JP5053704B2 - 電着塗装のための水洗方法 - Google Patents
電着塗装のための水洗方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5053704B2 JP5053704B2 JP2007126600A JP2007126600A JP5053704B2 JP 5053704 B2 JP5053704 B2 JP 5053704B2 JP 2007126600 A JP2007126600 A JP 2007126600A JP 2007126600 A JP2007126600 A JP 2007126600A JP 5053704 B2 JP5053704 B2 JP 5053704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washing
- water
- support shaft
- tank
- bath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
Description
より詳細には、電着塗料浴液から引き上げられた被塗物には電着されていない塗膜形成成分(以下、未電着塗料成分と言う)やカウンターイオンなどが付着しているので、被塗物を電着塗料浴液に浸漬した後、未電着塗料などを水洗除去し、そして焼付処理に付して電着塗装を完了している(例えば特許文献1を参照のこと)。
特許文献2は特に電着塗装のための対向流式表面処理装置および方法に関し、従来一般的に使用されている搬送機構が記載されている。
特許文献3は自動車ボディなどのワークの処理システムに関し、ワークに対し浸漬中に「ゆすり動作」を行うことが記載されている。
特許文献4は自動車ボディなどの被搬送体の昇降装置に関し、特許文献5〜7は被搬送体を昇降させて処理する搬送方法および/または設備に関し、これら特許文献4〜7には揺動式リンク機構により支持体を介して被搬送体を略鉛直方向に昇降させることが記載されている。
被塗物を搬送しつつ、
被塗物の少なくとも下方部分を水洗槽内の水洗浴液中に沈めて浸漬し(本明細書において「入槽」と言う)、
被塗物を水洗浴液から引き上げ、および被塗物の少なくとも下方部分を水洗浴液中に沈めて浸漬することより成る引上浸漬操作を該水洗槽に対して少なくとも1回、例えば1〜5回実施し、および
被塗物を水洗浴液から引き上げて該水洗槽から取り出す(本明細書において「出槽」と言う)
ことを含む水洗方法が提供される。従来の被塗物の水洗方法では、1つの水洗槽に対して、被塗物を水洗浴液に最初に浸漬させた(入槽)後に単に引上げるのみ(出槽)か、スプレー洗浄を実施するかのいずれかのみであった。これに対して本発明によれば、同一の水洗槽において、入槽および出槽に加えてその間に被塗物の引上浸漬操作を少なくとも1回実施しているので、1つの水洗槽を用いて、従来の水洗方法で2つまたはそれ以上の水洗槽を用いた場合に相当する洗浄性が得られる。このような本発明の水洗方法は、被塗物の凹部および隙間などに入り込んだ塗料成分も水で十分に置換でき、よって、非常に高い洗浄性を得ることができる。即ち、従来より少ない数の水洗槽でより高い洗浄性が得られ、設備スペースを縮小(またはライン長を短縮)することができる。
尚、本発明を通じて「水」とは、水を主成分とする洗浄用流体を意味するものとし、例えば水洗に用いた後の水から未電着塗料成分などを濾過(例えば限外濾過、逆浸透膜濾過)して得られる濾液、工業用水および純水などを包含するものである。また、「水洗浴液」とは水洗槽に収容された状態の水を意味する。
また、本発明を通じて「引き上げる」とは、被塗物の全部を槽内の液(水洗浴液または電着塗料浴液)から露出させる(または液面より高い位置に持ち上げる)ことを意味するものとする。
これに加えて、またはこれに代えて、洗浄性を更に向上させるため、被塗物の少なくとも下方部分を水洗浴液に浸漬している間、被塗物を水洗浴液中で揺動させてもよい。
被塗物を搬送しつつ、
電着槽内の電着塗料浴液から引き上げた被塗物に水をスプレーして予備洗浄し、予備洗浄にてスプレーした水を該電着槽へ流入させ、
被塗物に対して少なくとも2つの水洗槽にて順次、本発明の上記水洗方法をそれぞれ実施し、および、
