JP2005186426A - 画像形成装置の制御方法および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置の使用中に外部記憶装置が寿命となる事態を回避することができるとともに、外部記憶装置の長寿命化を図った画像形成装置の制御方法および画像形成装置を提供する。
【解決手段】 制御部6Aのメモリには、画像形成装置1の設計寿命、想定される使用条件、およびロード/アンロード回数から計算されたHDD8の電源のオン/オフの間隔もしくは機能停止間隔が設定される。制御部6Aは、HDD8の電源のオン/オフの間隔もしくは機能停止間隔が設定された値となるように、HDD8を含む各部への電源供給を停止もしくは機能を停止する省エネモードを実行する。
【選択図】 図1
【解決手段】 制御部6Aのメモリには、画像形成装置1の設計寿命、想定される使用条件、およびロード/アンロード回数から計算されたHDD8の電源のオン/オフの間隔もしくは機能停止間隔が設定される。制御部6Aは、HDD8の電源のオン/オフの間隔もしくは機能停止間隔が設定された値となるように、HDD8を含む各部への電源供給を停止もしくは機能を停止する省エネモードを実行する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置が所定の時間不使用のとき、外部記憶装置を含む各部への電源供給を停止する、もしくは機能を停止する省エネルギーモード(以下、省エネモードと称す)を有する複合機等の画像形成装置の制御方法および画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の使用中に外部記憶装置が寿命となる事態を回避することができるとともに、外部記憶装置の長寿命化を図った画像形成装置の制御方法および画像形成装置に関する。
画像形成装置が所定の時間不使用のとき、外部記憶装置を含む各部への電源供給を停止する省エネモードを有する複合機等の画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)
この特許文献1に記載された画像形成装置は、格納すべき画像データを内部メモリ又はハードディスク(HDD)に格納するにあたって、HDDが所定時間使用されない場合はHDDの電源をオフにし、内部メモリのみを画像データの格納に使用し、内部メモリの残量と格納すべき画像データの容量とを比較して、内部メモリの残量が足らないと判断したときにのみHDDの電源を起動するものである。これにより、HDDを使用しないときの消費電力を抑えることができ、更にHDDを無駄に起動させないことにより、起動・停止回数を減らし、HDDの長寿命化を図ることができる。
特開2003−198769号公報
しかしながら、HDDの起動・停止回数はHDDの寿命に大きく影響し、各HDDメーカで保証値を設けている。なおかつ、画像形成装置にも動作保証期間が設けられている。従来の技術では、HDDの起動・停止の回数を考慮していないため、画像形成装置の動作保証期間中にHDDの寿命が切れてしまう可能性が有る。
HDDの起動・停止は、HDDのヘッドのロード/アンロードと密接な関係が有る。ここで、「ロード」とは、回転しているディスク上にヘッドがあり、データをReadやWriteをしている状態、あるいはReadやWrite等の動作をすぐに行える状態にあることをいう。通常、HDDに電源を入れると、ヘッドはロード動作を行い、制御部からのコマンドを待つ。一方、「アンロード」とは、ディスクの回転を止め、ヘッドをディスク上から所定の場所に退避させることをいう。アンロードは、HDDの電源をオフにするか、HDDにSleepやStandby等のコマンドを送信することで行うことができる。コマンドによりヘッドをアンロードするとHDDの一部の機能が停止し、HDDの消費電力を抑えることができる。ヘッドを退避させる場所は、Rampと呼ばれる専用の場所や、ディスク上に設けている場合もある。
ここで、コマンドによりヘッドをアンロードした場合、HDDにReadやWriteのアクセスを行なうか、Idleコマンドを送信することで、ヘッドをロードすることができる。すなわち、HDDのロード/アンロードは、電源のオン/オフとコマンドの発行によって行われる。また、HDDの消費電力を抑える方法も、電源のオン/オフとコマンドの発行によって行なうことができる。
また、情報は回転しているディスク上に記録しており、読み書きはヘッドをディスク上の所定の位置に近づけて行われている。このヘッドは、アンロードする度にディスク上からヘッドを待避させる部位に移動するが、その度にヘッドの部材に摩耗等が生じてしまい、これが度重なるとヘッドの摩耗、あるいは摩耗による部材のカス等により情報が正常に読み書きできなくなってしまう。ロードのときもアンロードと同様にヘッドの部材に摩耗等が発生するおそれがある。そこで、各HDDメーカでは、このヘッドを移動および待避させる回数、すなわちロード/アンロード回数に上限の規定値を設けて寿命を規定している。従って、ロード/アンロード回数を制御することにより、装置の動作保証期間中にHDDが寿命とならないようにすることができる。
