JP5062002B2 - 塗工方法および塗工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状基材に塗膜を形成させる塗工方法および塗工装置に関する。詳しくは、簡易で、膜厚ムラが少なく、シート状基材に塗膜を形成させる塗工方法および塗工装置に関する。
シート状基材に塗膜を形成させる塗工方法として、バー塗工方法が簡単な構造、操作によって、高速で塗工が可能であるため広く用いられてきた。
この方法は、シート状基材上に塗工液を供給し、塗工バーで塗膜厚さを制御して塗膜を形成させる方法である。形成された塗膜は硬化などによって塗工膜とされ使用される。
しかし、近年では塗工膜を形成したシート状基材が様々な用途に広く用いられ、より均一な膜厚の塗工膜が要求されるようになってきている。塗膜の膜厚をより均一にすることによって、より均一な膜厚の塗工膜が得られる。
バー塗工方法において、塗膜をより均一にする方法として、例えば、塗工量に対して1.1倍以上の塗工液を送液してウェブ中央から両サイドに塗工液を流す方法(特許文献1参照。)、塗工液に沈降性の粒子を含む場合には、液ダムに保持された塗工液を攪拌する方法(特許文献2参照。)などが提案されている。
これらの方法によって、膜厚ムラは少なくなるが、簡易で、膜厚ムラが少なく、シート状基材に塗膜を形成させる塗工方法が望まれている。
特開2003−53234号公報 特開2003−170104号公報
本発明は、簡易で、膜厚ムラが少なく、シート状基材に塗膜を形成させる塗工方法を提供することにある。
本発明者は、連続走行するシート状基材の表面に塗工液を供給ヘッドから連続的に供給し、シート状基材の上部に配置された塗工バーによって塗膜厚さを制御して塗膜を形成する塗工方法について鋭意検討した結果、所定の塗膜厚さを形成するのに必要な量の塗工液を連続して一定供給し、塗工バーの直前に形成される液溜まりの増減によって塗工バーを上下させることによって、簡易で、膜厚ムラが少なく、シート状基材に塗膜を形成することができることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、連続走行するシート状基材の表面に塗工液を供給ヘッドから連続的に供給し、該シート状基材の上部に配置された塗工バーによって塗膜厚さを制御して塗膜を形成する塗工方法において、所定の膜厚を形成するのに必要な量の塗工液をシート状基材の表面の略中央部に連続して一定供給し、塗工バーの直前に形成される液溜まりの増減によって塗工バーを上下させて塗膜を形成させることを特徴とする塗工方法を提供する。
また、連続走行するシート状基材の表面に塗工液を連続的に供給して塗膜を形成する塗工装置であって、連続走行する該シート状基材を保持するバックアップロール、該シート状基材を挟んで該バックアップロールと対向して配置されている塗膜厚さを制御する塗工バー、該シート状基材の表面の略中央部に塗工液を連続して一定供給する供給ヘッド、供給された塗工液を保持するために該シート状基材の走行方向の両側に該塗工バーと直交して配置されているサイドダム、該塗工バーの直前に形成される液溜まりの増減を検出するための液溜まり検出センサー、および該液溜まり検出センサーによって検出される液溜まりの増減によって塗工バーを上下させる手段を有する塗工装置である。
本発明の塗工方法および塗工装置によって、簡易で、膜厚ムラが少なく、シート状基材に塗膜を形成させることができる。
図1、図2は本発明の一実施態様を示す図である。図1は斜視図であり、図2は走行方向に対する断面図である。
シート状基材1がサポートロール7とバックアップロール8上を矢印方向に連続走行している。シート状基材を挟んでバックアップロールと対向して塗工バー5が配置されている。
シート状基材の走行方向の両側に塗工バーと直交してサイドダム6が配置されている。塗工液の供給ヘッド2からシート状基材の表面の略中央部に塗工液が連続して一定供給される。供給された塗工液はシート状基材の両側方向に拡がり、塗工バーとサイドダムで囲まれた領域に液溜まり3を形成する。塗工バーによって塗膜厚さが制御された塗膜4を形成する。シート状基材の走行方向に対して供給ヘッドの前側(供給ヘッドの塗工バーとは反対側)に2台の液溜まり検出センサーおよび後側(供給ヘッドと塗工バーとの間)に2台の液溜まり検出センサーが配置されている。これらの液溜まり検出センサーによって検出される液溜まりの増減によって塗工バーを上下させる。
なお、シート状基材は、通常、間隔調整装置などを避けるために図3に示すように、バックアップロールに接して斜め下方に走行させる。
