JP2008307787A - プリンタ装置における画像選択方法及び処理方法 - Google Patents

プリンタ装置における画像選択方法及び処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置に記憶されている画像データの再印刷を容易にする。さらに、不要な画像データを削除し大容量記憶装置の空き容量を確保すること。
【解決手段】 大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、大容量記憶装置に記憶済みの画像データの選択手段を備え、前記選択手段により記憶済みの画像データを選択表示する。そして、前記選択手段によって表示された画像データをゴミ箱フォルダへ移動するか、外部記憶媒体へ移動するか、印刷するかを選択する。印刷を行う場合は前記選択手段によって表示された画像について、印刷タイプを選択した後印刷を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記憶装置を内蔵したプリンタ装置における画像選択方法及び処理方法に関する。
従来、プリンタ装置は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)などの情報端末、パーソナルコンピュータに代表される情報処理装置から一枚ずつ画像データを受信し、該データをプリンタ装置に内蔵されている画像処理機能を用いて印刷可能なデータに変換した後、一枚の印刷処理を行っていた。プリンタ装置は上記一枚受信/一枚印刷を複数回繰り返すことで、複数枚印刷を可能にしていた。
近年、プリンタ装置は外部記憶媒体を接続可能なコネクタを具備し、該コネクタに外部記憶媒体を接続することで、外部記憶媒体に記憶されている画像データを取得することが可能となった。該画像データをプリンタ装置に内蔵している画像処理機能を用いて印刷可能なデータに変換した後、一枚の印刷処理を行うプリンタ装置がある。この構成において、プリンタ装置は情報処理装置から一枚ずつ画像データを受信する必要が無く、外部記憶媒体からデータを取得し複数枚の印刷処理が可能である。
さらに、近年のプリンタ装置は外部記憶媒体を接続可能なコネクタのほかに、大容量記憶装置(※)を内蔵し、予め該コネクタに接続した外部記憶媒体から画像データを取得するか、または予め他の情報処理装置から取得することで、プリンタ装置単独で画像データの保存が可能になっている。(※大容量記憶装置とは、プリンタ装置に通常使われるROMやRAMよりも十分に大きな容量をもつ記憶装置である。)
大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置で印刷処理を行う際は、プリンタ装置に内蔵している大容量記憶装置から画像データを取得し、画像処理機能を用いて印刷可能なデータに変換した後、印刷処理を行う。この構成において、プリンタ装置は他の情報処理装置から一枚ずつ画像データを受信する必要が無く、また、外部記憶媒体からデータを取得する必要も無い。プリンタ装置に内蔵している大容量記憶媒体から画像データを取得し、プリンタ装置単独で複数枚の印刷処理が可能である。
大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置の使用用途は、デジタルスチルカメラ等の撮像装置で記録した画像データを、前記プリンタ装置の大容量記憶装置にコピーまたは移動して、画像データを蓄積して行く。前記プリンタ装置の大容量記憶装置に記憶する画像データの枚数は数十枚から数百枚、またはそれ以上となる。使用者は任意の画像データを印刷するときに、プリンタ装置の大容量記憶装置に記憶した画像データの中から、任意の画像データを選択する必要がある。しかし、大容量記憶装置に記憶した画像データの総枚数が多量である場合、例えば、数百枚の画像データの中から任意の一枚の画像データを検索するのは困難である。また、プリンタ装置の大容量記憶装置の容量には限度があり、画像データを有限枚数しか記憶できず、容量に空きがない場合は追加記憶が出来ないという問題点もある。
このような背景で、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、使用者にとって使い勝手の良い画像データ検索と、大容量記憶装置に記憶する容量を抑える方法が求められている。
大容量記憶装置に記憶された画像データを検索する公知の方法としては、デジタルカメラ等によって記録された画像記録媒体の画像データに対して行われたプリントアウトした枚数や日付等の操作を履歴情報として当該画像データに付与する。そして、前記履歴情報に基づいて画像データを抽出可能とすることによって、画像ファイルに対して特別にキー情報を付与する手間をなくし、能率良く、しかも精度良く所望の画像を抽出することができる画像検索システムが提案されている(特許文献1)。
