JP5056020B2 - バックアップ処理装置、バックアップ処理方法、及び、プログラム - Google Patents

バックアップ処理装置、バックアップ処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ある記録媒体に格納されているデータを他の記録媒体にバックアップするための技術に関し、特にバックアップに失敗したときのデータ損失リスクを低減するための技術に関する。
電子式スチルカメラ(いわゆるデジタルカメラ)やデジタルビデオカメラなどで撮影した画像データは、まずカメラ内に格納されている半導体メモリなどに格納される。そして、ユーザは、この半導体メモリに格納されている画像データをCDあるいはDVDなどの他の記録媒体にバックアップした後、画像データを消去して、この半導体メモリを繰り返し利用する。
つまり、電子式スチルカメラやデジタルビデオカメラの普及により、一般ユーザが大容量データをバックアップする機会が急速に増加している。
例えば、CDなどにバックアップをするとともに、元データが格納されている記憶媒体から元データを消去する場合、バックアップの途中でエラーが発生し、バックアップ処理が完了しないときは、CDに書き込んだデータはすべて失われてしまう。
そこで、特許文献1には、このような場合にデータの論理的な整合を保つように、自動的にバックアップ処理を継続するためシステムが開示されている。
特開平9−305974号公報 特開2005−111943号公報
近年、バッテリー駆動可能な携帯型端末でバックアップ処理が可能なものが実用されている。この端末を用いた場合、バックアップ処理途中でのバッテリー切れ、あるいは外部からの衝撃等によるエラーが発生する確率が高くなる。このような場合は、特許文献1のようにバックアップ処理を継続することができない。
そこで、本発明の目的は、バックアップ処理に失敗し、処理を継続できないようなときであっても、既にバックアップしたデータを確保できるようにすることである。
本発明の別の目的は、バックアップが正常終了した場合でも、その後傷または汚れなどにより記録媒体が物理的に損傷したときでも、一部のデータの読み出しを可能とすることである。
前記目的を達成するための主たる発明は、
第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データをバッテリー駆動される装置により制御される第2の記憶媒体へバックアップするためのバックアップ処理装置であって、
前記バックアップ対象データを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要な第2の記憶媒体の容量を算出し、当該算出された必要な容量と前記第2の記憶媒体の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定する分割手段と、
前記バックアップ対象データを、前記セッション分割数に分けて、第1の記憶媒体から第2の記憶媒体へコピーするコピー手段と、
前記バッテリー駆動される装置のバッテリー残量を監視する監視手段と、
を備え、
1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了するのに前記バッテリー残量が十分ではないと前記監視手段によって判定されるときにおいて、前記コピー手段は前記1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを行わず、
前記コピー手段は、コピーの完了した前記バックアップ対象データのセッションに関する情報を有し、前記バックアップ対象データのコピーがセッション単位で完了するごとに前記情報を更新する、バックアップ処理装置である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データを第2の記憶媒体へバックアップするためのバックアップ処理装置であって、
前記バックアップ対象データを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要な第2の記憶媒体の容量を算出し、当該算出された必要な容量と前記第2の記憶媒体の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定する分割手段と、
前記バックアップ対象データを、前記セッション分割数に分けて、第1の記憶媒体から第2の記憶媒体へコピーするコピー手段と、
を備えるバックアップ処理装置。
このようにすることで、バックアップ処理に失敗し、処理を継続できないようなときであっても、既にバックアップしたデータを確保できるようにすることができる。
かかるバックアップ処理装置であって、前記第2の記憶媒体はバッテリー駆動される装置により制御され、前記バックアップ処理装置は、前記バッテリー駆動される装置のバッテリー残量を監視する監視手段をさらに備えることが望ましい。また、前記バッテリー残量が前記バックアップ対象データを前記第2の記憶媒体にバックアップするのに十分な残量であると前記監視手段によって判定されるときにおいて、前記分割手段は前記セッション分割数を0に決定することが望ましい。また、1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了するのに前記バッテリー残量が十分ではないと前記監視手段によって判定されるときにおいて、前記コピー手段は前記1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを行わないことが望ましい。また、前記監視手段は、あるセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了した後、別のセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを行う前に、前記別のセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了するのに前記バッテリー残量が十分であるか否かについて判定することが望ましい。
また、前記コピー手段は、コピーの完了した前記バックアップ対象データのセッションに関する情報を有し、前記バックアップ対象データのコピーがセッション単位で完了するごとに前記情報を更新することが望ましい。また、前記コピー手段は、前記第2の記憶媒体に前記バックアップ対象データをコピーする前に、前記第1の記憶媒体に記憶された前記バックアップ対象データの属性をリードオンリーに変更し、前記第2の記憶媒体への前記バックアップ対象データのコピーが完了した後に、前記第1の記憶媒体に記憶された前記バックアップ対象データの属性をセッション単位で消去可能な属性に変更することが望ましい。
このようにすることで、バックアップ処理に失敗し、処理を継続できないようなときであっても、既にバックアップしたデータを確保できるようにすることができる。
第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要な第2の記憶媒体の容量を算出するステップと、
