JP5058987B2 - 植物エイド、集水シート、および、集水方法 - Google Patents

植物エイド、集水シート、および、集水方法 Download PDF

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Description

本発明は、若い植物を保護するための植物エイドに関する。この植物エイドは、その中に置くことができる若い植物の側方を少なくとも部分的に取り囲むチューブを含む。
背景の背景および発明の概要
このような植物エイドは、例えば、植林中に若い植物を保護するための国際特許出願WO0000015から既知である。
若い植物を植えた後、多くの場合、水分不足による損失が生じる。これは、例えば、若い植物には、下層土から水分を吸収可能な根構造がほとんど又は全くなく、それと同時に植物が蒸発によって水分を失ってしまうためである。さらに、植林を行うための穴を掘ると、土壌の毛管作用(毛管現象、毛細管作用、capillary action)が破壊されるために土から上方への水の輸送が行われない。もちろん、若い植物を植えた後にこの植物が枯れた場合には、枯れた植物を取り除き、新たな植物を植えるという余分な作業が生じる。
本発明の目的は、本明細書の冒頭に記載した植物エイドを提供することにより、上述の欠点をなくすと同時に利点を維持することである。詳細には、本発明の目的は、植物エイドを提供して、水分不足により若い植物が失われることがないようにすることである。上記目的のため、植物エイドは、大気中に存在する水分を集めるための集水シートをさらに備え、前記集水シートは、受け取り面と、前記受け取り面の下縁と隣接する収集面と、を有する集水面を含み、前記受け取り面は重力方向に対して第1角度を作動的になし、前記収集面は、重力方向に対して第2角度を作動的になし、前記第1角度は前記第2角度よりも小さい。
集水シートを使用することによって、雨、あられ(ひょう)および/または雪ばかりでなく、大気中に存在する水蒸気等の水分を比較的簡単に集めることができる。次いで、集めた水分を使用して植物の水不足を補う。
集水シートは植物エイドのチューブよりも大きく側方に延びることができるため、水分を受け取るための有効表面が増大する。この結果、若い植物に対して、チューブの内部空間よりも多くの水を利用することができるようになる。これは、降水(降雨)を集めることができるためである。
集水シートは、集水面の受け取り面および収集面によって、大気中に存在する水分を集める。水分は、重力の作用により、集水面の下部分に流れる。あられ(ひょう)および/または雪等の凍結した水分もまた、このような方法で、集水面の下部分に流れる。
さらに、本発明による集水シートは、大気中に気体の状態で存在する水分、すなわち水蒸気を集めるように構成されている。集水面の温度が露点以下であり且つ空気の湿度が十分に高いといった適当な環境条件では、水蒸気が集水面の受け取り面上で凝縮する。水蒸気は、水滴の形態で受け取り面に付着する。水滴は、重力の作用により、受け取り面の下縁で収集面に到達するまで、受け取り面に沿って下方に摺動する。水滴は、凝縮した水滴が互いにくっつき合うため、滑り落ちながら大きくなっていく。収集面に到達したとき、比較的大きな水滴が集水面の下部分まで摺動する。第1角度が第2角度よりも小さいため、受け取り面の傾斜に沿った重力の成分は、収集面の傾斜に沿った重力の成分よりも大きい。この結果、重力は、凝縮した水滴と受け取り面との間の付着力に比較的容易に打ち勝ち、そのため、水滴が下方に移動する。さらに、重力は、傾斜が比較的小さいにも関わらず、比較的大きな水滴と収集面との間の付着力に比較的容易に打ち勝つ。これは、水滴の容積が比較的大きいため、重力に関する付着力の大きさの比が低下するためである。かくして、本発明による集水シートの構造により、凝縮した小さな水滴を集水シートの下部分で互いに集合させることができる。このように、比較的多くの水分を大気中から集めることができるため、比較的多くの水分を若い植物に供給して水分の不足を補うことができ、若い植物の損失が減少する。大気中に存在する水分の収集にあたり、使用中に外部エネルギを消費することのない、可動部品のない受動的構造しか用いられていない。
さらに、重力方向に関する角度が比較的小さい受け取り面を使用すると、水滴を凝縮するための有効表面が比較的大きくなる。これにより、収集される水分の量が多くなる。
さらに大気から凝縮により水を集めることにより、比較的乾燥した及び/又は岩の多い地域でも栽培を行うことができる。利用可能な水分量が多く、下層土内のセグメントを真水で形成することができるため、塩水または汽水を含む土でも栽培に適するようになる。さらに、生物体が、本発明による植物エイドによって、既知の植物エイドの場合よりも良好に保護され且つ守られるため、植物および樹木を早期の段階で植えることができる。もちろん、これには、若い植物を得るのに要する費用が比較的少ないという利点がある。さらに、輸送費用も低い。水が常に供給されるため、植え込むための穴を掘らなくても、若い植物を土に植えることができる。かくして、土の毛管作用が損なわれず、岩が多い土でも栽培を行うことができる。
若い植物というのは、栽培された植物や若い木または低木等の早期の段階の若い植物ばかりでなく、発芽したばかりの植物、種子または胞子も含まれる、ということが理解されよう。
さらに、チューブが、若い植物の側方を少なくとも部分的に取り囲むということに着目されたい。もちろん、チューブが植物を完全に取り囲むように、チューブ全体が閉じているようにチューブを設計することもできる。しかしながら、例えば植物エイドを下層土に対して位置決めした後にチューブ内へ発芽材料を提供するため、開口部や亀裂隙間を残すこともできる。好ましくは、若い植物は、チューブによって、根構造または形成されるべき根構造が部分的に取り囲まれるように設けられる。この場合、茎、柄、枝および/または葉は、チューブの上縁部の実質的に上方に残され、このため、十分な量の空気が植物に対して流れ込むようになる。もちろん、若い植物を異なる態様で位置決めしてもよく、例えば、葉の少なくとも一部をチューブの上縁部の下に残し、これにより、若い植物が機械的に良好に保護されるようにしてもよい。
