JP5057422B2 - コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサ素子と、該コンデンサ素子を収納する開口部を有する外装ケースと、前記開口部を密着封止する封口体と、前記コンデンサ素子に接続されているとともに、前記封口体より外部に導出された引出端子とを備え、前記引出端子を前記封口体と密封状態で一体に接合したコンデンサ及びその製造方法に関する。
従来のコンデンサにおける引出端子と封口体の接合手段として、例えばゴム等の電気絶縁材で構成した封口体に引出端子の端子挿通孔を形成し、この端子挿通孔の孔径より少し大きめの丸棒状の引出端子を端子挿通孔に挿通して密封性を確保していた。そして、その密封性と、引き抜き強度を高めるためにカップリング剤を接合面に塗布したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしこの種の密封手段は、カップリング剤を塗布したとしても端子を孔に挿入しているだけなので引き抜き強度に限界があり、かつ封口体の劣化により密封性能を長期に渡り維持できない恐れがあった。
前記した事情の基に、封口体を熱可塑性樹脂で構成して金属製の引出端子に圧接あるいは熱融着して密封性と接合強度の向上を図ったものも公知である。(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−181149号公報(段落0005、0029、図1) 特開平5−259008号公報(段落0012)
前記特許文献2に記載された接合手段は、圧接や熱融着よる接合であるので、引出端子と封口体の密封性及び接合強度は向上の見られるものの、ヒートサイクルや長期使用による封口体の劣化に基づく密封性及び接合強度の低下は避けることはできず、更に改良の余地があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、長期に渡り密封性能の高い、かつ接合強度が大きいコンデンサ及びその製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のコンデンサは、コンデンサ素子と、該コンデンサ素子を収納する開口部を有する外装ケースと、前記開口部を密着封止する封口体と、前記コンデンサ素子に接続されているとともに、前記封口体より外部に導出された引出端子とを備え、前記封口体が、その中央部に配置した熱可塑性樹脂と角隅部に配置した樹脂材とからなり、前記外装ケースの開口上端面に前記封口体の角隅部を載置した状態で両者を密封接合し、前記引出端子を前記封口体の熱可塑性樹脂と密封状態で一体に接合したコンデンサであって、前記引出端子が、アンモニア、ヒドラジン、及び水溶性アミン系化合物から選択される1種以上の化合物の水溶液に浸漬させて表面処理が施された金属材料で構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、引出端子の表面がアンモニア、ヒドラジン、及び水溶性アミン系化合物から選択される1種以上の化合物の水溶液に浸漬させて表面処理を施してあるので、封口体との一体成形時に引出端子と熱可塑性材料とを、超微細な凹部を持って直接的に結合することができることから、長期に渡り密封性能が高く且つ接合強度のあるコンデンサの引出端子と封口体の接合構造を提供できる。
また、外装ケースの開口上端面に封口体を載置した状態で両者を密封接合できるので、内部のコンデンサ素子および引出端子に影響を与えずに、コンデンサの密封性を確実に確保できる。更に封口体の角端部を樹脂材料からなる外装ケースと接合しやすい樹脂材とし、封口体の中央部を引出端子との密着性に優れたPPS、PBTなどの熱可塑性樹脂とすることでコンデンサーの密封性の向上を図ることができる。
本発明の請求項に記載のコンデンサは、請求項に記載のコンデンサであって、前記表面処理が施された金属材料の表面は、20nm〜60nm径の凹部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、金属材料の表面が20nm〜60nm径の凹部で形成されているので、封口体との一体成形時に引出端子と熱可塑性材料とを、より効果的に結合することができ、密封性能が極めて高く且つ接合強度が大きい引出端子と封口体の接合構造とすることができる。