前記算出された必要な容量と前記第2の記憶媒体の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定するステップと、
前記バックアップ対象データを、前記セッション分割数に分けて、前記第1の記憶媒体から前記第2の記憶媒体へコピーするステップと、
を含むバックアップ処理方法。
このようにすることで、バックアップ処理に失敗し、処理を継続できないようなときであっても、既にバックアップしたデータを確保できるようにすることができる。
バックアップ処理装置を動作させるためのプログラムであって、
第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要な第2の記憶媒体の容量を算出するステップと、
前記算出された必要な容量と前記第2の記憶媒体の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定するステップと、
前記バックアップ対象データを、前記セッション分割数に分けて、前記第1の記憶媒体から前記第2の記憶媒体へコピーするステップと、
を前記バックアップ処理装置に行わせるプログラム。
このようにすることで、バックアップ処理に失敗し、処理を継続できないようなときであっても、既にバックアップしたデータを確保できるようにすることができる。
===第1実施形態===
以下、本発明の一実施形態に係るバックアップ処理装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るバックアップ処理装置1の機能構成図である。
すなわち、バックアップ処理装置1は、第1の記憶媒体に格納されているバックアップ対象データを、第2の記憶媒体へコピーしてデータバックアップを行う。本実施形態では、メモリカード2に格納されているデータをCDにバックアップする場合を例にあげて説明するが、第1及び第2の記憶媒体はこれら以外であってもよい。
また、バックアップ処理装置1は、例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明するバックアップ処理装置1内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
さらに、バックアップ処理装置1は、この装置単体で実現することもできるし、プリンタ、デジタル複合機、ビューワなど他の装置に組み込み、その装置の一部の機能として実現することもできるし、電子式スチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの一部機能を利用して、電子式スチルカメラ、デジタルビデオカメラと組み合わせて実現することもできる。
図1に示すバックアップ処理装置1は、バックアップ管理部11と、メモリカードリーダ/ライタ12と、CDリーダ/ライタ13とを備える。
メモリカードリーダ/ライタ12は、メモリカード2に格納されているデータを読み出し、メモリカード2にデータを書き込む。
CDリーダ/ライタ13は、CD3に格納されているデータを読み出し、CD3にデータを書き込む。
バックアップ管理部11は、メモリカード2に格納されているバックアップ対象データを、CD3にバックアップするための処理を行う。例えば、バックアップ対象データの容量が大きく、バックアップ処理に時間がかかる場合には、バックアップ管理部11は、所定のルールに基づいてデータを分割する。そして、分割されたデータをそれぞれ一つの単位として、複数のセッションに分けてバックアップを行う。バックアップ対象データの分割については後述する。
図2は、メモリカード2に格納されているディレクトリ構造の一例を示す。
同図に示すように、メモリカード2には、ルートディレクトリ200直下の第1階層21にサブディレクトリである「DCIM」ディレクトリ211と「MISC」ディレクトリ212とが存在する。「DCIM」ディレクトリ211の配下の第2階層22には、さらにサブディレクトリである「100ABCDE」ディレクトリ221と「101ABCDE」ディレクトリ222とが存在する。そして、「100ABCDE」ディレクトリ221には、5つの画像ファイル251が存在し、「101ABCDE」ディレクトリ222には、2つの画像ファイル252が存在する。さらに、「MISC」ディレクトリ212には、一つのテキストファイル(「AUTPRINT.MRK」)253が存在する。
図2に示すディレクトリ構造に含まれるデータをバックアップ対象データとしてCD3にバックアップしたときの、CD3のデータ構造を説明する。
図3は、図2に示すバックアップ対象データを一つのセッションでCD3にバックアップしたときのバックアップデータ30のデータ構造を示す。
CD3は、CD−ROMファイルシステムに従った構造になっている。従って、バックアップデータ30の先頭及び末尾に、CD−ROMファイルシステムに従う管理領域301,302が設けられている。
なお、本実施形態ではISO9660レベル1の規格に従うCDを例にして説明するが、本発明はこれを拡張した他の規格(例えば、ISO9660レベル2,Jolietなど)にも適用することが可能である。
バックアップデータ30は、先頭の管理領域301に引き続き、ルートディレクトリエントリ310と、サブディレクトリである「DCIM」ディレクトリ211、及び「MISC」ディレクトリ212のディレクトリエントリ311、312とが設けられている。
「MISC」ディレクトリ212にはサブディレクトリが存在しないので、ディレクトリエントリ312に引き続いてテキストファイル253のデータ本体353が格納される。
これに引き続いて第2階層22の「100ABCDE」ディレクトリ221のディレクトリエントリ321及び「100ABCDE」ディレクトリ221内の画像ファイル251のデータ本体351、並びに「101ABCDE」ディレクトリ222のディレクトリエントリ322及び「101ABCDE」ディレクトリ222内の画像ファイル252のデータ本体352が格納される。
以上説明した範囲で、バックアップ対象データのディレクトリ及びデータ本体のすべてが含まれている。CD−ROMファイルシステムの場合、さらに、CD3に格納されている全データのディレクトリ構造を示すパステーブル330が設けられる。
パステーブル330には、バックアップデータ30をCD3に格納する時点で、CD3に含まれる全データを図2に示すようなツリー構造で表現するためのものである。従って、例えば、新品のCD3にバックアップデータ30を書き込む場合は、パステーブル330は、図2に示すツリー構造を表現するものになっている。
図5から図9には、ルートディレクトリ,「DCIM」ディレクトリ,「MISC」ディレクトリ,「100ABCDE」ディレクトリ、「101ABCDE」ディレクトリのディレクトリエントリ310,311,312,321,322のデータ構造を示す。
それぞれのディレクトリエントリ310,311,312,321,322には、自分自身のセクタを指すポインタレコード3101、3111,3121,3211,3221と、親ディレクトリのセクタを指すポインタレコード3102、3112,3122,3212,3222とが含まれていて、これのデータ長はいずれも34バイト固定である。
