JP3287121B2 - 電圧低下検出回路 - Google Patents
電圧低下検出回路Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E40/40—Arrangements for reducing harmonics
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の電圧低下を
高速に検出し、電力系統を高速に無瞬断で切替えるよう
な切替器などに使用する３相電圧低下検出回路に関す
る。
高速に検出し、電力系統を高速に無瞬断で切替えるよう
な切替器などに使用する３相電圧低下検出回路に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】３相交流電圧の電圧低下検出回路には、
三相整流式検出回路と３相一括式検出回路がある。３相
整流式検出回路は、図３に示すように、３相電圧検出用
変圧器（ＰＴ）１の出力を３相全波回路１１で整流し、
その全波整流信号Ａ1をローパスフィルタ１２で平滑し
た直流電圧Ａ2（図４参照）をコンパレータ１３にて検
出設定信号Ｓと比較して３相電圧低下検出信号Ｂを出力
している。
三相整流式検出回路と３相一括式検出回路がある。３相
整流式検出回路は、図３に示すように、３相電圧検出用
変圧器（ＰＴ）１の出力を３相全波回路１１で整流し、
その全波整流信号Ａ1をローパスフィルタ１２で平滑し
た直流電圧Ａ2（図４参照）をコンパレータ１３にて検
出設定信号Ｓと比較して３相電圧低下検出信号Ｂを出力
している。
【０００３】また、３相一括式検出回路は図５に示すよ
うに、３相ＰＴ１の各相出力電圧をそれぞれ乗算器４1
〜４3にて２乗し、その出力を加算器５で加算した信号
Ａをコンパレータ５にて検出設定信号Ｓと比較して３相
電圧低下検出信号Ｂを出力している。
うに、３相ＰＴ１の各相出力電圧をそれぞれ乗算器４1
〜４3にて２乗し、その出力を加算器５で加算した信号
Ａをコンパレータ５にて検出設定信号Ｓと比較して３相
電圧低下検出信号Ｂを出力している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記３相整流方式は、
３相全波整流電圧と平滑するためのローパスフィルタが
必要なため、高速な検出が困難であるという欠点があ
る。
３相全波整流電圧と平滑するためのローパスフィルタが
必要なため、高速な検出が困難であるという欠点があ
る。
【０００５】また、３相一括検出方式では検出直流電圧
は電源電圧が３相平衡の場合、次式のように直流にな
る。
は電源電圧が３相平衡の場合、次式のように直流にな
る。
【０００６】
【数１】
【０００７】このため３相全部が電圧低下した場合に
は、次式となり、直流検出信号は図６（ａ）のようにな
る。
は、次式となり、直流検出信号は図６（ａ）のようにな
る。
【０００８】
【数２】
【０００９】しかし、３相のうち１相のみで電圧低下が
発生した場合には、
発生した場合には、
【００１０】
【数３】
【００１１】となり、３相全て電圧低下した場合と比べ
て低下幅は１／３であり、しかも、２ωｔのリップルが
発生し、直流検出信号は図６（ｂ）のようになる。従っ
て１相のみの電圧低下が設定通りに検出できないという
問題がある。
て低下幅は１／３であり、しかも、２ωｔのリップルが
発生し、直流検出信号は図６（ｂ）のようになる。従っ
て１相のみの電圧低下が設定通りに検出できないという
問題がある。
【００１２】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは１相の
みの電圧低下の場合でも３相全ての電圧低下の時と同様
に設定通りに検出できる３相電圧低下検出回路を提供す
ることにある。
てなされたものであり、その目的とするところは１相の
みの電圧低下の場合でも３相全ての電圧低下の時と同様
に設定通りに検出できる３相電圧低下検出回路を提供す
ることにある。
【００１３】上記目的を達成するために、本発明におけ
る３相電圧低下検出回路は、各相毎に相電圧検出信号と
この相電圧検出信号の９０°遅れた信号をそれぞれ２乗
し加算して２乗和直流信号を出力する各２乗和回路と、
前記２乗和直流信号を設定電圧と比較して２乗和直流信
号の低下を検出し、この２乗和直流信号低下検出信号が
設定した時間以上継続した場合に１相電圧低下検出信号
を出力する各１相電圧低下判定回路と、前記各１相電圧
低下判定回路の出力の論理和を取り電圧低下検出信号を
出力する論理和回路と、からなることを特徴とするもの
である。
る３相電圧低下検出回路は、各相毎に相電圧検出信号と
この相電圧検出信号の９０°遅れた信号をそれぞれ２乗
し加算して２乗和直流信号を出力する各２乗和回路と、
前記２乗和直流信号を設定電圧と比較して２乗和直流信
号の低下を検出し、この２乗和直流信号低下検出信号が
設定した時間以上継続した場合に１相電圧低下検出信号
を出力する各１相電圧低下判定回路と、前記各１相電圧
低下判定回路の出力の論理和を取り電圧低下検出信号を
出力する論理和回路と、からなることを特徴とするもの
である。
【００１４】
【作用】相電圧検出信号とこの検出信号の９０°遅れた
信号をそれぞれ２乗し加算すると１相のみで直流電圧に
変換できる。１相電圧が低下するとこの２乗和直流電圧
が低下する。しかして１相電圧低下判定回路はこの直流
電圧低下を検出するが、電圧低下の継続時間が設定時間
より短い場合は１相検出信号を出力しないので、電源電
圧の高調波やノイズによる誤検出なく、１相電圧低下を
検出できる。論理和回路はこの１相電圧低下の３相の論
理和を取り出力するので、１相のみの電圧低下を確実に
検出できる。
信号をそれぞれ２乗し加算すると１相のみで直流電圧に
変換できる。１相電圧が低下するとこの２乗和直流電圧
が低下する。しかして１相電圧低下判定回路はこの直流
電圧低下を検出するが、電圧低下の継続時間が設定時間
より短い場合は１相検出信号を出力しないので、電源電
圧の高調波やノイズによる誤検出なく、１相電圧低下を
検出できる。論理和回路はこの１相電圧低下の３相の論
理和を取り出力するので、１相のみの電圧低下を確実に
検出できる。
【００１５】
【実施例】本発明の実施例について図１，図２を参照し
て説明する。図１について、１は３相電圧検出器、
２A，２B，２CはＲ，Ｓ，Ｔ相の電圧低下検出器であ
る。電圧低下検出器２Aにおいて、３はＰＴ１からのＲ
相電圧を９０°遅らせる移相器、４1及び４2はＲ相電圧
及び移相器２からの電圧をそれぞれ２乗する乗算器、５
は乗算器４1，４2からの信号を加算する加算器、６は検
出設定信号Ｓと加算器４からの２乗和直流信号Ａを比較
し電圧低下信号Ｂを出力するコンパレータ、７はコンパ
レータ６からの電圧低下信号Ｂが入力すると設定時間で
ある約１／４サイクル時間後に信号Ｃを出力するモノマ
ルチバイブレータ、８はコンパレータ５からの電圧低下
信号Ｂとモノマルチバイブレータ６からの信号Ｃの論理
積で１相検出信号Ｄを出力する論理積回路である。しか
して、Ｒ相電源電圧が低下すると、信号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ
は図２に示すようになる。
て説明する。図１について、１は３相電圧検出器、
２A，２B，２CはＲ，Ｓ，Ｔ相の電圧低下検出器であ
る。電圧低下検出器２Aにおいて、３はＰＴ１からのＲ
相電圧を９０°遅らせる移相器、４1及び４2はＲ相電圧
及び移相器２からの電圧をそれぞれ２乗する乗算器、５
は乗算器４1，４2からの信号を加算する加算器、６は検
出設定信号Ｓと加算器４からの２乗和直流信号Ａを比較
し電圧低下信号Ｂを出力するコンパレータ、７はコンパ
レータ６からの電圧低下信号Ｂが入力すると設定時間で
ある約１／４サイクル時間後に信号Ｃを出力するモノマ
ルチバイブレータ、８はコンパレータ５からの電圧低下
信号Ｂとモノマルチバイブレータ６からの信号Ｃの論理
積で１相検出信号Ｄを出力する論理積回路である。しか
して、Ｒ相電源電圧が低下すると、信号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ
は図２に示すようになる。
【００１６】電圧検出器２B及び２Cは２Aと同様に構成
されているので、それぞれＳ，Ｔ相電圧が低下すると、
それぞれ１相検出信号Ｄを出力する。９は電圧検出器２
A，２B，２Cからの各信号Ｄを論理和で出力し、３相電
圧低下検出信号Ｅを出力する論理和回路である。
されているので、それぞれＳ，Ｔ相電圧が低下すると、
それぞれ１相検出信号Ｄを出力する。９は電圧検出器２
A，２B，２Cからの各信号Ｄを論理和で出力し、３相電
圧低下検出信号Ｅを出力する論理和回路である。
【００１７】相電圧検出器２A，２B，２Cから出力され
る各２乗和信号Ａは１相の電源電圧をＶｏ ｓｉｎ ω
ｔとすると、次式のようになる。
る各２乗和信号Ａは１相の電源電圧をＶｏ ｓｉｎ ω
ｔとすると、次式のようになる。
【００１８】
【数４】
【００１９】従って実施例１によれば、１相のみで直流
電圧に変換することができる。また、電圧低下信号Ｂを
モノマルチバイブレータ７で所定の時間遅らせることに
より、電圧低下の継続時間で設定時間（１／４サイクル
時間）より短い場合には１相検出信号Ｄは検出動作を行
わない。そのため、電源電圧の高調波やノイズによる誤
動作を防止することが可能となる。
電圧に変換することができる。また、電圧低下信号Ｂを
モノマルチバイブレータ７で所定の時間遅らせることに
より、電圧低下の継続時間で設定時間（１／４サイクル
時間）より短い場合には１相検出信号Ｄは検出動作を行
わない。そのため、電源電圧の高調波やノイズによる誤
動作を防止することが可能となる。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【００２１】（１）各相毎に電圧低下の検出を行ってそ
の検出信号の論理和で３相電圧低下検出をしているの
で、１相のみの電圧低下も３相電圧低下と同様に検出す
ることができる。
の検出信号の論理和で３相電圧低下検出をしているの
で、１相のみの電圧低下も３相電圧低下と同様に検出す
ることができる。
【００２２】（２）モノマルチバイブレータの設定時間
より短い電圧低下は検出しないので、高調波やノイズに
よる誤動作を防止することができる。
より短い電圧低下は検出しないので、高調波やノイズに
よる誤動作を防止することができる。
【図１】本発明の実施例にかかる３相個別式検出回路を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図２】各部動作波形図。
【図３】従来例にかかる３相整流式検出回路を示すブロ
ック図。
ック図。
【図４】各部動作波形図。
【図５】従来例にかかる３相一括式検出回路を示すブロ
ック図。
ック図。
【図６】各部電圧波形図。
１…３相電圧検出用変圧器（ＰＴ） ２A，２B，２C…相電圧低下検出器 ３…−９０移送器 ４1〜４3…２乗乗算器 ５…加算器 ６，１３…コンパレータ ７…モノマルチバイブレータ ８…論理積回路 ９…論理和回路 １１…全波整流器 １２…ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01R 19/165
Claims (1)
- 【請求項１】 各相毎に相電圧検出信号とこの相電圧検
出信号の９０°遅れた信号をそれぞれ２乗し加算して２
乗和直流信号を出力する各２乗和回路と、前記 ２乗和直流信号を設定電圧と比較して２乗和直流信
号の低下を検出し、この２乗和直流信号低下検出信号が
設定した時間以上継続した場合に１相電圧低下検出信号
を出力する各１相電圧低下判定回路と、前記各１相電圧低下判定回路の出力の 論理和を取り電圧
低下検出信号を出力する論理和回路と、 からなることを特徴とした３相電圧低下検出回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17784994A JP3287121B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 電圧低下検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17784994A JP3287121B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 電圧低下検出回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0843453A JPH0843453A (ja) | 1996-02-16 |
| JP3287121B2 true JP3287121B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=16038184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17784994A Expired - Fee Related JP3287121B2 (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 電圧低下検出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3287121B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4262842B2 (ja) * | 1999-09-14 | 2009-05-13 | 日本高圧電気株式会社 | 過電流表示器 |
| JP4297863B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2009-07-15 | Ｔｄｋラムダ株式会社 | 停電検出装置、電源切換装置、無停電電源装置、および、停電検出用プログラム |
| JP2007027960A (ja) * | 2005-07-13 | 2007-02-01 | Murata Mfg Co Ltd | 信号変化タイミング遅延回路、順序信号出力回路および停電監視回路 |
| JP5061638B2 (ja) * | 2007-02-20 | 2012-10-31 | 株式会社明電舎 | 信号推定装置 |
| JP2010017023A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 停電検出装置 |
| CN117424350B (zh) * | 2023-12-18 | 2024-04-16 | 安徽凯川电力保护设备有限公司 | 一种接地脉选动态监控控制器 |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17784994A patent/JP3287121B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0843453A (ja) | 1996-02-16 |
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Legal Events
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