従って、本発明の目的は、画像形成装置の使用中に外部記憶装置が寿命となる事態を回避することができるとともに、外部記憶装置の長寿命化を図った画像形成装置の制御方法および画像形成装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、画像形成装置が所定の時間不使用のとき、外部記憶装置を含む各部への電源供給を停止する、もしくは機能を停止する省エネモードを有する画像形成装置の制御方法において、前記画像形成装置の動作保証期間中に前記外部記憶装置が寿命とならないように、前記外部記憶装置を制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、画像形成装置が所定の時間不使用のとき、外部記憶装置を含む各部への電源供給を停止する、もしくは機能を停止する省エネモードを有する画像形成装置において、前記画像形成装置の動作保証期間中に前記外部記憶装置が寿命とならないように、前記外部記憶装置を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明の画像形成装置の制御方法および画像形成装置によれば、外部記憶装置の寿命を考慮して外部記憶装置への電源供給およびコマンド発行が制御されるので、画像形成装置の使用中に外部記憶装置が寿命となる事態を回避することができる。また、外部記憶装置のロード/アンロード等の動作回数が減り、外部記憶装置の長寿命化を図ることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す。この画像形成装置1は、ユーザからの要求を受け付けるとともにユーザに対して表示を行うユーザインタフェース2と、ユーザからの要求に基づきこの装置1の各部を制御するコントローラ3と、原稿から画像を読み取る画像読取部4と、読み取られた画像を用紙に印字する画像印字部5とを有する。
コントローラ3は、この装置1全体を制御する制御部6Aと、画像読取部4によって読み取られた画像に圧縮等の処理を施す画像処理部7と、画像を蓄積するハードディスク(HDD)8と、時間を計時するタイマ9とを備える。
制御部6Aは、この装置1内のHDD8を含む一部の電源をオフする省エネモードに移行するまでの時間が設定されるメモリを備え、このメモリに設定された時間に基づいてHDD8の電源のオン/オフ制御を行うものである。メモリとしては、電源がオフされても情報が消えない不揮発性メモリが好ましい。
制御部6Aのメモリには、HDD8の寿命を規定する所定の値(例えばロード/アンロード回数)に基づいて上記時間が設定される。具体的には、画像形成装置1の設計寿命、想定される使用条件、および使用するHDD8に規定されたロード/アンロード回数からHDD8のロード/アンロードの間隔が設定される。以下、HDD8の電源供給をオン/オフする場合について説明する。
例えば、条件として、
(a)画像形成装置1の設計寿命:5年
(b)想定される使用条件:24時間/日、365日/年
(c)HDD8に規定されているロード/アンロード回数:300,000回
の場合を考える。300,000回とは一般的な2.5インチHDDで規定されている値である。設計寿命の5年間常に電源が通電され、かつ頻繁にHDD8の電源をオフ/オンする省エネモードが繰り返されるといった最悪の条件を考えると、5年の間にHDD8の電源オン/オフ回数が300,000回となる電源オン/オフの間隔Tonは、次の計算式で計算される。
(a)画像形成装置1の設計寿命:5年
(b)想定される使用条件:24時間/日、365日/年
(c)HDD8に規定されているロード/アンロード回数:300,000回
の場合を考える。300,000回とは一般的な2.5インチHDDで規定されている値である。設計寿命の5年間常に電源が通電され、かつ頻繁にHDD8の電源をオフ/オンする省エネモードが繰り返されるといった最悪の条件を考えると、5年の間にHDD8の電源オン/オフ回数が300,000回となる電源オン/オフの間隔Tonは、次の計算式で計算される。
Ton=24時間×60分×365日×5年/300,000回=8.76分/回
ここでメモリへの設定値を計算値より多い9分とし、9分毎にHDD8の電源オフ/オンを行うと、5年間でオン/オフを繰り返す回数が300,000回以下になる。
ここでメモリへの設定値を計算値より多い9分とし、9分毎にHDD8の電源オフ/オンを行うと、5年間でオン/オフを繰り返す回数が300,000回以下になる。
従って、HDD8の電源をオンにしてから9分間省エネモードに移行させなければ、画像形成装置1の設計寿命である5年の間にHDD8が寿命で切れることはない。設定値は、このようにして計算された値あるいはそれより大きな値とする。なお、ユーザがTonの値を設定する場合は、上記の計算値より大きな値しか設定ができないように制限する。
次に他の条件として、
(a)画像形成装置1の設計寿命:5年
(b)想定される使用条件:24時間/日、365日/年
(c)HDD8に規定されているロード/アンロード回数:50,000回
の場合を考える。50,000回とは3.5インチHDDで一般的に規定されている値である。この場合のHDDの電源オン/オフの間隔Tonは、
Ton=24時間×60分×365日×5年/50,000回=52.6分/回
となる。すなわち、53分より短い間隔でHDD8の電源をオン/オフさせると、HDD8の寿命が5年持たなくなってしまう。従って、HDD8の電源をオンにしてから53分間省エネモードに移行させなければ、画像形成装置1の設計寿命である5年の間にHDD8が寿命で切れることはない。メモリへの設定値は、このようにして計算された値あるいはそれより大きな値とする。なお、ユーザがTonの値を設定する場合は、上記の計算値より大きな値しか設定ができないように制限する。以上のように、HDDの仕様により設定できるオン/オフ間隔は異なる。
(a)画像形成装置1の設計寿命:5年
(b)想定される使用条件:24時間/日、365日/年
(c)HDD8に規定されているロード/アンロード回数:50,000回
の場合を考える。50,000回とは3.5インチHDDで一般的に規定されている値である。この場合のHDDの電源オン/オフの間隔Tonは、
Ton=24時間×60分×365日×5年/50,000回=52.6分/回
となる。すなわち、53分より短い間隔でHDD8の電源をオン/オフさせると、HDD8の寿命が5年持たなくなってしまう。従って、HDD8の電源をオンにしてから53分間省エネモードに移行させなければ、画像形成装置1の設計寿命である5年の間にHDD8が寿命で切れることはない。メモリへの設定値は、このようにして計算された値あるいはそれより大きな値とする。なお、ユーザがTonの値を設定する場合は、上記の計算値より大きな値しか設定ができないように制限する。以上のように、HDDの仕様により設定できるオン/オフ間隔は異なる。
次に、第1の実施の形態の動作を図2のタイミングチャートを参照し、図3のフローチャートに従って説明する。なお、HDD8は、寿命に関する値としてロード/アンロード回数(50,000回)が規定され、制御部6Aのメモリには、設定時間Tonとして53分が設定されているものとする。また、以下の動作説明では、特に記述のない限り制御部6Aが行うものとする。まず、ユーザにより画像形成装置1の電源がオンされると、コントローラ3の制御部6Aは、各種デバイスの初期設定およびタイマ9の初期化を行い(S1)、タイマ9による計時を開始する(S2)。このタイマ9は、ユーザからの印刷要求等の処理命令が無い期間の時間を計測するために使用する。
次に、制御部6Aは、画像の読み取り等ユーザからの要求を待つ(S3)。しばらくの間ユーザからの要求が無い場合には、制御部6Aは、タイマ9による計時時間が設定時間Tonを越えたか否かを判断する(S4)。タイマ9による計時時間が設定時間Tonを越えている場合は、図2に示すように、制御部6AはHDD8を含めた本装置1の一部の電源をオフにし、省エネモードに移行する(S5)。
省エネモード中にユーザから印刷要求があった場合は(S6)、図2に示すように、制御部6Aは画像形成装置1を省エネモードから通常動作モードに復帰させるとともに(S7)、タイマ9を初期化する(S8)。そして、ユーザからの印刷要求を実行し(S9)、その処理が終了した後タイマ9による計時を再開する。その後、再び上記設定時間Tonの間ユーザからの要求を待つ(S3、S4)。以降これを繰り返す。
この第1の実施の形態によれば、HDD8の寿命を考慮してHDD8の電源オン/オフの間隔を制御することによりHDD8のヘッドのロード/アンロード回数が制御されるため、装置1の使用中(動作保証期間中)にHDD8が寿命となる事態を回避することができる。また、HDD8のロード/アンロードの動作回数が減り、HDD8の長寿命化を図ることができる。
なお、上記第1の実施の形態において、コマンドによりHDD8のヘッドをロード/アンロードする場合も同様の処理手順となる。この場合、制御部6Aは、タイマ9による計時時間が設定時間Tonを越えたと判断するまでは、寿命に影響するSleep等のコマンドの発行を行なわない。
なお、図3のフローチャートは一例であり、同様の動作、機能を実現するシステムに対して本発明の適用が可能である。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置を示す。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは制御部6Bのみが異なり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
この制御部6Bは、複数段の省エネモードを有しており、これに基づいて各部の電源のオン/オフ制御を行うものである。すなわち、制御部6Bは、画像読取部4とユーザインタフェース2のみの電源をオフにする第1の省エネモードと、これに加えてさらに画像印字部5とHDD8の電源をオフにする第2の省エネモードと、第2の省エネモードの実行中にHDD8のみにアクセスが来た場合に、HDD8のみに電源を入れる第3の省エネモードを有する。
制御部6Bのメモリには、通常動作モード時のユーザからの要求処理が終了してから第1の省エネモードに移行するまでの時間Ton1、通常動作モード時のユーザからの要求処理が終了してから第2の省エネモードに移行するまでの時間Ton2、HDD8へのアクセス終了から第2の省エネモードに移行するまでの時間Ton3が設定される。このHDD8の電源をオフするまでのTon2およびTon3の値は、画像形成装置1の設計寿命と、想定される使用条件と、使用するHDD8に規定されているロード/アンロード回数から算出される値であり、前述した第1の実施の形態で説明したTonと同じ式で算出できる。Ton2とTon3は同じ値ではなくてもよいが、算出された値と同一か、それより大きな値である必要がある。
次に、この第2の実施の形態の動作を図5のタイミングチャートを参照し、図6のフローチャートに従って説明する。なお、HDD8は、寿命に関する値としてロード/アンロード回数(50,000回)が規定され、制御部6Bのメモリには、設定時間Ton1として5分、Ton2,Ton3としてそれぞれ53分が設定されているものとする。また、以下の動作説明では、特に記述のない限り制御部6Bが行うものとする。まず、ユーザにより画像形成装置1の電源がオンされると、通常動作モードとなり、コントローラ3の制御部6Bは、各種デバイスの初期設定およびタイマ9の初期化を行い(S10)、タイマ9による計測を開始する(S11)。印刷等の要求があると(S12)、タイマ9を初期化し(S13)、要求された処理を実行し(S14)、その処理が終了すると、タイマ9による計時を開始(S11)する。その後、所定の時間Ton1の間アクセスがない場合(S15)、第1の省エネモードに移行し(S16)、図5に示すように、画像読取部4とユーザインタフェース2の電源をオフにする。第1の省エネモードに移行した後(S16)、上記ステップS14における処理が終わってからTon2(Ton2≧Ton1)の間にユーザからアクセスがあれば(S17)、通常動作モードに復帰する(S18)。
上記ステップS14における処理が終わってからTon2(Ton2≧Ton1)の間ユーザからアクセスがない場合は(S19)、図5に示すように、さらに画像印字部5とHDD8の電源をオフにする第2の省エネモードに移行する(S20)。
第2の省エネモードに移行した後(S20)、ユーザからのHDD8以外へのアクセスがあったときは、通常動作モードに復帰する(S23)が、HDD8内のデータを読むだけといった、HDD8のみへのアクセスが発生した場合は(S21、S22)、HDD8のみに電源の供給を再開させる第3の省エネモードに移行する(S24)。
第3の省エネモードに移行した後(S24)、タイマ9を初期化し(S25)、HDD8へのアクセス処理を実行した後(S26)、タイマ9による計時を開始し(S27)、Ton3の間ユーザからアクセスを待つ(S28、S29)。ここで、再度HDD8へのアクセスが来た場合は(S30)、HDD8へのアクセス処理を行い(S25〜S27)、その後タイマを初期化して再びTon3の間ユーザからのアクセスを待つ(S28、S29)。Ton3の間アクセスがない場合は(S29)、HDD8の電原をオフにし、第2の省エネモードに戻る(S20)。
この第2の実施の形態によれば、HDD8の寿命を考慮してHDD8の電源オン/オフの間隔を制御することによりHDD8のヘッドのロード/アンロード回数が制御されるため、装置1の使用中(動作保証期間中)にHDD8が寿命となる事態を回避することができる。また、HDD8のロード/アンロードの動作回数が減り、HDD8の長寿命化を図ることができる。また、複数段の省エネモードを有しているので、より省電力化が図れる。
なお、前述した第1,第2、第3の各省エネモードは一例であり、実際は装置1内のどのデバイスの電源をオフしてもよく、さらに多くの省エネモードを有していてもよい。また、図6のフローチャートは一例であり、同様の動作、機能を実現するシステムに対して本発明の適用が可能である。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置を示す。この第3の実施の形態は、第1の実施の形態において、HDD8のロード/アンロード回数あるいはオン/オフ回数をカウントするカウント監視部10を設けたものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