さらに、それぞれのディレクトリエントリ310,311,312,321,322には、それぞれのディレクトリの直下にサブディレクトリがあるときは、サブディレクトリレコード3103,3113が含まれていて、それぞれのディレクトリの直下にファイルがあるときは、ファイルレコード3124,3214,3224が含まれている。
サブディレクトリレコード3103,3113には、そのサブディレクトリのディレクトリエントリが格納されているセクタを指すポインタとサブディレクトリ名が含まれていて、レコード長は可変長であり、最大46バイトである。
ファイルレコード3124,3214,3224には、ファイル本体が格納されているセクタを指すポインタとファイル名が含まれていて、レコード長は可変長であり、最大46バイトである。
例えば図5に示すルートディレクトリエントリ310では、「DCIM」ディレクトリ211のディレクトリレコード3103及び「MISC」ディレクトリ221のディレクトリレコード3103とが含まれている。図7に示す「MISC」ディレクトリのディレクトリエントリ312では、テキストファイル253のファイルレコード3124が含まれている。
図10は、パステーブル330のデータ構造を示す。
パステーブル330は、ルートディレクトリレコード3301と、サブディレクトリレコードごとにそれぞれの親ディレクトリを示すポインタ及びディレクトリ名を含むサブディレクトリレコード3303とを含む。
ルートディレクトリレコード3301は、10バイト固定であり、サブディレクトリレコード3303は可変長であり、最大18バイトである。
ここで、CD3の1セクタは2048バイトである。従って、各ディレクトリエントリ310,311,312,321,322及びパステーブル330に格納すべきデータ量が2048バイトに満たないときでも、一つのディレクトリエントリないしはパステーブルを格納するときは2048バイトの倍数で記憶領域が消費される。また、これはデータ本体を格納する場合も同様である。つまり、データ本体がCD3に格納されるときは、データ本体のサイズに応じて2048バイト単位で記憶領域が消費される。
次に、図4は、図2に示すバックアップ対象データを二つのセッションに分けてCD3にバックアップしたときのバックアップデータ31,32のデータ構造を示す。

すなわち、ここでは、第1階層21の「DCIM」ディレクトリ211及びその配下のサブディレクトリ及びファイルを含む第1セッションと、「MISC」ディレクトリ212及びその配下のファイルを含む第2セッションとに分割し、2回に分けてバックアップを行った場合のバックアップデータ31,32のデータ構造を示す。
図4(a)は、第1セッションのバックアップを行った後のバックアップデータ31を示す。
バックアップデータ31は、図3に示すバックアップデータ30から「MISC」ディレクトリエントリ312及びテキストファイル本体353を除いた構成となっている。ただし、パステーブル330aは、その内容がバックアップデータ30のパステーブル330と異なる。すなわち、「MISC」ディレクトリ212がコピーされていないので、パステーブル330aには、図2に示すディレクトリ構造において、「MISC」ディレクトリ212及びその配下のテキストファイル253を除いたディレクトリ構造を示す情報が含まれている。
図4(b)は、第1セッションに引き続き、第2セッションのバックアップを実行した場合のバックアップデータ32を示す。
バックアップデータ32には、このセッションのバックアップ対象である「MISC」ディレクトリ212のディレクトリエントリ312b及びテキストファイル本体353bが含まれている。これに加え、管理領域301b、302bとルートディレクトリエントリ310bと、パステーブル330bとが含まれている。
ここで、パステーブル330bには、図2に示すディレクトリ構造を示す情報が含まれている。なぜならば、第1セッションで「DCIM」ディレクトリ211がバックアップされ、第2セッションで「MISC」ディレクトリ212がコピーされたので、CD3には図2に示すすべてのデータがコピーされた状態になっているからである。
これより、同じデータをバックアップする場合でも、セッションを分けることにより全体で必要な容量が異なることがわかる。つまり、図4のようにセッションを複数に分けると、図3のようにセッションを分けずにバックアップした場合と比較して、管理領域301b、302b、ルートディレクトリエントリ310b、及びパステーブル330bの容量だけ多く必要になる。
図11は、バックアップ管理部11が行う分割バックアップ処理の手順を示すフローチャートである。
図12は、ディレクトリ構造及び分割パターンの関係を示す図である。
ここでは、図12に示すディレクトリ構造を有するバックアップ対象データを、図11に示すフローチャートに従ってバックアップする場合を例にして説明する。
まず、バックアップ管理部11は、分割パターンAとして分割数0とする(S11)。すなわち、バックアップ対象データを分割せずに、1セッションでバックアップする場合について検討する。
ここで、バックアップ管理部11は、バックアップ対象データの全容量がバックアップ先メディアであるCD3の空き容量よりも大きいか否かを判定する(S12)。バックアップ対象データの全容量がCD3の空き容量よりも大きいときは(S12:Yes)、CD3の容量が不足しているのでバックアップできないので、この時点で処理を終了する。
バックアップ対象データの全容量がCD3の空き容量よりも大きくないときは(S12:No)、バックアップ管理部11は、分割パターンBとして、第1階層のサブディレクトリ単位にセッション分割をする場合に必要なCD3の容量を計算する(S13)。
図12の例では、「DCIM」ディレクトリ211を第1セッション、「MISC」ディレクトリ212を第2セッションとする分割である。
上述したように、セッションを分割すると、管理領域等が増えるので、バックアップをするために全体として必要となる容量が増える。さらに、ディレクトリまたはファイルの数、ファイルのサイズなどに応じて、必要となるセクタ数も異なる場合がある。
例えば、サブディレクトリごとにディレクトリエントリとして1セクタが必要である。また、各ディレクトリエントリ内では、ディレクトリレコードの最大長が46バイトであるから、1セクタには最大44ディレクトリレコードを格納可能である。つまり、あるディレクトリ直下のサブディレクトリ数に応じて、ディレクトリエントリとして必要なセクタ数が異なることがある。あるいは、パステーブル内では、ディレクトリレコードの最大長が18バイトであるから、1セクタには最大113ディレクトリレコードを格納可能である。つまり、1セッションに含まれる全ディレクトリ数に応じて、パステーブルに必要なセクタ数が異なることがある。
そこで、バックアップ管理部11は、各セッションに含まれるディレクトリ構造及びディレクトリ数に従って、バックアップに必要な全容量を算出する。
次に、バックアップ管理部11は、分割パターンBで必要な全容量がバックアップ先メディアであるCD3の空き容量よりも大きいか否かを判定する(S14)。分割パターンBで必要な全容量がCD3の空き容量よりも大きいときは(S14:Yes)、分割パターンAが選択される(S15)。
