JP4827519B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

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本発明は、メモリに記憶されている画像から、画像処理の対象の画像を指定する画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム。
近年、メモリカードを装着するメモリスロット部を有し、PC(パーソナルコンピュータ)などのホスト装置の介在なしにメモリカードから画像データを読み出して印刷できるマルチファンクションプリンタ(MFP)が広く普及している。あるいは、PC(パーソナルコンピュータ)などのホスト装置の介在なしにUSBインターフェースなどを介して接続したデジタルカメラから画像データを読み出して印刷できるマルチファンクションプリンタ(MFP)が広く普及している。
この種の装置では、印刷や画像処理のためのメモリの他に、HDDなどの大容量ストレージデバイスを塔載するような構成も提案されている。このように大容量のストレージを有する装置では、デジタルカメラなどの画像データをメモリカードから(あるいはデジタルカメラから直接)読み出し、装置のストレージ部に蓄積することができる。
HDDのような大容量ストレージに画像データを記憶させる場合、問題となるのはユーザがいかにして目的の画像データをストレージから捜し出せるか、つまり画像データの検索をいかに効率よく、また容易に行なえるか、という点である。
画像データの検索技術としては、大容量のストレージの画像データを検索する際にファイリング装置などにおいて、画像を蓄積する際に、キーワードをキーボードなどの操作手段より入力して蓄積することにより目的の画像を検索する技術が知られている。この技術では、検索の際には入力したキーワードと蓄積されたキーワードを照合(マッチング)して目的の画像を検索する。ここで、キーワードには、画像の内容に関連する文字列データ、たとえばタイトルや撮影日時などを使用することが出来る。
このような構成によれば、画像データどうしのパターンマッチングを行なう必要がなく、高速かつ効率のよい検索が可能であり、また、処理能力の比較的低い制御回路であっても実用に耐えうる検索効率を実現できる可能性がある。しかし、目的の画像を検索するためには、キーワードが用いられるために、たとえばキーワードを忘却したり、ユーザが適当なキーワードを指定できなかった場合には検索が不可能となる。
そこで、画像を検索する際にキーワードを忘れたり間違えた場合にも対応できるように、画像を記憶する際に検索シートを作成し、この検索シートを読み取ることによって所望の画像を検索する技術が考えられている(下記の特許文献1)。
また、ユーザが撮影した写真などをストレージに格納して管理/保存する場合、一度プリントした画像を再度印刷(いわゆる焼き増し)するため、ハードコピーの画像から元の画像データを捜したい、といった需要が予想される。このような需要に対応するには、たとえばMFPのスキャナ部でハードコピーの画像を読み取り、画像データどうしのマッチング処理を行なって目的の画像を検索する処理(たとえば下記の特許文献2)が必要となる。このような構成によれば、読み取った画像データからオリジナル文書ファイルを特定し、そのファイルに基づいて印刷することで画像の劣化を防止することができる。
特開平8−315109号公報 特開2004−265384号公報
上記の公知技術のうち、キーワードマッチングにより画像を検索する技術では、上に触れたようにキーワードの入力を忘れたり、間違っている場合は検索が不可能になる問題があり、検索動作が正常に行なえる場合でも検索条件の絞込みなどに時間がかかる。また、上記の特許文献1のように画像読取時に検索シートを作成する構成も考えられる。しかし、この手法では画像を保存するごとに検索シートを作成しなければならず、資源の浪費につながり、また、作成した検索シートを管理しなければならない、という欠点を有している。
また、特許文献2におけるような画像データどうしのマッチング処理による画像検索技術では、目的の画像を検索できたとしても、検索キーデータとして読み取った画像と関連する画像データを検索することができない、という問題がある。すなわち、画像データどうしのマッチング処理による画像検索技術では、類似性の高い画像は検索できても、たとえば同日に撮影された画像データ、といった関連画像を検索することができない問題がある。
