JP2004157961A - 画像形成装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】頻繁な省エネモードへの移行・復帰によるHDD寿命への悪影響を防止でき、HDDの寿命等をユーザ等に容易に知らせることができる画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】画像形成装置100は、ディスク起動/停止検出手段108と、ディスク起動/停止回数管理手段109と、管理されたディスク起動・停止回数が所定の回数となった時にHDD記憶手段への電源の遮断を制限する手段と、同起動・停止回数が所定の回数に近づいた場合にHDDのディスクの寿命を警告する情報を表示・通知する手段113と、同起動・停止回数が、所定の回数を超過した場合にHDDのディスクの寿命に伴うメンテナンス情報を表示・通知する手段114と、同起動・停止回数が、所定の回数に近づいた場合や所定の回数を超過した場合に、同メンテナンス情報をサービスセンターにリモート通知させる手段115とを有する。
【選択図】 図5
【解決手段】画像形成装置100は、ディスク起動/停止検出手段108と、ディスク起動/停止回数管理手段109と、管理されたディスク起動・停止回数が所定の回数となった時にHDD記憶手段への電源の遮断を制限する手段と、同起動・停止回数が所定の回数に近づいた場合にHDDのディスクの寿命を警告する情報を表示・通知する手段113と、同起動・停止回数が、所定の回数を超過した場合にHDDのディスクの寿命に伴うメンテナンス情報を表示・通知する手段114と、同起動・停止回数が、所定の回数に近づいた場合や所定の回数を超過した場合に、同メンテナンス情報をサービスセンターにリモート通知させる手段115とを有する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、省エネルギーモード(以下省エネモードという)とHDD(Hard Disk Drive )記憶装置を有する画像形成装置、プログラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ装置等の電子機器には多くの回路や負荷部が設けられ、また他の機器も接続されており、このため消費電力が増大している。そこで、消費電流を抑えるため動作モード設定部を設け、I/Fコントローラの駆動周波数やNICボード、HDD(Hard Disk Drive )の動作タイミングを制御し、I/Fコントローラの回路電流を制限し、オプション機器の駆動電流を制限して消費電力の低減を図るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
現状の画像形成装置においては、複数部数の印刷用途時に主記憶上に形成された画像イメージデータを一時的に格納し、画像形成する際、格納されている画像イメージデータを読み出して複数部数の印刷動作を行うために、通常HDDが搭載されている。また、画像形成装置の場合、エナジースター(省エネ)に対応するために、画像形成装置が省エネモードに移行する際には、ホストからの印刷データを受信しデータ処理を行うコントローラ以外の定着ユニットやエンジン制御ユニット等への電源供給は通常遮断し、省エネモード時の低消費電力化を図っている。
【0004】
HDDを搭載した画像形成装置の場合、HDDの消費電力の影響も大きいので、省エネモード移行時はHDDへの電源供給を遮断し、省エネモードからの復帰時には、HDDへの電源を再び供給する制御を行っている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−127554号公報(図1、図2、第3頁、段落番号0014から0020)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CSS機構のHDDの場合、スピンドルモータの寿命から規定されるスタート・ストップ回数のドライブ規定があり、ディスク起動/停止のドライブ側の規定を超過した場合、HDDのモータ寿命を満足できなくなってしまうという問題があった。特に、画像形成装置にHDDを搭載した場合、本体電源ON/OFF時のディスク起動/停止回数だけでなく、省エネモード移行時にHDDへの電源供給遮断に伴うディスク停止、あるいは省エネモードからの復帰時にHDDへの電源を供給した場合におけるディスク起動回数も、HDDモータ寿命に影響を及ぼすことがあった
【0007】
このため、HDDを画像形成装置に搭載し、省エネモード時にHDDの電源遮断/供給の制御を行う画像形成システムにおける現状のHDDの使い方において、画像形成装置が頻繁に省エネモードに移行するようなユーザの使用環境の場合、HDD自身のスタート/ストップ規定を満足できなくなる可能性があった。
【0008】
また、ロード/アンロード機構のHDDの場合、通常スタート/ストップ回数規定は無いが、ディスク停止時にディスクの外周の外に設けられたランプにヘッドを退避させ(アンロード)、ディスク起動時にヘッドをディスク上に移動させる(ロード)ため、ヘッド(スライダ)を移動させるモータの寿命に起因するロード/アンロードの回数規定があり、画像形成装置が頻繁に省エネモードに移行するようなユーザ使用環境の場合、HDD自身のロード/アンロード回数規定を満足できなくなる可能性があった。
【0009】
そこで、請求項1から6、10、12記載の発明は、上記の問題を解決するためのもので、HDDモータ寿命に影響を及ぼすことなく省エネモードを実行することのできる画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とするものである。すなわち、上記課題を解決するために、請求項1から8記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段により管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づいて、所定の起動回数もしくは所定の停止回数を検知した場合、省エネモード移行時には、HDDへの供給電源を遮断しないシステム制御にすることで、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足させる画像形成装置のシステム制御手段を設けた。
【0010】
また、請求項7から9、11、12記載の発明は、上記課題に対して更なる改善を行うことを目的とする。
【0011】
すなわち、HDDのディスク起動/停止回数に伴う寿命が近いことまたはHDD寿命をユーザ等に通知する手段が従来はなかった。
【0012】
そこで、請求項7、11、12記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数に近づいた場合、装置本体の電源投入後に実行されるシステム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスク起動/停止回数の寿命が近いことを警告する寿命警告手段を設けて、HDDの寿命が近いことを容易にユーザ等に通知させることのできる制御手段を備えた画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
また、請求項8、11、12記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数を超過した場合、装置本体電源投入後に実行されるシステム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスク起動/停止回数の寿命に伴うHDDメンテナンス通知手段を設けて、HDDが寿命であることを容易にユーザ等に通知させる制御手段を備えた画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
ところで、HDDのディスク起動/停止回数に伴うHDD寿命が近い場合もしくはHDDが寿命に達した場合に、HDDメンテナン情報をサービスマンに通知する手段が従来はなかった。そこで、請求項9、11、12記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数に近づいた場合、もしくは超過した場合、ネットワークによるリモート通知手段により、該HDDが寿命でメンテナンスが必要であることをサービスマンに容易に通知させる制御手段を備えた画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による画像形成装置は、省エネモードを有すると共に、画像イメージデータを記憶するHDD記憶手段と、HDD記憶手段から読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、省エネモードへ移行する際にHDD記憶手段への電源を遮断すると共に、省エネモードから復帰する際にHDD記憶手段への電源を供給する電源制御手段とを有する画像形成装置において、HDD記憶手段のディスクの起動を検出すると共に停止を検出する起動/停止検出手段と、起動/停止検出手段により検出されたディスクの起動回数及び停止回数を管理する起動/停止回数管理手段と、起動/停止回数管理手段により管理された起動回数または停止回数が所定の起動回数または所定の停止回数となったとき、省エネモード移行時におけるHDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限手段とを設けたものである。
【0016】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、画像形成装置は、省エネルギーモード機能を有すると共に、画像イメージデータを記憶するHDD記憶手段と、HDD記憶手段から読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、省エネルギーモードへ移行する際にHDD記憶手段への電源を遮断すると共に、省エネルギーモードから復帰する際にHDD記憶手段への電源を供給する電源制御手段とを有する画像形成装置において、HDD記憶手段のディスクの起動を検出すると共に停止を検出するディスク起動/停止検出手段と、ディスク起動/停止検出手段により検出されたディスクの起動回数及び停止回数を管理するディスク起動/停止回数管理手段と、ディスク起動/停止回数管理手段により管理された起動回数及び/または停止回数が所定の起動回数及び/または所定の停止回数となったとき、省エネルギーモード移行時におけるHDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限手段とを有することを特徴とするものである。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止検出手段は、画像形成装置の電源投入後、画像形成装置のCPUがHDD搭載を検出したとき、及び/または省エネルギーモードからの復帰としてHDD記憶手段への電源の遮断後に電源が供給されたときに、CPUがHDDのディスクのドライブレディ状態を検出することにより、ディスク起動の検出を行う請求項1記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止検出手段は、省エネルギーモード移行時にHDD記憶手段への電源を遮断するときに、CPUにより発行されるディスクヘッドアンロードを実行するコマンドを検出することにより、ディスク停止の検出を行う請求項1または2記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、画像形成装置は、所定の起動回数は、HDD記憶手段の仕様に応じた所定期間での起動回数に設定される請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、画像形成装置は、所定の停止回数は、HDD記憶手段の仕様に応じた所定期間での停止回数に設定される請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、画像形成装置は、所定期間は、1日単位及び/または月単位であることを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、画像形成装置は、画像形成装置の電源投入後に画像形成装置内の諸機能の故障の診断を実行するシステム故障診断手段をさらに有する請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/またはディスク停止回数に近づいた場合、システム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命を警告する寿命警告情報を表示及び/または通知する寿命警告手段をさらに有する請求項7記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0024】
請求項9記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、システム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命に伴うHDDメンテナンス情報を表示及び/または通知するHDDメンテナンス通知手段をさらに有する請求項7または8記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0025】