分割パターンBで必要な全容量がCD3の空き容量よりも大きくないときは(S14:No)、バックアップ管理部11は、分割パターンCとして第2階層のサブディレクトリ単位にセッション分割する場合に必要なCD3の容量を計算する(S16)。
図12の例では、「100ABCDE」ディレクトリ221と「101ABCDE」ディレクトリ222とをさらに別セッションに分割する。
バックアップ管理部11は、分割パターンCで必要な全容量がバックアップ先メディアであるCD3の空き容量よりも大きいか否かを判定する(S17)。分割パターンCで必要な全容量がCD3の空き容量よりも大きいときは(S17:Yes)、分割パターンBが選択される(S18)。
分割パターンCで必要な全容量がCD3の空き容量よりも大きくないときは(S17:No)、バックアップ管理部11は、分割パターンDとして、第2階層のサブディレクトリ内の複数のファイルを2つのグループに分割し、このときに必要なCD3の容量を計算する(S19)。
ここで、第3階層以下のサブディレクトリが存在する場合には、さらにサブディレクトリ単位に分割するようにしてもよい。ここでは、第3階層以下のサブディレクトリが存在しないので、最下位層である第2階層のサブディレクトリに多数存在するファイルを複数のグループに分割する。
ここで、同一ディレクトリに存在する複数のファイルは、以下のようにして分割してもよい。例えば、ファイルの作成日付が同一のものを1グループとしたり、ファイル名が連番になっているときは、その連番が途切れたところで分割したり、画像ファイルに含まれる付帯情報(例えばExif形式のファイルに含まれる撮影情報など)に基づいて分割したりしてもよい。
そして、バックアップ管理部11は、分割パターンDで必要な全容量がCD3の空き容量よりも大きいか否かを判定する(S20)。分割パターンDで必要な全容量がCD3の空き容量よりも大きいときは(S20:Yes)、分割パターンCが選択される(S21)。
分割パターンDで必要な全容量がCD3の空き容量よりも大きくないときは(S20:No)、分割パターンDが選択される(S22)。
そして、バックアップ管理部11は、上記の処理により選択された分割パターンに従って、バックアップ対象データをセッションごとにバックアップする(S23)。
これにより、バックアップの途中でトラブルが生じた場合でも、全データを失うようなことはなく、より多くのデータをバックアップすることができる。
なお、上述の処理手順において、バックアップ対象データが単一のディレクトリ及びその配下のファイルであるときは、分割パターンB,Cはあり得ないので、これに関連する処理はスキップする。
===第2実施形態===
<プリンタの構成>
図13は、プリンタ401の全体構成を説明するための斜視図である。図14は、プリンタ401の全体構成のブロック図である。以下、プリンタ401の基本的な構成について説明する。
プリンタ401は、コントローラ411、メモリカードリーダ/ライタ412、CDリーダ/ライタ413、印刷部414、インタフェース415、ハードディスクドライブ416、液晶ディスプレイ417、及び、操作パネル418を有する。プリンタ401は、メモリカードリーダ/ライタ412から読み込んだメモリカード2に記憶された画像データを、CDリーダ/ライタ413を使用してCD3(CD−R)、又は、ハードディスクドライブ416に書き込んだり、印刷部414を介して印刷したりすることができるようになっている。
コントローラ411は、後述するメモリカードリーダ/ライタ412、CDリーダ/ライタ413、印刷部414、インタフェース415、ハードディスクドライブ416、液晶ディスプレイ417、及び、操作パネル418を制御する。コントローラ411には、プログラムを処理するための処理装置、及び、プログラムやデータを記憶するためのメモリが搭載されている。コントローラ411は、このメモリに記憶されているプログラムを実行する。プログラムを実行することによって、例えば後述するような、メモリカード2に記憶されているバックアップ対象データを、CD3にバックアップする処理を行う。
メモリカードリーダ/ライタ412には、メモリカードを挿入することができ、メモリカード2からのデータの読み出し及び書き込みができるようになっている。ここで使用されるメモリカード2のファイルシステムはFATファイルシステムである。FATファイルシステムは、各ファイルについてリードオンリーにするための属性を記憶する領域を確保している。そして、ディレクトリ単位、及び、ファイル単位で、属性をリードオンリー(読み込み専用の属性であり、ディレクトリ又はファイルの削除が不可)、又は、リードオンリー属性の解除(書き込み可能の属性であり、ディレクトリ又はファイル削除可能な属性)をすることができるようになっている。
CDリーダ/ライタ413は、CD3にデータの書き込み、及び、CD3のデータの読み込みを行う。尚、この際、CD3にはISO9660レベル1に従うCD−ROMファイルシステムに従ってデータの書き込み及び読み込みができるようになっている。
印刷部414は、コントローラ411による制御により、画像データに基づいて画像を媒体に形成する。例えば、インク滴を吐出して用紙上に画像を印刷したりすることができるようになっている。
インタフェース415は、例えばUSBインタフェースのようなコンピュータ19に接続するためのインタフェースである。コンピュータに接続することで、コンピュータ19から画像データなどのデータを送受信することができるようになっている。
ハードディスクドライブ416は、メモリカード2又はCD3から読み込まれたデータの書き込み及び読み出しができるようになっている。尚、ここで使用されるハードディスクドライブ416のファイルシステムはFATファイルシステムである。
液晶ディスプレイ417は、コントローラ411の制御により、ユーザに視覚的な情報を提供する。例えば、メモリカード2に記憶されている画像ファイルを表示したり、ユーザに対して処理の選択肢を示す。
操作パネル418は、ユーザからの指示を受け付けるためのものである。これを使用することにより、ユーザは、例えば、メモリカード2からハードディスクドライブ416にコピーする画像ファイルを選択したりする。
図15は、プリンタ401の電源系統を示した回路図である。本実施形態におけるプリンタ1は、バッテリー駆動可能なプリンタである。
電源ラインVccは、プリンタ401の外部電源としての外付けのACアダプタ110及び着脱可能にプリンタ1に内蔵される「バッテリー」としてのリチウムイオン電池パック120(以下、電池パック120という)から電力供給される。ACアダプタ110は、交流電力(AC100V等)を直流電力(DC20V)にAC−DC変換する。ACアダプタ110が出力する直流電力は、ダイオードD1を介して電源ラインVccへ供給される。電池パック120は、複数のリチウムイオン電池を内蔵している。電池パック120が出力する直流電力は、ダイオードD2を介して電源ラインVccへ供給される。
電源ラインVccには、電源スイッチ135が配設されており、電源スイッチ135の接点で電源ラインVccを直接接続/切断することで電子機器の電源ON/OFFを行うように構成されている。
