JP5053897B2 - イオン導入装置 - Google Patents
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Description
電流が別の方向に流れるとき第2の貯蔵器の活性剤を送達するイオン導入装置。〔公表番号〕特表平9−503136。
携帯用経皮質薬剤投与アプリケータ〔公表番号〕特表平8−505799。
イオン導入法による薬剤の供給装置およびその使用方法〔公表番号〕特表2000−510012。
電子美肌器と該電子美肌器によるイオン導入方法、特開2001−259045(P2001−259045A)。
該本体と挟持具とを電気的に接続する2芯線ケーブルと備えるイオン導入機、〔公開番号〕特開2003−19214(P2003−19214A)。
電極部が負の電位又は正の電位に偏ることによって帯電されにくいようにしたイオン導入機)〔公開番号〕特開2004−202022(P2004−202022A)。
イオン導入装置と超音波美顔器が合体したもの〔公開番号〕特開2005−245521(P2005−245521A)。
これらの装置は、携帯型のものであっても電源部に乾電池などを使用しているため、重量が重く内部構造が複雑でコストが高く使用法が煩雑であった。
また、電圧が高く電流量も多いため火傷や発疹などを生ずることがあり安全性にも問題があった。
そこで本発明者らはコストが極めて安価で、使い方が容易で、安全で、有効成分の導入効果が高く、小型軽量で、携帯可能で、使い捨ても可能なイオン導入装置を提供しようとするものである。
また、イオン化傾向が大きい金属でも融解塩電解などで得ることができる。
イオン化傾向は、セシウム(Cs)が最大でイリジウム(Ir)・タンタル(Ta)が最小とされるが汎用物質のイオン化傾向の大きい順は以下のとおりとされる。リチウム(Li)>ルビジウム(Rb)>カリウム(K)>バリウム(Ba)>ストロンチウム(Sr)>カルシウム(Ca)>ナトリウム(Na)>マグネシウム(Mg)>アルミニウム(Al)>マンガン(Mn)>亜鉛(Zn)>クロム(Cr)>鉄(Fe)>カドミウム(Cd)>コバルト(Co)>ニッケル(Ni)>スズ(Sn)>鉛(Pb)>(水素(H2))>アンチモン(Sb)>ビスマス(Bi)>銅(Cu)>水銀(Hg)>銀(Ag)>パラジウム(Pd)>白金(Pt)>金(Au)
そこで人体の各部分に瞬間的に生じている電位差を電圧計により複数の人体の異なる二か所を測定した結果、平均で直流電圧で90mV、最大交流電圧65mVの電圧差が生じていることを見出した。さらに、生体表面とアース(地中)の間において電圧を測定したところ人体内の二か所で測定された電圧差よりもさらに高い最大直流電圧差−901mVから+912mV、最大交流電圧1.223vの電圧が観測された。これらの電圧は、体内の生理的な生化学反応によるもの、汗などの体液中の有機酸や電解質成分と電極金属の相互作用によるもの、体表や衣服の静電気によるもの。気象条件や建築物に蓄えられた静電気であると推定された。
[請求項1]
有効成分を生物の体表面にイオン導入するイオン導入装置であって、
体表面に設置され、アースに接続される電極と、前記電極及びアースと導電線を介して直列に接続された回路と、溶媒、溶液、あるいは該溶媒もしくは溶液を保持する担体又は成形物と、を備え、
前記電極は、前記溶媒、溶液、担体又は成形物を介して、前記有効成分を導入するターゲット部位である体表面に接触して配置されるものであり、
前記溶媒は前記電極を構成する成分をイオン化可能であり、前記溶液は前記溶媒と、前記ターゲット部位にとって有効な電気泳動可能な有効成分と、を含有し、
前記回路は、導電線又はリレー、蓄電装置及び整流装置からなり、電流の発生及び停止、並びに蓄電による電圧上昇で、前記電極のマイナス又はプラス極への帯電化が可能であり、
導電性の性質を有する前記体表面と、前記電極と、の間に、自然の電圧差を生じさせることで、前記電極及び前記溶媒、溶液、担体又は成形物からなる群より選択される一つ又は複数から、前記有効成分を前記体表面にイオン導入するイオン導入装置。
[請求項2]
有効成分を生物の体表面にイオン導入するイオン導入装置であって、
体表面に設置される電極と、溶液、あるいは該溶液を保持する担体又は成形物と、を備え、
前記電極は、前記溶液、担体又は成形物を介して、前記有効成分を導入するターゲット部位である体表面に接触して配置されるものであり、
前記溶液は、前記電極を構成する成分をイオン化可能な溶媒と、前記ターゲット部位にとって有効な電気泳動可能な有効成分と、を含有し、
前記電極が、これを構成する成分をイオンとして前記溶液、担体又は成形物中へ放出することで、導電性の性質を有する前記体表面と、前記電極と、の間に、電圧差を生じさせ、該電圧差により、前記電極及び前記溶液、担体又は成形物からなる群より選択される一つ又は複数から、前記有効成分を前記体表面にイオン導入するイオン導入装置。
[請求項3]
前記ターゲット部位がアースと接触していることを特徴とする請求項2に記載のイオン導入装置。
[請求項4]
前記電極が、これに接触する前記溶媒、溶液、担体又は成形物にイオン化して溶出可能な成分から選択される一種又は二種以上の混合物からなる請求項1〜3のいずれか一項に記載のイオン導入装置。
[請求項5]
イオン化して溶出可能な成分が、以下の原子または原子を含有する成分から選択される請求項4に記載のイオン導入装置。
C(炭素)、Sn(スズ)、Pb(鉛)、Cu(銅)、Ag(銀)、Pt(白金)、Au(金)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)、Na(ナトリウム)、Mg(マグネシウム)、Al(アルミニウム)、Zn(亜鉛)、Fe(鉄)、Ni(ニッケル)
[請求項6]
被写体の画像を電子的に記録して取り込み、その画像を電子処理して単数又は複数の特定の色調又は吸収波長をもつ場所を単数又は複数特定してマッピングし、
前記マッピングされた位置に単数又は複数の有効成分を含む溶液を、印刷装置を用いてμm単位で正確にマスクシートに印刷した、単層又は複層の有効成分の被写体への導入用シートを、前記電極が接触する前記担体又は成形物として備え、
前記マッピングされた位置に、伝導性物質を含んだ液体溶媒であるインクを、印刷装置を用いてμm単位で正確にマスクシートに印刷した、単層又は複層の有効成分の被写体への導入用シートを、前記電極として備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載のイオン導入装置。
[請求項7]
異なる複数の成分が印刷された、前記担体又は成形物である複数の前記シートを正確に重ねることにより、それぞれのシートの成分により化学反応を起こし、その反応の結果により生成又は変化したものを前記有効成分とする請求項6に記載のイオン導入装置。
また、本発明は、以下に示す(1)〜(14)に関する。
(1)生物の体表面の異なる部位間の自然の電圧差により電極CD間に電圧差が生じることによりC、E、Dの一つ又はそれから選択される複数から有効成分を生物の体表面にイオン導入するイオン導入装置。(Aは、人体又は生物等の体表面を表し電解質の体液で満たされているため導電性の性質を持つ。Fは生物体表面に存在する有効成分を導入したいターゲット部位である。Eは、Cの電極を構成する成分をイオン化可能な溶媒又はその溶媒と生体組織Fにとって有効な電気泳動可能な有効成分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。C及びDは体表面の異なる場所に設置された電極を表し、Bは2つの電極をつなぐ導電線を表す。電極Dは、体表面と接触している。電極Cは体表面Fと有効成分が含有された電解質溶液Eを介して接触している。DとCには生体の生理活動により瞬間的に微量な電位差が生じている。電極CおよびDの材質は同一でもかまわない。Gは、導電線又はリレー、コンデンサ等の蓄電装置、ダイオード等の整流装置からなる回路であり、電流を止めたり流したりするだけでなく微弱な電流を蓄電し電圧を高め電極Cをマイナス又はプラス極に帯電させることもできる。)
