JP5061638B2 - 信号推定装置 - Google Patents

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本発明は、測定された信号からノイズ判定を行うための信号推定装置に関するものである。
測定された信号からノイズを判定し、そのノイズを除去する方法としては特許文献1が公知となっている。この特許文献に記載されたノイズ除去方法は、図9で示すようにアナログ−デジタル変換された連続する5つのデータの中心点の値ymを求める。中心値ymの前後の値であるym−1とym+1との差Aと、3つの区間(m−2,m−1)、(m−1,m+1)、及び(m+1,m+2)における差D1,D2,D3をそれぞれ求める。そして、これらの差D1,D2,D3を比較して最大値MAX(D1,D2,D3)を求め、最大値MAX(D1,D2,D3)と差Aとを比較し、A>MAX(D1,D2,D3)ならば中心値ymはスパイク状のノイズと判定する。
特開平8−330905号公報
図9で示す方法の場合、突発的に発生するスパイク状のノイズが除去できる利点は有する。しかし、この方法は、ノイズであるか正常データであるかの判定データは5つのデータの中心データであるため、5つのデータが機械装置などから検出された時系列データである場合には、検出した時点でのノイズ判定が出来ない問題を有している。
そこで、本発明が目的とするところは、遅れの発生しない信号推定装置を提供することにある。
本発明の第1は、所定の時間間隔でサンプリングされたデジタル信号のノイズを除去するものにおいて、
直列接続されたn個のバッファよりなってサンプリングされた時系列信号に順次遅れを施す順序回路と、この順序回路の遅れ信号を選択入力して最小自乗法により近似させるためのマトリックス部と、このマトリックス部の最小自乗法で近似する多項式の次数をpnとしたとき、pn+1次元のベクトルとベクトル部のpn+1次元のベクトルとの内積演算を実行する内積演算部とで推定値演算部を構成すると共に、この推定値演算部を2組設け、第1の推定値演算部には余弦演算部を介して前記時系列信号を入力して現在のサンプリング値を推定し、第2の推定値演算部には正弦演算部を介して前記時系列信号を入力して現在のサンプリング値を推定し、第1の推定値演算部の出力推定値を実数軸とし、第2の推定値演算部の出力推定値を虚数軸とした複素数に変換し、この複素数の偏角を算出することで現在のサンプリング値として推定値とすることを特徴としたものである。
本発明の第2は、所定の時間間隔でサンプリングされたデジタル信号のノイズを除去するものにおいて、
直列接続されたn個のバッファよりなってサンプリングされた時系列信号に順次遅れを施す順序回路と、この順序回路の遅れ信号を選択入力して最小自乗法により近似させるためのマトリックス部と、このマトリックス部の最小自乗法で近似する多項式の次数をpnとしたとき、pn+1次元のベクトルとベクトル部のpn+1次元のベクトルとの内積演算を実行する内積演算部とで推定値演算部を構成し、この推定値演算部を2組設け、第1の推定装置の入力側に余弦演算部を接続し、第2の推定装置には正弦演算部を接続し、第1の推定値演算部の出力推定値を実数軸とし、第2の推定値演算部の出力推定値を虚数軸とした複素数に変換し、この複素数の偏角を算出することで現在のサンプリング値として推定値とすると共に、各推定値演算部の入力側と出力側にそれぞれ現在のサンプリング値と現在の推定値とを切替えるスイッチ部を設け、現在のサンプリング値と現在の推定値との差信号を絶対値に変換し、この絶対値と設定値との大小を判断する判定部を設け、絶対値が大のとき前記スイッチ部を制御して現在のサンプリング値を除去するよう構成したことを特徴とした
