JP5061738B2 - 画像形成装置、及び画像形成ユニット - Google Patents

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本発明は、画像形成装置、及び画像形成ユニットに関する。
画像形成装置において、転写されずに感光体に残留した転写残留トナーを、回転ブラシによって、クリーニングする構成が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
さて、感光体に接触させる接触帯電装置、特に、直流電圧に交流電圧を重畳した帯電バイアスを印加する接触帯電装置では、感光体に対して直接放電を行なっているため、多量の放電生成物が発生し、感光体の表面に付着する。このため、高温高湿環境では画像の白抜け(Deletion)が問題となることがある。また、コロナ放電を用いたスコロトロン帯電器を用いた場合においても、同様に多量の放電生成物が発生して感光体に付着し、高温高湿環境において、画像の白抜けが問題となることがある。
このため、感光体に付着した放電生成物を除去する必要がある。そして、特許文献1のような回転ブラシが転写残留トナーを除去すると共に、感光体に付着した放電生成物も除去する構成が考えられる。
このような回転ブラシで放電生成物を除去する場合、回転ブラシの先端力を高くさせると、放電生成物の除去能力は高くなるが、感光体の磨耗が多くなりすぎ、感光体の寿命(磨耗ライフ)が短くなってしまう。したがって、放電生成物の除去能力と感光体の磨耗ライフとが両立する(両者のバランスが取れた)先端力とする必要がある。
さて、表面層(オーバーコート層(OCL))として硬化膜層を有しない感光体は、表面の硬度が比較的軟らかいため感光体の表面が削れ易い。よって、回転ブラシの先端力が比較的小さくとも放電生成物を除去することができる。
一方、表面層(オーバーコート層(OCL))として硬化膜層を有する硬い感光体は、表面層(硬質膜層)が硬いため削れにくい。したがって、回転ブラシの先端力が弱いと放電生成物が除去されにくいので、回転ブラシの先端力を比較的(ある程度以上)高くしないと放電生成物が除去されない。
よって、表面層として硬化膜層を有しない感光体の場合は、放電生成物の除去能力と感光体の磨耗ライフとが両立する(バランスが取れた)最適な回転ブラシの先端力は、比較的弱く、これに対して、表面層に硬化膜層を有する感光体の場合は、最適な回転ブラシの先端力はこれよりも高くなる。
図7、図8のグラフは、硬化膜層(表面層)を有しない感光体(図7)と硬化膜層(表面層)を有する感光体(図8)とでの、それぞれの、Deletion レベル(G0:未発生←→G5:真っ白に抜ける)と感光体の磨耗レートとの関係を示している。これらを見ると判るように、前述したように、図7に示す硬化膜層を有しない感光体は、先端力が約0.05gf/mm以上でDeletionが未発生になるのに対して、図8に示すように、硬化膜層を有する感光体では先端力が約0.1gf/mm以上でDeletionが未発生になる。
つまり、硬化膜層を有しない感光体の場合は、最適な回転ブラシの先端力は、比較的弱く、これに対して、表面層に硬化膜層を有する感光体の場合は、最適な回転ブラシの先端力はこれよりも高いことが判る。
一方、図9のグラフは、導電性のナイロン(登録商標)を用いた特許文献1のような回転ブラシにおける食込み量と先端力との関係を示している。
このグラフを見ると判るように、デニール(繊維太さに相当)が大きく、また、PH(パイルハイト:毛の長さを表す)が小さい場合に、食い込み量が大きくなるにつれて先端力が大きくなっている。つまり、食い込み量に対する先端力の感度が高い。また、図示しないが密度が高い場合にも同様の傾向を示すことが知られている。
一般的に、回転ブラシの製造誤差によるブラシ外形のバラツキや取り付け位置の誤差などによって、食込み量に±250μm程度のバラツキが生じる。つまり、一般的な精度(部品精度や取付精度など)で構成された場合における回転ブラシの食込み量は、±250μm程度のバラツキが生じる。そして、このように回転ブラシの食い込み量にバラツキが生じると、先端力にもバラツキが生じ、回転ブラシによる感光体表面の付着物の除去性能にもバラツキが生じる。
図9における、0.5d、486Kf/inch2、0.5d、PH2.5mmの回転ブラシ(図中の「---◇---」で示すグラフ)で説明すると、前述したように硬化膜層を有しない感光体の場合は、最適な先端力が0.05gf/mmと、比較的小さい値である(図7参照)。そして、この最適値付近における食込み量に対する先端力の感度は低いので、一般的な食い込み量のバラツキ(±250μm)では、先端力のバラツキは比較的に小さいので感光体の磨耗への影響も比較的に小さい。これに対して、硬化膜層を持つ感光体の場合は、前述したように最適な先端力が0.1gf/mmと比較的高い(図8参照)。そして、この最適値付近における食込み量に対する先端力の感度は高いので、一般的な食い込み量のバラツキ(±250μm)でも、先端力のバラツキが大きいので感光体の磨耗への影響が大きい。なお、例えば、回転ブラシの食い込み量が、1.5mmを基準とし、300μm多く食込むと先端力は約1.8倍に、500μm多く食込むと先端力は3倍以上と高くなってしまい、磨耗への影響が更に大きくなる。
つまり、硬化膜層を有する硬い感光体においては、食込み量の(バラツキによる)ふれで、先端力が大きく変動してしまう。このため、仮に食い込み量が低い側にふれると、放電生成物の除去が十分でなくなったり、逆に高い側にふれると、感光体の磨耗が大きくなってしまったりする。よって、一般的な食い込み量のバラツキを考慮すると問題が生じる可能性がある。
つまり、特許文献1に記載されているような回転ブラシでは、表面層(オーバーコート層(OCL))として硬化膜層を有する感光体への使用において、一般的な精度(部品精度や取付精度など)で構成された場合のままでは、問題が生じる可能性が高い。
また、他の構成として、通常の直毛のブラシ毛ではなく、捲縮処理された捲縮糸を含んだブラシ体を用い、糸の単位面積当りの本数を増やすことなくブラシ体表面の見かけ上の密度を高くした回転ブラシが提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
しかし、このような回転ブラシも、特許文献1と同様に食込み量の変化に対する感光体の磨耗への影響が大きい。
また、静電植毛された植毛群が寝ている植毛を用いると共に、弾性体の弾性力によって感光体に押し付けて、感光体上の紙粉を除去する固定式のブラシ(クリーニング部材)が提案されている(例えば、特許文献3を参照)。
