JP2007164376A - 電源制御装置、電源制御方法、電源制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

電源制御装置、電源制御方法、電源制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のホストが、複数の記録装置をそれぞれ個別に使用する場合であっても、記録装置の不使用時における電力消費量を削減する。
【解決手段】レコーダ数管理部11は、複数のディスクユニット31のうち、複数のレコーダ20のいずれからも使用されていないディスクユニット31を特定する。電源制御回路35は、電源制御コマンド送信部12が送信した電源オフコマンドに基づき、いずれのレコーダ20からも使用されていないディスクユニット31の電源をオフする。すなわち、電源5から供給される電力をゼロにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のホスト(レコーダ)から使用される複数の記録装置における電源を制御する電源制御装置、電源制御方法、電源制御プログラム、および記録媒体に関する。
近年、交換可能な大容量記録媒体を使用できる、いわゆる着脱式の記録装置が、広く普及している。したがって、コンピュータ、あるいはオーディオビジュアル機器に対する、着脱式記録装置の応用が盛んに行われるようなってきた。たとえば、複数の着脱可能なハードディスクスタックを積み重ねて1台のマルチ記録装置とする、iVDR(information Versatile Disk for Removable usage)が実現されている
一方で、各種装置の高度化に伴い、消費電力が右肩上がりに上昇している。このことは、記録装置においても例外ではない。
このような状況の中で、各種装置を省電力化する技術が、いくつか開発されている。たとえば、特許文献1には、1台のコンピュータが、複数の着脱可能なデバイスユニットを使用するときに、不使用状態のデバイスユニットにおける機能を一部停止させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、符号化された電力マネージメント命令を復号して記録すると共に当該復号された電力マネージメント命令に基づいて制御信号を出力する制御手段を備えているデジタル電力機器用電力制御装置が開示されている。
特開平09−034598号公報(1997年02月07日公開) 特開平06−332583号公報(1994年12月02日公開)
しかし、上述した技術は、複数のホスト(レコーダ)が複数の記録装置を共有して利用する場合には、適用できない。たとえば特許文献1の技術は、ホストと記録装置とが1対1の関係にある場合に適用できる技術である。また、特許文献2のは、ホストと記録装置とが1対複数の場合に適用できる技術である。したがって、これらの技術を単純に、ホストと記録装置とが複数対複数の関係になっている場合(たとえばiVDRなど)に適用したとしても、各記録装置の省電力化をうまく実現できない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のホストが複数の記録装置をそれぞれ共有して使用する場合であっても、記録装置の不使用時における電力消費量を削減できる電源制御装置、電源制御方法、電源制御プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係る電源制御装置は、上記の課題を解決するために、
複数のホストから使用される複数の記録装置の使用状態を検出するとともに、これら複数の記録装置の電源を個別に制御する電源制御装置であって、
上記複数の記録装置のうち、上記複数のホストのいずれからも使用されていない記録装置を特定する不使用記録装置特定手段と、
上記特定された記録装置に通常動作時の電力より小さい電力を供給するように、上記電源を制御する電源制御手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、電源制御装置は、複数のホストから使用される複数の記録装置の使用状態を検出する。たとえば、ある記録装置が複数のホストから使用されていることを検出する。さらに、たとえば、ある記録装置が、いずれのホストからも使用されていないことを検出する。この検出に基づき、電源制御装置は、複数の記録装置の電源を個別に制御する。
このとき、電源制御装置では、不使用記録装置特定手段が、複数の記録装置のうち、複数のホストのいずれからも使用されていない記録装置を特定する。たとえば、いずれのホストもデータの読み書きを行っていない記録装置を特定する。
ここで、電源制御手段が、不使用記録装置特定手段によって特定された記録装置に、通常動作時の電力より小さい電力を供給するように、電源を制御する。これにより、記録装置がホストからまったく使用されていないときに、記録装置が消費する電力量は、通常動作時における消費量よりも、小さくなる。
以上のように、電源制御装置は、複数のホストが、複数の記録装置をそれぞれ個別に使用する場合であっても、記録装置の不使用時における電力消費量を削減できる効果を奏する。
本発明に係る電源制御方法は、上記の課題を解決するために、
複数のホストから使用される複数の記録装置の使用状態を検出する電源制御装置が、これら複数の記録装置の電源を個別に制御する電源制御方法であって、
上記複数の記録装置のうち、上記複数のホストのいずれからも使用されていない記録装置を特定する不使用記録装置特定ステップと、
上記特定された記録装置に通常動作時の電力より小さい電力を供給するように、上記電源を制御する電源制御ステップとを含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、上述した電源制御装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係る電源制御装置では、さらに、
上記電源制御手段は、上記特定された記録装置の電源をオフすることが好ましい。
上記の構成によれば、電源制御手段は、不使用記録装置特定手段によって特定された記録装置、すなわち、いずれのホストからも使用されていない記録装置の電源を、オフする。これにより、不使用時の記録装置に供給される電力がゼロになるため、記録装置において無駄に消費される電力量をゼロにすることができる効果を奏する。
また、本発明に係る電源制御装置では、さらに、
上記記録装置に備えられている記録媒体に含まれる所定の記録領域において、この記録装置を使用している上記ホストの数を管理するホスト数管理手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、ホスト数管理手段は、記録装置に備えられている記録媒体に含まれる所定の記録領域において、この記録装置を使用しているホストの数を管理する。たとえば、ある記録装置を使用しているホストの数を、その記録装置に備えられている記録媒体における所定の記録領域に保存する。したがって、記録装置を使用しているホストの数を知りたいとき、その記録装置内にある記録領域に保存されている値を調べればよい。したがって電源制御装置は、記録装置を使用しているホストの数を、より効率的に管理できる効果を奏する。
また、本発明に係る電源制御装置では、さらに、
上記記録媒体は、不揮発性の記録媒体であり、
電源制御装置は、上記記録領域に記録されている上記ホストの数を、上記記録装置に備えられている揮発性メモリにコピーするホスト数コピー手段をさらに備えており、
上記ホスト数管理手段は、
上記ホストから使用をリクエストされた上記記録装置の上記記録領域に記録されている上記ホストの数が0よりも大きく、かつ、上記揮発性メモリに記録されている上記ホストの数が0であるとき、上記記録領域に記録されている上記ホストの数を1に設定することが好ましい。
