JP5061391B2 - 平角線の巻取装置および巻取方法 - Google Patents

平角線の巻取装置および巻取方法 Download PDF

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Description

本発明は、平角線をボビンに整列に巻き付ける巻取方法および巻取装置に関し、詳しくは、ボビンを軸線方向に往復移動させるボビントラバース方式で、回転駆動されるボビンに多層整列巻きする平角線の巻取方法および巻取装置に関するものである。
平角線の巻取装置では、ボビンの長さ方向の一端側から他端側へと軸線方向にピッチ送りで平角線を整列に巻き付け、ボビンの巻胴端部の鍔部に接する位置で反転して上層に層上がりさせ、層上がりした反転後に他端側から一端側へと往復作動させ、これを繰り返してボビンの平角線を整列多層巻きしている。
この種の平角線をボビンに多層に整列巻きする場合、上層への層上がりする部分において、ボビン鍔と平角線の間に隙間や同一列に隣接する平角線に重なりが発生しやすい問題がある。
従来、この種の線材の巻取装置として、特許第3588588号(特許文献1)が提供されている。
特許文献1の線材供給部は、図9に示すように、ボビンの軸方向に往復移動されるトラバーサ1の支持板2に回転自在に搭載した回転板3に線材繰り出しプーリ4を先端に設けたアーム5の基端を連結している。該回転板3をスプリング6により前記プーリ4を引き戻す方向に付勢し、スプリング6のバネ力をバネ力調整装置7で制御し、線材の押し付け力を調整して隣接する線材同士を密着させて整列巻きしている。さらに、上層から下層に折り返す部分では、回転板3に設けた凸形係合部3aを回転規制シリンダ8で移動される凹形係合部9と係合させて回転板3の回転動作をロックしている。
前記特許文献1の巻取装置では、線材を下層から上層に折り返す部分では、回転板3の回転を停止すると共にスプリング6により回転板を反転させる付勢力を付与して、線材がボビンの側端の鍔部の内側面に当たると自然に(線なり)に反転して、反対方向に巻かれていき、スプリング6のバネ力により上層に乗り上げるための力が与えられ、クロス部における折り返しはスムーズになされ巻乱れは生じない、とされている。
しかしながら、特許文献1のように、繰り出される線材の折り返し端で回転板の回転を停止した状態でスプリング6による線材への押さえ力を強くした後に、ロックを解除してボビンに線材を巻き付ける際に、巻き付ける線材間に隙間が発生しやすく、かつ、線材のねじれが発生しやすい問題が解消されていない。また、線材自体をスプリングによるバネ力で強く押すと、線材が重なったり、線材がボビンの鍔部に強く擦れて、線材に損傷が発生しやすい等の問題がある。さらに、トラバーサ1の往復移動させる支持台2上に線材押さえのために多数の備品を搭載しているためトラバーサの移動用駆動力が大となり、該トラバーサの移動制御を行おうとした場合に、微小な移動制御を精度良く行うことは困難となる。
特許第3588588号公報
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、特許文献1で発生する反転位置で折り返して層上がりする部分で隙間や隣接する平角線の重なりを発生させないようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、第一の発明として、トラバーサでボビンを軸線方向に往復移動させ、回転駆動されるボビンに平角線を多層整列巻きする巻取方法であって、
前記ボビンの軸線方向のトラバース速度をシーケンス制御し、ボビンの胴部両端の鍔部と平角線が接触する反転位置で一時停止して重ね巻して層上がりさせ、層上がりした線に再び平角線が重ならないようにトラバース速度を速めて反転し(以下、クイック巻き反転と称する)、線押えローラにより平角線を鍔部側へと付勢して隙間を減少していることを特徴とする平角線の巻取方法を提供している。
本発明では、平角線のボビンへの巻付回転角度の制御と、平角線とボビン鍔との隙間および平角線同士の隙間を減少させる線押さえとは独立して行い、反転後の層上がりした平角線と、該平角線と隣接して巻き付けていく上層の平角線との間に大きな隙間を設けることにより、平角線に重なりが発生するのを防止し、発生させた大きな隙間を線押えローラにより平角線をボビン鍔部側へと付勢して隙間を減少している。