本発明の請求項に記載のコンデンサは、請求項1または2に記載のコンデンサであって、前記熱可塑性材料は、ポリブチレンテレフタートまたはポリフェニレンサルファイドであることを特徴としている。
この特徴によれば、熱可塑性材料としてポリブチレンテレフタートまたはポリフェニレンサルファイドを使用することで、金属材料との一体成型が容易で密着性に富み、電気絶縁性、耐熱性、耐薬品性に優れているので、外装ケース内に電解液が含まれている発熱量の大きいコンデンサの封口体に適している。
本発明の請求項に記載のコンデンサは、請求項1乃至のいずれかに記載のコンデンサであって、前記金属材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金であることを特徴としている。
この特徴によれば、金属材料としてアルミニウム又はアルミニウム合金を用いた場合、コンデンサ素子が主としてアルミニウムで形成されていることから、コンデンサの電気特性に悪影響を与えることがない。また表面処理後の表面性状も均質で安定していて、熱可塑性材料との一体化による密封状態も良好である。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例1におけるコンデンサの全体像を示す一部破断斜視図であり、図2(a)は、封口体の射出形成過程を示す断面図であり、図2(b)は、射出成形によって引出端子が一体となった封口体を示す断面図であり、図3(a)は、コンデンサ素子と外装ケースと封口体の分解組立断面図であり、図3(b)は、外装ケースと封口体の接合を示す断面図であり、図4(a)は、実施例1の変形例におけるコンデンサ素子と外装ケースと封口体の分解組立断面図であり、図4(b)は、同変形例の外装ケースと封口体の接合を示す断面図である。以下、本実施例の説明において、図1で示したコンデンサ1の正面側を前方をとし、背面側を後方として説明する。
本実施例1においては、図1に示すように、陽極箔ならび陰極箔の間にセパレータを介して前後に複数積層させた積層タイプのコンデンサ素子(以下、コンデンサ素子)5を収納可能な有底角状とした外装ケース2の開口を、2本の引出端子4を密封状態で外部に導出した封口体3を設けることで、電解液(図示省略)が充填されたコンデンサ1内にコンデンサ素子5を封止した角状の電解コンデンサを例として説明する。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、中心軸から巻回するように積層された巻回状のコンデンサ素子を用いた円筒状コンデンサや、フィルムコンデンサ、電気二重層コンデンサ等の各種コンデンサにも適用できるものである。
尚、この引出端子4は封口体3に一体に形成され、引出端子4の一端は陰極箔、陽極箔毎に纏められコールドウェルド等で接合された内部端子4’に接続されている。この引出端子の封口体より外部に引き出された部分の表面には、はんだ付け用の金属メッキが施されていても良い。引出端子4はアルミニウム又はアルミニウム合金が使用されているが、鉄、銅、スズを用いる事も可能である。尚、本実施例では、使用するコンデンサ素子5を積層体としていることから外装ケース2も角状としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら使用するコンデンサ素子5の形状に応じて外装ケースの形状を設定すればよい。内部端子4’は、陰極箔、陽極箔に接続されたものや、陰極箔、陽極箔の一部を突出させ、この突出部を内部端子としたものがある。
この外装ケース2は、後述する封口体との接合性を考慮すると樹脂材料から構成することが好ましい。樹脂材料としては、ポリフェニレンサルファイドやポリプロピレンなどが好適であるが、封口体との接合性にあわせ適宜変更可能である。尚、外装ケースを構成する他の材料としては、アルミニウムやアルミニウム合金などの金属材料や、セラミック材料などが挙げられる。アルミニウム系材料を用いると、電池形成作用による腐食を防げコンデンサの電気特性に悪影響を与えることがない。そして外装ケース2の内部には電解液が充填されている。