上記の構成によれば、記録装置を使用しているホストの数を管理するための記録媒体は、不揮発性の記録媒体である。したがって、仮に記録装置が停電などを原因として異常終了したとしても、その前後において、この記録媒体に保存されている、ホストの数に変化はない。
ここで、ホスト数コピー手段は、この不揮発性の記録媒体に記録されているホストの数を、記録装置に備えられている揮発性メモリにコピーする。揮発性メモリはRAMなどのように、電力の供給を受けなくなるとデータを保持できなくなるため、もし記録装置が異常終了すれば、記憶しているホストの数がリセットされ、ゼロになる。
このとき、ホスト数管理手段は、ホストから使用をリクエストされた記録装置内の記録領域に記録されているホストの数が0よりも大きく、かつ、揮発性メモリに記録されているホストの数が0であるとき、記録領域に記録されている上記ホストの数を1に設定する。すなわち、不揮発性の記録領域に記録されているホストの数が0よりも大きく、揮発性メモリに記録されているホストの数が0であるならば、何台かのホストが記録装置を使用している最中に、停電など原因となって記録装置が異常終了してしまった可能性が高い。そこでホスト数管理手段は、記録領域に記録されているホストの数を1に設定する。すなわち、記録装置の異常終了後、他のホストは記録装置を使用していないため、最初に記録装置の使用をリクエストしたホストの数を表す値として、「1」を、記録媒体の記録領域に保存する。
これにより電源制御装置は、記録装置が異常終了したあとにおいても、記録装置を使用しているホストの数を、正確に管理できる効果を奏する。
また、本発明に係る電源制御装置では、さらに、
上記記録媒体は、不揮発性の記録媒体であり、
上記記録領域に記録されている上記ホストの数を、上記記録装置に備えられている揮発性メモリにコピーするホスト数コピー手段と、
上記ホストから使用をリクエストされた上記記録装置の上記記録領域に記録されている上記ホストの数が0よりも大きく、かつ、上記揮発性メモリに記録されている上記ホストの数が0であるとき、この記録装置が異常終了したあとの状態にあることをユーザに通知する異常終了通知手段とをさらに備えていることが好ましい。
上記ホストから使用をリクエストされた上記記録装置の上記記録領域に記録されている上記ホストの数が0よりも大きく、かつ、上記揮発性メモリに記録されている上記ホストの数が0であるとき、上記記録領域に記録されている上記ホストの数を1に設定することが好ましい。
上記の構成によれば、記録装置を使用しているホストの数を管理するための記録媒体は、不揮発性の記録媒体である。したがって、仮に記録装置が、停電などが原因となって異常終了したとしても、その前後において、この記録媒体に保存されている、ホストの数に変化はない。
ここで、ホスト数コピー手段は、この不揮発性の記録媒体に記録されているホストの数を、記録装置に備えられている揮発性メモリにコピーする。揮発性メモリはRAMなどのように、電力の供給を受けなくなるとデータを保持できなくなるため、もし記録装置が異常終了すれば、記憶しているホストの数がリセットされ、ゼロになる。
ここで、異常終了通知手段は、ホストから使用をリクエストされた記録装置内の記録領域に記録されているホストの数が0よりも大きく、かつ、揮発性メモリに記録されているホストの数が0であるとき、この記録装置が異常終了したあとの状態にあることを、ユーザに通知する。すなわち、不揮発性の記録領域に記録されているホストの数が0よりも大きく、揮発性メモリに記録されているホストの数が0であるとき、何台かのホストが記録装置を使用しているときに、記録装置が異常終了してしまった可能性が高い。そこで異常終了通知手段は、その事実を、ユーザに通知する。
これによりユーザは、記録装置において何らかの異常が生じたことを確実に知ることができる効果を奏する。
また、本発明に係る電源制御装置では、さらに、
上記記録領域は、上記記録媒体に形成されている、所定のファイルシステムの予備領域であることが好ましい。
上記の構成によれば、記録装置を使用しているホストの数を管理するための記録領域は、記録媒体に形成されている、所定のファイルシステムの予備領域である。この予備領域に何らかのデータを書き込んだとしても、記録媒体における、通常のデータ領域に書き込まれているデータに影響を与えることはない。
したがって電源制御装置は、記録装置を使用しているホストの数を、安全に管理できる効果を奏する。
また、本発明に係る電源制御装置では、さらに、
上記記録媒体は、ハードディスクであり、
上記記録領域は、上記ハードディスクに形成されている先頭セクタであることが好ましい。
上記の構成によれば、記録装置を使用しているホストの数を管理するための記録領域を有する記録媒体は、ハードディスクである。ハードディスクは通常、セクタ状にフォーマットされるため、先頭セクタを有している。一般に、この先頭セクタは、通常のデータ保存には利用されない。また、ユーザがハードディスクをフォーマットしても、通常、先頭セクタに保存されているデータが消去されることはない。
したがって電源制御装置は、記録装置を使用しているホストの数を、安全に管理できる効果を奏する。
なお、上記電源制御装置を、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記電源制御装置をコンピュータにおいて実現する電源制御プログラム、およびその電源制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る電源制御装置は、複数のホストのいずれからも使用されていない記録装置に、通常動作時の電力より小さい電力を供給するように電源を制御する電源制御手段を備えているため、複数のホストが、複数の記録装置をそれぞれ共有して使用する場合であっても、記録装置の不使用時における電力消費量を削減できる効果を奏する。
本発明の一実施形態について、図1〜図8を参照して以下に説明する。
(記録システム1)
まず、本発明に係る記録システム1の概略を説明する。図1は、本発明に係る記録システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、記録システム1は、マルチ記録装置30(記録装置)およびレコーダ20(ホスト)を含んでいる。また、レコーダ20は、電源制御装置10を含んでいる。
マルチ記録装置30は、複数のディスクユニット31を備えている。各ディスクユニット31は、いずれも、独立して使用できる記録装置である。各レコーダ20は、通信ネットワークを通じて、マルチ記録装置30のディスクユニット31を使用できる。すなわち、複数のレコーダ20は、1台のディスクユニット31を同時に使用できる。さらに、複数のディスクユニット31は、1台のレコーダ20によって、同時に使用されることもできる。すなわち記録システム1では、ディスクユニット31とレコーダ20とは、複数対複数の関係を有している。
電源制御装置10は、通信ネットワークを通じて、ディスクユニット31の電源を制御する。具体的には、レコーダ20のいずれからも使用されていないディスクユニット31の電源をオフするように、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に所定の制御コマンドを送信する。
(レコーダ20)
レコーダ20について、さらに詳しく説明する。図1に示すように、レコーダ20は、通信部21、レコーダ制御部22、および電源制御装置10を備えている。
(通信部21)
通信部21は、レコーダ20との間でデータを送受信する。また、レコーダ20からのリクエストを受けて、所定の制御コマンドをマルチ記録装置30に送信する。
(レコーダ制御部22)
レコーダ制御部22は、レコーダ20に関する各種動作や処理を制御する。
(電源制御装置10)
電源制御装置10について、さらに詳しく説明する。図1に示すように、電源制御装置10は、レコーダ数管理部11(不使用記録装置特定手段、ホスト数管理手段)、電源制御コマンド送信部12、および異常終了通知部13(異常終了通知手段)を備えている。
