JP5051419B2 - 認証システム、認証方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明の他の目的は、本方法によりセキュリティと利便性の向上を図るための認証システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、個人の登録指紋情報が入ったICカードを利用することにより、本人がどの指を登録したのかを忘れるのを防止する認証システムを提供することである。
を具備する。
第2の効果は、チケットレスで航空機に搭乗できることにある。その理由は、上記と同じためである。
図1を参照すると、本発明の認証システムは、ユーザ端末PC1と、券売機2と、ICカードリーダ3と、ホストコンピュータ4と、指紋照合装置5と、ホストコンピュータ6と、指紋データベース7を備えている。
(1)ステップS101
ユーザ端末PC1から目的の航空券(チケット)の予約をする。便名、搭乗者(ユーザ)などの予約情報はホストコンピュータ4に記録される。
(2)ステップS102
次に、ユーザは空港又はコンビニエンスストアに設置された券売機2で航空券を購入する。その際、ユーザは事前に予約した情報(予約情報)をホストコンピュータ4から券売機2に呼び出す。なお、ユーザ端末PC1からの予約無しに、券売機2において予約したり、直接その場で所望する航空券を購入したりすることも可能である。この時、航空券に予約情報を電気的又は磁気的に記録することも可能である。なお、ユーザ毎の予約情報を識別するために、ユーザID(識別情報)、予約番号(整理番号)、又は予約情報を呼び出すためのパスワードを発行しても良い。これらの情報は、予約情報に対応させて記録することが望ましい。
(3)ステップS103
次に、ユーザは登録指情報が入ったICカードをICカードリーダ3に挿入する。なお、ICカードは、ICチップを有するパスポート又は他の身分証明書でも良い。なお、ICカードをICカードリーダ3に挿入するまで、券売機2は航空券を発行しないようにしても良い。すなわち、登録指情報の提供と引き換えに航空券を発行するようにする。
(4)ステップS104
ICカードリーダ3は、読み取ったICカード内の登録指情報を指紋データベース7に登録する。この時、予約情報と登録指情報を対応させて登録することが望ましい。予約情報に基づいて登録指情報を呼び出す必要があるためである。但し、必ずしも同じデータベースやテーブルに格納しておく必要はなく、RDB(リレーショナルデータベース)のように、関連付けて呼び出せるようにしておけば足りる。
(5)ステップS105
次に、ユーザは空港の搭乗ゲートで予約情報を入力する。予約情報の入力については、指紋照合端末5の入力画面にユーザが予約情報を入力する。この時、予約情報として、前述のユーザID(識別情報)、予約番号(整理番号)、又はパスワードを入力するようにしても良い。或いは、指紋照合端末5の航空券挿入口に航空券を挿入することで、航空券に記録された予約情報を読み取るようにする。この時、入力された予約情報はホストコンピュータ6に送信される。
(6)ステップS106
ホストコンピュータ6は、予約情報に基づき、指紋データベース7からユーザ本人の登録指情報を呼び出し、この登録指情報を指紋照合端末5に返信する。
(7)ステップS107
指紋照合端末5は、指紋データベース7から呼び出した登録指情報を出力する。この時、指紋照合端末5は登録指情報に基づき、照合端末画面に照合する指を文字又は画像で表示する。音声案内を付加しても良い。ユーザ本人は指示に従い指紋照合装置5に指紋を入力する。指紋照合装置5に指紋情報を入力する際、ユーザが指紋照合装置5に指で触れたり指を近づけたりすることで、指紋照合装置5がユーザの指紋を直接読み取る。
(8)ステップS108
照合が合致を示す場合には搭乗ゲートが開き航空機に搭乗できる。この時、指紋照合装置5は、照合が合致を示す場合、搭乗ゲートに対してユーザの入場許可、すなわち扉(ゲート)の開放を要求する。搭乗ゲートは、指紋照合装置5からの要求に応じて、扉を開放する。或いは、搭乗ゲートは、指紋照合装置5から照合が合致した旨の通知を受けた時に扉を開放する。
