JP5058883B2 - フロート弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車の燃料タンクに取付けられる、燃料満タン規制弁や、カット弁などに好適なフロート弁装置に関する。
自動車の燃料タンクには、給油時に燃料が満タン位置まで給油されたとき、燃料タンクの外部に連通する開口を閉じて、給油を停止させる燃料満タン規制弁が取付けられている。
また、燃料蒸気をキャニスタに逃がすと共に、自動車が走行中に大きく揺れたり、自動車が転倒したりしたときには、キャニスタに連通する開口を閉じて燃料が外部に漏れるのを防止するため、カット弁が設けられている。
このような燃料満タン規制弁やカット弁としては、燃料の液面に上昇に応じて浮上し、弁装置の開口部を閉じるように構成したフロート弁装置が採用されている。
しかしながら、フロート弁装置においては、自動車がラフロードを走行しているとき、フロート弁がハウジングの底面に衝突して異音を発生するという問題があった。
このため、下記特許文献1には、ハウジングに画成された室内にフロートバルブを上下動可能に配設した燃料漏れ防止弁において、上記フロートバルブの下面とハウジングの対向受け面間に別体成形の弾性緩衝体を介設して、該弾性緩衝体でフロートバルブの下面を弾持することにより、自動車の走行振動等に起因して、フロートバルブがその室内で上下動しようとしても、フロートバルブの下面とハウジングの対向受け面間に介設された別体成形の弾性緩衝体の弾持作用で、フロートバルブの下面がハウジングの対向受け面に強く衝突することを緩和でき、これにより、大きな異音の発生を効果的に軽減することが可能とした燃料漏れ防止弁が開示されている。
また、下記特許文献2には、燃料タンク上面部に装着されたバルブハウジングと、このバルブハウジング内に設けられハウジングの外部に突出する下流側通路を介して燃料蒸気の通気ラインに通じる弁口と、燃料タンク内の液面レベルを感知して弁口を開閉するフロート、弁頭とからなる燃料カットバルブにおいて、前記バルブハウジングの底部に、スリットを形成することにより片持の弁体支持部を一体に形成した燃料カットバルブが開示されている。
実開平6−40552号公報 特開平7−35255号公報
上記特許文献1では、フロートバルブの下面を支持する弾性緩衝体が、フロートバルブを上方に付勢するスプリングの外側に配置されているので、弾性緩衝体の外径が大きくなり、フロートバルブが傾いて下降してきたときに、外径の大きな弾性緩衝体の一部に荷重が集中するため、フロートバルブがハウジングに衝突することを十分に抑制できない可能性があった。
また、フロートバルブが下降するときに、左右に揺れ動いてハウジングの内周に衝突する場合があり、打音の一因となっていた。更に、フロートバルブが下降して、弾性緩衝体で受け止められたときにも打音が生じ、また、外径の大きな弾性緩衝体の外周には、バルブハウジングの周壁が配置されているだけなので、生じた打音がバルブハウジングの外部に漏れやすいというデメリットがあった。
上記特許文献2では、バルブハウジングの材質を耐熱性等の要求から硬質樹脂にした場合に、片持の弁体支持部の弾性が乏しくなるため、フロート弁との衝突時における打音軽減防止効果が乏しくなり、片持の弁体支持部の弾性を高めるために薄く形成すると、割れやすくなってしまうという問題があった。
したがって、本発明の目的は、フロート弁による打音を効果的に低減することができる、フロート弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、仕切壁を介して下方空間と上方空間に別れており、上方空間の外壁には、上方空間を外部に連通させる通気管が取付けられており、前記仕切壁には開口部が設けられており、その下面に弁座が形成されており、下方空間の外壁には、下方空間を外部に連通させる連通孔が形成されているハウジングと、
前記ハウジングの下方空間に上下摺動可能に配置され、前記ハウジングの連通孔を通して流入する液体によって浮上し、前記開口部に接離するように構成されたフロート弁と、
このフロート弁の下面と前記ハウジングの底面との間に配置され、前記フロート弁を前記仕切壁の開口部に向けて付勢するバネとを備え、
前記ハウジングの底面の中心部には、前記バネの内側にあって上方に立設された突起が設けられており、
前記フロート弁の下面の中心部には、前記突起が挿入される突起挿入凹部が形成され、この突起挿入凹部の外周には、筒状の隔壁を介して、前記バネを収容するバネ挿入凹部が形成されており、