〔図1〕
(2)生物の体表とアース間の自然の電圧差により電極CとアースDとの間に電圧差が生じることによりC、Eの一つ又はそれらから選択される複数から有効成分を体表面にイオン導入するイオン導入装置。(Aは、人体又は生物等の体表面を表し電解質の体液で満たされているため導電性の性質を持つ。Eは、Cの電極を構成する成分をイオン化可能な溶媒又はその溶媒と生体組織Fにとって有効な電気泳動可能な有効成分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。Fは生物体表面に存在する有効成分を導入したいターゲット部位である。Cは体表面に設置された電極を表し、Bは導電線を表す。Dは、地表等のアースと最終的に接触している。電極Cは体表面Fと有効成分が含有された電解質溶液Eを介して接触している。Gは、導電線又はリレー、コンデンサ等の蓄電装置、ダイオード等の整流装置からなる回路であり、電流を止めたり流したりするだけでなく微弱な電流を蓄電し電圧を高電極Cをマイナス又はプラス極に帯電させることもできる。)
〔図2〕
(3)生物の体表面に自然又は人工的に存在する電解質溶液と異なる2電極間のイオン化傾向の差を利用して発電し、電極Cと電極D間に電圧差を生じせしめ、この電力によりC,E,D,Fの一つ又はそれらから選択される複数から有効成分を体表面から導入するイオン導入装置。(Aは、人体又は生物の体表面を表す。C及びDは体表面の異なる場所に設置されたイオン化傾向の異なる材質から選択された金属電極を表す。E及びFは、C又はDの電極を構成する成分をイオン化可能な溶媒又はその溶媒と生体組織Gにとって有効な電気泳動可能な有効成分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。Fは体表面に存在する自然な電解質液でもよい。)
〔図3〕
(4)生物の体表面に自然又は人工的に存在する電解質溶液と異なる2電極間のイオン化傾向の差を利用して発電し、電極CD間に電圧差を生じせしめ、この電力によりC,E,D,Fの一つ又はそれらから選択される複数から有効成分を体表面から導入するイオン導入装置。(E及びFは、C又はDの電極を構成する成分をイオン化可能な溶媒又はその溶媒と生体組織Gにとって有効な電気泳動可能な有効成分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。Fは体表面に存在する自然な電解質液でもよい。Gは、導電線又はリレー、コンデンサ等の蓄電装置、ダイオード等の整流装置からなる回路であり、電流を止めたり流したりするだけでなく微弱な電流を蓄電し電圧を高め電極Cをマイナス又はプラス極に帯電させることもできる。このためE内のイオン化した有効成分がよりAに移行しやすく、効率的で安全性の向上した図4の(1)のイオン導入装置。)
〔図4〕
(5)電極C、Dが、それに接触するE、Fにイオン化して溶出可能な成分から選択される一種又は二種以上の混合物からなる(1)〜(4)のイオン導入装置用組成物。
(6)イオン化して溶出可能な成分が以下の原子または原子を含有する成分から選択される(5)のイオン導入装置用組成物。
C(炭素)、Sn(スズ)、Pb(鉛)、Cu(銅)、Ag(銀)、Pt(白金)、Au(金)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)、Na(ナトリウム)、Mg(マグネシウム)、Al(アルミニウム)、Zn(亜鉛)、Fe(鉄)、Ni(ニッケル)
(7)電極の金属が、以下のA群またはB群のどちらか一方から選択され、D電極の金毒がC電極の金属と異なる群のイオン化傾向を持つ金属から選択される一種又は二種以上の混合物からなる(1)〜(6)のイオン導入装置用組成物。
A群)K、Ca、Na、Mg、Al、Zn、Fe、Ni
B群)Sn、Cu、Ag、Pt、Au
(8)E又はFもしくはその両方が取り換え可能な担体と溶媒と生物の組織や細胞に生理学的効果を及ぼす有効成分からなり、この有効成分が電気泳動可能な物質から選択される単体又は二種以上の複合物から選択される(1)〜(4)のイオン導入装置。
(9)被写体の画像を電子的に記録して取り込み、その画像を電子処理して単数又は複数の特定の色調又は吸収波長をもつ場所を単数又は複数特定してマッピングし、そのマッピングされた位置に単数又は複数の有効成分を含む溶液を印刷装置を用いてμm単位で正確にマスクシートに印刷した単層又は複層の有効成分の被写体への導入用シート。
(10)複数の(9)のシートに異なる複数の成分を印刷し、最終的にそれらのシートを正確に重ねることにより化学反応を起こし、その反応の結果により生成又は変化した有効成分をμm単位で正確にマスクシート上の有効成分を被写体へ導入するシート。
(11)被写体の画像を電子的に記録して取り込み、その画像を電子処理して単数又は複数の特定の色調又は吸収波長をもつ場所を単数又は複数特定してマッピングし、そのマッピングされた位置に単数又は複数の有効成分を含む溶液を印刷装置を用いてμm単位で正確にマスクシートに印刷した単層又は複層の有効成分の被写体への導入用シートの製造方法。
(12)伝導性液体溶媒を含んで印刷されたイオン導入用の単層又は複層の(9)〜(10)の有効成分導入用シート。
(13)伝導性液体溶媒を含んで印刷されたイオン導入用の単層又は複層の(9)〜(10)の有効成分導入用シートの製造方法。
(14)イオン導入装置が伝導性液体溶媒を含んで印刷された単層又は複層の(12)のイオン導入用シートである(1)〜(4)のイオン導入装置。
〔図5〕
である。この差をとると、
Eo=+1.1V
本発明請求項2のイオン導入装置に使用される電極の金属材質は、以下の金属から選ばれる単体又は2種以上の複合組成物が適しており、異なる電極でも異なるイオン化傾向をもつ異なる金属又は異なる組成の金属複合物が好ましい。炭素、フラーレン、グラファイト、カリウム(K)、バリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、マンガン(Mn)、亜鉛(Zn)、クロム(Cr)、鉄(Fe)、カドミウム(Cd)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、スズ(Sn)、アンチモン(Sb)、ビスマス(Bi)、銅(Cu)、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、金(Au)。特に安全性や細胞への栄養学的効果を考えるとK、Ca、Na、Mg、Al、Zn、Fe、Ni、Sn、Cu、Ag、Pt、Auから選択される金属の異なる組み合わせが望ましい。
A群)K、Ca、Na、Mg、Al、Zn、Fe、Ni
B群)Sn、Cu、Ag、Pt、Au