次に、封口体3の成形方法について説明する。図2(a)に示されるように、封口体3を形成するために耐熱性に優れた金属で形成された射出成形金型10が用意されており、下部取付板12を備えた可動下型14と上部取付板11を備えた固定上型13とが合わさって、金型10の中央部には空洞部15が形成されている。可動下型14には上面から下方に向けて端子固定溝14aが2箇所形成され、固定上型13には空洞部15から上方に向けて端子固定溝13aが2箇所形成されている。
この端子固定溝13aの中央位置には、上下に貫通する注入路13bが形成され、上部取付板11の中央部に上下に貫通する貫通孔11bが形成されており、貫通孔11bに位置する注入路13bの上端には樹脂注入孔11aが形成されている。可動下型14と固定上型13が合わさったとき端子固定溝13aと端子固定溝14aが連続した溝となり、その溝内に引出端子4が挿入固定される。
この引出端子4には以下に述べる表面処理が予め施されている。そこで、表面処理について具体的に説明すると、引出端子4であるアルミニウム(AI)形状物の表面処理法としては、次記する化合物の水溶液に浸漬する「水溶液浸漬法」があり、アルミニウム形状物をアンモニア(NH)、ヒドラジン(N)、及び水溶性アミン系化合物から選択される1種以上の水溶液に浸漬させる。アンモニアの水溶液は、市販のアンモニア水をそのまま、又は希釈して使用できる。
水溶性アミン系化合物としては低級アミン類が使え、特にメチルアミン(CHNH)、ジメチルアミン((CHNH)、トリメチルアミン((CHN)、エチルアミン(CNH)、ジエチルアミン((CNH)、トリエチルアミン((CN)、エチレンジアミン(HNCHCHNH)、エタノールアミン(モノエタノールアミン(HOCHCHNH)、アリルアミン(CHCHCHNH)、ジエタノールアミン((HOCHCHNH)、等が好ましく、これらを水に溶解して使用する。
使用する水溶液での前記化合物濃度は、2〜30%程度が使用でき、浸漬時間は常温〜60℃で数分〜30分である。例えば、アンモニアであれば、濃度10〜30%、常温下で15〜120分の浸漬が好ましい。これらの水溶液で浸漬処理したのち、水洗をして乾燥させる。アンモニア水溶液にアルミニウムを浸漬することで、その中のアルミニウムは水素を発泡しつつアルミン酸イオンとなって溶解され、引出端子4の浸漬された全表面に20nm〜60nm径の凹部により形成された超微細な凹部を備えるエッチング面となる。
尚、このアンモニア水溶液に浸漬後に水洗乾燥したアルミニウムの表面のX線電子分光法(XPS)による分析では、アルミニウムの表面に窒素が残存しており、これが後述する引出端子4と封口体3との密着性に有効なものとなる。
尚、本実施例における引出端子4の表面処理においては、引出端子4の全体面に表面処理が施されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば後述する封口体3と接触する引出端子4の当接面4aに範囲を限定して表面処理を施すようにしてもよい。
尚、「水溶液浸漬法」により表面処理される引出端子4には、後述する封口体3との接合強度を、より高めるために前述した表面処理よりも先に前工程として化学エッチング工程を施すようにしても良く、この化学エッチング工程は、金属形状物の表面に化学的な腐食処理を施すことにより、その表面を粗くして凹凸形状を形成する工程である。
場合によっては、原材料である金属合金材料に対して化学エッチングを行うケースもあるが、好ましくは引出端子4の形状に加工後の金属形状物に対して行う方がよい。また、結果として金属形状物の表面に微細な凹凸が出来ていればよいため、化学エッチングに限らず、エアーブラスト処理による研磨であっても良いし、サンドブラスト処理による研磨であっても良い。
