JP5053210B2 - 弁体の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機などが備える変速制御機構の作動制御に用いるソレノイド弁を始めとする各種弁体を取り付ける弁体の取付構造に関する。
従来、特許文献1に示すように、変速制御バルブの作動制御を行うための弁体として、ソレノイド弁が用いられている。ソレノイド弁は、通常、変速機ハウジングもしくは変速制御バルブハウジングなどで構成されたベース部材に取り付けられる。ソレノイド弁をベース部材に取り付ける取付構造として、従来、ボルトなどの締結具を用いた取付構造が多く採用されている。また、特許文献2には、他の取付構造として、ソレノイド弁の全体もしくはその一部を取付側の部材に対してかしめて固定する取付構造が開示されている。
特開平8−170750号公報 特開2002−188747号公報
ソレノイド弁をベース部材に取り付ける取付構造には、各種の取付構造があるが、ボルトなどの締結具を用いた取付構造では、締結具による部品点数の増加が避けられなかった。また、ベース部材の取付箇所にボルト固定用の穴を形成するなど、締結具を固定するための加工作業が必要となる。したがって、ソレノイド弁の取り付けに必要な工程が多くなり、自動変速機などの製造に要する手間と時間が増加するという問題があった。
また、ベース部材上のレイアウト制約から、ボルトなどの締結具をソレノイド弁の近傍に設置できない場合がある。その場合、ソレノイド弁と締結具を連結して取り付けるための取付部材を複雑な形状に加工したり、大型化したりする必要が生じる。これにより、ソレノイド弁の周辺構造の小型化、簡素化が阻害されるおそれがあった。また、ソレノイド弁の取付強度や精度を確保するために、強度や精度の高い部材を使用せざるを得なくなり、製品のコスト増につながるおそれがあった。
また、ソレノイド弁をベース部材に対してボルトで固定している場合、作動油の圧力でソレノイド弁に荷重がかかると、取付部材のボルト挿通孔とボルトとの間に微小な隙間(クリアランス)があることで、ソレノイド弁に荷重方向の位置ズレが生じるおそれがあり、ソレノイド弁の固定位置が安定しないという問題があった。
また、かしめによるソレノイド弁の取付構造では、別途の締結具を要しないため部品点数の増加を招かずに済むが、ソレノイド弁に対する油圧による大きな荷重がかしめ箇所に対して抜出方向に掛かる場合、ソレノイド弁の取付強度が不足するおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、簡単な構造で部品点数を増加させず、かつ取付工程を簡素化しながらも、十分な強度で弁体を取り付けることができる弁体の取付構造を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明にかかる弁体の取付構造は、流体の流通路(33,34)が形成されたベース部材(30)に対して該流通路(33,34)の流通を制御する弁体(10)を取り付ける弁体の取付構造であって、弁体(10)に設けた突起状の取付部(27)と、ベース部材(30)に設けた取付部(27)を係止する係止部(37)とを備え、ベース部材(30)の取付個所(A)に配置した弁体(10)を固定姿勢へ向けて回転させることで、取付部(27)が係止部(37)に当接した状態で係止され、ベース部材(30)に対する弁体(10)の取り付けが行われることを特徴とする。なお、ここでの括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
従来の弁体の取付構造では、ボルトなどの締結具を用いて弁体の取り付けを行っていた。これに対して、本発明にかかる弁体の取付構造では、弁体の固定姿勢への回転に伴い、弁体に設けた突起状の取付部がベース部材の係止部で係止されるので、ボルトなどの締結具を用いずに弁体の取り付けが行える。したがって、弁体の取付構造の簡素化、軽量化、部品点数の削減を図ることができる。また、取付箇所に配置した弁体を固定姿勢へ向けて回転させるだけで弁体の取り付けが行えるので、弁体の取付工程を簡素化できる。さらに、締結具を省いたことで、ベース部材上のレイアウト性が向上し、弁体あるいは他部品の配置の自由度を高めることができる。
