JP5060512B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロックアップクラッチを備えるトルクコンバータを有する自動変速機の制御装置に関し、より詳細には、車両の減速時に所定のタイミングでロックアップクラッチの係合状態を解除させる自動変速機の制御装置に関する。
一般的に、車両の減速時においては、エンジン(内燃機関)への燃料の供給を停止するフューエルカットを実行することにより、車両の燃料経済性(燃費)の改善が図られている。ここで、ロックアップクラッチを備えたトルクコンバータを有する自動変速機では、エンジンのクランクシャフトの回転数(エンジン回転数)の低下を抑えるとともに、フューエルカットを実施するエンジン回転数領域を拡大するために、車両の減速時にはロックアップクラッチを係合状態としていた。
しかしながら、運転者がアクセルペダルから足を外し(アクセルペダル開度全閉)、ブレーキペダルを急激に踏み込むことにより車両を急減速させた場合(急ブレーキをかけた場合)に、ロックアップクラッチが係合状態のままであると、エンジンのストール(以下、「エンスト」という)が発生する可能性がある。そのため、従来、車両の急減速の場合には、強制的にロックアップクラッチの係合状態を解除していた。
このロックアップクラッチの係合状態を強制的に解除する手段としては、例えば、現在の車両の車速に基づいて減速度(車両の車速の微分値:dV/dt)を算出し、この減速度から減速度変化率(減速度の微分値)に対応する値を算出し、その値が所定値以下となったときに、ロックアップクラッチを解除する手法(例えば、特許文献1を参照)や、ブレーキの作動油圧がロックアップ機構の締結解除領域まで上昇したときに、ロックアップクラッチを解除する手法(例えば、特許文献2を参照)等が知られている。
また、例えば、エンジン回転数のみを用いて、ロックアップクラッチを解除するか否かを判断する手法も知られている。この場合、エンジン回転数に対してロックアップクラッチを解除するためのマップデータを持ち替えることが行われるが、従来、現在のギヤ段に対してマップデータを持ち替えるのみで、車両のエアコンのON/OFFやアンチロックブレーキシステム(以下、「ABS」という)のフェール状態に対してはマップデータの持ち替えを行っていない。
特許第2565441号 特許第3258444号
ところで、積雪や凍結により路面が低μ状態となった場所を走行中に運転者が車両の急減速を行った場合、特にABSを装備していない車両やABSが故障している車両においては、各車輪の車輪速が極めて短時間で0となってしまう。このような場合、特許文献1に開示の手法では、減速度変化率の算出周期によっては減速度が所定値に達してロックアップクラッチを解除する前に、車両のエンストが発生する可能性があるという問題がある。
また、特許文献2に開示の手法においても、自動変速機の外部のデバイス(例えば、ブレーキセンサやFI−ECU(Fuel Injection-Electronic Control Unit)など)からの信号をAT−ECU(Automatic Transmission- Electronic Control Unit)が受信した後にロックアップクラッチを解除するか否かを判断することになるため、通信遅れ等が発生するとロックアップクラッチを解除する前に車両のエンストが発生する可能性があるという問題がある。
さらに、エンジン回転数のみを用いる手法でも、通常、AT−ECUは、エンジン回転数のデータをFI−ECUからの通信により取得しているため、通信遅れ等によりロックアップクラッチを解除するまでにタイムラグが生じ、急ブレーキ時のエンストタフネスが低下してしまうという問題もある。
特に、エンジン回転数のみを用いる手法では、燃料経済性を向上させるために、ロックアップクラッチの解除を判断するためのエンジン回転数の閾値は、フューエルカットを継続可能な最低エンジン回転数に設定されている。そのため、ABSフェールが発生して急ブレーキ時に車輪がロックしやすい状況においては、その最低エンジン回転数でロックアップクラッチを解除してもエンストが発生しないように、自己故障診断システム(OBD)の燃費基準を下回らない範囲でフューエルカットを終了させるエンジン回転数を高回転側に設定せざるを得ず、さらなる燃料経済性の向上が困難であるという問題もある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、トルクコンバータのロックアップ制御に直接的なパラメータを用いて、ロックアップクラッチの係合状態を解除すべきか否かを迅速かつ安定的に判断することができ、これにより、急減速に対する車両のエンストタフネスを向上させることができる自動変速機の制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の自動変速機(2)の制御装置(4、5)は、エンジン(1)の出力軸(11)と自動変速機(2)の入力軸