カウント監視部10は、内部に有する不揮発性メモリに、上記規定数がHDD8に規定されているロード/アンロード回数と同一の値か、あるいはそれより少ない値を予め設定しておき、HDD8でサポートされているS.M.A.R.T.(Self-Monitoring,Analysis,and Reporting Technology)と呼ばれる機能でカウントされた値が不揮発性メモリに設定した規定数を越えたか否かを監視し、超えたときにその旨を制御部6Cに通知するものである。S.M.A.R.T.は、大抵のHDD8に備わっており、HDD8自らがディスクの状態をモニタし、分析を行う機能であり、ロード/アンロード回数や電源のオン/オフ回数をカウントすることができる。不揮発性メモリに設定する値として、例えば、HDD8に規定されているロード/アンロード回数が50,000回の場合は、45,000回を規定数に設定してもよい。
制御部6Cは、カウント監視部10から画像形成装置内のHDD8のロード/アンロード回数がメモリ内の規定値を越えたことを通知されると、ユーザインタフェース2上にHDD8の寿命が近いことを表示するとともに、それ以降HDD8の電源を落とす省エネモードに移行させないように制御する。
この第3の実施の形態によれば、装置1の動作保証期間中に、HDD8のロード/アンロード回数が増えることによりHDD8が故障することを未然に防ぐことができる。また、HDD8が寿命となる前に、HDD8の寿命が近いことをユーザに知らせることができる。
なお、S.M.A.R.T.機能が有していないHDD8を使用する場合は、画像形成装置1内にHDD8電源のオン/オフ回数、あるいはヘッドのロード/アンロード回数をカウントするカウンタを設け、カウンタの値を不揮発性メモリに格納することで管理してもよい。
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置を示す。この第4の実施の形態は、第3の実施の形態において、サポートセンタと通信する通信部11を備えたものであり、他は第3の実施の形態と同様に構成されている。
制御部6Dは、カウント監視部10が上記規定数を超えたと判断した場合は、通信部11、例えば、電話回線を使用してサポートセンタにHDD8の寿命が近いことを通知するとともに、ユーザインタフェース2上にも合わせてメッセージを表示させる。
この第4の実施の形態によれば、画像形成装置の動作保証期間中に、HDD8のロード/アンロード回数が増えることによりHDD8が故障することを未然に防ぐことができる。また、HDD8のロード/アンロード回数による寿命が近いことをユーザに通知することにより、HDD8交換を促すことができる。また、その後のHDD8の動作が保証されないことを理解してもらうことができる。また、メーカ側はHDD8の寿命が近いことを知ることができるとともに、HDD8の交換時期が把握することができる。
なお、通信部11を用いて通知する先は、プリンタサーバ等のサーバであってもよい。また、1つの企業に複数の画像形成装置1が設置されている場合は、画像形成装置1のシリアル番号とあわせて通知してもよい。これにより、どのHDD8の寿命が切れたか区別することができる。
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る画像形成装置を示す。この第5の実施の形態は、第4の実施の形態において、複数のHDD8A,8Bを備えたものであり、他は第4の実施の形態と同様に構成されている。この第5の実施の形態の制御部6Fは、各HDD8A,8Bに固有の番号を割り振っておき、HDD8A,8B固有の番号と合わせてHDD8A,8Bの寿命が近いことを通知する。通知先は、前述したユーザインタフェースヘの表示、サポートセンタ、プリンタサーバ等が考えられる。
この第5の実施の形態によれば、装置1の動作保証期間中に、HDD8のロード/アンロード回数が増えることによりHDD8が故障することを未然に防ぐことができる。また、装置1が複数のHDD8A,8Bを備えている場合でも、個別にHDD8A,8Bの寿命が近いことを通知することができる。
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々な変形実施が可能である。例えば、外部記憶装置として上記実施の形態ではハードディスクについて説明したが、MO(Magneto Optical disk)、CD−RW(CD- ReWritable)等の他の外部記憶装置でもよい。また、HDDの寿命を規定するものとして、上記実施の形態ではヘッドの寿命に関するロード/アンロード回数について説明したが、モータ等の可動部や他の部分の寿命に関する値でもよく、外部記憶装置に応じて規定された値でもよい。
