JP5062394B2 - 帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法 - Google Patents

帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法に関し、光の干渉縞(ホログラム)や絵あるいは写真などの微小な凹凸による紋様を目詰まりの影響を回避しながらブリキやTFS等のスチール缶あるいはアルミ缶等の金属容器やPETボトルなどの合成樹脂容器等に紋様を転写して高速大量生産する場合に用いる帯状転写型材を作るためのロール状原版である電鋳ロールの製造方法に関するものである。
飲料用の缶や食品用の缶等のブリキやTFS等のスチール缶あるいはアルミ缶等の金属容器さらにはPETボトルなどの合成樹脂容器では、缶胴部分などに印刷等によって装飾を施すことが行われており、虹色に光るホログラム(干渉縞)や絵あるいは写真などの紋様を微小な凹凸で表現して金属容器などに付けることで、これまでの印刷による装飾と異なる意匠を施して差別化を図ることが提案されている。
例えば、微小な凹凸紋様の一つであるホログラムを直接金属容器に付ける方法として、例えば特許文献1に開示されたホログラム付容器の製法では、まず、フォトレジスト上にレーザー干渉光を照射して現像し、表面に微小な凹凸を形成し、この凹凸紋様を写し取ったニッケル製の電鋳原版を作成する。そして、このニッケル製の電鋳原版に金属容器の外面を押圧下で転がり接触させて微小な紋様を転写することで、金属容器の外面にホログラム等を再現して付けるようにしている。
また、特許文献2の金属表面にホログラフィ像を転写する方法では、上記と同様にフォトレジストによるマスターホログラム(陽画像)から電鋳によりニッケル製のマザーシム(陰画像)を作成し、このマザーシムから多数の子供のシムとなるシスターシム(陽画像)を同様に電鋳により作成したのち、必要に応じシスターシムのホログラム面を硬化する。さらに、このシスターシムの陽画像を印刷ロールの表面に転写した後、その表面(陰画像)を硬化するなどの処理を施し、この印刷ロールで缶の表面にエンボス加工することで、ホログラフィ像を転写するようにしている。
なお、ホログラムを間接的に付ける方法としてホットスタンピング箔を金属容器の表面に転写して接着するホットスタンプ印刷法があり、例えば特許文献3,4,5などに開示されているように、従来から広く用いられている。
特開平2−32946号公報 特表2002−508539号公報 特開平7−205536号公報 特開平7−315651号公報 特開平9−226770号公報
ところが、ニッケル製の電鋳原版に金属容器の外周面を回転させながら押し当てて微小な凹凸紋様を直接転写する方法や印刷ロールと金属容器との間で圧着・回転しながら微小な凹凸紋様を直接転写する方法のいずれでも、回転する金属容器と電鋳原版や印刷ロールとが接触しているほとんどの部位で、スリップ(ずれ)が生じ、これによってアルミ缶あるいはブリキやTFSなどのスチール缶の金属容器の素材が微小凹凸に噛み込んで目詰まりを起し、数缶乃至数十缶程度しか転写加工ができない。
このため、安定して微小凹凸紋様を転写するためには、毎回微小凹凸紋様が刻印された電鋳原版や印刷ロールをクリーニングする必要があり、高速で大量生産することができないという問題がある。
また、ホットスタンプ印刷法では、金属容器に直接微小凹凸紋様を形成するのとは異なり、ホットスタンピング箔を接着するものであり、高速での大量生産は難しく、接着後に表面被覆等の後処理が必要となるという問題もある。
そこで、微小な凹凸紋様を金属容器等に転写する場合の目詰まりについて鋭意検討を重ねた結果、微小凹凸の硬度を高めるなどの表面処理を施しても微小凹凸を押圧して転写する限り目詰まりによるビルドアップと微小凹凸の摩耗などの問題は避け難いことから、ビルドアップして使えなくなった微小凹凸部を廃棄しながら新生な微小凹凸部を連続的に供給することで、これらの問題を解消できることを見出だした。
すなわち、微小凹凸部と紋様面形成部とを分離した転写型材とすることで、微小凹凸部だけを帯状の転写型材に、レリーフ紋様を紋様面形成型材にそれぞれ形成しておき、缶の加工数に調和して帯状転写型材を僅かずつあるいは缶円周分など移動させるようにし、これによって目詰まりによるビルドアップや微小凹凸の摩耗などの影響を回避して連続した転写を可能とするものである。
このため微小凹凸を備えた帯状の転写型材を効率的に製造する方法の開発が望まれており、特に、微小凹凸を外周面に備えたロール状の原版を用いて電鋳する場合のロール表面からの連続剥離が大きな課題となっている。