(21)とを連結可能なロックアップクラッチ(35)を有するトルクコンバータ(3)を備えた自動変速機(2)の制御装置(4、5)において、車両の運転状態に応じてロックアップクラッチ(35)を制御するロックアップクラッチ制御手段(51)と、エンジン(1)の出力軸(11)の回転数(Ne)を検出するための出力軸回転数検出手段(101)と、自動変速機(2)の入力軸(21)の回転数(Ni)を検出するための入力軸回転数検出手段(102)と、エンジン(1)の出力軸(11)の回転数(Ne)と自動変速機(2)の入力軸(21)の回転数(Ni)とに基づいて、トルクコンバータ(3)のスリップ率(ETR)を算出するスリップ率算出手段(52)と、車両の走行速度(Nv)を検出するための車速検出手段(104)と、車速(Nv)が所定の車速以下になったか否かを判定する車速判定手段(53)と、車両の減速中にエンジン(1)への燃料供給を遮断するフューエルカットを実行するようにエンジン(1)を制御するフューエルカット制御手段(41)と、フューエルカット制御手段(41)によりフューエルカットが実行され、かつ、ロックアップクラッチ(35)が係合状態および半係合状態のうちのいずれかの状態のときに、車速判定手段(53)による判定結果と、スリップ率算出手段(52)により算出されたトルクコンバータ(3)のスリップ率(ETR)および入力軸回転数検出手段(102)により検出された自動変速機(2)の入力軸(21)の回転数(Ni)のいずれかとに基づいて、ロックアップクラッチ(35)の係合状態または半係合状態を解除する係合解除手段(54)であって、前記車速判定手段により前記車速(Nv)が前記所定の車速より速いと判定された場合には、前記スリップ率算出手段により算出されたスリップ率(ETR)が所定の閾値以下になったことに基づいて、前記ロックアップクラッチ(35)の係合状態または半係合状態を解除し、前記車速判定手段により前記車速(Nv)が前記所定の車速以下であると判定された場合には、前記自動変速機の入力軸(21)の回転数(Ni)が所定の回転数以下になったことに基づいて、前記ロックアップクラッチ(35)の係合状態または半係合状態を解除することを特徴とする前記係合解除手段(54)とを備えることを特徴とする。
このように構成することにより、従来のような減速度やブレーキ作動油圧などの間接的なパラメータを用いるのではなく、トルクコンバータのスリップ率や自動変速機の入力軸の回転数などのロックアップ制御に直接的なパラメータを用いて、ロックアップクラッチの係合状態を解除するか否かの判断をすることができるので、ロックアップクラッチの係合状態を解除すべきか否かを迅速にかつ安定的に検出することができる。これにより、急減速に対する車両のエンストタフネスを向上させることができる。
また、車速が所定の車速以下であるか否かにより、ロックアップクラッチの係合状態を解除するためのパラメータを切り替えているので、車両の減速時にエンストを発生させることなく、より的確にロックアップクラッチの係合状態を解除することができる。
また、本発明の自動変速機の制御装置では、自動変速機(2)の変速段、車両に搭載されるエアコンのON/OFF状態、およびアンチロックブレーキシステム(ABS)のフェール状態の少なくとも一つに基づいて、所定の車速、所定の回転数、および所定のスリップ率の設定値が変更されてもよい。これにより、ロックアップクラッチOFFの応答性に対して車両のエンストが発生しない自動変速機の入力軸回転数までフューエルカットの実行を継続することができるので、車両の燃料経済性をさらに向上させることができる。
なお、上記で括弧内に記した図面参照符号は、後述する実施形態における対応する構成要素を参考のために例示するものである。
本発明によれば、トルクコンバータのロックアップ制御に直接的なパラメータを用いて、ロックアップクラッチの係合状態を解除すべきか否かを迅速かつ安定的に判断することができ、これにより、急減速に対する車両のエンストタフネスを向上させることができる自動変速機の制御装置を提供することができる。
本発明の一実施形態における車両の駆動系の概略図である。 本実施形態の自動変速機の制御装置の制御系を示すブロック図である。 本実施形態のトルクコンバータの油圧制御装置の一部を示すブロック図である。 本実施形態のロックアップクラッチの解除の動作を示すタイミングチャートである。 本実施形態の減速時ロックアップクラッチ解除判定処理の各パラメータの一例を示すグラフである。 本実施形態において実行される減速時ロックアップ判定処理を示すフローチャートである。 本実施形態において実行される減速時ロックアップクラッチ解除判定処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の自動変速機の制御装置の好適な実施形態を詳細に説明する。本発明の自動変速機の制御装置は、少なくとも自動変速機全体の制御を行う電子制御ユニット(ECU)により実現される。本実施形態では、後述するように、本発明の自動変速機の制御装置は、エンジンを制御するFI−ECUと、自動変速機を制御するAT−ECUとにより構成される。しかしながら、自動変速機の制御装置は、一体に設けられた電子制御ユニット(ECU)により構成されてもよい。