被塗物に高純度の水、例えば純水をスプレーして仕上洗浄し、仕上洗浄にてスプレーした水を搬送方向にて最下流に位置する水洗槽へ流入させる
ことを含む水洗方法もまた提供される。ここで、後洗浄後だけでなく、予備洗浄後および仕上洗浄後にも被塗物を傾斜させた状態で維持することが好ましい。このような本発明の水洗方法に付した被塗物は、未電着塗料成分などが十分に除去されており、焼付処理後に塗膜表面に生じ得る「二次タレ」などの仕上がり不良を効果的に低減でき、高い塗膜品質を得ることができる。
移動体を、水洗槽(または処理液槽)が設置された処理ラインに沿って走行移動自在に配置し、前記移動体に、被塗物(または被搬送体)を姿勢調整自在に保持する吊下支持装置と、該吊下支持装置を昇降させる昇降装置と、前記吊下支持装置を作動して被塗物の姿勢を調整する姿勢調整装置を設け、前記水洗槽に対応して昇降装置を操作し吊下支持装置を昇降させて保持された被塗物を水洗浴液(処理液)に浸漬させ処理する搬送設備であって、
前記昇降装置は、移動体の走行方向の前後一方に配設されて走行方向に直交する水平方向の第1支持軸と、他方に配設されて該第1支持軸に平行で第1支持軸に対して接近離間自在な第2支持軸と、該第2支持軸に回転自在に支持されて遊端部に遊端支持軸を介して前記吊下支持装置を回動自在に支持するクランクアームと、前記第1支持軸に固定され先端部が前記クランクアームの中間位置に連結軸を介して連結された揺動アームと、前記クランクアームを第2支持軸を中心に回動させるアーム駆動装置とを具備した搬送設備を用いる。
前記昇降支援装置は、レバーを介して第1支持軸を駆動方向に回動付勢するバランスウエイトを有する。これにより、バランスウエイトの荷重を利用して直線駆動装置の負荷を軽減でき、動力の削減と磨耗等の低減に寄与できる。
前記昇降支援装置は、レバーを介して第1支持軸を駆動方向に回動付勢するエア式の付勢用シリンダと、前記付勢用シリンダに所定圧のエアを供給する蓄圧器とを有する。これにより、蓄圧器のエア圧を利用して付勢用シリンダを介して直線駆動装置の負荷を軽減でき、動力の削減と磨耗等の低減に寄与できる。またコンパクトに構成することができる。
クランクアームの遊端部に遊端支持軸を介して上部ビームが回動自在に支持され、前記下部ビームに被塗物の保持具を設ける。よって、姿勢調整装置により遊端支持軸を中心に上部ビームを回動した時に、平行リンク機構により上部ビームの傾動と下部ビームの傾動を連動させて、姿勢調整による被塗物の搬送方向の移動距離を少くすることができる。したがって、移動体の前後の配置ピッチをさらに小さくすることができる。また姿勢調整に必要な遊端支持軸の回転モーメントを大幅に削減することができる。
クランクアームの遊端部に遊端支持軸を介して上部ビームが回動自在に支持され、前記下部ビームに被塗物の保持具を設ける。よって、姿勢調整装置により遊端支持軸を中心に上部ビームを回動した時に、逆台形のリンク機構により、上部ビームの傾斜角より下部ビーム(被塗物)の傾斜角を大きくすることができる。これにより、姿勢調整装置による動作範囲を小さくすることができる。また外力により吊下フレームを傾斜させて下部ビームを変位させることで、下部ビーム(被塗物)を傾斜させることができ、外部から被塗物の姿勢調整が可能となる。
クランクアームの遊端部に、遊端支持軸を介して吊下支持装置が片持ち状に支持され、
前記吊下支持装置の吊下フレーム材が、上部ビームから回動自在に垂下された垂直部と、垂直部の下端側から水洗槽側に突出された水平支持部とで前面視L字形に形成されていてよい。よって、吊下フレームが片持ち状に支持されることで、移動体を水洗槽の一側部を走行させればよく、設備全体をコンパクトに構成することができる。また吊下フレームを前面視L字形に形成したので、被塗物の上方に障害物がなく、被塗物を大きく傾斜させることができる。これにより姿勢制御の許容範囲を拡大することができる。さらに片側や両側から吊下フレームヘの被塗物の搬入出を容易に行える。
前記搬送台車に前記車輪の少なくとも1つを回転させて走行駆動する走行駆動装置を有する自走式走行装置を設けてよい。このような自走式走行装置により、各搬送台車の位置制御や速度制御を容易に行うことができる。
前記搬送台車を走行駆動する他動式走行装置を設け、
