JP3153801U - Pコーンの目詰まり防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート型枠へのコンクリート打ち込み時に、型枠パネルに面するPコーンの筒穴にノロが流入しないようにするPコーンの目詰まり防止構造を提供する。【解決手段】Pコーン2の筒穴2cの開口部分を塞ぐように、クッション性を有する栓体6が取り付けられていることにより、工具嵌合部23が形成されている筒穴2cの内部へのノロ浸入を阻止する。【選択図】図2

Description

本考案は、コンクリート型枠に設けられるPコーンの目詰まり防止構造に関する。
従来、コンクリート型枠は、図4に示されるように、対向配置される型枠パネル1を、円錐台筒形状に形成されるPコーン2及び棒形状のセパレータ3を介して連結固定して、一定のパネル間隔を保持するように構築される。具体的には、セパレータ3の両端に形成された雄ネジ部3aに対して、Pコーン2の小径部2b側に設けられる雌ネジ部22を締結させることにより、セパレータ3の両端にPコーン2を取り付ける。また、各型枠パネル1に貫通形成される挿通孔1aに対して、Pコーン2の大径部2a側に設けられて筒軸方向に延びる雄ネジ部21をパネル内側から挿通させ、パネル外側に突出した雄ネジ部21に型枠締結具4を締結させることにより、対向する型枠パネル1間の距離を一定に保持する。型枠締結具4は、コンクリート型枠の外側面に沿って組み上げられているパイプ(図示なし)を型枠パネル1側へ押圧することにより、型枠形状を保持する。
上記のように構築されたコンクリート型枠内にコンクリートが打ち込まれ、一定の養生期間経過後、コンクリート型枠を取り外すことにより、コンクリート躯体が形成される。コンクリート型枠の解体作業に際しては、まず、型枠締結具4が緩められて、型枠パネル1を押圧していたパイプとともに取り外され、次に型枠パネル1が取り外される。さらに、Pコーン2の大径部2a側に形成されるテーパ状の筒穴2c内で雄ネジ部21の根元に形成されている外形断面六角形の工具嵌合部23に、ボックスレンチ等の工具(図示なし)を嵌合させて雌ネジ部22を回転させることにより、雌ネジ部22がセパレータ4の雄ネジ部3aから離脱させられ、それとともにPコーン2がコンクリート躯体より抜き取られる。最後に、Pコーン2が抜き取られた跡が詰め物を接着等されることにより塞がれる。
実開平7-1191号公報
ところで、最近、コンクリート躯体の強度向上策として、ポリアミド等の高強度合成繊維を網目状に形成してなる補強ネットを、躯体の表層部分に一体的に埋め込んだ状態で固化させる工法が採用されている。この工法を採用する場合、型枠パネル1の内面に沿うように補強ネット5をセットした状態でコンクリートを打ち込むが、図5に示されるように、型枠パネル1とPコーン2の間に補強ネット5が挟み込まれるため、そこに生じる僅かな隙間から、筒穴2cにノロが流れ込んでPコーン2に目詰まりを生じさせることがある。目詰まりしたノロによって、型枠解体時に工具嵌合部23に工具を嵌合させることができなくなり、Pコーン2を簡単に取り外せなくなることがある。
かかる場合、筒穴2c内にタガネを当ててハンマーで叩くことにより固まったノロを除去したり、雄ネジ部21をペンチ等の工具で掴んでPコーン2を回転させたりすることになるが、こういった作業は非常に困難で長時間を要するうえ、Pコーン2が損傷して再利用できなくなるという不都合を招くことも多い。これに対して、コンクリート型枠内にセットされた補強ネット5を、Pコーン2の形状に合わせて事前にカットしておくことも考えられるが、型枠の内外には、鉄筋やパイプが組まれており、そのような作業はやはり困難であり、また、補強ネット5が型枠内で動いて、カット部とPコーン2の位置がずれてしまい、結局、補強ネット5が挟み込まれてノロの浸入を招くこともある。
