変速レンジのドライブレンジDに切り換える(A07)。変速レンジスイッチ14は、マニュアルシフトシャフト18の回転に同期して回転し、変速レンジ信号としてドライブレンジ信号Dを出力する(A08)。
変速機制御手段11は、変速レンジスイッチ14のドライブレンジ信号Dを入力後に自動変速機2のシフトソレノイド19を制御して油圧回路を切り換え、ドライブレンジDへの切り換えを完了させ、現在の変速レンジ情報としてドライブレンジ情報を送信する(A09)。メータ制御装置22は、現在の変速レンジ情報であるドライブレンジ情報を受信してコンビネーションメータ28のシフトインジケータにドライブレンジDであることを表示させる(A10)。
前記シフト操作装置3の上下位置センサ8、左右位置センサ9の故障時には、図7に示すように、運転者がシフトレバー7を操作して制御がスタートすると(B01)、上下位置センサ8の出力電圧が故障で検出不能かを判断する(B02)。
この判断(B02)がYESの場合は、左右位置センサ9の出力電圧は正常かを判断する(B03)。この判断(B03)がYESの場合は、シフト制御手段10は故障警告(ランプ、ブザー)を実施し、左右位置センサ9の出力電圧でホーム位置H、ニュートラル位置N、リバース位置R、ドライブ位置Dの判定を行う(B04)。この判断(B03)がNOの場合は、シフト制御手段10は故障警告(ランプ、ブザー)を実施し、ホーム位置H、ニュートラル位置N、リバース位置R、ドライブ位置Dの特定不能とする(フェールセーフモードに移行)(B05)。
前記処理(B04)の後、左右位置センサ9の出力電圧がVa以外かを判断する(B06)。この判断(B06)がNOの場合は、判断(B02)に戻る。この判断(B06)がYESの場合は、左右位置センサ9の出力電圧がVa→Vb→Vcと変化したかを判断する(B07)。
この判断(B07)がYESの場合は、シフト制御手段10はリバース位置Rに操作したと判定する(B08)。この判断(B07)がNOの場合は、左右位置センサ9の出力電圧がVa→Vb→Vdと変化したかを判断する(B09)。
この判断(B09)がYESの場合は、シフト制御手段10はドライブ位置Dに操作したと判定する(B10)。この判断(B09)がNOの場合は、左右位置センサ9の出力電圧がVa→Vb→Vaと変化したかを判断する(B11)。
この判断(B11)がYESの場合は、シフト制御手段10はニュートラル位置Nに操作したと判定する(B12)。この判断(B11)がNOの場合は、判断(B06)に戻る。なお、上下位置センサ8の故障時であって、左右位置センサ9の出力電圧によるレンジ選択位置の判定においては、アップ位置+、ダウン位置−の判定を行わない。
また、前記上下位置センサ8の故障の判断(B02)がNOの場合は、図8に示すように、左右位置センサ9の出力電圧が故障で検出不能かを判断する(B13)。
この判断(B13)がNOの場合は、判断(B02)に戻る。この判断(B13)がYESの場合は、上下位置センサ8の出力電圧は正常かを判断する(B14)。この判断(B14)がYESの場合は、シフト制御手段10は故障警告(ランプ、ブザー)を実施し、上下位置センサ8の出力電圧でホーム位置H、ニュートラル位置N、リバース位置R、ドライブ位置D、アップ位置+、ダウン位置−の判定を行う(B15)。この判断(B14)がNOの場合は、シフト制御手段10は故障警告(ランプ、ブザー)を実施し、ホーム位置H、ニュートラル位置N、リバース位置R、ドライブ位置Dの特定不能とする(フェールセーフモードに移行)(B16)。
前記処理(B15)の後、上下位置センサ8の出力電圧がV4以外かを判断する(B17)。この判断(B17)がNOの場合は、判断(B13)に戻る。この判断(B17)がYESの場合は、上下位置センサ8の出力電圧がV4→V3→V6と変化したかを判断する(B18)。
この判断(B18)がYESの場合は、シフト制御手段10はリバース位置Rに操作したと判定する(B19)。この判断(B18)がNOの場合は、上下位置センサ8の出力電圧がV4→V3→V1と変化したかを判断する(B20)。
この判断(B20)がYESの場合は、シフト制御手段10はドライブ位置Dに操作したと判定する(B21)。この判断(B20)がNOの場合は、上下位置センサ8の出力電圧がV4→V3→V4と変化したかを判断する(B22)。