前記他動式走行装置は、処理ラインに沿って一定間隔ごとに設置された加圧ローラと、前記加圧ローラを回転駆動するローラ駆動装置と、搬送台車に設けられて前記加圧ローラが当接する摩擦部とを有するものとしてよい。このような他動式走行装置により、各搬送台車を軽量化、簡易化することができ、コストダウンに寄与することができる。
本発明の電着塗装のための水洗方法は、被塗物として例えば自動車ボディを用い、以下のようにして実施できる。
まず、電着槽D’の電着塗料浴液から引き上げた自動車ボディMは、ノズル301から水をスプレーして予備洗浄することが好ましく、予備洗浄後、自動車ボディMを傾斜した状態に維持することによってタレ切れさせることが好ましい。予備洗浄にてスプレーした水は電着槽D’へ流入させてよい。
次に図1Bを参照して、1次水洗槽D1に差し掛かった自動車ボディMにノズル311から水をスプレーして前洗浄する。スプレー後の水は1次水洗槽D1に流入させる。
例えば、図2および図11(図11は図1Aと同様に、入槽後、出槽前に実施する引上浸漬操作を省略して示す)を参照して、
水洗槽D1が設置された処理ラインに沿って移動体(例えば搬送台車)1を走行移動自在に配置し、
この移動体1に、
自動車ボディMを姿勢調整自在に保持する吊下支持装置9と、
吊下支持装置9を昇降させる昇降装置6と、
吊下支持装置9を作動して自動車ボディMの姿勢を調整する姿勢調整装置51
を設け、
水洗槽D1に対応して昇降装置6を操作し吊下支持装置9を昇降させて保持された自動車ボディMを水洗浴液に浸漬させ処理する搬送設備を用いることができる。
この搬送設備に関するより詳細な説明は後述するものとする。
また、自動車ボディMは入槽後、出槽までの間、より高い洗浄性を得るために水洗浴液中で揺動させてよい(図示せず)。尚、この揺動操作は浸漬している間に亘って実施する必要はなく、適宜実施すればよい。
次に、2次水洗槽D2に移った自動車ボディMに対し、1次洗浄と同様の操作を実施する。1次水洗において上述したような搬送設備を用いることにより、2次水洗においても同様の効果を得ることができる。2次水洗槽D2の水洗浴液は1次水洗槽D1にオーバーフローするようになっている。
しかし、本実施形態はこれに限定されず、例えば工業用水などを用い、循環利用せずに廃棄してもよい。
2次洗浄後、ライン330を通じて供給される高純度の水、例えば純水を自動車ボディMにノズル301からスプレーして仕上洗浄する。
以下、上記のような本発明の電着塗装のための水洗方法において好適に用いられる搬送設備として、いくつかの実施の形態における塗装ライン設備を図面に基づいて説明する。
[実施の形態1]
この塗装ライン設備は、たとえば自動車工場において、被塗物または被搬送体である車体Mの電着、水洗および焼付を行うものである。図1Aを参照して、この塗装ラインRの所定位置には、電着槽D’ならびに水洗槽D1およびD2などの複数のディップ槽(処理液槽)Dが設置され、これらディップ槽Dには、処理液(たとえば電着処理液や水洗浴液)などが収容されるとともに、塗装用のディップ槽D(即ち、図1Aの電着槽D’)内の底面または左右側面に塗装用電極板が選択的に配置されている。
本発明に関してディップ槽Dは水洗浴液を収容する水洗槽D1またはD2であるが、以下の説明においてはより一般的にディップ槽として説明する。
また第2直線駆動装置54は、姿勢調整駆動装置58に回転駆動される第2ボールねじ軸59に第2雌ねじ部材60を介して第2受動レバー53の遊端部が連結されたもので、詳細には、第2支持プレート55の上端部に、幅方向の第2支持ピン56を介して回動自在に支持された第2揺動ブラケット57と、この第2揺動ブラケット57に設けられた姿勢調整駆動装置(電動モータ)58と、この姿勢調整駆動装置58に減速機を介して回転駆動される第2ボールねじ軸59と、第2受動レバー53の遊端部に回動自在に設けられて第2ボールねじ軸59が嵌合される第2雌ねじ部材60とで構成されている。
1)車体Mが保持具11を介して上位で水平の搬送姿勢で保持された状態で、走行駆動装置14により車輪2,3,4を介して搬送台車1がそれぞれ走行レールGに案内されて塗装ラインR上を走行移動する。
4)車体Mが下降限に接近すると、姿勢調整装置51により吊下支持装置9を介して車体Mが水平姿勢に戻される。(図11に示す浸漬姿勢)
