JP2004078737A - 電子機器及び該機器における消費電力制御方法 - Google Patents

電子機器及び該機器における消費電力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低消費電力モードで、ホストコンピュータからのステータス要求に素早く応答することができ、かつ低消費電力モードから自動電源オフへの移行を確実にする。
【解決手段】外部機器とのインターフェースを有する電子機器であって、低消費電力モードにおける連続経過時間をタイマにより計時しながら、その低消費電力モードで発生したトリガ(S17)により低消費電力モードを解除するとともに、タイマによる計時が所定値になってタイマ割り込みが発生すると低消費電力モードから自動的に電源をオフさせる電源オフモードに移行させ(S22)、かつそのトリガがホストからのステータス要求の場合は、低消費電力モードで、そのタイマによる計時を続行させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動電源オフ機能を有する電子機器及び該機器における消費電力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電力供給を受けて動作する装置では、ランニングコストの低廉化や環境破壊の防止のために、その電力消費量を低減させることが強く要求されてきている。例えば、プリンタ等の画像形成装置においては、予め設定された時間が経過すると電源をオフにする自動電源オフ機能を有する電源制御装置を備えたものがある。これによって、夜間等のように、装置の使用頻度が低い状況下で、無駄な電力消費を抑えるようにしている。
【0003】
また、非動作時の消費電力をなるべく少なくするために、電源オンの状態で、所定時間連続して、どの操作スイッチも押されず、印刷動作を実行せず、かつデータ受信がない場合には、その装置の制御を司るマイクロコンピュータ(CPU)をSTOPモードに移行させ、最低限必要な部分以外への給電を停止する「低消費電力モード」に移行するものがある。或いは、電源を入れたまま放置され、どの操作スイッチも操作されないか、或いは印刷動作をしないか、またはデータの受信が行われなくなってから一定時間経過後に、消費電力を節約するために自動的に、装置の電源をオフにする「自動電源オフ機能」を備えているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来のプリンタ等の画像形成装置においては、上述した「低消費電力モード」と「自動電源オフ機能」とのいずれか一方の機能のみを設けることは可能であるが、その機能を両立して持たせることができなかった。
【0005】
また、プリンタにおいて、印刷データの受信待ちである待機状態時に低消費電力モードへ移行すると、DRAMのリフレッシュも停止させることになる。このため、一旦、DRAMに記憶されているデータをSRAMへ退避し、その後、低消費電力モードが解除されると、DRAMのリフレッシュを再開して再びSRAMからDRAMへ、その待避データを書き戻す必要が生じる。このような処理を実行すると、ホストコンピュータからのステータス要求に素早く応答することができず、ホスト側ではエラーと判定されるという問題があった。
【0006】
また、ホストコンピュータにおいて、プリンタのステータスをモニタに表示している場合には、数秒に1回、ホストコンピュータからプリンタに対してステータスの問合せが実行される。これにより、プリンタのCPUは、数秒毎にSTOPモードになったり、そのSTOPモードを解除する動作を繰り返し、そのSTOPモードに入る度に、自動電源オフ時間をリセットしてしまう。例えば、IEEE1284ECPモードにおいて、35m秒以内に応答しないとエラーとなるため、ユーザが自動電源オフ時間を30分と設定しても、ステータスの問合せの度に自動電源オフ時間がリセットされるため自動電源オフ機能が働かないという問題があった。
【0007】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、電源投入後の待機状態で低消費電力モードへ移行できるとともに、自動電源オフ機能をも実現できる電子機器及び該機器における消費電力制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
また本発明の目的は、ホストコンピュータなどの外部機器からの、例えばステータス要求により、低消費電力モードから自動的に電源をオフさせる電源オフモードへの経過時間の計時を中断させないようにして、低消費電力モードから自動電源オフ機能への移行を確実に制御できる電子機器及び該機器における消費電力制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の電子機器は以下のような構成を備える。即ち、