この発明は上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたもので、光の干渉縞(ホログラム)や絵あるいは写真などの微小な凹凸による紋様を目詰まりの影響を回避しながら高速大量生産する場合に用いる帯状転写型材を作るための電鋳用のロール原版である電鋳ロールの製造方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、この発明の請求項1記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法は、電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のコーティング層を設け、これらコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解して最外周面の前記コーティング層に微小凹凸を形成するようにしたことを特徴とするものである。
この帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のコーティング層を設け、これらコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解して最外周面の前記コーティング層に微小凹凸を形成するようにしており、最外周面に微小凹凸を形成し、しかもコーティング層で密着性が弱く剥離性に優れた電鋳ロールを製造することができるようになる。
さらに、この発明の請求項2記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法は、電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に金属のコーティング層を設け、このコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解し、次いで前記金属のコーティング層の外周面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のイオンコーティングを行うことにより最外周面が当該導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のイオンコーティング層の微小凹凸表面を形成するようにしたことを特徴とするものである。
この帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に金属のコーティング層を設け、このコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解し、次いで最外周面の前記金属のコーティング層の微小凹凸表面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物をイオンコーティングするようにしており、最外周面にイオンコーティング層を備える金属コーティング層の微小凹凸を形成し、しかもイオンコーティング層で密着性が弱く剥離性に優れた電鋳ロールを製造することができるようになる。
また、この発明の請求項3記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法は、請求項1記載の構成に加え、前記コーティング層を、チタンナイトライドで構成し、最外周面をチタンナイトライドの微小凹凸とするようにしたことを特徴とするものである。
この帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記コーティング層を、チタンナイトライドで構成し、最外周面をチタンナイトライドの微小凹凸とするようにしており、チタンナイトライド(TiN)層によって電鋳された帯状転写型材との密着性を小さくでき、剥離性を向上して円滑に剥離できる電鋳ロールを製造できるようになる。
さらに、この発明の請求項4記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記コーティング層に、チタンイオンコート層を介して前記裏打ち層を設けて構成してなることを特徴とするものである。
この帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記コーティング層に、チタンイオンコート層を介して前記裏打ち層を設けて構成しており、チタンイオンコート層を介することで、コーティング層との密着性および裏打ち層との密着性を確保して一層高い強度を確保した電鋳ロールを製造できるようになる。
また、この発明の請求項5記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、前記コーティング層を設けた後、前記ホルダー内に環状の補強兼電極板を複数設置し、前記補強用の裏打ち層を設けて前記コーティング層と当該補強兼電極板を一体化するようにしたことを特徴とするものである。
この帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記コーティング層を設けた後、前記ホルダー内に環状の補強兼電極板を複数設置し、前記補強用の裏打ち層を設けて前記コーティング層と当該補強兼電極板を一体化するようにしており、ホルダー内の補強兼電極板とコーティング層とを一体化することで、中空ロール状にでき、ロール表面には、鮮明で裏打ち層で補強され耐久性に優れた微小凹凸を備えた電鋳ロールを製造できるようになる。