5)十分な浸漬時間が経過すると、姿勢調整装置51により吊下支持装置9を介して車体Mの前部が上方に傾斜する出槽姿勢に傾斜される。同時にアーム駆動装置28により第1支持軸22が回転されて揺動アーム8が上方に回動されるとともに、可動軸受部材24が移動され、クランクアーム7の遊端支持軸27が鉛直軌跡Jに沿って上方に移動され、車体Mがディップ槽Dの処理液から抜き出される。(図11に示す出槽姿勢1,2)
6)クランクアーム7が上方の回動限に接近して車体Mがディップ槽Dの処理液から完全に抜き出されると、姿勢調整装置51により吊下支持装置9を介して車体Mの前部が下方に傾斜されて水平な搬送姿勢に復帰される。
本発明の電着塗装のための水洗方法において好適に用いられる塗装ライン設備の実施の形態2を図14〜図20を参照して説明する。この実施の形態2は、実施の形態1におけるクランク式の昇降装置6のアーム駆動装置28の第1直線駆動装置31、姿勢調整装置51の第2直線駆動装置54およびアーム駆動装置28の昇降支援装置、走行装置が変更され、台車本体5の高さを低く形成したもので、実施の形態1と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
上記構成によれば、実施の形態1に比較して、クランク式の昇降装置6と姿勢調整装置51の第1,第2直線駆動装置72,92のボールねじ軸73,93をそれぞれ水平方向に配置したので、搬送台車1の全高を低く形成することができ、塗装ライン設備の建屋の高さを低くすることができる。また昇降支援装置81は、蓄圧タンク83から供給される高圧エアを利用して、付勢用シリンダ82により第1可動体76を後方に付勢し、一定の駆動力でクランクアーム7を上方に回動付勢するように構成したので、コンパクトに構成することができる。また安全弁88を圧力調整可能な調整弁とし、車体Mの重量に対応して蓄圧タンク83のエア圧を変更することで、さらにスムーズな昇降が可能となる。
先の実施の形態1,2では、平行リンク機構を有する吊下支持装置9を具備しているが、実施の形態3では逆台形のリンク機構を有する吊下支持装置121を設けたもので、図21〜図22を参照して説明する。
本発明の電着塗装のための水洗方法において好適に用いられる塗装ライン設備の実施の形態4を図23〜図28を参照して説明する,この実施の形態4は、先の実施の形態における昇降装置6のアーム駆動装置28,71と、姿勢調整装置51,91が変更されたもので、特に小型、軽量な車体Mに好適に構成され、台車本体5をコンパクトにできるものである。なお、前記実施の形態1〜3と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
次に図29,図30を参照して、実施の形態4におけるアーム駆動装置203および姿勢調整装置211の変形例を説明する。前記実施の形態4では、機械式伝動装置として歯車を利用した昇降用伝動ギヤ装置215および姿勢調整用伝動ギヤ装置213が採用されているが、この変形例ではチェーンを利用して昇降用巻掛伝動装置241および姿勢調整用巻掛伝動装置251としたものである。
なお、実施の形態4と同変形形態では、回転駆動装置204,姿勢調整駆動装置212の出力軸と第1,第2支持軸201,202との間に機械式伝動装置205,213,241,251を介在させたが、回転駆動装置204,姿勢調整駆動装置212の出力軸と第1,第2支持軸201,202とを直接連結することもできる。
D ディップ槽
D1、D2 水洗槽
D’ 電着槽
M 車体(被塗物)
G 走行レール
1 搬送台車(移動体)
2 走行用車輪
3 振止用車輪
4 浮上防止用車輪
5 台車本体
6 昇降装置
7 クランクアーム
8 揺動アーム
9 吊下支持装置
11 保持具
12 給電レール
13 集電装置
14 走行駆動装置
21 固定軸受部材
22 第1支持軸
23 ガイドレール
24 可動軸受部材
25 第2支持軸
26 連結軸
27 遊端支持軸
28 アーム駆動装置
29 第1受動レバー
30 バランスウエイト
31 第1直線駆動装置
32 第1揺動ブラケット
33 第1支持ピン
34 昇降駆動装置
35 第1ボールねじ軸
36 第1雌ねじ部材
