JP5056467B2 - 流体伝動装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動車用自動変速機等で用いられる流体伝動装置の技術分野に属する。
自動車用自動変速機で用いられる流体伝動装置においては、エンジンの燃費向上等を目的として、その入力側(ポンプ側)と出力側(タービン側)とを直結するロックアップクラッチが設けられ、運転状態に応じて該クラッチを締結状態(ロックアップアップ状態)、解放状態(コンバータ状態)、及びスリップ状態に制御することが行われるが、さらに、締結状態及びスリップ状態で、エンジン側からの捩り振動を吸収するため、該ロックアップクラッチの出力部材であるクラッチディスクにダンパ機構が備えられることがある。
このダンパ機構は、例えば特許文献1に開示されているように、前記クラッチディスクを、ロックアップクラッチ締結時にポンプ側に結合される入力側のドライブ部材と、タービン側に連結された出力側のドリブン部材とで構成すると共に、両部材間にダンパスプリングを介設し、両部材を所定範囲内で相対回転可能に弾性的に連結した構成とされている。
また、前記捩り振動を効果的に減衰するため、前記特許文献1に記載の流体伝動装置においては、前記ダンパ機構におけるドライブ部材とドリブン部材との間に、即ち前記ダンパスプリングに並列にフリクション部材を配設し、前記ドライブ部材とドリブン部材との間で摩擦に基づくヒステリシストルクを発生させるように構成されている。このヒステリシストルクの発生により前記捩り振動が減衰され、該振動に起因する主として低車速時に顕著となる室内こもり音が低減される。
特開2000−320643号公報
しかし、前記特許文献1に記載された流体伝動装置の構成では、ヒステリシストルクの大きさを可変制御できないので、特定の運転状態でしか室内こもり音を低減できないという問題があり、例えばロックアップクラッチの締結状態でこもり音のレベルを低減するように設定すれば、該ロックアップクラッチのスリップ時には却ってそのレベルが上昇する、といった問題が発生する。
そこで、本発明は、ロックアップクラッチに、ダンパ機構とヒステリシストルク発生機構とが備えられた流体伝動装置において、広い運転領域において、室内こもり音を効果的に低減することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、エンジンに連結されたポンプインペラと、該ポンプインペラに対向配置され、該インペラの回転により流体を介して駆動されるタービンランナと、締結時に前記ポンプインペラとタービンランナとを直結するロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチの出力側に設けられたダンパ機構とを有する流体伝動装置であって、前記ダンパ機構の入、出力部材間にヒステリシストルクを発生させるヒステリシストルク発生機構が備えられ、かつ該ヒステリシストルク発生機構で発生するヒステリシストルクの大きさを可変制御するヒステリシストルク制御手段が設けられていると共に、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段が備えられ、前記ヒステリシストルク制御手段は、ヒステリシストルクが大きいときに、小さいときに比べて室内こもり音のレベルが高くなるエンジン回転数の領域では該ヒステリシストルクが相対的に小さくなるように、それ以外の領域では該ヒステリシストルクが相対的に大きくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、エンジンに連結されたポンプインペラと、該ポンプインペラに対向配置され、該インペラの回転により流体を介して駆動されるタービンランナと、締結時に前記ポンプインペラとタービンランナとを直結するロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチの出力側に設けられたダンパ機構とを有する流体伝動装置であって、前記ダンパ機構の入、出力部材間にヒステリシストルクを発生させるヒステリシストルク発生機構が備えられ、かつ該ヒステリシストルク発生機構で発生するヒステリシストルクの大きさを可変制御するヒステリシストルク制御手段が設けられていると共に、前記ヒステリシストルク発生機構は、前記ロックアップクラッチの出力部材であるクラッチディスクに設けられたダンパスプリングの内周側に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の流体伝動装置において、前記ヒステリシストルク制御手段は、前