これらの金属は、本発明のイオン導入装置には金属板または金属成形品、金属を圧延した金属フィルム、金属多孔質成形体、金属複合体、金属ワイヤー、金属ワイヤーを編んで布状にしたもの又は金属粉末、又は金属蒸着させた成形体、金属粉末を樹脂に分散させたものや塗料に分散させたメタリック塗料、金属メッキをプラスチック等の絶縁成形体の上に塗装したものとして用いられることができる。さらに本発明の電極には、冷延鋼板,溶融亜鉛めっき鋼板,電気亜鉛めっき鋼板,溶融5%Al−Zn合金めっき鋼板,溶融55%Al−Zn合金めっき鋼板,溶融Zn−Al−Mg合金めっき鋼板,溶融アルミニウムめっき鋼板,ステンレス鋼板,アルミニウム板,アルミニウム合金板,銅板,銅合金板等、多様な金属板を使用できる。また、塗膜密着性,耐食性を改善するため脱脂,表面調整,クロメート処理,クロムフリー処理,リン酸塩処理等の塗装前処理を電極に施すこともできる。メタリック塗料には、ポリエステル系,アクリル系,シリコーンポリエステル系,ウレタン系から選ばれた一種又は二種以上の樹脂塗料も使用することができメタリック顔料としてアルミニウム等の金属フレークが添加されるが、たとえば平均粒径(長径):10〜20μm,アスペクト比(長径/厚みの比):50〜100のアルミニウムフレーク等が使用できる。アルミニウムフレークは、塗料樹脂100質量部に対し0.5〜20質量部の割合で配合してもよい。金属フレークが0.5質量部未満では導電性に乏しく、逆に20質量部を超えると塗料粘度が高くなって塗装性に劣り、塗膜が外観不良になりやすい。
更に耐候性向上のためヒンダートアミン系光安定剤を添加することもできるが塗料への分散が容易で耐候性向上効果が大きいことから液状ビスセバケート種(TINUVIN 292,TINUVIN 123,アデカスタブ LA−62,アデカスタブ LA−67)が好ましい。ヒンダートアミン系光安定剤は何れも水分含有雰囲気下で塩基性化するアミン系化合物であり、一種又は二種以上が塗料樹脂100質量部に対し0.1〜2質量部の割合で配合することもできる。0.1質量部に満たないと耐候性向上の効果が乏しいが、2質量部を超える過剰配合は塗膜表面へのブリードを起こし、添加量に見合った性能の向上を期待できず製品コストの上昇を招くことがある。ヒンダートアミン系光安定剤,アルミニウムフレークが共存する塗料の水分を除去する脱水剤として、オルトギ酸トリアルキル,オルト酢酸トリアルキル,オルト硼酸トリアルキルの一種又は二種以上を好ましくは1〜20質量部の割合で添加することもできる。メタリック塗料とともに、酸化チタン,酸化鉄等の無機顔料やフタロシアニン,アントシアン等の有機顔料を着色顔料として配合しても良い。硫酸バリウム,タルク等の体質顔料も添加可能である。また、意匠性,耐疵付き性を付与するため、ガラスビーズ,ガラスフレーク,アクリルビーズ,PANビーズ,ナイロンビーズ等の骨材やシリカ,微粒状尿素樹脂等の艶消し剤を必要に応じて添加しても良い。
本発明で使用できるメタリック塗料としてはアクリルウレタン系塗料のアクリルポリオール、セルロース系樹脂塗料、ポリイソシアネート系硬化剤等に、アルミ顔料を分散させたもを使用することもでき、具体例としてはグンゼ産業社製、Mr.カラー、Mr.メタルカラー、Mr.スプレーのシルバー(銀)、ゴールド(金)、メタリックレッド、タリックブルー、メタリックグリーン、メタルブラック、カッパー(銅)、スーパーシルバー、ガンクローム等の塗料、泰栄産業株式会社製、アクリトップ#500、ポリラップG41、ポリラップGX81−X、ポリラップNo.1、ポリラップK101、アクリシャイン#1000、シントラックシリーズ、メタルスターTS−260、シルバーメタルスターTS−260、シルバーハイパーメタルスターSP8シルバー、メタルスター BC−2000 シルバー等、スズカファイン社製、アクリル樹脂塗料.ラフトンアクリエナメル.アクリル樹脂メタリック塗料.ラフトンメタリック.弾性アクリル樹脂塗料.ラフトン弾性エナメル.アクリル樹脂クリヤー.ラフトンクリヤー.ラフトンメタリック塗料等があるが特に限定されない。
更に本発明の金属電極素材として、水溶性又は溶剤系の導電性銀塗料、導電性黒鉛塗料、導電性ニッケル塗料、導電性銅塗料、導電性銀メッキ銅塗料、導電性銀塗料、導電性銀メッキ銅塗料等を使用することができる。具体例としては、株式会社モリテックス社製、導電性塗料製品のうちニッケル含有塗料のELECTRODAG550、JEF−603、JEF−606、銅含有塗料のELECTRODAG SP−029等を使用することができる。
更に細胞賦活剤として、レチノール及びその誘導体(パルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等)、レチナール及びその誘導体、デヒドロレチナール、トレチノイン、カロチン等のカロチノイド等のビタミンA類、チアミン類(チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩)、リボフラビン類(リボフラビン、酢酸リボフラビン等)、ピリドキシン類(塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート等)、フラビンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸類(ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等)、コリン類等のビタミンB類、アンズ抽出物、イチョウ抽出物、オタネニンジン抽出物、オオムギ抽出物、オレンジ抽出物、キュウリ抽出物、キウイ抽出物、シイタケ抽出物、スギナ抽出物、センブリ抽出物、タイソウ抽出物、トウガラシ抽出物、ニンニク抽出物、ニンジン抽出物、ブクリョウ抽出物、モモ抽出物、レタス抽出物、レモン抽出物、霊芝抽出物、ローズマリー抽出物、ヒノキチオール、セファランチン等の植物由来の抽出物、α−及びγ−リノレン酸、エイコサペンタエン酸及びそれらの誘導体、エストラジオール及びその誘導体並びにそれらの塩、グリコール酸、コハク酸、乳酸、サリチル酸等の有機酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩等が挙げられる。上記に挙げた細胞賦活剤は一種又は二種以上を適宜選択して配合することができる。
更に保湿剤として、D−パンテノール、アボカド抽出物、アーモンド油、イナゴマメ抽出物、イネ抽出物、イチゴ抽出物、ウイキョウ抽出物、ウスベニアオイ抽出物、オウレン抽出物、オリーブ油、オドリコソウ抽出物、カカオ脂、カラスムギ抽出物、キズタ抽出物、クマザサ抽出物、クチナシ抽出物、グレープフルーツ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ゲンチアナ抽出物、ゴボウ抽出物、コボタンヅル抽出物、ゴマ抽出物、サボテン抽出物、サボンソウ抽出物、ショウガ抽出物、ジオウ抽出物、シア脂、シモツケ抽出物、センキュウ抽出物、ゼニアオイ抽出物、タチジャコウソウ抽出物、ツバキ抽出物、トウモロコシ抽出物、トウチュウカソウ抽出物、トルメンチラ抽出物、ドクダミ抽出物、バクモンドウ抽出物、ハウチマメ抽出物、ハマメリス抽出物、ハッカ抽出物、ミドリハッカ抽出物、セイヨウハッカ抽出物、パセリ抽出物、バラ抽出物、ヒマワリ抽出物、ヒノキ抽出物、ヘチマ抽出物、プルーン抽出物、ブッチャーズブルーム抽出物、ボラージ油、ボタン抽出物、ホホバ油、ボダイジュ抽出物、ホップ抽出物、マツ抽出物、マロニエ抽出物、マカデミアナッツ油、マルメロ抽出物、ムラサキ抽出物、メドウホーム油、メリッサ抽出物、ヤグルマソウ抽出物、ユリ抽出物、ユズ抽出物、ライム抽出物、ラベンダー抽出物、リンドウ抽出物、ワレモコウ抽出物及びリンゴ抽出物等が挙げられる。上記に挙げた保湿剤は、一種又は二種以上を適宜選択して配合することができる。