上記の課題を鑑み、本発明は、メモリに記憶されている画像から、画像処理の対象の画像を簡単に指定することができる画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、読取装置によって原稿を読み取らせることにより得られた検索対象の画像を解析した解析結果に基づき、メモリに記憶されている画像から、当該検索対象の画像に対応する画像を検索する検索手段と、前記検索手段によ前記メモリに記憶されている画像から検索された画像の属性を示す付帯情報であって、1つの画像に対応する複数項目の属性のそれぞれを示す複数の付帯情報のうちの、ユーザにより選択された付帯情報を特定し、前記メモリに記憶されている画像から、特定された当該付帯情報に対応する項目の、当該付帯情報が示す属性を有する画像を、前記検索対象の画像に対応する印刷対象の画像として抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された印刷対象の画像を、当該印刷対象の画像を画像処理の対象として指定するためのシートへ印刷させる印刷制御手段と、前記印刷制御手段により印刷されたシートが読取装置により読み取られることで得られた読取画像に基づき、画像処理の対象の画像を指定する指定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、メモリに記憶されている画像から、画像処理の対象の画像を簡単に指定することができる。
以下、本発明の一実施形態として、少なくとも画像読取手段と、画像データを記憶するストレージ手段を有するマルチファンクションプリンタ(MFP)に関する実施例を示す。
図1は、本発明を採用したMFPのシステム構成を示している。図1において符号101は装置全体を制御するためのCPU(中央演算処理部)である。符号102はCPUが実行するプログラムおよび制御データを記憶するROM、103はCPUワークデータ、表示用データ、画像データなどを記憶する記憶部(たとえばDRAMなどから構成される)である。後述の制御手順はCPU101の制御プログラムとして、たとえばROM102に格納しておくことができる。
符号104は装置の状態表示や操作の案内表示を行なうLCDなどから構成された表示部、105はカーソルキー、ファンクションキー、テンキー(あるいはさらにマウスやタッチパネルなどのポインティングデバイス)などから構成される操作部である。
符号106は記録部、107は読取部、108はHDDなどから構成されるストレージ部、109はデジタルカメラなどのメモリーカードを読み取ることのできるカードスロットである。
上記のうち、記録部106は、任意の記録方式(たとえばインクジェット方式や電子写真方式)により画像記録を行なうプリンタエンジンを用いて構成される。読取部107は、カラーCCDなどから構成されたイメージスキャナ(フラットベッド型、フィルムスキャナ型など読取機構のハードウェア構成は任意である)からなる。なお、これら記録部106および読取部107は必ずしも装置本体筐体内に一体化されている必要はない。すなわち、上記構成は、記録部106および読取部107を、たとえばコンピュータなどのホスト装置に接続した構成と機能的には同等であり、本発明はこのようなシステムにおいても実施することができる。
また、カードスロット109は画像データの入力手段として機能するものであり、たとえば、この画像データの入力手段は、デジタルカメラなどの外部装置を接続するUSBのような汎用インターフェースに置換することができる。
カードスロット109(または他の画像データ入力手段)、あるいは読取部107から入力した画像データは、記録部106で記録出力でき、また、ストレージ部108に蓄積することができる。
上記の各処理部はシステムバス110で接続される。
図2は図1のMFPの機能的な構成をより詳細に示している。図2では図1の部材には上記と同一の符号を付している。
読取部107で読み取った原稿の画像データは、記憶部103に一時記憶される。画像認識部202は、読取部107で読み取った原稿の画像データの画像認識を行なう。
画像検索部203は、ユーザが指定した検索条件でストレージ部108内に記憶された画像データを検索する。
本実施例において、ユーザが読取部107で読み取らせた画像データに対して画像認識部202で所定の認識処理を行ない、認識したデータ(検索キーデータ)と一致する(あるいは類似する)画像データを、画像検索部203がストレージ部108より検索する。