また、大容量記憶装置空き容量を抑える公知の方法としては、プリントサーバに保存されている印刷ジョブのうちの一つのジョブ(対象ジョブ)と画像識別データが一致する同一の画像データをもつ印刷ジョブを検索し、検索された印刷ジョブの参照パスにある画像データを削除すると共に検索された印刷ジョブの参照パスを対象ジョブの参照パスに書き換える。画像データが削除された印刷ジョブを実行する際には、共通の参照パスを用いて画像データを読み込み、プリンタで印刷可能な印刷用データに変換して印刷を実行する。これにより、重複する無駄な画像データが記憶されるのを回避できるから、印刷ジョブの記憶量を抑えることができる印刷ジョブ管理方法が提案されている(特許文献2)。
特開平11−234604号公報 特開2004−310215号公報
大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、使用者にとって使い勝手の良い画像データ検索を行うには、画像データ検索条件が使用者にとって分かりやすいものでなければならない。さらに、画像データ検索後の結果と該当画像データとを使用者にとり分かりやすく表示しなければならない。
特許文献1に記載されている方法では、所望画像データの検索条件は詳細に設定することができ、精度良く所望の画像データを抽出することができるが、所望画像データを抽出するまでの検索ステップ数が多いという問題があった。
大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、記憶する容量を抑えるには、不要となった画像データを選択し削除するか、外部記憶媒体へ画像データを選択し移動しなければならない。
特許文献2に記載されている方法では、プリンタ装置に記憶した画像データの削除条件を予め規定し、プリンタ装置が自動で画像データを削除するものであり便利であるが、使用者が画像データ削除条件を設定し任意の画像データだけを選択できないという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、その主たる目的は、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、画像データ検索を容易にし、さらに、不要な画像データを削除し、大容量記憶装置に記憶する容量を抑えることである。
上記の主たる目的を解決するために、本発明の画像データ選択方法は、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、
大容量記憶装置に記憶した画像データ一枚ずつに検索情報を付している。画像データの選択表示条件と前記検索情報とを比較することで、プリンタ装置に表示する画像データを切り替える事を特徴とする。
上記の主たる目的を解決するために、本発明の画像データ選択方法は、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、
画像データの選択表示条件を変化すると、前記選択表示条件と画像データ一枚ずつに付した検索情報とを比較することで、プリンタ装置に表示する画像データの切り替えをリアルタイムに行う事を特徴とする。
上記の主たる目的を解決するために、本発明の画像データ選択方法は、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、
画像データの選択表示条件と画像データ一枚ずつに付した検索情報とを比較することで、プリンタ装置に表示する画像データを切り替える。そして、プリンタ装置に表示した画像データそのものが選択画像データとなる事を特徴とする。
上記の主たる目的を解決するために、本発明の画像データ処理方法は、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、
画像データの選択表示条件により選択した画像データについて、ゴミ箱フォルダへ移動するか、外部記憶媒体へ移動するか、印刷するかの処理を選択できる事を特徴とする。
上記の主たる目的を解決するために、本発明の画像データ処理方法は、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、
画像データの選択表示条件により選択した画像データについて、画像データを完全に削除する処理を選択できる事を特徴とする。
また、上記の主たる目的を解決するために、本発明はプログラム及び記憶媒体としてもよい。
本発明によれば、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、画像データ検索を容易にし、さらに、不要な画像データを削除し、大容量記憶装置に記憶する容量を抑えることができる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。ただし、本形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