さらに、この発明の請求項6記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法は、請求項5記載の構成に加え、前記補強兼電極板と前記補強用の裏打ち層とで形成される前記ホルダー内の空間に補強用充填材を注入するようにしたことを特徴とするものである。
この帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記補強兼電極板と前記補強用の裏打ち層とで形成される前記ホルダー内の空間に補強用充填材を注入するようにしており、一層剛性の高い電鋳ロールを製造できるようにしている。
また、この発明の請求項7記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法は、請求項5または6記載の構成に加え、前記補強兼電極板に、ロール回転支持用のロール軸部材を連結するようにしたことを特徴とするものである。
この帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記補強兼電極板に、ロール回転支持用のロール軸部材を連結するようにしており、ロール軸部材によって回転支持が可能な電鋳ロールを製造できるようにしている。
この発明の請求項1記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のコーティング層を設け、これらコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解して最外周面の前記コーティング層に微小凹凸を形成するようにしたので、最外周面に微小凹凸を形成し、しかもコーティング層で密着性が弱く剥離性に優れた電鋳ロールを製造することができる。
さらに、この発明の請求項2記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に金属のコーティング層を設け、このコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解し、次いで最外周面の前記コーティング層の微小凹凸表面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のイオンコーティングするようにしたので、最外周面にイオンコーティング層を備える金属コーティング層の微小凹凸を形成でき、しかもイオンコーティング層で密着性が弱く剥離性に優れた電鋳ロールを製造することができる。
また、この発明の請求項3記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記コーティング層を、チタンナイトライドで構成し、最外周面をチタンナイトライドの微小凹凸とするようにしたので、チタンナイトライド(TiN)層によって電鋳された帯状転写型材との密着性を小さくすることができ、剥離性を向上して円滑に剥離できる電鋳ロールを製造することができる。
さらに、この発明の請求項4記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記コーティング層に、チタンイオンコート層を介して前記裏打ち層を設けて構成したので、チタンイオンコート層を介することで、コーティング層との密着性および裏打ち層との密着性を確保して一層高い強度を確保した電鋳ロールを製造することができる。
また、この発明の請求項5記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記コーティング層を設けた後、前記ホルダー内に環状の補強兼電極板を複数設置し、前記補強用の裏打ち層を設けて前記コーティング層と当該補強兼電極板を一体化するようにしたので、ホルダー内の補強兼電極板とコーティング層とを一体化することで、中空ロール状にすることができ、ロール表面には、鮮明で裏打ち層で補強され耐久性に優れた微小凹凸を備えた電鋳ロールを製造することができる。
さらに、この発明の請求項6記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記補強兼電極板と前記補強用の裏打ち層とで形成される前記ホルダー内の空間に補強用充填材を注入するようにしたので、一層剛性の高い電鋳ロールを製造することができる。
また、この発明の請求項7記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法によれば、前記補強兼電極板に、ロール回転支持用のロール軸部材を連結するようにしたので、ロール軸部材によって回転支持が可能な電鋳ロールを製造することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
まず、この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造対象である帯状転写型材を用いて行う紋様転写缶の製造原理について図1および図2により説明する。なお、図1は紋様転写缶の外観斜視図、図2は紋様転写缶の製造原理の説明図である。
この紋様転写缶10は、ブリキやTFS(tin-free-steel)等によるスチール缶あるいはアルミニウムによるアルミ缶等の金属缶11の缶胴部11aに微小凹凸紋様12が直接転写されて形成され、この微小な凹凸紋様12によって、例えば光の干渉縞によるホログラム像が見えるようにしたり、微小な凹凸による絵や写真等を表現するようにしたものである。