しかし、弾性体の歪みで静電植毛された毛が広がって寝た状態で摺擦されるため(特許文献3の図5、図6を参照)、静電植毛された毛が非常に抜けやすい。なお、静電植毛は、もともと製造上の理由で毛が抜けやすいが、このために更に抜けやすくなっている。また、特許文献3で開示されている通り、静電植毛はトナーを通しやすい特徴があり、トナーをクリーニングする用途としての使用は向いていない。
ここで、本明細書における回転ブラシの先端力について説明する。
回転ブラシの先端力とは、回転ブラシのブラシ毛が感光体(像保持体)を叩く力である。そして、回転ブラシの先端力は、つぎのようにして測定される。
図10は、回転軸802を軸心として矢印C方向に回転する回転ブラシ800のブラシ毛804の先端力を測定する測定装置900の概略を示した概略構成図である。なお、図10(A)は回転ブラシ800の回転軸802の軸方向と直交する断面の断面図を示し、図10(B)は上面図を示している。
図10に示すように、測定装置900は、回転ブラシ800を回転させる回転機構904(図10(B))と、回転ブラシ800におけるブラシ毛804に接触配置されるロードセル902と、を備えている。ロードセル902は、回転ブラシ800の回転軸802の軸方向に所定幅W(図10(B))とされている。また、ロードセル902は、回転軸802の軸方向にスライド可能とされている。更に、ブラシ毛804に対するロードセル902の食い込み量も可変とされている。
先端力の測定方法は、まずブラシ毛804に対するロードセル902の食い込み量を各種値に設定する。つぎに、回転ブラシ800を回転させた状態で、ロードセル902を回転ブラシ800の回転軸802の軸方向にスライドさせながら、設定した食い込み量におけるロードセル902に作用する単位幅当たりの荷重([荷重]/[ロードセル902の幅W]:[gf/mm])、すなわち先端力を測定する。また、各食い込み量において、同様にロードセル902に作用する単位幅当たりの荷重(先端力)を測定する。
このようにして、食い込み量とロードセルに作用する荷重との関係を取得し、先端力を求める。
特開平4−93974号公報 特開2007−17804号公報 特開2007−33845号公報
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、像保持体表面に付着した放電生成物等の付着物の除去性能と像保持体の磨耗ライフとの両立を容易に可能とすることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1に記載の画像形成装置は、回転する像保持体と、前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記像保持体に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、前記情報書き込み手段によって形成された静電潜像を現像剤によって可視化し、現像剤を形成する現像手段と、現像剤像を被転写体に転写させる転写手段と、前記転写手段の下流側かつ前記帯電手段の上流側に配設され、前記像保持体に押し当てられると共に回転される回転ブラシと、を有し、前記回転ブラシは、前記像保持体に接触するブラシ毛を有するブラシ層の下層に弾性体層を有し、前記像保持体に押し当てられる前の状態における前記回転ブラシの前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層の層厚とを合わせた総層厚をa、前記ブラシ層のブラシ毛の高さをbとし、前記像保持体に押し当てられた状態における前記回転ブラシのニップ部の前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層とを合わせた総層厚をcとすると、b<a−cであることを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置では、転写手段の下流側かつ帯電手段の上流側に回転ブラシが配設されている。この回転ブラシによって、帯電手段によって発生し、像保持体に付着した放電生生物が除去される。
回転ブラシは、ブラシ毛を有するブラシ層の下層に弾性体層を有しているので、ブラシ層のブラシ毛の腰よりも、弾性体層の歪みで(弾性力)によって圧接力がかけられる。つまり、ブラシ層のブラシ毛は像保持体の放電生生物を除去する掻き取り機能を主とし、弾性体層は圧接機能を主とするように、機能分離されている。よって、回転ブラシが像保持体に押し当てた食い込み量の変化に対して、圧接力の変化が抑えされる。つまり、食い込み量の変化に対する圧接力の感度が低下される。
したがって、像保持体表面に付着した放電生成物等の付着物の除去性能と像保持体の磨耗ライフとの両立が容易に可能とされる。
また、像保持体に押し当てられる前の状態における回転ブラシのブラシ層の層厚と弾性体層の層厚とを合わせた総層厚をa、ブラシ層の層厚をbとし、像保持体に押し当てられた状態における回転ブラシのニップ部のブラシ層の層厚と弾性体層とを合わせた総層厚をcとすると、b<a−cである。つまり、ブラシ層のブラシ毛の高さbよりも食い込み量(a−c)の方が大きい。
よって、ブラシ層のブラシ毛の腰よりも、弾性体層の歪みで(弾性力)によって、より圧接力がかけられている。つまり、ブラシ層のブラシ毛は像保持体の放電生生物等を除去する掻き取り機能をより主とし、弾性体層は圧接機能をより主とするように、機能がより分離されている。よって、回転ブラシが像保持体に押し当てた食い込み量の変化に対して、圧接力の変化がより抑えされる。つまり、食い込み量の変化に対する圧接力の感度がより低下される。
したがって、像保持体表面に付着した放電生成物等の付着物の除去性能と像保持体の磨耗ライフとの両立がより容易に可能とされる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記回転ブラシのブラシ層におけるブラシ毛は、斜毛処理されていることを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置では、回転ブラシのブラシ層におけるブラシ毛は、斜毛処理されているので先端力がより低下され、弾性体層の圧接機能がより主となり、更に像保持体に入る傷等もより抑制される。したがって、像保持体の磨耗ライフがより向上される。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記回転ブラシのブラシ層におけるブラシ毛は、捲縮処理されていることを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置では、回転ブラシのブラシ層におけるブラシ毛は、捲縮処理されているので、先端力がより低下され、弾性体層の圧接機能がより主となり、更に像保持体に入る傷等もより抑制される。したがって、像保持体の磨耗ライフがより向上される。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記回転ブラシに接触する回収ロールを有し、前記回転ブラシは、前記像保持体に残留する残留現像剤を除去し、前記回収ロールは、前記回転ブラシによって除去された残留現像剤を回収することを特徴としている。