反転位置での平角線の巻取方法を前記方法とすることで、平角線の多層整列巻きで隙間や重なり等の巻き乱れが発生しやすい反転位置での巻き取りを、巻乱れを発生させることなく巻き取ることができる。
さらに、前記クイック巻き後にトラバースを一時停止して、前記線押えローラによる平角線への押さえでS字状に巻き付けられた平角線を斜め並列巻きへと移行させている。
即ち、反転位置の下層の平角線に重ねた上層の平角線と、クイック巻きする隣接の平角線との間に隙間が発生し、この隙間を無くすために線押えローラで押すと平角線はS字状に巻き付かれた状態となる。この状態のままで巻き付けていくとボビンの胴部全長にかけて平角線がS字状に巻き付けられた状態を解消しにくい。よって、このS字巻の状態を解消する必要があるため、トラバースの急速移動、一次停止後の低速移動運転領域では、巻きピッチと平角線の幅よりも2〜10%広くとることにより、平角線のS字巻きを次第に斜め並行巻きへと移行させることができる。
具体的には、前記反転位置でトラバースを一時停止した状態で前記ボビンの鍔部と平行に平角線を約1.5周巻き付け、上層の平角線は下層の平角線に半周重ねた状態とし、残り半周をクイック巻きし、その後、一時停止で2〜3周巻き付けた後、定ピッチで巻き取り、S字巻を緩やかに並列巻きへと移行させる。
前記線押えローラはスプリングで付勢して前記平角線の鍔部反対側面と上面に当接させ、平角線の巻き取りと同期して移動させ、所要位置でボビン側から離れる方向に移動させている。
前記のように、線押えローラを付勢するスプリング力を制御することにより、ボビンに対する平角線の巻き付け領域に応じた適切な押さえ力を平角線に負荷することができ、整列する平角線の間に隙間を、平角線の幅の2〜10%程度の適性範囲に保持することができる。その結果、平角線間に大きな隙間を発生させないことにより上層の平角線の隙間への落ち込みによる巻乱れや、平角線間の隙間が小さ過ぎて平角線の重なりが発生することを防止できる。
前記線押えローラは左右一対設け、一方の線押えローラを前記反転位置でボビン側へ位置して平角線と接触させ、他端側の鍔部の近くまで前記トラバースと略同期して移動した後にボビン側から離れる方向に移動し、該離反位置に向けて前記スプリングによる付勢力を次第に減少し、該線押えローラを離反した後に他方の線押えローラを他端側の反転位置でボビン側へ移動させて平角線と接触させている。
前記第一の発明の平角線の巻取方法を行うことができる平角線の巻取装置を第二の発明として提供している。即ち、
トラバーサでボビンを軸線方向に往復移動させ、回転駆動されるボビンに平角線を多層整列巻きする巻取装置であって
前記トラバーサによるボビンの移動速度を、ボビンへの平角線の巻付領域によって可変制御するトラバース制御手段と、
ボビン軸端の鍔に接する位置で反転して層上がりする前記平角線を鍔側へ付勢する線押えローラと、
前記線押えローラをボビンに対して近接離反させると共にボビンの軸線方向に往復移動させる線押えローラ駆動制御手段と、
を備えていることを特徴とする平角線の巻取装置を提供している。
前記トラバースのシーケンス制御は、ボビン取付軸と、それを回転させるモータを取り付けた移動台をトラバースさせるモータを制御して行い、ボビン両端の鍔に近接する反転領域は変速移動運転、両側の反転領域に挟まれた中央部は定速移動運転とし、
前記変速移動運転は、平角線が鍔に接する位置でトラバースを一次停止、該停止後に急速移動、該急速移動後に一旦停止、該停止後に定速移動をさせる運転パターンとし、
前記線押えローラ駆動制御は、線押えローラを先端に取り付けたアームを移動台に回転手段を介して突設し、該回転駆動手段と前記移動台の移動手段はエアーシリンダを用い、エアーの切り替えの電磁弁をシーケンス制御し、押えローラは鍔での反転直前にボビン上に接触させ、前記トラバースの急速移動後の一時停止時に押えローラにて平角線を鍔部へと付勢し、該状態で平角線の巻き取り方向と同一方向に移動させ、所定位置でボビン側より押えローラを離反移動させている。
前記トラバースおよび押えローラの制御は、予めプログラムを作成し、該プログラムに基づいて、モータ等の駆動手段を制御するシーケンス制御としている。