具体的には、蒸気を肌に噴霧して毛穴を開かせて薬効成分を導入するもの、微少な振動を皮膚表面に与えることにより血行を促進させ薬効成分を導入促進するもの、超音波振動を皮膚に当てることにより血行を促進し物質の拡散状態を促進させ物質を皮膚内に導入するもの、低周波、高周波、中周波の電磁波を暴露させることにより血行を促進し有効成分の浸透性を高めるものなどがある。これらは単独ではなくこれらの機能を複数組み合わせて用いることもできる。例えば本発明のイオン導入装置に振動や超音波を同時に付加することにより成分の皮膚浸透性を高めることができる。
本発明のマスクシートの素材としては、例えば、紙、布、不織布、プラスチックフィルム使用され、その材質としては、セルロース、及びポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ナイロン等のポリアミド;ポリウレタン等が挙げられる。中でも、透湿性及び伸縮性に優れるポリウレタンが好適である。また、プラスチックフィルムは、無延伸フィルム及び延伸(一軸延伸又は二軸延伸)フィルムのいずれであってもよく、例えば、無延伸フィルムの場合、微孔形成のための添加剤を樹脂中に混合分散し、成形後に添加剤を除去する抽出法等の公知の方法により多孔質フィルムにすることができる。また、樹脂組成物を延伸加工する公知の延伸法によっても多孔質フィルムを得ることが可能である。ここで、多孔質フィルムとは、微孔がフィルムの両面に連通しているものをいう。本発明のマスクシートとして使用できる素材としては具体的には、フェイスマスクシート(ITO社製)、テガダーム(3M社製),オプサイトウンド(Smith & Nephew社製),IV3000(Smith & Nepnew社製),バイオクルーシブ(Johnson & Johnson社製)などのポリウレタンフィルム・ドレッシング材。デュオアクティブ(Convatec社製),コムフィール(コロプラスト社製),テガソーブ(3M社製),アブソキュア(日東メディカル社製)などのハイドロコロイド・ドレッシング材。ハイドロサイト(Smith & Nephew社製)等のポリウレタンフォーム・ドレッシング材。カルトスタット(Convatec社製),ソーブサン(アルケア社製),アルゴダーム(メディコン社製),クラビオAG(クラレ社製)などのポリウレタンフォーム・ドレッシング材。ジェリパーム(竹虎),ニュージェル(Johnson & Johnson社製),イントラサイト(Smith & Nephew社製),グラニュゲル(Convatec社製),クリアサイト(日本シグマックス社製)などのハイドロジェル・ドレッシング材。ティエール(Johnson & Johnson社製)のハイドロポリマー材を使用することもできる。また、マスクシートの大きさは使用目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、厚みは通常10μm〜5mmである。これにより、操作性及び使用感を良好にすることができる。マスクシートは、皮膚への接着性を良くするために粘着剤を塗布することもでき、創傷被覆材を皮膚面に固定する機能を有する。粘着剤としては吸水性又は水膨潤性を有するものであれば特に限定されるものではないが、ハイドロコロイド型粘着剤が好適である。これにより、コールドフロー性が良好になるために、皮膚面に対する密着性に優れ、外部からの細菌感染を予防することができる。なお、吸水性に乏しいと、滲出液が多い場合に布帛に滲出液が貯留し、創部に悪影響を与える虞がある。ハイドロコロイド型粘着剤は、エラストマーと、吸水性物質とを含む混合分散体からなる。エラストマーは、粘着剤層に適度な凝集性を付与し、また粘着剤層形成後の粘着剤の滲出し防止に寄与する。エラストマーとしては、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、ポリブタジエン、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、天然ゴム、ポリメチルシロキサン等を主成分としたシリコーン系重合体、ポリビニルエーテル系重合体等が挙げられる。中でも、耐コールドフロー性の点から、ポリイソブチレンが好適であり、凝集力を向上させるためにポリイソプレンを併用することがより好ましい。その場合、ポリイソプレンをポリイソブチレン及びポリイソプレンの合計重量に対して50重量%を超えない範囲で配合することが望ましい。本発明においては、エラストマーを1種又は2種以上組み合わせて使用することができる。なお、エラストマーの粘度平均分子量(Mv)は、好ましくは35,000〜1,500,000である。Mvが10,000未満であると、粘着剤層の凝集力が低下する傾向にあり、他方2,000,000を超えると、粘着剤層の吸水性が低下する傾向にある。
アニオン性界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合物等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホルマリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩、N−アシルアミノ酸系活性剤等が挙げられる。
ゲル化剤としては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
アルコール類としてはエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ−ル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール等が挙げられる。
抗菌剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、石炭酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、ビス(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、フェノキシエタノール及びチアントール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。PH調整剤としては、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。清涼剤としては、L−メントール、カンフル等が挙げられる。
実施例1
化粧品のキャップに応用された小型使い捨てイオン導入装置
(株)ITO社製アスコルビン酸リン酸ナトリウムの粉末5%重量を溶解した(株)ITO社製AP5ローションの水溶液8mlを(株)ITO社製フェイスマスクシートに染み込ませて顔面にマスクシートを張り付けた。次に以下の本発明の使い捨てイオン導入装置でマスクシートの上から15分間イオン導入を行った。
図のAは、顔面などの体表のターゲット部位に設置する亜鉛製電極であり。Bは手の指を接触させる銅製電極である。このB部分を指先でつまんでAを同一人物の顔面に張り付けたフェイスマスクシートに接触させたときAB間には535mvの電圧が発生しA極はマイナスに帯電した。これによりA電極付近のマスクシート内のマイナスにイオン化したアスコルビン酸リン酸を以下の試験により皮膚内に有効にイオン導入することができた。Eはアスコルビン酸リン酸ナトリウムの3%溶液が入った化粧品容器へ結合するためのネジ口である。
〔図6〕
ニキビに悩む年齢25から67歳までの男女12人に上記実施例1の方法で一日朝晩の2回洗顔後に実施例1と同様の方法でアスコルビン酸リン酸ナトリウムをイオン導入させこれを三ヶ月間継続した。尚、顔面の右側には本発明実施例1のイオン導入装置を使用させ顔面の左側には電極Aと電極Bを銅線でショートさせイオン導入効果を消失させたコントロールの器具を用いて左右の効果を比較した。