この判断(B22)がYESの場合は、シフト制御手段10はニュートラル位置Nに操作したと判定する(B23)。この判断(B22)がNOの場合は、上下位置センサ8の出力電圧がV4→V5→V4と変化したかを判断する(B24)。
この判断(B24)がYESの場合は、シフト制御手段10はアップ位置+に操作したと判定する(B25)。この判断(B24)がNOの場合は、上下位置センサ8の出力電圧がV4→V2→V4と変化したかを判断する(B26)。
この判断(B26)がYESの場合は、シフト制御手段10はダウン位置−に操作したと判定する(B27)。この判断(B26)がNOの場合は、判断(B17)に戻る。なお、左右位置センサ9の故障時であって、上下位置センサ8の出力電圧によるレンジ選択位置の判定においては、アップ位置+、ダウン位置−の判定を行わなくても問題はない
シフト操作装置3の上下位置センサ8、左右位置センサ9の検出信号の出力仕様には、2系統と1系統との仕様があり、それぞれの判定に差がある。
上下位置センサ8、左右位置センサ9の出力仕様が2系統の場合は、以下のように判定する。
1.正常時
・左右位置センサ9の2系統で、ホーム位置H、ニュートラル位置Nを判定
・上下位置センサ8の2系統で、リバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位置 D、アップ位置+、ダウン位置−を判定
2.左右位置センサ9の1系統の故障時、下記(1)、(2)のいずれか一方
(1)・左右位置センサ9の1系統で、ホーム位置H、ニュートラル位置Nを判定
・上下位置センサ8の2系統で、リバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ 位置Dを判定
(2)・左右位置センサ9の1系統で、ホーム位置H、ニュートラル位置Nを判定
・上下位置センサ8の2系統でリバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位 置D、ホーム位置H、(アップ位置+、ダウン位置−)を判定
3.左右位置センサ9の2系統の故障時
・上下位置センサ8の2系統で、リバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位置 D、ホーム位置H、(アップ位置+、ダウン位置−)を判定
4.上下位置センサ8の1系統の故障時、下記(1)、(2)のいずれか一方
(1)・左右位置センサ9の2系統で、ホーム位置H、ニュートラル位置Nを判定
・上下位置センサ8の1系統で、リバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ 位置D、(アップ位置+、ダウン位置−)を判定
(2)・左右位置センサ9の2系統で、ホーム位置H、ニュートラル位置N、リバース位 置R、ドライブ位置を判定、
・上下位置センサ8の1系統でリバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位 置D、ホーム位置H、(アップ位置+、ダウン位置−)を判定
5.上下位置センサ8の2系統の故障時
・左右位置センサ9の2系統で、リバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位置 D、ホーム位置Hを判定
また、上下位置センサ8、左右位置センサ9の出力仕様が1系統の場合は、以下のように判定する。
1.正常時
・左右位置センサ9の1系統で、ホーム位置H、ニュートラル位置N、リバース位置R 、ドライブ位置Dを判定、
・上下位置センサ8の1系統で、リバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位置 D、アップ位置+、ダウン位置−、ホーム位置Hを判定
2.左右位置センサ9の1系統の故障時
・上下位置センサ8の1系統で、リバース位置R、ニュートラル位置N、ドライブ位置 D、ホーム位置H、(アップ位置+、ダウン位置−)を判定