記ロックアップクラッチが締結状態に制御されているときはヒステリシストルクが相対的に小さくなるように、前記ロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときはヒステリシストルクが相対的に大きくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の流体伝動装置において、前記ロックアップクラッチのスリップ量を検出するスリップ量検出手段が備えられ、前記ヒステリシストルク制御手段は、前記ロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときに、前記スリップ量検出手段によって検出されるロックアップクラッチのスリップ量が大きいほどヒステリシストルクが大きくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の発明は、前記請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の流体伝動装置において、エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段が備えられ、前記ヒステリシストルク制御手段は、前記ロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときに、前記エンジン回転数検出手段によって検出されるエンジン回転数が所定回転数でヒステリシストルクが最も大きくなり、該所定回転数から低回転側及び高回転側にエンジン回転数が離れるほど、ヒステリシストルクが小さくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする。
以上のように構成したことにより、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、ヒステリシストルク制御手段により、ダンパ機構の入、出力部材間に設けられたヒステリシストルク発生機構で発生するヒステリシストルクの大きさを可変制御することが可能となるので、例えばロックアップクラッチが締結状態にあるかスリップ状態にあるかに応じて、該ヒステリシストルクの大きさを制御することが可能となる。したがって、このヒステリシストルクを利用して、広い運転領域でロックアップクラッチの捩り振動に起因する室内こもり音を効果的に低減することが可能となる。
その場合に、請求項1に記載の発明によれば、エンジン回転数によって、ヒステリシストルクを小さくした方が室内こもり音のレベルが低下する領域と、ヒステリシストルクを大きくした方が室内こもり音のレベルが低下する領域とが存在する場合に、前者の領域では、ヒステリシストルクが相対的に小さくなるように、後者の領域では、ヒステリシストルクが相対的に大きくなるように制御されるので、いずれの領域においても、室内こもり音が効果的に低減されることになる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記ヒステリシストルク発生機構が、ロックアップクラッチの出力部材であるクラッチディスクにおけるダンパスプリングの内周側に配置されるので、該ダンパスプリングを配設することにより軸方向に膨出した部位の内周側に生じるスペースが有効利用され、ダンパ機構とヒステリシストルク発生機構とを軸方向に併設する場合等に比較して当該流体伝動装置の軸方向寸法が短縮されることになる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記ロックアップクラッチが締結状態に制御されているときはヒステリシストルクが相対的に小さくなるように、前記ロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときはヒステリシストルクが相対的に大きくなるように、ヒステリシストルク発生機構が制御されるので、例えば比較的低車速時におけるエンジンの常用回転数範囲において、ロックアップクラッチの締結時には、ヒステリシストルクが小さくされて、ダンパ機構の入、出力部材間に相対回転が生じ易くなることにより、捩り振動が効果的に吸収され、また、ロックアップクラッチのスリップ時には、ヒステリシストルクが大きくされて、ダンパ機構の入、出力部材間の相対回転が抑制されることにより、ロックアップクラッチのスリップとダンパ機構の相対回転とが重なることによる捩じり振動のレベルの上昇が抑制され、いずれの状態においても、該室内こもり音が効果的に低減されることになる。