三ヶ月後にニキビの数を数え、実験スタート時のニキビの数と比較した結果、本発明のイオン導入装置を使用した右側の顔面のニキビの数が実験スタート時を100%とした時、これに比較して平均値で14%まで極端に減少しニキビが改善した。左側のコントロールでは、ニキビの数は平均で43%まで減少したが、本発明のイオン導入装置を使用した右側は、コントロールの左側に比較しより顕著に改善した。
5週齢雄性ヘアレスマウス20匹の背部皮膚表面に実施例1と同様のフェイスマスクシートを1平方cm(1cmx1cm)を使用し実施例1と同様の方法でアスコルビン酸リン酸ナトリウムを15分間イオン導入した。3時間後にマウスの背部からイオン導入した皮膚を摘出し高速液体クロマトグラフィーにより皮膚内のアスコルビン酸リン酸ナトリウム濃度を測定した。対照区として実施例2で使用した電極Aと電極Bを銅線でショートさせたイオン導入装置を使用して同様に皮膚内のアスコルビン酸リン酸ナトリウム濃度を測定し本発明のイオン導入装置の効果を確認した。その結果平均で皮膚中のアスコルビン酸濃度は本発明のイオン導入装置を使用した皮膚では対照区の皮膚に比較し平均で3.2倍のアスコルビン酸が検出され、本発明のイオン導入装置の有効性が確認された。
本発明実勢例のマイナス極の亜鉛電極の代わりにAl、Zn、Fe、Niの各電極、およびFe電極にK、Ca、Na、Mgの微量金属を0.1%重量配合した電極と、プラス極の銅電極の代わりにSn、Cu、Ag、Pt、Auについても試作し電圧を測定した。その結果実施例1と同様な実験系においてマイナス極金属とプラス極金属の全ての組み合わせにおいて212mV以上のイオン導入電圧を得た。これらの結果からこれらの電極の組み合わせにおいても同様のイオン導入効果が得られることが確認できた。対照区としてイオン化傾向のほとんどない金属同士の組み合わせ(マイナス極同士の異なる金属の組み合わせ及びプラス極同士の異なる金属の組み合わせ)において同様な実験を行ったところ、イオン導入電圧は瞬間最大電圧で−18から+21mVの範囲であり本発明のイオン導入装置の1/10以下であった。また、対照区の装置の電圧は常に変動し一定せず、時にプラスに時にマイナスになりイオン導入装置としては全く使用することができないことが判明した。
実施例1と同様な方法で本発明のイオン導入装置を使用したところ以下の薬効成分の美白効果、ニキビ抑制効果、しわ改善効果、毛穴縮小効果、タルミ改善効果、くま抑制効果、保湿改善効果、創傷治癒効果、感染症改善効果、アトピー改善効果を高めることが判明した。但し以下の薬効成分は(株)ITO社製のナノミックカプセル製剤(グリセリン20%、アスコルビン酸リン酸パルミテートNa1%、サーファクチン3%、ホホバオイル40%、以下の有効成分1%、精製水 残分)として平均粒子径312nmのイオン導入用ナノカプセルを作成しイオン導入した。上記はすべて重量%。
アスコルビン酸、クエン酸、トリプトファン、ヒドロキシプロリン、プロリン、システイン、メチオニン、リジン、ロイシン、アルギニン、アラニン、セロトニン、グリシン、チロシン、セロトニン、メラトニン、トラネキサム酸、グリコール酸、ハイドロキノン、レチノイン酸、アスタキサンチン、アスコルビン酸リン酸Mg、トコフェリルリン酸Na、トコフェリルジメチルグリシン、フラーレン、リノレン酸、リノール酸、トコトリエノール、セラミド、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、ヒドロキシクエン酸、コウジ酸、エラグ酸、リポポリサカライド、アルブチン、ボロノフェニルアラニンン
参考例.1
化粧水の調製例(処方) (%)
(1)グリセリン5.0(2)1,3−ブチレングリコール6.5(3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン1.2モノラウリン酸エステル(4)エチルアルコール8.0(5)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 1.0(6)アスタキサンチン*2 0.001(7)防腐剤適量(8)香料適量(9)精製水 残量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 シグマ社製
(製法)
A.成分(3)、(4)、(6)、(7)及び(8)を混合溶解する。
B.成分(1)、(2)、(5)及び(9)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
(1)グリセリン5.0(2)1,3−ブチレングリコール6.5(3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン1.2モノラウリン酸エステル(4)エチルアルコール8.0(5)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 1.0(6)烏龍茶抽出物*2 1.0(7)ゴカヒ抽出物*3 1.0(8)防腐剤 適量(9)香料 適量(10)精製水 残量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 丸善製薬社製*3 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(3)、(4)、(8)及び(9)を混合溶解する。
B.成分(1)、(2)、(5)〜(7)及び(10)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
化粧水の調製例(処方) (%)
(1)グリセリン5.0(2)1,3−ブチレングリコール6.5(3)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタン1.2モノラウリン酸エステル(4)エチルアルコール8.0(5)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 1.0(6)アロエ抽出物*2 1.0(7)ケイケットウ抽出物*3 1.0(8)防腐剤 適量(9)香料 適量(10)精製水 残量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 丸善製薬社製*3 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(3)、(4)、(8)及び(9)を混合溶解する。
B.成分(1)、(2)、(5)〜(7)及び(10)を混合溶解する。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン1.0モノステアレート(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット0.5テトラオレエート(3)グリセリルモノステアレート1.0(4)ステアリン酸0.5(5)ベヘニルアルコール0.5(6)スクワラン8.0(7)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 5.0(8)イブキトラノオ抽出物*2 0.1(9)防腐剤0.1(10)カルボキシビニルポリマー0.1(11)水酸化ナトリウム0.05(12)エチルアルコール5.0(13)精製水 残量(14)香料 適量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 香栄興業社製
(製法)
A.成分(9)〜(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(6)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後(7)、(8)、(14)を加え、均一に混合して乳液を得た。