なお、画像認識部202の認識処理は任意であり、画像から検出した輪郭パターンや、色度/彩度の配置パターンなどの特徴情報を検索キーデータとして認識するものが考えられる。輪郭パターンの認識には、被写体の所定の部分、たとえば顔部分を検出すること、あるいはさらにその顔部分の特徴から人物を同定するような処理が含まれていてよい(これにより、たとえば、同一人物が写っている画像データを検索できることになる)。
そして、画像検索部203は、画像認識部202が認識した特徴情報と、ストレージ部108に蓄積されている各画像データの画像データ特徴情報を照合することにより、これら特徴情報が一致する(あるいは類似する)画像データを検索する。
なお、画像検索部203の検索処理を高速化するために、画像認識部202が出力する特徴情報の形式に合致した形式のインデックス(ハッシュ)情報をあらかじめ生成してストレージ部108に記憶させておいてもよい。こうしたインデックス(ハッシュ)情報の生成は、装置のアイドルタスクなどとして実行するような構成とすれば、本来の画像処理(画像印刷/読み取り/コピーなど)に影響を与えることがない。このようなデータベース処理手法はいずれも公知であり、当業者において任意に適用可能である。
さらに、本実施例では、ストレージ部108より検索された画像データから画像データの管理情報としての付帯情報を検出する。
ここで付帯情報とは、画像データの保存された日付や、デジタルカメラで撮影された日付や、運動会・旅行などのタイトル(あるいは当該画像に関連のある)文字列といった当該画像データの管理情報である。このような付帯情報は画像データに関連づけられてストレージ部108内に構成されたデータベース中に格納される。あるいは、画像ファイルのフォーマットがJPEG(DCF/Exif)であれば当該の画像データ中にその画像データの付帯情報記録することができる。また、当然ながら1つの画像データには、付帯情報として複数の管理情報を割り付けてもよい。
付帯情報検索部205は、検索された画像データの付帯情報に何が割り付けられているか検索する。付帯情報検索部205で検索されたそれぞれの付帯情報を表示部104で表示し、ユーザに提示する。ここでは、たとえば、撮影日付とタイトル文字列が付帯情報として記録されていれば、これら撮影日付とタイトル文字列を表示する。また、可能であれば(たとえば表示部104が充分な表示サイズや表示色数を有しているなら)、このとき画像検索部203が検索した画像をこれらの付帯情報とともに表示部104で表示してもよい。
そして、付帯情報選択部206の機能により、表示部104で表示された付帯情報のうち所望の付帯情報を操作部105で選択させる。ここで選択された付帯情報に基づき、画像抽出部204が、画像認識により検索された画像データに関連のある画像データを抽出する。
ここで「関連のある画像データ」とは、たとえば、上の例で付帯情報として撮影日付をユーザが選択した場合は同一(または日時的に接近した)撮影日付を有する画像データである。本実施例では、このような画像データが画像抽出部204によりストレージ部108から抽出(検索)される。
そして、画像抽出部204で抽出された画像データ(たとえば同日に撮影された画像データ)のサムネイルを含むフォトナビシートのイメージをフォトナビシート作成部207で生成し、このフォトナビシート画像データを記録部106でプリントする。
制御部208は、上記の制御動作全体を統轄する。制御部208、および図2に示した符号200番台のブロックは、CPU101の制御プログラムにより構成することができる。
以下、図3を参照して上記の画像検索制御につき説明する。図3の制御手順はCPU101の制御プログラムとして、たとえばROM102に格納しておくことができる。
図3の処理は、原稿をスキャンして読み取った画像データから同一ないし関連の画像データをストレージ部108から検索するためのものである。さらに、図3の処理は、読み取った画像データを、後に検索可能なように上記の付帯情報とともにストレージ部108に登録するためのものである。
なお、ここで、原稿をスキャンして読み取った画像データから同一ないし関連の画像データ検索する目的は次のようなものである。たとえば過去に印刷した写真のプリントと同じ写真(画像データ)をプリント(焼き増し)したり、さらに同一の機会で撮影した他のカット(たとえば前回はプリントしていなかった)をプリントしたい、といったものが想定される。
図3のステップS301では、まず読取部107で原稿をスキャンし、画像データを読み取る。読み取られた画像データはいったん記憶部103に一時記憶される。
ステップS302では、ステップS301で読み取った画像データと同じ画像データがストレージ部108に保存されているか否かの画像検索を行なう。ここでは、図2の画像認識部202と画像検索部203により、上述の画像検索処理が行なわれる。