また、請求項4に記載の発明によれば、ロックアップクラッチのスリップ時に、ロックアップクラッチのスリップ量が大きいほどヒステリシストルクが大きくなって、ダンパ機構の入、出力部材の相対回転が抑制され、逆に、ロックアップクラッチのスリップ量が小さいほどヒステリシストルクが小さくなって、ダンパ機構の入、出力部材が相対回転し易くなることにより、いずれの場合にも、ロックアップクラッチのスリップ量とダンパ機構における前記相対回転とを、室内こもり音が低く抑制されるように、適度にバランスさせることが可能となる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、同じくロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときに、例えばヒステリシストルクを小さくすることにより室内こもり音のピークが生じる所定エンジン回転数でヒステリシストルクを最も大きくすることにより、そのピークを低減させると共に、その回転数から離れるほどヒステリシストルクを小さくすることにより、室内こもり音を広いエンジン回転数領域で低減させることが可能となる。
以下、自動変速機に適用した本発明に係る流体伝動装置の実施の形態について説明する。
図1に示すように、この実施の形態に係る流体伝動装置はトルク増大機能を備えたトルクコンバータであって、このトルクコンバータ1の本体10は、エンジン側のフロントカバー11と反エンジン側のポンプハウジング12とを結合してなる中空円盤状とされ、前記フロントカバー11がエンジンのクランク軸2にドライブプレート3を介して取り付けられている。
前記ポンプハウジング12の外周部内側には、ブレード状のポンプインペラ21…21が複数枚、放射状に配設され、これらによりエンジンと一体回転するポンプ20が構成されている。
また、そのエンジン側には、タービンシェル31が回転自在に配設され、その外周部に、前記ポンプインペラ21…21と対向するようにブレード状のタービンランナ32…32が複数枚、放射状に配設され、これらにより、前記ポンプ20の回転により本体10内の作動油を介して回転駆動されるタービン30が構成されている。そして、前記タービンシェル31のスリーブ状の内周端部31aは、タービンハブ33の外周面にスプライン嵌合され、さらに、このタービンハブ33の内周面は、変速機構側へ動力を伝えるタービンシャフト34の前端部にスプライン嵌合されている。これにより、タービン30の回転が変速機構側へ出力される。
また、前記ポンプ30とタービン30との間にステータ40が配置されている。このステータ40は、基部41の外周部に、前記ポンプインペラ21…21とタービンランナ32…32の内周部の間に位置するように複数のブレード42…42を設けた構成で、前記基部41は、ワンウェイクラッチ43を介して変速機ケース(図示せず)から延びるボス部4に支持されており、所定方向にのみ回転可能とされている。そして、前記ブレード42…42により、タービン30を駆動した作動油を案内してポンプ20側に戻すと共に、その際の反力により、速度比(タービン回転数/ポンプ回転数)が所定値より小さいときにトルク増大作用を実現するようになっている。
また、このトルクコンバータ1には、前記ポンプ20とタービン30とを直結するロックアップクラッチ50が備えられている。つまり、前記フロントカバー11内の外周部にはドラム状部材51が固着され、その内周面にピストン52の外周部と受圧プレート53とがスプライン係合されていると共に、これらの間に摩擦板54が介設されている。この摩擦板54の内周部は、ロックアップクラッチ50の出力部材であるクラッチディスク55の外周部にスプライン係合されており、さらに、該クラッチディスク55の内周端部55aは、前記タービンハブ33に一体的に連結されている。
また、前記ピストン52の内周部はエンジン側へ膨出され、その膨出部52aの外周面と内周面とは、フロントカバー11の内面に固着された外側及び内側ガイド部材56、57に油密状態で摺動可能に支持されていると共に、該ピストン膨出部52aの背面と前記フロントカバー11の内面との間が油圧室58とされ、前記タービンシャフト34に設けられた通路34a及び前記内側ガイド部材57とフロントカバー11との間に設けられた通路57aを通って該油圧室58にロックアップクラッチ締結用油圧(以下、「ロックアップ圧」という)が供給されるようになっている。
そして、このロックアップ圧の供給時には、前記ピストン52が反エンジン側に押圧されることにより、摩擦板54が該ピストン52と受圧プレート53との間に挟み付けられ、該摩擦板54に係合されたクラッチディスク55が該摩擦板54及びドラム状部材51を介して本体10のフロントカバー11に結合される。これにより、ロックアップクラッチ50が締結されて、トルクコンバータ1はポンプ20とタービン30とが直結されたロックアップ状態となる。