充電回路121は、ACアダプタ110からダイオードD3を介して供給されるDC20Vの電力を利用して、電池パック120への充電を実行する。
電池パック120の電力残量を推測するための情報を取得可能であるA/D変換回路122は、電池パック120の出力電圧を所定の分圧比で分圧した後、デジタル信号の電圧値に変換してコントローラ411へ出力する。
電源検出回路123は、ACアダプタ110からの電力供給の有無及び電池パック120の着脱状態から電池パック120からの電力供給の有無をそれぞれ検出して、コントローラ411へそれぞれの検出状態(電源検出信号)を出力する。
コントローラ411は、電源検出回路123におけるACアダプタ110からの電力供給及び電池パック120からの電力供給の検出状態(電源検出信号)から、供給されている電力がACアダプタ110なのか電池パック120なのかを判断する。また、コントローラ411は、A/D変換回路122の出力信号に基づいて、電池パック120の電力残量等を推測する。
<データ構造及びディレクトリ構造>
第2実施形態におけるメモリカード2及びCD3のデータ構造及びディレクトリ構造は第1実施形態で説明したものと同様である。よって、説明を省略する。以下の説明において、データ構造及びディレクトリ構造を説明するための図2〜図10、及び図12が適宜参照される。尚、図5に示すようにリードイン、データ、及びリードアウトの3つの記憶部分をまとめた領域はセッションと呼ばれる。
<CD3へのバックアップ処理>
図16及び図17は、メモリカード2のデータをCD3にバックアップするバックアップ処理の手順を示すフローチャートである。
まず、コントローラ411は、プリンタ401のバッテリー残量がメモリカード2のファイルをCD3にコピーするのに十分な残量であるか否かについて判定する(S505)。ここでバッテリー残量とは、複数のセッションに分割を行わずに1つのセッションでメモリカード2のデータをCD3に書き込むのに必要なバッテリー残量である。バックアップ対象のデータをCD3に書き込む前に書き込み用のイメージファイルをハードディスクドライブ416上に作成する場合には、このときに必要な電力も考慮に入れられる。
ステップS505においてバッテリー残量が十分であると判定されるときには、複数のセッションに分割を行わないで1つのセッションでCD3に書き込むこととする(S508)。これは次のような理由からである。仮にセッションのクローズが未完となった場合には、そのセッションに含まれるデータをCD3から読み出すことができなくなる。ステップS511以降の処理では、全てのデータが読み出せなくなるリスクを減らすため、複数のセッションに分割して書き込みを行うこととしている。そうすることで、未完に終わったセッションより前に書き込まれたデータについてはCD3から読み出すことができるようになるからである。しかし、ここでは、ステップS505において、書き込みの途中でバッテリー切れが発生することが無いと判定されている。よって、1つのセッションで全てのファイルを書き込むべくステップS508においてセッション分割数を0(分割パターンA)としている。
ステップS508が行われると、次に、コントローラ411は、バックアップ対象のデータの全容量がバックアップ先メディアであるCD3の空き容量よりも大きいか否かについて判定する(S510)。バックアップ対象のデータの全容量がCD3の空き容量よりも大きいときは(S510:Yes)、CDの容量が不足しておりバックアップできないので、この時点で処理を終了する。一方、バックアップ対象のデータの全容量がCD3の空き容量よりも大きくないときは(S510:No)、コントローラ411は、次にステップS526を実行する。
ステップS505において、プリンタ401のバッテリー残量がメモリカード2のファイルをCD3にコピーするのに十分でないと判定されるときには、ステップS511以降の処理が行われる。
ステップS511〜ステップS523の動作は、第1実施形態におけるステップS11〜ステップS23の動作と同様である。第2実施形態では、第1実施形態のステップ番号の3桁目に「5」を付すことで表現している。よって、第2実施形態におけるステップS511〜ステップS523の動作は、第1実施形態において既述であるため説明を省略する。
このようにして、ステップS523又はステップS508が行われると、分割パターンA〜分割パターンDのいずれかの分割パターンでセッションが分割されることになる。
分割パターンが決定されると、セッションごとのイメージファイルがハードディスクドライブ16に作成される。このイメージファイルは、CD3に書き込まれるデータが暫定的に1つのファイルにまとめられたものである。例えば、図4(a)のデータをCD3に書き込む場合に、これらのデータが1つにまとめられたファイルが作成される。そしてこれを読み出し、CD3に書き込むことで、CDの書き込み速度に遅れることなく連続したデータを書き込むことができるようになっている。
上述のいずれかの分割パターンで分割されると、残り何回のセッションでCD3に書き込みを行うかを示す書き込みセッション残数Nが決められる。
次に、CD3に書き込むデータをリードオンリー属性に設定する(S526)。具体的には、メモリカード2においてCD3に書き込むファイルの属性をリードオンリー属性に設定する。また、ハードディスクドライブ16にセッション単位で作成されたイメージファイルについても属性をリードオンリー属性に設定する。
つぎに、コントローラ411は、「書き込み終了情報」を記録したファイルを作成する(S528)。書き込み終了情報には、書き込みセッション残数N、分割した各セッション内のデータ構造の情報(例えば、図4(a)(b)に示すようなデータ構造)、及び、各セッションについてCD3への書き込みが完了したか否かの情報が含まれている。この「書き込み終了情報」は、テキストファイル又はバイナリファイルでハードディスクドライブ16に所定のファイル名で作成される。
次に、複数に分割されたセッションのうちの1つのセッションのイメージファイルについてCD3への書き込みを行う(S530)。そして、CD3に1つのセッション分の書き込みが完了しセッションのクローズを行うと、コントローラ411は、書き込んだセッションに含まれるファイルについてメモリカード2のリードオンリー属性を解除する(S532)。また、書き込んだセッションのイメージファイルのリードオンリー属性も解除する。そして、コントローラ411は、CD3に書き込んだセッションのイメージファイルを削除する。
次に、複数のセッションのうち、CD3に対する書き込みが完了したセッションと書き込みが完了していないセッションとを区別するために、書き込み終了情報について更新を行う(S534)。具体的には、書き込みが完了したセッションについて書き込みが完了した旨の情報を付加する。
次に、書き込み終了情報の書き込みセッション残数Nをデクリメントする(S536)。そして、コントローラ11は、書き込みセッション残数Nが0よりも大きいか否かについて判定する(S538)。ここで、書き込みセッション残数Nが0よりも大きくないとき(つまりN=0であるとき)は(S538:No)、これ以上、書き込むセッションはないので、本バックアップ処理を終了する。