請求項4に記載の画像形成装置では、回転ブラシによって除去された現像剤を回収ロールが回収することで、像保持体から残留現像剤の回収がより効果的になされる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記像保持体は、架橋樹脂からなる表面層を有することを特徴としている。
請求項5に記載の画像形成装置では、像保持体は架橋樹脂からなる表面層を有することを特徴としている。このような像保持体は、磨耗が非常に少ないため長寿命化を図ることができるが、放電生成物等の付着物の除去が困難である。
しかし、回転ブラシは、ブラシ層の下層に弾性体層を有しているので、ブラシ層のブラシ毛の腰よりも、弾性体層の歪みで(弾性力)によって圧接力がかけられる。つまり、ブラシ層のブラシ毛は放電生生物を除去する掻き取り機能を主とし、弾性体層は圧接機能を主とするように、機能分離される。
したがって、架橋樹脂からなる表面層を有する像保持体であっても、放電生成物等の付着物の除去能力と像保持体の磨耗ライフとの両立を図ること(バランスを取ること)が容易に可能とされる。
請求項6に記載の画像形成ユニットは、像保持体と、前記像保持体に押し当てられ回転される回転ブラシと、を含んで構成される画像形成ユニットであって、前記回転ブラシは、前記像保持体に接触するブラシ毛を有するブラシ層と、前記ブラシ層の下層に設けられた弾性体層と、を有し、前記像保持体に押し当てられる前の状態における前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層の層厚とを合わせた総層厚をa、前記前記ブラシ層のブラシ毛の高さをbとし、前記像保持体に押し当てられた後の状態におけるニップ部の前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層とを合わせた総層厚をcとすると、
b<a−cであることを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成ユニットでは、ブラシ毛を有するブラシ層の下層に弾性体層を有しているので、ブラシ層のブラシ毛の腰よりも、弾性体層の歪みで(弾性力)によって圧接力がかけられる。つまり、ブラシ層のブラシ毛は掻き取り機能を主とし、弾性体層は圧接機能を主とするように、機能分離される。
よって、回転ブラシを像保持体に押し当てた食い込み量の変化に対して、圧接力の変化が抑えされる。つまり、食い込み量の変化に対する圧接力の感度が低下される。
また、像保持体に押し当てられる前の状態における回転ブラシのブラシ層の層厚と弾性体層の層厚とを合わせた総層厚をa、ブラシ層のブラシ毛の高さをbとし、像保持体に押し当てられた状態における回転ブラシのニップ部のブラシ層の層厚と弾性体層とを合わせた総層厚をcとすると、b<a−cである。つまり、ブラシ層のブラシ毛の高さbよりも食い込み量(a−c)の方が大きい。
よって、ブラシ層のブラシ毛の腰よりも、弾性体層の歪みで(弾性力)によって、より圧接力がかけられている。つまり、ブラシ層のブラシ毛は掻き取り機能をより主とし、弾性体層は圧接機能をより主とするように、機能がより分離される。
請求項7に記載の画像形成ユニットは、請求項6に記載の構成において、前記ブラシ層におけるブラシ毛は、斜毛処理されていることを特徴としている。
請求項7に記載の画像形成ユニットでは、ブラシ層におけるブラシ毛が斜毛処理されているので、先端力がより低下され、弾性体層の圧接機能がより主となり、更に像保持体に入る傷等もより抑制される。したがって、像保持体の磨耗ライフがより向上される。
請求項8に記載の画像形成ユニットは、請求項6に記載の構成において、前記ブラシ層におけるブラシ毛は、捲縮処理されていることを特徴としている。
請求項8に記載の画像形成ユニットでは、ブラシ層におけるブラシ毛が捲縮処理されているので、先端力がより低下され、弾性体層の圧接機能がより主となり、更に像保持体に入る傷等もより抑制される。したがって、像保持体の磨耗ライフがより向上される。
請求項9に記載の画像形成ユニットは、請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の構成において、前記像保持体は、架橋樹脂からなる表面層を有することを特徴としている。
請求項9に記載の画像形成ユニットでは、架橋樹脂からなる表面層を有する像保持体に押し当てられて使用される。このような像保持体は、磨耗が非常に少ないため長寿命化を図ることができるが、その分、像保持体の表面に付着した放電生成物等の付着物の除去が困難である。
しかし、回転ブラシは、ブラシ層の下層に弾性体層を有しているので、ブラシ層のブラシ毛の腰よりも、弾性体層の歪みで(弾性力)によって圧接力がかけられる。つまり、ブラシ層は付着物を除去する掻き取り機能をより主とし、弾性体層は圧接機能をより主とするように、機能がより分離される。
したがって、架橋樹脂からなる表面層を有する像保持体であっても、放電生成物等の付着物の除去と像保持体の磨耗との両立を図ること(バランスを取ること)が容易に可能とされる。
以上説明したように本発明によれば、回転ブラシの食い込み量の変化に対する圧接力の変化を抑えることができるので、像保持体表面に付着した放電生成物等の付着物の除去性能と像保持体の磨耗ライフとの両立を容易に可能とすることできる、という優れた効果を有する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示している。
画像形成装置100は、図示しないパーソナルコンピュータ等の画像データ入力装置から送られてくるカラー画像情報に基づいて画像処理を行い、電子写真方式によって記録用紙Pにカラー画像を形成する。