また、前記ロックアップ圧の制御により、前記摩擦板54がピストン52と受圧プレート53との間で摺動して、ロックアップクラッチ50がスリップ状態に制御され、さらに、ロックアップ圧を排出すれば、前記摩擦板54が解放されてロックアップクラッチ50が解放状態となり、トルクコンバータ1は、ポンプ20とタービン30とが流体のみを介して連動するコンバータ状態となる。
さらに、このロックアップクラッチ50のクラッチディスク55には、ダンパ機構60と、該ダンパ機構60にヒステリシストルクを与えるためのヒステリシストルク発生機構70とが備えられている。
つまり、該ダンパ機構60を構成するクラッチディスク55は、前後一対のドライブ部材61、61と、これらのドライブ部材61、61間に配置されたドリブン部材62と、周方向の複数箇所でドライブ部材61、61に保持され、該ドライブ部材61、61とドリブン部材62とを回転方向に弾力的に連結するダンパスプリング63とで構成され、該ダンパスプリング63の伸縮によってドライブ部材61、61とドリブン部材62とを一定範囲で相対回転可能とするダンパ機構60が構成されている。
そして、一方のドライブ部材61の外周部が前記摩擦板54にスプライン係合され、ドリブン部材62の内周端部(クラッチディスク55の内周端部55a)が前記タービンハブ33に連結されていることにより、ロックアップクラッチ50の締結時及びスリップ時に、エンジンからクラッチディク55に伝達される捩り振動を吸収するようになっている。
また、ヒステリシストルク発生機構70は、図2に拡大して示すように、前記タービンシェル31のスリーブ状の内周端部31aにスプライン嵌合されることにより、タービンハブ33を介してクラッチディスク55のドリブン部材62に連結されたフリクションピストン71を有する。このフリクションピストン71の外周部は、前記ダンパ機構60を構成する一方のドライブ部材61の内周部に設けられた摺動面61aに対向する押圧部71aとされ、該押圧部71の前記摺動面61aに対向する面には摩擦材71bが貼付されている。
また、該フリクションピストン71の内周部は受圧部71cとされていると共に、該受圧部71cと前記押圧部71bとの間にエンジン側及び反エンジン側に延びる筒状部71d、71eが設けられている。これらの筒状部71d、71eは、前記ダンパ機構60のドリブン部材62、及び前記タービンシェル31に設けられた段付き部の内周面にそれぞれ油密状態で摺動可能に嵌合されており、これにより、受圧部71cのエンジン側に油圧室72が、反エンジン側に遠心バランス室73がそれぞれ画成されている。
そして、前記油圧室72には、前記タービンシャフト34、タービンハブ33、及びタービンシェル31の内周端部31aにそれぞれ設けられた通路34b、33a、31bを通ってフリクションピストン押圧用油圧(以下、「ヒステリシス圧」という)が供給され、これにより、フリクションピストン71が前記遠心バランス室73内に備えられたリターンスプリング74の付勢力に抗して反エンジン側に移動し、前記押圧部71a(摩擦材71b)がダンパ機構60におけるドライブ部材61の摺動面61aに押し付けられるようになっている。
これにより、ダンパ機構60のドライブ部材61とドリブン部材62との間に、即ちダンパスプリング63に並列に、捩り振動による両部材61、62の相対回転に対する抵抗となるヒステリシストルクが付与され、ダンパ機構60による捩り振動吸収作用が抑制されることになる。
その場合に、前記ヒステリシス圧を制御することにより、ヒステリシストルクの大きさを制御することが可能とされ、前記フリクションピストン71の押圧部71aがドライブ部材61の摺動面61aに固着されたヒステリシストルクが最大の状態(以下、「固着状態」という)から、ヒステリシストルクが小さくなってフリクションピストン71の押圧部71aが前記摺動面61aに対して摺動する状態(以下、「摺動状態」という)、及びヒステリシス圧が排出されて前記押圧部71aが摺動面61aから完全に離反したヒステリシストルクが最小の状態(以下、「解放状態」という)にまで制御されるようになっている。
なお、油圧室72からヒステリシス圧を排出した解放状態では、該油圧室72に残存する作動油に作用する遠心力によりフリクションピストン71を固着方向に押圧する力が発生するが、この力は、タービンシェル31に設けられた通孔31cにより遠心バランス室73に導入される作動油に作用する遠心力によって相殺され、フリクションピストン71を解放状態に制御しているときに、固着状態となることが防止される。