ステップS303では、ステップS302の画像検索処理により同一画像がストレージ部108から検索できたか否かを判定する。
ステップS303でストレージ部108に同一の画像データが保存されていなかった場合はステップS304でスキャンした画像の登録を行なうか否かを判断する。登録を行わない場合は処理を終了する。
一方、登録を行なう場合は、ステップS305で、読み取った画像に関連づけて登録したい付帯情報をユーザに選択させ、選択された付帯情報の内容を操作部105から入力させ、画像データとともに関連づけてストレージ部108に登録する。
なお、たとえば、付帯情報としては撮影日付や本装置への登録日付、タイトル、コメント、ジャンルなどに関する文字列、画像サイズ、画質などの管理情報が考えられる。ステップS305では、表示部104と操作部105を用いたメニューインターフェースなどにより、これらのうち所望の種類の付帯情報を選択させ、その内容を入力させる。
また、ステップS305では、ストレージ部108に既に登録されている付帯情報を検索、表示させ、同じ内容の付帯情報を入力できるようにしておいてもよい。たとえば、ユーザが入力したキー文字列を用いた文字列検索により、ストレージ部108に既に登録されている付帯情報を検索したとする。そして、撮影日付「○月×日」、タイトル「ピアノ発表会」のような付帯情報を検索できた場合、所定の選択操作により同一の付帯情報を付して今回読み取った画像データをストレージ部108に登録できるようにする。これにより、同一の条件で検索できる画像を新たに追加できるようになる。
一方、ステップS303で同一の画像データがストレージ部108から検索できた場合は、ステップS306に移行する。ステップS306では、画像データの付帯情報、たとえば撮影日付、本装置に登録した日付、(運動会・旅行などの催しといった)タイトル、あるいはコメント、ジャンルのような文字列情報を付帯情報検索部205により検索する。
続いてステップS307では、ステップS306で検索した付帯情報を各項目ごとに表示部104で表示し、ステップS308で表示部104で表示されている付帯情報の項目をユーザに選択させる(図2の付帯情報選択部206)。
ステップS309では、ステップS308で選択された付帯情報に基づき画像データを画像抽出部204で検索、抽出する。すなわち、画像抽出部204はステップS308で選択された付帯情報に基づきストレージ部108内の画像データから、同一ないし類似の付帯情報を持つ画像データを検索し、当該画像データファイルを抽出(読み出し)する。
ステップS310では、フォトナビシート作成部207により、画像抽出部204が抽出した画像のサムネイルを生成し、所定書式のフォトナビシート画像データを生成し、記録部106でプリントし、処理を終了する。
図6は、上記のようにして検索された画像データのサムネイルを印刷したフォトナビシートの1例である。
この種のフォトナビシートは、写真画像のサムネイル画像とマーク欄を含んだマークシートとして構成されており、ユーザーがマーク欄にマークした後、読取部107でこのマークシートを読ませることでマークを付けた写真を印刷させることができるものである。なお、この種のフォトナビシートは「オーダシート」などのような他の名称で呼ばれることもある。
図6において、符号Aの部分には各種印刷設定(用紙サイズ/用紙種類/印刷フォーマットなどの設定)、および画像の印刷枚数の選択などを行なうためのマーク欄が形成されている。Bの部分には、サムネイル画像が配列され、各サムネイル画像の下部には印刷する画像を選択するためのマーク欄Cが配置されている。
このマーク欄Cは対象画像の印刷枚数の指定に用いられるもので、三つのマークがそれぞれ1枚印刷、2枚印刷、3枚印刷に対応づけられている。ユーザーは印刷したいサムネイル画像につき、所望の枚数のマークを塗りつぶしてから読取部107でこのシートを読ませることにより指定画像を指定枚数ぶん印刷することができる。
図6のようなフォトナビシートを用いることにより、たとえば画像表示能力の低い表示部104を用いた装置であっても、読取部107を利用して高度な印刷制御を行なえる利点がある。
以上のように、本実施例によれば、画像データ検索に際し、目的の画像データ、あるいはその画像データと関連する画像データを読み込ませることにより、読み込ませた画像の画像認識を介して目的の画像データを容易に検索することができる。
したがって、本実施例によれば、画像データを保存したフォルダ等の名称などの関連情報を忘れてしまった場合でも、目的の画像データを容易に検索することができる。これにより、検索した元の画像データを用いることにより、画質を低下させることなく画像のコピーを印刷することができる。