画像形成装置100には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを備えている。なお、以降、YMCKを区別する必要がある場合は、符号の後にY、M、C、Kの何れかを付して説明し、YMCKを区別する必要が無い場合は、Y、M、C、Kを省略する。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、バックアップロール34と複数の張架ロール32A,32Bによって張架された無端状の被転写体としての中間転写ベルト30の進行方向(矢印X1)に対して、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの順番で直列に配列されている。また、中間転写ベルト30は、像担持体としてのドラム状の感光体12Y,12M,12C,12Kと、それぞれ対向して配設される一次転写ロール16Y、16M,16C,16Kとの間を挿通している。
つぎに、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの構成と画像形成の動作とを説明する。なお、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、同様の構成であるので、Y、M、C、Kを省略して説明する。
図2(A)に示すように、矢印X2方向に回転される像保持体としての感光体12が、帯電手段としてのスコロトロン帯電器50により表面が一様に帯電される。
スコロトロン帯電器50は、感光体12側を開口側とする感光体12の回転軸と直交する断面がコ字状のシールド52と、シールド52の開口側に設けられたグリッド54と、シールド52内に設けられ感光体12の回転軸方向を長手方向(軸方向)とするワイヤー56と、が主要な構成部品とされ、コロナ放電を用いて感光体12の表面を帯電させる。
表面が帯電された感光体12に対して、露光装置14(図1参照)により各色画像に対応する像露光がなされ、感光体12の表面に各色画像に対応する静電潜像が形成される。
各色画像に対応する静電潜像は、現像装置15の現像バイアスが印加された現像ロール18に担持された各色トナーによって現像され、各色トナー像となる。各色トナー像は、転写手段としての一次転写ロール16の圧接力と、一次転写ロール16に印加された転写バイアスによる静電吸引力と、によって、中間転写ベルト30上に一次転写される。
そして、感光体12の表面は、つぎの画像形成サイクルの為、スコロトロン帯電器50で再び帯電される。
なお、一次転写では、各色トナー像は全て中間転写ベルト30に転写されず、一部が転写残留トナーとして、感光体12に残留する。感光体12に残留した転写残留トナーのうち、プラス極性のトナーは、第一クリーナ装置200Aで除去され、マイナス極性のトナーは、第二クリーナ装置200Bで除去される。なお、第一クリーナ装置200A及び第二クリーナ装置200Bは、一次転写ロール16の下流側かつスコロトロン帯電器50の上流側に配設されている。また、第一クリーナ装置200A及び第二クリーナ装置200Bの詳細は、後述する。
さて、図1に示すように、画像形成装置100では、各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの相対的な位置の違いを考慮したタイミングで、上述した画像形成工程が各画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおいて行われ、中間転写ベルト30上に、順次、Y,M,C,Kの各色トナー像が重ねられ、フルカラートナー像が形成される。
そして、所定のタイミングで二次転写位置Aへと搬送されてきた記録用紙Pに、転写バイアスが印加された二次転写ロール36の静電吸引力によって、中間転写ベルト30からフルカラートナー像が一括して、記録用紙Pに転写される。
フルカラートナー像が転写された記録用紙Pは、中間転写ベルト30から分離した後、定着装置31へと搬送され、熱と圧力とによりフルカラートナー像が記録用紙Pに定着する。
記録用紙Pに転写されなかった中間転写ベルト30上の転写残留トナーは、感光体12に再転写されたのち、前述した第一クリーナ装置200A及び第二クリーナ装置200B回収される。
つぎに、画像形成装置100における主要部材の仕様及び主要な電気仕様を下記に記す。なお、電流値における「+」「−」の表示は、印加する電圧の極性を表している。
感光体12:ドラムの直径が約84mm
表面層(オーバーコート層(OCL))として架橋樹脂からなる硬化膜層を有する有機感光体(詳細については後述する)
帯電電位(背景部電位):−700v
露光後電位(画像部電位):−300v
プロセス速度:420mm/秒
現像方式:乾式二成分現像方式
スコロトロン帯電器50:ワイヤー電流:−945μA
グリッド電圧:−720v
露光装置14:レーザ波長:780nm(光走査装置)
現像ロール18:直径:16.0mm
回転速度:800mm/秒
現像バイアス:VDC=−680v
Vpp=0.7kv(矩形波振動成分電圧値(Peak to Peak))、Duty:65%
周波数=6kHz(矩形波電圧波形)
現像ギャップ(感光体12と現像ロール18との間隔):約0.3mm
中間転写ベルト30:ポリイミド製
一次転写ロール16:転写バイアス電流:+40μA
二次転写ロール36:転写バイアス電圧:+1600v。
つぎに、第一クリーナ装置200A及び第二クリーナ装置200Bの詳細について説明する。なお、第一クリーナ装置200Aと第二クリーナ装置200Bとは、印加する電圧(詳細は後述する)以外は同様の構成である。よって、第一クリーナ装置200Aを代表して説明する。
図2(A)に示すように、第一クリーナ装置200Aは、回転ブラシ210Aと回収ロール202Aと有している。回転ブラシ210は、感光体12の回転軸と平行に配置された金属製のシャフト212Aの上に導電性を有するスポンジやゴムなどの弾性体層214Aを設け、この弾性体層214Aの上にパイル織りされた導電性を有するレース220(図3(A)参照)をスパイラル状に捲くことでブラシ層216Aが形成されている。なお、ブラシ層216Aのブラシ毛218Aは、熱や機械的な圧力による斜毛処理が成され斜毛されている(図3も参照)。また、ブラシ層216Aは導電性を有する。
回転ブラシ210Aは、感光体12に押し当てられている。なお、図3(B)に示すように、感光体12に押し当てる前におけるブラシ層216Aと弾性体層214Aとを合わせた総層厚をa、ブラシ層216Aのブラシ毛218Aの高さをbとし、また、図2(B)に示すように、感光体12に押し当てた後におけるニップ部のブラシ層216Aと弾性体層214Aとを合わせた総層厚をcとすると、食い込み量は、(a−c)となる。そして、b<a−c、となるように押し当てられている。つまり、ブラシ層216Aのブラシ毛218Aの高さbよりも食い込み量(a−c)は大きく設定されている。