さらに、集水面の受け取り面および収集面の数は自由に選択することができるが、一つに限定されないということに着目されたい。かくして、集水面は、例えば10個乃至20個の受け取り面および収集面を有していてもよい。これ以外の数、例えば100個設けることも可能である。さらに、一つ又は多数の集水シートを使用してもよい。
かくして、本発明による植物エイドは、外部からの物理的影響から保護するのに役立つばかりでなく、植物を支持し若い植物の成長を刺激するのにも役立つ。
好ましくは、受け取り面が重力方向に対して形成する角度、すなわち第1角度は、略45°よりも小さく、さらに好ましくは略30°よりも小さく、これにより、凝縮した水滴が比較的容易に下方に移動するようになる。
収集面が重力方向に対して形成する角度、すなわち第2角度は、約45°よりも大きく、さらに好ましくは約60°よりも大きく、これにより集水シートの幅が一定である場合でも、若い植物は、比較的多くの昼の光および/または太陽光および/または通気を確保することができる。もちろん、受け取り面および/または収集面は、例えばそれぞれ60°および70°のように、重力に関して異なる角度で配向されてもよい。
受け取り面および/または収集面は、実質的に平らな設計であってもよい。しかしながら、受け取り面および/または収集面が、湾曲した形状を有するようにしてもよい。かくして、受け取り面および収集面は、屈曲部なしに互いに接合されていてもよい。本願の構造において、「表面がなす(形成する)角度」は、「表面の少なくとも一つのセグメント(区分、部分)の接線がなす(形成する)角度」を意味するものと理解される。
有利な方法では、収集面はチャンネル形状部(チャンネル形材、channel section)で形成されており、そのため、水滴を集水シートの下部分まで特定的に誘導(案内)することができる。もちろん、平らな形材または僅かに湾曲した形材等の他の形材もまた可能である。好ましくは、チャンネル形状部の断面のベースの最小幅は、約5mmであり、これにより、下方への摺動中にチャンネル形状部の側壁から水滴に及ぼされる付着力を比較的小さくすることができる。ベースの幅は、予想される水滴の大きさに応じて、例えば、略5mm以上略15mm以下である。水滴の大きさは、水滴によって覆われる受け取り面および収集面の最大の距離に基づいて概算され得る。もちろん、ベースは他の寸法であってもよく、例えば約20mmであってもよい。
集水面を実質的に漏斗状に設計することにより、集められた水分が植物に役立つように、集められた水分をチューブの内側に容易に誘導(案内)することができる。さらに、若い植物は、比較的多くの昼の光および/または太陽光および/または通気を得ることができ、これにより、真菌の成長が阻止され、同化プロセスおよび/または通気プロセスに対する影響を最小にすることができる。しかしながら、集水面の設計を変えることができ、例えば下側に最大直径を持つ切頭円錐体として設計されていてもよい。その場合、集められた水分は縁部に集められる。
好ましくは、集水面は、実質的に上方に向けて作動的に突出する突出構造部を含み、この場合、突出構造部の表面が少なくとも部分的に受け取り面を形成する。かくして、集水シートの側方延長部に関して比較的多くの受け取り面を形成することができ、これにより、集められる水分の量が、シートの一定の横方向寸法に関して増大する。突出構造部は、例えば、ボール、四角錐および/またはリブ形材を含む。
好ましくは、植物エイドは、利用可能な水分を調節することができるように、集められた水分を蓄えるためのリザーバを含む。かくして、短時間で集められた水分量を、植物に、長期に亘って供給することができる。集められた水分が全てリザーバ内に案内されるようにしてもよい。しかしながら、リザーバ内に一部しか蓄えず、集められた水分の他の部分を植物に直接案内(誘導)してもよい。
リザーバを実質的に集水シートの下に設けることによって、集められた水の温度を比較的低温に保持することができる。これにより、望ましからぬ蒸発が阻止されるようになる。これに加え、例えば旋風の発生中に容易には倒れない比較的安定した構造が提供される。若い植物は、かくして、外部からの作用から良好に保護される。
リザーバ内に存在する水分をその下方の下層土に供給するための少なくとも一つの灌水点をリザーバに設けることにより、水分をリザーバから計量分配態様で供給することができ、これにより、若い植物に水分が規則的に提供されるようになる。
好ましくは、集水面の上側には、付着性低減カバー層、例えばPET層および/またはテフロン層が、さらに設けられる。これにより撥水効果が得られる。かくして、水滴は集水面の下部分にさらに容易に到達することができ、これにより、集められる水分量が増大する。もちろん、カバー層の形成に、ワックスやシリコーン製品等の他の材料を使用することもできる。
さらに、集水シートの下側に断熱材を設けることによって、集水シートと周囲空気との間の熱交換が制限される。この結果、シートと周囲空気との間の温度差を、例えば温度の低い夜間の後に比較的長期に亘って維持することができる。集水シートは、周囲空気の温度が上昇した場合でも比較的低い温度を維持し、これにより、暖かい空気が低温の場所に沿って流れることにより凝縮を生じる凝縮プロセス、および、これにともなって集水プロセスが、比較的長期に亘って持続される。かくして、シートの温度は、周囲空気の温度変化に、遅延して従う。例えば暖かな日の夜半に周囲空気が冷却されたとき、集水シート上で結露が生じる。空気とシートとの間の温度差をできるだけ長く維持するため、集水シートには、比熱が高い材料が設けられていてもよい。