一方当該自動変速機には、変速制御や前記ロックアップクラッチ50の制御用としてコントロールユニット100が備えられ、該コントロールユニット100により、車速とエンジン負荷とをパラメータとして、変速段の制御と、ロックアップクラッチ50を解放状態、スリップ状態又は締結状態のいずれかに設定する制御とを行うようになっている。
そして、このコントロールユニット100は、ロックアップクラッチ50の捩り振動に起因する室内こもり音対策制御も行うようになっており、図3に示すように、その制御に用いられるものとして、自動変速機が搭載された自動車の車速を検出する車速センサ101からの信号と、トルクコンバータ1の入力回転数であるエンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ102からの信号と、トルクコンバータ1の出力回転数であるタービン30の回転数を検出するタービン回転数センサ103からの信号とが入力されるようになっている。
そして、コントロールユニット100は、これらの信号が示す運転状態に応じてヒステリシストルク発生機構70の油圧室72に供給されるヒステリシス圧を制御するように、油圧制御ユニット110におけるヒステリシス圧制御用油圧アクチュエータ111に制御信号を出力する。これにより、ヒステリシストルク発生機構70におけるフリクションピストン71のダンパ機構60におけるドライブ部材61の摺動面61aに対する押付力が制御され、運転状態に応じたヒステリシストルクが発生する。
ここで、このヒステリシストルクと室内こもり音の関係を説明すると、まず、ロックアップクラッチ50が締結状態にあるときは、図4に示すよう、低車速域でのエンジンの常用回転数範囲Xにおいて、ヒステリシストルクが最大の状態、即ちヒステリシス圧が最大で、ヒステリシストルク発生機構70のフリクションピストン71がダンパ機構60のドライブ部材61に対して固着状態にあるときに、特性Aで示すように、室内こもり音のレベルが最も高くなる。そして、この状態から、ヒステリシス圧ないしヒステリシストルクを小さくして、フリクションピストン71を摺動状態とすれば、特性Bで示すように室内こもり音のレベルが低下し、さらに、ヒステリシス圧を排出し、ヒステリシストルクを最小として、フリクションピストン71を解放状態とすれば、特性Cに示すように、室内こもり音のレベルが最も低くなる。
また、ロックアップクラッチ50がスリップ状態にあるときは、図5に示すように、同じく低車速域でのエンジンの常用回転数範囲Xにおいて、ヒステリシス圧をヒステリシストルク発生機構70の油圧室72から排出し、フリクションピストン71を解放状態とすれば、特性Dに示すように、室内こもり音のレベルのピークが発生する。そして、この状態から、ヒステリシス圧を供給し、ヒステリシストルクを発生させてゆけば、室内こもり音の前記ピークが次第に低下し、ヒステリシス圧を最大としてフリクションピストン71を固着状態とすれば、特性Eに示すように、前記ピークが完全に消滅する。なお、図5に示す特性では、エンジンの常用回転数範囲X内におけるピーク回転数nから離れた回転数の領域で、フリクションピストン71の固着状態の特性Eの方が、解放状態の特性Dより高い室内こもり音のレベルを示している。
ここで、ロックアップクラッチ50のスリップ量、即ちエンジン回転数とタービン回転数の差回転数(エンジン回転数−タービン回転数)が0から増加するに従って、室内こもり音の特性は図4の状態から図5の状態へ移行することになるが、このことから、室内こもり音のレベルを低く保つためには、前記スリップ量の増加に従って、ヒステリシストルクを増大させればよいことになる。
また、ロックアップクラッチ50のスリップ時において、図5に示す室内こもり音のピークの影響を抑制するためには、エンジン回転数がピーク回転数nの近傍にあるときは、ヒステリシストルクを大きくして固着状態の特性Eに近づけ、エンジン回転数が該ピーク回転数nより低回転側及び高回転側に離れれば、ヒステリシストルクを小さくして、解放状態の特性Dに近づけるのが望ましいことになる。
また、図5に示す特性の場合、前記エンジンの常用回転数範囲X内において、特性D、Eのレベルが回転数n1で逆転するので、この場合は、エンジン回転数がn1以下では特性Eを、n1以上では特性Dを採用するのが望ましいことになる。
次に、前記コントロールユニット100による室内こもり音対策制御の具体的動作を説明する。
