JP2003198769A - 補助記憶装置の起動制御方法 - Google Patents

補助記憶装置の起動制御方法

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JP2003198769A
JP2003198769A JP2001400931A JP2001400931A JP2003198769A JP 2003198769 A JP2003198769 A JP 2003198769A JP 2001400931 A JP2001400931 A JP 2001400931A JP 2001400931 A JP2001400931 A JP 2001400931A JP 2003198769 A JP2003198769 A JP 2003198769A
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Yoichi Iwasaki
洋一 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】省電力化のために一定時間使用されないことに
より電源が切られている補助記憶装置の起動が、本当に
該補助記憶装置が必要となるときにのみ行われるように
することで、消費電力の軽減、及び補助記憶装置の長寿
命化を図ることが可能な補助記憶装置の起動制御方法を
提供する。 【解決手段】画像メモリ17の残メモリ17cの容量と
ともに、格納すべき画像データの圧縮後の容量を考慮し
て、該残メモリ17cに圧縮後の該画像データが格納す
ることが可能か否かを判断して、画像メモリ17に格納
すべき画像データの格納ができないときのみ、電源が切
られているハードディスク14を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一旦電源が切ら
れているハードディスク等の補助記憶装置の起動タイミ
ングを制御して、省電力化および該補助記憶装置の長寿
命化を図る補助記憶装置の起動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機等においては、読み
取った原稿等の画像データの格納可能容量を増加させる
ためにハードディスク等の補助記憶装置を、内部メモリ
とは別に備えるものがあり、この補助記憶装置を備える
ことにより、内部メモリに格納しきれない画像データで
あっても格納することでき、大容量の画像データを取り
扱うことが可能となった。
【0003】ところが、実際に格納すべき画像データが
少量の場合には、内部メモリのみによって該画像データ
を格納することが可能となるため、常に、補助記憶装置
を稼働することは、無駄な電力を消費することになる。
【0004】そこで、従来技術のなかには、ハードディ
スク等の補助記憶装置を備えた複写機等において、省電
力化を図るため一定時間使用されていない補助記憶装置
の電源を切り、その稼働を停止させるとともに、一旦電
源を切った場合に、実際に補助記憶装置へのアクセスが
必要となったときには、該補助記憶装置を起動させるも
のがあった。
【0005】そして、このような従来技術のなかには、
該補助記憶装置を一旦停止させたことによる処理の遅延
の発生を防止すべく、補助記憶装置を起動させるタイミ
ングに様々な工夫をするものもあった。
【0006】この補助記憶手段の起動のタイミングの具
体例として、ユーザが装置に触れた時を前記起動のタイ
ミングとして補助記憶装置の電源を入れるものや、原稿
の読取を開始させた時を前記起動のタイミングとして補
助記憶装置を起動する等の手段を用いるものがあった。
【0007】また、特開平7−153182号公報に記
載の従来技術では、補助記憶装置としての光ディスク装
置において、使用している半導体メモリの容量が所定値
より減少した場合を前記起動のタイミングとして該補助
記憶装置の起動を行っている。
【0008】特開平7−153182号公報に記載の補
助記憶装置を含めた従来の構成によれば、内部メモリに
よって格納すべき画像データ等を格納できる場合には、
補助記憶装置を起動することなく内部メモリに該データ
を格納し、補助記憶装置が必要となる場合にのみ、該補
助記憶装置を起動することから、補助記憶装置の起動回
数を低下し、省電力化を図ることが可能となった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の構成においては、メモリ残量等の装置の状態のみ