本発明は、さらに、集水シートに関する。
本発明は、さらに、大気中に存在する水分を集めるための方法に関する。
本発明の実施形態のこの他の利点は、従属項に記載してある。
本発明を添付図面に示す例示の実施形態を参照してさらに詳細に説明する。
発明を実施するための形態
添付図面は、本発明を概略に示すに過ぎず、専ら非限定的な例示の実施形態として提供されるものである。
図1は、本発明による植物エイド(植物援助装置、栽培エイド、栽培援助装置、plant aid)1の第1実施形態の概略側面図を示す。植物エイド1は、若い植物3の側方が完全に包囲されるように若い植物3の側方を取り囲むチューブ2を有する。チューブは上側および下側が開放しており、これにより、植物は根を下方に延ばすことができ、上方に成長することができる。若い植物3は、チューブ2内に配置された土ブロック(土壌ブロック、soil block)4内に根を延ばし、これにより、植物3の根構造4Aがチューブ2によって取り囲まれるようになる。この際、茎の下側は、集水面の下縁の高さに位置している。かくして、植物3は光の中にあり、十分な空気の流れを受けることができる。土ブロック4は、例えば土または基材等の物質でできており、チューブ壁2の開口部にクランプ状態で設けられる。物質には、任意であるが、共生細菌、動物の卵、種子、真菌、胞子、並びに/或いは、植物に栄養を与えるための有機材料および/または無機材料、いわゆるグラフト(graft)が加えられている。植物エイドを分解性の有機材料から製造する場合には、グラフトをこの材料に設けてもよい。安定性を向上するため、土ブロック4を、任意であるが、チューブ2のさらに下方に配置してもよい。
植物エイド1は、さらに、若い植物3に養分を供給するための少なくとも一つのグラフトシェル(graft shell)5を含む。グラフトシェル5は、好ましくは、チューブ2に包囲された土ブロック4内に設けられ、例えば数カ月または数年といった長期に亘る腐敗および/または細菌の作用により分解する少なくとも一つのパッケージを含む。このパッケージ内の材料は、植物3の成長を刺激し、および/または、例えば養分および/または共生細菌等の植物3の条件を改善する。分解期間が異なるパッケージを使用することによって、パッケージ内の物質を植物3に計量分配態様で提供することができ、これにより、グラフト物質を植物3に比較的長期に亘って自動的に供給することができる。グラフトシェル5の代りに、他の手段を使用して、植物に、土ブロック4内の上文中に説明した材料等に施肥を行ってもよいということは当業者には明らかであろう。
チューブ2は、下層土(心土、subsoil)7の表面6に置かれる。好ましくは、下層土7には予備処理が施されておらず、また僅かに引っ掻いてあるに過ぎず、これにより、下層土7の毛管(capillary)23は破壊されていない。これにより、下層土7内に存在する水分の不要な蒸発が生じない。さらに、これにより、壊されていない毛管によって水分が下層土から上方に常に供給され続ける。さらに、腐敗が起こり難い。さらに、以上説明した方法は、例えば下層土に穴を掘るといった労働集約的処理を少なくする。植物チューブ1が配置された後、若い植物3が下層土7に根を延ばし、毛管作用によって供給される水分23と直接的に接触するようになり、これにより、日々一定量の水分が、下層土7および植物チューブの両方から植物に直接供給される。ちなみに、下層土7に予備処理を施して、植物の根構造が下層土7内に設けられるようにすることができる。これにより、十分に存在する水分を植物3の根にうまくあてがう機会を多くすることができ、損失をさらに低くすることを期待することができる。
植物エイド1は、さらに、実質的に漏斗状の集水シート(水収集シート、water collection sheet)8を含む。この集水シート8は集水面(水収集面、water collection surface)9を備えており、この集水面9は、図2乃至図5を参照してさらに詳細に論じられるようになる受け取り面(受け面、受け入れ面、receiving surface)10および収集面(collection surface)11を含んでいる。集水面9に付着性低減カバー層が設けられていてもよいし、あるいは、集水面9が撥水性材料から形成されていてもよいし、あるいは、他の化学的および/または機械的方法で処理が施されていてもよい。これにより、表面に撥水性が付与され、水滴が表面9にくっついたままになってしまうことが防止され且つ水滴が互いに集まり合うことが促進される。
収集面11は、チューブ2内に一部だけが完全に開放しており、または、チューブ2内に全く開放しておらず、これにより、所望であれば、大気中から集められた雨水および凝縮水等の水分を若い植物3が直接利用することができる。集水シートの下方に配置されたリザーバ13に集水面9上の水分を送るための入口点として機能する開口部12が集水面9に設けられており、これにより、集められた水分を蓄えることができるようになっている。リザーバ13は下層土7の表面6に載せてあり、このため、植物エイド1の安定した配置を確保することができる。さらに、若い植物の周囲が植物エイド1によって覆われているため、若い植物3の直ぐ近くで別の植物が成長することが阻止される。これにより、若い植物3は、可能な限りの光および下層土7中の利用可能な限りの多くの養分を得ることができる。さらに、リザーバ13が設けられているために、植物3の周囲における下層土7からの水分の蒸発が制限される。図示のリザーバ13には、所定量の水分19が既に存在している。リザーバ13には、リザーバ13内の水分をその下の下層土7に供給するための一つ又はそれ以上の灌水点(注水点、灌水位置、注水位置irrigation point)が設けられている。