外部機器とのインターフェースを有する電子機器であって、
低消費電力モードへ移行可能かどうかを判断し移行可能であれば前記低消費電力モードに移行させる手段と、
前記低消費電力モードにおける連続経過時間を測定するための計時手段と、
前記低消費電力モードで発生したトリガにより前記低消費電力モードを解除する解除手段と、
前記計時手段による計時が所定値になると前記低消費電力モードから自動的に電源をオフさせる電源オフモードに移行させる手段と、
前記トリガが所定のイベントに起因するトリガの場合は低消費電力モードで前記計時手段による計時を続行させるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために本発明の電子機器における消費電力制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
外部機器とのインターフェースを有する電子機器における消費電力制御方法であって、
低消費電力モードへ移行可能かどうかを判断し移行可能であれば前記低消費電力モードに移行させる工程と、
前記低消費電力モードにおける連続経過時間をタイマにより計時する工程と、
前記低消費電力モードで発生したトリガにより前記低消費電力モードを解除する解除工程と、
前記タイマによる計時が所定値になると前記低消費電力モードから自動的に電源をオフさせる電源オフモードに移行させる工程と、
前記トリガが所定のイベントに起因するトリガの場合は低消費電力モードで前記タイマによる計時を続行させるように制御する制御工程と、
を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器の一例である画像形成装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。尚、この実施の形態では、この画像形成装置がインクジェット記録装置の場合で説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、レーザビームプリンタやサーマルプリンタなどの他の記録様式のプリンタ装置であっても良く、更には電子機器としては、外部機器に相当するリモコン等で制御される例えばAV機器等も含まれる。
【0013】
図1において、10はこの画像形成装置全体を制御するCPU、11はROMで、CPU10による制御動作を実行させるためのプログラムや各種データが記憶されている。12はDRAMで、CPU10による制御動作時にワークエリアとして使用され各種変数やデータを格納するのに使用される。このDRAM12は、データを保持するために電気的なリフレッシュ動作を必要としている。13はSRAMで、省電力制御時において、DRAM12のリフレッシュが停止される前に、そのDRAM12に記憶されている変数等を待避して格納するのに使用される。このSRAM13は、DRAM12のような電気的なリフレッシュ動作は不要である。
【0014】
15はヘッドカートリッジで、記録ヘッド(インクジェットヘッド)とインクタンクとが一体となって形成されており、キャリッジモータの回転により主走査方向に走査駆動される。16はヘッドI/F回路で、CPUバスを介して送られてくる記録データに従ってヘッドカートリッジ15を駆動して記録を行う。17は不図示のキャリッジモータや記録媒体の搬送用モータ及び搬送用ローラなどを含む機構部の駆動系を示し、18は駆動系I/F回路で、駆動系17とCPUバスとを接続し、CPUバスを介して送られてくる信号に基づいて駆動系17を駆動している。20は通信用I/F回路で、外部機器であるホストコンピュータ19と接続するための通信インターフェースを提供している。21は操作パネルで、LED、ブザー、各種キー、スイッチなどを有し、操作者による電源オン、電源オフ等の指示を行うための電源スイッチをも備えている。22はパネルI/F回路で、操作パネル21とCPUバスとのインターフェースを制御している。23は受信バッファで、ホストコンピュータ19から送られてきた印刷データを格納するのに使用される。24はプリントバッファで、ヘッドカートリッジ15により印刷するための印刷データを格納している。25はタイマで、CPU10の指示により時間を計時して、CPU10により指示された所定時間を計時すると、その旨を割込み等によりCPU10に通知する。尚、このタイマ25は、CPU10が動作を停止して低消費電力モードになった場合でも、計時用のクロック信号が供給されており、このクロック信号に基づいて計時動作を実行することができる。
【0015】
またホストコンピュータ19は、この画像形成装置に対して印刷データを送信して印刷を指示するとともに、本実施の形態の特徴であるオートパワー・オフ時間の設定情報も送信して指示することができる。
【0016】
尚、本実施の形態の画像形成装置は、上記のようなインクジェットプリンタとしての形態のほかに、レーザビームプリンタや複写機やファクシミリ装置などにも適用されるものである。
【0017】
以下に、上記のように構成された画像形成装置において、本実施の形態に係る低消費電力制御並びに自動電源オフ動作を図2を参照して説明する。
【0018】
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置(インクジェットプリンタ)におけるアイドルタスクによる制御動作を説明するフローチャートである。尚、この処理を実行するプログラムはROM11に記憶されており、CPU10の制御の下に実行される。
【0019】
まず最初に、このフロー制御を行なうアイドルタスクについて説明する。このアイドルタスクは他のタスクと異なり、タスクの優先順位が一番低く設定されており、他のどのタスクも動作をしていない時に制御が渡されて実行されるタスクである。尚、他のタスクとしては、例えば、I/F(インターフェース)タスク、プリンタエンジン部のコントロールタスクなどがある。
【0020】
本実施の形態に係る画像形成装置では、電源投入後に、低消費電力モードへの移行と自動電源オフの両立を実現するために、このアイドルタスクで制御を行なう構成になっている。
【0021】
このアイドルタスクは、他の全てのタスクが動作していない場合に実行され、まずステップS10で、ホストコンピュータ19からのデータ受信中でない、操作パネル21のキーが操作されていない、プリンタのカバーが閉じられている、エラー発生中でないか等を判断して、いずれか一つでも条件を満たさないものがあればステップS11のCPU・HALTモードへ移行する。このCPU・HALTモードでは、DRAM12はリフレッシュされ、更にクロック信号は必要とされる各部に供給される。このため低消費電力モードにはならないが、通常のパワーオン時の消費電力量よりは、CPU10がHALTしている分だけ電力消費は少なくなっている。このCPU・HALTモードからのCPU10の起動は、CPU10への各種割り込みによってなされる。その後、その割り込みの種類に応じて、他の優先順位の高いタスクへ制御が移り、一通り処理が終了した後、再びアイドルタスクへ制御が戻りステップS10からの処理を実行する。
【0022】
一方、ステップS10で所定の条件を満たした場合(カバーが閉じられていて、操作パネル21のいずれのキーも押されていない、エラーが発生していない、パワーオン状態であり、パワーオフへ移行中ではない、他の全てのタスクがアイドル中)はステップS12に進み、CPU10への各種割り込みを禁止し、自動電源オフするための残り時間を、オートパワーオフ用管理タスクから獲得する(ステップS13)。このオートパワーオフ用管理タスクについては図4を参照して後述する。
【0023】
次にステップS14に進み、ステップS13で獲得した時間をタイマ25へ設定してタイマ25を起動する。これによりタイマ25は計時を開始し、自動電源オフ用のための時間を計時することになる。次にステップS15に進み、CPU10が起動するのに必要な割り込みだけを有効にし、各部へのクロック信号の供給を停止し、DRAM12をリフレッシュモードからセルフ・リフレッシュモードと呼ばれる低消費電力モードへ移行させる。尚、このセルフリフレッシュモードは、DRAM12の内容を保持しつつ、DRAM12に対してCPU10からのアクセスを禁止することで、リフレッシュモードよりも消費電力を少なくできるモードのことである。これにより、低消費電力モード時に、DRAM12の内容をSRAM13へ退避させたり、またSRAM13からDRAM12に書き戻したりする必要がなくなる。
【0024】
次にステップS16に進み、CPU10をCPU・STOPモードへ移行する。これによりプリンタの動作が停止して低消費電力モードとなる。ここでCPU10が、このCPU・STOPモードから抜けるのは、操作パネル21のいずれかのキー・スイッチが押下されることによる割り込みが発生するか、ホストコンピュータ19と通信用I/F20を結ぶUSBケーブルが挿抜されることによる割り込みが発生するか、或いはホストコンピュータ19から印刷データやコマンド等を受信することによる受信割り込みが発生するか、自動電源オフ用のタイマ25に設定された時間が経過したことによるタイマ割り込みが発生するかなどによる。このような所定の割り込み要因によりCPU10が起動されることにより、このCPU・STOPモードから抜けることになる。但し、ノイズによってもCPU10が起動されてCPU・STOPモードから抜ける可能性があるので、ステップS17で、起動した直後に、その起動要因を判断している(いずれかのキーが押された、カバーがオープンされた、USBケーブルが抜かれた、通信用I/F20を介して受信があった(ステータス応答受信、画像データの受信)、オートパワーオフタイマ割り込み等)。そして、上述した所定の起動要因でなければステップS16に戻り、再びCPU・STOPモードへ移行する。
【0025】
こうしてステップS17で、所定の起動要因でCPU10が起動された場合はステップS18に進み、タイマ25による計時動作を停止する。次にステップS19に進み、通常の電力モードに切り換える。これはDRAM12をセルフリフレッシュモードから通常のリフレッシュモードへ切り換え、停止していたクロック信号の供給を開始することによりなされる。
【0026】
次にステップS20に進み、ステップS17で起動された要因がタイマ25による割り込み、即ち、自動電源オフのための時間が経過したことによるものかどうかを判断し、タイマ25からの割り込みによるものでなければステップS21に進み、タイマ25から残り時間を読み出して、それを自動電源オフ用管理タスクへ通知する。一方、ステップS20で、タイマ25からの割り込みによる起動であれば、その旨を自動電源オフ用管理タスクへ通知する。これにより自動電源オフ用管理タスクは、アイドルタスクから自動電源オフの通知を受け取ることにより自動電源オフを実行する。こうしてステップS23に進み、禁止していた割り込みを解除してステップS10へ戻る。
【0027】
図3は、上述した状態の遷移を説明する遷移図である。
【0028】
301で示すCPU・HALTモードへの移行は、図2のステップS10からS11への移行で示されている。このCPU・HALTモードで、スイッチ操作或いはデータ受信などによる割り込みが発生すると、302で示すようにアイドルタスク310から抜けだして、より優先度の高いタスクにより実行される動作モードに移行する。また303は、図2のステップS16におけるCPU・STOPモードへの以降に対応しており、このCPU・STOPモードにおいても、スイッチ操作或いはデータ受信などによる割り込みが発生すると、304で示すように動作モードに移行する。また305は、CPU・STOPモードでタイマ割り込みが発生した場合を示し、この場合は自動電源オフ用管理タスク311によりオートパワーオフモード(自動電源オフ)に移行する。
【0029】
図4は、本実施の形態に係る画像形成装置における自動電源オフ用管理タスクの処理の流れを説明するフローチャートで、この処理を実行するプログラムはROM11に記憶されており、CPU10の制御の下に実行される。
【0030】
まずステップS41で、図2のステップS22で通知される、アイドルタスクからの自動電源オフ通知を受取ったかどうかを判断する。受取っていればステップS42に進み、自動電源オフ処理を行う。これによりこの画像形成装置は、電源オフ状態になる。自動電源オフ通知を受取っていない場合はステップS43に進み、図2のステップS21で通知される、アイドルタスクからのSTOP時間を受取ったかどうかを判断する。受取っていればステップS44へ進むが、STOP時間を受取っていない場合は、この管理タスクの処理を終了する。
【0031】
ステップS44では、アイドルタスクからの起動要因が、ホストコンピュータ19のプリンタドライバからのステータスの問合せコマンドの受信によるものかどうかを判断する。そうであればステップS45に進み、STOP時間の減算を行ってステップS47に進み、その減算したSTOP時間の値をメモリ(SRAM13)に格納する。尚、こうしてメモリに記憶された値は、アイドルタスクにより図2のステップS13で読み取られる。従って、例えば、4秒周期でステータスの問合せコマンドを受信すれば、4秒おきにSTOP時間が減算されることになる。
【0032】
一方、ステップS44で、ステータスの問合せコマンドの受信でない場合はステップS46に進み、自動電源オフのための残り時間を、最初の設定値にセットする。例えば、設定時間が5分で、それまで例えば減算されて2分になっていても、再度初期値である5分が再設定される。そして、この値をステップS47で、STOP時間値としてメモリに格納する。なお、自動電源オフ時間は、例えばプリンタドライバにより、ユーザが設定するようにしてもよい。
【0033】
以上の説明に基づいて、具体的な動作を説明する。
【0034】
いま、この画像形成装置がインクジェットプリンタで、例えば、オートパワーオフを実施するための時間として「5分」が設定された場合、即ち、アイドルタスクの実行中にCPU・STOPモードの状態で、5分間連続してキー操作やデータ受信が実行されない場合に自動的にプリンタの電源をオフする例で説明する。
【0035】
このインクジェットプリンタが、非動作状態となってアイドルタスクが起動されると、この設定された「5分」がSRAM13から読み出されて(S13)、タイマ25に「5分」がセットされ、タイマ25による計時がスタートする(S14)。次に、CPUはCPU・STOPモードに移行し、この状態で、インクジェットプリンタで何もキー操作が行われず、ホストコンピュータ19から印刷データが送られてこない場合でも、ホストコンピュータ19からは、定期的にインクジェットプリンタのステータスを問合せるコマンドが送られくる。そこで、このステータス要求を受信すると図2のステップS17からステップS18に進み、タイマ25による計時を停止し、そして、「5分」が経過していない場合は、オートパワーオフタイマの割り込みではないためステップS20からステップS21に進み、タイマ25が計時した時間を読取り、例えば、この時間が「2分」であれば、これを自動電源オフ用管理タスクに知らせる。具体的には、引数に「2分」をセットして、この自動電源オフ用管理タスクに対してイベントを発生する。
【0036】
これにより、自動電源オフ用管理タスクではステップS43で、STOP時間を受取り、更にステップS44では、このトリガとなったのはホストコンピュータ19からのステータス問い合わせであったためステップS45に進み、元の「5分」から、受信した「2分」を差し引いた「3分」を求めて、新たな残り時間としてメモリに格納する。
【0037】
こうして再度、アイドルタスクが起動されて(それまでホストコンピュータ19からのステータス問い合わせ以外の事象が発生していない)、図2のステップS13で、この更新された「3分」が取得され、タイマ25にこの「3分」がセットされる。そしてタイマ25が「3分」を計時すると(合計5分)タイマ25による割り込みが発生し、ステップS22で、オートパワーオフが自動電源オフ用管理タスクに通知され、図4のステップS42で、自動電源オフ処理が実行される。
【0038】
次に、この設定された「5分」の間に、アイドルタスクで、ホストコンピュータ19からのステータス問い合わせ以外の事象が発生した場合を考える。この場合は、まずアイドルタスクの処理のステップS17で起動要因が発生してステップS18に進み、タイマ25を停止させる。ここではタイマ割り込みではないためステップS21で、STOP時間が自動電源オフ用管理タスクに通知される。これにより自動電源オフ用管理タスクでは、図4のステップS43でSTOP時間の通知と判断してステップS44に進み、この場合は、前述したように、ホストコンピュータ19からのステータス問い合わせではないためステップS46に進む。そして、残り時間が、例えば「1分」となっていても、それも元の設定値「5分」に書き換える。これは自動電源オフにするための要因、即ち、アイドルタスクでのCPU・STOPモードで、所定時間キー操作、データ受信などが実行されないといった条件が、設定値である「5分」以内に解除されたために、その時間値を最初に設定された「5分」に戻す必要があるためである。
【0039】
以上説明したように本実施の形態に係る画像形成装置によれば、ホストコンピュータから定期的に送られてくるステータス要求の度に、自動電源オフ時間がリセットされてしまい、自動電源オフができないという問題が解決される。
【0040】
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0041】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能(カメラ側で行われる処理、プリンタ側で行われる各種印刷処理)を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0042】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0043】
以上説明したように本実施の形態によれば、プリンタ等の画像形成装置において、待機状態でありながら、低消費電力を実現しつつ自動電源オフ機能も有効にできるため、無駄な消費電力を低減できるという効果がある。
【0044】
また、待機状態時は、DRAMをリフレッシュではなくセルフリフレッシュしているため、DRAMのデータをSRAM上へ退避させたり、SRAMから再び書き戻したりする必要がなく、ステータス要求の応答の基準を満たすことができるという効果もある。
【0045】
また、自動電源オフ時間の管理を別タスクで行っているので、ホストコンピュータにプリンタのステータスモニタ等の状態表示を行い、例えば数秒に1回ホストコンピュータからプリンタに対してステータスを問い合わせる場合であっても、自動電源オフのための設定時間がリセットされることなく、その設定時間に従って正確に電源をオフできるという効果がある。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電源投入後の待機状態で低消費電力モードへ移行できるとともに、自動電源オフ機能をも実現できる。
【0047】
また本発明によれば、外部機器からの所定のイベントによる、低消費電力モードから自動的に電源をオフさせる電源オフモードへの経過時間の計時を中断させないようにして、低消費電力モードから自動電源オフ機能への移行を確実に制御できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に係る画像形成装置における低消費電力モードへ移行する動作を説明するフローチャートである。
【図3】本実施の形態に係る画像形成装置における動作モードの遷移を説明する遷移図である。
【図4】本実施の形態に係る自動電源オフ用管理タスクにおける処理の流れを説明するフローチャートである。

Claims (12)

  1. 外部機器とのインターフェースを有する電子機器であって、
    低消費電力モードへ移行可能かどうかを判断し移行可能であれば前記低消費電力モードに移行させる手段と、
    前記低消費電力モードにおける連続経過時間を測定するための計時手段と、
    前記低消費電力モードで発生したトリガにより前記低消費電力モードを解除する解除手段と、
    前記計時手段による計時が所定値になると前記低消費電力モードから自動的に電源をオフさせる電源オフモードに移行させる手段と、
    前記トリガが所定のイベントに起因するトリガの場合は低消費電力モードで前記計時手段による計時を続行させるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記所定のイベントは、前記外部機器からのステータス要求であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、
    前記解除手段により前記低消費電力モードが解除された時点での前記計時手段による計時値を記憶する記憶手段を有し、
    前記トリガが所定のイベントに起因するトリガの場合は、前記記憶手段に記憶された計時値に基づく残りの連続経過時間を前記計時手段により計時させる様に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、
    前記トリガが所定のイベントに起因するトリガでない場合は、前記低消費電力モードを解除して前記計時手段による計時値を初期値にすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  5. 前記低消費電力モードでは、少なくともCPUの動作を停止させ、メモリをセルフ・リフレッシュモードでリフレッシュすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 外部機器とのインターフェースを有する電子機器における消費電力制御方法であって、
    低消費電力モードへ移行可能かどうかを判断し移行可能であれば前記低消費電力モードに移行させる工程と、
    前記低消費電力モードにおける連続経過時間をタイマにより計時する工程と、
    前記低消費電力モードで発生したトリガにより前記低消費電力モードを解除する解除工程と、
    前記タイマによる計時が所定値になると前記低消費電力モードから自動的に電源をオフさせる電源オフモードに移行させる工程と、
    前記トリガが所定のイベントに起因するトリガの場合は低消費電力モードで前記タイマによる計時を続行させるように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする電子機器における消費電力制御方法。
  7. 前記所定のイベントは、前記外部機器からのステータス要求であることを特徴とする請求項6に記載の消費電力制御方法。
  8. 前記制御工程では、
    前記解除工程で前記低消費電力モードが解除された時点での前記タイマの計時値をメモリに記憶する記憶工程を有し、
    前記トリガが所定のイベントに起因するトリガの場合は、前記メモリに記憶された計時値に基づく残りの連続経過時間を前記タイマにより計時させる様に制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の消費電力制御方法。
  9. 前記制御工程では、
    前記トリガが所定のイベントに起因するトリガでない場合は、前記低消費電力モードを解除して前記タイマによる計時値を初期値にすることを特徴とする請求項6又は7に記載の消費電力制御方法。
  10. 前記低消費電力モードでは、少なくともCPUの動作を停止させ、メモリをセルフ・リフレッシュモードでリフレッシュすることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の消費電力制御方法。
  11. 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の消費電力制御方法を実行することを特徴とするプログラム。
  12. 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の消費電力制御方法を実行するプログラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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