前記突起の上端又は前記突起挿入凹部の内端に弾性体が取付けられていて、前記フロート弁が最大限に下降したとき、前記突起の上端が前記弾性体を介して前記突起挿入凹部の内端に当接し、前記フロート弁の下面が前記ハウジングの底面に当接しない状態で支持されるように構成されていることを特徴とするフロート弁装置を提供するものである。
上記発明によれば、例えば、自動車の燃料などの液体がハウジング内に流入し、その液面が所定高さ以上に上昇すると、フロート弁が上昇して仕切壁に形成された開口部を閉塞し、液体が開口部を通して上方空間に流入することを防止できる。したがって、例えば、自動車の燃料タンクの満タン規制バルブやカットオフバルブなどに適用することにより、給油時の満タン規制を行ったり、燃料の外部への漏れを防ぐことができる。
また、自動車走行時の車両の揺れ等によって、燃料などの液面が急激に変動し、フロート弁が急激に降下した場合でも、突起の上端が弾性体を介して突起挿入凹部の内端に当接し、フロート弁の下面がハウジングの底面に当接しない状態で支持され、フロート弁の下面がハウジングの底面に衝突することが防止されるため、打音を著しく低減することができる。
更に、ハウジングの底面の中心部に立設された突起が、フロート弁の下面の中心部に形成された突起挿入凹部に挿入されているので、フロート弁が傾いて下降したときでも、フロート弁を安定して支持し、フロート弁の下面がハウジングの底面に衝突することを防止することができる。
更に、上記突起と突起挿入凹部との間でフロート弁の昇降動作がガイドされるので、フロート弁が左右に揺れ動くことも抑制でき、フロート弁の外周がハウジングの内周面に当たることによる打音の発生も低減することができる。
更にまた、フロート弁は、突起挿入凹部の内端で、弾性体を介して、突起の上端と当接して支持されるので、弾性体による衝撃吸収と、突起挿入凹部内での消音効果とが相まって、打音低減効果を高めることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記フロート弁は、フロート本体と、このフロート本体の上端部に取付けられた弁体とで構成されており、前記弁体は、弾性材料で形成されたシール板部と、このシール板部の裏面側から延出された脚部とを有し、前記フロート本体の上端面には、前記弁体の脚部が挿入係止される取付け孔が形成されており、前記弁体の脚部の前記取付け孔の裏面側に突出した部分が、前記弾性体をなしているフロート弁装置を提供するものである。
上記発明によれば、突起の上端と突起挿入凹部の内端との間に介在させる弾性体を、フロート弁の弁体の一部で構成できるので、弾性体を別途設ける必要がなく、部品点数を低減して、構造を簡単にすることができ、組立て工数も減らすことができる。
本発明のフロート弁装置によれば、燃料液面等が急激に変動し、フロート弁が急降下しても、突起の上端が弾性体を介して突起挿入凹部の内端に当接し、フロート弁の下面がハウジングの底面に当接しない状態で支持され、フロート弁の下面がハウジングの底面に衝突することが防止されるため、打音を著しく低減することができる。
更に、ハウジングの底面中心の突起が、フロート弁の下面中心の突起挿入凹部に挿入されているので、フロート弁が傾いて下降しても、フロート弁を安定して支持し、フロート弁の下面がハウジングの底面に衝突することを防止することができる。
更に、突起と突起挿入凹部との間でフロート弁の昇降動作がガイドされるので、フロート弁が左右に揺れ動くことも抑制でき、フロート弁の外周がハウジングの内周面に当たることによる打音の発生も低減することができる。
更にまた、フロート弁は、突起挿入凹部の内端で、弾性体を介して、突起の上端と当接して支持されるので、弾性体による衝撃吸収と、突起挿入凹部内での消音効果とが相まって、打音低減効果を高めることができる。
次に図面を参照して、本発明によるフロート弁装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、このフロート弁装置10は、ハウジング20と、フロート弁40と、バネ60とを有している。
図3を併せて参照すると、ハウジング20は、ハウジング本体21と、上キャップ22と、下キャップ23とで構成されている。ハウジング本体21の上部には仕切壁24が設けられており、この仕切壁24によってハウジング20内は、上方空間25と下方空間26とに区画されている。
仕切壁24には、開口部27が形成され、この開口部27の下縁部が弁座27aをなしている。ハウジング本体21の側壁には、連結管28と、連結管29(本発明における「通気管」に相当する)とが取り付けられている。これらの連結管28,29の基端側は、上キャップ22で閉塞された上方空間25に開口している。