図示の灌水点は、滴下具(滴下部材、滴下装置、ドリッパー、dripper)として機能する中空の針14として設計されている。中空の針14を用いることにより、リザーバ13内の水分を下層土7に計量分配態様で導入することができ、これにより、真水を持続的に供給することが実現される。さらに、灌水点を含むリザーバ13により、比較的短期間に集められた比較的大量の雨水を下層土7に比較的長時間に亘って供給することができる。中空の針14は、植物エイド1の安定性をさらに高めるためのアンカーとしても機能する。もちろん、例えばリザーバ13の底部16に開口部を設けるとか、毛管作用がある糸を用いるといった、上文中に説明したのとは別の態様で灌水点を実現することも可能である。下層土7に供給される水分の流れの量は、必須ではない調節手段を用いることによって任意に設定することができる。調節手段は、例えば、透過性のあるフィルム、または、中空の針14内に設けられた膜を含むようにしてもよい。
リザーバ13は、オーバーフローパイプ(溢流パイプ、越流パイプ)とも呼ばれる流出チャンネル15を有している。この流出チャンネル15の第1端17は、リザーバ13の底部の上方に作動的に配置されており、第2端18が灌水点に連結されている。灌水点は、図示の実施例では中空の針14である。オーバーフローパイプ15を使用することによって、蓄えられた水分19内の汚れ及び/又はゴミ等の固体粒子であって、オーバーフローパイプ15の高さまでリザーバ13の底部16上に溜まった固体粒子が、灌水点を介して下層土7まで行くことはない。これにより、灌水点が塞がらないようにする。かくして、オーバーフローパイプ15は、蓄えられた水分19内に固体粒子を沈降するための簡単な構成のフィルタとして作用する。
さらに、下層土7に供給されるべき水分の流れの供給流を、必須ではない調節手段を用いて任意に設定することができる。灌水点、例えば中空の針14の開口部またはリザーバの開口部を、摺動自在のプレート26によって閉鎖する。このプレート26は、図7に示すように、ピン27として設計された駆動エレメントによって摺動方向Dに摺動することができる。灌水開口部の第1部分25Aは、プレート26によって塞がれておらず、開口部の第2部分25Bはプレートによって塞がれている。摺動により、灌水点が大きくなったり小さくなったりし、これにより、投与量が多くなったり少なくなったりする。ピン27上に較正具(目盛り、calibration)28を設けることにより、任意であるが植物チューブによって集められた水分の量に応じて、供給を調節することができる。さらに、摺動プレート26により、灌水点のいずれの閉塞をも排除することができる。開口部25Aおよび25Bが実質的に三角形形状であり、摺動プレート26が実質的に矩形であるため、摺動プレート26は剃刀のように作用する。これにより、閉塞を比較的容易に排除することができる。もちろん、プレート26および開口部25A、25Bの形状を、例えばこれらのそれぞれが三角形および矩形であるように、異なる態様で選択することができる。
計量分配の態様で水分19を下層土に供給するための別の方法を図11aに示す。この図は、リザーバの底部16に、内方に到達するプッシュエレメント(押圧要素)50が設けられていることを示す。プッシュエレメント50は持ち上げられた底部分51を含み、底部51の一つ以上の側壁52が底部16に出口開口部を形成している。
図示の実施形態では、ストリップ状のプッシュエレメント50が設けられている。ストリップ状のプッシュエレメント50は、二つの出口開口部53A、53Bを含み、トンネル状に設計されている。図示したよりも多数の又は少数のプッシュエレメント50を使用してもよく、また、プッシュエレメント50毎に一つの出口開口部53を設けてもよいし又はそれ以上の出口開口部53を設けてもよいということは明らかであろう。
所望であれば、出口開口部53をスライド54によって優れた方法で閉鎖してもよい。スライド54は、開口部53の近くで、プッシュエレメント50の側壁52の凹所55を通過する。
スライド54により、出口開口部53の面を設定することができ、これにより、リザーバから流出する水分19の流れを設定することができる。
優れた方法では、多数のプッシュエレメント50の出口開口部53は、例えばフォーク状スライド54を用いることによって、同時に管理され得る。任意であるが、スライドには較正部(目盛り、calibration)57が設けられていてもよい。
変形例では、図11Bに示すように、スライド54がトンネル状プッシュエレメント50の開口部53Aおよび53Bを通過して延びるようにしてもよい。このような変形例では、開口部を図11B1および図11B2のそれぞれに示すように、閉鎖したり開放したりするスライド54を広幅にしてもよい。
図11Cは別の実施形態を示しており、この実施形態では、複数のプッシュエレメント50が一直線上に並べられている。プッシュエレメントの各々には、図11Cの変形例に示すように、開口部53A、53Bが設けられている。この実施形態では、スライド54は、プッシュエレメント50内で開口部53A、53Bを閉鎖するようにして、一直線上に並べられた開口部53A、53Bを通過して延びている。スライド54を調節することによって、開口部53A、53Bを通して水分を放出するために多数の又は少数のプッシュエレメントを解放することができる。この変形例では、プッシュエレメント50は、例えば、半球状またはディスク形状に設計されており、プッシュエレメント50の壁52に穴55が設けられていてもよい。
図11A、図11B1、図11B2、および、図11Cに示された供給システムは、最少の追加の部品点数で実施され得るため、とりわけ有利である。詳細には、リザーバの製造中に、プッシュエレメント50を容易に設けることができ、作動用スライドを後に簡単に導入することができる。