(レコーダ数管理部11)
レコーダ数管理部11は、ディスクユニット31を使用するレコーダ20の数を管理する。具体的には、ディスクユニット31に挿入されている所定の記録メディアにおける所定の記録領域において、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を管理する。その際、レコーダ数管理部11は、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を、リザーブ領域内カウンタの値として、記録領域において管理する。この詳細は後述する。
(電源制御コマンド送信部12)
電源制御コマンド送信部12は、各ディスクユニット31の電源を制御するための所定の制御コマンドを、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する。たとえば、ディスクユニット31の電源をオンすることを命ずる電源オンコマンドを生成し、マルチ記録装置30に送信する。さらに、ディスクユニット31の電源をオフすることを命ずる電源オフコマンドを生成し、マルチ記録装置30に送信する。
(異常終了通知部13)
異常終了通知部13は、マルチ記録装置30のディスクユニット31が、前回、停電などが原因となって異常終了したことを、レコーダ20のユーザに通知する。たとえば、図示しないディスプレイに、異常終了を通知する所定のメッセージを表示する。
(マルチ記録装置30)
マルチ記録装置30について、さらに詳しく説明する。図1に示すように、マルチ記録装置30は、ディスクユニット31(記録装置)、通信部32、カウンタ管理部33(ホスト数コピー手段)、揮発性メモリ34、および電源制御回路35を備えている。
(ディスクユニット31)
ディスクユニット31は、所定の記録メディアにデータを記録するための、いわゆる記録装置である。このディスクユニット31は、たとえば、DVD−RWのような書き換え可能な記録メディアが挿入される装置である。または、ハードディスクのように、内部に固定型の記録ディスクが装着されている装置である。本実施形態では、複数のディスクユニット31を、いずれも、所定の記録メディアが挿入される記録装置として説明する。
図1に示すように、マルチ記録装置30は複数のディスクユニット31を備えている。したがって、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に接続されている、複数のレコーダ20のそれぞれは、複数のディスクユニット31のいずれかを使用できる。逆に言えば、1つのディスクユニット31は、複数のレコーダ20から使用されうる。
(通信部32)
通信部32は、通信ネットワークを通じてデータの送受信を行う。たとえば、レコーダ20から送信された各種の制御コマンドを受信する。また、通信部32は、受信した制御コマンドの内容を解析し、その解析結果に応じた動作を行う。詳細は図3を参照して後述する。
(カウンタ管理部33)
カウンタ管理部33は、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を表す所定のカウンタを、ディスクユニット31に挿入されている所定の記録メディアにおける所定の記録領域において管理している。具体的には、記録メディアにおけるリザーブ領域において、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を表すリザーブ領域内カウンタの値を、管理している。この詳細については後述する。
(揮発性メモリ34)
揮発性メモリ34は、RAMなどの、データを一時的に使用するためのメモリである。この揮発性メモリ34には、揮発性メモリ内カウンタの値が保存される。具体的には、カウンタ管理部33が、リザーブ領域内カウンタの値を、揮発性メモリ内カウンタの値として、揮発性メモリ34にコピーする。
(電源制御回路35)
電源制御回路35は、各ディスクユニット31の電源を制御する。具体的には、複数のディスクユニット31のそれぞれに供給される電力量を制御する。たとえば、ディスクユニット31が、いずれのレコーダ20から使用されていないとき、このディスクユニット31に供給する電力量を、通常動作時の電力量よりも少なくする。この詳細は後述する。
(電源5)
図1に示すように、マルチ記録装置30は、電源5から電力の供給を受ける。これにより、ディスクユニット31に電力が供給されるので、ディスクユニット31は動作できる。このとき、電源5からの電力はいったん、上述した電源制御回路35に供給され、電源制御回路35を通じて、各ディスクユニット31にそれぞれ供給される。
(リザーブ領域の使用)
上述したように、レコーダ数管理部11は、ディスクユニット31に挿入されている記録メディアに形成されている記録領域において、このディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を管理している。このときレコーダ数管理部11は、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を、記録メディアに形成されている、所定のファイルシステムのリザーブ領域(予備領域)において、管理している。
すなわち、一般に、記録メディアには、データやファイルを管理するための、何らかのファイルシステムが形成されている。このファイルシステムは、通常、図2に示すように、さまざまな領域を含んでいる。図2は、本実施形態における記録メディアに形成されているファイルシステムに含まれている各種の領域を示す図である。この図に示すように、本実施形態における記録メディアに形成されているファイルシステムは、先頭領域、ファイルシステム管理領域、ファイルシステム管理領域のリザーブ領域、およびデータ領域を含んでいる。
本実施形態では、レコーダ数管理部11は、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を、これらの領域のうち、特に、リザーブ領域において管理している。その際、レコーダ数管理部11は、このリザーブ領域おいて、リザーブ領域内カウンタを使用して、レコーダ20の数を管理している。すなわち、レコーダ数管理部11は、リザーブ領域内カウンタの値が「0」であるとき、いずれのレコーダ20も、ディスクユニット31を使用していないと判定する。一方、たとえばリザーブ領域内カウンタの値が「2」であるとき、2台のレコーダ20が、ディスクユニット31を同時に使用していると判定する。
(各種コマンドのやりとり)
上述したように、記録システム1では、各ディスクユニット31の電源を制御する電源制御装置10が、マルチ記録装置30とは物理的に離れ、通信ネットワークを通じて接続されている、各レコーダ20に備えられている。したがって、電源制御装置10は、通信ネットワークを通じて、遠隔的に、各ディスクユニット31に供給される電力量を制御する。
具体的には、各レコーダ20に備えられる電源制御装置10は、所定の制御コマンドをマルチ記録装置30に送信する。これを受けて、マルチ記録装置30では、送信されたコマンドの内容に応じて、さまざまな処理を実行する。
送信されたコマンドをマルチ記録装置30が受信し、その内容に応じた処理を実行する例について、図3を参照して以下に説明する。図3は、マルチ記録装置30が制御コマンドを受信して、その内容に応じた処理を実行するときにおける一連の処理の流れを説明するフローチャートである。
(カウンタ値取得コマンド)
この図に示すように、マルチ記録装置30では、通信部32が、レコーダ20から(または電源制御装置10から)送信されるコマンドを受信する(ステップS1)。通信部32は、受信コマンドの内容を解析する。すなわち、まず、受信コマンドがカウンタ値取得コマンドであるか否かを判定する(ステップS2)。受信コマンドがカウンタ値取得コマンドであると判定したとき(Yes)、通信部32は、ディスクユニット31の数を表すカウンタの値を取得するように、カウンタ管理部33にリクエストする。