図2(a)に示された金型10を利用した封口体3の射出成形について具体的に説明すると、まず樹脂注入口11aには、ヒータ等で溶融した樹脂が注入路13bを介して空洞部15に流れ込む。この樹脂は、熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー(TPE)の透過性材料から形成されており、熱可塑性樹脂においては、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK),ポリフェニレンサルファイド(PPS),液晶ポリマー(LCP),ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリ塩化ビニル,フッ素樹脂,アクリル等が用いられる。特に、PEEK、PPS、LCPは、いずれも金属材料に対して密封性に優れ接合強度も大きく、通常使用時における耐熱性、耐薬品性に優れコンデンサへの使用に適している。液晶ポリマー(LCP)としては、全芳香族ポリアミド、全芳香族ポリエステル、ポリエステルアミド、ポリアミドイミド、ポリエステルカーボネート、ポリアゾメチンが好適に用いられる。
尚、熱可塑性エラストマーは、常温ではゴム弾性を有し、高温では可塑化されて溶融成形可能となる材料であり、スチレン系、オレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、フッ素系、塩素化ポリエチレン系、ニトリル系、シリコーン系、1,2ポリブタジエン、トランス−1,4ポリイソプレン、塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイなどを用いることができ、特にポリエステル系エラストマーやポリオレフィン系ラストマーが好適に用いられる。
このように、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーは種類が豊富であり、引出端子4に用いられる金属材料に応じて軟化性に好適なものを選択できる。特に熱可塑性エラストマーはその弾性力により、引出端子4との密着度をより高めることができる。尚、これら樹脂材料には、ガラス繊維,カーボン繊維などの強化繊維や、無機物パウダー等の充填材や、着色材などの添加剤を添加してもよい。
そこで、空洞部15内に樹脂を流し込ませ充填させたのち、射出プランジャ16を注入路13bに向けて押し込み、さらに射出圧力を加えることで樹脂を引出端子4の当接面4aに密着させる。そして、樹脂が金型10内で冷却し固まったら、下部取付板12側から下方に可動下型14を取り外し、金型10を開口して封口体3を取り外すと、図2(b)に示される封口体3の成形品が完成する。
このような射出成形によれば、引出端子4と封口体3の一体成形時に射出成形圧が掛かるので、より強固な接合が可能であり、型を替えることで形状の自由度、生産性など最も優れた成形法である。また、熱可塑性樹脂のインサート用にロボットを用意すれば大量生産に好適となる。
次に、射出条件について簡単に説明すると、金型温度、射出温度は高い方が良い結果が得られるが無理に上げることはなく、熱可塑性樹脂を使う通常の射出成形時とほぼ同様の条件で十分な接着効果が発揮できる。要するに、円滑な封口体3の成形を阻害しない範囲で出来るだけ高温の樹脂溶融物が引出端子4の当接面4aに接するようにすることが好ましい。
このように、引出端子4の当接面4aには、あらかじめ前述のアンモニア、ヒドラジン、及び水溶性アミン系化合物から選択される1種以上の化合物と接触させた「水溶液浸漬法」により、20nm〜60nm径の凹部が全表面に施されているため、この表面処理された当接面4aに射出成形によって熱溶融された熱可塑性樹脂が金型に流れ込み、さらに、熱可塑性樹脂に射出加圧が加えられるため当接面4aに樹脂が均質的に密接され、当接面4aに封口体3を構成する熱可塑性材料が直接的に結合される。したがって、当接面4aと熱可塑性樹脂との密着度が高く、封口体3と引出端子4の強固な接合が可能となり、コンデンサ1として密封性能が高い一体化接合構造が得られる。
尚、「水溶液浸漬法」の表面処理によって引出端子4の表面に形成された凹部の大きさは、引出端子4の水溶液浸漬時間や水溶液を構成する化合物の配合状況や、その希釈率により調整可能となっているが、本実施例においては本出願人の検証実験に基づき、20nm〜60nm径となるように表面処理を行うことで、封口体3との一体成形時に引出端子4と熱可塑性材料とを、より効果的に結合することができ、長期に渡り密封性能が極めて高く且つ接合強度が大きい引出端子4と封口体3の接合構造とすることができることから好ましい。また、本実施例においては本出願人の検証実験に基づき、表面処理による20nm〜60nm径の凹部の深さを、20nm〜60nmの深さとなるように浸漬処理することで、さらに封口体3と引出端子4との接合強度を効果的に高めることができる。