また、上記の弁体の取付構造では、ベース部材(30)の取付箇所(A)に、弁体(10)の回転を許容した状態で少なくともその一部(10a)を挿入させる挿入部(32)を設け、挿入部(32)に挿入された弁体(10)が回転して固定姿勢になった状態で、係止部(37)による取付部(27)の係止で挿入部(32)に対する抜出方向への弁体(10)の移動が阻止されるようにするとよい。これによれば、弁体をベース部材に取り付ける際、取付部と係止部とが接触しない角度で挿入部に弁体を挿入し、その後、挿入部に挿入した弁体を固定姿勢へ向けて回転させれば、係止部が取付部に当接して、弁体が挿入部から抜けない状態で固定される。したがって、工具などを使用せず簡単な作業で弁体の取り付けが行える上に、弁体が挿入部から抜けることを効果的に防止できる。
また、上記の弁体の取付構造では、係止部(37)は、取付部(27)を当接させて係止する突起状の部位(37)、または取付部(27)を挿入させて係止する溝状の部位(37−2)としてよい。このように係止部を突起状の部位あるいは溝状の部位とすれば、取付部の係止を確実に行えるようになる。その一方で、係止部の形状が簡単になるので、ベース部材の加工工程を簡素化できる。また、弁体の取付作業を容易にすることが可能となる。
また、上記の弁体の取付構造では、固定姿勢である弁体(10)の回転を阻止可能な他の部品(10−2,38,40)を備え、該他の部品(10−2,38,40)により、弁体(10)の取付部(27)に対する係止部(37)による係止状態の解除が防止されるようにするとよい。これによれば、弁体が固定姿勢から回転しようとした場合でも、取付部の係止状態が解除されることを防止できる。したがって、弁体の誤脱を防止でき、取付構造の信頼性を向上させることができる。
また、この場合、弁体(10)の回転を阻止可能な他の部品は、ベース部材(30)における弁体(10)に隣接する位置に取り付けた他の弁体(10−2)であってよい。これによれば、ベース部材に複数の弁体を取り付ける場合、他の弁体により一の弁体の回転を防止できるので、弁体の誤脱を防止するための別途の部品が不要となる。したがって、弁体の周辺構造の簡素化、部品点数の削減を図ることができる。
また、弁体(10)の回転を阻止可能な他の部品として、弁体(10)を覆うようにベース部材(30)に取り付けた蓋部材(40)を用いてもよい。このように蓋部材を用いて弁体の回転を阻止すれば、弁体の回転を阻止するため別途の部品を設けずに弁体の誤脱防止を図ることができる。したがって、弁体の周辺構造の簡素化、部品点数の削減を図ることができる。
また、この弁体の取付構造では、弁体(10)は、ベース部材(30)に設けた供給油路(33)及び排出油路(34)の流通を制御するためのソレノイド弁(10)であり、取付部(25)は、ソレノイド弁(20)に設けた配線用のカプラ(25)であってもよい。このように、ソレノイド弁に設けたカプラを本発明の取付部として用いれば、ソレノイド弁の部品点数を少なく抑えて、ソレノイド弁やその周辺構造の複雑化を回避しながらも、ベース部材に対する弁体の取り付けが容易に行えるようになる。
本発明にかかる弁体の取付構造によれば、簡単な構造で部品点数を増加させず、弁体の取り付けが容易に行えるようになる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、ソレノイド弁10,10−2,10−3を取り付けたベース部材(バルブボディ)30を示す斜視図である。ベース部材30は、変速機ハウジングもしくは変速制御バルブハウジングの一部として構成されている。ベース部材30上のソレノイド弁10,10−2,10−3の取付箇所A,B,Cには、ベース部材30の表面から半円筒状に隆起した装着部31が設けられている。装着部31の円筒軸方向の一端には、ソレノイド弁10を挿入して取り付ける挿入部32が開口している。挿入部32は、略円筒状の孔として形成されており、後述するようにソレノイド弁10の回転を許容した状態でその一部を挿入させるようになっている。なお、ソレノイド弁10,10−2,10−3は同一構造であるため、共通する構造の説明はソレノイド10を用いて行う。