37 ウエイト用レバー
38 昇降支援装置
41 吊下部材
43 上部ビーム
44 吊下ピン
45 吊下フレーム
46 連結ビーム
51 姿勢調整装置
52 伝動装置
53 第2受動レバー
54 第2直線駆動装置
55 第2支持プレート
56 第2支持ピン
57 第2揺動ブラケット
58 姿勢調整駆動装置
59 第2ボールねじ軸
60 第2雌ねじ部材
61 駆動スプロケット
62 受動スプロケット
63 伝動チェーン
71 アーム駆動装置
72 第1直線駆動装置
73 第1ボールねじ軸
75 第1雌ねじ部材
76 第1可動体
78 第1中間リンクバー
79 昇降駆動装置
81 昇降支援装置
82 付勢用シリンダ
83 蓄圧タンク
84 エア供給管
85 蓄圧補充管
86 排気管
87 圧力計
88 安全弁
91 姿勢調整装置
92 第2直線駆動装置
93 第2ボールねじ軸
94 軸受部材
95 第2雌ねじ部材
96 第2可動体
97 ガイドレール
98 第2中間リンクバー
99 姿勢調整駆動装置
100 固定架台
101 可動架台
111 摩擦板
112 遊転式加圧ローラ
113 駆動式加圧ローラ
114 走行用回転駆動装置
121 吊下支持装置
122 吊下部材
123 上部ビーム
124 吊下ピン
125 吊下フレーム材
126 連結ビーム
131 カムローラ
132 カムレール
201 第1支持軸
202 第2支持軸
203 アーム駆動装置
204 回転駆動装置
205 昇降用伝動ギヤ装置
206 中間駆動軸
208 ケーブルベヤ
211 姿勢調整装置
212 姿勢調整駆動装置
213 姿勢調整用伝動ギヤ装置
214 中間駆動軸
215 昇降用伝動ギヤ装置
220 吊下部材
221 絶縁構造
222 吊下支持ピン
223 吊下プレート
224 連結プレート
225 角筒体
226 第1絶縁筒
227 第2絶縁筒
228 連結ボルト
231 導電装置
232 主ケーブル
233 副ケーブル
241 昇降用巻掛伝動装置
242 受動スプロケット
243 駆動スプロケット
244 駆動チェーン
245 テンション用スプロケット
251 姿勢調整用巻掛伝動装置
252 受動スプロケット
253 駆動スプロケット
254 駆動チェーン
255 テンション用スプロケット
301、311、312、313、321、322、323、331 ノズル
310、320 濾過器
Claims (4)
- 電着塗装において電着塗料浴液から引き上げた自動車ボディを水洗するための水洗方法であって、
自動車ボディを搬送しつつ、
自動車ボディの下方部分のみを水洗槽内の水洗浴液中に沈めて浸漬し、
自動車ボディを水洗浴液から引き上げ、および自動車ボディの下方部分のみを水洗浴液中に沈めて浸漬することより成る引上浸漬操作を該水洗槽に対して少なくとも1回実施し、および
自動車ボディを水洗浴液から引き上げて該水洗槽から取り出す
ことを含む、水洗方法であって、
前記引上浸漬操作を実施する前、間および後の少なくとも1つにて自動車ボディに水をスプレーして洗浄し、スプレーした水を前記水洗槽に流入させることを更に含み、
自動車ボディを水洗槽から取り出した後、自動車ボディを傾斜させた状態で維持し、
前記自動車ボディを搬送しつつ水洗浴液中に沈めて浸漬し、および水洗浴液から引き上げるために、
移動体を、水洗槽が設置された処理ラインに沿って走行移動自在に配置し、前記移動体に、自動車ボディを姿勢調整自在に保持する吊下支持装置と、該吊下支持装置を昇降させる昇降装置と、前記吊下支持装置を作動して自動車ボディの姿勢を調整する姿勢調整装置を設け、前記水洗槽に対応して昇降装置を操作し吊下支持装置を昇降させて保持された自動車ボディを水洗浴液に浸漬させ処理する搬送設備であって、
前記昇降装置は、移動体の走行方向の前後一方に配設されて走行方向に直交する水平方向の第1支持軸と、他方に配設されて該第1支持軸に平行で第1支持軸に対して接近離間自在な第2支持軸と、該第2支持軸に回転自在に支持されて遊端部に遊端支持軸を介して前記吊下支持装置を回動自在に支持するクランクアームと、前記第1支持軸に固定され先端部が前記クランクアームの中間位置に連結軸を介して連結された揺動アームと、前記クランクアームを第2支持軸を中心に回動させるアーム駆動装置とを具備した搬送設備