よって、従来は作業員が反転領域に発生する隙間を無くしたり、整列する平角線の重なりを是正する作業を不要とでき、省力化を図ることができる。
前記線押えローラを左右一対備えている。この左右一対の線押えローラは、それぞれ平角線のトラバース方向と同一方向に同期して移動する移動手段に回転手段を介して突設したアームの先端に取り付け、アームを前記回転手段でボビン側へ近接させると共に所要距離移動した後にボビン側から離反させた構成としている。
本発明で用いる平角線は、銅等の金属導体からなる単芯線に絶縁塗料を焼き付け塗布したエナメル線が好適に用いられる。
該エナメル線は、例えば、厚さ0.5〜5.0mm、幅1.0〜10.0mmとされ、極薄細幅のエナメル線を多層整列巻きする場合にも反転位置で巻乱れや隙間を発生させることなく巻き取ることができる。
なお、前記エナメル線以外の断面矩形状とした被覆電線にも適用することができる。
上述したように、本発明の平角線の巻取方法によれば、トラバース速度制御を行い、反転領域では変速運転を行い、反転位置でトラバースを一時停止して約1.5周程度重ね巻きして層上がりさせて反転し、反転後にはトラバース速度を速めてクイック巻きして隣接する平角線間の隙間を大として平角線の重なり発生を防止している。前記大きな隙間は、トラバーサとは別に設けた線押えローラにより平角線を鍔部側の反転位置へと押し付けることにより、前記大きな隙間を無くし或いは減少している。
よって、従来の平角線の多層整列巻きにおいて解消出来なかった反転位置での隙間の発生や、重なり、ねじれ等の巻乱れの発生を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は平角線の巻取装置全体の概略図であり、エナメル線からなる平角線10を巻き付けるボビン11は、ボビン取付用のスピンドル12に着脱自在に装着し、該スピンドル12をギアを介してトルクモータ40により一定張力で回転駆動している。平角線10は固定したアームガイド20から繰り出し、ボビン11の下方に配置したトラバーサ13によりボビン11を往復移動し、該往復移動するボビン11の外周面に平角線10を軸線方向に巻き付けている。
前記スピンドル12を回転自在に支持する軸受材12aに、図1に示すように、L字状の支持材19の垂直部19aに固定し、支持材19の水平部19b上に前記トルクモータ40を搭載している。支持材19はボビン11の下方に配置したトラバーサ13の移動台16上に固定している。該移動台16は固定台15の上部に、ボビン11の軸線方向Lと平行に移動自在に搭載している。詳しくは、固定台15にボビン11の軸線方向Lと平行に配置したスクリューシャフト17を回転自在に取り付け、スクリューシャフト17をサーボモータ18で回転駆動している。該スクリューシャフト17に螺合するネジ穴を移動台16に設け、スクリューシャフト17の回転に応じて移動台16を移動させている。
前記サーボモータ18によりスクリューシャフト17を回転させることにより移動台16をボビン11と軸線方向Lと平行に移動させ、サーボモータ18を正逆回転することで移動台16を往復移動している。
本実施形態では、サーボモータ18の回転速度を変え、スクリューシャフト17を介して移動台16の移動速度をシーケンス制御している。このサーボモータ18の回転制御による移動速度の制御(以下、トラバース制御)を行うことにより、一定張力で回転しているボビン11への平角線10の巻取回転角度を制御している。
即ち、移動を停止すると、平角線10はボビン11の円筒胴部11aに上下に重ねて巻き付けられ、巻取回転角度は0度となる。一方、移動速度を早くすると、ボビン11への巻取回転角度は次第に大きくなって、クイック巻きとなる。
前記トラバースのシーケンス制御は、ボビン11に対する平角線10の巻付領域に応じて運転パターン(即ち、移動速度)を変えて行い、平角線10のボビン11への巻取回転角度を制御している。該トラバース制御の運転パターンの詳細については後述する。
また、ボビン11の下方に、ボビン11の円筒胴部11aに巻き付けた平角線10を円筒胴部11aの両側の鍔部11bの内面に付勢する左右一対の線押えローラ14(14−1、14−2)を配置している。