によって補助記憶装置の要否が判断されており、格納さ
れるべき画像データの容量を考慮していないことから、
補助記憶装置の起動が本当に必要な場合にのみ行われて
いるとはいえない。
【0010】例えば、特開平7−153182号公報に
記載の構成では、格納されるべき画像データの容量に着
目することなく、単純にある一定のメモリ残量を基本と
して、補助記憶装置の起動の要否を決定しているため、
入力画像が高圧縮率であり、実際には内部メモリの空き
容量を用いて格納できるような、本来は補助記憶装置を
起動の必要がない場合にも、不必要に補助記憶装置の電
源をオンする可能性が考えられる。
【0011】つまり、従来の構成では、本来は必要でな
い補助記憶装置の起動が行われることがあり、依然とし
て、無駄に補助記憶装置を起動することによる消費電力
の浪費が生じることや、補助記憶装置の起動・停止を繰
り返すことにより補助記憶装置の寿命を縮めることが十
分に防止できていないのである。
【0012】この発明の目的は、省電力化のために一定
時間使用されないことにより電源が切られている補助記
憶装置の起動が、本当に該補助記憶装置が必要となると
きにのみ行われるようにすることで、消費電力の軽減、
及び補助記憶装置の長寿命化を図ることが可能な補助記
憶装置の起動制御方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は以下の構成を
備えている。
【0014】(1)格納すべき所定の画像データを、内
部メモリ又は補助記憶装置に格納するにあたって、該補
助記憶装置が所定時間使用されない場合に該補助記憶装
置の電源をオフにして、内部メモリのみを該画像データ
の格納に使用するとともに、所定のタイミングで該補助
記憶装置を起動して該画像データの格納に使用する補助
記憶装置の起動制御方法であって、前記補助記憶装置を
起動する所定のタイミングは、前記内部メモリの残量と
格納すべき前記画像データの容量とを比較して決定され
ることを特徴とする。
【0015】この構成においては、ハードディスク等の
補助記憶装置が所定時間使用されない場合に該補助記憶
装置の電源をオフにして消費電力を抑えつつ、新たに格
納すべき原稿等の画像データが生じた場合であっても、
所定の容量の画像データを格納するのに十分なメモリ残
量が内部メモリに存在するときには、補助記憶装置を起
動することなく内部メモリのみを用いて該画像データの
格納を行い、該画像データの容量が内部メモリのメモリ
残量を超えるときのみ、再度補助記憶装置を起動させる
ことから、不必要に補助記憶装置が稼働することが防止
され、無駄な電力の消費が抑制される。
【0016】また、補助記憶装置の停止・起動の繰り返
しが防止されるため補助記憶装置の長寿命化が図られ
る。
【0017】(2)前記画像データの容量は、該画像デ
ータを所定の圧縮方式により圧縮した後の容量であるこ
とを特徴とする。
【0018】この構成においては、画像データが内部メ
モリに格納される容量であるか否かを判断を、該画像デ
ータを所定の圧縮方式で圧縮した後の容量と該内部メモ
リのメモリ残量とを比較することにより行うことから、
画像データの特性により変化する圧縮率を考慮して補助
記憶装置の起動の要否が決定されるため、本当に必要な
場合にのみ補助記憶装置が起動されることになり、より
効果的に省電力化及び補助記憶装置の長寿命化が図られ
る。
【0019】(3)前記画像データを示す2値データに
おける第1の値から第2の値への変化点及び第2の値か
ら第1の値への変化点の数を前記画像データの一部にお
いて検出することにより所定の圧縮方式により圧縮した
後の前記画像データの容量を概算することを特徴とす
る。
【0020】この構成においては、例えば、格納すべき
画像データの一部が入力された時点で、該画像データの
一部を示す2値データにおける第1の値から第2の値へ
の変化点及び第2の値から第1の値への変化点の数を検
出することにより、該画像データ全体について所定の圧
縮方式により圧縮した場合の圧縮後の容量を概算するこ
とから、該画像データの全部が入力されるのを待つこと
なく迅速に補助記憶装置の起動の要否の判断がされるた
め、該補助記憶装置の起動が遅れて該画像データの格納
処理に遅延が生じること等が防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施形
態として複写機の制御部に適用される補助記憶装置を例
にあげて説明する。なお、この実施形態において、画像
データとは、文字のみからなる文書等を含んだ、あらゆ
る種類の原稿の画像データをいう。
【0022】図1は、本発明の補助記憶装置の起動制御
方法が適用される複写機1の制御部の構成を示してい
る。複写機1は、CPU10、I/O制御部11、メモ
リコントローラ12、メモリ13、ハードディスク1
4、圧縮/伸長部15、データ制御部16、画像メモリ
17、スキャナ部18、画像処理部19、及びプリンタ
部20を備えている。
【0023】スキャナ部18は、複写機1に備えられた
図示しない原稿台に載置された原稿の画像データを読み
取り、所定の形式の画像データとして画像処理部19に
供給する。また、画像処理部19は、スキャナ部18か
ら供給される画像データに対して所定の手順で画像処理
を施し、該画像処理が施された画像データをプリンタ部
20に転送する。さらに、プリンタ部20は、画像処理
部19から供給される画像データに基づいて所定の画像
形成処理を行う。
【0024】データ制御部16は、主に画像データの格
納処理における制御を行っており、例えば、メモリコン
トローラ12からのコマンド等に基づいて、それぞれ画
像処理部19、画像メモリ17、ハードディスク14、
及び圧縮/伸長部15との間で所定の形式の画像データ
の送受信を行う。
【0025】画像メモリ17は、本発明における内部メ
モリであり、スキャナ部18で読み取られた画像データ
を格納する。ハードディスク14は、本発明の補助記憶
装置であり、格納すべき画像データが画像メモリ17に
格納しきれないときに該画像データを格納する役割を果
たす。圧縮/伸長部15は、格納すべき画像データに対
して所定の圧縮処理を施すとともに、圧縮処理が施され
た印刷すべき画像データに対して所定の解凍処理を施
す。I/O制御部11は、主にハードディスク14及び
メモリコントローラ12における入出力処理を制御する
とともに、ハードディスク14の電源制御のための信号
をハードディスク14に対して送信する役割を果たして
いる。
【0026】メモリコントローラ12は、主にメモリ1
3の所定のアドレスを指定して読み出し所定のプログラ
ムを実行させたり、所定のコマンドデータ等の読込み等
を行う。メモリ13は、ROM領域とRAM領域とから
構成されており、ROM領域には、複写機1の動作プロ
グラム等が格納されており、RAM領域には、主にコマ
ンドデータ等が格納されている。また、RAM領域に
は、後述する省エネタイマの値を格納する領域が設けら
れている。操作パネル21は、ユーザが印刷枚数、印刷
モード、用紙サイズ等の指定を行う際に使用される。表
示部22は、ユーザに対してエラーメッセージ等を表示
する際に使用される。そして、CPU10は、上述の複
写機1の構成要素を統括的に制御するものであり、本実
施形態では、複写機1が使用されない状態での経過時間
やハードディスク14が使用されない状態での経過時間
の計測をも行う。
【0027】以上が、複写機1の制御部の構成である
が、特に本発明の補助記憶装置の起動制御方法がハード
ディスク14の電源制御部14aに適用されているとこ
ろに特徴を有している。具体的には、ハードディスク1
4は、複写機1の主電源スイッチとは独立したスイッチ
によって電源のオン/オフがされており、この電源のオ
ン/オフの制御を電源制御部14aにおいて行っている
のであるが、その詳細は後述する。
【0028】図2は、画像メモリ17の構成を示してい
る。
【0029】同図が示すように、画像メモリ17は、画
像処理部19から転送される画像データをそのままビッ
トマップ形式で保存するビットマップイメージ格納エリ
ア17aと、該画像データを所定の圧縮方式で圧縮した
後の画像データを格納する圧縮データ格納エリア(17
b、17c)と、から構成されている。圧縮データ格納
エリア(17b、17c)は、既に圧縮後の画像データ
が格納されている既使用エリア17bと残メモリ17c
とに分けられる。このうち、残メモリ17cの容量によ
って、ビットマップイメージ格納エリア17a内の画像
データが、所定の圧縮方式の圧縮後に、画像メモリ17
の残メモリ17cに格納されるか、ハードディスク14
に格納されるかが決定されるのである。
【0030】図3は、本発明が適用される複写機1の基
本動作を示すフローチャートである。CPU10は、複
写機1の電源がオンされると各種の設定値を初期化し、
該設定値の初期化が完了すると省エネタイマの計測を開
始する(s1)。ここで、省エネタイマとは、複写機1
に対して印刷命令等の指令がされない状態での経過時間
を秒単位で計測したものである。
【0031】次に、ユーザからの印刷開始の指令を待つ
ことになるが、ユーザからの印刷開始の指令がない場合
には、省エネタイマの計測を行い、該省エネタイマが所
定の設定値を超えたか否かの判断を行う(s4)。
【0032】この判断(s4)において、省エネタイマ
が設定値に満たないときには、省エネタイマを継続して
計測する(s6)。一方で、省エネタイマが設定値を超
えたときには、CPU10は、複写機1の動作状態を省
エネモードに設定する(s7)。この省エネモードにお
いては、ハードディスク14の電源がオフになり、ハー
ドディスク14の動作が停止する。なお、この省エネモ
ードにおいて、ハードディスク14以外にもその電源が
オフになる複写機1の構成要素を設けてもよく、いずれ
の構成要素を選択するかは、ユーザが任意に設定するよ
うな構成にしてもよい。さらに、本実施形態では、複写
機1自体が使用されていない状態での経過時間を示す複
写機1全体の省エネタイマを計測するとともに、ハード
ディスク14に独自の省エネタイマを設定して、ハード
ディスク14にアクセスがない状態での経過時間を計測
しているため、複写機1が使用されている状態であって
も、ハードディスク14のみが省エネモードとなり電源
がオフになり、効果的に消費電力を減少させている。
【0033】ここで、ユーザからの印刷開始の指令があ
った場合には、CPU10は、複写機1の省エネタイマ
の計測値をクリアするとともに、次に複写機の動作が停
止するまで省エネタイマの計測を中断する(s3)。た
だし、すでに複写機1の動作状態が省エネモードに設定
されているときには、動作状態を省エネモードに保った
まま後述の読取処理及び印刷処理(s5、s8)を行
う。
【0034】そして、所定の読取処理及び印刷処理(s
5、s8)が完了した後に、すべての作業が終了したか
否かの判断を行い(s9)、他に行うべき作業がある場
合には再度ユーザからの印刷指令を待つことになる。
【0035】図4は、本発明が適用される複写機1の読
取処理の動作を示すフローチャートである。
【0036】まず、読取処理において、スキャナ部18
でユーザが印刷を所望する原稿の画像データが読み取ら
れるとともに、該原稿の画像データがスキャナ部18か
ら画像処理部19へと出力される。
【0037】画像処理部19に入力された画像データ
は、画像処理部19において所定の手順で画像処理が行
われる(s12)。画像処理部19で、画像処理が施さ
れた画像データは、画像メモリ17のビットマップイメ
ージ格納エリア17aに格納される(s13)。ビット
マップイメージ格納エリア17aに該原稿の画像データ
が格納された後に、該画像データの容量を縮小するため
に所定の方式の圧縮処理が行われる(s14)。
【0038】次に、CPU10は、該原稿の画像データ
の圧縮後の容量と画像メモリ17の圧縮データ格納エリ
アの残メモリ17cの容量との比較を行い(s15)、
残メモリ17cの容量の方が大きいときには、該原稿の
画像データを画像メモリ17の圧縮データ格納エリアの
残メモリ17cに格納する(s17)。これに対して、
該原稿の画像データの圧縮後の容量の方が大きいときに
は、該原稿の画像データをハードディスク14に格納す
る(s16)。そして、CPU10は、画像データの格
納が完了するのを待って(s18)、該格納が完了した
後に、後述の印刷処理に移行する。
【0039】図5は、本発明が適用される複写機の画像
メモリ入力処理の動作を示すフローチャートであり、具
体的には、上述の原稿の画像データが画像メモリ17の
ビットマップイメージ格納エリア17aに格納される工
程(s13)において、該画像データを格納するために
ハードディスク14が必要であるか否かを判断する手順
を示している。
【0040】まず、画像処理部19から画像メモリ17
に画像データが転送される際にデータ制御部16におい
て、該原稿の紙サイズの検出及び各種パラメータの設定
が行われる(s21)。ここでは、該原稿の画像データ
のライン数(N)と2値データの変化点の数(M)をパ
ラメータとして用いている。ここで、2値データの変化
点とは、ライン状の2値データのうち第1の値(”0”
又は”1”)が第2の値(”1”又は”0”)に変化し
たり、第2の値が第1の値に変化したりする箇所のこと
をいい、一般には、この変化点が少ない方が圧縮率が高
いとされている。
【0041】複写機1は、スキャナ部18で読み取られ
た画像データは、1ライン毎に順次画像処理部19を経
由して画像メモリ17に転送されることになるが(s2
2)、データ制御部16では、該1ライン分のデータの
中に含まれる2値データの変化点の数をカウントしてい
る(s23)。そして、該2値データの変化点の数のカ
ウントが完了したラインについての画像データがビット
マップイメージ格納エリア17aに格納される(s2
4)。このとき、データ制御部16では、各ラインにお
ける2値データの変化点の数の累積値を算出するととも
に、原稿の画像データの残りのライン数を算出する(s
25)。そして、データ制御部16は、すべてのライン
について前記2値データの変化点の数のカウント及びビ
ットマップイメージ格納エリア17aへの格納が完了し
ているか否かを判断し(s26)、完了している場合に
は、2値データの変化点の数(M)の値に基づいて該画
像データが所定の圧縮方式で圧縮された後の容量を算出
するとともに、算出された該圧縮された後の容量と前記
残メモリ17cの容量とを比較して、該画像データを格
納するためにハードディスク14が必要であるか否かを
判断する(s27)。
【0042】この判断において、該画像データを格納す
るためにハードディスク14が必要であると判断された
場合には、CPU10は、複写機1が省エネモードにな
っていてハードディスク14の電源がオフになっている
か否かを判断する(s28)。
【0043】このとき、ハードディスク14の電源がオ
フになっているときには、CPU10は、ハードディス
ク14の電源をオンにするとともに、所定の初期化処理
を行う(s29)。この後、上述の圧縮処理(s14)
等が行われる。
【0044】一方、該画像データを格納するためにハー
ドディスク14が必要で無い場合や、複写機1の動作状
態が省エネモードでない場合には、そのまま、上述の圧
縮処理(s14)へと移行する。
【0045】なお、この実施形態においては、すべての
ラインについての2値データの変化点の数(M)をカウ
ントした後に、ハードディスク14の要否についての判
断を行っているが、例えば、数ライン読み取った時点で
原稿の画像データの圧縮率が推測され、圧縮後の画像デ
ータの容量の概算が可能な場合は、該概算で求められた
画像データの容量を用いてハードディスク14の要否を
判断することも可能である。また、画像パターンから圧
縮率の悪い原稿であることが明らかであって、画像メモ
リ17の残メモリ17cの容量が不足すると推認できる
場合等、ハードディスク14が必要であることが容易に
判断できる場合には、ただちにハードディスク14起動
を行うようにしてもよい。これにより、ハードディスク
14の起動が遅れることによる、画像データの格納処理
における遅延の発生を防止することができる。
【0046】図6は、本発明が適用される複写機の印刷
処理の動作を示すフローチャートである。
【0047】まず、印刷すべき画像データが格納されて
いる場所を検索するため、CPU10は、画像メモリ1
7に印刷すべき画像データが存在するか否かを判断する
(s31)。この判断において、該画像データが画像メ
モリ17に存在する場合には、圧縮されている該画像デ
ータを解凍して(s34)、該画像データに基づいた印
刷処理を行う(s35)。
【0048】一方、該印刷すべき画像データが画像メモ
リ17に存在しない場合には、該画像データがハードデ
ィスク14に存在するか否かを判断する(s32)。そ
して、ハードディスク14に該画像データが存在すると
きには、ハードディスク14から該画像データを読み込
むとともに(s33)、該画像データの解凍処理を行い
(s34)、該画像データについて所定の印刷処理をす
る(s35)。
【0049】そして、印刷すべき画像データが、画像メ
モリ17及びハードディスク14のいずれにも存在しな
くなったときに、該印刷処理を終了する。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、以下
の効果を奏することができる。
【0051】(1)ハードディスク等の補助記憶装置が
所定時間使用されない場合に該補助記憶装置の電源をオ
フにして消費電力を抑えつつ、新たに格納すべき原稿等
の画像データが生じた場合であっても、所定の容量の画
像データを格納するのに十分なメモリ残量が内部メモリ