このように、変速制御装置4に設けた自動変速機2のシフト操作装置3は、シフトセレクタ5の操作面上で交差する2方向(上下方向、左右方向)における上下位置センサ8、左右位置センサ9の検出電圧について等電圧となる仮想線のマトリックスを想定し、上下方向、左右方向の各方向について帯幅(±vb1、±vb2)をとるように電圧範囲をもって分割してマトリックスの個々のエリア(V1−V6、Va−Vd)を規定し、複数のレンジ選択位置(N、R、D、H、+、−)をそのエリア(V1−V6、Va−Vd)に対応させて設定する一方、互いのレンジ選択位置(N、R、D、H、+、−)をマトリックスの各エリア(V1−V6、Va−Vd)の並び方向において両方向共に単独エリアとなるように設定している。変速制御装置4は、通常時は、交差する2方向の上下位置センサ8、左右位置センサ9の検出電圧を所定の電圧範囲と比較してレンジ選択位置(N、R、D、H、+、−)を判定するように制御する。
これにより、この自動変速機2のシフト操作装置3は、すべてのレンジ選択位置に対して、レンジ選択位置を異なる2方向の上下位置センサ8、左右位置センサ9で検出でき、たとえ、上下位置センサ8、左右位置センサ9のどちらか一方が検出不能となっても、他方の位置センサ出力でレンジ選択位置の判定が可能である。
従来は、上下・左右位置センサの検出信号の出力仕様を各2系統として、故障検出&冗長性を持たせていたが、シフト操作装置3の上下・左右位置センサ8・9を組み合わせることで、検出信号の出力仕様が各1系統でも同様の冗長性(どちらか1方の位置センサが故障してもレンジ切換機能を継続可能)を持たせることができ、シフト操作装置3の小型化&コストダウンが可能となる。
また、変速制御装置4は、交差する2方向の上下位置センサ8、左右位置センサ9のうち一方が故障した場合、他方の検出電圧の電圧範囲の遷移によってレンジ選択位置を判定するように制御する。
これにより、この自動変速機2のシフト操作装置3は、上下位置センサ8、左右位置センサ9が出力する検出電圧の電圧値でそのまま判定するのではなく、検出電圧の遷移状態を考慮して判定しているので、誤判定が少なく、精度を高く維持できる。この自動変速機2のシフト操作装置3は、上下位置センサ8、左右位置センサ9の出力を、二重系の冗長システムとしなくても、フォールトトレラントなシステムを構築できる。
また、従来は、上下・左右位置センサの各機能のどちらか一方が不能となると、レンジ切換機能が制限、あるいは停止していたが、このシフト操作装置3は上下・左右位置センサ8・9の検出信号を組み合わせてレンジ選択位置を判定することで、レンジ切換機能を継続することが可能となる。
なお、この発明は、上述実施例に限定されることなく、種々応用改変が可能である。例えば、シフトレバー7のシフトパターンは、図2に示すシフトパターン以外でも、上下・左右方向の同一線上に複数のレンジ選択位置が存在しなければ、どのようなシフトパターンでもレンジ選択位置を判定可能である。なお、上下・左右方向の同一線上にレンジ選択位置が複数存在する場合は、どちらかの判定を停止することで、レンジ選択位置を判定可能である。また、図2では、レンジ選択位置R、N、D、十、一の判定としたが、これに限定されず、パーキング位置Pを追加したり、あるいはアップ位置十、ダウン位置一が無くても、同様にレンジ選択位置を判定可能である。
さらに、レンジ選択位置を検出する位置センサ8・9は、シフトレバー7の上下方向と左右方向との操作位置を検出したが、これ以外の、例えば、斜め方向、前後方向(上下方向と左右方向とをX軸方向とY軸方向とした場合、Z軸方向の3次元)などでも同様に、レンジ選択位置を判定可能である。また、上下位置センサ8又は左右位置センサ9の検出信号の出力が2系統で、どちらか一方、例えば、上下位置センサ8の1系統が故障の場合は、左右位置センサ9の2系統の検出信号の電圧と上下位置センサ8の1系統の検出信号の電圧とを用いてレンジ選択位置を判定することができ、信頼性を向上できる。
また、この自動変速機2のシフト操作装置3は、シフトレバー7のレンジ選択操作において、軌跡を変えて、リズムを変えて、操作感を向上させつつ、人為的な誤選択を低減させることを目的として、ゲート6を以下のように配索している。
シフト操作装置3は、図2に示すように、シフトレバー7をレンジ選択位置(N、R、D、+、−)に操作するためのゲート6を複数の分岐(三叉)によって繋いでいる。ゲート6は、レンジ選択位置(N、R、D、+、−)又は変速段選択位置(+、−)から2つ以上のレンジ選択位置、および、ホーム位置H(レバー中立位置)となるレンジ選択位置を直線状に配置して、それらを繋ぐ経路を第1ゲート部6aとして設けている。この実施例では、上下方向に直線状に延びる第1ゲート部6aの上端にアップ位置+を配置し、下端にダウン位置−を配置し、中間にホーム位置Hを配置している。
この第1ゲート部6aの中間のホーム位置Hからは、右方向に延びる第2ゲート部6bを分岐して設ける。分岐した第2ゲート部6bは、途中を右斜め下方向にクランク状、あるいはS字状に蛇行させてから右方向に延ばし、右方向の端部でさらに二股に分岐する。第2ゲート部6bの右端の分岐点には、ニュートラル位置Nとなるレンジ選択位置を配置する。一方、第2ゲート部6bの左端の分岐点には、前記ホーム位置Hとなるレンジ選択位置を配置する。
第2ゲート部6bの右端の分岐点からは、右斜め下方向に直線的に延びる第3ゲート部6cを分岐して設けるとともに、上方向に伸びてから右に屈曲して右斜め上方向に延びる第4ゲート部6dを分岐して設ける。これより、第2ゲート部6bは、第1ゲート部6aの中間と第3ゲート部6c上端及び第4ゲート部6d下端とを連絡するバイパスとして設ける。第3ゲート部6cの下端には、ドライブ位置Dとなるレンジ選択位置を配置する。第4ゲート部6dの上端には、リバース位置Rとなるレンジ選択位置を配置する。
ドライブ位置Dとなる第3ゲート部6c下端のレンジ選択位置は、第2ゲート部6bの中間が蛇行する際の変位方向(右斜め下方向)に配置している。ニュートラル位置Nとなるレンジ選択位置を挟んで、第2ゲート部6b右端から右斜め下方向に延びる経路の第3ゲート部6cは、緩やかな階段状になるように、第2ゲート部6bに繋いでいる。第2ゲート部6bおよび第3ゲート部6c内でのシフトレバー8の案内には、ゲート側壁との間に遊びがあるため、シフトレバー7が移動する軌跡は、略湾曲的となる。
リバース位置Rとなる第4ゲート部6d上端のレンジ選択位置は、ニュートラル位置Nとなるレンジ選択位置から上方向に伸びた後に右斜め上方向にく字状に屈曲させた方向に配置している。
シフト操作装置3は、図3に示すように、ホーム位置H(レバー中立位置)となる選択位置と、ドライブ位置Dとなるレンジ選択位置と、リバース位置Rとなるレンジ選択位置との3つを、三角形の頂点に位置するように配置し、それらの重心位置に対してニュートラル位置Nとなるレンジ選択位置を、ホーム位置H(レバー中立位置)となるレンジ選択位置とドライブ位置Dとなるレンジ選択位置とを結ぶ仮想線に近づくように配置する。
これにより、シフト操作装置3は、使用頻度の大きなニュートラル位置N、ドライブ位置Dをシフトレバー7により選択し易くでき、わずかな距離の違いに加え、シフトレバー7の移動方向が変わるので、操作時のリズムが変えられる。
シフト操作装置3は、ドライブ位置Dからニュートラル位置Nを経て、ホーム位置Hあるいはリバース位置Rに至るそれぞれの経路の第2ゲート部6b、第3ゲート部6c、第4ゲート部6dを、ドライブ位置Dから見て緩やかに到達するように、全体としてY字形状に形成している。
これにより、シフト操作装置3は、使用頻度の大きなドライブ位置Dからホーム位置Hあるいはリバース位置Rへのシフトレバー7の選択変更を、し易くできる。
シフト操作装置3は、ドライブ位置Rからニュートラル位置Nを経て、ホーム位置Hに至る経路の第2ゲート部6b、第3ゲート部6cの形状を、一見、操作性の抵抗となるように形成しているが、シフトレバー7が自動的に自己復帰する機能を有しているので、シフトレバー7から手を放せばホーム位置Hに自己復帰し、また、ホーム位置Hに向かって操作した場合にも、自己復帰機能によってアシストされるので、シフトレバー7の操作性が損なわれることはない。また、シフト操作装置3は、リバース位置Rからニュートラル位置Nを経てドライブ位置Dに至る経路、および、ドライブ位置Dからニュートラル位置Nを経てリバース位置Rに至る経路の第3ゲート部6c、第4ゲート部6dを、手を放さず操作しても切換がし易い形状に形成している。
シフト操作装置3は、図3に示すように、上側に位置する走行レンジのレンジ選択位置であるリバース位置Rのホーム位置Hからの距離L1を、下側に位置する走行レンジのレンジ選択位置であるドライブ位置Dのホーム位置Hからの距離L2に対して、小さく設定している(L1<L2)。これにより、シフト操作装置3は、同じシフトパターンを座席の左右どちらに配置しても、リバース位置Rの位置が座席(とくにシートバック)から遠くなり過ぎることを回避でき、シフトレバー7の操作性が良い。
シフト操作装置3は、図3に示すように、第1ゲート部6a上の2つの変速段選択位置であるアップ位置+、ダウン位置−のホーム位置Hからの各離間距離L3、L4を、走行レンジのレンジ選択位置(前進走行レンジのレンジ選択位置であるドライブ位置D、後退走行レンジのレンジ選択位置であるリバース位置R)の各離間距離L1、L2よりも、小さく設定している(L1>L3、L2>L4)。これにより、シフト操作装置3は、アップ位置+、ダウン位置−へのシフトレバー7の操作を迅速に行うことができ、操作性が良い。
また、このシフト操作装置3は、ゲート6が屈曲していることに関し、シフトレバー7による選択操作時に、シフトレバー7が移動する過程で、ゲート6の屈曲に対応して、上下・左右位置センサ8・9から出力される検出電圧が変化する。この時、検出電圧の立上り立下りといった電圧変化の変曲点(極値)が交差する2系統の上下・左右位置センサ8・9の検出電圧にずれが生じる。シフト操作装置3は、この時間経過に対する電圧変化を見る機能を追加すれば、このような電圧の変化を選択された変速レンジの判定に用いることができる。
この発明の自動変速機のシフト操作装置は、交差する2方向の位置センサのどちらか一方が検出不能となっても、他方の位置センサ出力でレンジ選択位置の判定を可能とするものであり、シフトバイワイヤ式の変速制御装置を設けた自動変速機を搭載する車両全般に適用することができる。
実施例を示す自動変速機の変速制御装置のシステム構成図である。 実施例を示すシフト操作装置のシフトパターンと検出電圧との関係を示す図である。 実施例を示すシフト操作装置のシフト操作の手順を示す図である。 実施例を示す上下位置センサの検出電圧を示す図である。 実施例を示す左右位置センサの検出電圧を示す図である。 実施例を示す正常時のシフト操作の制御フローチャートである。 実施例を示す故障時のシフト操作の制御フローチャートである。 実施例を示す図7に続く故障時のシフト操作の制御フローチャートである。 従来例を示すシフト操作装置のシフトパターンと検出電圧との関係を示す図である。
符号の説明
1 エンジン
2 自動変速機
3 シフト操作装置
4 変速制御装置
5 シフトセレクタ
6 ゲート
7 シフトレバー
8 上下位置センサ
9 左右位置センサ
10 シフト制御手段
11 変速機制御手段
12 アクチュエータ
20 車両LAN
21 車両用制御装置
22 メータ制御装置
23 エンジン制御装置
24 表示装置

Claims (1)

  1. 人為的に操作され平面的に広がり、シフトレバー操作後にホーム位置に自動復帰するシフト操作装置に設けられ、その選択操作を検知する位置センサを設け、この位置センサの検出方向をその平面において互いに交差する2方向に対応するようにそれぞれ設け、これらの位置センサが出力する検出電圧に基づいて人為操作により選択された変速レンジを判定する変速制御装置を設けた自動変速機のシフト操作装置において、前記シフト操作装置は、操作面上で交差する2方向における前記位置センサの検出電圧について等電圧となる仮想線のマトリックスを想定し、各方向について帯幅をとるように電圧範囲をもって分割してマトリックスの個々のエリアを規定し、複数のレンジ選択位置をそのエリアに対応させて設定する一方、互いのレンジ選択位置をマトリックスの各エリアの並び方向において両方向共に単独エリアとなるように設定し、前記変速制御装置は、通常時は、交差する2方向の前記位置センサの検出電圧を所定の電圧範囲と比較してレンジ選択位置を判定するように制御し、交差する2方向の位置センサのうち一方が故障した場合、他方の検出電圧がホーム位置を示す電圧範囲から遷移してホーム位置を示す電圧範囲へ復帰するまでに各レンジ位置に対応する電圧範囲に遷移したか否かを判定し、この判定結果に基づいた検出電圧の遷移経路によってレンジ選択位置を判定するように制御することを特徴とする自動変速機のシフト操作装置。
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