このリクエストを受けて、カウンタ管理部33は、ディスクユニット31内の記録メディアにおけるリザーブ領域から、リザーブ領域内カウンタの値を読み出す。さらに、揮発性メモリ34から、揮発性メモリ内カウンタの値を読み出す。マルチ記録装置30は、読み出した両カウンタの値を通信部32に出力する。通信部32は、通信ネットワークを通じて、両カウンタの値をレコーダ20に送信する(ステップS3)。その後、通信部32は、次の制御コマンドを受信するまで待機する。
(カウンタ値更新コマンド)
一方、ステップS2において、受信コマンドがカウンタ値取得コマンドでないと判定したとき(No)、通信部32は、つぎに、受信コマンドがカウンタ値更新コマンドであるか否かを判定する(ステップS4)。受信コマンドがカウンタ値更新コマンドであると判定したとき(Yes)、通信部32は、カウンタ値の更新をカウンタ管理部33にリクエストする。このとき通信部32は、電源制御装置10から送信された、カウンタ更新対象のディスクユニット31を特定するデータと、更新すべきリザーブ領域内カウンタの値とを、それぞれ、受信している。
そこで通信部32は、受信した情報および値を、いずれもカウンタ管理部33に出力する。これによりカウンタ管理部33は、ディスクユニット特定情報に基づき、どのディスクユニット31のリザーブ領域内カウンタを更新するのかを特定する。これによりカウンタ管理部33は、特定したディスクユニット31内の記録メディアにおけるリザーブ領域に、入力されたリザーブ領域内カウンタの新たな値を保存する。さらに、カウンタ管理部33は、リザーブ領域に記憶されているリザーブ領域内カウンタの値を、揮発性メモリ内カウンタの値として、揮発性メモリ34にコピーする。これによりカウンタ管理部33は、マルチ記録装置30において管理されている、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を表す両カウンタの値を更新する(ステップS5)。以上によりカウンタ値更新処理が終了するため、その後、通信部32は、次のコマンドを受信するまで待機する。
(ディスクユニット状態取得コマンド)
一方、ステップS4において、受信コマンドをカウンタ値更新コマンドでないと判定したとき(No)、通信部32は、つぎに、受信コマンドがディスクユニット状態取得コマンドであるか否かを判定する(ステップS6)。受信コマンドがディスクユニット状態取得コマンドであると判定したとき(Yes)、通信部32は、電源制御装置10が指定したディスクユニット31の状態を取得する。たとえば、ディスクユニット31がイジェクト中であるのか、データの読み書き中であるのか、などの状態を取得する。通信部32は、当該取得した、ディスクユニット31の状態を、通信部32に通知する。通信部32は、通知された状態を、通信ネットワークを通じてレコーダ20に送信する(ステップS7)。その後、通信部32は、次のコマンドを受信するまで待機する。
(電源オンコマンド)
一方、ステップS6において、受信コマンドをディスクユニット状態取得コマンドでないと判定したとき(No)、通信部32は、つぎに、受信コマンドが電源オンコマンドであるか否かを判定する(ステップS8)。受信コマンドが電源オンコマンドであると判定したとき、通信部32は、電源制御回路35に、電源制御装置10が指定したディスクユニット31の電源をオンすることをリクエストする。これにより電源制御回路35は、リクエストされたディスクユニット31に、動作に必要な電力を供給することによって、その電源をオンにする(ステップS9)。その後、通信部32は、次のコマンドを受信するまで待機する。
(電源オフコマンド)
一方、ステップS9において、受信コマンドを電源オンコマンドでないと判定したとき(No)、通信部32は、つぎに、受信コマンドが電源オフコマンドであるか否かを判定する(ステップS10)。受信コマンドを電源オフコマンドであると判定するとき(YES)、通信部32は、電源制御装置10が指定したディスクユニット31の電源をオフすることを電源制御回路35にリクエストする。これにより電源制御回路35は、リクエストされたディスクユニット31に供給する電力をゼロにすることによって、ディスクユニット31の電源をオフする(ステップS11)。その後、通信部32は、次のコマンドを受信するまで待機する。また、一方、ステップS10において、受信コマンドを電源オフコマンドでないと判定したときも(No)、通信部32は、次のコマンドを受信するまで待機する。
(ディスクユニット31の使用を開始するときの処理)
記録システム1において、レコーダ20がマルチ記録装置30のディスクユニット31の使用を開始するときにおける各種処理の流れについて、図4を参照して以下に説明する。図4は、レコーダ20がマルチ記録装置30のディスクユニット31の使用を開始するときにおける各種処理の流れを示すフローチャートである。
(ディスクユニット使用開始コマンドの送信)
レコーダ20がディスクユニット31の使用を開始するとき、レコーダ制御部22が、まず、ディスクユニット使用開始コマンドを生成し、通信部21に出力する。通信部21は、入力されたディスクユニット使用開始コマンドを、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する(ステップS21)。マルチ記録装置30では、通信部32が、送信されたディスクユニット使用開始コマンドを受信する。これによりマルチ記録装置30は、レコーダ20が使用を求めているディスクユニット31を特定し、次のコマンドを待つ。
(カウンタ値の取得)
つぎに、電源制御装置10が、ディスクユニット31に挿入されている記録メディアのリザーブ領域に記憶されている、リザーブ領域内カウンタの値を取得する(ステップS22)。さらに、マルチ記録装置30に備えられている揮発性メモリ34に記憶されている、揮発性メモリ内カウンタの値も取得する(ステップS23)。
具体的には、電源制御装置10のレコーダ数管理部11が、カウンタ値取得コマンドを生成し、レコーダ20の通信部21に出力する。通信部21は、入力されたカウンタ値取得コマンドを、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する。マルチ記録装置30では、通信部32が、送信されたカウンタ値取得コマンドを受信する。これにより通信部32は、カウンタ管理部33に、リザーブ領域内カウンタおよび揮発性メモリ内カウンタの取得をリクエストする。
このリクエストを受けて、カウンタ管理部33は、ディスクユニット31に挿入されている記録メディアのリザーブ領域から、リザーブ領域内カウンタの値を読み出す。さらに、揮発性メモリ34から、揮発性メモリ内カウンタの値を読み出す。カウンタ管理部33は、読み出した2つの値を通信部32に出力する。通信部32は、入力された2つの値を、通信ネットワークを通じて、レコーダ20に送信する。
レコーダ20では、送信された2つの値を、通信部21が受信する。通信部21は、受信した値をレコーダ数管理部11に出力する。以上の一連の処理を通じて、レコーダ数管理部11は、リザーブ領域内カウンタの値と、揮発性メモリ内カウンタの値とを、マルチ記録装置30から取得する。
(カウンタ値の判定)
つぎに、レコーダ数管理部11は、リザーブ領域内カウンタの値が、「0」より大きいか否かを判定する(ステップS24)。大きくないと判定するとき(Yes)、リザーブ領域の値は「0」である。そこでレコーダ数管理部11は、カウンタ値取得コマンドの値を「1」に設定する(ステップS27)。すなわち、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を「1」であると決定する。