さらに、引出端子4の表面に表面処理よりも先に前工程として前述した化学エッチング工程が施された場合には、引出端子4の表面に微細な凹部が形成されるため、熱溶融された熱可塑性樹脂が凹部内に入り込み、アンカー効果で封口体3と引出端子4との接合強度の強化が図られ、且つ当接面4aの密着度を高くすることができ、長期に渡り接合強度の大きな接合が可能となる封口体3と引出端子4が一体成形される。すなわち、この化学エッチング工程による凹凸の形成上に、さらに前述で説明した表面処理が施されることで相乗効果を得られ、封口体3との接合強度を一段と高めることができる。
尚、本実施例で示された射出成形以外の封口体3の別成形方法としては、特に図示しないが、金型に引出端子4と熱可塑性樹脂をインサートして、他方の金型で閉めて加熱しつつ押し付ける成形法、即ち加熱プレス成形でも一体化品を得ることができる。量産に適した方法ではないが、形状や、生産コスト等により使い分ければよい。
その他に、パイプ状物、板状物などの一体化品が求められる場合に、押出し成形という方法が使用されるが、この押出し成形でも本発明は利用可能である。前述した熱可塑性樹脂が加熱溶融状態の時に表面処理された引出端子4と接触することが重要であるだけであり、理論的には成形方法を選ばない。ただし、この押出し成形では溶融樹脂と引出端子4の表面の間にかかる圧力が射出成形等と比較すると著しく低い。この点で前述した射出成形による程の強い接着力を示すことは期待できないが、実用上十分使用に耐える成形方法である。
次に、図3(a)に示されるように、封口体3と一体成形された引出端子4は、前述の内部端子4’と超音波溶接、コールドウェルド(冷間圧接)、ステッチなどの手法にて接続されることでコンデンサ素子5が取り付けられており、このコンデンサ素子5を矢印方向に移動させながら電解液が充填された外装ケース2内に収納させる。そして、図3(b)に示されるように、外装ケース2の開口上端面2aに封口体3を載置した状態で、両者2,3を密封接合する。外装ケースが樹脂材料の場合はレーザによる方法、超音波接合、接着剤や熱圧着(ホットプレス)で接合させることで、外装ケース2内にコンデンサ素子5が密封封止される。尚、内部のコンデンサ素子5および引出端子4に影響を与えず、且つコンデンサ1の密封性を確保できる構成であれば、別の封止方法を用いても良いことはいうまでもない。また、外装ケースが金属ケースの場合は、カーリング処理による加締めや、レーザによる方法で接合できる。
このようにして構成されたコンデンサ1の引出端子4の当接面4aには、あらかじめ前述したアンモニア、ヒドラジン及び水溶性アミン系化合物から選択される1種以上の化合物と接触させた「水溶液浸漬法」により、当接面4aに20nm〜60nm径の凹部が形成されるため、射出成形による一体成形によって封口体3の樹脂と当接面4aとの密封性能が極めて高く、かつ長期に渡り接合強度が大きいコンデンサ1の引出端子4と封口体3の一体化接合構造が構成される。
したがって、コンデンサ1の密封性が極めて高いので、電解液の漏れが確実に防止されるとともに、外部の水分や細かな異物等がコンデンサ1の内部に進入されることが未然に防止され、外部からのコンデンサ素子5へ悪影響も生じることなく常に保護することができる。
次に、実施例1の変形例である図4(a)に示されるように、封口体3の下面3aには前述した射出成形時に、下方に向けて延在される引出端子4,4の一部を覆うように突出部3e,3eが封口体3と一体で金型形成されており、射出圧力の加圧によって予め前述の「水溶液浸漬法」の表面処理により20nm〜60nm径の凹部が施された引出端子4,4の当接面4a,4aに突出部3e,3eを含む封口体3の樹脂が密着され、引出端子4,4に内部端子4’,4’を接続することでコンデンサ素子5が取り付けられている。
そして、図4(b)に示されるように、コンデンサ素子5が電解液の充填された外装ケース2内に収納され、且つ外装ケース2と封口体3が密封接合されたコンデンサ1の成形状態においては、突出部3e,3eによって封口体3と引出端子4,4との接触面積が拡大されていることから、封口体3における引出端子4,4の固定性を高めるとともに、両者3,4の密着性が向上されており、コンデンサ1の密封性をさらに高めている。