以上のとおり、本発明によれば、現在の入力値の推定値や、1サンプル先の未来の入力値の推定値などを容易に得ることができる。また、推定値演算部を2組設けることにより、一方を実数軸とし、他方を虚数軸とした複素数に変換して偏角を算出することで、物理的な角度を有する信号が連続であっても、適切な推定値を得ることができ、且つ遅れの発生しないノイズ除去が可能となる。さらに、本発明を速度制御装置の速度検出信号として使用することにより、速度制御の精度が向上する等の効果を有するものである。
図2は本発明の基本的な説明図である。
機械装置などからあるサンプリングの時間間隔で検出されたn個の時系列信号がある場合、現在のサンプル値をu[0]、1サンプル過去のサンプル値をu[−1]、2サンプル過去のサンプル値をu[−2]、……、nサンプル過去のサンプル値をu[−n]とする。これらn個(図2では5個)のサンプル値を指定した次数の多項式に最小自乗法により近似する。すなわち、5点のサンプル値を y=a.x+bに最小自乗法で近似する。求めたy=a.x+bの式で、x=0として求めたyを現在の検出値u[0]の推定値とする。
図1は、本発明の実施例を示す推定装置を示す概略図で、サンプル値は5個には限定されないが、ここでは例として5個のサンプル値を最小自乗法により1次多項式に近似し、現在のサンプル値u[0]の推定値を得る場合を示している。図1で、inは推定値を得ようとする入力信号で、機械装置などから検出された時系列データである。outはその推定値である出力信号、バッファ(Buf)1〜5はそれぞれ1サンプル遅れを施す回路で、Buf1の出力は入力信号inの1サンプル前の値、Buf2の出力は入力信号inの2サンプル前の値、……Buf5の出力は入力信号inの5サンプル前の値になる。一般にn個のバッファを利用する時には、n個のバッファを直列に接続して順序回路を構成してそれぞれのバッファから遅れ信号を出力する。
Muxはマルチプレクサよりなる選択回路で、Buf1〜Buf5の5つの出力信号を1つの5次元縦ベクトルとして纏める働きをする。Matはマトリックス回路、Vecはベクトル回路である。マルチプレクサMuxにおいて、利用する過去のサンプル値の数をNsb、推定するサンプル値番号をNsfとし、例えば、現在の入力信号の推定値を得る場合には、Nsf=0、現在の入力よりも1サンプル先の未来信号の推定値を得る場合には、Nsf=1とし、最小自乗法で近似する多項式の次数をpnとすると、マトリックス回路Matは、
数式1:M1=([−1,−2,…,−Nsb]’)[1,1,…,1](pn+1個の1からなる横ベクトル)
数式2:M2=[1,1,…,1]’(Nsb個の1からなる縦ベクトル)[pn,pn−1,…0]
数式3:M3=M1.∧M2
として、
数式4:Mat=pinv[M3]
として得られる。ただし、数式3のドットハット.∧演算は、M,M1,M2の(i,j)要素をそれぞれM(i,j),M1(i,j),M2(i,j)の演算として、
M(i,j)=M1(i,j)∧M2(i,j)の演算を表している。また、pinvは擬似逆行列の演算を表している。
ベクトル回路Vecは、
数式5:V1=[Nsf][1,1,…,1](pn+1個の1からなる横ベクトル)
数式6:V2=[pn,pn−1,…,0]
として、
数式7:Vector=V1.∧V2
として得られる。ただし、数式7の.∧演算は、数式3の.∧と同じ演算をする。
DPは内積演算手段で、マトリックス回路Matの出力pn+1次元のベクトルと、ベクトル回路Vecのpn+1次元のベクトルの内積演算を行う。

図1で示した本発明による推定装置によれば、推定するサンプル値番号Nsfを適切に設定することにより、図3のブロック表現で示すように現在の入力値u[0]の推定値や、1サンプル先の未来の入力値の推定値u[1](図3ではu[Nsf]で表現)などを容易に得ることができる。
図4は、本発明の他の実施例を示す構成図である。1(1a,1b)は推定値演算部で、この推定値演算部1は図1で示した推定装置が使用される。2は余弦演算部、3は正弦演算部で、これら演算部2,3には推定値を得ようとする信号inが入力される。4は複素数演算部、5は角度演算部である。