また、回転ブラシ210Aには、表層がカーボンブラックを分散させて抵抗値を調整したフェノール樹脂からなる回収ロール202Aが接触され、回収ロール202Aにはスクレーパ204Bが接触されている。
なお、回収ロール202Aには、例えば、アルミニウム合金やステンレス合金鋼等の金属ロールに、スクレーパとの摺動を円滑に行なうためのフッ素樹脂等(例えば、テフロン(登録商標))の被膜を形成したもの等も用いることもできる。なお、このような構成は、一例であり、システムに応じて適宜選択できる。
そして、回転ブラシ210Aには、+260vが印加され、回収ロール202Aには、+660vが印加されている。
なお、本実施形態においては、回収ブラシ210Aのシャフト212Aの径は6mmとされている。また、弾性体層214Aとしては、(株)INOAC Corporation製の発泡ポリウレタンスポンジを使用した。抵抗は6logΩ、弾性体層214Aを形成した状態(ブラシ層216を形成する前)における外径は、10mmとされている。
また、ブラシ層216のブラシ毛218はKBセーレン(株)製のC.B分散ナイロン(登録商標)の導電糸で、割繊繊維を使用した。また、アルカリ溶液により割繊した後0.5d(248T/450F)の太さのものである。(割繊前は370T/50F)。そして、この繊維をパイル織りし、幅15mmのレース222(図6(A)を参照)を作成する。パイル密度は486Kf/inch2でブラシ毛418の長さ(パイル長)は、この時点では2mmであった。基布219(図3(A)も参照)の厚みが約1mmである。このレース222を一定の熱と圧力をかけ、高さが0.5mmになるように斜毛処理し、図3(A)に示す、基布219を有するレース220とされる。
そして、前述したように、弾性体層214上に斜毛後のレース220(図3(A)参照)をスパイラル状に巻き両面テープで接着した。その結果、最終的な回転ブラシ210の外径(直径)は13mmであった(図3(B)も参照)。
したがって、本実施形態においては、感光体12に押し当てる前におけるブラシ層216と弾性体層214とを合わせた総層厚aは6.5mmであり、ブラシ層216のブラシ毛218の高さbは0.5mmである(ブラシ層厚1.5mm=基布1.0mm+ブラシ毛の高さb0.5mm)。よって、本実施形態においては、押し付け後のニップ部の総層厚cが6mm未満、すなわち、食い込み量が0.5mmより大きいとされる。
なお、本実施形態では弾性体層214上に捲く前のレース222(図6(A)参照)の状態で斜毛処理したが、弾性体層214にブラシ状に巻いた後に斜毛処理を行ってもよい。
また、回転ブラシ210を、このような構成及び製造方法とすることで、ブラシ毛218に毛抜けの発生が、例えば、静電植毛と比べ、抑えられる。
なお、本実施形態においては、特に導電処理されていない通常の両面テープで、弾性体層214上にレース220(図3(A)参照)を接着したが、このような方法でもシャフト212の端部から電圧を印加することでブラシ層216にまで通電された。しかし、導電性を有する接着剤等で弾性体層214にレース220を接着すると、より効率的にブラシ層216に通電される。
第二クリーナ装置200Bは、前述したように、印加する電圧以外は同様の構成であるので、説明を省略する。つまり、第一クリーナ装置200Aとは符号の後にBを付しただけである。なお、以降、回転ブラシ210Aと回転ブラシ210Bとを区別する必要がない場合は、A,Bを省略することがある。
また、感光体12に押し当てる前におけるブラシ層216Bと弾性体層214Bとを合わせた総層厚a、ブラシ層216Bのブラシ毛218Bの高さb、感光体12に押し当てた後におけるニップ部の総層厚c、とすると、b<a−c、となるように押し当てられる構成も同一である。
そして、回転ブラシ210Bには、−400vが印加され、回収ロール202Bには−800vが印加されている。
なお、回転ブラシ210A、Bともに、食い込み量(a−c)のバラツキは、一般的な精度(部品精度や取付精度など)で構成された場合と同様に、±250μm程度生じる。
つぎに、第一クリーナ装置200A及び第二クリーナ装置200Bにける転写残留トナーの除去(クリーニング)について説明する。
感光体12上のマイナス極性のトナーは、第一クリーナ装置200Aの、+260Vが印加された回転ブラシ210Aで除去される。回転ブラシ210Aが除去したマイナス極性のトナーは、+660vが印加された回収ロール202Aに移動されたのち、スクレーパ204Aで掻き落とされる。掻き落とされたトナーは廃トナーケース(図示略)に貯留される。
また、感光体12上のプラス極性のトナーは、第二クリーナ装置200Bの−400Vが印加された回転ブラシ210Bで除去される。回転ブラシ210Bが除去したプラス極性のトナーは、−800vが印加された回収ロール202Bに移動されたのち、スクレーパ204Bで掻き落とされる。掻き落とされたトナーは廃トナーケース(図示略)に貯留される。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
図4は、本実施形態の回転ブラシ210A,B(図2、図3(B)参照)と比較例の回転ブラシ(弾性体層無し、ブラシ層のみ、斜毛処理無し)とにおける、食込み量と圧接力との関係を示したグラフである。なお、比較例の回転ブラシは、図9のグラフにおける486Kf/inch2、0.5d、PH2.5mmと同様の回転ブラシである。
また、感光体の磨耗レートがおよそ2〜3nm/Kcycとなる圧接力を1として規格化してある。よって、図4のグラフにおける圧接力(規格化圧接力)の絶対値自体は、本実施形態の回転ブラシ210A,Bと比較例の回転ブラシとでは異なる。
この図4のグラフを見ると判るように、比較例の回転ブラシは、食い込み量が小さいときは、食い込み量を大きくしても規格化圧接力は余り大きくならないが、食い込み量が大きくなるにつれて、食い込み量が少し大きくなるだけで規格化圧接力が非常に大きくなる。つまり、食い込み量が小さいときは、食い込み量に対する規格化圧接力の感度が低く、食い込み量が大きくなるにつれて、食い込み量に対する規格化圧接力の感度が大きくなる。
これに対して、本実施形態の回転ブラシ210A,Bは、略直線的に規格化圧接力が大きくなっている。しかも、その角度も緩やかである。つまり、食い込み量に対する規格化圧接力の感度が低く、且つ一定である。