本実施の形態における大容量記憶装置とはプリンタ装置に通常使われるROMやRAMよりも十分に大きな容量をもつ記憶装置であると定義する。
図1は、本実施の形態に係るプリンタ装置1の構成例を示す図である。プリンタ装置1は液晶表示器106に、ハードディスクドライブ111に記憶しているデジタル画像データを表示している。なお、本実施の形態では、説明を簡単なものとするため、デジタルスチルカメラ等で撮影した画像データを、プリンタ装置1のハードディスクドライブ111にコピー済みとする。
図2は、本実施の形態に係るプリンタ装置の一例として、代表的にプリンタ装置1の構成を示すブロック図である。
同図において、101はプリンタ装置1全体の制御を司るCPUであり、102はCPU101のワークエリアとして使用されるRAMである。103はCPU101の処理手順を記憶しているROMであり、例えばフラッシュメモリなどの書き換えが可能な不揮発性メモリで構成される。104は画像処理部であり、デジタル画像データ等を印刷可能なデータに変換するために用いられる。105は各種表示を行うための表示制御部である。106は液晶表示器であり、プリンタ装置1の画面に映像を表示するために使用される。107は発光ダイオードであり、プリンタ装置1の処理状態を示すインジケーターとして使用される。
108は外部記憶装置の制御部であり、メモリソケット109に挿入されたメモリーカード等の記憶媒体に記憶しているデジタルデータの読み込み及び記憶媒体へのデジタルデータの書き出しの制御を行う。
110は内部記憶装置の制御部であり、プリンタ装置1に内蔵しているハードディスクドライブ(HDD)111に記憶しているデジタルデータの読み込み及び記憶媒体へのデジタルデータの書き出しの制御を行う。
112は各種操作を行うボタン等の操作制御部であり、操作キー113、操作ボタン114の操作情報をCPU101へ伝える。
115はプリンタ装置1のプリンタ機能の制御部であり、プリンタエンジン116でデジタルデータのプリントを行う。
117はUSBインターフェースの制御部であり、USBコネクタ118を介して他のUSBインターフェースを持つ装置と接続することができる。
119はリアルタイムクロック(RTC)であり、画像データの記憶日時や編集日時の記録を行うために使用する。
次に、上記構成を有するプリンタ装置1おいて、ハードディスクドライブ111に記憶している画像データの中から条件を付して画像データを選択表示し、各種処理を行うまでの方法について説明する。
図3はハードディスクドライブ111を備えたプリンタ装置1が画像データを選択表示してから、各種処理を行うまでの処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザーはプリンタ装置1の操作キー113及び/またはボタン114を操作して、ハードディスクドライブ111に記憶している画像データの表示条件を設定する(ステップS101)。
説明を分かりやすくするために、ステップS101で表示条件を設定する時に用いられる画像データ検索情報の例を、図4を用いて説明する。
プリンタ装置1のハードディスクドライブ111の画像データフォルダでは画像データ一枚ずつに、例えば下記5点の検索情報を付している。
・撮影日時
・過去に印刷した枚数
・最後に印刷した日
・お楽しみ画像作成日
・プリンタ装置に記憶した日
図4の例では、検索情報に年月日だけ記載された欄があるが、年月日情報だけでなく、時間情報を付しても構わない。また、検索情報は上記5点に限ったものでなく、サイズ情報やその他画像データの峻別に有効な情報であれば如何なる情報でも構わない。
ステップS101で画像データの表示条件を設定すると、プリンタ装置1はユーザーが設定した表示条件と図4で説明した検索情報を比較し、液晶表示器106に表示する画像データを切り替え、選択対象画像データとする(ステップS102)。
説明を分かりやすくするために、ステップS101で表示条件を設定する前と後のユーザーインターフェース表示切り替えの例を図5(A)と、図5(B)を用いて説明する。図5(A)はプリンタ装置1のハードディスクドライブ111の画像データフォルダに記憶している画像データの表示条件を設定する前のユーザーインターフェース表示の例である。表示条件として「過去に印刷した枚数」を設定しており、選択条件は「0枚以上」である。よって、プリンタ装置は図4で説明した検索情報より、画像1、2、3、4、5、6、7、8、9までを一画面に表示している。画面に現れていない画像データはプリンタ装置1の操作キー113及び/またはボタン114を操作して呼び出す事ができる。図5(A)の例では、画像1、2、3、4、5、6、7、8、9までそれぞれに「過去に印刷した枚数」情報を可視化して表示している。
