JP2005265907A - クリーニング装置 - Google Patents

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Shigeo Ono
茂雄 大野
Yasushi Ohashi
康司 大橋
Nobumasa Furuya
信正 古谷
Hiroyoshi Ando
裕喜 安藤
Satoru Hirosaki
悟 広崎
Takanari Koda
隆成 香田
Yasutake Matsumoto
泰岳 松本
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Abstract

【課題】 フィルミング及びトナーこぼれの発生を効果的に防止すると共に、一対のトナー回収ロールにより像担持体の表面に残留したトナーを効率的に除去回収する。
【解決手段】 クリーニング装置は、デトーニングロール40がロール芯金48の外周側に嵌挿されて抵抗層62を形成する樹脂製のパイプ材60と、導電性接着剤からなる中間導電層54とを備えている。この中間導電層54は、ロール芯金48の溝部54内に充填された導電性接着剤により形成されており、ロール芯金48とパイプ材60とを固着すると共に、ロール芯金48を抵抗層62に電気的に接続している。これにより、高圧電源ユニットがそれぞれデトーニングロール40におけるロール芯金48に規定の電圧を印加した際に、ロール芯金48に対する印加電圧とロール面44の表面電位との電位差(電圧降下)の変動を減少してロール面44の表面電位が安定化する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真プロセスに基づいて形成されたトナー像を担持する像担持体から記録媒体へトナー像が転写完了した後に、この像担持体の表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置に関する。
電子写真複写機、レーザープリンター、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置においては、回転駆動する感光体を帯電器により帯電させた後、書き込み手段により露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像手段により現像してトナー像を作成している。そして、このトナー像を直接に、または中間転写体を介して記録紙などの転写媒体に転写し、転写されたトナー像を定着装置によって定着することによって画像を形成する。一方、転写されずに感光体上に残留した所謂残留トナーはクリーニング装置によって除去、回収され、新たな画像形成プロセスに移行する。
この残留トナーを除去するクリーニング装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1のクリーニング装置には、それぞれロール状に形成され、ブラシ毛を感光体へ接触させた一対のクリーニングブラシ及び、これら一対のクリーニングブラシにそれぞれロール面を接触させた一対のトナー回収用ロール(デトーニングロール)が設けられており、このクリーニング装置では、一対のクリーニングブラシを回転させつつ、このクリーニングブラシにそれぞれ極性が異なる電圧を印加してクリーニングブラシのブラシ毛により感光体上の転写残トナーを機械的に掻き取りつつ静電的に吸着する。このとき、デトーニングロールには、クリーニングブラシよりも高い電圧が印加されており、これにより、クリーニングブラシに付着したトナーはデトーニングロールのロール面に吸着される。このようにしてデトーニングロールに吸着されたトナーはブレードによりトナー回収室内へ掻き落され、廃トナーとして回収される。また、このクリーニング装置では、感光体の回転方向に沿って上流側に配置されたクリーニングブラシに正(+)極性の電圧が印加されており、感光体上から負(−)極性に帯電したトナーを吸着し、下流側に配置されたクリーニングブラシに負極性の電圧が印加されており、感光体上から正極性に帯電したトナーを吸着する。
特公平1−38314号公報
しかしながら、上記したような所謂W−ESB(Double−Eelectro Static Brush)タイプのクリーニング装置では、デトーニングロールの芯金に印加する電圧に対してデトーニングロールの表面電位が不安定になる現象が生じることがあり、特に、印加電圧に対してデトーニングロールの表面電位が低い場合には、フィルミング及びトナーこぼれと呼称される不具合が発生しやすくなる。
ここで、フィルミングとは、トナー又はトナー中のシリカ、チタニア等の外添剤がクリーニングブラシにより感光体上に摺接されることにより、これらの外添剤が感光体の表面(感光面)に周方向に沿って筋状に固着する現象を言い、このようなフィルミングが発生すると、感光体上から記録媒体へ転写された画像(プリント画像)にも筋状の画像欠陥が生じてプリント画像の画質が低下する。このようなフィルミングは、デトーニングロールの表面電位が予め設定した電位よりも低い場合に、クリーニングブラシとデトーニングロールとの間の電界が十分に確保できなくなり、クリーニングブラシ中に残留するトナー量が過剰に増加し、これにより、余剰となったトナーがクリーニングブラシにより感光体の一部分に繰り返し押し付けられることにより生じる。
また、トナーこぼれとは、直径1mm程度のトナー凝集体がクリーニング装置のハウジング内から吐出されて感光体上に付着する現象を言う。このようなトナーこぼれは、下流側に配置されたデトーニングロールの表面電位が設定された電位よりも低い場合に、下流側のデトーニングロールと上流側のデトーニングロールと間の電界が弱くなり生じる。すなわち、このような場合には、上流側のデトーニングロールから掻き落されクラウド化したトナーが電界による反発力に抗して浮遊し下流側のデトーニングロール上に付着し、この下流側のデトーニングロール上で互いに逆極性のトナー同士が混合してトナー凝集体が生成される。このトナー凝集体は電荷が略中和された状態となるため、下流側のデトーニングロール上から容易に脱落し、この脱落したトナー凝集体の一部が上流側のデトーニングロール及びクリーニングブラシを経由し、感光体上に付着してトナーこぼれとなる。このトナーこぼれは、例えば、クリーニング装置の下流側の端部に設けられたトナーシール部材により感光体上で引伸ばされて数mm〜数cmの大きなトナー汚れになり、このトナー汚れの一部が現像器によるトナー現像後も感光体上に残り、これがトナー像と共に記録媒体に転写されてプリント画像の画質を低下させる。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、フィルミング及びトナーこぼれの発生を効果的に防止できると共に、一対のトナー回収ロールにより像担持体の表面に残留したトナーを効率的に除去回収できるクリーニング装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係るクリーニング装置は、像担持体から記録媒体へのトナー像の転写完了後に、該像担持体の表面に残留したトナーを除去回収するためのクリーニング装置であって、円柱状のブラシ芯金部の外周側から径方向外側へ延出すると共に、該径方向に対して回転方向後方へ傾斜したブラシ毛を前記像担持体の表面に接触させつつ回転する第1のクリーニングブラシと、円柱状のブラシ芯金部の外周側に電気的な抵抗層が設けられ、該抵抗層の外周面からなるロール面を前記ブラシ毛に接触させつつ回転する第1のトナー回収ロールと、前記像担持体の移動方向に沿って前記第1のクリーニングブラシの下流側に配置され、円柱状のブラシ芯金部の外周側から径方向外側へ延出すると共に、該径方向に対して回転方向後方へ傾斜したブラシ毛を前記像担持体の表面に接触させつつ回転する第2のクリーニングブラシと、円柱状のブラシ芯金部の外周側に電気的な抵抗層が設けられ、該抵抗層の外周面からなるロール面を前記ブラシ毛に接触させつつ回転する第2のトナー回収ロールと、前記第1のクリーニングブラシのブラシ芯金及び前記第1のトナー回収ロールのロール芯金に同極性の電圧をそれぞれ印加すると共に、前記第1クリーニングブラシと前記第1トナー回収ロールとの間に表面電位差を生じさせる第1の電圧印加手段と、前記第2クリーニングブラシのブラシ芯金及び前記第2トナー回収ロールのロール芯金に前記第1の電圧印加手段とは逆極性の電圧を印加すると共に、前記第2のクリーニングブラシと前記第2のトナー回収ロールとの間に表面電位差を生じさせる第2の電圧印加手段とを有し、前記第1のトナー回収ロール及び前記第2のトナー回収ロールは、それぞれ前記ロール芯金の外周側に嵌挿されて前記抵抗層を形成する筒状部材と、導電性接着剤からなり前記ロール芯金と前記筒状部材との間に介在する中間導電層と、を備えたことを特徴とする。
上記請求項1に係るクリーニング装置では、第1のトナー回収ロール及び第2のトナー回収ロールが、それぞれロール芯金の外周側に嵌挿されて抵抗層を形成する筒状部材と、導電性接着剤からなりロール芯金と筒状部材との間に介在する中間導電層とを備えている。これにより、第1及び第2の電圧印加手段がそれぞれ第1及び第2のトナー回収ロールにおけるロール芯金に所定の電圧を印加した際に、ロール芯金に対する印加電圧とロール面の表面電位との電位差(電圧降下)の変動を減少させてロール面の表面電位を安定化できる。
すなわち、ロール芯金の外周側に筒状部材を嵌挿して抵抗層が形成される構造を有するトナー回収ロールでは、ロール芯金の内周面と筒状部材の内周面との間に微小な空隙が形成され、この空隙はロール芯金及び筒状部材の寸法精度、表面粗さ等に応じて径方向に沿った幅や投影面積が大きく変動することから、中間導電層が介在しない場合には、この空隙の影響によりロール芯金に対する印加電圧が一定であってもロール面の表面電位も大きく変動する現象が生じ得る。これに対し、ロール芯金と筒状部材との間に導電性接着剤からなる中間導電層を介在させた場合には、前記空隙の幅や投影面積が変動しても、ロール芯金と筒状部材との間の電気抵抗の変動を効果的に抑制できるので、ロール芯金に対する印加電圧とロール面の表面電位との電位差の変動を減少させてロール面の表面電位を安定化できる。
また、本発明の請求項2に係るクリーニング装置は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記ロール芯金の外周面における前記筒状部材により覆われる領域に溝部を形成し、該溝部内に導電性接着剤を充填して前記中間導電層を形成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るクリーニング装置は、請求項1又は2記載のクリーニング装置において、前記第1のクリーニングブラシ及び前記第2のクリーニングブラシにおける前記ブラシ毛の体積抵抗を、それぞれ150Vの電圧印加時に104〜108Ω・cmとなるように調整し、かつ前記第1の回収ロール及び前記第2の回収ロールにおける前記抵抗層の体積抵抗を、それぞれ500Vの電圧印加時に105〜108Ω・cmとなるように調整したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のクリーニング装置は、請求項1、2又は3記載のクリーニング装置において、前記第1及び第2の電圧印加手段は、それぞれ前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面に接触する表面給電部材を有し、該表面給電部材を介して前記ロール芯金に印加する電圧と同一電位の電圧を前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面に印加することを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係るクリーニング装置は、請求項4記載のクリーニング装置において、前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面に接触しつつ該ロール面に付着したトナーを掻き落とす掻落し部材を有し、前記第1及び第2の電圧印加手段は、それぞれ前記表面給電部材として前記掻落し部材を用いることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係るクリーニング装置は、請求項4記載のクリーニング装置において、前記第1及び第2の電圧印加手段は、それぞれ前記表面給電手段としてブラシ毛を前記第1及び第2トナー回収ロールのロール面に接触させる帯電ブラシを用いることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係るクリーニング装置は、請求項1乃至6の何れか1項記載のクリーニング装置において、前記第1の電圧印加手段が、前記第1のクリーニングブラシに印加する電圧値をVB1及び前記第1のトナー回収ロールに印加する電圧をVR1とした場合に、VB1<VR1の関係が成立するようにVB1及びVR1をそれぞれ設定し、かつ前記第2の電圧印加手段が、前記第2クリーニングブラシに印加する電圧値をVB2及び前記第2のトナー回収ロールに印加する電圧値をVR2とした場合に、VB2<VR2の関係が成立するようにVB2及びVR2をそれぞれ設定したことを特徴とする。
本発明の請求項8に係るクリーニング装置は、請求項1乃至7の何れか1項記載のクリーニング装置において、前記第1及び第2の電圧印加手段による前記第1及び第2トナー回収ロール及び前記第1及び第2のクリーニングブラシへの電圧印加時に、前記第1及び第2のクリーニングブラシ及び前記第1及び第2トナー回収ロールを回転させた状態で、前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面と前記第1及び第2のクリーニングブラシのブラシ毛との表面電位差を、それぞれ前記第1及び第2の電圧印加手段により前記第1及び第2のトナー回収ロールへ印加される電圧と前記前記第1及び第2のクリーニングブラシへ印加される電圧との電位差の50%以上の値とすることを特徴とする。
本発明の請求項9に係るクリーニング装置は、請求項1乃至7の何れか1項記載のクリーニング装置において、前記第1及び第2の電圧印加手段による前記第1及び第2トナー回収ロール及び前記第1及び第2のクリーニングブラシへの電圧印加時に、前記第1及び第2のクリーニングブラシ及び前記第1及び第2のトナー回収ロールを回転停止させた状態で、前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面と前記第1及び第2のクリーニングブラシのブラシ毛との表面電位差を、それぞれ前記第1及び第2の電圧印加手段により前記第1及び第2のトナー回収ロールへ印加される電圧と前記前記第1及び第2のクリーニングブラシへ印加される電圧との電位差の80%以上の値とすることを特徴とする。
以上説明したように本発明に係るクリーニング装置によれば、フィルミング及びトナーこぼれの発生を効果的に防止できると共に、一対のトナー回収ロールにより像担持体の表面に残留したトナーを効率的に除去回収できる。
以下、本発明の実施形態に係るクリーニング装置について図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態に係るクリーニング装置が適用された画像形成装置における感光体ドラム回りの構成が示されている。この画像形成装置には、トナー像の担持体として感光体ドラム12が設けられると共に、この感光体ドラム12の外周側にクリーニング装置10が配置されている。この感光体ドラム12は、その外周面が電子写真プロセスに基づいて画像が形成される像担持面14とされており、またクリーニング装置10は、2個のクリーニングブラシ16,18を備えた所謂W−ESB(Double−Eelectro Static Brush)タイプのクリーニング装置として構成されている。感光体ドラム12の外周側には、その回転方向(矢印RD方向)に沿ってクリーニング装置10の下流側に帯電器20、表面電位計22、現像ロール24、キャリアキャッチロール26及び転写ロール28が順に配置されている。また画像形成装置には、感光体ドラム12の上方にレーザー露光装置(図示省略)が配置されており、このレーザ露光装置は、画像情報に基づいて変調されたレーザビームLにより所定の電位に帯電された感光体ドラム12の像担持面14を走査して像担持面14に静電潜像を形成する。
画像形成装置では、現像器の一部として構成された現像ロール24が感光体ドラム12に形成された静電潜像の露光領域又は非露光領域に選択的にトナーを付着させることより静電潜像をトナー像に現像し、このトナー像を転写ロール28が記録媒体等に転写する。このとき、転写ロール28は、記録媒体等を介して静電的な吸着力を像担持面14上のトナー像に作用させてトナー像(トナー)を記録媒体へ転写(転移)させる。しかし、感光体ドラム12の像担持面14に付着しているトナーを記録媒体に完全に転移させることは難しく、トナー像の転写完了後も像担持面14には少量のトナーが残留する。この像担持面14上のトナーは、転写ロール28からのコロナ放電等の影響により帯電電位が転写前よりもブロードな分布となり、正(+)極性に帯電したもの、負(−)極性に帯電したもの及び電荷が略中和されたものが混在した状態となる。
クリーニング装置10には、感光体ドラム12へ対向するように支持されたハウジング30が設けられており、このハウジング30には、感光体ドラム12の像担持面14へ面して開口する開口部32が形成されている。ハウジング30内には、開口部32付近に一対のクリーニングブラシ16,18が配置されている。ここで、感光体ドラム12の回転方向に沿って、一方のクリーニングブラシ16はハウジング30内の上流側に配置され、他方のクリーニングブラシ18はハウジング30内の下流側に配置されている。これらのクリーニングブラシ16,18の外形形状は略ロール状に形成されている。
図2及び図3に示されるように、クリーニングブラシ16,18には、それぞれ内周側にブラシ芯金34が設けられると共に、これらのブラシ芯金34の外周側から径方向外側へ延出する多数本のブラシ毛36が設けられている。ブラシ芯金34はSUS等の導電性の金属材料を素材として円柱状に形成されており、その軸方向両端部にそれぞれ中央側よりも細径とされた軸部38が同軸的に設けられている。ブラシ芯金34における一対の軸部38は、それぞれハウジング30に取り付けられた軸受(図示省略)により回転可能に支持されている。これにより、クリーニングブラシ16,18は、それぞれハウジング30により回転可能に支持されると共に、ブラシ毛36の先端部を撓ませつつ感光体ドラム12の像担持面14へ圧接させている。
一対のブラシ芯金34における軸部38には、それぞれ画像形成装置の本体側に設けられたモータ(図示省略)からのトルクが伝達可能とされている。このモータは、クリーニング装置10の作動時に、ブラシ芯金34にトルクを伝達してクリーニングブラシ16,18を所定の方向(矢印RB方向)へ回転させる。このとき、クリーニングブラシ16,18は、そのブラシ毛36が矢印RD方向へ回転する感光体ドラム12との接触部位において像担持面14とは反対の方向(アゲンスト方向)へ移動する。
図2及び図3に示されるように、クリーニングブラシ16,18のブラシ毛36は、ブラシ芯金34の軸心を中心とする径方向に対し、クリーニングブラシ16,18の回転方向(矢印RB方向)後方へ向って所定の倒れ角θBだけ傾斜するようにブラシ芯金34に取り付けられている。
ここで、各クリーニングブラシ16,18におけるブラシ毛36の倒れ角θBは5°〜45°の範囲で設定され、好ましくは30°に設定されるが、前記範囲であれば、特に限定されるものではない。このようなブラシ毛36は、例えば、一定密度でブラシ毛36が片側の面に植設されたパイル織物を帯状に切断加工し、これをブラシ芯金34の外周面に螺旋状に巻き付けることにより設けられる。このとき、パイル織物のブラシ芯金34の軸方向に対する傾斜角を調整することにより、ブラシ毛36の倒れ角θBが調整可能になる。またブラシ毛36は、カーボンブラックが分散されたナイロンにより形成されており、その体積抵抗が150Vの電圧印加時に104〜108Ω・cmとなるようにカーボンブラックの添加量等が調整されている。
図1に示されるように、クリーニング装置10には、ハウジング30内に一対のデトーニングロール40,42が配置されている。ここで、一方のデトーニングロール40は、そのロール面44を上流側のクリーニングブラシ16のブラシ毛36に接触させており、他方のデトーニングロール42は、そのロール面44を下流側のクリーニングブラシ18のブラシ毛36に接触させている。
図2及び図3に示されるように、デトーニングロール40,42には、それぞれ内周側にロール芯金48が設けられると共に、これらのロール芯金48の外周側に径方向に沿って一定の厚さを有するフェノール樹脂製の抵抗層62が設けられている。ロール芯金48はSUS等の導電性の金属材料を素材として円柱状に形成されており、その軸方向両端部にそれぞれ中央側よりも細径とされた軸部52が同軸的に設けられている。ロール芯金48における一対の軸部52は、それぞれハウジング30に取り付けられた軸受(図示省略)により回転可能に支持されている。これにより、デトーニングロール40,42は、それぞれハウジング30により回転可能に支持される。またロール芯金48には、図4(A)に示されるように、外周面に軸方向に延在する溝部54がロール芯金48の全長に亘って形成されている。
一対のロール芯金48における軸部52には、それぞれ画像形成装置の本体側に設けられたモータ(図示省略)からのトルクが伝達可能とされている。このモータは、クリーニング装置10の作動時に、クリーニングブラシ16,18の回転に同期してデトーニングロール40,42を所定の方向(矢印RR方向)へ回転させる。このとき、デトーニングロール40,42は、そのロール面44が矢印RB方向へ回転するデトーニングロール40,42との接触部位においてブラシ毛36とは反対の方向(アゲンスト方向)へ移動する。
デトーニングロール40,42には、ロール芯金48の外周側にフェノール樹脂製を素材として円筒状に形成されたパイプ材60(図2及び図3参照)が嵌挿されており、このパイプ材60により抵抗層62が構成されている。また、図2及び図3に示されるように、デトーニングロール40,42には、ロール芯金48の外周面と抵抗層62の内周面との間に介在する中間導電層64が設けられている。ここで、中間導電層64は、熱硬化性樹脂中にカーボンブラックが分散された導電性接着剤からなり、この導電性接着材がロール芯金48の溝部54内に充填された後、この導電性接着材が硬化することにより形成される。この中間導電層64は、抵抗層62(パイプ材60)をロール芯金48に固着すると共に、ロール芯金48を抵抗層62に導通させている。またデトーニングロール40,42における抵抗層62は、その体積抵抗が500Vの電圧印加時に105〜108Ω・cmとなるように成分が調整されている。
図1に示されるように、クリーニング装置10には、ハウジング30内に一対のスクレーパ66が設けられており、これらのスクレーパ66は可撓性及び導電性を有する板ばね状により構成されており、それぞれ基端側がハウジング30に連結固定されており、先端部をデトーニングロール40,42のロール面44へ圧接させている。またスクレーパ66は、回転するデトーニングロール40,42のロール面44の移動方向に対してカウンター方向へ傾斜するように支持されている。これらのスクレーパ66は、それぞれデトーニングロール40,42のロール面44に付着したトナーをハウジング30内へ掻き落す。
ハウジング30には、その下端部に樋状のトナー溜り70が形成されており、このトナー溜り70内には、スクレーパ66によりデトーニングロール40,42から掻き落されたトナーが落下する。トナー溜り70内には、スクリュー軸状のオーガ72が配置されており、このオーガ72はデトーニングロール40,42の回転に同期して回転する。これにより、トナー溜り70内に落下したトナーは、オーガ72により攪拌されつつハウジング30内から排出され、廃トナータンク(図示省略)内へ移送される。またハウジング30には、開口部32の周縁部に弾性を有するプレート状のシール材74が取り付けられており、このシール材74は、その先端部を感光体ドラム12の像担持面14へ密着させている。これにより、クリーニングブラシ16,18により像担持面14から掻き落されたトナーがハウジング30内から外部へ流出しないようにシールされる。
図1に示されるように、クリーニング装置10には、ハウジング30の上流側に除電ランプ78が配設されると共に、この除電ランプ78の上流側にプレクリーニングコロトロン80が配設されている。プレクリーニングコロトロン80には、軸方向に沿って張設された放電ワイヤー82を覆うようにケーシング84が設けられており、このケーシング84は、その断面形状が感光体ドラム12の像担持面14へ向って開口する略コ字状に形成されている。ケーシング84には、下流側の端部に像担持面14側へ向って延出する遮蔽部86が一体的に形成されており、この遮蔽部86は、ケーシング84の上流側の先端部から像担持面14までの間隔と比較し、ケーシング84の下流側の先端部から像担持面14までの間隔を十分に狭いものにしている。これにより、除電ランプ78から照射される除電光Fが遮蔽部86により遮蔽され、除電光Fが像担持面14におけるプレクリーニングコロトロン80による帯電領域へ照射されることが防止される。
ここで、プレクリーニングコロトロン80は、クリーニング装置10の作動時に、転写完了後に像担持面14上に残留したトナー(以下、「残留トナー」という。)を負極性側へ帯電し、残留トナーの帯電極性の分布を全体として負極性側へシフトさせる。また除電ランプ78は、除電光を像担持面14へ照射することにより、像担持面14の電荷を中和し、像担持面14からの残留トナーの除去を容易にする。
図1に示されるように、クリーニング装置10には、ハウジング30の上方に電源ボックス88が設けられている。この電源ボックス88内には高圧電源ユニット90が配置されており、高圧電源ユニット90には、画像形成装置の装置本体側に設けられた高圧電源部(図示省略)により高圧電源が供給される電圧調整回路が設けられており、この電圧調整回路は、クリーニングブラシ16,18のブラシ芯金34、デトーニングロール40,42のロール芯金48及びスクレーパ66にそれぞれ電圧を印加する。
ここで、高圧電源ユニット90がクリーニングブラシ16,18のブラシ芯金34に印加する電圧をVB1及びVB2、デトーニングロール40,42のロール芯金48に印加する電圧をVR1及びVR2、スクレーパ66に印加する電圧をVS1及びVS2とすると、これらの電圧には、次の(1)及び(2)式のような関係が成立する。
|VB1|<|VR1|=|VS1| … (1)
|VB2|<|VR2|=|VS2| … (2)
具体的には、本実施形態では、上記各部材に対する印加電圧が、VB1=+250V〜+400V、VR1=VS1=+650V〜+800V、VB2=−350V〜−500V、VR2=VS2=−750V〜−900Vの範囲内で適宜設定される。
上記のように構成されたクリーニング装置10は、デトーニングロール40,42及びクリーニングブラシ16,18に対する動的表面電位試験又は静的表面電位試験の少なくとも一方が実施され、この試験にて所要の性能を得られたもののみが、合格品として画像形成装置又は感光体ドラム12及びクリーニング装置10を含んで構成されるプロセスカートリッジに組み付けられる。
ここで、動的表面電位試験とは、クリーニングブラシ16,18のブラシ芯金34、デトーニングロール40,42のロール芯金48及びスクレーパ66に所定の試験電圧を印加しつつ、クリーニングブラシ16,18及びデトーニングロール40,42をそれぞれ規定の回転速度で回転させた状態で、デトーニングロール40,42の表面電位SDR1、SDR2とクリーニングブラシ16,18の表面電位SDB1、SDB2とをそれぞれ測定する試験を言い、この動的表面電位試験にて、下記(3)及び(4)式の双方を満たしたクリーニング装置10が合格品となる。
0.5×(|VR1|−|VB1|)≦|SDR1|−|SDB1|…(3)
0.5×(|VR2|−|VB2|)≦|SDR2|−|SDB2|…(4)
但し、本実施形態では、動的表面電位試験を簡便に行うため、VB1及びVB2については、試験電圧をそれぞれ0Vに設定した。これにより、クリーニングブラシの表面電位も略0Vに維持されるので、上記(3)及び(4)式は次の(3´)及び(4´)ように簡略化され、デトーニングロール40,42の表面電位SDRの測定のみにより合否判定が可能になる。
0.5×|VR1|≦|SDR1|…(3´)
0.5×|VR2|≦|SDR2|…(4´)
また、静的表面電位試験とは、クリーニングブラシ16,18のブラシ芯金34、デトーニングロール40,42のロール芯金48及びスクレーパ66に所定の試験電圧を印加しつつ、クリーニングブラシ16,18及びデトーニングロール40,42をそれぞれ回転停止させた状態で、デトーニングロール40,42の表面電位SSR1、SSR2とクリーニングブラシ16,18の表面電位SSB1、SSB2とをそれぞれ測定する試験を言い、この動的表面電位試験にて、下記(5)及び(6)式の双方を満たしたクリーニング装置10が合格品となる。
0.8×(|VR1|−|VB1|)≦|SSR1|−|SSB1|…(5)
0.8×(|VR2|−|VB2|)≦|SSR2|−|SSB2|…(6)
但し、本実施形態では、静的表面電位試験を簡便に行うため、VB1及びVB2については、試験電圧をそれぞれ0Vに設定した。これにより、クリーニングブラシ16,18の表面電位も0Vとなるので、上記(5)及び(6)式は次の(5´)式及び(6´)式ように簡略化され、デトーニングロール40,42の表面電位SSRの測定のみにより合否判定が可能になる。
0.8×|VR1|≦|SSR1|…(5´)
0.8×|VR2|≦|SSR2|…(6´)
図6には、上記した動的表面電位試と静的表面電位試験との関係が示されている。図6では、横軸に静的表面電位試験により測定されたデトーニングロールの表面電位SSRが示され、縦軸に動的表面電位試験により測定されたデトーニングロールの表面電位SDRが示されている。この図6から明らかなように、動的表面電位試験により得られたデトーニングロール40,42の表面電位SDRと静的表面電位試験により得られたデトーニングロール40,42の表面電位SSRとの間には一次関数に十分に近似した相関関係がある。従って、動的表面電位試験及び静的表面電位試験の一方の試験を行えば、他方の試験結果も高い精度で推定可能になる。
本実施形態では、静的表面電位試験の方が簡便に行えるので、先ず、クリーニング装置10に対して静的表面電位試験を行った後、この静的表面電位試験で不合格になったクリーニング装置10又は、合格として判定されたが静的表面電位SSRが所定のしきい値よりも低かったクリーニング装置10についてのみ、静的表面電位試験よりも実際の作動状態に近い動的表面電位試験を行って最終的な合否判定を行っている。
ここで、動的表面電位試験及び静的表面電位試験にて、不合格になったクリーニング装置については、これを画像形成装置に組み付けた場合には、デトーニングロール40,42のロール芯金48に印加する電圧に対してロール面44の表面電位が所要の電圧値よりも低くくなって「フィルミング」及び「トナーこぼれ」の不具合が発生しやすくなる。
図7には本実施形態に係るクリーニング装置と従来構造のクリーニング装置との静的表面電位試験の試験結果が示され、また図8には本実施形態に係るクリーニング装置と従来構造のクリーニング装置との動的表面電位試験の試験結果が示されている。
図7では、横軸にデトーニングロールに対する印加電圧VDがプロットされ、縦軸にデトーニングロールの静的表面電位SSRがプロットされている。また記号e、g及びhが付されたデータは、本実施形態に係るクリーニング装置10に対する静的表面電位試験の結果を示しており、他の記号a、b、c、d、fが付されたデータは、従来構造のクリーニング装置に対する動的表面電位試験の結果が示されている。ここで、従来構造のクリーニング装置とは、本実施形態に係るクリーニング装置10における中間導電層64及び表面給電部材を省略した構造を有するものである。また符号Sが付され破線により囲まれた領域は、(5´)及び(6´)式により合格として判定される領域である。
また図8では、横軸にデトーニングロールに対する印加電圧VRがプロットされ、縦軸にデトーニングロールの動的表面電位SDRがプロットされている。また記号d、g及びhが付されたデータは、図7の場合と同様に、本実施形態に係るクリーニング装置10に対する動的表面電位試験の結果を示しており、他の記号a、b、c、e、fが付されたデータは、従来構造のクリーニング装置に対する動的表面電位試験の結果が示されている。ここで、符号Sが付され破線により囲まれた領域は、(3´)及び(4´)式により合格として判定される領域である。
図7から明らかなように、従来構造のクリーニング装置では、デトーニングロールの印加電圧VDに対する静的表面電位SSRのばらつきが大きく、(5´)及び(6´)式により不合格として判定されるものが発生するが、本実施形態に係るクリーニング装置10では、デトーニングロール40,42の印加電圧VDに対する静的表面電位SSRとして高電位が得られると共にばらつきも極めて小さくなり、(5´)及び(6´)式により不合格として判定されるものが発生しない。
また図8から明らかなように、従来構造のクリーニング装置では、デトーニングロールの印加電圧VRに対する動的表面電位SDRのばらつきが大きく、(3´)及び(4´)式により不合格として判定されるものが発生するが、本実施形態に係るクリーニング装置10では、デトーニングロール40,42の印加電圧VRに対する動的表面電位SDRとして高電位が得られると共にばらつきも極めて小さくなり、(3´)及び(4´)式により不合格として判定されるものが発生しない。
次に、上記のように構成された本実施形態のクリーニング装置の動作について説明する。
画像形成装置では、感光体ドラム12を回転させつつ、公知の電子写真プロセスに基づいて感光体ドラム12の像担持面14上にトナー像を形成し、このトナー像を転写ロール28により記録媒体等へ転写する。このとき、クリーニング装置10は、画像形成装置による画像形成開始に同期して作動開始し、プレクリーニングコロトロン80及び除電ランプ78を駆動すると共に、クリーニングブラシ16,18及びデトーニングロール40,42をそれぞれ所定の方向へ回転させつつ、高圧電源ユニット90によりクリーニングブラシ16,18、デトーニングロール40,42及びスクレーパ66に規定の電圧をそれぞれ印加する。
このとき、高圧電源ユニット90により、上流側のクリーニングブラシ16のブラシ毛36には、ブラシ芯金34を介して電圧VB1が印加され、下流川のクリーニングブラシ18のブラシ毛36には、ブラシ芯金34を介して電圧VB2が印加される。
またデトーニングロール40の抵抗層62には、ロール芯金48を介して電圧VR1が印加されると共に、スクレーパ66を介して電圧VS1が印加され、デトーニングロール42の抵抗層62には、ロール芯金48を介して電圧VR2が印加されると共に、スクレーパ66を介して電圧VS1が印加される。これにより、デトーニングロール40,42の抵抗層62は、内周面及び外周面側からそれぞれ同一電位の電圧が印加されるので、ロール芯金48のみを通して抵抗層62に電圧を印加した場合と比較し、その表面電位として高い電位を安定して得られるようになる。
クリーニング装置10は、先ず、プレクリーニングコロトロン80からのコロナ放電により転写完了後に像担持面14上に残留した残留トナーを負極性側へ帯電し、残留トナーの帯電極性の分布を全体として負極性側へシフトさせた後、除電ランプ78からの除電光を像担持面14へ照射することにより、像担持面14の電荷を中和して像担持面14からの残留トナーの除去を容易にする。次いで、クリーニング装置10は、上流側に配置されたクリーニングブラシ16のブラシ毛36を像担持面14へ摺接させることにより、感光体ドラム12の像担持面14に付着した残留トナーのうち、主として負極性に帯電した残留トナーを静電的に像担持面14上からブラシ毛36の表面に吸着する。クリーニングブラシ16のブラシ毛36に吸着された残留トナーは、デトーニングロール40のロール面44に静電的な力により転移し、ロール面44上に吸着される。この残留トナーは、スクレーパ66によりロール面44上からトナー溜り70へ掻き落され、オーガ72によりハウジング30内から排出される。
像担持面14から負極性の残留トナーを除去した後、クリーニング装置10は、クリーニングブラシ16の下流側に配置されたクリーニングブラシ18のブラシ毛36を像担持面14へ摺接させることにより、感光体ドラム12の像担持面14に付着した残留トナーのうち、主として正極性に帯電した残留トナーを静電的に像担持面14上からブラシ毛36の表面に吸着する。クリーニングブラシ18のブラシ毛36に吸着された残留トナーは、デトーニングロール42のロール面44に静電的な力により転移し、ロール面44上に吸着される。この残留トナーは、スクレーパ66によりロール面44上からトナー溜り70へ掻き落され、オーガ72によりハウジング30内から排出される。なお、残留トナーに少量含まれる電荷が略中和された残留トナーについては、一対のクリーニングブラシ16,18のブラシ毛36によりそれぞれ機械的に像担持面14上から掻き落され、重力の作用等によりトナー溜り70内へ落下する。
次に、上記のように構成された本実施形態のクリーニング装置10による作用を説明する。
本実施形態のクリーニング装置10では、デトーニングロール40,42が、それぞれロール芯金48の外周側に嵌挿されて抵抗層62を形成する樹脂製のパイプ材60と、導電性接着剤からなりロール芯金48とパイプ材60との間に介在する中間導電層64とを備えていることにより、高圧電源ユニットがそれぞれデトーニングロール40,42におけるロール芯金48に規定の電圧VR1、VR2を印加した際に、ロール芯金48に対する印加電圧とロール面44の表面電位との電位差(電圧降下)の変動を減少させてロール面44の表面電位を安定化できる。
すなわち、ロール芯金48の外周側にパイプ材60を嵌挿し、又は部分的に絶縁性接着剤で接着して抵抗層62が形成される構造を有するデトーニングロール40,42では、ロール芯金48の内周面とパイプ材60の内周面との間に微小な空隙が形成され、この空隙はロール芯金48及びパイプ材60の寸法精度、表面粗さ等に応じて径方向に沿った幅や投影面積が大きく変動することから、中間導電層64が介在しない場合には、この空隙の影響によりロール芯金48に対する印加電圧が一定であってもロール面44の表面電位も大きく変動する現象が生じ得る。これに対し、ロール芯金48とパイプ材60との間に導電性接着剤からなる中間導電層64を介在させた場合には、前記空隙の幅や投影面積が変動しても、ロール芯金48とパイプ材60との間の電気抵抗の変動を効果的に抑制できるので、ロール芯金48に対する印加電圧とロール面44の表面電位との電位差の変動を減少させてロール面44の表面電位を安定化できる。
また、各デトーニングロール40,42では、中間導電層64をロール芯金48の外周面におけるパイプ材60により覆われる領域に溝部54を形成し、この溝部54内に導電性接着剤を充填して中間導電層64を形成したことにより、ロール芯金48の外周面に導電性接着材を単に薄く塗付して中間導電層を形成した場合と比較し、軸方向に沿って比較的長い寸法を有するパイプ材60を、その全長に亘って延在する中間導電層64によりロール芯金48に確実に電気的に接続できるので、ロール面44における軸方向に沿って表面電位の変動を効果的に抑制できる。
なお、本実施形態では、ロール芯金48の外周面に1本の溝部54を形成し、この溝部54内に導電性接着材を充填して中間導電層64を形成したが、例えば、図4(B)又は図4(C)に示されるように、ロール芯金48の外周面に複数本(図4では、4本)の溝部56を形成し、又はロール芯金48の外周面にスパイラル状に延在する溝部58を形成し、このような溝部56,58内に導電性接着材を充填して中間導電層を形成するようにしても良い。
またクリーニング装置10では、デトーニングロール40,42のロール面44に接触しつつロール面44に付着した残留トナーを掻き落とすスクレーパ66を介してデトーニングロール40,42のロール面44にロール芯金48へ印加する電圧と同一電位の電圧を印加していることにより、デトーニングロール40,42の抵抗層62がその内周面及び外周面側からそれぞれ同一電位の電圧が印加され、抵抗層62の表面(ロール面44)が帯電されるので、ロール芯金48のみを通して抵抗層62に電圧を印加した場合と比較し、ロール面44の表面電位として高い電位を安定して得られるようになる。
なお、本実施形態のクリーニング装置10では、デトーニングロール40,42のロール面44に電圧を印加して帯電する表面給電部材としてスクレーパ66を用いたが、このスクレーパ66に代えて図5(A)及び(B)に示されるように、デトーニングロール40,42の回転方向に沿ってスクレーパ66の上流側又は下流側に配置された帯電ブラシ92,94を表面給電部材として用いても良い。この帯電ブラシ92,94には、像担持面14に対向するように支持されたプレート状の基台部96及び、この基台部96の下側の面に植設された多数本のブラシ毛98が設けられており、これらのブラシ毛98は導電性及び弾性を有する材料により形成されている。これらの帯電ブラシ92,94は、それぞれブラシ毛98の先端部をデトーニングロール40,42のロール面44に接触させており、ブラシ毛98には、クリーニング装置10の作動時に、高圧電源ユニット90によりロール芯金48に印加される電圧と同一電位の電圧が印加される。この帯電ブラシ92を表面給電部材として用いた場合にも、スクレーパ66を用いた場合と同様に、ロール芯金48のみを通して抵抗層62に電圧を印加した場合と比較し、ロール面44の表面電位として高い電位を安定して得られるようになる。
本実施形態に係るクリーニング装置10は、上記のように構成されていることから、クリーニングブラシ16,18及びデトーニングロール40,42をそれぞれ回転停止させた状態で、デトーニングロール40,42のロール面44の表面電位SSRが、それぞれデトーニングロール40,42へ印加される電圧VRの80%以上の値になっており、かつクリーニングブラシ16,18及びデトーニングロール40,42をそれぞれ回転させた状態で、デトーニングロール40,42のロール面44の表面電位SDRが、それぞれデトーニングロール40,42へ印加される電圧VRの50%以上の値になっている。
この結果、本実施形態に係るクリーニング装置10では、クリーニングブラシ16,18とデトーニングロール40,42との間の電界を十分に確保できるようになり、クリーニングブラシ16,18中に残留するトナー量を適正量に保つことができるので、余剰となったトナー(外添剤)がクリーニングブラシ16,18により感光体ドラム12の像担持面14感光体の一部分に繰り返し押し付けられることにより生じるフィルミングを効果的に防止できるようになり、かつ上流側のデトーニングロール40から掻き落されたトナーがデトーニングロール42上に付着することも電界による反発力によりなくなくなるので、このデトーニングロール42上で電荷が中和されたトナー凝集体が生成されてトナーこぼれが発生することも効果的に防止できる。
なお、本実施形態に係るクリーニング装置10では、クリーニングブラシ16,18におけるブラシ毛36をそれぞれ回転方向(図1の矢印RB方向)後方(順目方向)へ向って所定の倒れ角θBだけ傾斜させている。これにより、ブラシ毛が回転方向(矢印RB方向)前方(逆目方向)へ向って倒れ角を有する場合と比較し、ブラシ毛36と像担持面14との接触面積を十分に確保しつつ、ブラシ毛36の感光体ドラム12の像担持面14に対する接触圧を低く設定できると共に、ブラシ毛36が像担持面14から離れる時にフリッキング(跳ね上り)がブラシ毛36に発生することを抑制できる。
この結果、クリーニングブラシ16,18のブラシ毛36に吸着され、ブラシ毛36により保持されているトナーが像担持面14へ押し付けられる際の加圧力を小さいものにできるでの、トナー中の外添剤が像担持面14へ押し付けられて生じるフィルミングをより効果的に抑制できるようになり、またブラシ毛36のフリッキングの発生を抑制することにより、像担持面14からの吸着後、クリーニングブラシ16,18のブラシ毛36に付着して電気的な抵抗層として作用するトナーの付着量を安定化できるので、クリーニングブラシ16,18の表面電位も安定化できるようになる。
本発明の実施形態に係るクリーニング装置が適用された画像形成装置における感光体ドラム回りの構成を示す側面断面図である。 図1に示されるクリーニング装置における上流側に配置されたクリーニングブラシ及びデトーニングロールの構成を示す側面断面図である。 図1に示されるクリーニング装置における下流側に配置されたクリーニングブラシ及びデトーニングロールの構成を示す側面断面図である。 図1に示されるクリーニング装置におけるデトーニングロールのロール芯金の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るクリーニング装置におけるデトーニングロールの表面給電部材として帯電ブラシを適用した例を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係るデトーニングロールの静的表面電位と動的表面電位との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るクリーニング装置及び従来のクリーニング装置に対する静的表面電位試験の結果を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るクリーニング装置及び従来のクリーニング装置に対する動的表面電位試験の結果を示すグラフである。
符号の説明
10 クリーニング装置
12 感光体ドラム(像担持体)
14 像担持面
16 クリーニングブラシ(第1のクリーニングブラシ)
18 クリーニングブラシ(第2のクリーニングブラシ)
36 ブラシ毛(クリーニングブラシ)
40 デトーニングロール(第1のトナー回収ロール)
42 デトーニングロール(第2のトナー回収ロール)
44 ロール面(デトーニングロール)
48 ロール芯金
54、56、58 溝部
60 パイプ材(筒状部材)
62 抵抗層
64 中間導電層
66 スクレーパ(掻落し部材、表面給電部材)
90 高圧電源ユニット(第1の電圧印加手段、第2の電圧印加手段)
92 帯電ブラシ(表面給電部材)

Claims (9)

  1. 像担持体から記録媒体へのトナー像の転写完了後に、該像担持体の表面に残留したトナーを除去回収するためのクリーニング装置であって、
    円柱状のブラシ芯金部の外周側から径方向外側へ延出すると共に、該径方向に対して回転方向後方へ傾斜したブラシ毛を前記像担持体の表面に接触させつつ回転する第1のクリーニングブラシと、
    円柱状のブラシ芯金部の外周側に電気的な抵抗層が設けられ、該抵抗層の外周面からなるロール面を前記ブラシ毛に接触させつつ回転する第1のトナー回収ロールと、
    前記像担持体の移動方向に沿って前記第1のクリーニングブラシの下流側に配置され、円柱状のブラシ芯金部の外周側から径方向外側へ延出すると共に、該径方向に対して回転方向後方へ傾斜したブラシ毛を前記像担持体の表面に接触させつつ回転する第2のクリーニングブラシと、
    円柱状のブラシ芯金部の外周側に電気的な抵抗層が設けられ、該抵抗層の外周面からなるロール面を前記ブラシ毛に接触させつつ回転する第2のトナー回収ロールと、
    前記第1のクリーニングブラシのブラシ芯金及び前記第1のトナー回収ロールのロール芯金に同極性の電圧をそれぞれ印加すると共に、前記第1クリーニングブラシと前記第1トナー回収ロールとの間に表面電位差を生じさせる第1の電圧印加手段と、
    前記第2クリーニングブラシのブラシ芯金及び前記第2トナー回収ロールのロール芯金に前記第1の電圧印加手段とは逆極性の電圧を印加すると共に、前記第2のクリーニングブラシと前記第2のトナー回収ロールとの間に表面電位差を生じさせる第2の電圧印加手段とを有し、
    前記第1のトナー回収ロール及び前記第2のトナー回収ロールは、それぞれ前記ロール芯金の外周側に嵌挿されて前記抵抗層を形成する筒状部材と、導電性接着剤からなり前記ロール芯金と前記筒状部材との間に介在する中間導電層と、を備えたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記ロール芯金の外周面における前記筒状部材により覆われる領域に溝部を形成し、該溝部内に導電性接着剤を充填して前記中間導電層を形成したことを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記第1のクリーニングブラシ及び前記第2のクリーニングブラシにおける前記ブラシ毛の体積抵抗を、それぞれ150Vの電圧印加時に104〜108Ω・cmとなるように調整し、かつ前記第1の回収ロール及び前記第2の回収ロールにおける前記抵抗層の体積抵抗を、それぞれ500Vの電圧印加時に105〜108Ω・cmとなるように調整したことを特徴とする請求項1又は2記載のクリーニング装置。
  4. 前記第1及び第2の電圧印加手段は、それぞれ前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面に接触する表面給電部材を有し、該表面給電部材を介して前記ロール芯金に印加する電圧と同一電位の電圧を前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面に印加することを特徴とする請求項1、2又は3記載のクリーニング装置。
  5. 前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面に接触しつつ該ロール面に付着したトナーを掻き落とす掻落し部材を有し、
    前記第1及び第2の電圧印加手段は、それぞれ前記表面給電部材として前記掻落し部材を用いることを特徴とする請求項4記載のクリーニング装置。
  6. 前記第1及び第2の電圧印加手段は、それぞれ前記表面給電手段としてブラシ毛を前記第1及び第2トナー回収ロールのロール面に接触させる帯電ブラシを用いることを特徴とする請求項4記載のクリーニング装置。
  7. 前記第1の電圧印加手段が、前記第1のクリーニングブラシに印加する電圧値をVB1及び前記第1のトナー回収ロールに印加する電圧をVR1とした場合に、VB1<VR1の関係が成立するようにVB1及びVR1をそれぞれ設定し、
    かつ前記第2の電圧印加手段が、前記第2クリーニングブラシに印加する電圧値をVB2及び前記第2のトナー回収ロールに印加する電圧値をVR2とした場合に、VB2<VR2の関係が成立するようにVB2及びVR2をそれぞれ設定したことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載のクリーニング装置。
  8. 前記第1及び第2の電圧印加手段による前記第1及び第2トナー回収ロール及び前記第1及び第2のクリーニングブラシへの電圧印加時に、前記第1及び第2のクリーニングブラシ及び前記第1及び第2トナー回収ロールを回転させた状態で、
    前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面と前記第1及び第2のクリーニングブラシのブラシ毛との表面電位差を、それぞれ前記第1及び第2の電圧印加手段により前記第1及び第2のトナー回収ロールへ印加される電圧と前記前記第1及び第2のクリーニングブラシへ印加される電圧との電位差の50%以上の値とすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載のクリーニング装置。
  9. 前記第1及び第2の電圧印加手段による前記第1及び第2トナー回収ロール及び前記第1及び第2のクリーニングブラシへの電圧印加時に、前記第1及び第2のクリーニングブラシ及び前記第1及び第2のトナー回収ロールを回転停止させた状態で、
    前記第1及び第2のトナー回収ロールのロール面と前記第1及び第2のクリーニングブラシのブラシ毛との表面電位差を、それぞれ前記第1及び第2の電圧印加手段により前記第1及び第2のトナー回収ロールへ印加される電圧と前記前記第1及び第2のクリーニングブラシへ印加される電圧との電位差の80%以上の値とすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載のクリーニング装置。
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