前側に配置した2台の液溜まり検出センサーのうちのいずれかの検出センサーの閾値を超えた場合には塗工バーを上昇させ、後側に配置した2台の液溜まり検出センサーのうちのいずれかの検出センサーの閾値より低下した場合には塗工バーを下降させる。
塗工バーの上昇、下降は、液溜まり検出センサーからの信号を基に間隔調整装置を用いて行われる。
図3は本発明で使用する間隔調整装置の一実施態様を示す図である。
塗工バー5が取付け板11に取付けられている。取付け板にはコッター12が取付けられ、コッター(くさび)をサ−ボモータ13によって水平移動させ、取付け板および塗工バーを上昇または下降させる。検出センサーからの信号を受信した制御装置15によってサ−ボモータを駆動させてコッターを移動させる。取付け板にはエアシリンダー14が取付けられているが、塗工バーを取り外す時などに使用する。
シート状基材の走行速度は、塗工バーの上昇または下降速度などは塗工液の性状などによって変わるが、通常、約5〜50m/分、好ましくは約10〜25m/分で行われ、走行速度が遅すぎると生産性が低下し、速すぎると塗膜の品質に影響するので好ましくない。
塗工バーの上昇または下降速度は、約1〜2μm/秒で行われる。塗工バーの上昇または下降は、閾値内に戻るまで連続的に行うことも可能であるが、好ましくは断続的に行う。例えば、約0.5〜2秒間上昇または下降させ、約1〜2分間停止するサイクルで行われる。この塗工バーの上下操作については、センサーからの信号で自動的に行うこともできるが、操作が必要となることをアラームとして出力させれば、その都度人が操作しても良い。
液溜まり検出センサーの閾値としては、塗工液の性状、目的とする膜厚などによって変わる。前側に配置した検出センサーについては、通常、液溜まりの高さが約0mmに設定、あるいは液溜まりが存在しないことを示す閾値(例えば、反射光量など)を設定し、これを超えた場合、すなわち液溜まりが拡がってきた場合に塗工バーを上昇させ、後側に配置した検出センサーについては、通常、液溜まりの高さが約3〜10mmの範囲内に設定、あるいはそれに相当する閾値(例えば、反射光量など)を設定し、その閾値より低下した場合には塗工バーを下降させる。
シート状基材および塗工液は製造する硬化塗工膜に応じて適宜選択されるが、シート状基材としては、樹脂シート、無機ガラスシート、繊維質シートが挙げられる。
樹脂としてはポリオレフィン、ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース樹脂などが例示される。
また、樹脂シートとして、これら樹脂の積層シート、多孔質シートも挙げられる。
塗工液は塗工物および溶媒からなり、塗工物としては、耐候性、耐擦傷性、帯電防止性反射防止性、アンチグレア性、耐熱性などを付与する組成物が挙げられる。
これらは、通常、活性エネルギー性硬化性塗工物、熱硬化性塗工物が多く、これらは活性エネルギー線、または熱エネルギーによって硬化するものである。
塗工液は、有機成分、必要に応じて機能を付与する無機酸化物微粒子や有機系微粒子、光開始剤または熱開始剤、レベリング剤(平滑剤)、酸化防止剤、紫外線吸収剤などを含有し、さらにこれらの成分を溶解または分散させるための水または各種の有機溶剤を含有する。
例えば、耐擦傷性の硬化塗工膜を形成するため、硬化性塗工物として、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートなどの(メタ)アクリロイルオキシ基を複数有する化合物など、酸化物微粒子として、酸化アンチモンのような金属酸化物、インジウム/スズの複合酸化物(ITO)、スズ/アンチモンの複合酸化物(ATO)、アンチモン/亜鉛の複合酸化物、リンでドープされた酸化スズなどが好ましく用いられる。また溶剤として、イソプロピルアルコールのようなアルコール類、3−メトキシ−1−プロパノールのようなアルコキシアルコール類など、レベリング剤として、シリコーンオイルなどが好ましく用いられる。
耐熱性の硬化塗工膜を形成するための塗工液としては、耐熱性樹脂および溶媒からなり、
無機微粉末を含有することもできる。
耐熱性樹脂としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、芳香族ポリアミド(以下、アラミドということがある)、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリサルホン、ポリフェニルサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、芳香族ポリエステル、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミドなどが挙げられる。