まず、本発明の自動変速機の制御装置が適用される車両の構成を概略的に説明する。図1は、本発明の一実施形態における車両の駆動系の概略図である。図1に示すように、本実施形態の車両は、エンジン1と、トルクコンバータ3を介してエンジン1と連結される自動変速機2と、エンジン1を制御するFI−ECU4と、トルクコンバータ3を含む自動変速機2を制御するAT−ECU5とを備える。
エンジン1の回転出力は、クランクシャフト(エンジン1の出力軸)11に出力される。このクランクシャフト11の回転は、トルクコンバータ3を介して自動変速機2のメインシャフト21に伝達される。
ここで、図3を用いてトルクコンバータ3の構成を簡単に説明する。トルクコンバータ3は流体(作動油)を介してトルクの伝達を行うものである。トルクコンバータ3は、図3に示すように、フロントカバー31と、このフロントカバー31と一体に形成されたポンプ翼車(ポンプインペラ)32と、フロントカバー31とポンプ翼車32との間でポンプ翼車32に対向配置されたタービン翼車(タービンランナ)33と、ポンプ翼車32とタービン翼車33との間に介設され、かつ一方向クラッチ36を介して固定軸37上に支持されたステータ34とを有する。図1に示すように、クランクシャフト11は、フロントカバー31を介して、トルクコンバータ3のポンプ翼車32に接続され、タービン翼車33はメインシャフト(自動変速機2の入力軸)21に接続される。
また、タービン翼車33とフロントカバー31との間には、ロックアップクラッチ35が設けられている。ロックアップクラッチ35は、AT−ECU5の指令に基づく油圧制御装置6(図3参照)による制御により、フロントカバー31の内面に向かって押圧されることによりフロントカバー31に係合し、押圧が解除されることによりフロントカバー31との係合が解除されるロックアップ制御を行う。フロントカバー31およびポンプ翼車32により形成される容器内には作動油(ATF:Automatic Transmission Fluid)が封入されている。
ロックアップ制御がなされていない場合では、ポンプ翼車32とタービン翼車33の相対回転が許容される。この状態において、クランクシャフト11の回転トルクがフロントカバー31を介してポンプ翼車32に伝達されると、トルクコンバータ3の容器を満たしている作動油は、ポンプ翼車32の回転により、ポンプ翼車32からタービン翼車33に、次いでステータ34へと循環する。これにより、ポンプ翼車32の回転トルクがタービン翼車33に伝達され、メインシャフト21を駆動する。
一方、ロックアップ制御中には、ロックアップクラッチ35が係合されている状態となり、フロントカバー31からタービン翼車33へと作動油を介して回転させるのではなく、フロントカバー31とタービン翼車33とが一体的に回転し、クランクシャフト11の回転トルクがメインシャフト21に直接伝達される。
図1に戻って、メインシャフト21の回転トルクは、図示しないクラッチおよびギヤを介してカウンタシャフト22に伝達される。また、カウンタシャフト22の回転トルクは、図示しないギヤおよびディファレンシャル機構を介して駆動輪に伝達される。
クランクシャフト11の近傍には、クランクシャフト11(エンジン1)の回転数Neを検出するクランクシャフト回転数センサ101が設けられる。メインシャフト21の近傍には、メインシャフト21の回転数Niを検出するメインシャフト回転数センサ102が設けられる。カウンタシャフト22の近傍には、カウンタシャフト22の回転数Noを検出するカウンタシャフト回転数センサ103が設けられる。各回転数センサ101〜103により検出された回転数データはAT−ECU5に出力される。また、クランクシャフト回転数センサ101により検出された回転数データはFI−ECU4にも出力される。
また、車両の所定の位置には、車両の車速Nvを検出する車速センサ104が設けられる。なお、車速Nvを専用に検出する車速センサ104を設けることなく、メインシャフト21の回転数Niまたはカウンタシャフト22の回転数Noから車速Nvを算出するようにしてもよい。例えば、「Nv=Ni×変速レシオ×タイヤ周長」あるいは「Nv=No×タイヤ周長」のような関係式に基づいて車速Nvを検出(算出)することができる。
次に、本発明の自動変速機の制御装置の制御系について説明する。図2は、本実施形態の自動変速機の制御装置の制御系を示すブロック図である。本発明の自動変速機の制御装置は、FI−ECU4およびAT−ECU5により構成される。
図2に示すように、FI−ECU4は、車両が減速中に、所定の条件の成立に基づいてエンジン1への燃料供給を遮断するフューエルカットを実行するようにエンジン1を制御するフューエルカット制御手段41を備える。所定の条件としては、アクセルペダル開度センサ105によりアクセルペダル開度APATが全閉になっていることを含む。