本発明の第1の実施例では、登録指情報が入ったICカードの情報と搭乗ゲートでの指紋認証技術を用いて搭乗者本人を特定しチケットレスで搭乗できるというように構成されているため、セキュリティ面の向上につながり信頼性と利便性を確保できる。
また、本発明の第1の実施例では、ICカードに登録指情報が入っているために、本人が登録した指を迷うことなく選択でき、利便性の向上となる。
第1実施形態ではICカードを使用しているが、ICカードの登録指情報は頻繁に更新することが難しく、登録された情報が古くなってしまう場合がある。また、何らかの事情によりICカードがユーザの手元に無い場合、認証システムを利用できなくなってしまう。そのため、第2実施形態として、ICカードを使用せずに認証を行う場合について説明する。
図3を参照すると、本発明の認証システムは、ユーザ端末PC1と、券売機2と、ホストコンピュータ4と、指紋照合装置5と、ホストコンピュータ6と、指紋データベース7と、指紋入力装置8を備えている。
指紋入力装置8は、ICカードリーダ3の代わりに券売機2に搭載されており、ユーザの指紋に関する情報を取得する。指紋入力装置8は、券売機2に設置されたタッチパネル式の入力画面でも良い。或いは、指紋照合装置5と同じ装置でも良い。
(1)ステップS201
ユーザ端末PC1から目的の航空券(チケット)の予約をする。便名、搭乗者(ユーザ)などの予約情報はホストコンピュータ4に記録される。
(2)ステップS202
次に、ユーザは空港又はコンビニエンスストアに設置された券売機2で航空券を購入する。その際、ユーザは事前に予約した情報(予約情報)をホストコンピュータ4から券売機2に呼び出す。なお、ユーザ端末PC1からの予約無しに、券売機2において予約したり、直接その場で所望する航空券を購入したりすることも可能である。この時、航空券に予約情報を電気的又は磁気的に記録することも可能である。なお、ユーザ毎の予約情報を識別するために、ユーザID(識別情報)、予約番号(整理番号)、又は予約情報を呼び出すためのパスワードを発行しても良い。これらの情報は、予約情報に対応させて記録することが望ましい。
(3)ステップS203
ユーザは指紋入力装置8に、指で触れたり指を近づけたりすることで指紋情報を入力する、この入力された指紋情報を登録指情報とする。なお、ユーザが指紋情報を入力するまで、券売機2は航空券を発行しないようにしても良い。すなわち、登録指情報の提供と引き換えに航空券を発行するようにする。
(4)ステップS204
指紋入力装置8は、取得した登録指情報を指紋データベース7に登録する。この時、予約情報と登録指情報を対応させて登録することが望ましい。予約情報に基づいて登録指情報を呼び出す必要があるためである。但し、必ずしも同じデータベースやテーブルに格納しておく必要はなく、RDB(リレーショナルデータベース)のように、関連付けて呼び出せるようにしておけば足りる。
(5)ステップS205
次に、ユーザは空港の搭乗ゲートで予約情報を入力する。予約情報の入力については、指紋照合端末5の入力画面にユーザが予約情報を入力する。この時、予約情報として、前述のユーザID(識別情報)、予約番号(整理番号)、又はパスワードを入力するようにしても良い。或いは、指紋照合端末5の航空券挿入口に航空券を挿入することで、航空券に記録された予約情報を読み取るようにする。この時、入力された予約情報はホストコンピュータ6に送信される。
(6)ステップS206
ホストコンピュータ6は、予約情報に基づき、指紋データベース7からユーザ本人の登録指情報を呼び出し、この登録指情報を指紋照合端末5に返信する。
(7)ステップS207
指紋照合端末5は、指紋データベース7から呼び出した登録指情報を出力する。この時、指紋照合端末5は登録指情報に基づき、照合端末画面に照合する指を文字又は画像で表示する。音声案内を付加しても良い。ユーザ本人は指示に従い指紋照合装置5に指紋を入力する。指紋照合装置5に指紋情報を入力する際、ユーザが指紋照合装置5に指で触れたり指を近づけたりすることで、指紋照合装置5がユーザの指紋を直接読み取る。