また、ハウジング本体21の側壁上部には、互いに対向する方向に延出された一対のフランジ30,30が取り付けられており(図1参照)、このフランジ30を介して、燃料タンクの天壁80にフロート弁装置10が装着されるようになっている。なお、上キャップ22は、ハウジング本体21の上面に熱溶着等の手段で固着されている。
また、ハウジング本体21の側壁下端部には、複数の係合爪31が突設されている。この係合爪31に対応して、下キャップ23には舌片32が立設され、この舌片32に係合爪31が嵌合する係合孔33が形成されている。したがって、下キャップ23の舌片32を、ハウジング本体21の係合爪31に整合させて、下キャップ23をハウジング本体21の下面に向けて押し込むと、係合爪31が舌片32の係合孔33に嵌合し、下キャップ23をハウジング本体21に装着することができる。
下キャップ23の底面中央部には、バネ受け台34が設置されており、その中央上面には、円盤状突部34aが設けられている。バネ60は、その下端部をバネ受け台34に当接させて支持されるようになっている。
また、円盤状突部34aの中心部には、バネ60の内側に位置するように、上方に向かって突起35が立設されている。図2を併せて参照すると、この突起35は、前記円盤状突部34aに形成された円形状の貫通孔34bの表側周縁から、所定長さで立設した円筒状の周壁36と、該周壁36の上端開口に連結された円板状の天井板37とからなっている。また、突起35の周壁36の外周には、周方向に均等な間隔を設けて複数のリブ38(この実施形態では、周方向に90°間隔で4つ)が放射状に突設されている。各リブ38の上端角部38aは、斜めにカットされて面取りされた形状をなしている。
再び図1を参照すると、フロート弁40は、フロート本体41と、該フロート本体41の上端部に取付けられた弁体44とで構成されている。フロート本体41は、比較的径の大きい基部42と、該基部42の上方に連設されて、やや縮径された頭部43とを有している。前記基部42の外周には、複数枚のガイドフィン42aが外方に向けて延出されている。このガイドフィン42aは、ハウジング20の下方空間26の内周に適合する大きさとされている。
また、頭部43の上端面には、弾性シール部材からなる弁体44が装着されている。図2,3に示すように、フロート弁40の下面中心部には、前記突起35が挿入される突起挿入凹部45が形成されている。この突起挿入凹部45の外周には、筒状の隔壁46が配置され、この隔壁46の更に外周にバネ挿入凹部47が形成されている。図3に示すように、バネ60は、その上端部をバネ挿入凹部47に挿入され、その下端部を前記バネ受け台34上に当接支持されて設置されており、仕切壁24の開口部27に向けた付勢力を、フロート弁40に付与するようになっている。
そして、前記突起35の上端には、弾性体70が取付けられている。この実施形態における弾性体70は、前記突起35の天井板37に対応して、所定厚さの円板状をなしている。また、弾性体70は、ゴムや弾性エラストマー等で形成されており、加硫接着等の接着手段や接着剤を介して、突起35の天井板37の上面に弾性体70が固着されている。この弾性体70が取付けられた突起35が、フロート弁40の突起挿入凹部45内に挿入されるようになっている。
また、図3に示すように、フロート弁40の下面から突起挿入凹部45の内端部に至る深さD(突起挿入凹部45の深さ)よりも、バネ受け台34から弾性体70の上端面に至る長さL(円盤状突部34aの高さ、突起35の長さ、及び弾性体70の厚さを合計した長さ)の方が長くなるように構成されている。
その結果、フロート弁40が最大限に下降したとき、突起35の上端が、弾性体70を介して突起挿入凹部45の内端に当接して、フロート弁40の下面とバネ受け台34の上面との間に隙間G(図3参照)が形成され、フロート弁40の下面がハウジング20の底面である下キャップ23のバネ受け台34に当接しない状態で支持されるようになっている。
なお、この実施形態では、バネ受け台34に円盤状突部34aを設けて、これから突起35を立設させており、隔壁46の下端部がフロート弁40の下面よりも上方に位置し、円盤状突部34aは隔壁46に当接しないようになっている。そして、円盤状突部34aは、バネ60の内周ガイドをなしている。
次に、このフロート弁装置10の作用について説明する。