耐熱樹脂溶液の溶媒としては、通常、極性有機溶媒が用いられる。極性有機溶媒としては、例えば、N,N’−ジメチルホルムアミド、N,N’−ジメチルアセトアミド、N−メチル2−ピロリドン、テトラメチル尿素、ジメチルスルホキシド、クレゾール、o−クロロフェノールなどが挙げられる。
無機微粉末としては、電気絶縁性の金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物等からなるものであり、例えば、アルミナ、シリカ、二酸化チタンまたは酸化ジルコニウム等の粉末が好ましく用いられる。これらの無機微粉末は、単独でもよく、2種以上を混合して用いることもできる。
シート状基材の表面に塗工液を供給して形成した塗膜は、活性エネルギー性硬化性塗工物または熱硬化性塗工物を含有する場合には、乾燥した後、活性エネルギー線または熱エネルギーを照射して硬化して塗工膜とする。
形成した耐熱性樹脂および極性有機溶媒を含有する場合には、一定湿度に制御した雰囲気中に放置して耐熱性樹脂を一部析出させた後、またはそのまま水系溶液またはアルコール系溶液などに浸漬して耐熱性樹脂を析出させ、次に極性有機溶媒、水、水系溶液、またはアルコール系溶液など極性有機溶媒を溶解できる溶媒で抽出除去する。また、アラミドなどのように一旦溶液から析出すると再溶解しない耐熱性樹脂の場合は、溶媒の一部または全部を蒸発させると同時に耐熱性樹脂を析出させと共に溶媒除去を同時に行うこともできる。極性有機溶媒を除去した後、乾燥して塗工膜とする。
乾燥は、熱風乾燥炉、赤外線乾燥炉、真空乾燥機などを使用し、樹脂などの塗工物の種類、溶媒の種類などによって、温度および時間を適宜選択して行う。
所定の膜厚を形成するのに必要な量の塗工液を連続して一定供給し、塗工バーの直前に形成される液溜まりの増減によって塗工バーを上下させるという簡易な方法によって、より均一な膜厚の塗膜を得ることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
なお、硬化して得られた塗工膜の厚さは、透明な塗工膜の場合は膜厚測定装置〔Filmetrics社のF−20〕など、光が透過しない塗工膜の場合は膜厚測定装置〔MeSys社のOF1000/USM200〕などを用いて測定した。
参考例1
(塗工液の作製)
特開2001−23602号公報の実施例1と同様にして、溶媒としてN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと略す)を用い、パラフェニレンジアミンとテレフタル酸ジクロライドを重合させてポリ(パラフェニレンテレフタルアミド)(以下、PPTAと略す)の製造を行った。
同様に、得られた重合液にNMPを添加し、PPTA濃度が2.0重量%のPPTA溶液を調製した。次に、酸化カルシウムを添加して中和を行い、これを塗工液とした。
実施例1
図1〜図3に示すと同様にして、シート状基材の表面に塗工液を供給し、塗膜の作製を行った。バックアップロール8の直径は135mmφ、サポートロール7の直径は80mmφ、塗工バーはその断面の下部が20mmφの半円状のバーであり、液溜まり検出センサーFU35−FZ(株式会社キーエンス製)は図1に示すとおり、前側(シート基材の中央に位置する塗工液の供給ヘッドの位置から前側に30mm、左右にそれぞれ250mmの位置)に2台、後側(同様に塗工液の供給ヘッドの位置から後側に0mm、左右にそれぞれ250mmの位置)に2台設けた。但し、設置位置については上記で規定されるものではなく、液溜まりが塗工バー全幅に存在している状態での変化を捉えることができれば任意の位置に設置することができる。
シート状基材としてポリエチレン製多孔質フィルム(商品名:ハイポア、旭化成社製[厚み:25μm、平均孔径:0.3μm、空隙率:59体積%])を用い、速度12m/分で走行させた。
塗工液を供給する前に、サポートロール7をNMP含浸ロールとし、多孔質フィルムの下面からNMPを塗布し、細孔を埋めた。
参考例1で調製した塗工液を840cm/分で多孔質フィルム上に供給し、塗工幅700mm、厚さ100μmの塗膜を形成させた。
塗工バーは、断面の下部が半球状のバーで、取付け板11に取り付けられ、コッター12とサーボモータ13からなる間隔調整装置で上昇、下降させた。