ステップS24において、レコーダ数管理部11は、レコーダ20が使用をリクエストしたディスクユニット31は、他のレコーダ20から現在、使用されていないと判定する。このとき、ディスクユニット31の電源はオフされている。そこでレコーダ数管理部11は、電源制御コマンド送信部12に、電源オンコマンドの送信をリクエストする。このリクエストを受けて、電源制御コマンド送信部12は、電源オンコマンドを生成し、通信部21に出力する。通信部21は、入力された電源オンコマンドを、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する。
(ディスクユニット31の電源をオン)
マルチ記録装置30では、通信部32が、送信された電源オンコマンドを受信する。これにより通信部32は、ディスクユニット31の電源をオンすることを、電源制御回路35にリクエストする。このリクエストを受けて、電源制御回路35は、ディスクユニット31の電源をオンにする(ステップS28)。具体的には、電源制御回路35は、電源5からディスクユニット31に供給される電力を、通常動作時の電力に設定する。十分な電力が供給されることにより、ディスクユニット31はオンして動作を開始する。したがってレコーダ20は、使用をリクエストしたマルチ記録装置30を使用できるようになる。すなわちレコーダ20は、通信ネットワークを通じて、ディスクユニット31に挿入されている記録メディアへのデータの読み書きが可能となる。
(リザーブ領域内カウンタ値の保存)
ディスクユニット31の電源がオンになった後、レコーダ数管理部11は、設定したリザーブ領域内カウンタの値を、通信ネットワークを通じて、記録メディアにおけるリザーブ領域に保存する。具体的には、レコーダ数管理部11は、カウンタ値更新コマンドを生成し、これにリザーブ領域内カウンタに設定する値である「1」を関連付けて、通信部21に出力する。通信部21は、入力されたカウンタ値更新コマンドと、値「1」とを、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する。
マルチ記録装置30では、通信部32が、送信されたカウンタ値更新コマンドおよび値「1」を受信する。これにより通信部32は、リザーブ領域内カウンタに「1」を設定することを、カウンタ管理部33にリクエストする。このリクエストを受けて、カウンタ管理部33は、ディスクユニット31の記録メディアにおけるリザーブ領域に記憶されている、リザーブ領域内カウンタの値を「1」に設定する。これによりレコーダ数管理部11は、リザーブ領域内カウンタの値として、「1」をリザーブ領域に保存する(ステップS30)。
(リザーブ領域内カウンタ値のコピー)
つぎに、カウンタ管理部33は、リザーブ領域に保存したリザーブ領域内カウンタの値を、揮発性メモリ34にコピーする。この場合、リザーブ領域内カウンタの値として「1」をリザーブ領域に保存したため、カウンタ管理部33は、その値「1」を、揮発性メモリ34に、揮発性メモリ内カウンタの値としてコピーする。これにより、揮発性メモリ34に記憶されている揮発性メモリ内カウンタの値は「1」に変更され、リザーブ領域に記憶されているリザーブ領域内カウンタの値である「1」と一致する。
以上の処理によって、未使用のディスクユニット31を、あるレコーダ20が使用できるようになる。このとき、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数として、このディスクユニット31に挿入されている記録メディアにおけるリザーブ領域に、値「1」が記憶されている。
一方、ステップS24において、リザーブ領域内カウンタの値が「0」よりも大きいと判定するとき(No)、レコーダ数管理部11は、レコーダ20が使用をリクエストしたディスクユニット31を、他のレコーダ20も使用していると判定する。そこでレコーダ数管理部11は、つぎに、入力された揮発性メモリ内カウンタの値をチェックする。すなわちレコーダ数管理部11は、揮発性メモリ内カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS25)。
ステップS25において、揮発性メモリ内カウンタの値を「0」であると判定したとき(Yes)、レコーダ数管理部11は、レコーダ20が使用をリクエストしたディスクユニット31が、異常終了した直後の状態にあると判定する。なぜなら、リザーブ領域内カウンタの値と、揮発性メモリ内カウンタの値とがまず、異なっているからである。すなわち、リザーブ領域内カウンタの値を「0」より大きいと判定し、揮発性メモリ内カウンタの値を「0」であると判定している。マルチ記録装置30が問題なく動作を続けていれば、あるディスクユニット31に関して、リザーブ領域内カウンタの値と揮発性メモリ内カウンタの値とは、常に等しい値を保つはずである。なぜなら、マルチ記録装置30において、カウンタ管理部33が、リザーブ領域に保存したリザーブ領域内カウンタの値を、揮発性メモリ34に、揮発性メモリ内カウンタの値としてコピーしているからである。
ここで、リザーブ領域内カウンタの値は、不揮発性の記録メディアに保存されている。したがって、マルチ記録装置30が異常終了したとしても、その前後で、リザーブ領域内カウンタの値に変化はない。一方、揮発性メモリ内カウンタの値は、揮発性メモリ34に保存されている。揮発性メモリ34は、たとえばRAMであるので、マルチ記録装置30が異常終了すれば、記憶しているデータは全てクリアされる。すなわちマルチ記録装置30が異常終了した後において、揮発性メモリ34に保存されている揮発性メモリ内カウンタの値は、記録メディアに記憶されているリザーブ領域内カウンタの値が何であろうとも、かならず「0」となる。
(ユーザへの警告)
以上のことから、リザーブ領域内カウンタの値が「0」よりも大きく、揮発性メモリ内カウンタの値が「0」であるとき、レコーダ数管理部11は、マルチ記録装置30が異常終了した後の状態にあると判定できる。この判定結果に基づき、レコーダ数管理部11は、マルチ記録装置30が異常終了した後の状態にあることをユーザに警告するように、異常終了通知部13にリクエストする。このリクエストを受けて、異常終了通知部13は、ユーザに、マルチ記録装置30が異常終了したあとの状態にあることを、警告する(ステップS26)。具体的には、異常終了通知部13は、レコーダ20に備えられる、図示しないディスプレイに、「マルチ記録装置30が異常終了していました」などの、所定の警告メッセージを表示して、ユーザに警告する。このメッセージを確認したユーザは、通信ネットワークを通じてレコーダ20に接続されているマルチ記録装置30に、停電などの何らかの異常が起こった事実を知ることができる。
マルチ記録装置30が異常終了した後では、各ディスクユニット31の使用状況もリセットされている。したがって各ディスクユニット31は、どのレコーダ20からも使用されている。そこで、ディスクユニット31に使用をリクエストしたレコーダ20が、ユーザに警告した後、電源制御装置10は、ステップS27以降の処理を実行することによって、ディスクユニット31の電源をオンにする。
(ディスクユニット31を使用するレコーダ20の数を増やす)
一方、ステップS25において、揮発性メモリ内カウンタの値が「0」でないとき(No)、レコーダ数管理部11は、ディスクユニット31が正常の動作しており、他のレコーダ20から使用されていると判定する。そこでレコーダ数管理部11は、リザーブ領域内カウンタの値を1つ増やす(ステップS29)。以下では、リザーブ領域内カウンタの値を、「2」から「3」に増やす例を説明する。
リザーブ領域内カウンタの値を増やしたあと、レコーダ数管理部11は、新たなリザーブ領域内カウンタの値を、通信ネットワークを通じて、記録メディアにおけるリザーブ領域に保存する。具体的には、レコーダ数管理部11は、カウンタ値更新コマンドを生成し、これにリザーブ領域内カウンタに設定する値である「3」を関連付けて、通信部21に出力する。通信部21は、入力されたカウンタ値更新コマンドと、値「3」とを、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する。