一方、書き込みセッション残数Nが0よりも大きいときは(S538:Yes)、コントローラ11は、バッテリー残量を取得する(S540)。コントローラ11内のメモリには、A/D変換回路122から送られる出力電圧信号に対応するバッテリー残量が記憶されている。よって、コントローラ11は、A/D変換回路からの出力電圧信号に基づいてバッテリー残量を得ることができる。そして、コントローラ11は、CDに1セッション分のイメージファイルを書き込むだけのバッテリー残量が十分にあるか否かについて判定する(S542)。
バッテリー残量が十分である場合には(S542:Yes)、CD3に他のセッションのイメージファイルを書き込むために、ステップS530に戻る。一方、バッテリー残量が十分でないときには(S542:No)、コントローラ11は、バッテリー残量が十分でないために残りのセッションをCD3に書き込むことができない旨を、液晶ディスプレイ17に表示することによってユーザに通知する(S544)。そして、このバックアップ処理を終了する。
上述のように、次の1つのセッションを書き込むために十分なバッテリー残量があるか否かを判定しているのは、次のような理由からである。すなわち、セッションがクローズされる前にバッテリー切れなどの障害により書き込みが中断されると、このCD3には追記ができなくなるおそれがある。そうすると、そのCD3は追記ができる容量を残しつつも追記ができなくなり無駄が生じてしまう。よって、ここでは、セッションごとの書き込みを確実に完了させ、このような無駄を生じさせないために、十分なバッテリー残量があるか否かを判定することとしている。
また、ステップS544において、バッテリー残量が十分でないために残りのセッションをCD3に書き込むことができない旨をユーザに通知している。この際、それでもなお残りのセッションについての書き込みを行わせるかについてユーザに問うこととしてもよい。これは、バッテリー残量の推定が正確ではない場合があり、残りのセッションを書き込めてしまうことがあるからである。このようにして、ユーザにCD3へのセッションの書き込み判断の自由度を与えることもできる。
また、ステップS538において全てのセッションについての書き込みが完了したと判定されたとき、メモリカード2における選択されたファイルについて削除することとしてもよい。この場合、ファイルが安全にメモリカード2からCD3に「移動」されることとなる。
このように、CD3への書き込みが行われる前に、コピーするデータの属性がメモリカード2においてリードオンリーに書き換えられる。そして、メモリカード2において、コピーが完了したセッションに含まれるファイルについてのリードオンリー属性が解除される。このようにすることで、コピーが適切に完了したセッションのファイルをメモリカード2において削除することができる一方で、CD3への書き込みが適切に完了しなかったセッションのファイルについては削除されることがないようにすることができる。尚、この場合、メモリカード2が第1の記憶媒体に対応し、CD3が第2の記憶媒体に対応するものとみることができる。
例えば、複数のファイルをCD3にバックアップするために、3つのセッションに分けられたものとする。これらのセッションを第1セッション、第2セッション、及び、第3セッションと呼ぶ。そして、第1セッションのバックアップが完了し、第2セッションのバックアップの途中でバッテリー切れを起こしたとする。その場合、第1セッションに含まれるファイルについては、メモリカード2においてリードオンリー属性が解除されている。一方、第2セッション、及び、第3セッションに含まれるファイルについては、メモリカード2において属性がリードオンリー属性となっている。
このような状況下において、ユーザはこれらの3つのセッションに分けられて行われようとしたバックアップのうち第1セッションのバックアップしか行われなかったことを何らかの事情により忘れてしまうことがありうる。そうした場合、ユーザがメモリカード2のファイルを全て削除しようとすることが考えられる。ここで全てのファイルが削除できることとなると、バックアップされていない第2セッション及び第3セッションに含まれるファイルまで失われてしまうこととなってしまう。しかしながら、本実施形態では、バックアップが完了していない第2セッション及び第3セッションに含まれるファイルについては、メモリカード2においてリードオンリー属性が保たれている。よって、ユーザが誤って削除しようとしても、バックアップが完了していない第2セッション及び第3セッションに含まれるファイルについては削除されず保護される。
また、セッション単位の書き込みが完了するごとに、書き込みが完了したセッションのイメージファイルについてはハードディスク16においてリードオンリー属性が解除される。また、どのセッションについての書き込みが完了したかの情報を含む「書き込み終了情報」が更新されている。よって、リードオンリー属性が解除されたセッションのイメージファイルについては削除することができるが、書き込みが適切に完了しなかったセッションのイメージファイルについては削除されることはない。このようにすることで、プリンタ1の再起動後、「書き込み終了情報」を再度参照することで、書き込みが適切に完了しなかったセッションについて、ハードディスクドライブ16に残されたイメージファイルを用いてCDへの書き込みを再開させることができる。尚、この場合、ハードディスクドライブ16が第1の記憶媒体に対応し、CD3が第2の記憶媒体に対応するものとみることができる。
尚、ここでは、イメージファイルを使用してCD3へのデータの書き込みを行ったが、イメージファイルを作成せず、リードイン、ファイルデータ、及び、リードアウトなどを直接的にCD3に書き込むこととしてもよい。このようにイメージファイルを作成しない場合には、前述の「書き込み終了情報」内の各セッションのデータ構造が適宜参照され、ファイル本体以外のデータが作成されつつデータの書き込みが行われる。
また、イメージファイルを作成しない場合であっても「書き込み終了情報」は適宜更新されている。そして、この「書き込み終了情報」には、どのセッションまでの書き込みが完了したか、及び、各セッションのデータ構造が記録されている。よって、イメージファイルを作成しない場合であって、全てのセッションについてCD3に書き込みが完了しなかった場合であっても、書き込み終了情報を参照して、書き込みが完了しなかったセッションの書き込みを再開することができる。
また、メモリカード2をメモリカードリーダ/ライタ412に挿入する前から、メモリカード2のファイルがリードオンリーの属性になっている場合がある。この場合には、バックアップを行う前に、リードオンリーの属性になっているファイル名がコントローラ411のメモリに記憶される。そして、バックアップ完了後、これら始めからリードオンリー属性であったファイルについては削除を行わず、リードオンリー属性のままメモリカード2に残されるものとする。
===その他の実施の形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