乳液の調製例(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン1.0モノステアレート(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット0.5テトラオレエート(3)グリセリルモノステアレート1.0(4)ステアリン酸0.5(5)ベヘニルアルコール0.5(6)スクワラン8.0(7)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 5.0(8)ムクロジ抽出物*2 1.0(9)防腐剤0.1(10)カルボキシビニルポリマー0.1(11)水酸化ナトリウム0.05(12)エチルアルコール5.0(13)精製水 残量(14)香料 適量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(9)〜(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(6)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後成分(7)、(8)、(14)を加え、均一に混合して乳液を得た。
乳液の調製例(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(10E.O.)ソルビタン1.0モノステアレート(2)ポリオキシエチレン(60E.O.)ソルビット0.5テトラオレエート(3)グリセリルモノステアレート1.0(4)ステアリン酸0.5(5)ベヘニルアルコール0.5(6)スクワラン8.0(7)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 5.0(8)シコン抽出物*2 1.0(9)オトギリソウ抽出物*3 1.0(10)防腐剤0.1(11)カルボキシビニルポリマー0.1(12)水酸化ナトリウム0.05(13)エチルアルコール5.0(14)精製水 残量(15)香料 適量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 丸善製薬社製*3 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(10)〜(13)を加熱混合し、70℃に保つ。
B.成分(1)〜(6)を加熱混合し、70℃に保つ。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化する。
D.Cを冷却後成分(7)〜(9)、(14)を加え、均一に混合して乳液を得た。
(1)ポリビニルアルコール20.0(2)エチルアルコール20.0(3)グリセリン5.0(4)カオリン6.0(5)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 0.05(6)マイカイカ抽出物*2 0.2(7)防腐剤0.2(8)香料0.1(9)精製水 残量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 丸善製薬社製
A.成分(1)、(3)、(4)及び(9)を混合し、70℃に加熱し、撹拌する。
B.成分(2)、(7)及び(8)を混合する。
C.上記Bを先のAに加え、混合した後、冷却して(5)、(6)を均一に分散してパックを得た。
参考例7.のパックは経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、肌の「くすみ」やシミを防止し、透明感のある美しい肌にするものであった。
(1)ステアリン酸10.0(2)パルミチン酸8.0(3)ミリスチン酸12.0(4)ラウリン酸4.0(5)オレイルアルコール1.5(6)精製ラノリン1.0(7)香料0.1(8)防腐剤0.2(9)グリセリン18.0(10)水酸化カリウム6.0(11)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 0.5(12)インドメタシン*2 0.01(13)糖蜜抽出物*3 0.5(14)精製水残量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 シグマ社製*3 太陽化学社製(製法)
A.成分(9)、(10)、(12)及び(14)を混合し、70℃に加熱する。
B.成分(1)〜(6)及び(8)を混合し、70℃に加熱する。
C.上記Bを先のAに加え、しばらく70℃に保ち、反応が終了後、50℃まで冷却し、成分(7)、(11)及び(13)を加え、冷却して洗浄料を得た。
前記参考例8の洗浄料は経時安定性に優れ、本発明のイオン導入装置に適用することにより、くすみのない透明感のある美しい肌にするものであった。
(1)カルボキシビニルポリマー1.0(2)トリエタノールアミン1.0(3)1,3ブチレングリコール10.0(4)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 0.01(5)アラントイン*2 0.02(6)精製水 残量*1 参考例1及び参考例2で製造したもの*2 メルク社製
(製法)
A.成分(1)及び(3)〜(6)を混合溶解する。
B.Aに成分(2)を加え、混合して均一にし、ゲル軟膏を得た。
参考例9のゲル軟膏は経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、日焼けによる紅斑を抑制し、効果的に色素沈着を防止するものであった。
(1)ポリオキシエチレン(40E.O.)モノステアレート2.0(2)グリセリンモノステアレート(自己乳化型)5.0(3)ステアリン酸5.0(4)ベヘニルアルコール0.5(5)スクワラン15.0(6)イソオクタン酸セチル5.0(7)防腐剤適量(8)1,3−ブチレングリコール5.0(9)L−アスコルビン酸誘導体の複合塩*1 0.2(10)モッカ抽出物*2 0.5(11)精製水 残量(12)香料 適量*1 前記参考例で製造したもの*2 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(1)〜(7)を70℃にて加熱溶解する。
B.成分(8)、(11)を70℃に加熱する。
C.AをBに加え、(9)、(10)及び(12)を混合した後、冷却してクリームを得る。
参考例10.のクリームは経時安定性に優れ、皮膚に適用することにより、くすみのない透明感のある美しい肌にするものであった。
小型使い捨てイオン導入装置
有効成分として水溶液中でマイナスイオンとなる(株)ITO社製アスコルビン酸リン酸ナトリウムの粉末5%重量を溶解した(株)ITO社製AP5ローションの水溶液8mlを(株)ITO社製フェイスマスクシートに染み込ませて顔面にこのマスクシートAを張り付けた。次に以下の本発明の使い捨てイオン導入装置でマスクシートの上から15分間イオン導入を行った。
下図は、ポリプロピレン製の成形体Eの上の一部に、亜鉛を90%以上含有する亜鉛塗料である株式会社 創新社製、ノックスドールZINKを膜厚50μmで吹き付け塗装を行った亜鉛電極Bがマスクシートを介して顔面の有効成分を導入したいターゲット部位に接触している。Cは銀メッキ銅の微粒子を配合した導電性塗料である株式会社モリテックス社製、ELECTRODAG SP−029により膜厚50μmで塗装された電極部位でありこれは同一人物の手の指に接触している。この時CとBの間のCB間には632mvの電圧が発生しB極はマイナスに帯電した。これによりB電極付近のマスクシート内のマイナスにイオン化したアスコルビン酸リン酸を効率よく顔面ターゲット皮膚内に有効にイオン導入することができ、ニキビ、美白、しわの改善に高い効果が認められた。さらに、Bの亜鉛電極から微量に溶出した亜鉛の効果により創傷治癒効果が高められた。さらに、C電極から微量に放出されるAgイオンにより接触部に除菌効果が認められた。
〔図7〕
小型使い捨てイオン導入パッチ
下図は、(株)ITO社製フェイスマスクシートAの上の一部に、あらかじめ銀メッキ銅の微粒子を配合した導電性塗料である株式会社モリテックス社製、ELECTRODAG SP−029により膜厚50μmで吹き付け塗装を行うことにより被膜状の電極Bを付着させた。この電極Bは導電線でアースCに接続された。有効成分として水溶液中でプラスイオンとなる(株)ITO社製アスコルビン酸リン酸マグネシウムの粉末5%重量を溶解した水溶液8mlをフェイスマスクシートAに染み込ませた。生体活動により生じる電気又は人体の持つ静電気により顔面とBとの間に313mVの電圧差が生じた。この電位差を使用してフェイスマスクシートAに染み込ませたアスコルビン酸リン酸マグネシウムを顔面に15分間イオン導入を行った。
〔図8〕
小型使い捨てイオン導入パッチ
下図は、(株)ITO社製フェイスマスクシートAの上の一部に、あらかじめ亜鉛を90%以上含有する亜鉛塗料である株式会社 創新社製、ノックスドールZINKを膜厚50μmで吹き付け塗装を行うことにより被膜状の亜鉛電極Bを付着させた。イオン導入の際に建物のコンクリートの壁であるアースCに体の一部を接触させた。有効成分として水溶液中でマイナスイオンとなる(株)ITO社製アスコルビン酸リン酸ナトリウムの粉末5%重量を溶解した水溶液8mlをフェイスマスクシートAに染み込ませた。亜鉛電極のイオン化により生じる電気により顔面とBとの間に432mVの電圧差が生じた。この電位差を使用してフェイスマスクシートAに染み込ませたアスコルビン酸リン酸ナトリウムを顔面に対して15分間イオン導入を行った。
〔図9〕
図15のB及びEは(株)ITO社製フェイスマスクシートから切り取られた直径1cmの円盤型の小型マスクシートである。そのマスクシートの一方のBの上に、亜鉛を90%以上含有する亜鉛塗料である株式会社 創新社製、ノックスドールZINKを膜厚50μmで吹き付け塗装を行った亜鉛電極Aがマスクシート上に塗装されている。他方の直径1cmの同様の円盤型マスクシートEの上には銀メッキ銅の微粒子を配合した導電性塗料である株式会社モリテックス社製、ELECTRODAG SP−029により膜厚50μmで吹き付け塗装を行った銀メッキ銅電極Dがマスクシート上に塗装されている。
Bには有効成分として水溶液中でマイナスイオンとなる(株)ITO社製アスコルビン酸リン酸ナトリウムの粉末5%重量を溶解した(株)ITO社製AP5ローションの水溶液0.5mlが含浸され顔面上のニキビ病変Cの上に設置されている。さらにEには有効成分として水溶液中でプラスイオンとなるトラネキサム酸5%重量水溶液(クエン酸バッファー溶液、pH5)0.5mlが含浸され顔面上の肝斑病変部Fの上に設置されている。
この時AとDの間のAD間には572mvの電圧が発生しA極はマイナスにD極はプラスに帯電した。これによりA電極付近のマスクシート内のマイナスにイオン化したアスコルビン酸リン酸を効率よくニキビ病変部にイオン導入することができ、且つ同時に肝斑病変部Fにはプラスに帯電したトラネキサム酸が効果的に導入され、ニキビと肝斑を同時に改善できた。AB及びDEを顔面に複数枚設置したところ相乗効果が認められた。さらに、(株)ITO社製アスコルビン酸リン酸マグネシウム亜鉛の5%水溶液は、マグネシウムが水溶液中で完全に解離しないために分子がプラスに帯電していることが判明したためEにトラネキサム酸とともに配合したところ肝斑の改善において相乗効果が認められた。DEからは、Agイオンが溶出するため、ABを顔面に適応すると同時にDEをわきに適用したところ優れた腋臭の抑制効果が認められ、DEを足に適用したところ水虫に対する改善効果が認められ、DEを頭皮に適用したところフケ、カユミに対する改善効果が、認められた。さらに複数のABを頭皮に複数のDEをわきと足に適用したところ頭皮では育毛効果が、わきでは腋臭の抑制効果が、足では水虫抑制効果が同時に認められた。
〔図10〕
図の説明:B及びEは小型マスクシートである。そのマスクシートの一方のBの上に、亜鉛電極Aが塗装されている。他方のマスクシートEの上には銀メッキ銅電極Dがマスクシート上に塗装されている。Bには有効成分として水溶液中でマイナスイオンとなるアスコルビン酸リン酸ナトリウム5%重量水溶液0.5mlが含浸され顔面上のニキビ病変Cの上に設置されている。さらにEには有効成分として水溶液中でプラスイオンとなるトラネキサム酸5%重量水溶液(クエン酸バッファー溶液、pH5)0.5mlが含浸され顔面上の肝斑病変部Fの上に設置されている。
イオン導入用マスクシート
株式会社インテグラル社製皮膚画像解析カウンセリングシステム「VISIA」により色素沈着を持つ47歳成人男性の右側顔面の鼻の横に3センチの間隔をおいて基準点を2点水性インキで印をつけた後に可視光線とUVライト(ブラックライト)により顔面の写真撮影を行い画像データを「VISIA」内に取り込み付属ソフトで画像解析を行い、顔面写真上でシミ、シワ、毛穴、肌の色の均質性、ポルフィリン、かくれジミの位置、数量及び形状を特定した。
このうちシミの位置、数量及び形状を特定した情報を利用し基準点を指標に実際のスケールでITO社製フェイスマスクシートを縦に半分に切断した右側部分に以下の組成のビタミンC誘導体を有効成分として含有する組成物を印刷しこれをフェイスマスクAとした。フェイスマスクAには基準点も既存の黒インキで同時に印刷された。印刷後62℃の温風で3分間乾燥させた。
APPS 昭和電工社製アスコルビン酸リン酸パルミテート 3.5部
アジスパーPB821(味の素ファインテクノ社製顔料分散剤) 1.2部
ジエチレングリコールジエチルエーテル 5.3部
ビニル樹脂VYHD(ダウケミカルズ社製 塩酢ビ樹脂) 4.5部
BYK−361N(BYK Chemie社製アクリル樹脂) 0.5部
ジエチレングリコールメチルエチルエーテル 85部
同様にITO社製フェイスマスクシートを縦に半分に切断した右側シートにあらかじめ銀メッキ銅の微粒子を配合した導電性塗料である株式会社モリテックス社製、ELECTRODAG SP−029により膜厚50μmでフェイスマスクシートの周囲を5mm幅で吹き付け塗装を行い乾燥させたものを用意しこれをフェイスマスクBとした。このフェイスマスクBに同様にシミの位置、数量及び形状を特定した情報を利用し実際のスケールで以下の組成の亜鉛微粉末を含有する有効成分を印刷した。これによりフェイスマスクAに印刷したアスコルビン酸リン酸パルミテートを印刷したのと全く同じ位置、同じ大きさでフェイスマスクBには亜鉛微粉末が印刷された。基準点も既存の黒インキで同時に印刷された。印刷後62℃の温風で3分間乾燥させた。
亜鉛微粉末(平均粒子径100μm) 3.5部
アジスパーPB821(味の素ファインテクノ社製顔料分散剤) 1.2部
ジエチレングリコールジエチルエーテル 5.3部
ビニル樹脂VYHD(ダウケミカルズ社製 塩酢ビ樹脂) 4.5部
BYK−361N(BYK Chemie社製アクリル樹脂) 0.5部
ジエチレングリコールメチルエチルエーテル 85部
次に顔面にフェイスマスクAとBの基準点が一致するよう重ねて両面から1%NaCl溶液を霧状に噴霧してフェイスマスクAが顔面に接触するように、又フェイスマスクの基準点と顔面の基準点が重なるように2重のABのフェイスマスクを顔面に接触させた。閉じ込められた気泡部分を軽く指圧して取り除き15分間その状態で維持することによりイオン導入を行った。〔図11〕