このような紋様転写缶10の素材となる金属缶11は、例えばアルミニウムやスチールのDI缶などの2ピース缶や缶胴部を溶接した3ピース缶などのいずれの構造の缶であっても良い。なお、紋様転写体としては、金属缶などの金属容器に限らず、PETボトルなどの合成樹脂容器であっても同様に適用できる。
この紋様転写缶10では、転写された微小な凹凸12aと微小な凹凸12aが形成されるレリーフ紋様などの紋様面12bが別々に分離された2つの型材に形成され、これに加えて押圧支持用の型材の3つの型材を用いて一度に転写して微小凹凸紋様12を形成し、ビルドアップ等で使用できなくなった微小凹凸部を廃棄するとともに、新生な微小凹凸部を追加して連続して転写するようにする。
すなわち、図2に製造原理を示すように、この紋様転写缶の転写に用いる3つの型材は、微小凹凸部13aが形成され帯状とされた帯状転写型材13と、この帯状転写型材13を金属缶11の缶胴部11aの外面に当てた状態でこれら帯状転写型材13および金属缶11を両側から挾む紋様面形成型材14および押圧支持型材15とを備えて構成され、例えば図示例のように、紋様面形成型材14を金属缶11の外側に配置し、押圧支持型材15を金属缶11の内側に配置して挾むようにしたり、逆に紋様面形成型材14を金属缶11の内側に配置し、押圧支持型材15を金属缶11の外側に配置して挾むようにする。
この紋様面形成型材14は、例えば図2に示すように、金属缶11の外側である帯状転写型材13の背面に配置されて金属缶11に形成される紋様面(陽画像)12bに対応する紋様面(陰画像)14aが形成され、図2では、一例として三角形と円形に突き出した2つの面が紋様面14aとして設けてあり、この紋様面14aの形状を絵や写真などに対応する形状面(陰画像)としたり、1字ないし複数の文字に対応する形状面(陰画像)やこれらの組み合わせに対応する形状面(陰画像)等とすることで、この紋様面(陰画像)14aに対応した形状の紋様面(陽画像)12bを金属缶11の外面に形成することができる。
このような紋様面形成型材14の紋様面14aとは別に分離して形成される帯状転写型材13は、帯状薄板の表面に微小凹凸部13aが形成されて構成され、この微小凹凸部13aを、例えば凹凸のピッチで0.5〜5μm程度、深さで0.1〜2.0μm程度とし、これによって光の干渉縞によるホログラムが見えるようにしたり、微小な凹凸による絵や写真等を表現するものであり、転写加工によってこの帯状転写型材13の微小凹凸部13aが金属缶11に転写できるものであれば良い。
このような帯状転写型材13の微小凹凸部13aは、図3(a)に示すように、各微小凹凸を独立した突起状としたものであっても、同図(b)に示すように、各微小凹凸が平行な畝状とされたものであっても良く、独立した突起状の場合には各突起を格子状に配列したものでも千鳥状に配列したものであっても良く、光の干渉縞によるホログラムが見える一定の配列であれば良い。
このような帯状転写型材13は、これまでと同様に、例えばフォトレジスト上にレーザー干渉光を照射して表面に微小な凹凸部を形成し、この微小凹凸部を電鋳により写し取って帯状のニッケル製の薄板として作成することができる。
そして、このニッケル製の薄板の電鋳原版を帯状転写型材13とし、金属缶11の外面に当て、帯状転写型材13および金属缶11を両側から紋様面形成型材14と押圧支持型材15とで挾んで押圧することで微小凹凸部13aと紋様面14aとで金属缶11の外面に微小凹凸紋様12のホログラム等を転写して紋様転写缶10を製造することができる。
このような製造原理に基づき紋様転写缶10などを製造するには、微小凹凸を備える長尺な帯状転写型材13が必要であり、この帯状転写型材13を効率良く製造する方法のひとつに電鋳法があり、図4に示すように、微小凹凸が表面に形成され、しかも電鋳された薄板を剥離するコーティング層を備えた電鋳ロール21をめっき浴22、例えばニッケルめっき浴に設置し、この電鋳ロール21にめっきされる金属薄板23、例えばニッケル薄板を剥離させて連続的に巻き取るようにして製造することができる。
このような電鋳により連続成形することで、微小凹凸が形成された長尺な金属薄板を得ることができ、これを紋様転写用の帯状転写型材20とすることで、光の干渉縞(ホログラム)や絵あるいは写真などの微小な凹凸による紋様を目詰まりの影響を回避しながら被転写体に転写して高速大量生産できるようになる。
この電鋳には、表面に微小凹凸が形成され、しかも表面が電鋳された薄板を剥離させることができるコーティング層(34)を備えた電鋳ロール21(30)が必要となり、導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のコーティング層34を最外周に設ける。
一般のめっきでは、めっき膜と基板との密着力が高い方が良くアルカリによる脱脂や酸洗による酸化膜除去を行うが、この電鋳ロール21からめっき膜を剥離して帯状転写型材13とする場合には、逆に密着性が低い方が良くめっき膜との反応性が低いもので、しかも電鋳のため導電性を必要とする。