図2は、ソレノイド弁10の内部構造を示す断面図である。同図では、装着部31の内部構造も図示している。装着部31に設けた挿入部32には、ベース部材10に形成された作動油の供給油路33と排出油路34とが連通している。また、挿入部32の開口の周囲にはドレン溝35が形成されている。ドレン溝35は、ベース部材30に形成した図示しないドレン油路に連通している。
ソレノイド弁10の本体部11は、略円筒状のケース12で構成されており、ケース12内には、保持部材13で保持されたコイル(ソレノイドコイル)14が設置されている。本体部11の外側面には、配線を接続するためのカプラ(接続端子)25が取り付けられている。カプラ25は、本体部11から半径方向の外側に突出する突起状の部位で、略矩形状の外形を有している。カプラ25内には、接続用電極25aが設置されている。また、本体部11の側面における他の位置には、取付片27(取付部)27が設置されている。取付片27の詳細ついては後述する。
ケース12の先端部(円筒軸方向の一端)12aは、本体部11から軸状に突出して形成されている。先端部12aには開口部12cが形成されており、開口部12c内には、入口ポート部材15が設置されている。入口ポート部材15は、軸方向に延びる長尺状の部材で、ケース12の先端部12aから突出した状態で設置されており、内部には、長手方向に貫通する入口油路20が形成されている。入口ポート部材15の外周には、ケース12の先端部12aとの間に出口油路16を形成するための溝15bが設けられている。
一方、保持部材13の内側には、ボール17を移動可能に支持するボール支持部材18が設置されている。ボール17は、ボール支持部材18内のスプリング19により入口ポート部材15に向けて付勢されている。ボール支持部材18と入口ポート部材15の間には、出口油路16に連通する内部空間21が形成されている。また、ボール支持部材18の内側には、複数の溝18aが形成されており、ボール17が入口油路20の一端を閉塞しているとき、内部空間21が溝18aを介してボール支持部材18内の通路18bと連通する。通路18bは、ボール支持部材18の外周に形成された複数の溝18c、およびケース12に形成された通路12dを介してドレン溝35に連通している。
なお、図2は、ケース12の先端部12a及び入口ポート部材15の先端部15a(以下、これらをソレノイド弁10の先端部10aと称す。)が挿入部32に挿入されて、その状態でソレノイド弁10が回転して後述する固定姿勢になった状態を示している。この状態でソレノイド弁10が装着部31に取り付けられる。ソレノイド弁10が装着部31に取り付けられると、入口ポート部材15により挿入部32内の供給油路33と排出油路34とが仕切られる。また、ドレン溝35がソレノイド弁10の本体部11の端面で覆われる。
上記構成のソレノイド弁10の動作を簡単に説明する。コイル14が非励磁のとき、ボール17が入口ポート部材15に着座して入口油路20を閉塞する。したがって、供給油路33は閉じられた状態になる。また、出口油路16は、内部空間21からボール支持部材18の溝18a、通路18bおよび通路18c、ケース12の通路12dを介してドレン溝35に連通する。したがって、排出油路34はドレン油路に連通する。一方、コイル14が励磁されると、磁力が作用したボール17が移動してボール支持部材18のシート部材18dに着座し、入口油路20を開放するとともに通路18bを閉塞する。これにより、内部空間21を介して入口油路20と出口油路16とが連通した状態となり、供給油路33と排出油路34とが連通する。
図3は、装着部31に取り付けたソレノイド弁10を示す概略図で、(a)は、側面図、(b)は、正面図、(c)は、ベース部材30に複数のソレノイド弁10を取り付けた状態を示す正面図である。なお、同図では、ソレノイド弁10と区別するため、ベース部材30の一部に斜線を施している。この点は、他の同様の図においても同じである。ソレノイド弁10に設けた取付片27は、金属などで構成された一枚の平板を略直角に折り曲げてなる部材で、本体部11の外側面に固着された第一片27aと、該第一片27aの一端から略直角に屈曲して本体部11の半径方向外側に向かって突出する第二片27bとを備え、全体が略L字状に形成されている。