該線押えローラ14(14−1、14−2)は、図2に示すように、アーム25A、25Bの先端に取り付け、アーム25A、25Bの基端を移動台23上に搭載した一対の回転用のエアーシリンダ24(24A、24B)に基端を軸着している。アーム25A、25Bの矢印方向に示す回転で、線押えローラ14を起動位置と起動解除位置と変位させている。起動位置はアーム25A、25Bをボビン11側に近接させる下方移動位置であり、起動解除位置とはボビン11から離れる上方の復帰位置である。
前記移動台23は直進用シリンダ22上に矢印方向に往復移動自在に搭載し、該直進用シリンダ22の両端から突設したフレーム22a、22bに夫々移動台23の移動量を微調整するストッパー・ネジ26A、26Bと取り付けている。
前記各アーム25(25A、25B)の先端にそれぞれ取り付ける線押えローラ14(14−1、14−2)は、図3(A)に示すように、アーム25の先端に設けた取付穴にローラ支持軸30をボビン11の軸線方向Lと平行方向に摺動自在に貫通保持している。該ローラ支持軸30の一端に線押えローラ14を外嵌固定しており、ボビン11の軸線方向の右側に配置する線押えローラ14−1は右端の鍔部11b側に向けて配置し、ボビン11の軸線方向の左側に配置する線押えローラ14−2は左端の鍔部11b側に向けて配置している。
前記左右のローラ支持軸30には線押えローラ14(14−1、14−2)とアーム25(25A、25B)との間にスプリング32を介在させ、かつ、ローラ支持軸30の他端側にカラー33を固定し、カラー33とアーム25との隙間Cの寸法に応じてスプリング32により線押えローラ14の押さえ力を調整している。該隙間Cの調整は平角線10の線の幅より調整しており、該隙間寸法についての詳細は後述する。
各線押えローラ14(14−1、14−2)は樹脂成形品からなり、その形状は図3(B)に示すように、大径筒部14aの先端に小径筒部14bを突出させた大小2段筒形状としている。大径筒部14aと小径筒部14bとの段差寸法Hは平角線10の厚さTと略同等厚さとし、かつ、小径筒部14bの軸線方向の寸法L1は平角線10の幅Wの2倍としている。該大径筒部14aの外周面の軸線方向は小径筒部14bと同等としている。
本実施形態で用いる平角線からなるエナメル線は、厚さTが1.7mm、幅Wが1.9mmである。
前記大径筒部14aと小径筒部14bとからなる線押えローラ14は前記ローラ支持軸30の先端に回転自在に外嵌して取り付けている。
前記移動台16のトラバースのシーケンス制御は前記サーボモータ18により行い、前記線押えローラ14による平角線押さえのシーケンス制御は前記直進用のエアーシリンダ22および回転用のエアーシリンダ24へのエアー配管に設けた電磁弁切替制御により行っている。
前記構成からなる平角線10の巻取装置では、アームガイド20よりボビン11に送給されてくる平角線10をプーリ18を通してボビン11の円筒胴部11aの長さ方向の一端側から巻き付け、前記移動台16をサーボモータ18により移動させて円筒胴部11aの軸線方向Lに沿って他端の鍔部11bに向けてピッチ巻きしている。前記鍔部11bに平角線10が達すると反転させて上層へ層上がりさせ、対向する鍔部11bに向けて前記と同様にピッチ巻きし、この往復作動を繰り返すことにより、平角線10をボビン11の円筒胴部11aに多層整列巻きしている。
平角線10のボビン11への前記巻き取り工程において、両側の鍔部11bで反転位置で平角線10と鍔部11bの内周面の間、反転した上層の隣接する平角線10の間に巻乱れが発生しない空隙を発生させず、かつ、隣接する平角線に重なりを発生させないように、前記したトラバースのシーケンス制御と、線押えローラ14による平角線10の押さえのシーケンス制御を、以下の通り行っている。
まず、前記トラバースのシーケンス制御について図4(A)(B)および図5(A)〜(D)に基づいて説明する。
図4(A)に示すように、ボビン11の円筒胴部11aの両端の鍔部11bに近接する反転領域Sは3つの運転パターンからなる変速運転とし、トラバーサの移動台16の移動速度をサーボモータ18により変速している。両側の反転領域Sに挟まれた中央領域Mは定速運転としている。図4(B)において、変速運転は太実線で示し、定速運転は細実線で示す。