このような電鋳ロール30の最外周面のコーティング層34としては、導電性セラミックスや導電性金属間化合物が使用でき、例えばカーバイド系セラミックス、ボライド系セラミックス、ケイ化物系セラミックス、ナイトライド系セラミックスを使用することができる。さらに、具体的な導電性セラミックスや導電性金属間化合物としては、次のような非酸化物セラミックス、例えば、カーバイド系セラミックス:TiC,ZrC,HfC,SiC、ボライド系セラミックス:TiB2,ZrB2,HfB2,NiB2、ケイ化物系セラミックス:TiSi2,Ti5Si3,MoSi2,FeSi2,CoSi2、ナイトライド系セラミックス:TiN,AlN,Si3N4,NbN、金属間化合物:NiAlを挙げることができる。
これらのコーティング層34によりめっき膜との反応性を小さくし、導電性を確保しつつ剥離できるようにすることができ、電鋳ロール30の最外周面に、例えばチタンナイトライド(TiN)をイオンコートしてコーティング層34を設ける。なお、これまでの実験では、チタン(Ti)のイオンコーティング層を設けてめっき膜を剥離するようにしていたが、チタンによる酸化膜を利用した場合の剥離性は必ずしも十分でなく、チタンナイトライドのコーティング層にしたところ剥離性を改善することができ十分な剥離性を得ることができた。
一方、チタンなどの金属製のロールの表面に微小凹凸を直接成形加工することは、例えばチタン自体が硬く、粘るということから切削やプレス加工あるいはエキシマ・レーザー加工では、ホログラムなどを実現するのに必要な精度の微小凹凸を成形することが困難であり、特殊なレーザー加工が開発されつつあるが実用にまで至っていないのが現状である。
そこで、表面に微小凹凸が形成され、しかも最外周面を導電性セラミックスや導電性金属間化合物のコーティング層34を備えるこの発明の電鋳ロール30の製造方法について、図5〜図9に基づいて具体的に説明する。
図5〜図9は、この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法の一実施の形態にかかる各工程図である。
この帯状転写型材用の電鋳ロール30の製造には、まず、図3に示すような微小凹凸を備えたニッケルのスタンパーシートとなる金属薄板としてのニッケル製の薄板(ニッケルスタンパー)31を作成する。このニッケル製の薄板31は、例えばフォトレジスト上にレーザー干渉光を照射して表面に微小な凹凸を形成し、この微小凹凸を電鋳により写し取って、例えば300mm×300mm程度のニッケル製の薄板として比較的容易に作成することができる。
この帯状転写型材用の電鋳ロール30の製造には、図5に示すように、電鋳ロール30の外周を覆うことができる分割構造のホルダー32を用いる。このホルダー32は、例えば円周4分割構造とされ、各フランジ部32aの一方に形成したねじ部32bに他方からコイルばね33aを介してボルト33をねじ込むことで熱変形などを許容した締付け力で内周部に円筒面を形成できるようになっている。
このホルダー32の内周面には、微小凹凸を形成した金属薄板31であるニッケルスタンパーの裏面をホルダー32に当てることで微小凹凸を内周側(ホルダー中心側)に向けて取り付け、図5中に拡大して示すように、予めホルダー32に形成した凹部32cに継目を位置させ、溶接用ニッケル板(アンバー)を当ててシーム溶接することで、微小凹凸が連続するように取り付ける。
次に、この金属薄板31が取り付けられたホルダー32の内周面の微小凹凸に向けてチタンナイトライド(TiN)のイオンコーティングを行い、図6に示すように、チタンナイトライドのイオンコーティング層34を均一に形成する。このチタンナイトライドのイオンコーティング層34は、電鋳ロール30のロール最外周面をチタンナイトライドで構成することで、剥離性と導電性、さらには、耐久性を確保するためのものであり、例えばその厚さを20μm程度としてコーティングする。
この後、ホルダー32の内周面に形成したチタンナイトライドのイオンコーティング層34を電鋳ロール30の外周面に位置させるため、図7に示すように、ホルダー32の軸方向に複数の環状の補強兼電極板35を装着する。これら補強兼電極板35は、例えばステンレス鋼製やチタン製とされ、外径がチタンナイトライドのイオンコーティング層34の内周にわずかな隙間を介して装着できる大きさとされ、軸方向に図示しない連結ロッドで連結されて剛性を確保できる枠状ないしカゴ状とされている。
こうして補強兼電極板35を装着したホルダー32内には、補強用の裏打ち層36を設けることで、チタンナイトライドのイオンコーティング層34と補強兼電極板35とを一体化するとともに、導通可能として導電性を確保する。このため、補強用の裏打ち層36としては、例えばステンレスを溶射するステンレス溶射層として構成したり、チタン溶射層とステンレス溶射層を組み合わせたもので構成する。そして、この補強用の裏打ち層36の厚さは、例えばステンレス溶射層とする場合に、0.3〜3.0mm程度とする。