一方、ベース部材30上には、取付片27を係止するための係止部37が設けられている。本実施形態の係止部37は、ベース部材30の上面から略矩形状に突出して形成された突起状の部位である。係止部37は、固定姿勢にあるソレノイド弁10の取付片27に当接するように設置されている。詳細には、取付片27の第二片27bにおける挿入部32と反対側の面に当接する。したがって、ソレノイド弁10が固定姿勢であるとき、取付片27と係止部37とが挿入部32の軸方向(円筒軸方向)に沿って隣接して配置される。
図4は、ソレノイド弁10をベース部材30に取り付ける手順を説明するための図である。ソレノイド弁10をベース部材30に取り付けるには、まず、ソレノイド弁10の先端部10aを挿入部32に挿入する。この際、図4(a)に示すように、取付片27が係止部37に接触しないように、取付片27が係止部37よりも高い位置になる角度にソレノイド弁10を傾けた状態で挿入する。こうして、ソレノイド弁10の先端部10aを挿入部32に奥まで挿入する。その後、ソレノイド弁10を図4(a)の矢印Dで示す方向へ回転させて、図4(b)に示す固定姿勢とする。この固定姿勢では、図3(a)に示すように、取付片27が係止部37の装着部31側の側面31aに当接する。したがって、取付片27が係止部37で係止されてソレノイド弁10が挿入部32から抜けない状態となる。すなわち、係止部37は、挿入部32に挿入されたソレノイド弁10が回転して固定姿勢となった状態で、挿入部32からその円筒軸に沿って抜け出そうとする方向(以下、「抜出方向」と称す。)へ移動しようとするソレノイド弁10の取付片27を係止する。また、挿入部32に挿入されて固定姿勢になっているソレノイド弁10は、係止部37による係止で抜出方向へのガタが生じないようになっている。
続けて、図3(c)に示すように、ソレノイド弁10に隣接する取付箇所Bにソレノイド弁10−2を取り付ける。さらに続けて、ソレノイド弁10−2に隣接する取付箇所Cにソレノイド弁10−3を取り付ける。ソレノイド弁10−2,10−3の取付手順は、ソレノイド弁10の場合と同様である。これにより、ソレノイド弁10(10−2)に隣接するソレノイド弁10−2(10−3)の本体部11が、固定姿勢にあるソレノイド弁10(10−2)が回転する際の取付片27の移動経路上に位置する。すなわち、ソレノイド弁10−2(10−3)は、固定姿勢にあるソレノイド弁10(10−2)の回転を阻止可能である。したがって、ソレノイド弁10−2(10−3)により、ソレノイド弁10(10−2)の取付片27の係止状態が誤って解除されることを防止できる。
この場合、ソレノイド弁10に隣接するソレノイド弁10−2、あるいはソレノイド弁10−2に隣接するソレノイド弁10−3は、当初からソレノイド弁10(10−2)の取付片27に当接した状態で設置してもよいし、取付片27の係止状態が解除されない範囲内であれば、図3(c)に示すように、取付片27に対して僅かに離間した位置に設置し、固定姿勢のソレノイド弁10(10−2)に若干の回転を許容してもよい。つまりこの場合は、係止部37による取付片27の係止が解除される前に取付片27がソレノイド弁10−2(10−3)に当接するように構成すればよい。
本実施形態では、3個のソレノイド弁10,10−2,10−3を設置している。この場合、最後に取り付けたソレノイド弁10−3に対しては、取付片27の移動を阻止する他のソレノイド弁が存在しない。そのため、本実施形態では、図3(c)に示すように、ソレノイド弁10−3の回転を阻止するための押え部材38を設置している。なお、図1では、押え部材38の図示は省略している。押え部材38は、細板を適宜に折り曲げて形成された部材で、取付片27の上端を押えた状態で、ボルト38aなどの締結具でベース部材30に固定されている。
本実施形態では、ソレノイド弁10の回転をソレノイド弁10−2で阻止するとともに、ソレノイド弁10−2の回転をソレノイド弁10−3で阻止するように構成しているので、押え部材38は、最後に取り付けたソレノイド弁10−3の取付片27だけを押えている。このように、複数のソレノイド弁10,10−2,10−3に対して押え部材38は1個で足りる。なお、ここではソレノイド弁10を3個並べて設置した場合を示したが、設置するソレノイド弁10はこれ以外の数であってもよい。
以上説明したように、本実施形態の取付構造では、ソレノイド弁10の固定姿勢への回転に伴い、ソレノイド弁10の取付片27がベース部材30の係止部37に当接して係止されるように構成している。これにより、ボルトなどの締結具を用いずにベース部材30に対するソレノイド弁10の取り付けが行える。したがって、ソレノイド弁10の取付構造の簡素化、軽量化、部品点数の削減を図ることが可能となる。また、取付箇所に配置したソレノイド弁10を固定姿勢へ向けて回転させるだけでソレノイド弁10の取り付けが行えるので、ソレノイド弁10の取付作業を簡素化できる。さらに、従来は個々のソレノイド弁の取り付けに必要であったボルトなどの締結具を省略できるので、ベース部材30上のレイアウト性が向上し、ソレノイド弁10や他部品の配置の自由度を高めることができる。
また、本実施形態では、ベース部材30上の取付箇所A(B,C)にソレノイド弁10(10−2,10−3)を回転可能な状態で挿入させる挿入部32を設けており、挿入部32に挿入されたソレノイド弁10が固定姿勢にある状態で、抜出方向へ移動しようとするソレノイド弁10の取付片27が係止部37で係止されるように構成している。したがって、上記のように、取付片27と係止部37とが接触しない角度で挿入部32にソレノイド弁10を挿入し、その後、ソレノイド弁10を固定姿勢へ向けて回転させれば、取付片27が係止される。これにより、工具などを使用せず簡単な作業でソレノイド弁10の取り付けが行える。また、ソレノイド弁10の取付後は、ソレノイド弁10が誤って挿入部32から抜けてしまうことを効果的に防止できる。
なお、ベース部材30に取り付けたソレノイド弁10には、供給油路33や排出油路34を流通する作動油の圧力により、抜出方向への荷重がかかる。これに対して、本実施形態の取付構造では、当該抜出方向へのソレノイド弁10の移動を抑えるように係止部37で取付部27を係止しているので、作動油の圧力がかかる場合でも、ソレノイド弁10の取付強度が不足せずに済む。また、ソレノイド弁10の固定位置がズレたりガタつきが生じたりせずに済む。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態にかかる弁体の取付構造について説明する。なお、第2実施形態の説明及び対応する図面においては、第1実施形態と同一又は相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項については、第1実施形態と同じである。これらの点は他の実施形態についても同様とする。図5は、本発明の第2実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、(a)は、ベース部材30に取り付けたソレノイド弁10の側面図、(b)は、正面図である。第1実施形態の取付構造では、ベース部材30に設けた係止部37を突起状の部位として構成していたが、本実施形態の取付構造が備える係止部37−2は、ベース部材30に設けた溝状の部位として構成されている。
係止部37−2は、固定姿勢にあるソレノイド弁10の取付片27を挿入させることが可能な直線状の溝からなる。このような溝状の部位である係止部37−2に取付片27が挿入されると、装着部31と反対側の内側面37−2aに取付片27が当接して係止される。なお、係止部37−2は、複数の取付箇所A,B,C(図3(c)参照)に跨って配置される1本の溝として形成することが可能である。
〔第3実施形態〕
図6は、本発明の第3実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、(a)は、ベース部材30に取り付けたソレノイド弁10の側面図、(b)は、正面図、(c)は、ソレノイド弁10を固定姿勢へ回転させた状態の正面図である。第1実施形態の取付構造では、ソレノイド弁10に設けた取付片27は、第一片27aと第二片27bとを備えて略L字状に形成されていたが、本実施形態のソレノイド弁10が備える取付片27−3は、本体部11の外側面に固着された一片のみからなる平板状に形成されている。さらに、本実施形態では、第2実施形態と同様、溝状の部位として形成された係止部37−2を備えている。
本実施形態においても、ソレノイド弁10の先端部10aを挿入部32に挿入した状態で、ソレノイド弁10を図6(b)の矢印Dで示す方向へ回転させて、図6(c)に示す固定姿勢とする。この固定姿勢では、図6(a)に示すように、取付片27−3の端辺(装着部31と反対側を向く端辺)27−3aが、対向する係止部37−2の内側面37−2aに当接して係止される。すなわち、取付片27−3の厚み部分が係止部37−2で係止される。
本実施形態では、取付片27−3を平板状としたことで、取付片27−3がソレノイド弁10の半径方向の外側に突出する突出寸法を小さくでき、ソレノイド弁10及びその周辺構造の小型化を図ることができる。また、ソレノイド弁10が挿入部32から抜出方向へ移動しようとする場合、係止部37−2からの荷重が取付片27−3の面と平行な方向にかかるようになるので、ソレノイド弁10の固定強度を高めることができる。
〔第4実施形態〕
図7は、本発明の第4実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、(a)は、ベース部材30に取り付けたソレノイド弁10の側面図、(b)は、正面図である。本実施形態の取付構造では、第1実施形態のソレノイド弁10が備えていた取付片27に代えて、配線Lを接続するためのカプラ25を取付部として用いている。すなわち、第1実施形態の取付片27を省略し、取付片27を設置していた箇所にカプラ25を設置している。
したがって、本実施形態では、ソレノイド弁10を固定姿勢へ向けて回転させると、カプラ25が係止部37に当接して係止され、ソレノイド弁10がベース部材30に取り付けられる。このように、ソレノイド弁10に設けた配線用のカプラ25を取付部として用いれば、取付片27が不要となるので、ソレノイド弁10の部品点数を削減できる。したがって、ソレノイド弁10やその取付構造を簡素化することが可能となる。
〔第5実施形態〕
図8及び図9は、本発明の第5実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、図8は、ソレノイド弁10,10−2,10−3を取り付けたベース部材30の全体を示す斜視図、図9は、ベース部材30の一部を示す概略側面図である。なお、ベース部材30上にはソレノイド弁10,10−2,10−3以外の部品も搭載されているが、図8では、それらの図示を省略している。本実施形態では、ソレノイド弁10,10−2,10−3を覆うようにベース部材30に取り付けられた蓋部材40を備えている。そして、第1実施形態においてソレノイド弁10−3の回転を阻止していた押え部材38を省略し、蓋部材40でソレノイド弁10−3の回転を阻止するように構成している。なお、図示の都合上、図8では、蓋部材40を点線で示している。
図8及び図9に示すように、蓋部材40は、平板状の上壁40aと該上壁40aの周囲から下方に突出する側壁40bとを備えて構成されている。蓋部材40は、ベース部材30上に被せられてボルト41で固定される。図9に示すように、蓋部材40をベース部材30に被せた状態で、上壁40aの下面が固定姿勢にあるソレノイド弁10−3の上端(図では、カプラ25の上端)に当接するか、該上端に対して僅かに離間した位置に配置されるようになっている。したがって、蓋部材40を取り付けた状態で、ソレノイド弁10−3が固定姿勢から僅かに回転すると、カプラ25が上壁40aの下面に衝突する。これによりソレノイド弁10−3の回転が阻止され、取付片27の係止状態が解除されることを防止できる。したがって、ソレノイド弁10,10−2,10―3の誤脱を予防できる。
本実施形態の取付構造のように、蓋部材40を用いてソレノイド弁10−3の回転を阻止すれば、ソレノイド弁10−3の回転を阻止するため別途の部品が不要となる。したがって、ソレノイド弁10,10−2,10−3の周辺構造の簡素化、部品点数の削減を図ることができる。
なお、本実施形態の蓋部材40を設けたことにより、蓋部材40でソレノイド弁10の回転を阻止可能であれば、隣接するソレノイド弁10−2は、必ずしもソレノイド弁10の回転を阻止可能な位置に設置しなくてもよい。ソレノイド弁10−2に対するソレノイド弁10−3の設置についても同様である。
〔第6実施形態〕
図10は、本発明の第6実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、ベース部材30に取り付けたソレノイド弁10の側面図である。本実施形態では、他の実施形態と同様、取付片27と係止部37とで本発明にかかる取付構造を構成している。そのうえで、取付片27の第2片27bをベース部材30の表面に沿って延びるように配置し、該第2片27bをベース部材30に対してボルト51で固定している。また、本実施形態では、ベース部材30が変速機ハウジングの本体部などで構成された固定側部材55に対して固定されているが、取付片27をベース部材30に固定するボルト51が、ベース部材30を固定側部材55に固定するボルトで兼用されている。すなわち、一のボルト51によりベース部材30の固定側部材55への固定と、取付片27のベース部材30への固定との両方が行われている。ボルト51は、取付片27に設けた挿通孔51aとベース部材30に設けた挿通孔51bとに挿通されて、固定側部材55に設けた固定孔55aに対して締付固定されている。挿通孔51a及び挿通孔51bは、ボルト51の軸に対して微小な隙間(クリアランス)を有している。なお、図10では、取付片27の第2片27bとベース部材30と固定側部材55は断面で示している。
このように取付片27をベース部材30に対してボルト51で固定する場合、従来は、取付片27と係止部37とで構成される本発明の固定構造がなかった。そのため、供給油路33や排出油路34を流通する作動油の圧力によりソレノイド弁10に抜出方向の荷重がかかると、取付片27bに形成した挿通孔51aとボルト51との間にクリアランスがあることで、ソレノイド弁10に抜出方向の位置ズレが生じるおそれがあり、固定位置が定まらなかった。特に、ベース部材30を固定側部材55に固定するボルト51と取付片27をベース部材30に固定するボルト51を兼用している場合、ベース部材30の挿通孔51bとボルト51との間にもクリアランスがあるため、ベース部材30に対する取付片27の位置ズレ量がさらに大きくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、係止部37で取付片27を係止してソレノイド弁10の抜出方向への移動を阻止しているので、ボルト51と挿通孔51a,51bとの間にクリアランスがあっても、それらに関係なくソレノイド弁10の位置ズレを効果的に防止できる。また、取付片27やベース部材30に形成した挿通孔51a,51bの加工精度に影響されずにソレノイド弁10の位置ズレを確実に防止でき、ソレノイド弁10の取付状態を安定させることが可能となる。したがって、取付片27やベース部材30の加工が容易に行えるようになる。
また、上記構成では、ソレノイド弁10はベース部材30に取り付けられるのに対して、ボルト51は固定側部材55に締結固定されている。この場合、ベース部材30と固定側部材55は別々に加工される部品であるため、ベース部材30に形成された油路33,34と固定側部材55に形成されたボルト固定孔55aとの相対的な位置や寸法の管理は困難である。そのため、取付片27と係止部37とで構成される本発明の固定構造がないと、油路33,34に対するソレノイド弁10の相対位置を厳密に管理することが容易でなかった。この点、本実施形態では、ベース部材30に設けた係止部37でソレノイド弁10の位置決めを行うので、ベース部材30に形成する供給油路33,34と係止部37との相対的な位置、寸法あるいは形状を管理すれば、油路33,34に対するソレノイド弁10の位置決めを厳密に行うことが可能となる。したがって、供給油路33及び排出油路34に対するソレノイド弁10の組付精度を高めることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書、図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお、直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