===まとめ===
(1)より詳細な実施形態である第2実施形態におけるバックアップ処理装置としてのプリンタ401は、メモリカード2(第1の記憶媒体)に記憶されているバックアップ対象のファイル(バックアップ対象データ)をCD3(第2の記憶媒体)へバックアップするためのバックアップ処理装置である。
プリンタは、分割手段とコピー手段とからなる。分割手段は、コントローラ411によって構成される。コピー手段は、少なくともコントローラ411とメモリカードリーダ/ライタ412とCDリーダ/ライタ413とからなる。また、必要に応じてハードディスクドライブ416がコピー手段に含まれる。
分割手段は、バックアップ対象のファイルを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要なCD3の容量を算出し、この算出された必要な容量とCD3の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定する。
コピー手段は、バックアップ対象のファイルをセッション分割数に分けて、メモリカード2からCD3へコピーする。
仮に、複数に分割せず1つのセッションで全てのファイルをCD3に書き込もうとし、途中で書き込みが失敗した場合には全てのファイルが読み込みできなくなってしまう。一方、本実施形態のように複数のセッションに分けてCD3に書き込むようにすると、途中で書き込みが失敗した場合であっても、失敗する前に書き込まれたセッションのファイルについてはCD3から読み込むことが可能となる。このようにして、既にバックアップしたデータを確保できるようになっている。
尚、ここでは、第2の記憶媒体としてCD3を例示したが、DVDとすることもできる。
(2)また、CD3はバッテリー駆動されるCD−Rドライブにより書き込みが制御される。尚、CD−Rドライブは、プリンタ201に内蔵されているものであってもよいし、外付けのものであってもよい。
また、プリンタ201は、CD−Rドライブ又はCD−Rドライブを内蔵するプリンタ201のバッテリー残量を監視する監視手段をさらに備える。監視手段は、コントローラ411とA/D変換回路122とによって構成される。
このようにすることで、バッテリー残量を監視しつつ、CD3へのデータの書き込みを行うことができる。
(3)また、バッテリー残量がバックアップ対象のファイルをCD3にバックアップするのに十分であると監視手段によって判定されるときにおいて、コントローラ411はセッション分割数を0に決定する。
このようにすることで、バッテリー残量が十分であるときには、1つのセッションで全てのバックアップ対象のファイルをCD3に書き込むことができる。
(4)また、1つのセッションに対応するバックアップ対象のファイルのコピーを完了するのにバッテリー残量が十分ではないと監視手段によって判定されるときにおいて、コピー手段はその1つのセッションに対応するバックアップ対象のファイルのコピーを行わない。
このようにすることで、バッテリー切れによりセッションのクローズが適正に行われないことを防止し、クローズが適正に行われなかったことによって追記ができなくなるという事態を回避することができる。
(5)また、前述の監視手段は、あるセッションに対応するバックアップ対象のファイルのコピーを完了した後、別のセッションに対応するバックアップ対象のファイルのコピーを行う前に、この別のセッションに対応するバックアップ対象のファイルのコピーを完了するのにバッテリー残量が十分であるか否かについて判定する。
このようにすることで、1つのセッションを書き込むためにバッテリー残量が十分であるか否かについて判定できるので、バッテリー切れによりセッションのクローズが適正に行われないことを防止することができる。尚、セッションのクローズが適正に行われないと、そのCDには追記ができなくなるおそれがある。そうすると、そのCDは、追記ができる容量を残しつつも追記ができなくなり無駄を生じてしまう。本実施形態では、上述のような手法で、セッションのクローズを適正に終えるようにしている。
(6)また、前述のコピー手段は、コピーの完了したバックアップ対象のファイルのセッションに関する「書き込み終了情報」を有し、バックアップ対象のファイルのコピーがセッション単位で完了するごとにこの「書き込み終了情報」を更新する。
バッテリーが十分でないなどの理由により、全てのセッションについてCD3に書き込みが完了しない場合がある。このような場合であっても、更新された「書き込み終了情報」を参照することができ、この情報に基づいてセッションの書き込みを再開することができる。
(7)また、前述のコピー手段は、CD3にバックアップ対象のファイルをコピーする前に、メモリカード2に記憶されたバックアップ対象のファイルの属性をリードオンリーに変更する。また、コピー手段は、CD3へのバックアップ対象のファイルのコピーが完了した後に、メモリカード2に記憶されたバックアップ対象のファイルの属性をセッション単位で消去可能な属性に変更する。
このようにすることで、CD3にコピーが完了していないデータがメモリカード2から誤って削除されてしまうことのないようにすることができる。
(8)また、次のようなバックアップ処理方法があることはいうまでもない。すなわち、このバックアップ処理方法は、メモリカード2に記憶されているバックアップ対象のファイルを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要なCD3の容量を算出するステップを含む。また、このバックアップ処理方法は、算出された必要な容量とCD3の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定するステップを含む。さらに、このバックアップ処理方法は、バックアップ対象のファイルを、決定されたセッション分割数に分けて、メモリカード2からCD3へコピーするステップを含む。
本実施形態のように複数のセッションに分けてCD3に書き込むことで、途中で書き込みが失敗した場合であっても、失敗する前に書き込まれたセッションのファイルについてはCD3から読み込みが可能となる。このようにして、既にバックアップしたデータを確保できるようになっている。
(9)また、上述のバックアップ処理方法をバックアップ処理装置に行わせるためのプログラムがあることはいうまでもない。
本発明の一実施形態に係るバックアップ処理装置1の機能構成図である。 メモリカード2に格納されているディレクトリ構造の一例を示す。 1セッションでCD3にバックアップしたときのデータ構造を示す。 2セッションに分けてCD3にバックアップしたときのデータ構造を示す。 ルートディレクトリエントリのデータ構造を示す。 「DCIM」ディレクトリエントリのデータ構造を示す。 「MISC」ディレクトリエントリのデータ構造を示す。 「100ABCDE」ディレクトリエントリのデータ構造を示す。 「101ABCDE」ディレクトリエントリのデータ構造を示す。 パステーブルのデータ構造を示す。 分割バックアップ処理の手順を示すフローチャートである。 ディレクトリ構造及び分割パターンの関係を示す図である。 プリンタ401の全体構成を説明するための斜視図である。 プリンタ401の全体構成のブロック図である。 プリンタ401の電源系統を示した回路図である。 メモリカード2のデータをCD3にバックアップするバックアップ処理の手順を示すフローチャートである。 メモリカード2のデータをCD3にバックアップするバックアップ処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 バックアップ処理装置、2 メモリカード、3 CD、11 バックアップ管理部、12 メモリカードリーダ/ライタ、13 CDリーダ/ライタ、19 コンピュータ、