前側に配置した検出センサーの閾値は反射光量100に設定し、いずれかがこれを超えた場合、すなわち液溜まりが拡がってきた場合には、その信号で間隔調整装置を作動させて塗工バーを上昇させ、後側に配置した検出センサーの閾値は液溜まりからの反射光量が500となるように設定し、いずれかがその閾値より低下した場合には、その信号で間隔調整装置を作動させて塗工バーを下降させた。
塗工バーの上昇または下降速度は、約2μm/秒で、停止時間は1分間とした。
次に、塗膜を形成した多孔質フィルムを、恒温恒湿槽内(温度50℃、相対湿度70%に設定)を通し、塗膜にPPTAを析出させた。続いて、水洗装置内でイオン交換水を供給し、NMP、塩化カルシウムを除去した。その後、熱風乾燥機で乾燥して水分を除去し、ポリエチレン製多孔質フィルムにパラアラミドの耐熱多孔質層からなる塗工膜を形成した。多孔質フィルムを含む厚さは28μmであり、塗工膜の厚みは3μとなる。
塗工膜の幅方向の膜厚の測定結果の一例を図4にCase1として示す。平均値は2.91μm、標準偏差値は0.140μmであった。
同様にして得た塗工膜の測定結果の一例を図4にCase2として示す。平均値は3.03μm、標準偏差値は0.067μmであった。
比較例1
塗工幅700mmの代わりに300mmとし、4台の液溜まり検出センサーの閾値信号によって塗工バーを上昇または下降させる代わりに、1台の距離センサーFU35−FZ(株式会社キーエンス製)を塗工液の供給ヘッドの位置から後側に20mmの位置に配置し、閾値を液溜まりの反射光量を500と設定し、500を切ったら塗工液を供給し、500を越えたら供給停止するといった制御方法で塗膜を形成した以外は実施例1と同様に行った。
塗工膜の幅方向の膜厚の測定結果の一例を図5にCase3として示す。平均値は2.93μm、標準偏差値は0.200μmであった。
同様にして得た塗工膜の測定結果の一例を図5にCase4として示す。平均値は2.87μm、標準偏差値は0.294μmであった。
本発明の一実施態様を示す斜視図である。 本発明の一実施態様を示す断面図である。 本発明で使用する間隔調整装置の一実施態様を示す図である。 実施例1における塗工膜の幅方向の膜厚の測定結果を示す図である。 比較例1における塗工膜の幅方向の膜厚の測定結果を示す図である。
符号の説明
1 シート状基材
2 塗工液の供給ヘッド
3 液溜まり
4 塗膜
5 塗工バー
6 サイドダム
7 サポートロール
8 バックアップロール
9 前側液溜まり検出センサー
10 後側液溜まり検出センサー
11 取付け板
12 コッター
13 サーボモータ
14 エアシリンダー
15 制御装置

Claims (6)

  1. 連続走行するシート状基材の表面に塗工液を供給ヘッドから連続的に供給し、該シート状基材の上部に配置された塗工バーによって塗膜厚さを制御して塗膜を形成する塗工方法において、所定の膜厚を形成するのに必要な量の塗工液をシート状基材の表面の略中央部に連続して一定供給し、塗工バーの直前に形成される液溜まりの増減に応じて、該液溜まりが一定量となるように塗工バーを上下させて塗膜を形成させることを特徴とする塗工方法。
  2. シート状基材の走行方向に対して供給ヘッドの前側および後側に液溜まり検出センサーを配置して液溜まりの増減を検出することを特徴とする請求項1記載の塗工方法。
  3. 液溜まりが、前側に配置した液溜まり検出センサーの閾値を超えた場合には塗工バーを上昇させ、後側に配置した液溜まり検出センサーの閾値より低下した場合には塗工バーを下降させることを特徴とする請求項2記載の塗工方法。
  4. 連続走行するシート状基材の表面に塗工液を連続的に供給して塗膜を形成する塗工装置であって、連続走行する該シート状基材を保持するバックアップロール、該シート状基材を挟んで該バックアップロールと対向して配置されている塗膜厚さを制御する塗工バー、該シート状基材の表面の略中央部に塗工液を連続して一定供給する供給ヘッド、供給された塗工液を保持するために該シート状基材の走行方向の両側に該塗工バーと直交して配置されているサイドダム、該塗工バーの直前に形成される液溜まりの増減を検出するための液溜まり検出センサー、および該液溜まり検出センサーによって検出される液溜まりの増減に応じて、該液溜まりが一定量となるように塗工バーを上下させる手段を有する塗工装置。
  5. 液溜まり検出センサーが、シート状基材の走行方向に対して供給ヘッドの前側および後側に配置されていることを特徴とする請求項4記載の塗工装置。
  6. 塗工バーを上下させる手段が、コッターおよび該コッターを水平移動させるサーボモータからなる間隙調整装置である請求項4記載の塗工装置。
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