また、本実施例によれば、画像データの付帯情報から、目的の画像データのみならずその画像データと関連する画像データを検索することができるため、画像検索の使い勝手を大きく向上できる、という優れた効果がある。なお、付帯情報には、撮影した撮影日付、本装置へのデータ登録日付、タイトル、あるいはコメント、ジャンルなどの文字列、といった管理情報が含まれる。
さらに、画像データを検索するための検索シートなどを作成したり、またそれを管理/保管する必要もなく、資源を浪費することなく環境にやさしい装置を提供できるという効果がある。
なお、図6のようなフォトナビシートは、あくまでも一例にすぎず、当業者において任意の形式のフォトナビシートを用いてよいのはいうまでもない。また、検索結果の出力は必ずしもこのようなフォトナビシートによって行なう必要はない。つまり、検索された画像(および/またはその付帯情報)を表示部104に表示したり、検索された画像を直ちに記録部106で出力するような構成であってもよい。
また、以上では、検索した画像データに対する画像処理としては印刷を考えたが、他の処理、たとえば他の装置に対する画像データの出力(たとえばネットワーク経由の転送など)を行なう場合でも同様の構成を用いることができるのはいうまでもない。
以上の実施例では、読み取った画像と同一(ないし類似)の画像をストレージから検索するのに、画像認識処理を利用している。しかし、画像の輪郭や色彩のパターンといった特徴情報による画像検索では、時としてユーザが所望する検索精度を達成できない場合も考えられる。
そこで、本実施例では、画像とともにあらかじめ当該画像の付帯情報を透かし情報としてプリントしておき、この透かし情報を読み取った画像と同一(ないし類似)の画像の検索に用いる構成を示す。
以下の実施例では、実施例1と同一ないし類似の部材には同一の参照符号を用い、機能的に上記と同等の部材に関してはその詳細な説明は省略するものとする。
本実施例のMFPのハードウェア構成は図1と同一でよいが、本実施例の機能ブロック図は図4のようになる。
図4においては、図2の構成に透かし情報付加部401と透かし情報検出部402が追加されている点に特徴がある。
透かし情報付加部401は、画像を印刷する際、本体の画像データを透かし情報の画像情報(たとえば文字情報やバーコードなど)により変調し、画像イメージ中に透かし情報の画像情報を埋め込んで付加する処理を行なうものである。
このような透かし情報は、記録部106によりユーザが読めない(不可視)状態で記録される。たとえば、撮影日付程度の情報であればこのような情報を可視状態で写真の画面中にプリントするのは旧来より行なわれているのでそれほど不自然ではない。しかし、検索をより容易あるいは確実にするためには、撮影した撮影日付、本装置へのデータ登録日付、タイトル、あるいはコメント、ジャンルなどの文字列のように多数の付帯情報を記録する必要がある。
そして、多数の情報を可視状態で記録してしまうと、ユーザに違和感を与え、また、画像表現を損なうおそれがあるが、付帯情報の透かし情報を不可視状態で記録するようにすれば、このような問題を回避できる。
一方、透かし情報検出部402は、読取部107で読み取り、記憶部103に一時記憶された原稿の画像データから、透かし情報付加部401を生成し、イメージ中に埋め込まれている透かし情報を検出する。そして、透かし情報を検出した場合はさらに上記の付帯情報、たとえば撮影した撮影日付、本装置へのデータ登録日付、タイトル、あるいはコメント、ジャンルのような文字列情報といった付帯情報を抽出する。
透かし情報検出部402で読み取った画像データから透かし情報を検出できなかった場合は、図4の他の構成は図2と同等であるから、実施例1の画像認識を利用した同一画像データの検索、およびフォトナビシートの出力処理を行なうことができる。
一方、透かし情報検出部402により、原稿の画像データから透かし情報を検出できた場合は、透かし情報として埋め込まれている付帯情報と一致する付帯情報、あるいは類似の付帯情報を付帯情報検索部205で検索する。ここで付帯情報とは、前述同様に画像データの保存された日付や、デジタルカメラで撮影された日付や、運動会・旅行など各タイトルの管理情報である。
付帯情報検索部205で検索された付帯情報は表示部104で表示する。そして、ユーザが表示部104で表示された付帯情報を選択すると、付帯情報選択部206を介してユーザにより選択された付帯情報が特定され、該付帯情報に関連付けされた画像データが画像抽出部204で抽出される。