これは、回転ブラシ210は、ブラシ層216のブラシ毛218の腰の力を利用して圧接力をかけるのではなく、弾性体層214の歪みで(弾性力)で圧接力をかけるような構成となっているからである。つまり、ブラシ層216のブラシ毛218は掻き取り機能を主とし、弾性体層214は圧接機能を主とするように、機能分離させている。
さて、本実施形態においては、コロナ放電を用いたスコロトロン帯電器50(図1参照)によって感光体12を帯電させている。よって、多量の放電生成物が感光体12の表面に付着する。放電生成物が感光体12に付着すると、高温高湿環境において画像の白抜け(Deletion)発生するなどの不具合が発生することがある。
しかし、本実施形態においては、第一クリーナ装置200の回転ブラシ210Aと第二クリーナ装置200Bの回転ブラシ210Bとが、付着した放電生成物を除去し、高温高湿環境において画像の白抜け(Deletion)などの不具合の発生を防止している。つまり、第一クリーナ装置200Aの回転ブラシ210Aと第二クリーナ装置200Bの回転ブラシ210Bは、転写残留トナーの除去に加え、放電生成物を除去する機能も有している。
ここで、本実施形態の回転ブラシ210A、Bを備える構成と、回転ブラシ210A、Bの代わりに、それぞれ上述した比較例の回転ブラシ(弾性体層無し、ブラシ層のみ、斜毛処理無し)を備える構成とで、5万枚の通紙テストを実施し、感光体の磨耗とDeletion レベル(G0:未発生←→G5:真っ白に抜ける)を評価した。なお、下記の条件で行なった。
比較例の回転ブラシの食込み量
1.5mm、1.75mm、2mmの三水準
本実施形態の回転ブラシ210A,Bの食込み量
0.75mm、1.0mm、1.25mmの三水準。
その結果、本実施形態の回転ブラシ210A,Bを備える構成では、磨耗レートはそれぞれ、0.75mmで2nm/kcyc、1.0mmで3nm/Kcyc、1.25mmで4nm/Kcycであり、Deletion レベルはいずれもG0(未発生)であった。よって、最適な食い込み量1.0mmに対してバラツキ±0.25mmを許容できる。したがって、一般的な精度(部品精度や取付精度など)で構成された場合における食い込み量のバラツキ、±250μmを考慮しても、問題が生じない結果となった。これは、前述したように、食込み量の変化に対する圧接力の変化が略リニア(直線的)であり、しかも小さいためであると考えられる(図4参照)。
これに対して比較例の回転ブラシでは、磨耗レートは、それぞれ、1.5mmで1.5nm/Kcycと少ないが、Deletion レベルはG1であり、白抜けが発生した。1.75mmでは、Deletion レベルはG0(未発生)であり、磨耗レートも3nm/kcycと良好であった。しかし、2.0mmでは、Deletion レベルはG0だが、磨耗レート8nm/Kcycと大きく増加してしまった。つまり、最適な食い込み量1.75mmに対して、バラツキ±250μmを許容できない。したがって、一般的な精度で構成された場合における食い込み量のバラツキ、±250μmを考慮すると、問題が生じる場合もあることが考えられる結果となった。これは、食い込み量の値が大きく、食い込む量の変化に対する圧接力の変化が大きいことが、結果に反映されたためと考えられる(図4参照)。
前述したように、これは本実施形態の回転ブラシ210A,210Bを用いると、ブラシ層216のブラシ毛218の腰の力を利用して圧接力をかけるのではなく、弾性体層214の歪み(弾性力)で圧接力をかけるようにしているからである。つまり、ブラシ層216のブラシ毛218は放電生成物の除去(掻き取り)機能を主とし、弾性体層214は圧接機能を主とするように、機能分離させているからである。
このため食い込み量に対する先端力(回転ブラシのブラシ毛が感光体(像保持体)を叩く力)の感度を低くすることができ、表面層(オーバーコート層(OCL))に硬化膜層を有する感光体12であっても、食い込み量のバラツキを従来よりも特に抑えることなく(一般的な精度で構成されていても)、磨耗とDeletionの防止とを両立させることができる結果が得られる。
このように、感光体12の表面に付着した放電生成物の除去性能と像保持体の磨耗ライフとの両立が容易に可能とされる)。更に、ブラシ層216のブラシ毛218がへたっても、感光体12への圧接力の変化が少ないので、放電生成物の除去性能が長期に渡って維持される。
また、回転ブラシ210のブラシ毛218の毛抜けによる画像ディフェクトや巻き目でのクリーニング不良も、同時に防止又は抑制される。
なお、ブラシ毛が直毛のままだと回転ブラシと感光体のニップ部に入るところで、ブラシ毛が感光体の表面を叩き、感光体の表面に入る傷がひどくなったり、ブラシ毛の腰の力(先端力)の分だけ磨耗が促進されてしまったりすることも考えられる。よって、本実施形態の回転ブラシ210A,Bのように、熱や機械的な力によりブラシ毛を寝かせた斜毛処理を施した方が望ましい。こうすることで、ブラシ毛218が寝ているので先端力はほとんど生じなくなり、より弾性体層214の歪のみで圧接力をかけられる。
なお、使用後にブラシ毛がすぐに寝てしまう場合もあるので、必ずしも斜毛処理する必要はない。具体的には、斜毛処理する前の、図6(A)に示すレース222を、弾性体層214にスパイラル状に捲きたブラシ層416を有する回転ブラシ410であってもよい。
つぎに、回転ブラシの他の例について説明する。
図5(B)に示すように、回転ブラシ310は、捲縮処理されたブラシ毛318を使用している。回転ブラシ310は、図5(A)に示すように、導電性のナイロン(登録商標)繊維を熱と物理的な力でカールさせる処理をし、それを15mm幅にパイル織りされ、最終的に捲縮処理されたブラシ毛318を有するレース320を作成する。なお、基布319の厚みは1mmで、捲縮処理された後のブラシ毛の高さは約5mmである。
これを回転ブラシ210A,Bと同様に、弾性体層214にスパイラル状に巻いて、ブラシを回転させながらシャーリングして外径を13mmにした。すなわち、基布の厚みが1mmなのでブラシ毛の高さbは0.5mmであった。そして、上述した実験と同様に食込み量0.7〜1.25mmで行ったところ、0.7mmでは、磨耗レートが3nm/Kcycで、DeletionレベルがG0であり、1.25mmでは、4.5nm/Kcyc、DeletionレベルがG0であり、いずれも良好な結果であった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、感光体12(像保持体)に付着した放電生成物の除去性能(と感光体12(像保持体)の磨耗ライフとの両立)について説明したが、放電生成物以外の付着物の除去性能に関しても同様に本発明を適用できる。例えば、トナーや二成分現像剤中のキャリア、紙紛などの除去性能に関しても同様に本発明を適用できる。