図5(B)はプリンタ装置1のハードディスクドライブ111の画像データフォルダに記憶している画像データの表示条件を指定した後のユーザーインターフェース表示の例である。表示条件として「過去に印刷した枚数」を設定しており、選択条件は「2枚以上」である。よって、プリンタ装置は図4で説明した検索情報より、画像1、4、5、6、10、12、13、14、18までを一画面に表示している。なお、画面に現れていない画像データであっても、表示条件「過去に印刷した枚数」、選択条件「2枚以上」の選択対象画像データとなる。また、画面に現れていない画像データはプリンタ装置1の操作キー113及び/またはボタン114を操作して呼び出す事ができる。本実施の形態では図4で説明した検索情報より、合計10枚の画像データを選択対象とする。
図5(A)及び図5(B)では、表示条件として「過去に印刷した枚数」を設定したが、本実施の形態では他の表示条件、「撮影日時」、「最後に印刷した日」、「お楽しみ画像作成日」、「プリンタ装置に記憶した日」などを設定することも可能である。上記他の表示条件では、選択条件の例は「X月Y日以前」や「X月Y日以降」となる。
次に、使用者は、プリンタ装置1が前記ステップS102で表示切り替え、選択した画像データの処理方法を選択する(ステップS103)。処理方法には下記3点の選択肢がある。
・画像データをゴミ箱フォルダへ移動
・画像データを外部記憶媒体へ移動
・画像データを印刷
説明を分かりやすくするために、ステップS103で使用者が処理方法を選択するユーザーインターフェース表示の例を図6を用いて説明する。図6で、プリンタ装置1は液晶表示器106に、処理方法3点の選択肢のアイコン及び文字を表示している。使用者は液晶表示器106に表示された3点の選択肢の中から、実行したい処理方法を選択する。なお、処理の対象となる画像データはステップS101の表示条件で設定した画像データであり、本実施の形態では合計10枚の画像データを選択している。
ステップS103で使用者が画像データの処理方法を選択すると、プリンタ装置1は画像データをゴミ箱フォルダへ移動するかを判定する(ステップS104)。プリンタ装置1は、ステップS104でNOの場合(画像データをゴミ箱フォルダへ移動しない)、画像データを外部記憶媒体へ移動するかを判定する(ステップS105)。プリンタ装置1は、ステップS105でNOの場合(画像データを外部記憶媒体へ移動しない)、画像データを印刷するかを判定する(ステップS106)。プリンタ装置1は、ステップS106でNOの場合(画像データを印刷しない)、すなわち、処理方法3点の選択肢の内どれも選択しないキャンセルの場合は処理をキャンセルし(ステップS107)、フローを終了する。
ステップS104でYESの場合、プリンタ装置1は選択された画像データをゴミ箱フォルダへ移動する(ステップS108)。
説明を分かりやすくするために、ステップS108でプリンタ装置1が画像データをゴミ箱フォルダへ移動するユーザーインターフェース表示の例を図7を用いて説明する。図7で、プリンタ装置1は液晶表示器106に、ステップS101の表示条件で設定した合計10枚の画像データをゴミ箱フォルダへ移動することを明示するアイコン及び文字情報を表示する。このとき、選択された画像データはハードディスクドライブ111内で画像データフォルダからゴミ箱フォルダへ移動するだけで、本当の削除は行われない。ステップS108では、移動する画像データの容量も表示して、使用者に画像データ容量の削減につながる情報を提供する。
プリンタ装置1はステップS108で画像データをゴミ箱フォルダへ移動した後、画像データフォルダに残っている画像データを基に液晶表示器106へ表示する画像データを更新し(ステップS109)、フローを終了する。
ステップS105でYESの場合、プリンタ装置1は選択された画像データを外部記憶媒体へ移動する(ステップS110)。
説明を分かりやすくするために、ステップS110でプリンタ装置1が画像データを外部記憶媒体へ移動するユーザーインターフェース表示の例を図8を用いて説明する。図8で、プリンタ装置1は液晶表示器106に、ステップS101の表示条件で設定した合計10枚の画像データを外部記憶媒体へ移動することを明示するアイコン及び文字情報を表示する。このとき、選択された画像データをプリンタ装置1のハードディスクドライブ111から、メモリソケット109に挿入された外部記憶媒体にコピーする。その後、ハードディスクドライブ111から選択された画像データを削除する。ステップS110では、移動する画像データの容量も表示して、使用者に画像データ容量削減の情報を提供する。
プリンタ装置1はステップS110で画像データを外部記憶媒体へ移動した後、画像データフォルダに残っている画像データを基に液晶表示器106へ表示する画像データを更新し(ステップS109)、フローを終了する。
ステップS106でYESの場合、使用者は選択された画像データの印刷タイプを指定し(ステップS111)、プリンタ装置1は画像データを画像処理部104で印刷可能なデータを生成し(ステップS112)、プリンタエンジン116で印刷処理を行う(ステップS113)。プリンタ装置1はステップS113で印刷処理が終了した後、フローを終了する。なお、ステップS111で指定する印刷タイプは、「一枚に一画像データ」、「一枚に9画像データ(INDEX)」、「一枚に2画像データ」などが指定可能である。上記印刷タイプはプリンタ装置1の持つ画像データレイアウト機能に依存し、本実施の形態で説明する印刷タイプに限られたものではない。
説明を分かりやすくするために、ステップS111で使用者が画像データの印刷タイプを指定し、プリンタ装置1が印刷処理を行うユーザーインターフェース表示の例を図9を用いて説明する。図9で、プリンタ装置1は液晶表示器106に、ステップS101の表示条件で設定した合計10枚の画像データを印刷することを明示するアイコン及び文字情報を表示する。このときプリンタ装置1は指定可能な印刷タイプを表示し、使用者は印刷タイプを指定する。
以上、図3のフローでハードディスクドライブ111を備えたプリンタ装置1が画像データを選択表示してから、各種処理を行うまでの処理を説明した。
図10はハードディスクドライブ111を備えたプリンタ装置1が画像データを選択表示してから、画像データの完全削除を行うまで処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザーはプリンタ装置1の操作キー113及び/またはボタン114を操作して、ハードディスクドライブ111のゴミ箱フォルダに記憶している画像データを表示する(ステップS201)。
次に、ユーザーはプリンタ装置1の操作キー113及び/またはボタン114を操作して、ゴミ箱フォルダに記憶している画像データの表示条件を設定する(ステップS202)。プリンタ装置1は液晶表示器106に表示する画像データを切り替え、選択対象画像データとする(ステップS203)。ステップS202とS203で行った表示条件の設定とその結果は、図3のフロー中のステップS101とS102と同様であるので説明は省略する。
次に、使用者は、プリンタ装置1が前記ステップS203で表示切り替え、選択した画像データを完全に削除するかを判定する(ステップS204)。
プリンタ装置1は、ステップS204でNOの場合は画像データの完全削除処理をキャンセルし(ステップS205)、フローを終了する。
ステップS204でYESの場合、プリンタ装置1は選択された画像データを完全に削除する(ステップS206)。
説明を分かりやすくするために、ステップS206でプリンタ装置1が選択された画像データを完全に削除するユーザーインターフェース表示の例を図11を用いて説明する。図11で、プリンタ装置1は液晶表示器106に、ステップS202の表示条件で設定した合計10枚の画像データを、ハードディスクドライブ111から完全に削除することを明示するアイコン及び文字情報を表示する。このとき、選択された画像データをプリンタ装置1のハードディスクドライブ111から完全に削除する。ステップS110では、削除する画像データの容量も表示して、使用者に画像データ容量削減の情報を提供する。
プリンタ装置1はステップS206で画像データを完全に削除した後、画像データフォルダに残っている画像データを基に液晶表示器106へ表示する画像データを更新し(ステップS207)、フローを終了する。
以上説明したように本実施の形態によれば、大容量記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、画像データ検索を容易にし、さらに、大容量記憶装置に記憶する容量を抑えることができる。
本実施の形態では、プリンタ装置1の表示手段として液晶表示器106を用いて説明したが、本発明を適用できる表示手段は液晶表示器に限ったものではない。画像データを表示できる他の表示手段(例えばOLED:ORGANIC LIGHT EMITTING DIODEなど)であっても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、プリンタ装置1の大容量記憶装置としてハードディスクドライブ111を用いて説明したが、本発明を適用できる大容量記憶装置はハードディスクドライブに限ったものではない。画像データを記憶できる他の記憶手段(例えば書き換え可能なROM:READ ONLY MEMOLY、書き換え可能なCD:COMPACT DISC、書き換え可能なDVD:DIGITAL VERSATILE DISC、MO:MAGNETO−OPTICAL DISKなど)であっても、本発明を適用することができる。