また、突出部3e,3eがコンデンサ素子5側に向けて設けられたことで、外部に突出することなく外装ケース2内のスペースを有効に活用して収納されることから好ましいが、突出部3e,3eの成型箇所とは反対の面に突出部を設けることで、封口体3と引出端子4,4との接触面積を増やし、コンデンサ1との密封性を高めるようにしてもよい。
次に、本発明の実施例2を図5に基づいて説明する。図5(a)は、本発明の実施例2におけるコンデンサ素子と外装ケースと封口体の分解組立断面図であり、図5(b)は、外装ケースと封口体の接合を示す断面図である。尚、前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明を省略することにする。同様に金属材料の表面処理の詳細な説明についても割愛して説明する。
図5(a)に示されるコンデンサ1’は、前後に積層された積層状のコンデンサ素子5’を収納可能な有底四角筒状とされた樹脂等で構成した外装ケース2の開口を、2本の引出端子4を密封状態で外部に導出した封口体3にて封止した電解式の角状コンデンサ1’を示している。
このコンデンサ素子5’は、陽極箔ならび陰極箔の間にセパレータを介して積層させた積層タイプのコンデンサが用いられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、陽極箔ならび陰極箔の間にセパレータを介して巻回した巻回タイプのコンデンサ素子を用いてもよい。そして、これら使用するコンデンサ素子5’が巻回にて積層された円筒状のものであれば、外装ケースも円筒状のものとすれば良い。
前述の実施例1では、封口体3の全体を熱可塑性樹脂による射出成形で構成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図5(a)に示されるように、樹脂材料からなる外装ケース2’と接合しやすい樹脂材(角端部3d)を選定し、封口体3’の中央部3cを前述した実施例1の射出成形に適した、つまり引出端子4との密着性に優れたPPS、PBTなどの熱可塑性樹脂として、表面処理が施された引出端子4と一体で従来公知の2色成形法による射出成形で封口体3’を製作する。
尚、前記樹脂材3dと熱可塑性樹脂3cは、前記2色成形に限らず、熱可塑性樹脂3cと引出端子4を一体成形した後、樹脂材3dを別途レーザによる方法、接着剤やホットプレス、或いは超音波接合にて熱可塑性樹脂3cと一体化して封口体3’を製作することもできる。
そして、図5(b)に示されるように、引出端子4と内部端子4’とを接続したコンデンサ素子5’が外装ケース2’に収納された後、この外装ケース2’と封口体3’を前述した実施例1と同様に、レーザによる方法、接着剤または熱圧着(ホットプレス)、あるいは超音波接合等の方法により接合すればよい。このように、外装ケース2’が樹脂材料で形成され、この樹脂材料に当接する封口体3’の部位(角端部3d)に前記外装ケース2’と接合しやすい樹脂材を用いることで、コンデンサの密封性はより向上する。
尚、外装ケース2’として金属材料を用い、封口体3’の角端部3dを前記金属材料と接合しやすい材料を用いることもできる。更には、前記封口体3’の角端部3dをレーザ光が透過する透過性材料とすることで、この透過性材料に当接される封口体3’の中央部3cとの当接面をレーザ光の照射によって溶融又は軟化させて両者3c,3dを接合し、同じく透過性材料の角端部3dと当接する外装ケース2’の当接面をレーザ光により溶融又は軟化させて両者3d,2’を接合することもできる。
この透過性材料としては、熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマーがあり、熱可塑性樹脂では、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、アクリル等が用いられる。熱可塑性エラストマーを使用する際には、ポリエステルエラストマー等が用いられる。特に、PEEK、PPS、LCPは、いずれも金属材料に対して密封性に優れ接合強度も大きく、通常使用時における耐熱性、耐薬品性に優れコンデンサへの使用に適している。また熱可塑性エラストマーは、その弾性力により、レーザ光の照射時における封口体3’の中央部3cや外装ケース2’との密着度をより高めることができ接合後の密封性は良好である。