また、例えば、上記実施形態では、本発明が適用された第一クリーナ装置200Aと第二クリーナ装置200Bとの二つを備えた構成であったが、これに限定されない。いずれか一方のみを備える構成の画像形成装置であってもよい。
また、上記実施形態においては、像保持体として、表面層(オーバーコート層(OCL))として硬化膜層を有する感光体12を用いていたが、これに限定されない。表面層(オーバーコート層(OCL))として硬化膜層を有しない感光体(像保持体)であってもよい。或いは、有機感光体(OPC)以外の感光体、例えば、所謂、アモルファスシリコン製の感光体であってもよい。なお、アモルファスシリコン製の感光体も表面層が硬いので、硬化膜層を有する感光体12と同様に、最適な先端力が比較的高くなると思われるので、本発明を適用することは好適である。
なお、上記実施形態では、本発明が適用された回転ブラシ210A,Bの使用例として、転写手段(一次転写転写ロール16)の下流側かつ帯電手段(スコロトロン帯電器50)の上流側に配設された転写残留トナーを除去するクリーニング装置に適用したが、これに限定されない。
電子写真方式によって記録用紙Pなどの記録媒体に画像を形成する画像形成装置で使用されている従来の回転ブラシに代えて、本発明が適用された回転ブラシを用いることができる。
例えば、転写手段の下流側かつ帯電手段の上流側に配設され、像保持体に残留した残留現像剤を所定の極性に帯電して下流側に送る残留現像剤帯電手段等にも、本発明が適用された回転ブラシを用いることができる。或いは、像保持体の表面を帯電させる帯電手段にも本発明が適用された回転ブラシを使用できる。
また、上記実施形態で説明した画像形成装置100の構成(図1参照。)、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kの構成(図2参照)等は、一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kを備えており、当該画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kが中間転写体ベルト30に面して並列に配置され、中間転写体ベルト30が1周する間に4色のトナー像を重ね合せる、いわゆるタンデム式のフルカラープリンタであったがこれに限定されない。例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応した現像器を円周上に配置したロータリー現像装置を備え、このロータリー現像装置を回転させることにより現像器を順次切り換えて、各色に対応した静電潜像が形成された感光体(像保持体)と対向させ、対応するカラートナーにより現像する所謂ロータリー現像方式を用いたフルカラープリンタであってもよい。或いは、フルカラープリンタでなく、モノクロプリンターであってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、被転写材は中間転写ベルト30であったがこれに限定されない。例えば、直接、感光体12(像保持体)から記録用紙Pに転写される構成の画像形成装置であってもよい。なお、このような構成の場合は、被転写体は記録用紙Pとなる。
つぎに表面層(オーバーコート層(OCL))として硬化膜層を有する感光体12の例について説明する。
<感光体例1(シロキサン系樹脂)>
[感光体A]
酸化亜鉛(SMZ-017N:テイカ製)100重量部をトルエン500重量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(A1100:日本ユニカー社製)2重量部を添加し、5時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で2時間焼き付けを行った。得られた表面処理酸化亜鉛を蛍光X線により分析した結果、Si元素強度は亜鉛元素強度の1.8×10-4であった。
前記表面処理を施した酸化亜鉛35重量部と、硬化剤 ブロック化イソシアネート スミジュール3175)(住友バイエルンウレタン社製) :15重量部とブチラール樹脂 BM-1 (積水化学社製) :6重量部と、メチルエチルケトン :44重量部と、を混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い、分散液を得た。
得られた分散液に触媒として、ジオクチルスズジラウレート:0.005重量部、トスパール130(GE東芝シリコン社製):17重量部を添加し、下引層塗布用液を得た。この塗布液を浸漬塗布法にてAl基材上に塗布し、160℃、100分の乾燥硬化を行い厚さ20μmの下引層を得た。表面粗さは、東京精密社製表面粗さ形状測定器サーフコム570Aを使用し、測定距離2.5mm、走査速度0.3mm/secで測定した結果、Rz値0.24であった。
ついで、その上にこのアルミニウム基材上にX線回折スペクトルにおけるブラッグ角 (2θ±0.2°) が、7.5°、9.9°、12.5°、16.3° 、18.6°、25.1°、28.3°に強い回折ピークを持つヒドロキシガリウムフタロシアニンの1部をポリビニルブチラール(エスレックBM-S、積水化学) 1部、及び酢酸n-ブチル100部と混合し、ガラスビーズとともにペイントシェーカーで1時間処理して分散した後、得られた塗布液を前記下引き層上に浸漬コートし、100℃で10分間加熱乾燥して膜厚約0.15μmの電荷発生層を形成した。
下記構造のベンジジン化合物2部、高分子化合物 (粘度平均分子量 39,000) 3部をクロロベンゼン20部に溶解させた塗布液を前記電荷発生層上に浸漬コーティング法で塗布し、110℃、40分の加熱を行なって膜厚22μmの電荷輸送層を形成した。
Figure 0005061738
[感光体B]
感光体A上に下記に示す構成材料を、メチルアルコール5部、イオン交換樹脂(アンバーリスト15E) 0.3部を加え、室温で攪拌することにより24時間保護基の交換反応を行った。
構成材料
化合物1(化2) 2部
化合物2(化3) 1部
コロイダルシリカ 0.3部
Me(MeO)2−Si−(CH2)4−Si−Me(OMe)2 2部
(ヘプタデカフルオロ-1,1,2,2-テトラヒドロデシル)メチルジメトキシシラン 0.1部
ヘキサメチルシクロトリシロキサン 0.3部
ZX-022(富士化成工業社製) 0.25部
Figure 0005061738
Figure 0005061738
その後、n-ブタノール10部、蒸留水0.25部を添加し、5分加水分解を行なった。