図3、4は、このフロート弁装置10を燃料タンクの燃料満タン規制弁として利用した例を示している。前述したように、フロート弁装置10は、燃料タンクの天壁80の下面に取り付けられている。そして、給油時には、燃料Fの液面が徐々に上昇するため、燃料タンク内の空気及び燃料蒸気は、外部に流出させる必要がある。この場合、このフロート弁装置10においては、下キャップ23に形成された複数の連通孔39から燃料タンク内の空気や燃料蒸気が、ハウジング20内の下方空間26に流入し、開口部27を通して上方空間25に流れ、連結管29に連結された図示しない通気ラインを介して、燃料タンクの外部に配設されたキャニスタに送られるようになっている。
したがって、給油される燃料の体積に応じた体積の空気や燃料蒸気が外部へ抜けることによって、給油が進行されることになる。しかしながら、図4に示すように、燃料Fの液面が上限に近づくと、下キャップ23の開口部からハウジング20の下方空間26内に侵入した燃料により、フロート弁40に浮力が付与され、バネ60の付勢力と相まって、フロート弁40が浮上することになる。
そして、燃料Fの液面が上限に達すると、フロート弁40の弁体44が開口部27の弁座27aに当接し、開口部27を閉塞する。その結果、燃料タンク内の空気や燃料蒸気が外部に逃げることができなくなり、燃料タンクの内圧が高まるため、公知の機構によって給油ガンによる給油が自動的に停止されるようになっている。このようにして、給油時における満タン規制を行うことができる。
一方、自動車の走行時においては、特にラフロードを走行しているときに、その振動によってフロート弁40が激しく上下動する場合がある。
しかしながら、このフロート弁装置10においては、図3に示すように、フロート弁40が下降したとき、突起35の上端が、弾性体70を介して突起挿入凹部45の内端に当接し、フロート弁40の下面とバネ受け台34の上面との間に隙間Gを設けた状態で、フロート弁40が支持されるようになっている。そのため、フロート弁40の下面が下キャップ23に衝突することが防止されるので、大きな打音が発生することを防止することができる。
また、上記のフロート弁40の下降時には、フロート弁40の突起挿入凹部45の内端が、突起35上端に比較的勢いよく衝突するが、弾性体70が介在しているので、その衝撃を効果的に吸収できるようになっている。更にこのとき、フロート弁40内側の突起挿入凹部45の内端で、弾性体70が衝突するようになっているので、その打音はフロート弁40及びハウジング本体21の周壁で2重に遮られて、フロート弁装置10の外部へ漏れにくくなっている。このように、フロート弁40は、突起挿入凹部45の内端で、弾性体70を介して突起35の上端と当接するようになっているので、弾性体70による衝撃吸収と、突起挿入凹部45内での消音効果とが相まって、打音低減効果を高めることができる。
また、フロート弁40が自動車の傾き等によって、傾いた状態で下降した場合であっても、ハウジング20の底面中心から立設した突起35が、フロート弁40の下面中心の突起挿入凹部45に挿入されているため、フロート弁40を安定して支持することができ、フロート弁40の下面が下キャップ23に衝突することを確実に防止することができる。
更に、フロート弁40の突起挿入凹部45内に、突起35が挿入されていることにより、フロート弁40の昇降動作がガイドされるようになっている。そのため、フロート40弁が下降するときに、左右に揺れ動いてハウジング本体21内周に突き当ることを抑制することができ、その際の打音を低減することができる。
なお、この実施形態では、突起35の外周に、複数のリブ38が放射状に突設されているので、各リブ38の間の隙間を通して、空気や燃料蒸気、更には燃料が突起挿入凹部45内に自由に出入り可能となり、フロート弁40の昇降動作時の摺動抵抗を低減することができる。
図5には、本発明のフロート弁装置の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態では、弾性体が、突起挿入凹部45の内端に設けられている点で、前記実施形態と異なっている。これについて具体的に説明すると、この実施形態のフロート本体41の頭部43には、その天井壁43aの中心に取付け孔43bが形成されている。一方、弁体48は、薄肉円板状のシール板部48aと、該シール板部48aの裏面中心から延出された脚部48bとを有しており、更に、脚部48bの先端には、拡径突部48cが設けられている。
取付けの際には、弁体40の拡径突部48cを、前記突起35の取付け孔43bに表側(上面側)から挿入し、同取付け孔43bの裏側(下面側)に抜き出すことにより、取付け孔43bの表側及び裏側に、シール板部48a及び拡径突部48cがそれぞれ係合して、弁体48をフロート本体41の頭部43の天井壁43に取付けることができる。そして、弁体40のシール板部48aが、フロート弁40の弁座27aに当接して開口部27をシールする弁部材をなしており、脚部48b先端の拡径突部48cが、フロート弁40の下降時に、突起35の上端に当接する弾性体をなしている。