また、AT−ECU5は、図2に示すように、ロックアップクラッチ制御手段51と、スリップ率算出手段52と、車速判定手段53と、係合解除手段54とを備える。
ロックアップクラッチ制御手段51は、車両の運転状態に応じてトルクコンバータ3に設けられたロックアップクラッチ35を制御するものである。ロックアップクラッチ制御手段51は、例えば、車速センサ104により検出される車速Nvが所定の車速以上であり、クランクシャフト回転数センサ101により検出されるエンジン1(クランクシャフト11)の回転数Neが所定の回転数以上のとき、ロックアップクラッチ35を締結するように制御する。
また、ロックアップクラッチ制御手段51は、本実施形態では、所定の条件下、車両が減速中であってもロックアップクラッチ35を締結させるように制御する。具体的には、ロックアップクラッチ制御手段51は、車速Nvが所定車速以上で、エンジン1の回転数Neが所定の回転数以上であれば、アクセルペダル開度センサ105によりアクセルペダル開度APATが全閉であり、フューエルカット制御手段41によりフューエルカット制御が行われている場合であっても、ロックアップクラッチ35を締結させる。
スリップ率算出手段52は、クランクシャフト(エンジン1の出力軸)11の回転数Neとメインシャフト(自動変速機2の入力軸)21の回転数Niとに基づいて、トルクコンバータ3のスリップ率ETRを算出するものである。トルクコンバータ3のスリップ率ETRは、(メインシャフト21の回転数Ni)/(クランクシャフト11の回転数Ne)×100(%)で表される。スリップ率算出手段52は、算出したトルクコンバータ2のスリップ率ETRを係合解除手段54に出力する。
車速判定手段53は、車速センサ104により検出され、あるいはカウンタシャフト回転数センサ103により検出されたカウンタシャフト22の回転数Noを用いて演算された車速Nvが所定の車速以下になったか否かを判定するものである。車速判定手段53は、この判定結果を係合解除手段54に出力する。
係合解除手段54は、フューエルカット制御手段41によりエンジン1に対してフューエルカットが実行され、かつ、ロックアップクラッチ35が係合状態および半係合状態のうちのいずれかの状態のときに、車速判定手段53による判定結果に基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態または半係合状態を解除するものである。
具体的には、係合解除手段54は、上記のような状況において、車速判定手段53により車速Nvが所定の車速よりも速いと判定された場合には、スリップ率算出手段52により算出されたスリップ率ETRが所定のスリップ率以下になったことに基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態または半係合状態を解除する。また、係合解除手段54は、上記のような状況において、車速判定手段53により車速Nvが所定の車速以下になったと判定された場合には、メインシャフト21の回転数Niが所定の回転数以下になったことに基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態または半係合状態を解除する。
このように、係合解除手段54は、フューエルカット制御手段41によりエンジン1に対してフューエルカットが実行され、かつ、ロックアップクラッチ35が係合状態および半係合状態のうちのいずれかの状態のときに、(1)自動変速機2の入力軸であるメインシャフト21の回転数Niが所定の回転数以下となった場合、あるいは、(2)トルクコンバータ3のスリップ率ETRが所定のスリップ率以下となった場合に、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するものである。本発明では、この条件(1)、(2)のいずれを適用するかは、上述のように車速判定手段53の判定結果により切り替えられる(持ち替えられる)。
例えば、車両が高車速領域(メインシャフト21の高回転領域)で走行中においては、図示しない車輪速センサにより検出される車輪速が急激に低下したときに、ロックアップクラッチ35が係合している場合には、ディファレンシャル機構を介して車輪に引きずられることにより、トルクコンバータ3のスリップ率ETRが100%未満になりやすい。そのため、本実施形態では、係合解除手段54は、この領域においては、上記条件(2)に基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するか否かを判断している。