本発明においては表面処理が施された引出端子4の当接面4aに接触される封口体3’の中央部3cを、少なくとも引出端子との密着性に優れた熱可塑性の樹脂材料で形成し、加圧、加熱された溶融樹脂と引出端子4とを一体化することで、封口体3と引出端子4との高い密着性と大きな接合強度が得られる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば実施例1,2においては、外装ケースを樹脂材料のケースとしているが、その他として金属材料やセラミック材料などを用いることができる。前記金属材料としては、アルミニウム系の他にも鉄、銅、スズ等を用いることも可能である。また、引出端子の形状は平板状、円柱状等の各種形状のものにも適用可能である。
本発明の実施例1におけるコンデンサの全体像を示す一部破断斜視図である。 (a)は、封口体の射出形成過程を示す断面図であり、(b)は、射出成形によって引出端子が一体となった封口体を示す断面図である。 (a)は、コンデンサ素子と外装ケースと封口体の分解組立断面図であり、(b)は、外装ケースと封口体の接合を示す断面図である。 (a)は、実施例1の変形例におけるコンデンサ素子と外装ケースと封口体の分解組立断面図であり、(b)は、同変形例の外装ケースと封口体の接合を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施例2におけるコンデンサ素子と外装ケースと封口体の分解組立断面図であり、(b)は、外装ケースと封口体の接合を示す断面図である。 (a)は、実施例3におけるラミネート状コンデンサを示す一部破断斜視図であり、(b)は、引出端子に封口体が一体成形された状態を示す断面図であり、(c)は、ラミネートフィルムを封口体に結合したラミネート状コンデンサを示す断面図である。
符号の説明
1、1’ 角状コンデンサ(実施例1、2)
2、2’ 外装ケース
2a 開口上端面
3、3’ 封口体
3a 下面
3c 中央部
3d 角端部
3e 突出部
4 引出端子
4’ 内部端子
4a 当接面
5、5’ コンデンサ素子
10 金型
11 上部取付板
11a 樹脂注入口
11b 貫通孔
12 下部取付板
13 固定上型
13a 端子固定溝
13b 注入路
14 可動下型
14a 端子固定溝
15 空洞部
16 射出プランジャ
21 ラミネート状コンデンサ(実施例3)
22 ラミネートフィルム
23 封口体
23a 貫通孔
24 引出端子
24a 当接面
24’ 内部端子
25 コンデンサ素子

Claims (4)

  1. コンデンサ素子と、該コンデンサ素子を収納する開口部を有する外装ケースと、前記開口部を密着封止する封口体と、前記コンデンサ素子に接続されているとともに、前記封口体より外部に導出された引出端子とを備え、前記封口体が、その中央部に配置した熱可塑性樹脂と角隅部に配置した樹脂材とからなり、前記外装ケースの開口上端面に前記封口体の角隅部を載置した状態で両者を密封接合し、前記引出端子を前記封口体の熱可塑性樹脂と密封状態で一体に接合したコンデンサであって、前記引出端子が、アンモニア、ヒドラジン、及び水溶性アミン系化合物から選択される1種以上の化合物の水溶液に浸漬させて表面処理が施された金属材料で構成されていることを特徴とするコンデンサ。
  2. 前記表面処理が施された金属材料の表面は、20nm〜60nm径の凹部が形成されている請求項に記載のコンデンサ。
  3. 前記熱可塑性材料は、ポリブチレンテレフタートまたはポリフェニレンサルファイドである請求項1または2に記載のコンデンサ。
  4. 前記金属材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金である請求項1乃至のいずれかに記載のコンデンサ。
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