この実施例は、アブソルートエンコーダ出力のように、ある値を境にして検出信号が不連続に変化する場合でも実施例1と同等の推定結果を得るようにしたものである。
検出された入力信号inは、余弦演算部2と正弦演算部3において入力信号のcos値とsin値がそれぞれ演算される。余弦演算部2により求められたcos値は第1の推定値演算部1aに出力され、この推定値演算部1aにおいて入力信号の余弦値の推定値が求められて複素数演算部4のRe端子に出力される。
一方、正弦演算部3によって求められたsin値は、第2の推定値演算部1bに出力されて入力信号の正弦値の推定値が求められ、複素数演算部4のIm端子に出力される。複素数演算部4は、Re端子に入力された信号を実数軸とし、Im端子に入力された信号を虚数軸とした複素数に変換して角度演算部5に出力する。角度演算部5では、入力された複素数の偏角(実軸正方向からの角度)を計算して推定値として出力する。
アブソルートエンコーダの出力のようなセンサを介して検出すると、センサ出力は0[rad]=2π[rad]であることから、回転方向により0[rad]で不連続に変化する。したがって、物理的な角度を有する信号が連続であっても、センサを介して検出することにより不連続となるが、このような場合においても、この実施例によれば、適切な推定値を得ることができる。
図5は、スパイク状ノイズ除去に適用した本発明の他の実施例を示す構成図である。6は第1のスイッチ部、7は第2のスイッチ部で、各スイッチ部は時系列に入力される信号で、2番目の入力が0でない場合には1番目の入力を出力し、2番目の入力が0の場合には3番目の入力を出力する。8は差演算部、9は絶対値変換部、10は判定部、11はノイズレベル設定部である。
スパイク状ノイズのない場合における推定装置は、サンプリング時点の信号inが入力されると、第1、第2のスイッチ部6,7と差演算部8に出力される。スイッチ部6,7では、入力された信号が0か否かを判断し、0でなかった場合には1サンプル前(1番目の入力)の入力を推定値演算部1に出力する。また、0の場合には、現時点より次のサンプル値(3番目の入力)を推定値演算部1に出力する。推定値演算部1は入力された信号に基づいて図1で示した推定演算を実行し、スイッチ部7を介して推定値outを出力する。推定値の1つは差演算部8にも出力されて現在のサンプル値と比較され、その差信号は絶対値変換部9で絶対値に変換された後、判定部10において予め設定されたノイズ設定値と比較判断される。
スパイク状ノイズが含まれていない場合、差演算部8により求められた偏差信号はノイズ設定値より小さい値となっている。したがって、判定部10における
比較結果、(差信号)<(ノイズ設定値)となり、スイッチ部6,7には論理0を出力する。これによりスイッチ部6,7は、2番目の入力は0と判断して3番目の入力を推定値演算部1に出力する。
一方、入力信号inにスパイク状ノイズが重畳されると、差演算部8及び絶対値変換部9による偏差信号の絶対値が大きくなり、判定部10による比較結果は(差信号)>(ノイズ設定値)となって論理1をスイッチ部6,7に出力する。これによりスイッチ部6,7は2番目の入力は論理1と判断して1番目の入力、すなわち、ノイズの重畳された当該サンプル値を除外して前回のサンプル値を推定値演算部1に出力する。
図5で示す実施例によれば、実際の現在の入力値を、過去の数点の入力値から確率的にあり得る現在の入力値の推定値と比較することにより、現在の入力値にスパイク状のノイズが重畳しているか否かを容易に判定することができる。また、スパイク状ノイズが重畳している場合には、現在の入力値の推定値を実際の入力値として出力することにより、低域通過フィルタなどを利用したノイズ除去方法に比較して、全く遅れの発生しないノイズ除去が可能となる。
図6は他の実施例を示したもので、この実施例は、図4と図5で示した第2と第3の実施例の構成を組み合わせたもので、各構成要素についての説明は省略する。
検出された入力信号inは、余弦演算部2と正弦演算部3において入力信号のcos値とsin値がそれぞれ演算される。余弦演算部2により求められたcos値は第1のスイッチ部6aを通って推定値演算部1aに出力され、この推定値演算部1aにおいて入力信号の余弦値の推定値が演算される。入力信号の余弦推定値は第2のスイッチ部7aを介して複素数演算部4のRe端子に出力される。
一方、正弦演算部3によって求められたsin値は、第3のスイッチ部6bを通って第2の推定値演算部1bに出力され、この推定値演算部1bにおいて入力信号の正弦値の推定値が求められる。入力信号の正弦推定値は第4のスイッチ部6bを介して複素数演算部4のIm端子に出力される。複素数演算部4は、Re端子に入力された信号を実数軸とし、Im端子に入力された信号を虚数軸とした複素数に変換して角度演算部5に出力する。角度演算部5では、入力された複素数の偏角を計算して推定値として出力する。ここで、入力信号の余弦推定値の演算経路(添え字aのルート)と正弦推定値演算経路(添え字bのルート)には、それぞれスパイク状ノイズの除去手段として6〜11の要素が組み込まれているため、余弦推定値及び正弦推定値の各演算時にはノイズの除去された信号に基づくものとなる。
したがって、この実施例によれは、アブソルートエンコーダの出力信号のように、正常動作においてもスパイク状ノイズに類似して急激に変化する不連続動作信号に対しても、その正常動作による不連続動作と、スパイク状ノイズによる不連続動作を区別してスパイク状ノイズのみを除去することができる。
図7は電力系統の瞬時電圧低下検出回路に適用した場合の実施例を示したものである。重要負荷を有する場合等においては、瞬時電圧低下対策のために瞬時電圧低下補償装置を設置して電圧補償が行われる。その際、電圧低下率が例えば
10%のように、予め定められた所定電圧以下となったときに瞬時電圧低下補償装置の電力貯蔵部から電力系統へ電力を供給している。瞬時電圧低下の判断は、実効値などを基準としていることから瞬時電圧低下の検出時間に数msの時間を要しており、電力補償に影響を与えている。
図7は、図1で示した推定値演算部1を3個(1a,1b,1c)使用して瞬時電圧低下をより高速に検出可能としたものである。検出された三相電力の各相電圧U、V、Wがそれぞれ推定値演算部1a,1b,1cに入力されて未来の入力値の推定が実行され、その推定値は差演算部8(8a,8b,8c)にそれぞれ出力される。差演算部8では、推定値と現在のサンプリング値との差演算が実行され、その差信号は絶対値変換部9(9a,9b,9c)でそれぞれ絶対値に変換された後、判断部10(10a,10b,10c)に出力される。12は設定部で、この設定部12では瞬時電圧低下検出のためのしきい値が設定されて各判定部に出力されている。したがって、判定部10では、入力された設定値と変換された絶対値との大小比較が実行され、論理和部13を介して三相電圧の何れかの相の瞬時電圧低下の有無が出力される。
この実施例によれば、電力系統の電圧信号がsin波形信号であることにより、各サンプリング時間毎の電圧低下量を算出することが可能となる。このため、瞬時電圧低下が発生した直後のサンプリング動作における瞬時電圧低下の検出が可能となる。例えば、サンプリング動作を100usとすることにより、瞬時電圧低下発生の100us後には瞬時電圧低下の検出が可能となる。
図8は速度制御回路に推定値演算部1を適用した場合の実施例を示したものである。
アブソルートエンコーダの出力信号(角度)を利用した速度制御においては、角度信号を速度信号に変換することが行われるが、その際、角度信号の1サンプリング前の値と現在値との差分値を利用して速度算出を行う。このような速度算出方法では、各サンプリング毎に角度の変化量が適切に量になっていないと速度信号が矩形波状に変化するため、速度制御の精度が悪化する。