図6に示すフローチャートは第1制御例の動作を示すもので、まず、コントロールユニット100は、ステップS1で、前記センサ101〜103からの各種信号を入力し、次いでステップS2、S3で、車速が所定車速以下か否か、エンジン回転数が前記常用回転数範囲X内か否かを判定する。そして、室内こもり音が問題となる所定車速以下の低車速時であり、かつ、ヒステリシストルクの制御を行う範囲X内であるときは、次にステップS4で、現時点のロックアップクラッチ50の制御状態が解放状態か、スリップ状態か、締結状態かを判定する。
ロックアップクラッチ50が解放状態にあるときは、もともとロックアップクラッチ50に起因する室内こもり音が発生しないので、ステップS5で、ヒステリシストルク発生機構70における油圧室72に供給されるヒステリシス圧を排出するように制御信号を出力する。これにより、フリクションピストン71は、リターンスプリング74の付勢力により、摺動部71aがダンパ機構60におけるドライブ部材61の摺動面61aから離反した解放状態となる。したがって、この場合は、ダンパ機構60のドライブ部材61とドリブン部材62との間、換言すれば、ダンパスプリング63の入、出力側間が分離され、該スプリング63の弾性力を介して連結された状態となる。
また、ロックアップクラッチ50が締結状態にあるときもステップS5を実行し、ヒステリシストルク発生機構70におけるフリクションピストン71を解放状態とする。これにより、室内こもり音の特性として、図4の特性Cが実現されることになり、室内こもり音のレベルが低くなる。
一方、ロックアップクラッチ50がスリップ状態にあるときは、ステップS6以下を実行し、まず、ステップS6で、エンジン回転数とタービン回転数の差回転数であるスリップ量を算出し、次に、ステップS7で、図7に示すマップから、算出したスリップ量に基づき、第1係数K1を求める。このマップは、予めコントロールユニット100に記録されているもので、最大値を1として、スリップ量が大きくなるほど第1係数K1が大きな値をとるように設定されている。
また、ステップS8で、図8に示すマップから、そのときのエンジン回転数に応じた第2係数K2を求める。このマップも予めコントロールユニット100に記録されているもので、第2係数K2の値を、図5に示す前記ピーク回転数nのときの値を最大値の1とし、このピーク回転数nから低回転数側及び高回転数側に離れるに従って小さくなるように設定されている。
そして、ステップS9で、フリクションピストン71を固着状態とする際のヒステリシス圧、即ち該ヒステリシス圧の最大値をPとし、これに前記第1、第2係数K1、K2を積算することにより、ヒステリシス圧の制御値Pを算出し、ステップS10でこのヒステリシス圧Pがヒステリシストルク発生機構70の油圧室72に供給されるように制御信号を出力する。
これにより、ロックアップクラッチ50のスリップ時には、上記ヒステリシス圧Pが供給されることにより、ヒステリシストルク発生機構70のフリクションピストン71の押圧部71aが、その圧力に応じた押圧力でダンパ機構60におけるドライブ部材61の摺動面61aに押し付けられることになり、その圧力Pに応じたヒステリシストルクが該ダンパ機構60のドライブ部材61とドリブン部材62との間、換言すれば、ダンパスプリング63の入、出力側の間に付与されることになる。
これにより、該ダンパ機構60におけるドライブ部材61とドリブン部材62の相対回転が抑制されることになるが、その場合に、付与されるヒステリシストルクは、ロックアップクラッチ50のスリップ量が大きいほど大きくされ、逆に、ロックアップクラッチ60のスリップ量が小さいほど小さくされるので、いずれの場合にも、ロックアップクラッチ50のスリップ量とダンパ機構60における前記相対回転とがバランスされ、ロックアップクラッチ50のスリップ量に拘わらず、広い運転領域で、室内こもり音が効果的に低減されることになる。
また、ヒステリシストルクは、エンジン回転数が図5に示す室内こもり音のピーク回転数nの近傍にあるときは大きく、このピーク回転数nより離れるほど小さくされるので、ロックアップクラッチ50がスリップ状態にあるとき、前記回転数n0の近傍では、フリクションピストン71を解放状態にすること(ヒステリシストルクを小さくすること)によるピークの発生が回避されると共に、その回転数から離れるほどヒステリシストルクが小さくされて、フリクションピストン71の解放状態の特性Dに近づけられ、その結果、エンジン回転数の広い領域で室内こもり音が低く抑制されることになる。