加水分解したものからイオン交換樹脂を濾過分離した液に対し、アルミニウムトリスアセチルアセトナート(Al(aqaq)3)を0.1部、アセチルアセトン0.1部、3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシトルエン(BHT)0.4部を加え、このコーティング液を前記電荷輸送層の上にリング型浸漬塗布法により塗布し、室温で30分風乾した後、130℃で1時間加熱処理して硬化し、膜厚約3umの表面層を形成した。
<感光体例2(フェノール誘導体)>
感光体例1において、電子写真感光体の表面層の形成におけるコーティング液を下記構成材料をブタノール75部に溶解させたものに変更して、膜厚約6μmの表面層を形成したこと以外は、感光例1と同様である。
[構成材料]
・化合物2(化3):13質量部
・フェノール樹脂:13質量部(群栄化学 PL4852)
・ハジキ防止剤:0.1質量部
Figure 0005061738
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 (A)は本発明の実施形態に係る画像形成ユニットの詳細な構成を示す図であり、(B)は回転ブラシ近傍の拡大図である。 (A)は回転ブラシを構成するブラシ毛が斜毛された状態のレースを示す斜視図であり、(B)は回転ブラシの軸方向に直交する断面の断面図である。 本実施形態の回転ブラシと比較例の回転ブラシ(弾性体層無し、ブラシ層のみ、斜毛処理無し)とにおける食込み量と圧接力との関係を示したグラフである。 (A)はブラシ毛が捲縮された状態のレースを示す斜視図であり、(B)はブラシ毛が捲縮された回転ブラシの軸方向に直交する断面の断面図である。 (A)はブラシ毛が直毛状態のレースを示す斜視図であり、(B)はブラシ毛が直毛の回転ブラシの軸方向に直交する断面の断面図である。 硬化膜層を有しない感光体における従来の回転ブラシの先端力とDeletion レベル及び感光体の磨耗レートとの関係を示すグラフである。 硬化膜層を有する感光体における従来の回転ブラシの先端力とDeletion レベル及び感光体の磨耗レートとの関係を示すグラフである。 従来の回転ブラシにおける食込み量と先端力との関係を示すグラフである。 回転ブラシの先端力を測定する測定装置を模式的に示す、(A)は回転軸と直交する断面の断面図であり、(B)は上面図である。
符号の説明
12 感光体(像保持体)
14 露光装置(情報書き込み手段)
15 現像器(現像手段)
16 一次転写ロール(転写手段)
50 スコロトロン帯電器(帯電手段)
100 画像形成装置
202A 回収ロール
202B 回収ロール
210A 回転ブラシ
210B 回転ブラシ
212A シャフト
212B シャフト
214A 弾性体層
214B 弾性体層
216A ブラシ層
216B ブラシ層
218A ブラシ毛
218B ブラシ毛

Claims (9)

  1. 回転する像保持体と、
    前記像保持体の表面を帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記像保持体に静電潜像を形成する情報書き込み手段と、
    前記情報書き込み手段によって形成された静電潜像を現像剤によって可視化し、現像剤を形成する現像手段と、
    現像剤像を被転写体に転写させる転写手段と、
    前記転写手段の下流側かつ前記帯電手段の上流側に配設され、前記像保持体に押し当てられると共に回転される回転ブラシと、
    を有し、
    前記回転ブラシは、前記像保持体に接触するブラシ毛を有するブラシ層の下層に弾性体層を有し、
    前記像保持体に押し当てられる前の状態における前記回転ブラシの前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層の層厚とを合わせた総層厚をa、前記ブラシ層のブラシ毛の高さをbとし、
    前記像保持体に押し当てられた状態における前記回転ブラシのニップ部の前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層とを合わせた総層厚をcとすると、
    b<a−cであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回転ブラシのブラシ層におけるブラシ毛は、斜毛処理されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回転ブラシのブラシ層におけるブラシ毛は、捲縮処理されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転ブラシに接触する回収ロールを有し、
    前記回転ブラシは、前記像保持体に残留する残留現像剤を除去し、
    前記回収ロールは、前記回転ブラシによって除去された残留現像剤を回収することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像保持体は、架橋樹脂からなる表面層を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 像保持体と、前記像保持体に押し当てられ回転される回転ブラシと、を含んで構成される画像形成ユニットであって、
    前記回転ブラシは、
    前記像保持体に接触するブラシ毛を有するブラシ層と、
    前記ブラシ層の下層に設けられた弾性体層と、
    を有し、
    前記像保持体に押し当てられる前の状態における前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層の層厚とを合わせた総層厚をa、前記前記ブラシ層のブラシ毛の高さをbとし、
    前記像保持体に押し当てられた後の状態におけるニップ部の前記ブラシ層の層厚と前記弾性体層とを合わせた総層厚をcとすると、
    b<a−cであることを特徴とする画像形成ユニット。
  7. 前記ブラシ層におけるブラシ毛は、斜毛処理されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成ユニット
  8. 前記ブラシ層におけるブラシ毛は、捲縮処理されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成ユニット
  9. 前記像保持体は、架橋樹脂からなる表面層を有することを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成ユニット。
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