(8)ステップS208
照合が合致を示す場合には搭乗ゲートが開き航空機に搭乗できる。この時、指紋照合装置5は、照合が合致を示す場合、搭乗ゲートに対してユーザの入場許可、すなわち扉(ゲート)の開放を要求する。搭乗ゲートは、指紋照合装置5からの要求に応じて、扉を開放する。或いは、搭乗ゲートは、指紋照合装置5から照合が合致した旨の通知を受けた時に扉を開放する。
本発明によれば、指紋認証技術で本人特定してチケットレスとすることでセキュリティが求められる認証システムに適用できる。また、登録指情報の入ったICカードを利用することによりマンションの入退場管理といった用途に適用できる。この場合、マンションに入退場するユーザの識別情報と入退場時間、更には訪問予定の部屋番号といった情報を、指紋情報と組み合わせて記録するようにしても良い。
(1)ステップS301
ユーザ端末PC1から目的のマンション又は施設の入場の予約をする。訪問予定場所、入場者(ユーザ)などの予約情報はホストコンピュータ4に記録される。
(2)ステップS302
次に、マンション又は施設の入場ゲート(入口)近傍に設置された券売機2で入場券を取得する。ここでは、入場券は無料で取得できるものとする。その際、ユーザは事前に予約した情報(予約情報)をホストコンピュータ4から券売機2に呼び出す。なお、ユーザ端末PC1からの予約無しに、券売機2において予約したり、直接その場で入場券を取得したりすることも可能である。この時、入場券に予約情報を電気的又は磁気的に記録することも可能である。なお、ユーザ毎の予約情報を識別するために、ユーザID(識別情報)、予約番号(整理番号)、又は予約情報を呼び出すためのパスワードを発行しても良い。これらの情報は、予約情報に対応させて記録することが望ましい。なお、実際には、入場券を発行しなくても良い。
(3)ステップS303
次に、ユーザは登録指情報が入ったICカードをICカードリーダ3に挿入する。なお、ICカードは、ICチップを有する身分証明書でも良い。
(4)ステップS304
ICカードリーダ3が読み取ったICカード内の登録指情報が指紋データベース7に登録される。この時、予約情報と登録指情報を対応させて登録することが望ましい。予約情報に基づいて登録指情報を呼び出す必要があるためである。但し、必ずしも同じデータベースやテーブルに格納しておく必要はなく、RDB(リレーショナルデータベース)のように、関連付けて呼び出せるようにしておけば足りる。
(5)ステップS305
次に、ユーザは入場ゲート(入口)で予約情報を入力する。予約情報の入力については、指紋照合端末5の入力画面にユーザが予約情報を入力する。この時、予約情報として、前述のユーザID(識別情報)、予約番号(整理番号)、又はパスワードを入力するようにしても良い。或いは、入場券が発行されている場合、指紋照合端末5の入場券挿入口に入場券を挿入することで、入場券に記録された予約情報を読み取るようにする。この時、入力された予約情報はホストコンピュータ6に送信される。
(6)ステップS306
ホストコンピュータ6は、予約情報に基づき、指紋データベース7からユーザ本人の登録指情報を呼び出し、この登録指情報を指紋照合端末5に返信する。
(7)ステップS307
指紋照合端末5は、指紋データベース7から呼び出した登録指情報を出力する。この時、指紋照合端末5は登録指情報に基づき、照合端末画面に照合する指を文字又は画像で表示する。音声案内を付加しても良い。ユーザ本人は指示に従い指紋照合装置5に指紋を入力する。指紋照合装置5に指紋情報を入力する際、ユーザが指紋照合装置5に指で触れたり指を近づけたりすることで、指紋照合装置5がユーザの指紋を直接読み取る。
(8)ステップS308
照合が合致を示す場合には入場ゲート(入口)が開きマンション又は施設に入場できる。この時、指紋照合装置5は、照合が合致を示す場合、入場ゲートに対してユーザの入場許可、すなわち扉(ゲート)の開放を要求する。入場ゲートは、指紋照合装置5からの要求に応じて、扉を開放する。或いは、入場ゲートは、指紋照合装置5から照合が合致した旨の通知を受けた時に扉を開放する。