請求項10記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数に近づいた場合、及び/または所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターにリモート通知させる手段をさらに有する請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0026】
請求項11記載の発明によれば、プログラムは、HDD記憶手段から読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成処理と、省エネモードへ移行する際にHDD記憶手段への電源を遮断する遮断処理と、省エネモードから復帰する際にHDD記憶手段への電源を供給する供給処理と、HDD記憶手段のディスクの起動を検出する起動検出処理と、HDD記憶手段のディスクの停止を検出する停止検出処理と、検出されたディスクの起動回数及び停止回数を管理する管理処理と、管理された起動回数または停止回数が所定の起動回数または所定の停止回数となったとき、省エネモード移行時におけるHDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限処理とをコンピュータに実行させるものである。
【0027】
請求項12記載の発明によれば、プログラムは、画像形成装置の電源投入後に画像形成装置内の諸機能の故障の診断を実行するシステム故障診断処理と、管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/またはディスク停止回数に近づいた場合、システム故障診断処理により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命を警告する寿命警告情報を表示及び/または通知する寿命警告処理と、管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、システム故障診断処理により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命に伴うHDDメンテナンス情報を表示及び/または通知するHDDメンテナンス通知処理と、管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数に近づいた場合、及び/または所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターにリモート通知させる処理と、をコンピュータに実行させるための請求項11記載のプログラムであることを特徴とするものである。
【0028】
請求項13記載の発明によれば、記録媒体は、請求項11または12記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の実施の形態を図面と共に説明する。
【0030】
まず、本実施形態による画像形成装置は、ホスト等の外部装置から送信された印刷データを受信する印刷データ受信手段と、受信した印刷データを所定の印刷制御プロトコルに基づき主記憶(メモリ)上に画像イメージデータを形成し、形成された画像イメージデータをHDDに一時的に格納もしくは読み出しが可能なHDD記憶手段を有し、主記憶上の画像イメージデータ、もしくはHDDから読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、画像形成装置が待機状態時、ホスト等の外部装置からある一定時間印刷データを受信しない場合に省エネモードへ移行する際にHDDへの供給電源を遮断する手段と、画像形成装置が省エネモード状態時に、ホスト等の外部装置から送信された印刷データを受信した場合に省エネモードから復帰する際にHDDへの供給電源を供給する手段と、を有する。
【0031】
図1には、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の一実施形態における画像形成装置のブロック図が示されている。
【0032】
図において、101は画像形成装置、102はホスト等の外部装置、103は画像形成装置101と外部装置102とを接続するセントロ、ネットワーク等のI/F(インターフェース)接続ケーブルである。
【0033】
画像形成装置101において、104は外部装置102からI/F接続ケーブル103を介して印刷データ及び制御データを送受信すると共に、一時的なデータ格納が可能なデータ送受信手段、105はCPU(マイクロプロセッサ)、106は外部装置102からI/F接続ケーブル103を介して送信された印刷データの画像イメージデータを形成したり、CPU105がデータを処理する際に一時的にデータを格納したり、画像形成装置101の種々の設定情報が格納されているメモリである。
【0034】
107は、メモリ106上に形成された画像イメージデータを格納したり、必要に応じて格納データの読み出しが可能なHDD記憶装置、108は、HDD記憶装置107のディスク起動やディスク停止を検出するディスク起動/停止検出手段、109は、ディスク起動/停止検出手段108により検出されたディスクの起動回数・ディスクの停止回数の情報を記憶・管理するディスク起動/停止回数管理手段である。
【0035】
110は、画像形成装置101の省エネモードへの移行・復帰の制御を行う省エネ制御手段、111は、画像形成装置101が省エネモードに移行する際に、HDD記憶装置107への電源を遮断したり、省エネモードから復帰する際にHDD記憶装置107への電源を供給する電源制御を行うHDD電源供給/遮断手段、116はメモリ106に上に形成された画像イメージデータまたはHDD記憶装置107に一時的に格納されている画像イメージデータを読み出して、記録紙等に印字する画像形成手段である。
【0036】
次に、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の一実施形態における画像形成装置の動作について図2から図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図2には第1の実施例のフローチャートが、図3には第2の実施例のフローチャートが、図4には第3の実施例のフローチャートが示されている。
【0037】
まず、図2を用いて、第1の実施例について説明する。
画像形成装置本体の電源投入後、または後述するステップS19による画像形成手段112の省エネモードから復帰した後(ステップS11)、画像形成装置101へHDDが搭載されると、ディスク起動/停止検出手段108はディスク起動を検出し(ステップS12)、CPU105は、ディスク起動/停止回数管理手段109にディスク起動回数のログ情報(=起動1回)を格納して記憶・管理する。以降、CPU105はディスク起動が検出される毎に、ディスク起動/停止回数管理手段109に起動回数のログ情報を加算して記憶・管理する(ステップS13)。
【0038】
また、CPU105はディスク起動/停止検出手段108によりディスク停止を検出すると、ディスク停止回数のログ情報(=停止1回)をディスク起動/停止回数管理手段109に格納して記憶・管理する。以降、CPU105はディスク停止を検出する毎に、ディスク起動/停止回数管理手段109に停止回数のログ情報を加算して記憶・管理する(ステップS16、S17)。
【0039】
次に、省エネモード移行要求があると(ステップS14、例えば、画像形成手段112が待機状態にあるとき、外部装置102から所定時間印刷データを受信しないとき要求がある)、CPU105は、ディスク起動/ 停止回数管理手段109で記憶・管理されたディスク起動回数が所定の起動回数未満であることを検出したとき(ステップS15、YES)、または記憶・管理された停止回数が所定の停止回数未満であることを検出したときは(ステップS18、YES)、省エネ制御手段110により画像形成装置101を省エネモードに移行させる(ステップS19)。この省エネモード時には、HDD記憶装置107への電源供給を遮断する。
なお、定着ユニットやエンジン制御ユニットへの電源は、通常仕様通り遮断させる。
【0040】
また、省エネモード移行要求があったとき、CPU105は、ディスク起動/停止回数管理手段109により記憶・管理された起動回数が所定の起動回数に達していることを検出したとき(ステップS15、NO)、または記憶・管理された停止回数が所定の停止回数に達していることを検出したときは(ステップS18、NO)、CPU105は、画像形成装置101を省エネモードに移行させない(ステップS20)。即ち、HDD記憶装置107への電源を遮断しない。
【0041】
また、ステップS19の省エネモードにおいて、外部装置102から印刷データを受信した場合は、ステップS11へ戻り、省エネモードから復帰する。
【0042】
本実施例によれば、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク起動回数及び停止回数の管理情報に基づいて、所定の起動回数または所定の停止回数に達していることを検出した場合は、省エネモード移行時にHDD記憶装置107への電源を遮断しないシステム制御を行うことにより、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足する画像形成装置のシステム制御が可能となり、前記課題を改善・解決することができる。
【0043】
次に、図3を用いて、第2の実施例について説明する。
前記第1の実施例による画像形成装置におけるHDDの制御において、ディスクが起動する条件としては、画像形成装置本体が電源投入された場合と、画像形成装置が省エネモードから復帰する場合とである。従って、この2つの起動条件時に、それぞれ画像形成装置システムがディスクが起動されたことを検出する必要があるという第1の問題がある。
【0044】
また、HDDのスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定の仕様から、プリンタシステムとしての製品寿命に対して、1日当り、もしくは月当りの可能なディスク起動回数が算出されるため、1日当り/起動回数もしくは月当り/起動回数を超えた使い方の場合、ドライブ側のディスク起動回数規格を守れなくなってしまうという第2の問題がある。
本実施形態は上記2つの問題を解決するものである。
【0045】
図3において、画像形成装置本体が電源投入後、HDD搭載が検出されると(ステップS21)、CPU105がHDD側のステータス情報を読み続け、リードしたステータス情報からHDDのドライブ状態がレディ状態になったことを検出することにより、ディスクが起動されたことを検出するものとする(ステップS22)。
【0046】
また、省エネモードから復帰するには、ホストからの印刷データ受信をCPU105が検出すると、画像形成手段112に対して省エネモードからの復帰命令を発行し、これを受信した画像形成手段112は、電源を遮断していた定着ユニット/エンジン制御ユニットのみならず、HDD記憶装置107に対しても電源を遮断→供給することにより復帰する(ステップS21)。CPU105は、本体電源投入時と同様に、HDD側のステータス情報を読み続け、リードしたステータス情報からHDDのドライブ状態がレディ状態になったことを検出することにより、ディスクが起動されたことを検出するものとする(ステップS22)。
【0047】
CPU105は、省エネモードから復帰する際のディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動/停止回数管理手段109に格納・管理していく(ステップS23)。
【0048】
また、HDDドライブ側のスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定から算出される1日当りに可能な所定のディスク起動回数、もしくは月当りに可能な所定のディスク起動回数をあらかじめメモリ106に格納しておき、本体電源投入後、もしくは省エネモードからの復帰により、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク起動回数が、所定期間、例えば1日単位もしくは月単位での所定の起動回数をCPU105が検出した場合(ステップS25、NO)、待機状態→省エネモード移行時は、HDDへの電源を遮断させないようにする(ステップS27)。また、起動回数が所定回数未満であれば(ステップS25、YES)、HDDへの電源を遮断して(ステップS26)、省エネモードに移行する(ステップS28)。
【0049】
以上のように本実施例によれば、ディスク起動/停止検出手段108により検出されるHDDドライブのディスク起動の検出は、画像形成装置本体が電源投入後、画像形成装置システムがHDD搭載を検出後、及び省エネモードからの復帰時に、HDDへの供給電源が遮断→供給された場合に、画像形成装置システムがHDD側のステータス情報を読み取り、ドライブ状態がレディ状態になった時点でディスクが起動されたことを検出し、その検出をディスク起動/停止回数管理手段109で‘ディスク起動回数=1 回’としてのログ情報として記憶・管理し、省エネモードからの復帰毎にディスク起動のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことによってディスク起動回数の管理を可能な構成としたことにより、前記第1の問題を解決することができる。
【0050】
また、本実施例によれば、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク起動回数の管理情報に基づく所定の起動回数は、HDD側の仕様に応じて、1日単位もしくは月単位での所定の起動回数を設定可能な手段として、所定の起動回数を検知したらHDD側の回数規定を守るために、省エネモード時は、HDDへの電源を遮断させないように遮断制限するようにしたことにより、前記第2の問題を解決することができる。
【0051】
次に、図4を用いて第3の実施例について説明する。
前述した画像形成装置101に搭載されたHDDの制御において、ディスクが停止する条件としては、画像形成装置が省エネモードへ移行する場合、あるいは本体電源遮断前にHDDの停止処理を行う場合とである。従って、この2つの場合に、それぞれ画像形成装置システムが、ディスクが停止されたことを検出する必要があるという第1の問題がある。
【0052】
また、HDDのスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定の仕様から、プリンタシステムとしての製品寿命に対して、1日当り、もしくは月当りの可能なディスク停止回数が算出されるため、1日当り/停止回数もしくは月当り/停止回数を超えた使い方の場合、ドライブ側のディスク停止回数規格を守れなくなってしまうという第2の問題がある。
本実施例は上記2つの問題を解決するものである。
【0053】
図4において、画像形成手段112が待機状態→省エネモード移行する際(ステップS31)、CPU105は、HDDに対してアンロードを実行するコマンドを発行し、HDDはこのコマンドを実行することにより、ヘッドをランプ機構に退避(アンロード)し、ディスクが停止する(ステップS32)。HDDドライブのヘッドアンロード及びディスク停止が完了すると、HDDはコマンド処理の完了通知を発行し、これをCPU105が検出すると、CPU105はディスクが停止されたことを検出する(ステップS33)。CPU105は、省エネモードへ移行する際ディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク起動/停止回数管理手段109に格納・管理していく(ステップS34)。
【0054】
また、HDDドライブ側のスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定から算出される1日当りに可能な所定のディスク停止回数もしくは、月当りに可能な所定のディスク停止回数をあらかじめメモリ106に格納しておき、省エネモードへの移行により、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク停止回数が、1日単位もしくは月単位での所定の停止回数をCPU105が検知した場合(ステップS35,NO)、待機状態→省エネモード移行時は、HDDへの電源を遮断させないようにする(ステップS38)。
【0055】
また、ディスク停止回数が、1日単位もしくは月単位での所定の停止回数未満の場合は(ステップS35,YES)、ディスクが停止されたことをCPU105が検出すると、画像形成手段112に対して省エネモードへの移行命令を発行し(ステップS36)、これを受信した画像形成手段112は、定着ユニット/エンジン制御ユニットのみならず、HDDに対しても電源を遮断する(ステップS37)。
【0056】
以上のように本実施例によれば、ディスク起動/停止検出手段108により検出されるHDDドライブのディスク停止の検出は、画像形成装置が省エネモード移行時に、HDDへの供給電源を供給→遮断制御する際に画像形成システムによりHDDに対してアンロードを実行するコマンドを発行し、HDD側からのアンロードコマンドの処理完了通知を、画像形成装置システムが検出した時点で、ディスクが停止されたことを検出し、その検出をディスク起動/停止回数管理手段109で‘ディスク停止回数=1 回’としてのログ情報として記憶・管理し、省エネモードへの移行毎にディスク停止のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことにより、ディスク停止回数の管理を可能な構成としたことにより、前記第1の問題を解決することができる。
【0057】
また、本実施例によれば、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク停止回数の管理、情報に基づく所定の停止回数は、HDD側の仕様に応じて、1日単位もしくは月単位での所定の停止回数を設定可能として、所定の停止回数を検出したら、HDD側の回数規定を守るために、省エネモード時は、HDDへの電源を遮断させないように遮断制限させることにより、前記第2の問題を解決することができる。
【0058】
なお、図2から図4のフローチャートに基づく処理を、画像形成装置のコンピュータが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。また、このプログラムを記録した記録媒体は本発明による記録媒体を構成する。この記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができる。
【0059】
次に、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の他の実施形態における画像形成装置について説明する。
【0060】
図5には、本実施形態における画像形成装置のブロック図が示されている。
【0061】
図5における100から111と、116は、図1に示したブロック図と同様である。
【0062】
すなわち、図5において、100は、画像形成装置であり、102は、ホスト等の外部装置であり、103は、画像形成装置100と外部装置102とを接続するセントロ、ネットワーク等のI/F(インターフェース)接続ケーブルである。
【0063】
102は、セントロ、ネットワーク等のI/F接続ケーブル102と画像形成装置100と接続されているホスト等の外部装置である。すなわち、102は、ホストコンピュータ等の外部装置であり、セントロ(Centronics interface) 、ネットワークI/F等のI/Fに接続するためのケーブル103と画像形成装置100とに接続されている
【0064】
104は、101から接続I/F102を介して印刷データもしくは制御データを送受信あるいは一時的なデータ格納が可能なデータ送受信手段である。105はCPU(マイクロプロセッサ)であり、106は102から103を介して送信された印刷データの画像イメージデータを形成したり、CPU105がデータを処理する際に一時的にデータを格納したり、100の画像形成装置の種々の設定情報が格納されているメモリである。
【0065】
107は、106によって形成された画像イメージデータを格納したり、必要に応じて格納データの読み出しが可能なHDD記憶装置である。108は、HDDのディスク起動やディスク停止を検出することが可能なディスク起動/停止検出手段である。109は、108によって検出されたディスク起動の回数・ディスク停止の回数の情報を記憶・管理することが可能なディスク起動/停止回数管理手段である。
【0066】
110は、画像形成装置103の省エネモードへの移行・復帰の制御を行う省エネ制御手段である。111は、画像形成装置が省エネモードに移行する際に、HDDへの電源供給を遮断したり、あるいは省エネモードから復帰する際に、HDDへの電源を供給する制御手段を有するHDD電源供給/遮断手段である。
【0067】
116は、106により形成された画像イメージデータもしくは、107に一時的に格納されている画像イメージデータを読み出して、記録紙等に印字させる画像形成手段である。
以上の構成については、図1に示した画像形成装置101と同様である。
【0068】
以下に説明するように、図5における112から115までが、本実施形態の特徴である。
【0069】
すなわち、112は、103の電源投入後に105により実行され、装置のシステム機能(正常に動作するか否か)を診断するシステム故障診断手段である。113は、112に基づくHDD機能診断により、HDDのディスク起動/停止回数の寿命警告情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知が可能なHDD寿命警告通知手段である。
【0070】
114は、112に基づくHDD機能診断により、HDDのディスク起動/停止回数の寿命を検出した際に、該情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知が可能なHDDメンテナンス通知手段である。115は、109もしくは112によりHDDの寿命警告もしくはHDD寿命を検出した場合、該HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターに通知させるリモート通知手段である。
以上の点が、図1に示したブロック図と違いである。
【0071】
以上を前提として、まず、図6を用いて第4の実施例について説明する。
【0072】
本実施例は、HDDドライブのディスク起動を検出するディスク起動検出手段により検出されたディスク起動の回数を管理するディスク起動回数管理手段と、HDDドライブのディスク停止を検出するディスク停止検出手段により検出されたディスク停止の回数を管理するディスク停止回数管理手段と、該ディスク起動/停止回数管理手段により管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づいて、所定の起動回数もしくは所定の停止回数を検知した場合、省エネモード移行時におけるHDDへの供給電源の遮断を制限する遮断制限手段を有する画像形成装置において、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づいて、所定のディスク起動/停止回数に近づいた場合、装置本体電源投入後に実行されるシステム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスク起動/停止回数の寿命警告情報を表示もしくは通知させる寿命警告手段を備えたことを特徴とする。
【0073】
画像形成装置本体の電源投入後、CPUは画像形成装置にHDD搭載を検出すると、CPUはディスク起動検出手段により検出されたディスク起動を検知し、CPUは、ディスク起動回数のログ情報(=起動1回)をディスク起動回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数管理手段に起動回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0074】
また、CPUはディスク停止検出手段により検出されたディスク停止を検知すると、CPUはディスク停止回数のログ情報(=停止1回)をディスク停止回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数管理手段に停止回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0075】
該ディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づき、CPUが所定のディスク起動/停止回数未満での所定範囲内の寿命警告回数を検知した場合、該ログ情報をディスク起動/停止回数管理手段によって記憶・管理する。
【0076】
装置本体の電源が投入された場合、システム故障診断手段によるHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段に記憶・管理されている寿命警告情報を読み出し、HDD寿命警告通知手段により該情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知する。
【0077】
図6には、本実施例のフローチャートが示されている。
【0078】
ステップS41において、画像形成装置本体の電源を投入、もしくは、画像形成手段が省エネモードから復帰する。ステップS42において、ディスク起動検出手段により、ディスク起動を検出した場合は、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動回数管理手段で記憶・管理する。次いで、ステップS43において、画像形成手段が待機状態となった後、省エネモードに移行する。そして、ステップS44において、ディスク停止検出手段により、ディスク停止を検出した場合は、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク停止回数管理手段で記憶・管理する。
【0079】
ステップS45において、ディスク起動/停止回数は、所定の寿命警告回数でなければ(NO)、ステップS41からやりなおすことになる。これに対して、ステップS45において、ディスク起動/停止回数は、所定の寿命回数であれば(YES)、ステップS46において、CPUは、寿命警告回数のログ情報をディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理する。
【0080】
その後、ステップS47において、画像形成装置本体の電源投入後のHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段から寿命警告情報をCPUが読み出す。次いで、ステップS48において、HDD寿命警告手段により、HDD寿命情報を表示パネル等に表示、もしくはログ情報を画像形成手段で印刷通知する。
【0081】
次に、図7を用いて第5の実施例について説明する。
【0082】
画像形成装置本体の電源投入後、CPUは画像形成装置にHDD搭載を検出すると、CPUはディスク起動検出手段により検出されたディスク起動を検知し、CPUは、ディスク起動回数のログ情報(=起動1回)をディスク起動回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数管理手段に起動回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0083】
また、CPUはディスク停止検出手段により検出されたディスク停止を検知すると、CPUはディスク停止回数のログ情報(=停止1回)をディスク停止回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数管理手段に停止回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0084】
該ディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づき、CPUが所定のディスク起動/停止回数以上の寿命回数を検知した場合、該ログ情報をディスク起動/停止回数管理手段によって記憶・管理する。
【0085】
装置本体の電源が投入された場合、システム故障診断手段によるHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段に記憶・管理されている寿命回数に基づくHDDメンテナンス情報を読み出し、HDDメンテナンス通知手段によりHDD寿命情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知する。
【0086】
図7には、本実施例のフローチャートが示されている。
【0087】
ステップS51において、画像形成装置本体の電源を投入、もしくは、画像形成手段が省エネモードから復帰する。ステップS52において、ディスク起動検出手段により、ディスク起動を検出した場合は、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動回数管理手段で記憶・管理する。次いで、ステップS53において、画像形成手段が待機状態となった後、省エネモードに移行する。そして、ステップS54において、ディスク停止検出手段により、ディスク停止を検出した場合は、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク停止回数管理手段で記憶・管理する。
【0088】
ステップS55において、ディスク起動/停止回数は、所定以上の寿命回数でなければ(NO)、ステップS51からやりなおすことになる。これに対して、ステップS55において、ディスク起動/停止回数は、所定以上の寿命回数であれば(YES)、ステップS56において、CPUは、寿命回数のログ情報をディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理する。
【0089】
その後、ステップS57において、画像形成装置本体の電源投入後のHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段からHDDメンテナンス情報をCPUが読み出す。次いで、ステップS58において、HDDメンテナンス通知手段により、HDD寿命情報を表示パネル等に表示、もしくはログ情報を画像形成手段で印刷通知する。
【0090】
最後に、図8を用いて請求項9に対応する第6の実施例について説明する。
【0091】
ディスク起動/停止回数管理手段で記憶・管理されたディスク起動/停止回数の寿命警告情報、もしくはHDD寿命情報をCPUが検知した場合、該情報をネットワーク経由でデータ送出し、サービスセンター等にリモート通知させる。
【0092】
図8には、本実施例のフローチャートが示されている。
【0093】
ステップS61において、画像形成装置本体の電源を投入、もしくは、画像形成手段が省エネモードから復帰する。ステップS62において、ディスク起動検出手段により、ディスク起動を検出した場合は、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動回数管理手段で記憶・管理する。次いで、ステップS63において、画像形成手段が待機状態となった後、省エネモードに移行する。そして、ステップS64において、ディスク停止検出手段により、ディスク停止を検出した場合は、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク停止回数管理手段で記憶・管理する。
【0094】
ステップS65において、ディスク起動/停止回数は、所定のもしくは所定以上の寿命警告回数または寿命回数でなければ(NO)、ステップS61からやりなおすことになる。これに対して、ステップS65において、ディスク起動/停止回数は、所定のもしくは所定以上の寿命警告回数または寿命回数であれば(YES)、ステップS66において、CPUは、寿命警告回数または寿命回数のログ情報をディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理する。
【0095】
その後、ステップS67において、画像形成装置本体の電源投入後のHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段からHDDの寿命警告情報、または寿命に伴うメンテナンス情報をCPUが読み出す。次いで、ステップS68において、該情報をリモート通信手段によりネットワーク経由でデータ送出し、サービスセンター等に情報通知する。
【0096】
【発明の効果】
請求項1から13記載の発明によれば、ディスク起動及び停止を検出すると共に、その起動回数及び停止回数を管理し、省エネモード移行時に起動回数または停止回数が所定回数に達していた場合には、HDDへの電源を遮断しないようにできるので、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足するような画像形成装置のシステム制御が可能となり、HDDドライブの寿命や信頼性の向上を図ることができる。
【0097】
また、請求項2から13記載の発明によれば、本体電源投入時あるいは省エネモードから復帰する際にディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数管理手段でディスク起動のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことにより、ディスク起動回数の管理を行うことができる。
【0098】
また、請求項3から13記載の発明によれば、省エネモードに移行する際にディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数管理手段でディスク停止のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことにより、ディスク停止回数の管理を行うことができる。
【0099】
また、請求項4、6から10記載の発明によれば、ディスク起動回数管理手段により管理されたディスク起動回数が、例えば1日単位もしくは月単位での所定の起動回数となった場合、それ以降の省エネモード移行時に、HDDへの電源を遮断させないように制御することにより、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足するような画像形成装置のシステム制御が可能となり、HDDドライブの寿命・信頼性の向上を図ることができる。
【0100】
また、請求項5、6から10記載の発明によれば、ディスク停止回数管理手段により管理されたディスク停止回数が、例えば1日単位もしくは月単位での所定の停止回数となった場合、それ以降の省エネモード移行時に、HDDへの電源を遮断させないように制御することにより、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足するような画像形成装置のシステム制御が可能となり、HDDドライブ自身の寿命・信頼性の向上を図ることができる。
【0101】
請求項8から10、12、13記載の発明によれば、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数未満での所定範囲内の寿命警告回数を記憶・管理することで、HDDのディスク起動/停止回数の寿命が近いことを容易に検出可能になり、また、寿命警告手段によりHDD寿命が近いことを容易かつ予めユーザ等に通知させることが可能な制御手段が実現でき、また、HDD寿命に伴うHDD破損等により、HDDに記録しているデータ消失を未然に防止することも可能となる。
【0102】
請求項9、10、12、13記載の発明によれば、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数以上の寿命回数を記憶・管理することで、HDDのディスク起動/停止回数の寿命を容易に検出可能になり、また、HDDメンテナンス通知手段によりHDD寿命を容易にユーザ等に通知させることが可能な制御手段が実現できる。
【0103】
請求項10、12、13記載の発明によれば、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、請求項7、8記載の発明により得られたディスク起動/停止回数の寿命警告情報、もしくはHDD寿命情報をリモート通知手段によりネットワーク経由でサービスセンター等にリモート通知させることができるので、ユーザ使用先のHDDが寿命でメンテナンスが必要であることをサービスマンに容易に通知させる制御手段が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の一実施形態における画像形成装置のブロック図である。
【図2】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第1の実施例における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第2の実施例における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第3の実施例における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の他の実施形態における画像形成装置のブロック図である。
【図6】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第4の実施例による画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第5の実施例による画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第6の実施例による画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 101 画像形成装置
105 CPU
106 メモリ
107 HDD記憶装置
108 ディスク起動/停止検出手段
109 ディスク起動/停止回数管理手段
110 省エネ制御手段
111 HDD電源供給/遮断手段
112 システム故障診断手段
113 寿命警告通知手段
114 メンテナンス通知手段
115 リモート通知手段
116 画像形成手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、省エネルギーモード(以下省エネモードという)とHDD(Hard Disk Drive )記憶装置を有する画像形成装置、プログラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ装置等の電子機器には多くの回路や負荷部が設けられ、また他の機器も接続されており、このため消費電力が増大している。そこで、消費電流を抑えるため動作モード設定部を設け、I/Fコントローラの駆動周波数やNICボード、HDD(Hard Disk Drive )の動作タイミングを制御し、I/Fコントローラの回路電流を制限し、オプション機器の駆動電流を制限して消費電力の低減を図るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
現状の画像形成装置においては、複数部数の印刷用途時に主記憶上に形成された画像イメージデータを一時的に格納し、画像形成する際、格納されている画像イメージデータを読み出して複数部数の印刷動作を行うために、通常HDDが搭載されている。また、画像形成装置の場合、エナジースター(省エネ)に対応するために、画像形成装置が省エネモードに移行する際には、ホストからの印刷データを受信しデータ処理を行うコントローラ以外の定着ユニットやエンジン制御ユニット等への電源供給は通常遮断し、省エネモード時の低消費電力化を図っている。
【0004】
HDDを搭載した画像形成装置の場合、HDDの消費電力の影響も大きいので、省エネモード移行時はHDDへの電源供給を遮断し、省エネモードからの復帰時には、HDDへの電源を再び供給する制御を行っている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−127554号公報(図1、図2、第3頁、段落番号0014から0020)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CSS機構のHDDの場合、スピンドルモータの寿命から規定されるスタート・ストップ回数のドライブ規定があり、ディスク起動/停止のドライブ側の規定を超過した場合、HDDのモータ寿命を満足できなくなってしまうという問題があった。特に、画像形成装置にHDDを搭載した場合、本体電源ON/OFF時のディスク起動/停止回数だけでなく、省エネモード移行時にHDDへの電源供給遮断に伴うディスク停止、あるいは省エネモードからの復帰時にHDDへの電源を供給した場合におけるディスク起動回数も、HDDモータ寿命に影響を及ぼすことがあった
【0007】
このため、HDDを画像形成装置に搭載し、省エネモード時にHDDの電源遮断/供給の制御を行う画像形成システムにおける現状のHDDの使い方において、画像形成装置が頻繁に省エネモードに移行するようなユーザの使用環境の場合、HDD自身のスタート/ストップ規定を満足できなくなる可能性があった。
【0008】
また、ロード/アンロード機構のHDDの場合、通常スタート/ストップ回数規定は無いが、ディスク停止時にディスクの外周の外に設けられたランプにヘッドを退避させ(アンロード)、ディスク起動時にヘッドをディスク上に移動させる(ロード)ため、ヘッド(スライダ)を移動させるモータの寿命に起因するロード/アンロードの回数規定があり、画像形成装置が頻繁に省エネモードに移行するようなユーザ使用環境の場合、HDD自身のロード/アンロード回数規定を満足できなくなる可能性があった。
【0009】
そこで、請求項1から6、10、12記載の発明は、上記の問題を解決するためのもので、HDDモータ寿命に影響を及ぼすことなく省エネモードを実行することのできる画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とするものである。すなわち、上記課題を解決するために、請求項1から8記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段により管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づいて、所定の起動回数もしくは所定の停止回数を検知した場合、省エネモード移行時には、HDDへの供給電源を遮断しないシステム制御にすることで、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足させる画像形成装置のシステム制御手段を設けた。
【0010】
また、請求項7から9、11、12記載の発明は、上記課題に対して更なる改善を行うことを目的とする。
【0011】
すなわち、HDDのディスク起動/停止回数に伴う寿命が近いことまたはHDD寿命をユーザ等に通知する手段が従来はなかった。
【0012】
そこで、請求項7、11、12記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数に近づいた場合、装置本体の電源投入後に実行されるシステム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスク起動/停止回数の寿命が近いことを警告する寿命警告手段を設けて、HDDの寿命が近いことを容易にユーザ等に通知させることのできる制御手段を備えた画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
また、請求項8、11、12記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数を超過した場合、装置本体電源投入後に実行されるシステム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスク起動/停止回数の寿命に伴うHDDメンテナンス通知手段を設けて、HDDが寿命であることを容易にユーザ等に通知させる制御手段を備えた画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
ところで、HDDのディスク起動/停止回数に伴うHDD寿命が近い場合もしくはHDDが寿命に達した場合に、HDDメンテナン情報をサービスマンに通知する手段が従来はなかった。そこで、請求項9、11、12記載の発明は、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数に近づいた場合、もしくは超過した場合、ネットワークによるリモート通知手段により、該HDDが寿命でメンテナンスが必要であることをサービスマンに容易に通知させる制御手段を備えた画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による画像形成装置は、省エネモードを有すると共に、画像イメージデータを記憶するHDD記憶手段と、HDD記憶手段から読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、省エネモードへ移行する際にHDD記憶手段への電源を遮断すると共に、省エネモードから復帰する際にHDD記憶手段への電源を供給する電源制御手段とを有する画像形成装置において、HDD記憶手段のディスクの起動を検出すると共に停止を検出する起動/停止検出手段と、起動/停止検出手段により検出されたディスクの起動回数及び停止回数を管理する起動/停止回数管理手段と、起動/停止回数管理手段により管理された起動回数または停止回数が所定の起動回数または所定の停止回数となったとき、省エネモード移行時におけるHDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限手段とを設けたものである。
【0016】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、画像形成装置は、省エネルギーモード機能を有すると共に、画像イメージデータを記憶するHDD記憶手段と、HDD記憶手段から読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、省エネルギーモードへ移行する際にHDD記憶手段への電源を遮断すると共に、省エネルギーモードから復帰する際にHDD記憶手段への電源を供給する電源制御手段とを有する画像形成装置において、HDD記憶手段のディスクの起動を検出すると共に停止を検出するディスク起動/停止検出手段と、ディスク起動/停止検出手段により検出されたディスクの起動回数及び停止回数を管理するディスク起動/停止回数管理手段と、ディスク起動/停止回数管理手段により管理された起動回数及び/または停止回数が所定の起動回数及び/または所定の停止回数となったとき、省エネルギーモード移行時におけるHDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限手段とを有することを特徴とするものである。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止検出手段は、画像形成装置の電源投入後、画像形成装置のCPUがHDD搭載を検出したとき、及び/または省エネルギーモードからの復帰としてHDD記憶手段への電源の遮断後に電源が供給されたときに、CPUがHDDのディスクのドライブレディ状態を検出することにより、ディスク起動の検出を行う請求項1記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止検出手段は、省エネルギーモード移行時にHDD記憶手段への電源を遮断するときに、CPUにより発行されるディスクヘッドアンロードを実行するコマンドを検出することにより、ディスク停止の検出を行う請求項1または2記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、画像形成装置は、所定の起動回数は、HDD記憶手段の仕様に応じた所定期間での起動回数に設定される請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、画像形成装置は、所定の停止回数は、HDD記憶手段の仕様に応じた所定期間での停止回数に設定される請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、画像形成装置は、所定期間は、1日単位及び/または月単位であることを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、画像形成装置は、画像形成装置の電源投入後に画像形成装置内の諸機能の故障の診断を実行するシステム故障診断手段をさらに有する請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0023】
請求項8記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/またはディスク停止回数に近づいた場合、システム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命を警告する寿命警告情報を表示及び/または通知する寿命警告手段をさらに有する請求項7記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0024】
請求項9記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、システム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命に伴うHDDメンテナンス情報を表示及び/または通知するHDDメンテナンス通知手段をさらに有する請求項7または8記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0025】
請求項10記載の発明によれば、画像形成装置は、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数に近づいた場合、及び/または所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターにリモート通知させる手段をさらに有する請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置であることを特徴とするものである。
【0026】
請求項11記載の発明によれば、プログラムは、HDD記憶手段から読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成処理と、省エネモードへ移行する際にHDD記憶手段への電源を遮断する遮断処理と、省エネモードから復帰する際にHDD記憶手段への電源を供給する供給処理と、HDD記憶手段のディスクの起動を検出する起動検出処理と、HDD記憶手段のディスクの停止を検出する停止検出処理と、検出されたディスクの起動回数及び停止回数を管理する管理処理と、管理された起動回数または停止回数が所定の起動回数または所定の停止回数となったとき、省エネモード移行時におけるHDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限処理とをコンピュータに実行させるものである。
【0027】
請求項12記載の発明によれば、プログラムは、画像形成装置の電源投入後に画像形成装置内の諸機能の故障の診断を実行するシステム故障診断処理と、管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/またはディスク停止回数に近づいた場合、システム故障診断処理により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命を警告する寿命警告情報を表示及び/または通知する寿命警告処理と、管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、システム故障診断処理により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスクの寿命に伴うHDDメンテナンス情報を表示及び/または通知するHDDメンテナンス通知処理と、管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、所定のディスク起動回数及び/または停止回数に近づいた場合、及び/または所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターにリモート通知させる処理と、をコンピュータに実行させるための請求項11記載のプログラムであることを特徴とするものである。
【0028】
請求項13記載の発明によれば、記録媒体は、請求項11または12記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の実施の形態を図面と共に説明する。
【0030】
まず、本実施形態による画像形成装置は、ホスト等の外部装置から送信された印刷データを受信する印刷データ受信手段と、受信した印刷データを所定の印刷制御プロトコルに基づき主記憶(メモリ)上に画像イメージデータを形成し、形成された画像イメージデータをHDDに一時的に格納もしくは読み出しが可能なHDD記憶手段を有し、主記憶上の画像イメージデータ、もしくはHDDから読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、画像形成装置が待機状態時、ホスト等の外部装置からある一定時間印刷データを受信しない場合に省エネモードへ移行する際にHDDへの供給電源を遮断する手段と、画像形成装置が省エネモード状態時に、ホスト等の外部装置から送信された印刷データを受信した場合に省エネモードから復帰する際にHDDへの供給電源を供給する手段と、を有する。
【0031】
図1には、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の一実施形態における画像形成装置のブロック図が示されている。
【0032】
図において、101は画像形成装置、102はホスト等の外部装置、103は画像形成装置101と外部装置102とを接続するセントロ、ネットワーク等のI/F(インターフェース)接続ケーブルである。
【0033】
画像形成装置101において、104は外部装置102からI/F接続ケーブル103を介して印刷データ及び制御データを送受信すると共に、一時的なデータ格納が可能なデータ送受信手段、105はCPU(マイクロプロセッサ)、106は外部装置102からI/F接続ケーブル103を介して送信された印刷データの画像イメージデータを形成したり、CPU105がデータを処理する際に一時的にデータを格納したり、画像形成装置101の種々の設定情報が格納されているメモリである。
【0034】
107は、メモリ106上に形成された画像イメージデータを格納したり、必要に応じて格納データの読み出しが可能なHDD記憶装置、108は、HDD記憶装置107のディスク起動やディスク停止を検出するディスク起動/停止検出手段、109は、ディスク起動/停止検出手段108により検出されたディスクの起動回数・ディスクの停止回数の情報を記憶・管理するディスク起動/停止回数管理手段である。
【0035】
110は、画像形成装置101の省エネモードへの移行・復帰の制御を行う省エネ制御手段、111は、画像形成装置101が省エネモードに移行する際に、HDD記憶装置107への電源を遮断したり、省エネモードから復帰する際にHDD記憶装置107への電源を供給する電源制御を行うHDD電源供給/遮断手段、116はメモリ106に上に形成された画像イメージデータまたはHDD記憶装置107に一時的に格納されている画像イメージデータを読み出して、記録紙等に印字する画像形成手段である。
【0036】
次に、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の一実施形態における画像形成装置の動作について図2から図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図2には第1の実施例のフローチャートが、図3には第2の実施例のフローチャートが、図4には第3の実施例のフローチャートが示されている。
【0037】
まず、図2を用いて、第1の実施例について説明する。
画像形成装置本体の電源投入後、または後述するステップS19による画像形成手段112の省エネモードから復帰した後(ステップS11)、画像形成装置101へHDDが搭載されると、ディスク起動/停止検出手段108はディスク起動を検出し(ステップS12)、CPU105は、ディスク起動/停止回数管理手段109にディスク起動回数のログ情報(=起動1回)を格納して記憶・管理する。以降、CPU105はディスク起動が検出される毎に、ディスク起動/停止回数管理手段109に起動回数のログ情報を加算して記憶・管理する(ステップS13)。
【0038】
また、CPU105はディスク起動/停止検出手段108によりディスク停止を検出すると、ディスク停止回数のログ情報(=停止1回)をディスク起動/停止回数管理手段109に格納して記憶・管理する。以降、CPU105はディスク停止を検出する毎に、ディスク起動/停止回数管理手段109に停止回数のログ情報を加算して記憶・管理する(ステップS16、S17)。
【0039】
次に、省エネモード移行要求があると(ステップS14、例えば、画像形成手段112が待機状態にあるとき、外部装置102から所定時間印刷データを受信しないとき要求がある)、CPU105は、ディスク起動/ 停止回数管理手段109で記憶・管理されたディスク起動回数が所定の起動回数未満であることを検出したとき(ステップS15、YES)、または記憶・管理された停止回数が所定の停止回数未満であることを検出したときは(ステップS18、YES)、省エネ制御手段110により画像形成装置101を省エネモードに移行させる(ステップS19)。この省エネモード時には、HDD記憶装置107への電源供給を遮断する。
なお、定着ユニットやエンジン制御ユニットへの電源は、通常仕様通り遮断させる。
【0040】
また、省エネモード移行要求があったとき、CPU105は、ディスク起動/停止回数管理手段109により記憶・管理された起動回数が所定の起動回数に達していることを検出したとき(ステップS15、NO)、または記憶・管理された停止回数が所定の停止回数に達していることを検出したときは(ステップS18、NO)、CPU105は、画像形成装置101を省エネモードに移行させない(ステップS20)。即ち、HDD記憶装置107への電源を遮断しない。
【0041】
また、ステップS19の省エネモードにおいて、外部装置102から印刷データを受信した場合は、ステップS11へ戻り、省エネモードから復帰する。
【0042】
本実施例によれば、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク起動回数及び停止回数の管理情報に基づいて、所定の起動回数または所定の停止回数に達していることを検出した場合は、省エネモード移行時にHDD記憶装置107への電源を遮断しないシステム制御を行うことにより、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足する画像形成装置のシステム制御が可能となり、前記課題を改善・解決することができる。
【0043】
次に、図3を用いて、第2の実施例について説明する。
前記第1の実施例による画像形成装置におけるHDDの制御において、ディスクが起動する条件としては、画像形成装置本体が電源投入された場合と、画像形成装置が省エネモードから復帰する場合とである。従って、この2つの起動条件時に、それぞれ画像形成装置システムがディスクが起動されたことを検出する必要があるという第1の問題がある。
【0044】
また、HDDのスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定の仕様から、プリンタシステムとしての製品寿命に対して、1日当り、もしくは月当りの可能なディスク起動回数が算出されるため、1日当り/起動回数もしくは月当り/起動回数を超えた使い方の場合、ドライブ側のディスク起動回数規格を守れなくなってしまうという第2の問題がある。
本実施形態は上記2つの問題を解決するものである。
【0045】
図3において、画像形成装置本体が電源投入後、HDD搭載が検出されると(ステップS21)、CPU105がHDD側のステータス情報を読み続け、リードしたステータス情報からHDDのドライブ状態がレディ状態になったことを検出することにより、ディスクが起動されたことを検出するものとする(ステップS22)。
【0046】
また、省エネモードから復帰するには、ホストからの印刷データ受信をCPU105が検出すると、画像形成手段112に対して省エネモードからの復帰命令を発行し、これを受信した画像形成手段112は、電源を遮断していた定着ユニット/エンジン制御ユニットのみならず、HDD記憶装置107に対しても電源を遮断→供給することにより復帰する(ステップS21)。CPU105は、本体電源投入時と同様に、HDD側のステータス情報を読み続け、リードしたステータス情報からHDDのドライブ状態がレディ状態になったことを検出することにより、ディスクが起動されたことを検出するものとする(ステップS22)。
【0047】
CPU105は、省エネモードから復帰する際のディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動/停止回数管理手段109に格納・管理していく(ステップS23)。
【0048】
また、HDDドライブ側のスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定から算出される1日当りに可能な所定のディスク起動回数、もしくは月当りに可能な所定のディスク起動回数をあらかじめメモリ106に格納しておき、本体電源投入後、もしくは省エネモードからの復帰により、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク起動回数が、所定期間、例えば1日単位もしくは月単位での所定の起動回数をCPU105が検出した場合(ステップS25、NO)、待機状態→省エネモード移行時は、HDDへの電源を遮断させないようにする(ステップS27)。また、起動回数が所定回数未満であれば(ステップS25、YES)、HDDへの電源を遮断して(ステップS26)、省エネモードに移行する(ステップS28)。
【0049】
以上のように本実施例によれば、ディスク起動/停止検出手段108により検出されるHDDドライブのディスク起動の検出は、画像形成装置本体が電源投入後、画像形成装置システムがHDD搭載を検出後、及び省エネモードからの復帰時に、HDDへの供給電源が遮断→供給された場合に、画像形成装置システムがHDD側のステータス情報を読み取り、ドライブ状態がレディ状態になった時点でディスクが起動されたことを検出し、その検出をディスク起動/停止回数管理手段109で‘ディスク起動回数=1 回’としてのログ情報として記憶・管理し、省エネモードからの復帰毎にディスク起動のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことによってディスク起動回数の管理を可能な構成としたことにより、前記第1の問題を解決することができる。
【0050】
また、本実施例によれば、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク起動回数の管理情報に基づく所定の起動回数は、HDD側の仕様に応じて、1日単位もしくは月単位での所定の起動回数を設定可能な手段として、所定の起動回数を検知したらHDD側の回数規定を守るために、省エネモード時は、HDDへの電源を遮断させないように遮断制限するようにしたことにより、前記第2の問題を解決することができる。
【0051】
次に、図4を用いて第3の実施例について説明する。
前述した画像形成装置101に搭載されたHDDの制御において、ディスクが停止する条件としては、画像形成装置が省エネモードへ移行する場合、あるいは本体電源遮断前にHDDの停止処理を行う場合とである。従って、この2つの場合に、それぞれ画像形成装置システムが、ディスクが停止されたことを検出する必要があるという第1の問題がある。
【0052】
また、HDDのスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定の仕様から、プリンタシステムとしての製品寿命に対して、1日当り、もしくは月当りの可能なディスク停止回数が算出されるため、1日当り/停止回数もしくは月当り/停止回数を超えた使い方の場合、ドライブ側のディスク停止回数規格を守れなくなってしまうという第2の問題がある。
本実施例は上記2つの問題を解決するものである。
【0053】
図4において、画像形成手段112が待機状態→省エネモード移行する際(ステップS31)、CPU105は、HDDに対してアンロードを実行するコマンドを発行し、HDDはこのコマンドを実行することにより、ヘッドをランプ機構に退避(アンロード)し、ディスクが停止する(ステップS32)。HDDドライブのヘッドアンロード及びディスク停止が完了すると、HDDはコマンド処理の完了通知を発行し、これをCPU105が検出すると、CPU105はディスクが停止されたことを検出する(ステップS33)。CPU105は、省エネモードへ移行する際ディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク起動/停止回数管理手段109に格納・管理していく(ステップS34)。
【0054】
また、HDDドライブ側のスタート・ストップ回数規定、ロード/アンロード回数規定から算出される1日当りに可能な所定のディスク停止回数もしくは、月当りに可能な所定のディスク停止回数をあらかじめメモリ106に格納しておき、省エネモードへの移行により、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク停止回数が、1日単位もしくは月単位での所定の停止回数をCPU105が検知した場合(ステップS35,NO)、待機状態→省エネモード移行時は、HDDへの電源を遮断させないようにする(ステップS38)。
【0055】
また、ディスク停止回数が、1日単位もしくは月単位での所定の停止回数未満の場合は(ステップS35,YES)、ディスクが停止されたことをCPU105が検出すると、画像形成手段112に対して省エネモードへの移行命令を発行し(ステップS36)、これを受信した画像形成手段112は、定着ユニット/エンジン制御ユニットのみならず、HDDに対しても電源を遮断する(ステップS37)。
【0056】
以上のように本実施例によれば、ディスク起動/停止検出手段108により検出されるHDDドライブのディスク停止の検出は、画像形成装置が省エネモード移行時に、HDDへの供給電源を供給→遮断制御する際に画像形成システムによりHDDに対してアンロードを実行するコマンドを発行し、HDD側からのアンロードコマンドの処理完了通知を、画像形成装置システムが検出した時点で、ディスクが停止されたことを検出し、その検出をディスク起動/停止回数管理手段109で‘ディスク停止回数=1 回’としてのログ情報として記憶・管理し、省エネモードへの移行毎にディスク停止のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことにより、ディスク停止回数の管理を可能な構成としたことにより、前記第1の問題を解決することができる。
【0057】
また、本実施例によれば、ディスク起動/停止回数管理手段109により管理されたディスク停止回数の管理、情報に基づく所定の停止回数は、HDD側の仕様に応じて、1日単位もしくは月単位での所定の停止回数を設定可能として、所定の停止回数を検出したら、HDD側の回数規定を守るために、省エネモード時は、HDDへの電源を遮断させないように遮断制限させることにより、前記第2の問題を解決することができる。
【0058】
なお、図2から図4のフローチャートに基づく処理を、画像形成装置のコンピュータが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。また、このプログラムを記録した記録媒体は本発明による記録媒体を構成する。この記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができる。
【0059】
次に、本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の他の実施形態における画像形成装置について説明する。
【0060】
図5には、本実施形態における画像形成装置のブロック図が示されている。
【0061】
図5における100から111と、116は、図1に示したブロック図と同様である。
【0062】
すなわち、図5において、100は、画像形成装置であり、102は、ホスト等の外部装置であり、103は、画像形成装置100と外部装置102とを接続するセントロ、ネットワーク等のI/F(インターフェース)接続ケーブルである。
【0063】
102は、セントロ、ネットワーク等のI/F接続ケーブル102と画像形成装置100と接続されているホスト等の外部装置である。すなわち、102は、ホストコンピュータ等の外部装置であり、セントロ(Centronics interface) 、ネットワークI/F等のI/Fに接続するためのケーブル103と画像形成装置100とに接続されている
【0064】
104は、101から接続I/F102を介して印刷データもしくは制御データを送受信あるいは一時的なデータ格納が可能なデータ送受信手段である。105はCPU(マイクロプロセッサ)であり、106は102から103を介して送信された印刷データの画像イメージデータを形成したり、CPU105がデータを処理する際に一時的にデータを格納したり、100の画像形成装置の種々の設定情報が格納されているメモリである。
【0065】
107は、106によって形成された画像イメージデータを格納したり、必要に応じて格納データの読み出しが可能なHDD記憶装置である。108は、HDDのディスク起動やディスク停止を検出することが可能なディスク起動/停止検出手段である。109は、108によって検出されたディスク起動の回数・ディスク停止の回数の情報を記憶・管理することが可能なディスク起動/停止回数管理手段である。
【0066】
110は、画像形成装置103の省エネモードへの移行・復帰の制御を行う省エネ制御手段である。111は、画像形成装置が省エネモードに移行する際に、HDDへの電源供給を遮断したり、あるいは省エネモードから復帰する際に、HDDへの電源を供給する制御手段を有するHDD電源供給/遮断手段である。
【0067】
116は、106により形成された画像イメージデータもしくは、107に一時的に格納されている画像イメージデータを読み出して、記録紙等に印字させる画像形成手段である。
以上の構成については、図1に示した画像形成装置101と同様である。
【0068】
以下に説明するように、図5における112から115までが、本実施形態の特徴である。
【0069】
すなわち、112は、103の電源投入後に105により実行され、装置のシステム機能(正常に動作するか否か)を診断するシステム故障診断手段である。113は、112に基づくHDD機能診断により、HDDのディスク起動/停止回数の寿命警告情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知が可能なHDD寿命警告通知手段である。
【0070】
114は、112に基づくHDD機能診断により、HDDのディスク起動/停止回数の寿命を検出した際に、該情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知が可能なHDDメンテナンス通知手段である。115は、109もしくは112によりHDDの寿命警告もしくはHDD寿命を検出した場合、該HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターに通知させるリモート通知手段である。
以上の点が、図1に示したブロック図と違いである。
【0071】
以上を前提として、まず、図6を用いて第4の実施例について説明する。
【0072】
本実施例は、HDDドライブのディスク起動を検出するディスク起動検出手段により検出されたディスク起動の回数を管理するディスク起動回数管理手段と、HDDドライブのディスク停止を検出するディスク停止検出手段により検出されたディスク停止の回数を管理するディスク停止回数管理手段と、該ディスク起動/停止回数管理手段により管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づいて、所定の起動回数もしくは所定の停止回数を検知した場合、省エネモード移行時におけるHDDへの供給電源の遮断を制限する遮断制限手段を有する画像形成装置において、ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づいて、所定のディスク起動/停止回数に近づいた場合、装置本体電源投入後に実行されるシステム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、HDDのディスク起動/停止回数の寿命警告情報を表示もしくは通知させる寿命警告手段を備えたことを特徴とする。
【0073】
画像形成装置本体の電源投入後、CPUは画像形成装置にHDD搭載を検出すると、CPUはディスク起動検出手段により検出されたディスク起動を検知し、CPUは、ディスク起動回数のログ情報(=起動1回)をディスク起動回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数管理手段に起動回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0074】
また、CPUはディスク停止検出手段により検出されたディスク停止を検知すると、CPUはディスク停止回数のログ情報(=停止1回)をディスク停止回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数管理手段に停止回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0075】
該ディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づき、CPUが所定のディスク起動/停止回数未満での所定範囲内の寿命警告回数を検知した場合、該ログ情報をディスク起動/停止回数管理手段によって記憶・管理する。
【0076】
装置本体の電源が投入された場合、システム故障診断手段によるHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段に記憶・管理されている寿命警告情報を読み出し、HDD寿命警告通知手段により該情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知する。
【0077】
図6には、本実施例のフローチャートが示されている。
【0078】
ステップS41において、画像形成装置本体の電源を投入、もしくは、画像形成手段が省エネモードから復帰する。ステップS42において、ディスク起動検出手段により、ディスク起動を検出した場合は、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動回数管理手段で記憶・管理する。次いで、ステップS43において、画像形成手段が待機状態となった後、省エネモードに移行する。そして、ステップS44において、ディスク停止検出手段により、ディスク停止を検出した場合は、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク停止回数管理手段で記憶・管理する。
【0079】
ステップS45において、ディスク起動/停止回数は、所定の寿命警告回数でなければ(NO)、ステップS41からやりなおすことになる。これに対して、ステップS45において、ディスク起動/停止回数は、所定の寿命回数であれば(YES)、ステップS46において、CPUは、寿命警告回数のログ情報をディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理する。
【0080】
その後、ステップS47において、画像形成装置本体の電源投入後のHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段から寿命警告情報をCPUが読み出す。次いで、ステップS48において、HDD寿命警告手段により、HDD寿命情報を表示パネル等に表示、もしくはログ情報を画像形成手段で印刷通知する。
【0081】
次に、図7を用いて第5の実施例について説明する。
【0082】
画像形成装置本体の電源投入後、CPUは画像形成装置にHDD搭載を検出すると、CPUはディスク起動検出手段により検出されたディスク起動を検知し、CPUは、ディスク起動回数のログ情報(=起動1回)をディスク起動回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数管理手段に起動回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0083】
また、CPUはディスク停止検出手段により検出されたディスク停止を検知すると、CPUはディスク停止回数のログ情報(=停止1回)をディスク停止回数管理手段に格納し、該手段によって記憶・管理される。以降、CPUはディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数管理手段に停止回数のログ情報を加算して記憶・管理する。
【0084】
該ディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理されたディスク起動回数及びディスク停止回数の管理情報に基づき、CPUが所定のディスク起動/停止回数以上の寿命回数を検知した場合、該ログ情報をディスク起動/停止回数管理手段によって記憶・管理する。
【0085】
装置本体の電源が投入された場合、システム故障診断手段によるHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段に記憶・管理されている寿命回数に基づくHDDメンテナンス情報を読み出し、HDDメンテナンス通知手段によりHDD寿命情報を表示パネル等に表示もしくはログ情報として印刷通知する。
【0086】
図7には、本実施例のフローチャートが示されている。
【0087】
ステップS51において、画像形成装置本体の電源を投入、もしくは、画像形成手段が省エネモードから復帰する。ステップS52において、ディスク起動検出手段により、ディスク起動を検出した場合は、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動回数管理手段で記憶・管理する。次いで、ステップS53において、画像形成手段が待機状態となった後、省エネモードに移行する。そして、ステップS54において、ディスク停止検出手段により、ディスク停止を検出した場合は、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク停止回数管理手段で記憶・管理する。
【0088】
ステップS55において、ディスク起動/停止回数は、所定以上の寿命回数でなければ(NO)、ステップS51からやりなおすことになる。これに対して、ステップS55において、ディスク起動/停止回数は、所定以上の寿命回数であれば(YES)、ステップS56において、CPUは、寿命回数のログ情報をディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理する。
【0089】
その後、ステップS57において、画像形成装置本体の電源投入後のHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段からHDDメンテナンス情報をCPUが読み出す。次いで、ステップS58において、HDDメンテナンス通知手段により、HDD寿命情報を表示パネル等に表示、もしくはログ情報を画像形成手段で印刷通知する。
【0090】
最後に、図8を用いて請求項9に対応する第6の実施例について説明する。
【0091】
ディスク起動/停止回数管理手段で記憶・管理されたディスク起動/停止回数の寿命警告情報、もしくはHDD寿命情報をCPUが検知した場合、該情報をネットワーク経由でデータ送出し、サービスセンター等にリモート通知させる。
【0092】
図8には、本実施例のフローチャートが示されている。
【0093】
ステップS61において、画像形成装置本体の電源を投入、もしくは、画像形成手段が省エネモードから復帰する。ステップS62において、ディスク起動検出手段により、ディスク起動を検出した場合は、ディスク起動回数のログ情報を加算してディスク起動回数管理手段で記憶・管理する。次いで、ステップS63において、画像形成手段が待機状態となった後、省エネモードに移行する。そして、ステップS64において、ディスク停止検出手段により、ディスク停止を検出した場合は、ディスク停止回数のログ情報を加算してディスク停止回数管理手段で記憶・管理する。
【0094】
ステップS65において、ディスク起動/停止回数は、所定のもしくは所定以上の寿命警告回数または寿命回数でなければ(NO)、ステップS61からやりなおすことになる。これに対して、ステップS65において、ディスク起動/停止回数は、所定のもしくは所定以上の寿命警告回数または寿命回数であれば(YES)、ステップS66において、CPUは、寿命警告回数または寿命回数のログ情報をディスク起動/停止回数管理手段により記憶・管理する。
【0095】
その後、ステップS67において、画像形成装置本体の電源投入後のHDD機能診断時に、ディスク起動/停止回数管理手段からHDDの寿命警告情報、または寿命に伴うメンテナンス情報をCPUが読み出す。次いで、ステップS68において、該情報をリモート通信手段によりネットワーク経由でデータ送出し、サービスセンター等に情報通知する。
【0096】
【発明の効果】
請求項1から13記載の発明によれば、ディスク起動及び停止を検出すると共に、その起動回数及び停止回数を管理し、省エネモード移行時に起動回数または停止回数が所定回数に達していた場合には、HDDへの電源を遮断しないようにできるので、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足するような画像形成装置のシステム制御が可能となり、HDDドライブの寿命や信頼性の向上を図ることができる。
【0097】
また、請求項2から13記載の発明によれば、本体電源投入時あるいは省エネモードから復帰する際にディスク起動を検出する毎に、ディスク起動回数管理手段でディスク起動のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことにより、ディスク起動回数の管理を行うことができる。
【0098】
また、請求項3から13記載の発明によれば、省エネモードに移行する際にディスク停止を検出する毎に、ディスク停止回数管理手段でディスク停止のログ情報を加算しながら記憶・管理していくことにより、ディスク停止回数の管理を行うことができる。
【0099】
また、請求項4、6から10記載の発明によれば、ディスク起動回数管理手段により管理されたディスク起動回数が、例えば1日単位もしくは月単位での所定の起動回数となった場合、それ以降の省エネモード移行時に、HDDへの電源を遮断させないように制御することにより、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足するような画像形成装置のシステム制御が可能となり、HDDドライブの寿命・信頼性の向上を図ることができる。
【0100】
また、請求項5、6から10記載の発明によれば、ディスク停止回数管理手段により管理されたディスク停止回数が、例えば1日単位もしくは月単位での所定の停止回数となった場合、それ以降の省エネモード移行時に、HDDへの電源を遮断させないように制御することにより、HDD側のスタート・ストップ回数規定、ロード・アンロード回数規定の寿命を満足するような画像形成装置のシステム制御が可能となり、HDDドライブ自身の寿命・信頼性の向上を図ることができる。
【0101】
請求項8から10、12、13記載の発明によれば、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数未満での所定範囲内の寿命警告回数を記憶・管理することで、HDDのディスク起動/停止回数の寿命が近いことを容易に検出可能になり、また、寿命警告手段によりHDD寿命が近いことを容易かつ予めユーザ等に通知させることが可能な制御手段が実現でき、また、HDD寿命に伴うHDD破損等により、HDDに記録しているデータ消失を未然に防止することも可能となる。
【0102】
請求項9、10、12、13記載の発明によれば、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、所定のディスク起動/停止回数以上の寿命回数を記憶・管理することで、HDDのディスク起動/停止回数の寿命を容易に検出可能になり、また、HDDメンテナンス通知手段によりHDD寿命を容易にユーザ等に通知させることが可能な制御手段が実現できる。
【0103】
請求項10、12、13記載の発明によれば、ディスク起動/停止回数管理手段に基づき、請求項7、8記載の発明により得られたディスク起動/停止回数の寿命警告情報、もしくはHDD寿命情報をリモート通知手段によりネットワーク経由でサービスセンター等にリモート通知させることができるので、ユーザ使用先のHDDが寿命でメンテナンスが必要であることをサービスマンに容易に通知させる制御手段が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の一実施形態における画像形成装置のブロック図である。
【図2】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第1の実施例における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第2の実施例における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第3の実施例における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の他の実施形態における画像形成装置のブロック図である。
【図6】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第4の実施例による画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第5の実施例による画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明による画像形成装置、プログラム及び記録媒体の第6の実施例による画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 101 画像形成装置
105 CPU
106 メモリ
107 HDD記憶装置
108 ディスク起動/停止検出手段
109 ディスク起動/停止回数管理手段
110 省エネ制御手段
111 HDD電源供給/遮断手段
112 システム故障診断手段
113 寿命警告通知手段
114 メンテナンス通知手段
115 リモート通知手段
116 画像形成手段
Claims (13)
- 省エネルギーモード機能を有すると共に、画像イメージデータを記憶するHDD記憶手段と、前記HDD記憶手段から読み出された前記画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成手段と、前記省エネルギーモードへ移行する際に前記HDD記憶手段への電源を遮断すると共に、前記省エネルギーモードから復帰する際に前記HDD記憶手段への電源を供給する電源制御手段とを有する画像形成装置において、
前記HDD記憶手段のディスクの起動を検出すると共に停止を検出するディスク起動/停止検出手段と、
前記ディスク起動/停止検出手段により検出されたディスクの起動回数及び停止回数を管理するディスク起動/停止回数管理手段と、
前記ディスク起動/停止回数管理手段により管理された前記起動回数及び/または前記停止回数が所定の起動回数及び/または所定の停止回数となったとき、前記省エネルギーモード移行時における前記HDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記ディスク起動/停止検出手段は、
画像形成装置の電源投入後、該画像形成装置のCPUがHDD搭載を検出したとき、及び/または前記省エネルギーモードからの復帰として前記HDD記憶手段への電源の遮断後に電源が供給されたときに、前記CPUが前記HDDのディスクのドライブレディ状態を検出することにより、前記ディスク起動の検出を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記ディスク起動/停止検出手段は、省エネルギーモード移行時に前記HDD記憶手段への電源を遮断するときに、前記CPUにより発行されるディスクヘッドアンロードを実行するコマンドを検出することにより、ディスク停止の検出を行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記所定の起動回数は、前記HDD記憶手段の仕様に応じた所定期間での起動回数に設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記所定の停止回数は、前記HDD記憶手段の仕様に応じた所定期間での停止回数に設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記所定期間は、1日単位及び/または月単位であることを特徴とする請求項4または5記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置の電源投入後に該画像形成装置内の諸機能の故障の診断を実行するシステム故障診断手段をさらに有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、前記所定のディスク起動回数及び/またはディスク停止回数に近づいた場合、前記システム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、前記HDDのディスクの寿命を警告する寿命警告情報を表示及び/または通知する寿命警告手段をさらに有することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、前記所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、前記システム故障診断手段により実行されるHDD機能診断時に、前記HDDのディスクの寿命に伴うHDDメンテナンス情報を表示及び/または通知するHDDメンテナンス通知手段をさらに有することを特徴とする請求項7または8記載の画像形成装置。
- 前記ディスク起動/停止回数管理手段で管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、
前記所定のディスク起動回数及び/または停止回数に近づいた場合、及び/または前記所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、
前記HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターにリモート通知させる手段をさらに有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - HDD記憶手段から読み出された画像イメージデータに基づいて画像形成を行う画像形成処理と、
省エネルギーモードへ移行する際に前記HDD記憶手段への電源を遮断する遮断処理と、
省エネルギーモードから復帰する際に前記HDD記憶手段への電源を供給する供給処理と、
前記HDD記憶手段のディスクの起動を検出する起動検出処理と、
前記HDD記憶手段のディスクの停止を検出する停止検出処理と、
検出されたディスクの起動回数及び/または停止回数を管理する管理処理と、
前記管理された起動回数または停止回数が所定の起動回数または所定の停止回数となったとき、省エネルギーモード移行時における前記HDD記憶手段への電源の遮断を制限する遮断制限処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 画像形成装置の電源投入後に該画像形成装置内の諸機能の故障の診断を実行するシステム故障診断処理と、
前記管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、前記所定のディスク起動回数及び/またはディスク停止回数に近づいた場合、前記システム故障診断処理により実行されるHDD機能診断時に、前記HDDのディスクの寿命を警告する寿命警告情報を表示及び/または通知する寿命警告処理と、
前記管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、前記所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、前記システム故障診断処理により実行されるHDD機能診断時に、前記HDDのディスクの寿命に伴うHDDメンテナンス情報を表示及び/または通知するHDDメンテナンス通知処理と、
前記管理処理により管理されたディスク起動回数及び/またはディスク停止回数が、前記所定のディスク起動回数及び/または停止回数に近づいた場合、及び/または前記所定のディスク起動回数及び/または停止回数を超過した場合、前記HDDのメンテナンス情報をネットワーク経由でサービスセンターにリモート通知させる処理と、
をコンピュータに実行させるための請求項11記載のプログラム。 - 請求項11または12記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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