図8の実施例は、動力計制御等に好適なもので、14はアブソルートエンコーダによる検出信号、15は遅延部で、サンプリングされた信号を1サンプリング分遅らせる。16は減算部で、今回のサンプリング値と前回のサンプリング値との減算を行う。推定値演算部1は、その偏差信号を基に最小自乗法で近似して速度検出信号を推定し、速度検出信号として速度制御回路17にフィードバックする。速度制御回路17では速度指令値18との差演算が実行され、差信号に基づく所定の演算を実施してトルク指令値として図示省略された制御回路に出力される。
この実施例によれば、過去数点のサンプリング値から最小自乗法により近似された速度信号を利用するため、速度制御回路17に入力される速度検出信号はなめらかな波形となり、結果として速度制御の精度が向上する。
本発明の実施形態を示す推定装置の構成図。 本発明の基本原理概要の説明図。 本発明の推定装置の簡易表現図。 本発明の第2の実施形態を示す構成図。 本発明の第3の実施形態を示す構成図。 本発明の第4の実施形態を示す構成図。 本発明の第5の実施形態を示す構成図。 本発明の第6の実施形態を示す構成図。 従来のノイズ除去方法の説明図。
符号の説明
1… 推定値演算部
2… 余弦演算部
3… 正弦演算部
4… 複素数演算部
5… 角度演算部
6、7… スイッチ部
7、16… 減算部
9… 絶対値演算部
10… 判定部
11,12… 設定部
13… 論理和部
15… 遅延部
17… 速度制御回路

Claims (2)

  1. 所定の時間間隔でサンプリングされたデジタル信号のノイズを除去するものにおいて、
    直列接続されたn個のバッファよりなってサンプリングされた時系列信号に順次遅れを施す順序回路と、この順序回路の遅れ信号を選択入力して最小自乗法により近似させるためのマトリックス部と、このマトリックス部の最小自乗法で近似する多項式の次数をpnとしたとき、pn+1次元のベクトルとベクトル部のpn+1次元のベクトルとの内積演算を実行する内積演算部とで推定値演算部を構成すると共に、この推定値演算部を2組設け、第1の推定値演算部には余弦演算部を介して前記時系列信号を入力して現在のサンプリング値を推定し、第2の推定値演算部には正弦演算部を介して前記時系列信号を入力して現在のサンプリング値を推定し、第1の推定値演算部の出力推定値を実数軸とし、第2の推定値演算部の出力推定値を虚数軸とした複素数に変換し、この複素数の偏角を算出することで現在のサンプリング値として推定値とすることを特徴とした信号の推定装置。
  2. 所定の時間間隔でサンプリングされたデジタル信号のノイズを除去するものにおいて、
    直列接続されたn個のバッファよりなってサンプリングされた時系列信号に順次遅れを施す順序回路と、この順序回路の遅れ信号を選択入力して最小自乗法により近似させるためのマトリックス部と、このマトリックス部の最小自乗法で近似する多項式の次数をpnとしたとき、pn+1次元のベクトルとベクトル部のpn+1次元のベクトルとの内積演算を実行する内積演算部とで推定値演算部を構成し、この推定値演算部を2組設け、第1の推定装置の入力側に余弦演算部を接続し、第2の推定装置には正弦演算部を接続し、第1の推定値演算部の出力推定値を実数軸とし、第2の推定値演算部の出力推定値を虚数軸とした複素数に変換し、この複素数の偏角を算出することで現在のサンプリング値として推定値とすると共に、各推定値演算部の入力側と出力側にそれぞれ現在のサンプリング値と現在の推定値とを切替えるスイッチ部を設け、現在のサンプリング値と現在の推定値との差信号を絶対値に変換し、この絶対値と設定値との大小を判断する判定部を設け、絶対値が大のとき前記スイッチ部を制御して現在のサンプリング値を除去するよう構成したことを特徴とした信号の推定装置。
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