マルチ記録装置30では、通信部32が、送信されたカウンタ値更新コマンドおよび値「3」を受信する。これにより通信部32は、リザーブ領域内カウンタに「3」を設定することを、カウンタ管理部33にリクエストする。このリクエストを受けて、カウンタ管理部33は、ディスクユニット31の記録メディアにおけるリザーブ領域に記憶されている、リザーブ領域内カウンタの値を「3」に設定する。これによりレコーダ数管理部11は、リザーブ領域内カウンタの値として、「3」をリザーブ領域に保存する(ステップS30)。
(リザーブ領域内カウンタ値のコピー)
つぎに、カウンタ管理部33は、リザーブ領域に保存したリザーブ領域内カウンタの値を、揮発性メモリ34にコピーする。この場合、リザーブ領域内カウンタの値として「3」をリザーブ領域に保存したため、カウンタ管理部33は、その値「3」を、揮発性メモリ34に、揮発性メモリ内カウンタの値としてコピーする。これにより、揮発性メモリ34に記憶されている揮発性メモリ内カウンタの値は「3」に変更され、リザーブ領域に記憶されているリザーブ領域内カウンタの値である「3」と一致する。
以上の処理によって、他のレコーダ20が使用しているディスクユニット31を、レコーダ20も使用できるようになる。このとき、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数として、このディスクユニット31に挿入されている記録メディアにおけるリザーブ領域に、値「3」が記憶されている。したがって、3台のレコーダ20が、1つのディスクユニット31を共有して使用している。
以上に、ディスクユニット31を使用するレコーダ20の数が増える例を説明した。つぎに、ディスクユニット31を使用するレコーダ20の数が減る例を、図5を参照して以下に説明する。
(ディスクユニット31の使用を終了するときの処理)
図5は、レコーダ20がディスクユニット31の使用を終了するときにおける処理の流れを説明するフローチャートである。レコーダ20がディスクユニット31の使用を終了するとき、通信部21が、ディスクユニット使用終了コマンドを生成し、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する。送信されたディスクユニット使用終了コマンドを、マルチ記録装置30では、通信部32が受信する。これによりマルチ記録装置30は、レコーダ20によるディスクユニット31の使用の終了を開始する。具体的には、通信部32は、ディスクユニット31のリザーブ領域内カウンタの取得を、カウンタ管理部33にリクエストする。このとき通信部32は、ユーザが使用を終了するディスクユニット31がどれであるのかを、カウンタ管理部33に通知する。このリクエストを受けて、カウンタ管理部33は、通知されたディスクユニット31に挿入されている記録メディアのリザーブ領域から、リザーブ領域内カウンタの値を読み出し、通信部32に出力する。通信部32は、入力されたリザーブ領域内カウンタの値を、通信ネットワークを通じて、レコーダ20に送信する。
レコーダ20では、通信部21が、送信された値を受信し、電源制御装置10のレコーダ数管理部11に出力する。レコーダ数管理部11は、入力された値を1つ減らす(ステップS42)。つぎにレコーダ数管理部11は、リザーブ領域内カウンタの値を、通信ネットワークを通じて、ファイルシステムに保存する(ステップS43)。通信ネットワークを通じて行われるこの処理の詳細は、説明済みなので省略する。つぎに、マルチ記録装置30のカウンタ管理部33が、リザーブ領域内カウンタの値を、揮発性メモリ34に、揮発性メモリ内カウンタの値としてコピーする(ステップS44)。
両カウンタ値の保存が終了すると、電源制御装置10では、レコーダ数管理部11が、リザーブ領域内カウンタの値が「0」であるか否かを判定する(ステップS45)。リザーブ領域内カウンタを「0」であるとレコーダ数管理部11が判定したとき(Yes)、電源制御装置10では、電源制御コマンド送信部12が、電源オフコマンドを生成し、通信部21に出力する。通信部21は、入力された電源オフコマンドを、通信ネットワークを通じてマルチ記録装置30に送信する。
(ディスクユニット31の電源をオン)
マルチ記録装置30では、通信部32が、送信された電源オフコマンドを受信する。これにより通信部32は、ディスクユニット31の電源をオフすることを、電源制御回路35にリクエストする。このリクエストを受けて、電源制御回路35は、ディスクユニット31の電源をオフにする(ステップS28)。具体的には、電源制御回路35は、電源5からディスクユニット31に供給される電力を、ゼロにする。電力の供給が停止されることにより、ディスクユニット31はオフして動作を停止する。したがって最後のレコーダ20が使用を停止したディスクユニット31において消費される電力がゼロになる。これにより、図5に示す処理は終了する。
一方、ステップS45において、リザーブ領域内カウンタを「0」でないと判定するとき(No)、レコーダ数管理部11は、他のレコーダ20がディスクユニット31をまだ使用していると判定する。そのため、ディスクユニット31の電源をオンにしたままにすべきである判断し、電源オフコマンドの生成を電源制御コマンド送信部12にリクエストしない。したがって、図5に示す処理は終了する。
(カウンタ値の変化)
以上のように、ディスクユニット31を使用するレコーダ20の数が変化すると、ディスクユニット31に挿入されている記録メディアのリザーブ領域に記憶されているリザーブ領域内カウンタの値、および、揮発性メモリ34に保存されている揮発性メモリ内カウンタの値が、いずれも変化する。このことについて、図6を参照して以下に説明する。
図6は、ディスクユニット31を使用するレコーダ20の数に変化に伴う、リザーブ領域内カウンタの値および揮発性メモリ内カウンタの値の変化の様子を示す図である。
この図に示すように、まず、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20が1台である(レコーダAが使用)とき、リザーブ領域内カウンタの値は「1」である。このとき、揮発性メモリ内カウンタの値も「1」である。つぎに、2台目のレコーダ20(レコーダB)が、同じディスクユニット31の使用をすれば、リザーブ領域内カウンタの値は、「2」になる。さらに、揮発性メモリ内カウンタの値も「2」になる。これらの値が示すように、このとき同じディスクユニット31を、レコーダAおよびBの2台が、同時に使用している。
つぎに、3台目のレコーダ20(レコーダC)が、同じディスクユニット31の使用を開始すれば、リザーブ領域内カウンタの値は、「3」になる。さらに、揮発性メモリ内カウンタの値も「3」になる。これらの値が示すように、このとき同じディスクユニット31を、レコーダA、BおよびCの3台が、同時に使用している。
つぎに、ディスクユニット31を使用していた1台のレコーダ20(レコーダB)が、ディスクユニット31の使用を終了したとき、リザーブ領域内カウンタの値は、「2」になる。さらに、揮発性メモリ内カウンタの値も「2」になる。これらの値が示すように、このとき同じディスクユニット31を、レコーダAおよびCの2台が、同時に使用している。
このように、電源制御装置10は、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を、リザーブ領域内カウンタおよび揮発性メモリ内カウンタの値として、確実かつ正確に管理できる。
(作用効果)