を用いる、
水洗方法。 - 電着塗装において電着塗料浴液から引き上げた自動車ボディを水洗するための水洗方法であって、
自動車ボディを搬送しつつ、
電着槽内の電着塗料浴液から引き上げた自動車ボディに水をスプレーして予備洗浄し、予備洗浄にてスプレーした水を該電着槽へ流入させ、
自動車ボディに対して少なくとも2つの水洗槽にて順次、請求項1に記載の水洗方法をそれぞれ実施し、および、
自動車ボディに高純度の水をスプレーして仕上洗浄し、仕上洗浄にてスプレーした水を搬送方向にて最下流に位置する水洗槽へ流入させる
ことを含む、水洗方法。 - 前記姿勢調整装置を用いて自動車ボディをその搬送方向前部が下方を向くように傾斜させつつ、前記昇降装置を用いて吊下支持装置を降下させて自動車ボディを水洗浴液中に沈め、および
該姿勢調整装置を用いて自動車ボディをその搬送方向前部が上方を向くように傾斜させつつ、該昇降装置を用いて吊下支持装置を上昇させて自動車ボディを水洗浴液から引き上げる
ことを含む、請求項1または2に記載の方法。 - 前記引上浸漬操作を実施する間に、自動車ボディの水洗浴液からの露出部分にノズルから水をスプレーして自動車ボディの水洗浴液からの露出部分を洗浄することを更に含む、請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007126600A JP5053704B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 電着塗装のための水洗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007126600A JP5053704B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 電着塗装のための水洗方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008280588A JP2008280588A (ja) | 2008-11-20 |
JP5053704B2 true JP5053704B2 (ja) | 2012-10-17 |
Family
ID=40141657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007126600A Expired - Fee Related JP5053704B2 (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 電着塗装のための水洗方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5053704B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5650986B2 (ja) * | 2010-11-01 | 2015-01-07 | 木田精工株式会社 | 無排水による表面処理装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532546A (en) * | 1976-06-30 | 1978-01-11 | Mitsubishi Motors Corp | Method of dip washing after electrodeposition painting |
JPH0210127Y2 (ja) * | 1984-09-08 | 1990-03-13 | ||
JP3005907B2 (ja) * | 1990-08-13 | 2000-02-07 | 本田技研工業株式会社 | 自動車車体の洗浄方法 |
JPH04346696A (ja) * | 1991-05-21 | 1992-12-02 | Kansai Paint Co Ltd | カチオン電着塗装工程における水洗方法 |
JPH06235094A (ja) * | 1993-02-09 | 1994-08-23 | Honda Motor Co Ltd | 自動車ボディの水切り方法 |
JPH0734294A (ja) * | 1993-07-20 | 1995-02-03 | Nissan Motor Co Ltd | 電着水洗方法 |