次に、図9にフローチャートを示す第2制御例の動作を説明すると、この制御例の動作のステップS11〜S15は第1制御例の動作と同じであって、ステップS11で各種信号を入力し、ステップS12、S13で、車速が所定車速以下か否か、エンジン回転数が前記常用回転数範囲X内か否かを判定する。そして、室内こもり音が問題となる所定車速以下の低車速時であり、かつ、ヒステリシストルクの制御を行う範囲X内であるときは、次にステップS14で、現時点のロックアップクラッチ50の制御状態が解放状態か、スリップ状態か、締結状態かを判定する。
ロックアップクラッチ50が解放状態にあり、室内こもり音の問題がないときは、ステップS15で、ヒステリシストルク発生機構70の油圧室72に供給されているヒステリシス圧を排出し、フリクションピストン71を解放状態とする。
また、ロックアップクラッチ50が締結状態にあるときもステップS15を実行し、ヒステリシス圧を排出して、フリクションピストン71を解放状態とする。これにより、ロックアップクラッチ50が締結状態にあるときに、室内こもり音の特性として、図4の特性Cが実現され、室内こもり音のレベルが低くなる。
一方、ロックアップクラッチ50がスリップ状態にあるときは、ステップS16で、エンジン回転数が、図5の特性E、Dのレベルが逆転する回転数n1より低いか否かを判定する。そして、低くないときは、前記ステップS15で、ヒステリシス圧を排出するように制御信号を出力し、フリクションピストン71を解放状態に制御する。また、エンジン回転数が前記逆転回転数n1より低いときはステップS17を実行し、油圧室72に所定油圧のヒステリシス圧を供給するように制御信号を出力する。
したがって、室内こもり音のレベルは、エンジン回転数が前記逆転回転数n1より低いときは図5の特性E、高いときは特性Dを示し、エンジン回転数の常用範囲Xにおいて、常にレベルが低い状態に制御されることになる。
なお、室内こもり音を低減させるためには、ロックアップクラッチ50が締結状態にあるときは、図4から明らかなように、フリクションピストン71を摺動状態又は解放状態として、ヒステリシストルクを小さくすることが有効であり、また、ロックアップクラッチ50がスリップ状態にあるときは、図5に示す特性の場合、フリクションピストン71を固着状態とした方が常用エンジン回転数範囲Xの広い領域で室内こもり音が低くなる。
第3制御例は、このような実情に対処するもので、図示しないが、ロックアップクラッチ50が締結状態にあるときは、ヒステリシストルクが相対的に小さくなるように、ロックアップクラッチ50がスリップ締結状態にあるときは、ヒステリシストルクが相対的に大きくなるように、ヒステリシストルク発生機構70に制御信号を出力する。したがって、この制御例によれば、ロックアップクラッチが締結状態及びスリップ状態のいずれにある場合にも、室内こもり音が効果的に低減されることになる。
なお、図1、図2に示すように、ロックアップクラッチ50の出力部材であるクラッチディスク55におけるダンパスプリング63の保持部は軸方向に膨出することになるが、以上の実施の形態においては、ヒステリシストルク発生機構70を構成するフリクションピストン71や油圧室72等が、前記ダンパスプリング63を保持する膨出部の内周側に配置されているので、該膨出部の内周側に生じるスペースが有効利用され、ダンパ機構60とヒステリシストルク発生機構70とを軸方向に併設する場合等に比較して、トルクコンバータ1の軸方向寸法が短縮されることになる。
以上のように本発明によれば、ロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチの締結時及びスリップ時に生じる捩じり振動を吸収するためのダンパ機構と、該ダンパ機構にヒステリシストルクを付与するヒステリシストルク発生機構とが備えられた流体伝動装置において、前記捩じり振動に起因する室内こもり音を広い運転領域で効果的に低減することが可能となり、したがって、この種の流体伝動装置が搭載される自動車用自動変速機等の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
本発明の実施の形態に係るトルクコンバータの断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 ヒステリシストルクの制御システムを示すブロック図である。 ロックアップクラッチ締結時のこもり音特性図である。 同スリップ時のこもり音特性図である。 こもり音対策制御の第1制御例の動作を示すフローチャートである。 同制御例で用いられる第1係数のマップである。 同じく第2係数のマップである。 こもり音対策制御の第2制御例の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 流体伝動装置(トルクコンバータ)