なお、ここではコンクリート型枠内に補強ネット5をセットすることにより、型枠パネル1とPコーン2の間に隙間ができる場合について説明したが、これに限らず、型枠パネル1が湾曲したものである場合や僅かなズレがある場合などにも、隙間が生じて同様の不都合を招くことがある。
本考案は、斯かる実情に鑑み、コンクリート型枠へのコンクリート打ち込み時に、型枠パネルに面するPコーンの筒穴にノロが流入しないようにするPコーンの目詰まり防止構造を提供する。
本考案の請求項1は、一端が大径部(2a)で他端が小径部(2b)である略円錐台状の筒形に形成されており、前記大径部(2a)に形成される筒穴(2c)内から外部に突出するように筒軸方向に立設される雄ネジ部(21)と、前記筒穴(2c)内において該雄ネジ部(21)の根元部分に形成される工具嵌合部(23)と、前記小径部(2b)側に形成される雌ネジ部(22)と、を備えるPコーン(2)の目詰まり防止構造であって、
前記筒穴(2c)の開口部分を塞ぐように、クッション性を有する栓体(6,7,7′)が取り付けられていることにより、前記筒穴(2c)の内部へのノロ浸入を阻止することを特徴とするPコーンの目詰まり防止構造を提供する。
本考案に係るPコーンの目詰まり防止構造によれば、クッション性を有する栓体(6,7,7′)を、筒穴(2c)の開口部分に取り付けることで、筒穴(2c)が閉鎖され、内部へのノロ浸入が阻止される。その結果、型枠の解体工事に要する時間が長くなり、あるいは、Pコーンが再利用できなくなる原因であるPコーンの目詰まりが確実に防止される。
本実施形態に係るPコーンと取り付けられる栓体を示す斜視図(a)及び栓体の裏面を示す図(b) 本実施形態に係るPコーンの目詰まり防止構造を示す断面図。 変形例を示す斜視図。 従来のコンクリート型枠構造を示す断面図。 従来のコンクリート型枠構造における問題点を示す斜視図。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、上記従来のコンクリート型枠構造と同一構造の部位は、同一符号を使用し、詳しい説明を省略する。
(Pコーンの目詰まり防止構造)
本実施形態に係るPコーンの目詰まり防止構造は、上記従来のコンクリート型枠構造に対して、Pコーン2に栓体6(図1)を付加する点のみが相違する。具体的には、図1(a)に示されるように、Pコーン2の大径部2aに形成される筒穴2cの開口部分にクッション性を有する栓体6を取り付けてなり、栓体6は、雄ネジ部21に対応する部分を除く大径部2aの全体を覆うことにより、筒穴2cの開口部分を閉鎖するとともに、Pコーン2が取り付けられる型枠パネル1と、大径部2aの外周部との間に生じる隙間を詰めて、Pコーン2の大径部2に設けられる筒穴2aに対するノロの浸入を阻止する。
(栓体6)
栓体6は、図1(a)に示されるように、Pコーン2の大径部2aの外径と略同寸法の外径を有する円板体に、雄ネジ部21の外径と略同径で雄ネジ部21を挿通可能な貫通孔6aを形成してなるリング形状体であって、弾力性及び柔軟性を備えるポリウレタンフォーム等の素材で形成されている。また、栓体6は、型枠パネル1とPコーン2の間に挟み込まれる補強ネット5の厚みに比べて十分大きな厚みを有している。さらに栓体6は、図1(b)に示されるように、その裏面において、Pコーン2との接触部分に対応するリング状の外周部分に、接着剤を備える接着面6bが形成されている。なお、接着面6bは、Pコーン2への取り付け時に剥がされる剥離紙(図示なし)で覆われている。
上記のとおりであるから、栓体6は、図2に示されるように、コンクリート型枠の組立状態において、補強ネット5による凹凸を吸収するように撓んで、型枠パネル1とPコーン2の隙間を閉鎖する。これにより、型枠パネル1とPコーン2の隙間からノロが浸入することが確実に防止される。Pコーン2が型枠パネル1に対して傾いた状態で当接されるような場合には、栓体6の撓み量を十分確保できない部分が生じ、栓体6と型枠パネル1の間にノロが浸みてくることもあり得るが、栓体6は、雄ネジ部21部分を除く筒穴2cの開口全体を覆うように取り付けられているため、筒穴2c内にまでノロが浸入することはない。なお、Pコーン2と栓体6の隙間は、接着面6bによって接着されているため、こちらの隙間からノロが浸入する心配はない。上述した補強ネット5は、型枠パネル1を取り外した後にニッパ等で容易にカットすることができ、栓体6を捲り取ることで筒穴2c内の工具嵌合部23に工具を嵌合させることができる。