同様に、調節手段が、例えば、透過性のあるフィルム、毛管作用がある糸、あるいは、中空の針14の通路に設けられた膜を有するようにしてもよい。摺動自在のプレート26を使用することにより、有利には、時間中に供給速度を調節することができる。
さらに、リザーバ13のチューブ22にはオーバーフロー開口部(溢流開口部、越流開口部)21が設けられており、これにより余分な水分を容易に流出させることができる。オーバーフロー開口部21は、開口部12の高さの直ぐ上に配置されている。集水シート8の下側には断熱材20が設けられている。これにより、集水面9と周囲大気との間の温度差が可能な限り長く維持され、結露プロセスおよび凝縮プロセスが促進される。断熱材の下側は、水平に設計されていてもよいし、凹状に設計されていてもよいし、凸状に設計されていてもよい。凹状形状は、リザーバ13内に蓄えられた水分の蒸発を阻止する。
さらに、植物エイド1の外側には受け穴(eye)29が設けられている。植物エイドを下層土7に固定するため、これらの受け穴29を通過する固定ピン30を設けてもよい。任意であるが、植物エイドの受け穴と係合可能なフック31がピンの様々な位置に設けられている。したがって、ピンによって、植物エイドを所望の高さに支持することができる。さらに、図8に示すように、傾斜した下層土7上に植物エイドを実質的に水平に位置決めすることができるように、植物エイドの配向を設定することができる。好ましくは、受け穴は、植物エイドの周囲に亘って均等に、例えば90°毎に分配されている。ピンには、さらに、任意であるが、実質的に側方に延びるアームが設けられている。そのため、下層土7の表面6に対してピンを側方に安定させることができる。
図2および図3は、それぞれ、植物エイド1の集水シート8の第1および第2の実施形態の概略側面図である。集水シート8の集水面9は、大気中に存在する水分を集めるために、実質的に上方に向けられている。特定の構造により、集水面9は、水分を得るための少なくとも一つの受け取り面10および水分を集めるための少なくとも一つの収集面11を含んでいる。受け取り面10は、重力方向Zに関して第1角度αをなす。収集面11は、重力方向Zに関して第2角度βをなす。第1角度αは第2角度βよりも小さく、これにより、原理的には、受け取り面10上の水滴は収集面11上の水滴よりも速く滑り落ちる。収集面11が下縁10Aと隣接しているため、比較的多くの水滴が収集面11の近くに集まり、凝集力(cohesive force)により比較的大きな水滴を形成する。これらの大きな水滴に集水面9が作用する付着力は比較的小さく、これにより、第1角度αよりも大きい第2角度βは、収集面11に沿ってチューブ2内に或いは開口部12を通してリザーバ13内に水滴を滑り落すのに、十分な勾配である。
受け取り面10上の水滴は、降水、および、受け取り面10が凝縮面として作用することによる結露および/または凝縮によって、獲得される。固体降水(solid precipitation)は、湿潤降水(wet precipitation)と同様に受け入れられ、集められる。
集水シート8の第1実施形態では、図2に示すように、第1角度αは非常に小さく、例えば数°であり、第2角度βは約45°である。集水シート8の第2実施形態では、図3に示すように、第1角度αは比較的大きく、例えば30°である。
図4は、植物エイド1の集水シート8の第3実施形態の概略斜視図である。集水シート8上に形成されたリブ25により、上文中に説明したように、重力方向Zに関して傾斜が比較的に急な勾配の受け取り面10および比較的に緩い勾配の収集面11が形成される。収集面11はチャンネル形状部(チャンネル区分)11aを含んでいる。このチャンネル形状部11aにより、水滴は、チャンネルを介して、集水面9の開口部12またはチューブ2に案内(誘導)される。チャンネル形状部11aは、水滴の直径よりも最小で2mm広い、例えば略5mm以上略15mm以下の範囲の幅の、例えば10mmの幅のベースを有している。
図5は、植物エイド1の集水シート8の第4実施形態の概略斜視図である。集水シート8からブロック形状の構造10bが突出しており、これらの構造により受け取り面10が形成されている。これらの突出構造部により、集水シート8の有効表面が増加し、これにより、大気中からさらに多くの水分を集めることができる。もちろん、突出構造部は別の形状であっていてもよく、例えば図6に示すように四角錐形状であってもよい。
好ましくは、チューブ2は、取り外し可能な二つの壁部品を含む。例えば、チューブ2の長さ方向軸線Lと実質的に平行に配向された枢軸に関して枢動自在に構成された壁部品を含む。かくして植物エイド1を若い植物3の周囲に容易に据え付ける(形成する)ことができる。植物エイド1の他の部品もまた、植物エイド1を簡単に且つ迅速に据え付ける(形成する)ため、別々に又は一体をなして所望の通りに形成するようにしてもよい。植物エイド1は比較的簡単に取り外すことができる。かくして、例えば植物3が十分に成長したとき、植物に重大な損傷を及ぼすことなく、二つの壁部品を外方に枢動させることができる。任意であるが植物エイド1は再使用可能である。しかしながら、取り外し作業を簡単にするため、又は、取り外し作業を全く不要にするため、植物エイド1を分解可能な材料(生分解性材料)で製造してもよい。こうした場合には、植物エイド1には、有利には、少なくとも一つのグラフトシェル5を設けることができる。
チューブ2は、例えば、断面が一定の円形をしている。しかしながら、チューブ2を別の形状に、例えば楕円形または矩形に形成してもよい。さらに、断面の寸法が変化してもよく、例えば、受け取る昼の光および/または太陽光を最適にするため、円錐形に形成してもよい。
本発明による好ましい実施形態では、平面視において、チューブ2は約1dm2の表面積を有する。平面視において、集水シート8はこれよりも表面積が大きく、例えば1m2であり、これにより、比較的多くの水分を集めることができる。これらの表面積の比により、見掛降水量が増加し、このため、雨水を効率的に使用することによって、比較的乾燥した地域でも十分に栽培を行うことができる。
図9は、本発明による植物エイド1の第2実施形態の概略斜視図である。大気中に存在する水分を集めるため、植物エイド1は、植物エイド1の第1実施形態に基づいて論じた集水シート8ばかりでなく、集水面の実質的に上方に配置され局所的な厚肉部(膨出部)を有する糸状構造部(スレッド状構造部、threadlike structure)を含んでいる。フレーム32が上方に延びており、糸状構造部33を支持している。糸状構造部33の端部33aは、集水面9の近くに配置される。糸状構造部33には、局所的膨出部(局所的厚肉部、local thickening)が設けられている。好ましくは、これらの膨出部は、実質的に球形形状または楕円体形状のような、丸みのある形状を有している。局所的膨出部を有する糸状構造部33を用いることにより露滴が凝縮する表面および/または露滴が付着する表面が増大する。重力の作用により、水滴は糸状構造部33の端部33aまで滑り、集水面9に落ち、ここで上文中に説明したように収集される。かくして、比較的大量の水分を大気から取り出すことができる。これは、降水および/または結露がほとんど或いは全くおこらず、若い植物が比較的大量の水分を蒸発によって失うような地域では、望ましい。糸状構造部が使用されるため、若い植物にとっての日照および/または通風は有利な場合と実際上等しいままとなっている。糸の数を変化させることによって、大気から取り出される水分の量、および、これにともなって植物に与えられる水分を増減させることができる。糸状構造部は比較的細く及び/又はよく撓む設計を有するようにしてもよい。しかしながら、糸状構造部がピン状セグメントを含むように、糸状構造部を比較的丈夫な設計にすることもできる。さらに、糸状構造部を集水シート9または集水シート9の下方に配置された支持構造によって支持するようにしてもよい。糸状構造部を太くする代りに、例えば糸状構造部に固定されたプレート等の他のモジュールを使用してもよい。
好ましくは、植物エイド1は透明でない設計を有する。これにより、植物エイド内での雑草の形成が阻止される。
本発明による別の有利な実施形態では、植物エイド1は、図10に示すように、さらに、チューブ2を支持するための実質的に平らな支持構造40を含む。この実質的に平らな支持構造40は、例えば、剛性の高い織合わせ体として、または、可撓性のネットとして設計される。任意であるが、実質的に平らな支持構造は、例えば植物エイドを栽培場所まで手作業で及び/又は機械的に輸送するために、多数の植物エイドを支持するようにしてもよい。さらに、かくして、接近が比較的困難な地域、例えば急な傾斜地に植物エイドを比較的容易に持ち込むことができる。
栽培ネットとも呼ばれる可撓性ネットは、一つ又はそれ以上の層を含んでいてもよい。一つ又はそれ以上の層は、好ましくは、有機材料および/または無機材料から製造される。栽培ネットは、好ましくは、土ネット41および上ネット42を含む。
土ネット41は、若い植物を含む多数の植物エイドを支持するのに役立つ。グラフト(graft)が土ネットに設けられていてもよい。若い植物が土ネット上に固定されていてもよい。グラウンドネット41は、さらに、成長土およびグラフトのキャリヤとしても適している。グラフトとともに使用する場合には、ネットは、任意であるが、産業的には、ロール状に巻き取られるようにし、任意であるが栽培を行う際に自動的に拡げられるようにしてもよい。土ネットが、既に発芽した植物または比較的大きな植物を支持しようとする場合には、ネットを予め拡げた後、例えばクリックシステム(click system)を使用して植物がネットに固定されるようにしてもよい。その後、植物の栽培が行われるべき所に、人力でまたは機械的方法でネットが支持されるようにしてもよい。
土ブロックの大きさ、及び/又は、土ブロックの重量、及び/又は、植物の重量、及び/又は、チューブの重量に応じ、総重量が比較的小さい場合に数人の人で運ばれ得る十分な強さを持つように、土ネット41の寸法が定められる。総重量が比較的大きい場合には、任意であるが機械によって展開してもよい。栽培ネットを使用することによって、栽培速度が速くなる。また、栽培ネットを使用することによって、山の傾斜地や沼沢地等の接近が困難な地域へ、栽培を行うために接近することが可能となる。
栽培ネット自動敷設デバイスおよび/またはヘリコプターを使用することにより、接近が特に困難な地域で、栽培速度を速くすることができる。
グラフトおよび/または若い植物を含む栽培ネットは、腐敗に抗するようにして配置することもできる。栽培速度(植栽速度)が速いため、大きな面積を短時間で栽培(植栽)することができ、その結果、植物の播種および栽培を正しい時期に行うことができる。さらに、植物エイドを用いることにより、植物を、任意であるが従来の栽培期間の他に栽培することができる。
栽培ネットは、さらに、栽培環境の情況、形状および状態に合わせて調節することもできる。任意であるが、栽培が行われるべき土地のマッピングをデジタル写真技術およびGPSによって行ってもよい。
次いで、例えば水しかない場所、岩がごつごつとした場所、一本の木が立っている場所等で、栽培ネットに凹所を形成する。同様に、ネットは、山や丘の頂きの円錐形形状を考慮して設計され得る。環境の形状および状態に合わせて調節する他、ネットの特殊な設計により、栽培者は、所望の形状および/または類別で植物を設けることができる。この場合、風除け、例えば、任意であるが成長が早い植物または樹木により、栽培されるべき他の作物を保護することが可能となる。