1 画像形成装置
2 ユーザインタフェース
3 コントローラ
4 画像読取部
5 画像印字部
6A〜6F 制御部
7 画像処理部
8,8A,8B ハードディスク(HDD)
9 タイマ
10 カウント監視部
11 通信部
2 ユーザインタフェース
3 コントローラ
4 画像読取部
5 画像印字部
6A〜6F 制御部
7 画像処理部
8,8A,8B ハードディスク(HDD)
9 タイマ
10 カウント監視部
11 通信部
Claims (12)
- 画像形成装置が所定の時間不使用のとき、外部記憶装置を含む各部への電源供給を停止する、もしくは機能を停止する省エネモードを有する画像形成装置の制御方法において、
前記画像形成装置の動作保証期間中に前記外部記憶装置が寿命とならないように、前記外部記憶装置を制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記外部記憶装置の制御は、前記外部記憶装置の寿命を規定する所定の値に基づいて前記外部記憶装置の電源のオン/オフ間隔を設定し、
前記所定の時間不使用のとき、設定された前記オン/オフ間隔を経過した後、前記外部記憶装置への電源供給を停止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記外部記憶装置の制御は、前記外部記憶装置の寿命を規定する所定の値に基づいて前記外部記憶装置の機能を停止するまでの機能停止間隔を設定し、
前記所定の時間不使用のとき、設定された前記機能停止間隔を経過した後、前記外部記憶装置の機能を停止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記外部記憶装置は、ハードディスクであり、
前記所定の値は、ヘッドのロード/アンロード回数であることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記オン/オフ間隔および前記機能停止間隔は、前記画像形成装置の設計寿命と、前記画像形成装置の想定される使用条件と、前記ハードディスクに規定されている前記ロード/アンロード回数から算出される値であることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記オン/オフ間隔および前記機能停止間隔に、請求項5で算出された値より小さい値を設定できないように制限することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置の制御方法。
- 画像形成装置が所定の時間不使用のとき、外部記憶装置を含む各部への電源供給を停止する、もしくは機能を停止する省エネモードを有する画像形成装置において、
前記画像形成装置の動作保証期間中に前記外部記憶装置が寿命とならないように、前記外部記憶装置を制御する制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記外部記憶装置の寿命を規定する所定の値に基づいて前記外部記憶装置の電源のオン/オフ間隔を設定する設定手段を備え、前記所定の時間不使用のとき、設定された前記オン/オフ間隔を経過した後、前記外部記憶装置への電源供給を停止することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記外部記憶装置の寿命を規定する所定の値に基づいて前記外部記憶装置の機能停止までの間隔を設定する設定手段を備え、前記所定の時間不使用のとき、設定された前記機能停止間隔を経過した後、前記外部記憶装置の機能を停止することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記外部記憶装置は、ハードディスクであり、
前記制御手段は、前記ハードディスクのヘッドのロード/アンロード回数あるいは前記ハードディスクの電源のオン/オフ回数を監視するカウント監視部と、前記カウント監視部が規定数を越えたと判断した場合、前記ハードディスクが寿命である旨を外部に通報する通報手段とを備えたことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。 - 前記通報手段は、ユーザに対して表示を行うユーザインタフェースであることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記通報手段は、ネットワークを介してサポートセンタに通報するネットワークインタフェースであることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
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