に存在するときには、補助記憶装置を起動することなく
内部メモリのみを用いて該画像データの格納を行い、該
画像データの容量が内部メモリの該メモリ残量を超える
ときのみ、再度補助記憶装置を起動させることから、不
必要に補助記憶装置が稼働することを防止でき、無駄な
電力の消費を抑制することができる。
【0052】また、補助記憶装置の停止・起動の繰り返
しが防止されるため該補助記憶装置の長寿命化を図るこ
とができる。
【0053】(2)画像データが前記内部メモリに格納
される容量であるか否かを判断を、該画像データを所定
の圧縮方式で圧縮した後の容量と該内部メモリのメモリ
残量とを比較することにより行うことから、画像データ
の特性により変化する圧縮率を考慮して補助記憶装置の
起動の要否が決定されるため、本当に必要な場合にのみ
補助記憶装置が起動されることになり、より効果的に省
電力化及び補助記憶装置の長寿命化を図ることができ
る。
【0054】(3)例えば、格納すべき画像データの一
部が入力された時点で、該画像データの一部を示す2値
データにおける第1の値から第2の値への変化点及び第
2の値から第1の値への変化点の数を検出することによ
り、該画像データ全体について所定の圧縮方式により圧
縮した場合の圧縮後の容量を概算することから、該画像
データの全部が入力されるのを待つことなく迅速に補助
記憶装置の起動の要否の判断をすることができるため、
該補助記憶装置の起動が遅れて該画像データの格納処理
に遅延が生じること等を防止することができる。
【0055】よって、省電力化のために一定時間使用さ
れないことにより電源が切られている補助記憶装置の起
動が、本当に該補助記憶装置が必要となるときにのみ行
われるようにすることで、消費電力の軽減、及び補助記
憶装置の長寿命化を図ることが可能な補助記憶装置の起
動制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される複写機の制御部の構成を示
す図である。
【図2】本発明が適用される複写機の画像メモリの構成
を示す図である。
【図3】本発明が適用される複写機の基本動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明が適用される複写機の読取処理の動作を
示すフローチャートである。
【図5】本発明が適用される複写機の画像メモリ入力処
理の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明が適用される複写機の印刷処理の動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−複写機 10−CPU 11−I/O制御部 12−メモリコントローラ 13−メモリ 14−ハードディスク 15−圧縮/伸長部 16−データ制御部 17−画像メモリ 18−スキャナ部 19−画像処理部 20−プリンタ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格納すべき所定の画像データを、内部メモ
    リ又は補助記憶装置に格納するにあたって、該補助記憶
    装置が所定時間使用されない場合に該補助記憶装置の電
    源をオフにして、内部メモリのみを該画像データの格納
    に使用するとともに、所定のタイミングで該補助記憶装
    置を起動して該画像データの格納に使用する補助記憶装
    置の起動制御方法であって、 前記補助記憶装置を起動する所定のタイミングは、前記
    内部メモリの残量と格納すべき前記画像データの容量と
    を比較して決定されることを特徴とする補助記憶装置の
    起動制御方法。
  2. 【請求項2】前記画像データの容量は、該画像データを
    所定の圧縮方式により圧縮した後の容量であることを特
    徴とする請求項1に記載の補助記憶装置の起動制御方
    法。
  3. 【請求項3】前記画像データを示す2値データにおける
    第1の値から第2の値への変化点及び第2の値から第1
    の値への変化点の数を前記画像データの一部において検
    出することにより、所定の圧縮方式により圧縮した後の
    前記画像データの容量を概算することを特徴とする請求
    項2に記載の補助記憶装置の起動制御方法。
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