上ネット42は、生育途中の植物を案内し支持するのに役立つ。これにより、特に比較的に高い場所で発生することがある高速の風等によって、若い植物の茎が倒れてしまうことは又は折れてしまうことがないようにする。上ネット42は、任意であるが、植物がこのネットに沿って上方に成長するように設計されていてもよい。かくして、上ネット42を植物の一番上に設けてもよいし、茎の半ばあたりに設けてもよい。
本発明によれば、有利には、栽培に高価で複雑な機械が必要とされない。このことは、種子がストリップによって取り囲まれるように植えられる砂糖大根ストリップを使用する場合、あるいは、結合剤、種子、人工肥料等でできた層を高圧ポンプでスプレーし、芝用の成長層を形成する根囲いポンプ(mulch pump)の場合にいえる。さらに、例えば山の傾斜地や沼沢地等の従来の機械では近づくのが困難な地域で栽培を行うことができる。さらに、栽培ネットは、砂糖大根ストリップを越えるさらに大きな利点を有する。すなわち、高速の風に関して良好な保護を提供し、植物エイドを位置決めし、グラフト(grafting)の目的のためにネットの厚さを設定することができるのである。
実質的に平らな支持構造は、請求項1に記載の一つ又はそれ以上の植物エイドを支持するのに適しているばかりでなく、若い植物を保護するための一つの保護構造を含む少なくとも一つの植物エイドを支持するのにも使用され得る、ことが理解される。
図12は、本発明による植物エイド1の別の実施形態の概略断面図を示す。
リザーバ13には、入口パイプ60が設けられており、このパイプの内側の第1端61が収集面9の開口部12の縁部に連結されている。このような入口パイプ60を使用することにより、蒸発によって失われるリザーバ13内の水分を大幅に減少させる。これは、気体を介して開口部12に通じている液体の表面の大きさが大きくなると、蒸発する水分の量が増加してしまうためである。逆に、気体を介して開口部12に通じる液体の表面の大きさが小さくなると、蒸発によって失われる水分の量が減少する。入口パイプ60内での液体の表面は、リザーバ13内の残りの液体の表面よりも遥かに小さいため、開口部12を通した蒸発がこれと比例して少なくなり、従って、リザーバ13から蒸発によって失われる水分もまた、これと比例して少なくなる。かくして、入口パイプ60内の液体は、リザーバ13内の液体の残りの表面からの水分の蒸発に対する障壁を形成する。
入口パイプ60の第2端62がリザーバ13の底部16の直ぐ上まで延びているため、入口パイプ60はリザーバ内に少量の水分しか存在しない場合でも機能する。なぜなら、このような場合でも、パイプ60の第2端62が液体の表面の下に存在するためである。
好ましくは、入口パイプ60は、第1端61の方向で先細りしている。これにより、入口パイプの底部における障害が有利な方法で阻止される。
リザーバ13には、さらに、オーバーフローパイプ(溢流パイプ、越流パイプ)70が設けられている。このオーバーフローパイプは、同様の方法で、第1端71が流出開口部21の縁部に連結されており、第2端72がリザーバ13の底部16の直ぐ上に達している。このため、流出開口部21を通る水分の蒸発が阻止される。オーバーフローパイプ70の障害をなくすため、このパイプは、入口パイプ60の場合におけるのと同様に、第1端71の方向で先細りするように形成されていてもよい。
本発明は、本明細書中に説明した例示の実施形態に限定されない。多くの変更が可能である。
かくして、収集面9を様々な色に設計してもよい。表面を明るい色にすることによって、日光による熱の吸収を比較的小さくし、そのため水を集めるための凝縮プロセスの有効性を長期に亘って保持する。
さらに、集水シートは、植物エイドとの組み合わせのみで使用しなくてもよく、例えば建物や帆船等の乗り物で、あるいは、他の海岸に浮かべた構造に固定するための固定手段を用いて、大気中に存在する水分を集めるのに、独立して使用することができる。飲料水等を得るために集めた水分を例えば化学的プロセス等によって処理してもよく、および/または、灌水の目的で使用してもよい。
さらに、植物エイドを塩水または汽水の上に配置することにより、本発明による植物エイドを使用することが可能である。これは、塩水または汽水から蒸発した水分から真水を製造するためである。
こうした変形例は、当業者には明らかであろうし、これが特許請求の範囲に記載した発明の範囲内にあるということは理解されよう。
図1は、本発明による植物エイドの第1実施形態の概略断面図である。 図2は、図1の植物エイドの集水シートの第1実施形態の概略断面図である。 図3は、図1の植物エイドの集水シートの第2実施形態の概略断面図である。 図4は、図1の植物エイドの集水シートの第3実施形態の概略斜視図である。 図5は、図1の植物エイドの集水シートの第4実施形態の概略斜視図である。 図6は、図1の植物エイドの集水シートの第5実施形態の概略斜視図である。 図7は、本発明による調節手段の概略断面図である。 図8は、斜面上に設置された図1の植物エイドの概略断面図である。 図9は、本発明による植物エイドの第2実施形態の概略斜視図である。 図10は、本発明による平らな支持構造の概略斜視図である。 図11Aは、液体をリザーバから供給するための計量分配システムの変形例の概略斜視図である。 図11B1は、液体をリザーバから供給するための計量分配システムの変形例の概略斜視図である。 図11B2は、液体をリザーバから供給するための計量分配システムの変形例の概略斜視図である。 図11Cは、液体をリザーバから供給するための計量分配システムの変形例の概略斜視図である。 図12は、本発明による植物エイドのさらなる実施形態の概略断面図である。

Claims (32)

  1. 若い植物を保護するための植物エイドにおいて、
    前記植物エイド内に配置可能な若い植物の側方を少なくとも部分的に取り囲むチューブと、
    大気中に存在する水分を集めるための集水シートと、を備え、
    前記集水シートは、受け取り面と、前記受け取り面の下縁と隣接する収集面と、を有する集水面を含み、