なお、チタンナイトライドのイオンコーティング層34に裏打ち層36としてステンレスを溶射してステンレス溶射層を設ける場合に、チタンナイトライドのイオンコーティング層34の内側にチタンのイオンコーティング層を介してステンレス溶射層を設けることで、より強固にチタンナイトライド層34と補強用の裏打ち層36を一体化することができ、このチタンナイトライド層34に介在させるチタンのイオンコーティング層は、チタンナイトライドのイオンコーティングの工程中に窒素成分の供給を停止することで、簡単に形成することができる。
この後、ボルト33を取り外してホルダー32を解体すると、補強兼電極板35の外周面に補強用の裏打ち層36を介してチタンナイトライドのイオンコーティング層34が形成され、最外周にニッケルスタンパーとしての金属薄板31の裏面が露出した状態となったものが得られる。
そして、この補強兼電極板35の最外周の金属薄板31を構成するニッケルを溶解する。例えばホルダー32を外した後、硝酸に漬けることで、ニッケルスタンパーを溶かし、チタンナイトライドのイオンコーティング層34を露出させる。
すると、ニッケルスタンパーである金属薄板31に形成した微小凹凸を反転した微小凹凸のレプリカが形成された状態となる。そして、このチタンナイトライドのイオンコーティング層34の微小凹凸は、反転状態となるものの、鮮明度においてニッケルスタンパーと同程度となり、一般的なニッケルスタンパーの表面に、例えばチタンナイトライドのイオンコーティング層を設けてイオンコーティング層の表面の微小凹凸を利用するものに比べ、格段に鮮明度を向上することができる。
また、チタンナイトライドのイオンコーティング層34が最外周面に位置することで、電鋳ロール30として必要な剥離性と導電性および耐久性を確保することもできる。
なお、上記実施の形態では、チタンナイトライドのコーティング層34を最外周に位置させる場合に、ニッケルスタンパーである金属薄板31の微小凹凸表面にチタンナイトライドをイオンコーティングした後、金属薄板31を溶解するようにしたが、図9に示すように、金属薄板を溶解後、金属のコーティング層34aの表面の微小凹凸表面にチタンナイトライド34をイオンコーティングするようにしても良く、例えば0.1〜1.0μmの厚さのチタンナイトライドのイオンコーティング層34とする。
この電鋳ロールの製造方法の場合には、金属薄板の内周面には、溶解液の影響を受けない金属のコーティング層34aとして、例えばチタンのイオンコーティング層を、例えば厚さ20μmで金属薄板31の表面にコーティングしておくことで、チタンナイトライド34の密着性を高めることができる。
この金属のコーティング層34aの内周面への補強用の裏打ち層36としては、例えばステンレスやチタンの溶射層などを設けるようにすれば良く、その厚さは0.〜3.0mmであれば良い。
この金属薄板の溶解後にチタンナイトライドのイオンコーティングを行う以外の製造工程は、すでに説明した工程と同一で良く、重複する説明は省略する。
こうして最外周面に鮮明な微小凹凸を備えた状態から電鋳ロール30を完成するため、図10に示すように、枠状の補強兼電極板35で側面が補強用の裏打ち層36で覆われた円筒空間の内部に補強用充填材として補強用ゴム37を注入して硬化させることで、剛性を高めるとともに、軸方向両端部の補強兼電極板35にそれぞれ円板部38aの中心に回転軸部38bが取り付けられたロール軸部材38をボルト39を介して取り付ける。なお、補強用充填材としては、ゴムのほか樹脂、石膏などの材料を挙げることができる。
これにより、回転軸部38bが両端に突き出し、外周面に金属薄板31の微小凹凸をそのまま反転したチタンナイトライドのイオンコーティング層34を備える電鋳ロール30を完成することができる。
なお、この実施の形態では、電鋳ロール30の最外周面を、導電性セラミックスや導電性金属間化合物の一例としてチタンナイトライドのイオンコーティング層34を設ける場合で説明したが、チタンナイトライドに限らず、すでに説明した他のセラミックスや金属間化合物のコーティング層を設けるようにしても良く、コーティング法もイオンコーティング法に限るものでない。
なお、金属薄板を溶解し、次いで最外周にチタンナイトライドのコーティング層を設ける場合も同様に応用に、チタンナイトライドに限らず、すでに説明した他のセラミックスや金属間化合物のコーティング層を設けるようにしても良い。
このような帯状転写型材用の電鋳ロール30によれば、電鋳用の金属製のロール表面に導電性のセラミックスや金属間化合物のコーティング層34による微小凹凸を備えたものとすることができ、ホログラム用などの微小凹凸と金属薄膜の剥離に必要な表面とすることで、電鋳で微小凹凸を備える帯状のニッケルや鉄などの金属薄膜を連続成形することができる。
したがって、この金属薄膜を紋様転写用の帯状転写型材とすることで、光の干渉縞(ホログラム)や絵あるいは写真などの微小な凹凸による紋様を目詰まりの影響を回避しながら被転写体に転写して高速大量生産することができる。
この発明が適用される紋様転写缶の外観斜視図である。 この発明が適用される紋様転写缶の製造原理の説明図である。 この発明が適用される帯状転写型材の微小凹凸部の部分拡大斜視図である。 この発明の紋様転写用の電鋳ロールの製造方法の一実施の形態にかかる電鋳原理の概略説明図である。 この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法の一実施の形態にかかる第一工程の一部分を拡大した概略断面図である。 この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法の一実施の形態にかかる第二工程の一部分を拡大した概略断面図である。 この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法の一実施の形態にかかる第三工程の一部分を拡大した概略断面図である。 この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法の一実施の形態にかかる第四工程の一部分の拡大断面図である。 この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法の他の一実施の形態にかかる第四工程の一部分の拡大断面図である。 この発明の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法の一実施の形態にかかる第五工程の一部分を破断した概略断面図である。
符号の説明
10 紋様転写缶
11 金属缶
11a 缶胴部
12 微小凹凸紋様
12a 微小な凹凸
12b 紋様面
13 帯状転写型材
13a 微小凹凸部
14 紋様面形成型材
14a 紋様面
15 押圧支持型材
20 紋様転写用の帯状転写型材
21 電鋳ロール
22 めっき浴
23 金属薄板
30 帯状転写型材用の電鋳ロール
31 ニッケル製の薄板(金属薄板の原版)
32 ホルダー
32a フランジ部
32b ねじ部
32c 凹部
33 ボルト
33a コイルばね
34 TiNのイオンコーティング層(コーティング層)
34a 金属のコーティング層
35 補強兼電極板
36 補強用の裏打ち層
37 補強用ゴム(補強用充填材)
38 ロール軸部材
38a 円板部
38b 回転軸部
39 ボルト

Claims (7)

  1. 電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、
    前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のコーティング層を設け、これらコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解して最外周面の前記コーティング層に微小凹凸を形成するようにしたことを特徴とする帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法。
  2. 電鋳ロールの表面から引き剥がすようにして帯状転写型材を電鋳する電鋳ロールを製造するに際し、
    前記電鋳ロールの外周を覆うホルダーの内周面に微小凹凸を備えた金属薄板を設け、この金属薄板の内周面に金属のコーティング層を設け、このコーティング層の内周面に補強用の裏打ち層を設けて前記電鋳ロールの外周面と一体としたのち、前記金属薄板を溶解し、次いで前記金属のコーティング層の外周面に導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のイオンコーティングを行うことにより最外周面が当該導電性セラミックスまたは導電性金属間化合物のイオンコーティング層の微小凹凸表面を形成するようにしたことを特徴とする帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法。
  3. 前記コーティング層を、チタンナイトライドで構成し、最外周面をチタンナイトライドの微小凹凸とするようにしたことを特徴とする請求項1記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法。
  4. 前記コーティング層に、チタンイオンコート層を介して前記裏打ち層を設けて構成してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法。
  5. 前記コーティング層を設けた後、前記ホルダー内に環状の補強兼電極板を複数設置し、前記補強用の裏打ち層を設けて前記コーティング層と当該補強兼電極板を一体化するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法。
  6. 前記補強兼電極板と前記補強用の裏打ち層とで形成される前記ホルダー内の空間に補強用充填材を注入するようにしたことを特徴とする請求項5記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法。
  7. 前記補強兼電極板に、ロール回転支持用のロール軸部材を連結するようにしたことを特徴とする請求項5または6記載の帯状転写型材用の電鋳ロールの製造方法。
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