図5(A)に示す中央領域Mの定速運転では、同一列の隣接する平角線10同士の間に、平角線10の幅Wの2〜10%の隙間Xをあけてピッチ巻きするようにトラバース制御を行い、隣接する平角線10が乗り上げないようにしている。なお、一層目の平角線10の巻始め位置からは定速運転としている。
前記反転領域Sの3つの運転パターンからなる変速運転は、鍔部11bに平角線10が接触する反転位置S1と、反転して上層に層上がりした後の平角線をクイック巻きする開始位置S2と、2〜3回転クイック巻きした停止位置S3の各位置で運転パターンを変えている。
平角線10が反転位置S1に達すると、サーボモータ18の回転を止めて一時運転休止状態とし、鍔部11bの内面と接触する平角線10を鍔部11bと平行に同一位置に重ね巻きして、図5(C)に示すように、平角線10u1を上層へ層上がりさせる。
具体的には、この反転位置S1での一時運転休止時に、平角線10はボビンの円筒胴部11aに1.5周巻き付けて層上がりさせ、図6(A)(B)(C)に示すように、下層の1回転分の平角線10d1と上層の平角線10u1の0.5周分重ねている。
反転位置S1で鍔部11bに接して平角線10が上層へ層上がりし、0.5周巻き付けた後のクイック巻き開始位置S2から停止位置S3までトラバース速度を定常速度よりも約3〜8倍、好ましくは6倍程度早くして、平角線10u1の後半の0.5周分と10u2〜10u4をボビン11の円筒胴部11aにクイック巻きしている。このクイック巻きは平角線10の幅Wに対して10〜60%程度の隙間X1を生じさせて、反転後の上層位置で隣接する平角線10に重なりを発生させないように巻き付けている。
反転位置S1で上層となった平角線10u1は残りの0.5周はクイック巻きで巻付回転角度が大きくなるため、鍔部11bとの間に図6(C)中にクロス斜線で示すように空隙Kが発生する。この空隙Kを図6(D)(E)に示すように線押えローラ14−1により鍔部11b側に平角線10u1を付勢して減少させて、図6(E)に示す微小な三角形状の隙間jの残すだけとしている。
前記空隙Kを微小な三角形状の隙間jとするため、クイック巻き後にトラバースを一時停止させ、2〜3周巻き付け、線押えローラ14−1により平角線10を鍔部11b側へ付勢する。その後は前記定常運転となる。
前記のように、反転後に平角線10u1〜10u4に重なりを発生させないためにクイック巻きし、該クイック巻きで発生させた隙間X1は、線押えローラ14−1で詰めて隣接する平角線が接するように減少している。
以下、線押えローラ14の作動を説明する。
平角線10が右端の鍔部11bに接して反転位置S1に達する手前で、線押えローラ14−1のアーム25Aを回転用のエアーシリンダ24により起動し、ボビン11に巻き取られた下層の平角線10に大径筒部14aの外周面が接触する位置へと下降させ、小径筒部14bの先端面を反転した上層の平角線10の側端面10sを接触させる。
線押えローラ14により平角線10に負荷する押さえ力はスプリング32により発生させている。
前記スプリング32による押さえ力は、前記のように、アーム25とカラー33の隙間Cを平角線10の幅により調整しており、前記図3(A)に示すセット時には、平角線10の0.5〜1本分の幅に対応する隙間をあけている。
平角線10の反転後に前記空隙Kおよび大きな隙間X1を解消する際には、図7(A)に示すように、アーム25とカラー33の隙間Cを平角線10の1〜2本分に広げて、アーム25と線押えローラ14との間隔を狭くしてスプリング32を圧縮して、線押えローラ14へ負荷するバネ力を大としている。このバネ力を大とした線押えローラ14−1により鍔部11b側に平角線10u1を押すことにより、前記図6(D)に示すように、平角線10u1の後巻付け部分の0.5周と鍔部11bの間に発生した三角形状の空隙Kを図6(E)に示す微小な空隙jを残すだけで鍔部11bと平角線10u1とを接触させている。また、平角線10u1〜10u4のそれぞれの隣接間に発生させる大きな隙間X1は無くしている。
これにより、平角線10u4〜10u1の側端縁同士が接触し、かつ、反転位置の平角線10u1は鍔部11bの内面に隙間なく当接する。
この状態で、前記空隙Kを無くすために、平角線10u1〜10u4は図6(F)に示すように、S字状に屈曲して巻き付くこととなる。