(上記実施形態の変形例)
上記実施形態では、栓体6における接着面6bをPコーン2との接触部分に対応する部分のみに設けたが、栓体6を製造し易くするため、裏面全体に設けることとしても良いしあるいは、接着面を設けずに、Pコーン2へのセット作業時に接着剤を塗布するようにしても良い。または、接着剤を完全に廃止する代わりに、貫通孔6aの内径を雄ネジ部21の外径よりも小さめに設定する等して、栓体6で雄ネジ部21を保持させるようにしても良い。
上記実施形態では、栓体6を、Pコーンの大径部2aと略同径に形成し、大径部2a全体を覆うように取り付けることとしたが、これに代えて、図3(a)に示されるように、筒穴2cの内径に合わせて形成した栓体7を、筒穴2cに挿入するように取り付けて、筒穴2cを閉鎖することにより、筒穴2aに対するノロの浸入を阻止することとしてもよい。栓体7は、筒穴2cの最大内径寸法と略同寸法の外径を有する円柱体に、雄ネジ部21の外径と略同径で雄ネジ部21を挿通可能な貫通孔7aを形成してなる、クッション性を有する筒形状体であって、栓体6と同様に弾力性及び柔軟性を備えるポリウレタンフォーム等の素材で形成されている。上記栓体7は、栓体6のような接着面は備えていないが、筒穴2cがテーパ状に形成されているので、穴の奥では内径が絞られているために圧縮されて、その反発力で容易に抜けることはない。
上記栓体7は、筒穴2cの形状に対応する円柱形状としたが、図3(b)に示されるように、クッション性を有する平板体にカットされたポリウレタンフォームを栓体7′として採用し、これを円筒状に丸めるようにしても筒穴2cに押し込むようにしても良く、その他、筒穴2cを閉鎖して内部へのノロ浸入を防止できるものであれば、他の異なる形状のものを採用しても良い。また、上記栓体6、7、7′は、ポリウレタンフォームで形成されているとしたが、これ以外のクッション材を採用しても良く、ゴムスポンジ、ポリエチレンフォーム、ポリ塩化ビニールフォームその他のスポンジ材を用いても良い。その他、本考案は、上記実施形態に限定されることなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。

Claims (1)

  1. 一端が大径部(2a)で他端が小径部(2b)である略円錐台状の筒形に形成されており、前記大径部(2a)に形成される筒穴(2c)内から外部に突出するように筒軸方向に立設される雄ネジ部(21)と、前記筒穴(2c)内において該雄ネジ部(21)の根元部分に形成される工具嵌合部(23)と、前記小径部(2b)側に形成される雌ネジ部(22)と、を備えるPコーン(2)の目詰まり防止構造であって、
    前記筒穴(2c)の開口部分を塞ぐように、クッション性を有する栓体(6,7,7′)が取り付けられていることにより、前記筒穴(2c)の内部へのノロ浸入を阻止することを特徴とするPコーンの目詰まり防止構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013064242A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Mamiya Op Co Ltd コンクリート補強網の仮止め具
JP2016176234A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 大成建設株式会社 コンクリート型枠への樹脂シート取り付け構造

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