一方、車両が低車速領域(メインシャフト21の低回転領域)で走行中においては、トルクコンバータ3のスリップ率ETRが100%未満となる前にクランクシャフト11の回転数Neが所定の回転数以下となってしまうため、これに伴いメインシャフト21の回転数Niが所定の回転数以下となってしまう。そのため、本実施形態では、係合解除手段54は、この領域においては、上記条件(1)に基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するか否かを判断している。
なお、図5の各テーブルに示すように、自動変速機2の変速段(ギヤ段)、車両に搭載されるエアコンのON/OFF状態、およびアンチロックブレーキシステムのフェール状態の少なくとも一つに基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するか否かの条件として用いられる所定の車速、所定の回転数、および所定のスリップ率の設定値が変更されてもよい。これにより、変速段では、レシオの違いによる車速Nv、メインシャフト21の回転数Niの違いを適切に反映させることができる。また、スリップ率ETRでは、車速Nvやメインシャフト21の回転数Niによる車輪からの入力トルクの違いを考慮することができる。さらに、エアコン使用時にはエンジン1の負荷が大きくなるため、各閾値を高めに設定すればよく、ABSフェール時には、急減速により車輪がロックしやすい状態であるので、各閾値を高めに設定すればよい。
次に、図3を参照して、自動変速機2およびトルクコンバータ3の作動油を制御する油圧制御装置の構成を説明する。図3は、本実施形態のトルクコンバータ3の油圧制御装置6の一部を示すブロック図である。
図3に示すように、油圧制御装置6は、油圧制御装置6全体に作動油を供給するための油圧ポンプ60を含む。油圧ポンプ60は、エンジン1により駆動され、図示しないオイルタンクに貯留された作動油を汲み上げて、油路71を介してメインレギュレータバルブ61に圧送する。
メインレギュレータバルブ61は、油圧ポンプ60から圧送された作動油を調圧してライン圧PLを生成するものである。メインレギュレータバルブ61により調圧されたライン圧PLの作動油は、トルクコンバータ(TC)レギュレータバルブ62に供給されるとともに、図示しない自動変速機2用リニアソレノイドバルブやロックアップクラッチ35用のリニアソレノイドバルブ65に供給される。
また、メインレギュレータバルブ61により調圧されたライン圧PLの作動油は、図示しないCRバルブに供給される。CRバルブは、作動油のライン圧PLを減圧して、CR圧(制御圧)を生成し、各リニアソレノイドバルブ(電磁バルブ)65等にCR圧の作動油を供給する。
TCレギュレータバルブ62は、トルクコンバータ3への作動油の供給を制御するものであり、メインレギュレータバルブ61から供給されたライン圧PLの作動油を、油路73を介してロックアップ(LC)制御バルブ63に供給する。また、TCレギュレータバルブ62は、油路74を介してライン圧PLの作動油をトルクコンバータ3の内部に背面側から供給する。
LC制御バルブ63は、油路72を介して供給されるライン圧PLの作動油を、油路75を介してLCシフトバルブ64に供給する。このように供給されるライン圧PLの作動油は、LCシフトバルブ64を介してトルクコンバータ3のロックアップ制御に用いられる。
LCシフトバルブ64は、図示しない(電磁)オン・オフソレノイドによりロックアップクラッチ35の締結(オン)・開放(オフ)を制御するものである。オン・オフソレノイドをONすることによりLCシフトバルブ64が開放されると、LCシフトバルブ64および油路76を介して作動油がロックアップクラッチ35の前面側から供給され、この作動油はロックアップクラッチ35の背面側からオイルタンクに排出される。これにより、ロックアップクラッチ35が係合(締結)される。
一方、オン・オフソレノイドをOFFすることによりLCシフトバルブ64が閉止され、作動油が前面側からオイルタンクに排出されると、ロックアップクラッチ35が解放(非締結)される。ロックアップクラッチ35のスリップ量(トルクコンバータ3のスリップ率ETR)、すなわち、係合(ロックアップ時)と解放の間でトルクコンバータ3がスリップさせられるときの係合容量は、前面側と背面側に供給される作動油の圧力(油圧)によって決定される。
LC用のリニアソレノイドバルブ65は、図示しないソレノイドの励磁制御に応じて決定される出力圧を発生させ、LC制御バルブ63に作用させる。これにより、メインレギュレータバルブ61から供給されるライン圧PLの作動油は、LC制御バルブ63においてロックアップ制御に必要な圧に調圧される。これにより、ロックアップクラッチ35の係合容量(滑り量)は、リニアソレノイドバルブ65のソレノイドの励磁・非励磁によって調整(制御)される。
なお、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するときは(すなわち、ロックアップ制御をOFFするときには)、リニアソレノイドバルブ65の指令値を0にして、LC制御バルブ63を閉止するとともに、LCシフトバルブの開閉を切り替えるためのオン・オフソレノイドをOFFにしている。