    前記受け取り面は、重力方向に対して第1角度を作動的になし、
    前記収集面は、重力方向に対して第2角度を作動的になし、
    前記第1角度は前記第2角度よりも小さい、植物エイド。
  2. 前記第1角度は、略45°よりも小さい、
    請求項1に記載の植物エイド。
  3. 前記第2角度は、略45°よりも大きい、
    請求項1または2に記載の植物エイド。
  4. 前記収集面はチャンネル形状部を含む、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の植物エイド。
  5. 前記チャンネル形状部は、略5mm以上略15mm以下の範囲の幅を有したベースを含んでいる、
    請求項4に記載の植物エイド。
  6. 前記集水面は実質的に漏斗状である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の植物エイド。
  7. 前記集水面は、実質的に上方に向けて作動的に突出する突出構造部を含み、
    前記突出構造部の表面は、少なくとも部分的に受け取り面を形成する、
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の植物エイド。
  8. 前記集水面の実質的に上方に位置する局所的膨出部を含む糸状構造部を、さらに備える、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の植物エイド。
  9. 集められた水分を蓄えるためのリザーバを、さらに備える、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の植物エイド。
  10. 前記収集面はリザーバ内に開放している、
    請求項に記載の植物エイド。
  11. リザーバは、前記集水シートの実質的に下方に配置されている、
    請求項9または10に記載の植物エイド。
  12. リザーバには、リザーバ下方の下層土へ前記リザーバ内の水分を供給するための灌水点が設けられている、
    請求項乃至11のいずれか一項に記載の植物エイド。
  13. 灌水点は、中空の針として設計された滴下具を含む、
    請求項12に記載の植物エイド。
  14. 灌水点には、供給されるべき水分の流れを調節するための調節手段が設けられている、
    請求項12または13に記載の植物エイド。
  15. 調節手段は、灌水点の開口部を調節するための摺動可能なプレートを含む、
    請求項14に記載の植物エイド。
  16. 調節手段は、前記摺動可能なプレートを移動させるための駆動エレメントをさらに含み、
    前記駆動エレメントには較正具が設けられている、
    請求項14または15に記載の植物エイド。
  17. リザーバは、第1端が前記リザーバの底部の上方に作動的に配置されており且つ第2端が前記灌水点に連結された流出チャンネルを含む、
    請求項12乃至16のいずれか一項に記載の植物エイド。
  18. 前記集水面の上側には、付着性低減カバー層が設けられている、
    請求項1乃至17のいずれか一項に記載の植物エイド。
  19. 前記集水シートの下側には断熱材が設けられている
    請求項1乃至18のいずれか一項に記載の植物エイド。
  20. 前記チューブは、取り外し可能な二つの壁部品を含む、
    請求項1乃至19のいずれか一項に記載の植物エイド。
  21. 前記チューブ内に配置された土ブロックを、さらに備える、
    請求項1乃至20のいずれか一項に記載の植物エイド。
  22. 前記若い植物に有機物質を供給するためのグラフトシェルを、さらに備える、
    請求項1乃至21のいずれか一項に記載の植物エイド。
  23. 前記チューブを支持するための実質的に平らな支持構造を、さらに備える、
    請求項1乃至22のいずれか一項に記載の植物エイド。
  24. リザーバは、前記集水面の開口部の縁部の内部に第1端を連結された入口パイプを含む、
    請求項1乃至23のいずれか一項に記載の植物エイド。
  25. 前記入口パイプの第2端は、前記リザーバの前記底部の直ぐ上まで延びている、
    請求項24に記載の植物エイド。
  26. 前記入口パイプは、前記第1端の方向に先細りしている、
    請求項24または25に記載の植物エイド。
  27. リザーバは、前記オーバーフロー開口部の縁部の内側に第1端を連結されたオーバーフローパイプをさらに含む、
    請求項1乃至26のいずれか一項に記載の植物エイド。
  28. 前記オーバーフローパイプの第2端は、前記リザーバの前記底部の直ぐ上まで延びている、
    請求項27に記載の植物エイド。
  29. 前記オーバーフローパイプは、前記第1端の方向に先細りしている、
    請求項27または28に記載の植物エイド。
  30. 大気中に存在する水分を集めるための集水面を備え、
    前記集水面は、受け取り面と、前記受け取り面の下縁と隣接する収集面と、を含み、
    前記受け取り面は、重力方向に対して第1角度を作動的になし、
    前記収集面は、重力方向に対して第2角度を作動的になし、
    前記第1角度は前記第2角度よりも小さい、集水シート。
  31. 建物および/または乗り物に固定するための固定手段を、さらに備える、
    請求項30に記載の集水シート。
  32. 大気中に存在する水分を集めるための方法であって、
    重力方向に対して第1角度をなす受け取り面上に水滴を獲得する工程と、
    重力方向に対して第2角度をなす収集面上に水滴を集める工程と、を備え、
    前記第1角度は前記第2角度よりも小さい、方法。
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