本発明の目的は、以下の様にして達成することも可能である。まず、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のようにして達成することも可能である。即ち、読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合である。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)などのコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、図3に示すフローチャート、図10に示すフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本実施の形態に係るプリンタ装置1の構成例を示す図である。 プリンタ装置1の構成例を示すブロック図である。 プリンタ装置1が画像データを選択表示してから、各種処理を行うまでの処理を示すフローチャートである。 図3のフローチャートにおける表示条件を設定する時に用いられる画像データ検索情報の例を示す図である。 図3のフローチャートにおける表示条件を設定する前と後のユーザーインターフェース表示切り替えの例を示す図である。 図3のフローチャートにおいて、使用者が処理方法を選択するユーザーインターフェース表示の例を示す図である。 図3のフローチャートにおいて、プリンタ装置1が画像データをゴミ箱フォルダへ移動するユーザーインターフェース表示の例を示す図である。 図3のフローチャートにおいて、プリンタ装置1が画像データを外部記憶媒体へ移動するユーザーインターフェース表示の例を示す図である。 図3のフローチャートにおいて、使用者が画像データの印刷タイプを指定し、プリンタ装置1が印刷処理を行うユーザーインターフェース表示の例を示す図である。 プリンタ装置1が画像データを選択表示してから、画像データの完全削除を行うまで処理を示すフローチャートである。 図10のフローチャートにおいて、プリンタ装置1が選択された画像データを完全に削除するユーザーインターフェース表示の例を示す図である。
符号の説明
1 プリンタ装置1
109 メモリソケット

Claims (9)

  1. 記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、プリンタ装置は記憶装置に記憶した画像データ一枚ずつに検索情報を付している。画像データの選択表示条件と前記検索情報とを比較することで、プリンタ装置に表示する画像データを切り替える事を特徴とする画像データの選択方法。
  2. 記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、画像データの選択表示条件を変化すると、前記選択表示条件と画像データ一枚ずつに付した検索情報とを比較することで、プリンタ装置に表示する画像データの切り替えをリアルタイムに行う事を特徴とする画像データの選択方法。
  3. 記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、画像データの選択表示条件と画像データ一枚ずつに付した検索情報とを比較することで、プリンタ装置に表示する画像データを切り替える。そして、プリンタ装置に表示した画像データそのものが選択画像データとなる事を特徴とする画像データの選択方法。
  4. 記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、画像データの選択表示条件により選択した画像データについて、ゴミ箱フォルダへ移動するか、外部記憶媒体へ移動するか、印刷するかの処理を選択できる事を特徴とする画像データの処理方法。
  5. 記憶装置を内蔵したプリンタ装置において、画像データの選択表示条件により選択した画像データについて、画像データを完全に削除する処理を選択できる事を特徴とする画像データの処理方法。
  6. 請求項1に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報処理装置が読み取り可能な記憶媒体。
  7. 請求項2に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報処理装置が読み取り可能な記憶媒体。
  8. 請求項3に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報処理装置が読み取り可能な記憶媒体。
  9. 請求項4に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする情報処理装置が読み取り可能な記憶媒体。
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JP2012178656A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法及び画像形成プログラム

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