次に、図4のタイミングチャートを用いて、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除する動作を説明する。図4は、本実施形態のロックアップクラッチの解除の動作を示すタイミングチャートである。図4では、ABSのフェール時に車両を急減速させた場合の各フラグおよび各回転数を概念的に示す。
アクセルペダル開度APATがT1のタイミングで全閉になると、フューエルカット制御手段41によりエンジン1に対してフューエルカットが実施され、FC実施フラグがONになる。これに伴い、油圧制御装置6では、LC制御バルブ63によりロックアップ制御油圧がP1からP2(<P1)に設定される。
その後、T2のタイミングで運転者がブレーキペダルを踏み込むと、ブレーキフラグF_BKSWがONされ、クランクシャフト11の回転数Neおよびメインシャフト21の回転数Niが徐々に低減される。
ここで、T3のタイミング以降、クランクシャフト11の回転数Neとメインシャフト21の回転数Niとの差が徐々に大きくなり、トルクコンバータ3のスリップ率ETRが100%から低下していく。
本例では、車両が徐々に減速しているため、上記条件(1)の車速Nvが所定の車速以下の場合の条件に基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するか否かが判定される。上記条件(1)では、メインシャフト21の回転数Niが所定の回転数以下となったとき、すなわち、T4のタイミングでロックアップ解除判定フラグ(LCOFF判定フラグ)がONされ、これに伴って、LC制御油圧がP2からP3(=0)に設定される。これにより、ロックアップクラッチ35の係合状態が解除され、車両はエンストを発生させることがない。
次に、図6および図7のフローチャートに基づいて、本実施形態の自動変速機2の制御装置(AT−ECU5)の動作を説明する。図6は、本実施形態において実行される減速時ロックアップ(減速LC)判定処理を示すフローチャートである。図7は、本実施形態において実行される減速時ロックアップクラッチ解除(減速LCOFF)判定処理を示すフローチャートである。
まず、減速LC判定処理について説明する。AT−ECU5は、アクセルペダル開度センサ105により検出されるアクセルペダル開度APATのデータをFI−ECU4を介して取得し、このアクセルペダル開度APATが全閉であるか否かを判断する(ステップS101)。アクセルペダル開度APATが全閉ではないと判断した場合には、AT−ECU5は、減速時のロックアップ制御を実施せず(ステップS107)、そのままこの減速LC判定処理を終了する。
アクセルペダル開度APATが全閉であると判断した場合には、AT−ECU5は、続いて、FI−ECU4のフューエルカット制御手段41からの信号に基づいて、現在フューエルカットを実施中であるか否かを判断する(ステップS102)。フューエルカットを実施していないと判断した場合には、AT−ECU5は、減速時のロックアップ制御を実施せず(ステップS107)、そのままこの減速LC判定処理を終了する。
フューエルカットが実施中であると判断した場合には、AT−ECU5は、続いて、車両の車速Nvが所定車速(第1の車速)以上であるか否かを判断する(ステップS103)。車速Nvが第1の車速より遅い(小さい)と判断した場合には、AT−ECU5は、減速時のロックアップ制御を実施せず(ステップS107)、そのままこの減速LC判定処理を終了する。
車速Nvが第1の車速以上であると判断した場合には、AT−ECU5は、続いて、エンジン1(クランクシャフト11)の回転数Neが所定のエンジン回転数以上であるか否かを判断する(ステップS104)。エンジン1の回転数Neが所定のエンジン回転数より低い(小さい)と判断した場合には、AT−ECU5は、減速時のロックアップ制御を実施せず(ステップS107)、そのままこの減速LC判定処理を終了する。
エンジン1の回転数Neが所定のエンジン回転数以上であると判断した場合には、AT−ECU5は、減速時のロックアップ制御を実施し(ステップS105)、後述する減速LCOFF判定処理を実行して(ステップS106)、この減速LC判定処理を終了する。
減速LCOFF判定処理では、AT−ECU5は、まず、AT−ECU5の制御により自動変速機2でいずれの変速段が設定されているか、エアコンのON/OFF状態はいずれであるか、ABSがフェール状態であるか否かの情報を取得する。そして、AT−ECU5は、これらの情報に基づいて、後段でロックアップクラッチ35の係合状態を解除するか否かを判断するために、図5に示す各テーブルから、車速、メインシャフト回転数、およびトルクコンバータ3のスリップ率の各閾値を検索する(ステップS201)。
次いで、AT−ECU5は、車速Nvが閾値(第2の車速<第1の車速)以下であるか否かを判断する(ステップS202)。車速Nvが第2の車速以下であると判断した場合には、AT−ECU5は、続いて、メインシャフト21の回転数Niが閾値以下であるか否かを判断する(ステップS203)。メインシャフト21の回転数Niが閾値より大きい場合には、まだロックアップクラッチ35の係合状態を解除する必要はないので、このままこの減速LCOFF判定処理を終了する。
一方、メインシャフト21の回転数Niが閾値以下であると判断した場合には、AT−ECU5は、ロックアップクラッチ35の係合解除指令を自動変速機2の油圧制御装置6に出力し(ステップS204)、この減速LCOFF判定処理を終了する。
ステップS202において、車速Nvが第2の車速より速い(大きい)と判断した場合には、AT−ECU5は、続いて、トルクコンバータ3のスリップ率が閾値以下であるか否かを判断する(ステップS205)。スリップ率が閾値より大きいと判断した場合には、まだロックアップクラッチ35の係合状態を解除する必要はないので、このままこの減速LCOFF判定処理を終了する。一方、スリップ率が閾値以下であると判断した場合には、AT−ECU5は、ロックアップクラッチ35の係合解除指令を自動変速機2の油圧制御装置6に出力し(ステップS204)、この減速LCOFF判定処理を終了する。
なお、ロックアップクラッチ35の係合解除指令を受けた油圧制御装置6は、上述のように、リニアソレノイドバルブ65の指令値を0にして、LC制御バルブ63を閉止するとともに、LCシフトバルブの開閉を切り替えるためのオン・オフソレノイドをOFFにして、LCシフトバルブ64を閉止し、これにより、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除する。
以上説明したように、本発明の自動変速機の制御装置は、エンジン1のクランクシャフト(出力軸)11と自動変速機2のメインシャフト(入力軸)21とを連結可能なロックアップクラッチ35を有するトルクコンバータ3を備えた自動変速機2の制御装置(AT−ECU5およびFI−ECU4)において、車両の運転状態に応じてロックアップクラッチ35を制御するロックアップクラッチ制御手段51と、エンジン1のクランクシャフト11の回転数Neを検出するクランクシャフト回転数センサ101と、自動変速機2のメインシャフト21の回転数Niを検出するメインシャフト回転数センサ102と、エンジン1のクランクシャフト11の回転数Neと自動変速機2のメインシャフト21の回転数Niとに基づいて、トルクコンバータ3のスリップ率ETRを算出するスリップ率算出手段52と、車両の車速(走行速度)Nvを検出する車速センサ104と、車速Nvが所定の車速(第2の車速)以下になったか否かを判定する車速判定手段53と、車両の減速中にエンジン1への燃料供給を遮断するフューエルカット(FC)を実行するようにエンジン1を制御するフューエルカット制御手段41と、フューエルカット制御手段41によりフューエルカットが実行され、かつ、ロックアップクラッチ35が係合状態および半係合状態のうちのいずれかの状態のときに、車速判定手段53による判定結果と、スリップ率算出手段52により算出されたスリップ率ETRおよびメインシャフト回転数センサ102により検出されたメインシャフト21の回転数Niのいずれかとに基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態または半係合状態を解除する係合解除手段54とを備えることとした。本発明の自動変速機2の制御装置はこのように構成したことので、従来のような減速度やブレーキ作動油圧などの間接的なパラメータではなく、トルクコンバータ3のスリップ率ETRやメインシャフト21の回転数Niなどのトルクコンバータ3のロックアップ制御に直接的なパラメータを用いて、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除すべきか否かを迅速かつ安定的に判断することができ、これにより、急減速に対する車両のエンストタフネスを向上させることができる。また、本実施形態の自動変速機の制御装置では、車速Nvが所定の車速(第2車速)以下であるか否かにより、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するためのパラメータを切り替えているので、より的確にロックアップクラッチ35の係合状態を解除することができる。
本発明の自動変速機の制御装置では、係合解除手段54は、車速判定手段53により車速Nvが所定の車速(第2車速)より速いと判定された場合には、スリップ率算出手段52により算出されたスリップ率ETRが所定のスリップ率以下になったことに基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態または半係合状態を解除し、車速判定手段53により車速Nvが所定の車速以下になったと判定された場合には、自動変速機2のメインシャフト21の回転数Niが所定の回転数以下になったことに基づいて、ロックアップクラッチ35の係合状態または半係合状態を解除すればよい。これにより、車速Nvが所定の車速(第2車速)以下であるか否かにより、ロックアップクラッチ35の係合状態を解除するためのパラメータを切り替えているので、車両の減速時にはより的確にロックアップクラッチ35の係合状態を解除することができる。
本発明の自動変速機の制御装置では、自動変速機の変速段、車両に搭載されるエアコンのON/OFF状態、およびアンチロックブレーキシステムのフェール状態の少なくとも一つに基づいて、所定の車速、所定の回転数、および所定のスリップ率の設定値が変更されてもよい。これにより、ロックアップクラッチ35の係合状態解除の応答性に対して車両のエンストが発生しない自動変速機2のメインシャフト21の回転数Niまでフューエルカットの実行を継続することができるので、車両の燃料経済性をさらに向上させることができる。
以上、本発明の自動変速機の制御装置の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明したが、本発明は、これらの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書および図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書および図面に記載のない形状・構造・機能を有するものであっても、本発明の作用・効果を奏する以上、本発明の技術的思想の範囲内である。すなわち、自動変速機の制御装置を構成するAT−ECU5や、自動変速機2、油圧制御装置6などの各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
1 エンジン
11 クランクシャフト
2 自動変速機
21 メインシャフト
22 カウンタシャフト
3 トルクコンバータ
35 ロックアップクラッチ
4 FI−ECU
41 フューエルカット制御手段
5 AT−ECU
51 ロックアップクラッチ制御手段
52 スリップ率算出手段
53 車速判定手段
54 係合解除手段
6 油圧制御装置
61 メインレギュレータバルブ
62 TCレギュレータバルブ
63 LC制御バルブ
101 クランクシャフト回転数センサ
102 メインシャフト回転数センサ
103 カウンタシャフト回転数センサ
104 車速センサ
105 アクセルペダル開度センサ

Claims (2)

  1. エンジンの出力軸と自動変速機の入力軸とを連結可能なロックアップクラッチを有するトルクコンバータを備えた自動変速機の制御装置において、
    車両の運転状態に応じて前記ロックアップクラッチを制御するロックアップクラッチ制御手段と、
    前記エンジンの出力軸の回転数を検出するための出力軸回転数検出手段と、
    前記自動変速機の入力軸の回転数を検出するための入力軸回転数検出手段と、
    前記エンジンの出力軸の回転数と前記自動変速機の入力軸の回転数とに基づいて、前記トルクコンバータのスリップ率を算出するスリップ率算出手段と、
    前記車両の走行速度を検出するための車速検出手段と、
    前記車速が所定の車速以下になったか否かを判定する車速判定手段と、
    前記車両の減速中に前記エンジンへの燃料供給を遮断するフューエルカットを実行するように前記エンジンを制御するフューエルカット制御手段と、
    前記フューエルカット制御手段により前記フューエルカットが実行され、かつ、前記ロックアップクラッチが係合状態および半係合状態のうちのいずれかの状態のときに、前記車速判定手段による判定結果と、前記スリップ率算出手段により算出されたトルクコンバータのスリップ率および前記入力軸回転数検出手段により検出された自動変速機の入力軸の回転数のいずれかとに基づいて、前記ロックアップクラッチの係合状態または半係合状態を解除する係合解除手段であって、前記車速判定手段により前記車速が前記所定の車速より速いと判定された場合には、前記スリップ率算出手段により算出されたスリップ率が所定の閾値以下になったことに基づいて、前記ロックアップクラッチの係合状態または半係合状態を解除し、前記車速判定手段により前記車速が前記所定の車速以下であると判定された場合には、前記自動変速機の入力軸の回転数が所定の回転数以下になったことに基づいて、前記ロックアップクラッチの係合状態または半係合状態を解除することを特徴とする前記係合解除手段
    を備えることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記自動変速機の変速段、前記車両に搭載されるエアコンのON/OFF状態、およびアンチロックブレーキシステムのフェール状態の少なくとも一つに基づいて、前記所定の車速、前記所定の回転数、および前記所定のスリップ率の設定値が変更されることを特徴とする請求項に記載の自動変速機の制御装置。
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