よって、前記トラバース制御でクイック運転後に、トラバースを一時停止して、平角線10u5をボビン11の円筒胴部11aに軸直角方向(巻取回転角度0゜)で巻き付け、S字巻きの状態から、平角線が屈曲しない斜向巻き付け状態に移行させている。
前記線押えローラ14−1は直線用のエアーシリンダ22の上面に取り付けた移動台24上の回転用のエアーシリンダ24から突出したアーム25Aを介して、ボヒン11上に接触し、ボビン11が図7(B)に示すように左から右へと移動する。
反転位置S1よりバネ力を次第に弱めるために、アーム25とカラー33の隙間Cを次第に小さくして、スプリング33を伸長させ、線押えローラ14へ負荷するバネ力を減少し、ボビン11の長さ方向の中央位置より左端の鍔部11bに近い位置に達した時点で隙間Cを無くしている。この位置で達した時点で、アーム25Aを上昇させて平角線10と接触を解除して復帰位置に戻す。
この復帰位置では、図7(C)に示すように、線押えローラ14と平角線10との間に隙間をあけている。
平角線10が左端の鍔部11bに近接した反転前位置に達すると、左側の線押えローラ14−2がボビン11側に下降して、前記線押えローラ14−1と同様な作動を行う。このように、ボビン11の両側の鍔部11bに平角線10が接する反転位置で、それぞれ線押えローラ14−1、14−2で前記隙間KおよびX1を無くす作動を行い、その後、下降状態のまま他端の鍔部11b側へトラバースと同期して移動し、他端の鍔部11bに接触する前に復帰位置へと上昇させている。
線押えローラ14(14−1、14−2)は、小径筒部14bの先端が平角線10の側端面10sに接触して、平角線10の間の隙間Xを調整する一方、大径筒部14aの下側外周面は下層の平角線10の上面を押さえて、多層巻する平角線10の線乗りを発生させないように密着させている。
このように、左右一対の線押えローラ14−1、14−2による平角線10の押さえ作動により、ボビン11の円筒胴部11aの全長に多層整列巻きされる平角線10間の隙間を設定した隙間に制御し、下層の平角線の境界位置に上層の平角線が位置する整列巻きを保持している。
前記した巻き取り工程でボビン11の円筒胴部11aに巻き取られた平角線10は、図8に示す状態となる。
即ち、鍔部11bと接触する反転位置では平角線10は並行にターンして層上がりし、層上がりした平角線10u1は隣接して巻回する平角線10u2にクイック巻きしているために、平角線10u1に平角線10u2が乗り上げさせない状態となる。
反転後にクイック巻きした平角線10u2〜10u4はS字巻きされるが、線押えローラ14により平角線間の隙間は狭められている。
クイック巻き後にトラバースを一旦休止してボビン11に巻付回転角度を0度として平角線10u5を巻き付けるため、前記S字巻きの曲線が緩やかに回復し、円筒胴部11aの中央領域Mでは斜め並行巻きとなる。
前記のように、本発明では、ボビン11の両側の鍔部11bで反転して層上がりさせる平角線10に重なりを無くすと共に、同一列で隣接する平角線間に隙間をなくしている。よって、反転位置で従来発生していた隙間および重なり等をトラバース制御と線押えローラを制御することにより自動的に解消できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、例えば、トラバーサの移動源としてシリンダを用いてもよく、該シリンダで前記実施形態と同様なトラバースのシーケンス制御を行ってもよい。
本発明の平角線の巻き取り装置の全体概略正面図である。 線押えローラの駆動機構を示す斜視図である。 線押えローラを示し、(A)はボビンの鍔部と線押えローラとの関係を示す図面、(B)は線押えローラと平角線の関係を示す図面である。 トラバース制御を示し、(A)は平角線の巻付位置と運転制御位置との関係を示す概略図、(B)はボビンの全長とトラバース制御との関係を示す線図である。 (A)〜(E)は各運転パターンにおける平角線の巻き付け状態を示す図面である。 (A)は鍔部に接する反転位置での断面図、(B)は反転位置での平面図、(C)は層上がりした上層の平角線10u1と鍔部との間に発生する隙間を示す平面図、(D)は前記隙間を無くすために線押えローラを作用させている状態を示す正面図、(E)は線押えローラにより隙間が減少した状態を示す平面図、(F)はクイック巻きした平角線間の隙間を減少させている状態を示す平面図である。 (A)(B)(C)は線押えローラの位置とスブリングのバネ力との関係を示す図面である。 ボビンに平角線が巻き付けられた状態を示す平面図である。 従来例の斜視図である。