JP2002235196A (ja) * | 2001-02-08 | 2002-08-23 | Nippon Paint Co Ltd | 電着塗装システム |
JP4925615B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2012-05-09 | 株式会社大気社 | 搬送設備 |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007126600A patent/JP5053704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008280588A (ja) | 2008-11-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5013953B2 (ja) | 電着塗装方法 | |
JP4557683B2 (ja) | 搬送設備 | |
JP4925615B2 (ja) | 搬送設備 | |
KR101653415B1 (ko) | 침지 처리 시스템 | |
JP3339585B2 (ja) | 製品、特に車両車体を導入導出する方法、製品の表面処理装置およびシステム | |
JP5390538B2 (ja) | 車両ボディを処理するための浸漬処理設備 | |
RU2116234C1 (ru) | Устройство для обработки поверхности кузовов автомобилей | |
JP2011517306A (ja) | オーバーヘッド移送システムとそれを有する浸漬処理設備 | |
US6372107B1 (en) | Process and conveyor device for conveying vehicle bodies through a treatment tank | |
US9193542B2 (en) | Chassis dip treatment stations | |
SK13532002A3 (sk) | Zariadenie na spracovanie, najmä na lakovanie, predmetov, najmä karosérií vozidiel | |
ITMI20112090A1 (it) | Impianto rapido per il trattamento ad immersione di scocche | |
CN1315704C (zh) | 用于处理特别是用于电泳浸渍式油漆汽车车身的设备 | |
US4890633A (en) | Treating apparatus equipped with a swing mechanism | |
JP5053704B2 (ja) | 電着塗装のための水洗方法 | |
JP2008280589A (ja) | 電着塗装方法 | |
US7323059B2 (en) | Plant for the treatment, in particular the cataphoretic dip coating of objects, in particular of vehicle chassis | |
JP2005289102A (ja) | 搬送装置 | |
JP2906077B2 (ja) | 表面処理装置 | |
JP2004283690A (ja) | 自動車ボディの表面処理方法とそれに使用する台車 | |
JPH03202498A (ja) | 電着塗装用ワークハンガとその移載搬送装置 | |
JP2011115762A (ja) | 塗装用浸漬処理方法、及び、その方法に使用する塗装用浸漬処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120703 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120726 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5053704 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |