JP5059961B1 - コンクリート補強網の仮止め具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンクリート用型枠にコンクリート補強網を固定する仮止め具10は、コンクリート補強枠を押さえつける傘状頭部12とコンクリート用型枠1に打ち込み固定される脚部11の間に切り取り容易な切り取り部13を備えているので、脚部11を傘状頭部12から確実に切り離すことができる。傘状頭部12は放射状に張り出した複数本の梁12bと、これらの先端を結ぶ状態に形成した多角形の枠12cとを備えているので、傘状頭部12によって押し付けられている部分にコンクリートが充填されない空隙ができてしまうことがない。
【選択図】図2
Description
前記コンクリート用型枠の表面に沿って配置された前記コンクリート補強網の網目を通して前記コンクリート用型枠に打ち込み可能な脚部と、
前記脚部が前記コンクリート用型枠に対して設定打込量だけ打ち込まれると、前記補強網を前記コンクリート用型枠の表面に押し付け可能な頭部と、
前記コンクリートに埋設される前記頭部から、前記コンクリート用型枠に打ち込まれる前記脚部を切り取るために、前記頭部と前記脚部の間に形成されている切り取り部とを有していることを特徴としている。
まず、図1を参照して本発明を適用した仮止め具の使用方法を説明する。図1の工程ST1に示すように、コンクリート打設箇所に、木製コンクリートパネルなどのコンクリート用型枠1が配置される(型枠工事)。この型枠工事においては、コンクリート用型枠1の内側の表面2に沿ってコンクリート補強網3が配置され、仮止め具10によって移動しないように固定される。
図2は仮止め具10を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は縦断面図、(e)は切り取り部の拡大部分側面図である。本例の仮止め具10は樹脂の成形品、例えばPA樹脂やABS樹脂の成形品である。仮止め具10の脚部11は僅かに先細りの円柱状のものであり、その上端11aに同軸状態に円形断面の切り取り部13が繋がっている。
図3は仮止め具10の第2の例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は縦断面図、(e)は切り取り部13の拡大部分側面図、(f)は補強用カラーの正面図、(g)は補強用カラーの平面図である。
上記の仮止め具10、10Aの切り取り部13、13Aは、当該切り取り部13、13Aに対して中心軸線10aの両側に隣接している脚部11の上端11a(脚部隣接部分)および傘状頭部12の下端(頭部隣接部分)に比べて、断面積が小さい括れ部分となっている。この代わりに、図4(a)、(b)に示すように、切り取り部13、13Aを脚部11の上端11aと同一断面の円筒部とし、ここに、スリット16を形成して、当該部分の断面積を脚部11の上端11aおよび傘状頭部12の中心軸12aに比べて小さくした切り取り部13Bとすることもできる。また、図4(c)に示すように、例えば円形断面の切り取り部形成予定部分13Cを形成しておき、後加工(機械加工)によって当該部分の一部を切り欠くことにより、切り取り部13Dを形成することも可能である。あるいは、当該部分にスリットを後加工によって付けて切り取り部とすることも可能である。
2 表面
3 コンクリート補強網
3a 網本体
3b 粒状物
5 隙間
6 コンクリート
6a コンクリート表面
10、10A 仮止め具
10a 中心軸線
11 脚部
11a 上端
12 傘状頭部
12a 中心軸
12b 梁
12c 枠
13、13A、13B、13D 切り取り部
13C 切り取り部形成予定部分
13E 嵌め込み部分
13a 円錐台部分
13b 上端
13c 円柱部分
13d 上端
13e 繋ぎ部分
13f 円柱部分
15 補強用カラー
15a 円筒
15b すり割り
16 スリット
Claims (8)
- コンクリート補強網がコンクリート表皮部分に埋設された構造のコンクリートを打設するに当たって、コンクリート用型枠の表面に沿って前記コンクリート補強網を仮止めするために用いる仮止め具であって、
前記コンクリート用型枠の表面に沿って配置された前記コンクリート補強網の網目を通して前記コンクリート用型枠に打ち込み可能な脚部と、
前記脚部が前記コンクリート用型枠に対して設定打込量だけ打ち込まれると、前記補強網を前記コンクリート用型枠の表面に押し付け可能な頭部と、
前記コンクリートに埋設される前記頭部から、前記コンクリート用型枠に打ち込まれる前記脚部を切り取るために、前記頭部と前記脚部の間に形成されている切り取り部とを有しており、
前記切り取り部は、前記設定打込量だけ打ち込まれた前記脚部を前記コンクリート用型枠から引き抜くために必要な引抜力よりも小さな力で切断可能であり、かつ、前記コンクリート用型枠の脱型時において前記頭部を前記コンクリートから引き抜くために必要な引抜力よりも小さな力で切断可能であることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。 - 請求項1において、
前記切り取り部は、当該切り取り部に対して前記脚部の軸線方向の両側に隣接している脚部隣接部分および頭部隣接部分に比べて、断面積が小さい括れ部分によって規定されていることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。 - 請求項1または2において、
前記切り取り部にはスリットが形成されて、当該切り取り部に対して前記脚部の軸線方向の両側に隣接している脚部隣接部分および頭部隣接部分に比べて、断面積が小さくなっていることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。 - 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
前記切り取り部は、前記脚部に比べて、あるいは、前記脚部および前記頭部の双方に比べて、引張強度の低い材料から形成されていることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。 - 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
前記切り取り部は、前記脚部および前記頭部のうちの一方が他方に嵌め込み固定されている嵌め込み部分であることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。 - 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
前記切り取り部は、前記頭部を材齢1日〜3日の前記コンクリートから引き抜くために必要な引抜力よりも小さな力で切断可能であることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。 - 請求項1ないし6のうちのいずれかの項において、
前記頭部は、中心軸と、この中心軸から放射状に延びる複数本の梁と、前記梁のそれぞれの間に架け渡された状態に形成した円形あるいは多角形の連結枠とを備えており、前記連結枠は前記コンクリート補強網を前記コンクリート用型枠表面に押し付け可能であることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。 - 請求項1ないし7のうちのいずれかの項において、
前記切り取り部には、着脱可能な状態で、当該切り取り部の折れを防止するための補強用カラーが取り付けられていることを特徴とするコンクリート補強網の仮止め具。
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