30、31,32 バックアップデータ、
110 ACアダプタ、120 電池パック、121 充電回路、
122 A/D変換回路、123 電源検出回路、130 DC−DCコンバータ、
135 スイッチ、301,302 管理領域、
310 ルートディレクトリエントリ、311 「DCIM」ディレクトリエントリ、
312 「MISC」ディレクトリエントリ、
321 「100ABCDE」ディレクトリエントリ、
322 「101ABCDE」ディレクトリエントリ、330 パステーブル
401 プリンタ、411 コントローラ、412メモリカードリーダ/ライタ、
413 CDリーダ/ライタ、414 印刷部、415 インタフェース、
416 ハードディスクドライブ、417 液晶ディスプレイ、418 操作パネル

Claims (6)

  1. 第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データをバッテリー駆動される装置により制御される第2の記憶媒体へバックアップするためのバックアップ処理装置であって、
    前記バックアップ対象データを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要な第2の記憶媒体の容量を算出し、当該算出された必要な容量と前記第2の記憶媒体の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定する分割手段と、
    前記バックアップ対象データを、前記セッション分割数に分けて、第1の記憶媒体から第2の記憶媒体へコピーするコピー手段と、
    前記バッテリー駆動される装置のバッテリー残量を監視する監視手段と、
    を備え、
    1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了するのに前記バッテリー残量が十分ではないと前記監視手段によって判定されるときにおいて、前記コピー手段は前記1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを行わず、
    前記コピー手段は、コピーの完了した前記バックアップ対象データのセッションに関する情報を有し、前記バックアップ対象データのコピーがセッション単位で完了するごとに前記情報を更新する、バックアップ処理装置。
  2. 前記バッテリー残量が前記バックアップ対象データを前記第2の記憶媒体にバックアップするのに十分な残量であると前記監視手段によって判定されるときにおいて、前記分割手段は前記セッション分割数を0に決定する、請求項に記載のバックアップ処理装置。
  3. 前記監視手段は、あるセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了した後、別のセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを行う前に、前記別のセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了するのに前記バッテリー残量が十分であるか否かについて判定する、請求項1又は2に記載のバックアップ処理装置。
  4. 前記コピー手段は、前記第2の記憶媒体に前記バックアップ対象データをコピーする前に、前記第1の記憶媒体に記憶された前記バックアップ対象データの属性をリードオンリーに変更し、
    前記第2の記憶媒体への前記バックアップ対象データのコピーが完了した後に、前記第1の記憶媒体に記憶された前記バックアップ対象データの属性をセッション単位で消去可能な属性に変更する、請求項1〜のいずれかに記載のバックアップ処理装置。
  5. 第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データをバッテリー駆動される装置により制御される第2の記憶媒体へバックアップするためのバックアップ処理装置としてコンピュータを動作させるバックアップ処理方法であって、
    前記バックアップ対象データを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要な第2の記憶媒体の容量を算出し、当該算出された必要な容量と前記第2の記憶媒体の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定するステップと、
    前記バックアップ対象データを、前記セッション分割数に分けて、第1の記憶媒体から第2の記憶媒体へコピーするステップと、
    前記バッテリー駆動される装置のバッテリー残量を監視するステップと、
    を含み、
    1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了するのに前記バッテリー残量が十分ではないと判定されるときにおいて、前記1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを行わず、
    コピーの完了した前記バックアップ対象データのセッションに関する情報を、前記バックアップ対象データのコピーがセッション単位で完了するごとに更新する、バックアップ処理方法。
  6. 第1の記憶媒体に記憶されているバックアップ対象データをバッテリー駆動される装置により制御される第2の記憶媒体へバックアップするためのバックアップ処理装置を動作させるためのプログラムであって、
    前記バックアップ対象データを複数のセッションに分割してバックアップする場合に必要な第2の記憶媒体の容量を算出し、当該算出された必要な容量と前記第2の記憶媒体の空き容量とに基づいてセッション分割数を決定するステップと、
    前記バックアップ対象データを、前記セッション分割数に分けて、第1の記憶媒体から第2の記憶媒体へコピーするステップと、
    前記バッテリー駆動される装置のバッテリー残量を監視するステップと、
    を含み、
    1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを完了するのに前記バッテリー残量が十分ではないと判定されるときにおいて、前記1つのセッションに対応するバックアップ対象データのコピーを行わず、
    コピーの完了した前記バックアップ対象データのセッションに関する情報を、前記バックアップ対象データのコピーがセッション単位で完了するごとに更新する、プログラム。
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