JP5057891B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば発光ダイオードなどの発光素子を有する発光装置に関するものである。
発光装置には、発光素子がフリップチップ接続によって基体上に実装されているものがある。発光素子の電極は、半田を介して、基体上に形成された導体パターンに電気的に接続されている。
特開2007−116157号公報
フリップチップ接続によって実装された発光素子を有する発光装置においては、発光素子の実装時における発光素子の傾きを低減させる必要がある。発光素子の傾きによって、発光装置の電気的な特性が低下する可能性がある。
本発明の発光装置は、発光素子および基体を有している。発光素子は、第1の半導体層と、第1の半導体層上に積層された第2の半導体層と、第1の半導体層上に形成された第1の電極と、第2の半導体層上に積層された第2の電極とを有している。基体は、発光素子の実装領域を有しており、実装領域における平坦面に設けられた第2の電極側に位置する凸部と、基体の平坦面上に設けられ、第1の電極および第2の電極のそれぞれに対応して接続され、上下方向の厚みが異なる一対のはんだとを含んでいる。
本発明の発光装置は、発光素子の実装領域における第2の電極側に位置する凸部を有していることにより、発光素子の傾きが低減されており、電気的な特性が向上されている。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1−図3に示されたように、本実施の形態の発光装置は、発光素子11と、発光素子11の実装領域Rを有する基体12とを含んでいる。発光装置は、蛍光材料を含む発光部材13と、発光素子12を封入している透光性樹脂14をさらに有している。発光部材13は、蛍光材料を含有している透光性材料からなる。蛍光材料は、発光素子から放射された光によって励起される。透光性樹脂14は、シリコーン樹脂である。
発光素子11は、第1の半導体層(n型半導体層)11nと、第1の半導体層11n上に積層された第2の半導体層(p型半導体層)11pとを有している。第1の電極(n側電極)11npは、n型半導体層11n上に形成されている。第2の電極(p側電極)11ppは、p型半導体層11p上に形成されている。第1の電極11npおよび第2の電極11ppは、実装面Mにおける対向する2辺に対応して配置されている。図3において、積層方向は符号11dにて表されている。発光素子11は、半導体材料からなる発光ダイオードであり、駆動電力によって第1の光を発生する。発光ダイオードの例としては、基板上に形成されたp型のGaN層、GaN活性層およびn型のGaN層を有するものがある。発光ダイオード素子の他の例としては、AlNからなるものがある。本実施の形態において、第1の光は、370nmから400nm(紫外)の波長範囲の少なくとも一部、または、420nmから440nm(青色)の波長範囲の少なくとも一部を有するものである。発光素子11は、半田15を介して、基体12上に実装されている。
基体12は、発光素子11の実装領域Rを有している。凸部12aは、実装領域Rにおける第2の電極11pp側に位置している。凸部12aは、発光素子11の第2の電極11ppに最も近い辺に沿って配置されている。本実施の形態の発光装置は、凸部12aを有していることにより、発光素子11の傾きが低減されている。凸部12aが実装領域Rにおける第2の電極11pp側に位置していることにより、発光素子11の第2の電極11pp側が下側に傾く可能性が低減されている。本実施の形態の発光装置は、このような構成により、電気的な特性が向上されている。
図4の参考図を用いて、発光素子の実装時における傾きについて説明する。発光素子21の実装時に、発光素子21が第2の電極21pp側に傾くと、半田25のはい上がりが生じてn型半導体層およびp型半導体層の電気的な短絡が生じる可能性がある。本実施の形態の発光装置は、発光素子11が傾く可能性が低減されており、電気的な特性が向上されている。
本発明の他の実施の形態について説明する。図5に示されたように、凸部12aが発光素子11の実装面Mの2つの辺に対応して設けられている。発光素子11は、第1の電極(n側電極)11npおよび第2の電極(p側電極)11ppが形成された実装面Mを有している。第1の電極11npおよび第2の電極11ppは、実装面Mにおける対向する2つの角に対応して配置されている。n側電極11npは、半田を介して第1の導体パターン12−1に電気的に接続されている。p側電極11ppは、半田を介して第2の導体パターン12−2に電気的に接続されている。凸部12aは、発光素子11の第2の電極11ppに最も近い2つの辺に沿って配置されている。本実施の形態の発光装置は、発光素子11が傾く可能性が低減されており、電気的な特性が向上されている。
本発明の発光装置の実施の形態を示す斜視図である。 図1に示した発光装置における発光素子の実装について説明する図である。 発光素子の実装構造を示す断面図である。 参考構造を示す断面図である。 本発明の発光装置の他の実施の形態を示す図である。
符号の説明
11 発光素子
11np 第1の電極
11pp 第2の電極
12 基体
12a 凸部
13 発光部材
14 透光性樹脂

Claims (3)

  1. 第1の半導体層と、前記第1の半導体層上に積層された第2の半導体層と、前記第1の半導体層上に形成された第1の電極と、前記第2の半導体層上に積層された第2の電極とを有する発光素子と、
    前記発光素子の実装領域を有しており、前記実装領域における平坦面に設けられた前記第2の電極側に位置する凸部を含む基体と、
    前記基体の平坦面上に設けられ、前記第1の電極および前記第2の電極のそれぞれに対応して接続され、上下方向の厚みが異なる一対のはんだと、を備えた発光装置。
  2. 前記凸部がアルミナからなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記凸部が、前記発光素子の前記第2の電極に最も近い辺に沿って配置されていることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
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