例えば、本発明にかかる取付構造が適用される弁体は、上記実施形態に示すソレノイド弁10には限定されず、それ以外にも、他の構成を有するアクチュエータなど別の種類の弁体でもあってもよい。また、ソレノイド弁10(10−2)の回転を阻止可能な他の部品は、上記実施形態に示す他のソレノイド弁10−2(10−3)あるいは押え部材38や蓋部材40には限定されず、これら以外の部品であってもよい。また、上記各実施形態に示す取付部や係止部の具体的な形状は一例であり、本発明の取付構造が備える取付部や係止部は、上記実施形態に示す以外の形状であってもよい。また、図2に示すソレノイド弁10の内部構造はあくまで一例であり、これに限定されるものではない。
本発明の第1実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、ソレノイド弁を取り付けたベース部材の外観構成を示す斜視図である。 ソレノイド弁の内部構成を示す断面図である。 ベース部材に取り付けたソレノイド弁を示す図で、(a)は、側面図、(b)は、正面図、(c)は、複数のソレノイド弁を取り付けた状態を示す正面図である。 ソレノイド弁を取り付ける手順を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、(a)は、ベース部材に取り付けたソレノイド弁の側面図、(b)は、正面図である。 本発明の第3実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、(a)は、ベース部材に取り付けたソレノイド弁の側面図、(b)は、正面図、(c)は、固定姿勢にあるソレノイド弁の正面図である。 本発明の第4実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、(a)は、ベース部材に取り付けたソレノイド弁の側面図、(b)は、正面図である。 本発明の第5実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、蓋部材を取り付けたベース部材の全体を示す斜視図である。 蓋部材を取り付けたベース部材の一部を示す概略側面図である。 本発明の第6実施形態にかかる弁体の取付構造を示す図で、ベース部材に取り付けたソレノイド弁の側面図である。
符号の説明
10,10−2,10−3 ソレノイド弁(弁体)
10a 先端部
11 本体部
25 カプラ
27 取付片(取付部)
30 ベース部材
31 装着部
32 挿入部
33 供給油路(流通路)
34 排出油路(流通路)
37 係止部
38 押え部材(他の部材)
40 蓋部材(他の部材)
A,B,C 取付箇所

Claims (4)

  1. 流体の流通路が形成されたベース部材に対して該流通路の流通を制御する弁体を取り付ける弁体の取付構造であって、
    前記弁体に設けた突起状の取付部と、
    前記ベース部材に設けた前記取付部を係止する係止部と、
    前記弁体の回転を許容した状態で少なくともその一部を挿入させる挿入部と、を備え、
    前記係止部は、前記取付部を当接させて係止する突起状の部位、または前記取付部を挿入させて係止する溝状の部位であり、
    前記挿入部に挿入された前記弁体が回転して固定姿勢になった状態で、前記取付部が前記係止部に当接した状態で係止され、前記挿入部からの抜出方向への前記弁体の移動が阻止されることで、前記ベース部材に対する前記弁体の取り付けが行われると共に、
    前記固定姿勢である前記弁体の回転を阻止可能な他の部品を備え、
    該他の部品により、前記弁体の取付部に対する前記係止部による係止状態の解除が防止される
    ことを特徴とする弁体の取付構造。
  2. 前記弁体の回転を阻止可能な他の部品は、
    前記ベース部材における前記弁体に隣接する位置に取り付けた他の弁体である
    ことを特徴とする請求項に記載の弁体の取付構造。
  3. 前記弁体の回転を阻止可能な他の部品は、
    前記弁体を覆うように前記ベース部材に取り付けた蓋部材である
    ことを特徴とする請求項に記載の弁体の取付構造。
  4. 前記弁体は、前記ベース部材に設けた供給油路及び排出油路の流通を制御するためのソレノイド弁であり、
    前記取付部は、前記ソレノイド弁に設けた配線用のカプラである
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の弁体の取付構造。
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