20 ポンプ
30 タービン
50 ロックアップクラッチ
55 クラッチディスク
60 ダンパ機構
63 ダンパスプリング
70 ヒステリシストルク発生機構
72 油圧室
100 ヒステリシストルク制御手段(コントロールユニット)

Claims (5)

  1. エンジンに連結されたポンプインペラと、該ポンプインペラに対向配置され、該インペラの回転により流体を介して駆動されるタービンランナと、締結時に前記ポンプインペラとタービンランナとを直結するロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチの出力側に設けられたダンパ機構とを有する流体伝動装置であって、
    前記ダンパ機構の入、出力部材間にヒステリシストルクを発生させるヒステリシストルク発生機構が備えられ、
    かつ該ヒステリシストルク発生機構で発生するヒステリシストルクの大きさを可変制御するヒステリシストルク制御手段が設けられていると共に、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段が備えられ、
    前記ヒステリシストルク制御手段は、ヒステリシストルクが大きいときに、小さいときに比べて室内こもり音のレベルが高くなるエンジン回転数の領域では該ヒステリシストルクが相対的に小さくなるように、それ以外の領域では該ヒステリシストルクが相対的に大きくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする流体伝動装置。
  2. エンジンに連結されたポンプインペラと、該ポンプインペラに対向配置され、該インペラの回転により流体を介して駆動されるタービンランナと、締結時に前記ポンプインペラとタービンランナとを直結するロックアップクラッチと、該ロックアップクラッチの出力側に設けられたダンパ機構とを有する流体伝動装置であって、
    前記ダンパ機構の入、出力部材間にヒステリシストルクを発生させるヒステリシストルク発生機構が備えられ、
    かつ該ヒステリシストルク発生機構で発生するヒステリシストルクの大きさを可変制御するヒステリシストルク制御手段が設けられていると共に、
    前記ヒステリシストルク発生機構は、前記ロックアップクラッチの出力部材であるクラッチディスクに設けられたダンパスプリングの内周側に配置されていることを特徴とする流体伝動装置。
  3. 前記請求項1又は請求項2に記載の流体伝動装置において、
    前記ヒステリシストルク制御手段は、前記ロックアップクラッチが締結状態に制御されているときはヒステリシストルクが相対的に小さくなるように、前記ロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときはヒステリシストルクが相対的に大きくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする流体伝動装置。
  4. 前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の流体伝動装置において、
    前記ロックアップクラッチのスリップ量を検出するスリップ量検出手段が備えられ、
    前記ヒステリシストルク制御手段は、前記ロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときに、前記スリップ量検出手段によって検出されるロックアップクラッチのスリップ量が大きいほどヒステリシストルクが大きくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする流体伝動装置。
  5. 前記請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の流体伝動装置において、
    エンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段が備えられ、
    前記ヒステリシストルク制御手段は、前記ロックアップクラッチがスリップ状態に制御されているときに、前記エンジン回転数検出手段によって検出されるエンジン回転数が所定回転数でヒステリシストルクが最も大きくなり、該所定回転数から低回転側及び高回転側にエンジン回転数が離れるほど、ヒステリシストルクが小さくなるように、前記ヒステリシストルク発生機構を制御することを特徴とする流体伝動装置。
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