そして、画像抽出部204で抽出された画像のサムネイルを含むフォトナビシートのイメージをフォトナビシート作成部207で作成し、記録部106でプリントする。制御部208は上記の検索処理全体の制御を行なう。
以下、図5を参照して、透かし情報が画像データに埋め込まれており、この透かし情報をスキャン画像中で認識した場合の制御について説明する。
まず、ステップS501において、読取部107で原稿をスキャンし画像データを読み取る。
次に、ステップS502でステップS501で読み取った画像データに透かし情報が含まれているか検索し、ステップS503で、透かし情報が検出できなかった場合は、ステップS504に進む。ステップS504において、図3のステップS302以降、ステップS310までの処理を実行する。すなわち、実施例1の画像認識を利用した同一画像データの検索、およびフォトナビシートの出力処理を行なう。
一方、ステップS503で透かし情報を検出した場合は、ステップS505に進む。ステップS505では、透かし情報として画像中に埋め込まれている画像データの付帯情報を検索する。ここで、透かし情報として画像中に埋め込まれている画像データの付帯情報とは、たとえばデジタルカメラで撮影した日付や、本装置に登録した日付や、運動会・旅行など各タイトルの管理情報である。
そして、ステップS506で、ステップS505で検索した付帯情報を各項目ごとに表示部104で表示し、ステップS507でユーザに表示部104で表示されている付帯情報の項目を選択させる。
ステップS508では、ステップS507で選択された付帯情報を基に画像データを画像抽出部204で抽出する。続いて、ステップS509において画像抽出部204で抽出された画像のサムネイルをフォトナビシート作成部207でフォトナビシートに貼り付け、記録部106でプリントし、処理を終了する。
以上のように、本実施例では、目的の画像データ、あるいはその画像データと関連する画像データを読み込ませ、読み込ませた画像に透かし情報として埋め込まれた付帯情報の認識処理を介して目的の画像データを容易に検索することができる。
したがって、本実施例によれば、画像データを保存したフォルダ等の名称などの関連情報を忘れてしまった場合でも、目的の画像データを容易に検索することができる。これにより、検索した元の画像データを用いることにより、画質を低下させることなく画像のコピーを印刷することができる。
特に本実施例では、透かし情報として埋め込まれた付帯情報の認識処理を介して検索を行なうので、画像検索の確実性を向上できる。また、透かし情報を認識できなかった場合は、実施例1と同様の画像認識処理を利用した画像検索を行なうようにしているので、透かし情報が含まれていない画像にも対応できるという優れた効果がある。
また、本実施例によれば、前記実施例同様に、画像データの付帯情報から、目的の画像データのみならずあるいはその画像データと関連する画像データを検索することができるため、画像検索の使い勝手を大きく向上できる、という優れた効果がある。
さらに、画像データを検索するための検索シートなどを作成したり、またそれを管理/保管する必要もなく、資源を浪費することなく環境にやさしい装置を提供できるという効果がある。
なお、実施例1の最後に記した変形例はいずれも本実施例においても適用可能である。
本発明は、画像読取手段、および複数の画像データを蓄積可能な蓄積手段とを有する種々の画像処理装置(MFPやイメージスキャナ)において実施することができる。たとえば、記録部と読取部を、たとえばコンピュータなどのホスト装置に接続したシステムにおいても実施することができる。本発明を実施するのに必要な制御プログラムは、画像処理装置の出荷時から画像処理装置のROMなどのメディアに格納しておくことができる。また、本発明の実施に必要な制御プログラムは、種々の外部記憶媒体(CDROM、フレキシブルディスクなど)からこれらの装置に供給することができ、あるいは任意のサーバからネットワーク経由で供給(インストールあるいはアップデート)することもできる。
本発明を採用したMFPのハードウェア構成を示したブロック図である。 本発明を採用したMFPの機能構成を示したブロック図である。 図2の構成における画像検索処理を示したフローチャート図である。 異なる実施例におけるMFPの機能構成を示したブロック図である。 図4の構成における画像検索処理を示したフローチャート図である。 本発明を採用したMFPで用いられるフォトナビシートの構成例を示した説明図である。
符号の説明
101 CPU
102 ROM
103 記憶部