この実施形態のフロート弁装置10aにおいては、突起35の上端と突起挿入凹部45の内端との間に介在させる弾性体を、フロート弁40の弁体48の一部で構成できるので、弾性体を別途設ける必要がなく、部品点数を低減して、構造を簡単にすることができ、組立て工数も減らすことができる。
図6には、本発明のフロート弁装置の更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態は、図1〜4に示す実施形態と同様に、突起35の上端に弾性体が取付けられているものの、同弾性体の突起35に対する取付構造が異なっている。すなわち、この実施形態の突起35は、その天井板37の中心に、取付け孔37aが形成されている。そして、弾性体70aは、所定厚さで形成された円板状の当接板71と、該当接板71の裏面中心から延設され、前記取付け孔37aに挿通される軸部72と、該軸部72の先端に設けられた拡径突部73とから構成されている。
そして、弁体70aの拡径突部73を、突起35の天井板37の取付け孔37aに表側から挿入して、同取付け孔37aの裏側に抜き出すことにより、取付け孔37aの表側及び裏側に、当接板71及び拡径突部73がそれぞれ係合して、突起35の天井板37に、弁体70aを取付けることができる。また、フロート弁40が下降したときに、弾性体70aの当接板71が、フロート弁40の突起挿入凹部45の内端に当接するようになっている。
本発明によるフロート弁装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 同フロート弁装置のフロート弁、バネ、及び下キャップの断面図である。 同フロート弁装置を燃料タンクに取り付け、燃料液面が下方にあって、フロート弁が下降した状態を示す断面図である。 同フロート弁装置において、燃料液面上昇し、フロート弁が開口部を閉塞した状態を示す断面図である。 本発明によるフロート弁装置の他の実施形態を示しており、フロート弁、バネ、及び下キャップの断面図である。 本発明によるフロート弁装置の更に他の実施形態を示す、要部拡大説明図である。
符号の説明
10,10a フロート弁装置
20 ハウジング
24 仕切壁
25 上方空間
26 下方空間
27 開口部
27a 弁座
29 連結管(通気管)
35 突起
39 連通孔
40 フロート弁
41 フロート本体
43b 取付け孔
44 弁体
45 突起挿入凹部
46 隔壁
47 バネ挿入凹部
48a シール板部
48b 脚部
60 バネ
70,70a 弾性体

Claims (2)

  1. 仕切壁を介して下方空間と上方空間に別れており、上方空間の外壁には、上方空間を外部に連通させる通気管が取付けられており、前記仕切壁には開口部が設けられており、その下面に弁座が形成されており、下方空間の外壁には、下方空間を外部に連通させる連通孔が形成されているハウジングと、
    前記ハウジングの下方空間に上下摺動可能に配置され、前記ハウジングの連通孔を通して流入する液体によって浮上し、前記開口部に接離するように構成されたフロート弁と、
    このフロート弁の下面と前記ハウジングの底面との間に配置され、前記フロート弁を前記仕切壁の開口部に向けて付勢するバネとを備え、
    前記ハウジングの底面の中心部には、前記バネの内側にあって上方に立設された突起が設けられており、
    前記フロート弁の下面の中心部には、前記突起が挿入される突起挿入凹部が形成され、この突起挿入凹部の外周には、筒状の隔壁を介して、前記バネを収容するバネ挿入凹部が形成されており、
    前記突起の上端又は前記突起挿入凹部の内端に弾性体が取付けられていて、前記フロート弁が最大限に下降したとき、前記突起の上端が前記弾性体を介して前記突起挿入凹部の内端に当接し、前記フロート弁の下面が前記ハウジングの底面に当接しない状態で支持されるように構成されていることを特徴とするフロート弁装置。
  2. 前記フロート弁は、フロート本体と、このフロート本体の上端部に取付けられた弁体とで構成されており、前記弁体は、弾性材料で形成されたシール板部と、このシール板部の裏面側から延出された脚部とを有し、前記フロート本体の上端面には、前記弁体の脚部が挿入係止される取付け孔が形成されており、前記弁体の脚部の前記取付け孔の裏面側に突出した部分が、前記弾性体をなしている請求項1記載のフロート弁装置。
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