以上のように、電源制御装置10は、複数のレコーダ20から使用される複数のディスクユニット31の使用状態を検出する。たとえば、あるディスクユニット31は、複数のレコーダ20から使用されていることを検出する。さらに、たとえば、あるディスクユニット31は、いずれのレコーダ20からも使用されていないことを検出する。この検出に基づき、電源制御装置10は、複数のディスクユニット31の電源を個別に制御する。
このとき、電源制御装置10では、レコーダ数管理部11が、複数のディスクユニット31のうち、複数のレコーダ20のいずれからも使用されていないディスクユニット31を特定する。たとえば、いずれのレコーダ20もデータの読み書きを行っていないディスクユニット31を特定する。
ここで、電源制御コマンド送信部12および電源制御回路35によって、いずれのレコーダ20も使用していないディスクユニット31の電源がオフされる。したがって電源制御装置10は、不使用時のディスクユニット31が無駄に使用する電力を、個別に削減することができる。
また、本発明の進歩性、新規性は以下のようなものである。
1.従来の課題に対して、多数のホストが着脱式の大容量の記録メディアを着装されている共有記録装置を使っている場合、いくつのホストが当該記録装置を使っているかということと、記録メディアユニットの電源を閉じていいかなどの共有状態管理を、実現している。これにより、コンピューターサーバの制御方式、レコーダサーバの制御方式、およびユビキタスサーバの制御方式を、省電力化にすることが可能となる。
2.着脱式の記録メディアユニットに対して、これから使わない時に電源を切るまでの制御を実現し、消費電力を最大限に節約できる。
また、レコーダの場合、特に、以下の点が進化している。
1.レコーダ開発の部門などに対して、大容量の記録メディアを使って着脱式の記録装置に組み合わせ、この記録装置を共有して実験を行うことは多くなっていた。
2.本発明では、レコーダの実験によく行う予約録画に関するテストに対して、今までのない大容量、記録メディアユニットをそれぞれ電源制御できる記録メディアスタック記録装置を提供する。
3.上記の着脱式の記録装置に対して、メディアユニットの使用状態に基づき、消費電力を最大限に節約することを実現する。
4.本発明では、多数のホストが共有している記録装置に対し、各記録メディアユニットの使用状態を検出できる、電源を閉じるまでの省電力制御を実現している。
5.本発明では、上記省電力効果の以外に、記録装置のイジェクト、ロード、ロード中、イジェクト中などの状態を監視できる。
(マルチ記録装置30自らがディスクユニット31の電源オフを判断)
以上では、レコーダ20の通信部21が、電源制御装置10の電源制御コマンド送信部12から提供された電源オフコマンドをマルチ記録装置30に送信することによって、ディスクユニット31の電源5がオフされる例を説明した。しかし本発明はこの構成に限らず、たとえば、マルチ記録装置30が自らディスクユニット31の電源オンオフを判断し、ディスクユニット31がいずれのレコーダ20からも使用されていないと判定するときには、その電源をオフしてもよい。この例について、図7を参照して以下に説明する。図7は、マルチ記録装置30自らがディスクユニット31の電源のオンオフを判定する場合の処理を示すフローチャートである。
この図に示す処理をマルチ記録装置30が実行するとき、ステップS60において、カウンタ管理部33は、リザーブ領域内カウンタの値が「0」であるか否かを判定する。「0」であると判定するとき、カウンタ管理部33は、ディスクユニット31の電源をオフするように、電源制御回路35にリクエストする。この場合、電源制御装置10の電源制御コマンド送信部12が、ディスクユニット31の電源オフコマンドをマルチ記録装置30に送信しなくても、いずれのレコーダ20から使用されていないディスクユニット31の電源はオフになる。
(ハードディスクの先頭セクタの利用)
また、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を管理するための記録領域を有する記録媒体を、ハードディスクとすることもできる。ハードディスクは通常、セクタ状にフォーマットされるため、先頭セクタを有している。一般に、この先頭セクタは、通常のデータ保存には利用されない。また、ユーザがハードディスクをフォーマットしても、通常、先頭セクタに保存されているデータが消去されることはない。
そこでレコーダ数管理部11は、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を、ハードディスクの先頭セクタにおいて管理することができる。具体的には、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を、図8に示すように、カウンタの値として、ハードディスクの先頭セクタに保存する。図8は、ハードディスクの先頭セクタにカウンタの値を保存する例を示す図である。図8の例では、512バイトの先頭セクタの一部に、カウンタの値を保存している。
これにより電源制御装置10は、ディスクユニット31を使用しているレコーダ20の数を、安全に管理できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
(通常動作時の電力より小さい電力の供給)
たとえば、電源制御コマンド送信部12は、いずれのレコーダ20も使用していないディスクユニット31に、通常動作時の電力より小さい電力を供給するためのコマンドを、生成することもできる。このコマンドを通信部32が受信することによって、電源制御回路35は、電源制御装置10から指定されたディスクユニット31に、通常動作時の電力より小さい電力を供給する。
これにより、ディスクユニット31がレコーダ20からまったく使用されていないときに、ディスクユニット31が消費する電力量は、通常動作時における消費量よりも、小さくなる。このように、電源制御装置10は、複数のレコーダ20が、複数のディスクユニット31をそれぞれ個別に使用する場合であっても、ディスクユニット31の不使用時における電力消費量を削減できる。
(電源制御装置10がマルチ記録装置30に備えられる例)
以上のように、本実施形態では、電源制御装置10が各レコーダ20に備えられている例を説明した。しかし、電源制御装置10は、レコーダ20ではなく、マルチ記録装置30に備えられることもできる。このとき、電源制御コマンド送信部12は、ディスクユニット31の電源を制御するコマンドを生成することなく、電源制御回路35を直接に制御することによって、各ディスクユニット31の電源を制御できる。
(他の構成)
なお、本発明を、以下に示す構成のものとして表現することもできる。
(第1の構成)
多数の記録メディアを着装している着脱システムに対して、ホスト側のソフトの手段と記録システム側のソフト手段で、着脱記録システムの各記録交換可能なユニットを使うホスト数を記録でき、各記録ユニットをそれぞれに電源オン、電源オフ制御できる電源制御装置。
(第2の構成)
上記第1の構成において、着脱記録システムの中にある着装された記録メディアユニットのファイルシステム管理領域のリザーブワードを使って、該当ユニットを使っているホスト数をカウントする手段を使う電源制御装置。
(第3の構成)
上記第2の構成において、リザーブ領域のカウンタを設置し、該当着脱装置を使うホストを増やすとともに、カウンタを増やさせて、該当記録装置を減らす時に、カウンタを減らし、そして、カウンタの値が0である場合に、該当記録ユニットの電源のシャットダウン処理を行う電源制御装置。
(第4の構成)
上記第3の構成において、リザーブ領域を読むためのプログラムを着脱式の記録システムにあるROMに書き込む、このプログラムで電源Oオフ処理を行う電源制御装置。
(第5の構成)
上記第1の構成において、着脱記録システムの記録メディアがハードディスクである場合に、ファイルシステム方式の以外に、セクタ方式では、セクタのリザーブ領域を利用、ホストカウンタを管理させる手段を持つ電源制御装置。
(第6の構成)