104 表示部
105 操作部
106 記録部
107 読取部
108 ストレージ部
109 カードスロット
202 画像認識部
203 画像検索部
204 画像抽出部
205 付帯情報検索部
207 フォトナビシート作成部
401 透かし情報付加部
402 透かし情報検出部

Claims (7)

  1. 読取装置によって原稿を読み取らせることにより得られた検索対象の画像を解析した解析結果に基づき、メモリに記憶されている画像から、当該検索対象の画像に対応する画像を検索する検索手段と、
    前記検索手段によ前記メモリに記憶されている画像から検索された画像の属性を示す付帯情報であって、1つの画像に対応する複数項目の属性のそれぞれを示す複数の付帯情報のうちの、ユーザにより選択された付帯情報を特定し、前記メモリに記憶されている画像から、特定された当該付帯情報に対応する項目の、当該付帯情報が示す属性を有する画像を、前記検索対象の画像に対応する印刷対象の画像として抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された印刷対象の画像を、当該印刷対象の画像を画像処理の対象として指定するためのシートへ印刷させる印刷制御手段と、
    前記印刷制御手段により印刷されたシートが前記読取装置により読み取られることで得られた読取画像に基づき、画像処理の対象の画像を指定する指定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記検索手段は、検索対象の画像を解析した解析結果に基づき、当該検索対象の画像の内容と、メモリに記憶されている画像の内容とに応じて、当該メモリに記憶されている画像から、当該検索対象の画像に対応する画像を検索することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記検索手段は、検索対象の画像を解析した解析結果に基づき、当該検索対象の画像の画像データ中に透かし情報として埋め込まれた当該画像データの付帯情報を取得し、取得された当該付帯情報に対応する画像を、当該検索対象の画像に対応する画像として検索することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記検索手段は、検索対象の画像の画像データ中に透かし情報として埋め込まれた当該画像データの付帯情報を認識できなかった場合に、当該検索対象の画像を解析した解析結果に基づき、当該検索対象の画像の内容と、メモリに記憶されている画像の内容とに応じて、当該メモリに記憶されている画像から、当該検索対象の画像に対応する画像を検索することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記抽出手段は、前記検索手段がメモリに記憶されている複数の画像から検索対象の画像に対応する画像を検索した後に、検索された当該画像のうちの、ユーザにより選択された付帯情報に対応する画像を、印刷対象の画像として抽出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 読取装置によって原稿を読み取らせることにより得られた検索対象の画像を解析した解析結果に基づき、メモリに記憶されている画像から、当該検索対象の画像に対応する画像を検索する検索工程と、
    前記検索工程において前記メモリに記憶されている画像から検索された画像の属性を示す付帯情報であって、1つの画像に対応する複数項目の属性のそれぞれを示す複数の付帯情報のうちの、ユーザにより選択された付帯情報を特定し、前記メモリに記憶されている画像から、特定された当該付帯情報に対応する項目の、当該付帯情報が示す属性を有する画像を、前記検索対象の画像に対応する印刷対象の画像として抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程において抽出された印刷対象の画像を、当該印刷対象の画像を画像処理の対象として指定するためのシートへ印刷させる印刷制御工程と、
    前記印刷制御工程において印刷されたシートが前記読取装置により読み取られることで得られた読取画像に基づき、画像処理の対象の画像を指定する指定工程と、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項6に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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