符号の説明
10 平角線
10d1 反転位置の下層の平角線
10u1 反転位置の上層の平角線
10u2〜10u4 上層のクイック巻きする平角線
11 ボビン
11a 円筒胴部
11b 鍔部
12 スピンドル
13 トラバーサ
14(14−1、14−2) 線押えローラ
14a 大径部
14b 小径部
22 直進用シリンダ
23 移動台
25A、25B アーム
S 反転領域
S1 反転位置
S2 反転後のクイック巻き開始位置
S3 一時停止位置
M 中央領域

Claims (7)

  1. トラバーサでボビンを軸線方向に往復移動させ、回転駆動されるボビンに平角線を多層整列巻きする巻取方法であって、
    前記ボビンの軸線方向のトラバース速度をシーケンス制御し、ボビンの胴部両端の鍔部と平角線が接触する反転位置で一時停止して重ね巻して層上がりさせ、層上がりした線に再び平角線が重ならないようにトラバース速度を速めて反転し、線押えローラにより平角線を鍔部側へと付勢して隙間を減少していることを特徴とする平角線の巻取方法。
  2. 前記トラバース速度を速めて行うクイック巻き後にトラバースを一時停止して、前記線押えローラによる平角線への押さえでS字状に巻き付けられた平角線を斜め並列巻きへと移行させている請求項1に記載の巻取方法。
  3. 前記反転位置でトラバースを一時停止した状態で前記ボビンの鍔部と平行に平角線を約1.5周巻き付け、上層の平角線は下層の平角線に半周重ねた状態とし、クイック巻きで反転し、その後、2〜3周トラバースを一時停止させている請求項2に記載の平角線の巻取方法。
  4. 前記線押えローラはスプリングで付勢して前記平角線の鍔部反対側面と上面に当接させ、平角線の巻き取りと同期して移動させ、所要位置でボビン側から離れる方向に移動させている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の平角線の巻取方法。
  5. トラバーサでボビンを軸線方向に往復移動させ、回転駆動されるボビンに平角線を多層整列巻きする巻取装置であって
    前記トラバーサによるボビンの移動速度を、ボビンへの平角線の巻付領域によって可変制御するトラバース制御手段と、
    ボビン軸端の鍔に接する位置で反転して層上がりする前記平角線を鍔側へ付勢する線押えローラと、
    前記線押えローラをボビンに対して近接離反させると共にボビンの軸線方向に往復移動させる線押えローラ駆動制御手段と、
    を備えていることを特徴とする平角線の巻取装置。
  6. 前記トラバースのシーケンス制御は、ボビン取付軸と、それを回転させるモータを取り付けた移動台をトラバースさせるモータを制御して行い、ボビン両端の鍔に近接する反転領域は変速移動運転、両側の反転領域に挟まれた中央部は定速移動運転とし、
    前記変速移動運転は、平角線が鍔に接する位置でトラバースを一次停止、該停止後に急速移動、該急速移動後に一旦停止、該停止後に定速移動をさせる運転パターンとし、
    前記線押えローラ駆動制御は、線押えローラを先端に取り付けたアームを移動台に回転手段を介して突設し、該回転駆動手段と前記移動台の移動手段はエアーシリンダを用い、エアーの切り替えの電磁弁をシーケンス制御し、押えローラは鍔での反転直前にボビン上に接触させ、前記トラバースの急速移動後の一時停止時に押えローラにて平角線を鍔部へと付勢し、該状態で平角線の巻き取り方向と同一方向に移動させ、所定位置でボビン側より押えローラを離反移動させている請求項5に記載の平角線の巻取装置。
  7. 前記線押えローラは前記ボビンを挟んでトラバーサと反対側に配置すると共に、ボビン軸線方向に一対備え、該一対の線押えローラは、平角線のトラバース方向と同一方向に同期して移動する移動手段に回転手段を介して突設したアームの先端に取り付け、これらアームを前記回転手段でボビン側へ近接させると共に所要距離移動した後にボビン側から離反させている請求項6に記載の平角線の巻取装置。
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