上記第1の構成において、異常停電から回復できるため、着脱式記録装置に揮発性メモリを増設し、該当異常停電記録ユニットの電源を入れた後、初めに該当記録ユニットを使うホストでは、上記のカウンタ手段によって記録したホスト数と揮発性メモリのホスト数を取って、揮発性メモリが0でありかつ前記のホスト数と異なる場合、該当記録ユニットのホスト数を1にする電源制御装置。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、電源制御装置10に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、電源制御装置10は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、この制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記制御プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである電源制御装置10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。電源制御装置10に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての電源制御装置10(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードを電源制御装置10に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわち、この記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、電源制御装置10を、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して電源制御装置10に供給する。この通信ネットワークは、電源制御装置10にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、iVDR(information Versatile Disk for Removable usage)を採用したマルチ記録装置など、複数のホストから使用される複数の記録装置に対して、電源を個別に制御する電源制御装置として幅広く利用できる。
本発明に係る記録システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態における記録メディアに形成されているファイルシステムに含まれている各種の領域を示す図である。 マルチ記録装置が制御コマンドを受信して、その内容に応じた処理を実行するときにおえる一連の処理の流れを説明するフローチャートである。 レコーダがマルチ記録装置のディスクユニットの使用を開始するときにおける各種処理の流れを示すフローチャートである。 レコーダがディスクユニットの使用を終了するときにおける処理の流れを説明するフローチャートである。 ディスクユニットを使用するレコーダの数に変化に伴う、リザーブ領域内カウンタの値および揮発性メモリ内カウンタの値の変化の様子を示す図である。 マルチ記録装置自らがディスクユニットの電源のオンオフを判定する場合の処理を示すフローチャートである。 ハードディスクの先頭セクタにカウンタの値を保存する例を示す図である。
符号の説明
1 記録システム
5 電源
10 電源制御装置
11 レコーダ数管理部(不使用記録装置特定手段、ホスト数管理手段)
12 電源制御コマンド送信部(電源制御手段)
13 異常終了通知部(異常終了通知手段)
20 レコーダ(ホスト)
21 通信部
22 レコーダ制御部
30 マルチ記録装置(記録装置)
31 ディスクユニット(記録装置)
32 通信部
33 カウンタ管理部(ホスト数コピー手段)
34 揮発性メモリ
35 電源制御回路(電源制御手段)

Claims (10)

  1. 複数のホストから使用される複数の記録装置の使用状態を検出するとともに、これら複数の記録装置の電源を個別に制御する電源制御装置であって、
    上記複数の記録装置のうち、上記複数のホストのいずれからも使用されていない記録装置を特定する不使用記録装置特定手段と、
    上記特定された記録装置に通常動作時の電力より小さい電力を供給するように、上記電源を制御する電源制御手段とを備えていることを特徴とする電源制御装置。
  2. 上記電源制御手段は、上記特定された記録装置の電源をオフすることを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 上記記録装置に備えられている記録媒体に含まれる所定の記録領域において、この記録装置を使用している上記ホストの数を管理するホスト数管理手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  4. 上記記録媒体は、不揮発性の記録媒体であり、
    電源制御装置は、上記記録領域に記録されている上記ホストの数を、上記記録装置に備えられている揮発性メモリにコピーするホスト数コピー手段をさらに備えており、
    上記ホスト数管理手段は、
    上記ホストから使用をリクエストされた上記記録装置の上記記録領域に記録されている上記ホストの数が0よりも大きく、かつ、上記揮発性メモリに記録されている上記ホストの数が0であるとき、上記記録領域に記録されている上記ホストの数を1に設定することを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 上記記録媒体は、不揮発性の記録媒体であり、
    上記記録領域に記録されている上記ホストの数を、上記記録装置に備えられている揮発性メモリにコピーするホスト数コピー手段と、
    上記ホストから使用をリクエストされた上記記録装置の上記記録領域に記録されている上記ホストの数が0よりも大きく、かつ、上記揮発性メモリに記録されている上記ホストの数が0であるとき、この記録装置が異常終了したあとの状態にあることをユーザに通知する異常終了通知手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  6. 上記記録領域は、上記記録媒体に形成されている、所定のファイルシステムの予備領域であることを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  7. 上記記録媒体は、ハードディスクであり、
    上記記録領域は、上記ハードディスクに形成されている先頭セクタであることを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  8. 複数のホストから使用される複数の記録装置の使用状態を検出する電源制御装置が、これら複数の記録装置の電源を個別に制御する電源制御方法であって、
    上記複数の記録装置のうち、上記複数のホストのいずれからも使用されていない記録装置を特定する不使用記録装置特定ステップと、
    上記特定された記録装置に通常動作時の電力より小さい電力を供給するように、上記電源を制御する電源制御ステップとを含んでいることを特徴とする電源制御方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電源制御装置を動作させる電源制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための電源制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の電源制御プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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