Aは、人体又は生物等の体表面を表す。Fは薬剤を浸透させたい病変部等のターゲット部位である。Eは、有効な電気泳動可能な有効性分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。C及びDは体表面の異なる場所に設置された電極。 Bは2つの電極をつなぐ導電線を表す。Gは、導電線又はリレー、コンデンサ等の蓄電装置、ダイオード等の整流装置からなる回路。
〔図2〕
Aは、人体又は生物等の体表面を表す。Fは薬剤を浸透させたい病変部等のターゲット部位である。Eは、有効な電気泳動可能な有効性分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。Cは体表面の異なる場所に設置された電極。 Bは導電線を表す。Gは、導電線又はリレー、コンデンサ等の蓄電装置、ダイオード等の整流装置からなる回路。Dはアースを表す。
〔図3〕
Aは、人体又は生物等の体表面を表す。Gは薬剤を浸透させたい病変部等のターゲット部位である。E及びFは、有効な電気泳動可能な有効性分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。C、Dは電極。
〔図4〕
Aは、人体又は生物等の体表面を表す。Gは、薬剤を浸透させたい病変部等のターゲット部位である。E、Fは、有効な電気泳動可能な有効性分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。C及びDは体表面の異なる場所に設置された電極。 Bは導電線を表す。Gは、導電線又はリレー、コンデンサ等の蓄電装置、ダイオード等の整流装置からなる回路。
〔図5〕
Aは、人体又は生物等の体表面を表す。Eは、有効な電気泳動可能な有効性分を含有する溶媒及びその溶媒を保持する担体又は成形物を表す。C、C’、D、D’は体表面の異なる場所に設置された電極。 Bは導電線を表す。Gは、導電線又はリレー、コンデンサ等の蓄電装置、ダイオード等の整流装置からなる回路。
〔図6〕
Aは、亜鉛等の導電性電極であり。Bは銅製電極である。Eは化粧品容器へ結合するためのネジ山の断面である。
〔図7〕
ポリプロピレン製の成形体E上の一部に、亜鉛電極Bがマスクシートを介して顔面に接触している。Cは銀メッキ銅の電極部位であり手の指に接触している。
〔図8〕
アスコルビン酸リン酸マグネシウム5%水溶液を染み込ませたフェイスマスクシートAの上の一部に、銀メッキ銅の電極Bを付着させた。この電極Bは導電線でアースCに接続された。
〔図9〕
アスコルビン酸リン酸マグネシウム5%水溶液を染み込ませたフェイスマスクシートAの上の一部に、亜鉛電極Bを付着させた。イオン導入の際に建物のコンクリートの壁であるアースCに体の一部(手)を接触させた。
〔図10〕
B及びEは円盤型の小型マスクシートである。アスコルビン酸リン酸ナトリウム5%重量水溶液を含むBの上に、亜鉛電極Aがマスクシート上に塗装されている。E上には銀メッキ銅電極Dがマスクシート上に塗装されている。Cは、ニキビ病変である。さらにEは有効成分としてトラネキサム酸5%重量水溶液が含浸されたマスクシートが顔面上の肝斑病変部F上に設置されている。
〔図11〕
図の説明:A:フェイスマスクA、B:フェイスマスクB、Cは顔面に重ねられたフェイスマスク、E:フェイスマスクAに印刷された基準点、F:フェイスマスクBに印刷された基準点、G:被験者の顔面上に水性インクで付けられた基準点、H:アスコルビン酸リン酸パルミテートが正確に印刷された箇所、I:亜鉛微粒子が正確に印刷された箇所、D:銀メッキ銅の微粒子を配合した導電性塗料が塗布された箇所、J:被験者の顔面上の実際のシミ
Claims (7)
- 有効成分を生物の体表面にイオン導入するイオン導入装置であって、
体表面に設置され、アースに接続される電極と、前記電極及びアースと導電線を介して直列に接続された回路と、溶媒、溶液、あるいは該溶媒もしくは溶液を保持する担体又は成形物と、を備え、
前記電極は、前記溶媒、溶液、担体又は成形物を介して、前記有効成分を導入するターゲット部位である体表面に接触して配置されるものであり、
前記溶媒は前記電極を構成する成分をイオン化可能であり、前記溶液は前記溶媒と、前記ターゲット部位にとって有効な電気泳動可能な有効成分と、を含有し、
前記回路は、導電線又はリレー、蓄電装置及び整流装置からなり、電流の発生及び停止、並びに蓄電による電圧上昇で、前記電極のマイナス又はプラス極への帯電化が可能であり、
導電性の性質を有する前記体表面と、前記電極と、の間に、自然の電圧差を生じさせることで、前記電極及び前記溶媒、溶液、担体又は成形物からなる群より選択される一つ又は複数から、前記有効成分を前記体表面にイオン導入するイオン導入装置。 - 有効成分を生物の体表面にイオン導入するイオン導入装置であって、
体表面に設置される電極と、溶液、あるいは該溶液を保持する担体又は成形物と、を備え、
前記電極は、前記溶液、担体又は成形物を介して、前記有効成分を導入するターゲット部位である体表面に接触して配置されるものであり、
前記溶液は、前記電極を構成する成分をイオン化可能な溶媒と、前記ターゲット部位にとって有効な電気泳動可能な有効成分と、を含有し、
前記電極が、これを構成する成分をイオンとして前記溶液、担体又は成形物中へ放出することで、導電性の性質を有する前記体表面と、前記電極と、の間に、電圧差を生じさせ、該電圧差により、前記電極及び前記溶液、担体又は成形物からなる群より選択される一つ又は複数から、前記有効成分を前記体表面にイオン導入するイオン導入装置。 - 前記ターゲット部位がアースと接触していることを特徴とする請求項2に記載のイオン導入装置。
- 前記電極が、これに接触する前記溶媒、溶液、担体又は成形物にイオン化して溶出可能な成分から選択される一種又は二種以上の混合物からなる請求項1〜3のいずれか一項に記載のイオン導入装置。
- イオン化して溶出可能な成分が、以下の原子または原子を含有する成分から選択される請求項4に記載のイオン導入装置。
C(炭素)、Sn(スズ)、Pb(鉛)、Cu(銅)、Ag(銀)、Pt(白金)、Au(金)、K(カリウム)、Ca(カルシウム)、Na(ナトリウム)、Mg(マグネシウム)、Al(アルミニウム)、Zn(亜鉛)、Fe(鉄)、Ni(ニッケル) - 被写体の画像を電子的に記録して取り込み、その画像を電子処理して単数又は複数の特定の色調又は吸収波長をもつ場所を単数又は複数特定してマッピングし、
前記マッピングされた位置に単数又は複数の有効成分を含む溶液を、印刷装置を用いてμm単位で正確にマスクシートに印刷した、単層又は複層の有効成分の被写体への導入用シートを、前記電極が接触する前記担体又は成形物として備え、
前記マッピングされた位置に、伝導性物質を含んだ液体溶媒であるインクを、印刷装置を用いてμm単位で正確にマスクシートに印刷した、単層又は複層の有効成分の被写体への導入用シートを、前記電極として備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載のイオン導入装置。 - 異なる複数の成分が印刷された、前記担体又は成形物である複数の前記シートを正確に重ねることにより、それぞれのシートの成分により化学反応を起こし、その反応の結果により生成又は変化したものを前記有効成分とする請求項6に記載のイオン導入装置。
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