2… 券売機
3… ICカードリーダ
4… ホストコンピュータ
5… 指紋照合装置
6… ホストコンピュータ
7… 指紋データベース
8… 指紋入力装置
Claims (12)
- ユーザが所定の場所への入場の予約を行う際に使用するユーザ端末と、
前記ユーザ端末に入力された予約情報を取得し、前記予約情報を登録するホストコンピュータと、
前記ユーザの身体的特徴を示す登録生体情報が入ったICカードと、
前記ユーザが前記予約を確定する際に、前記ホストコンピュータから前記予約情報を呼び出し、前記ICカードから前記登録生体情報を読み取り、前記登録生体情報を前記予約情報に対応付けて前記ホストコンピュータに登録する券売機と、
前記ユーザが前記所定の場所への入場を試みる際に、前記予約情報に基づいて前記ホストコンピュータから前記登録生体情報を呼び出し、前記ユーザから前記身体的特徴を示す生体情報を読み取り、該生体情報と前記登録生体情報とを照合し、合致する場合、前記ユーザの入場を許可する照合装置と
を含む
認証システム。 - 請求項1に記載の認証システムであって、
前記ホストコンピュータは、前記ユーザが前記ユーザ端末を使用して交通機関或いは施設の利用の予約を行った際に、前記ユーザ端末に入力された予約情報を取得し、前記予約情報を登録し、
前記券売機は、前記ユーザが前記予約を確定する際に、前記ホストコンピュータから前記予約情報を呼び出し、前記ユーザの指紋の特徴を示す登録指情報が入ったICカードから前記登録指情報を読み取り、前記登録指情報を前記予約情報に対応付けて前記ホストコンピュータに登録し、
前記照合装置は、前記ユーザが前記交通機関或いは前記施設の入口の通過を試みる際に、前記予約情報に基づいて前記ホストコンピュータから前記登録指情報を呼び出し、前記ユーザから指情報を読み取り、該指情報と前記登録指情報とを照合し、合致する場合、前記ユーザの通過を許可し、前記ユーザがチケットレスで前記交通機関或いは前記施設を利用することを可能にする
認証システム。 - 請求項1に記載の認証システムであって、
前記券売機は、前記予約情報が記録された入場券を発行し、
前記照合装置は、前記入場券から前記予約情報を読み取る
認証システム。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の認証システムで使用されるホストコンピュータ。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の認証システムで使用される券売機。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の認証システムで使用される照合装置。
- ホストコンピュータにおいて、ユーザがユーザ端末を使用して所定の場所への入場の予約を行った際に、前記ユーザ端末に入力された予約情報を取得し、前記予約情報を登録することと、
券売機において、前記ユーザが前記予約を確定する際に、前記ホストコンピュータから前記予約情報を呼び出し、前記ユーザの身体的特徴を示す登録生体情報が入ったICカードから前記登録生体情報を読み取り、前記登録生体情報を前記予約情報に対応付けて前記ホストコンピュータに登録することと、
照合装置において、前記ユーザが前記所定の場所への入場を試みる際に、前記予約情報に基づいて前記ホストコンピュータから前記登録生体情報を呼び出し、前記ユーザから前記身体的特徴を示す生体情報を読み取り、該生体情報と前記登録生体情報とを照合し、合致する場合、前記ユーザの入場を許可することと
を含む
認証方法。 - 請求項7に記載の認証方法であって、
前記ホストコンピュータにおいて、前記ユーザが前記ユーザ端末を使用して交通機関或いは施設の利用の予約を行った際に、前記ユーザ端末に入力された予約情報を取得し、前記予約情報を登録することと、
前記券売機において、前記ユーザが前記予約を確定する際に、前記ホストコンピュータから前記予約情報を呼び出し、前記ユーザの指紋の特徴を示す登録指情報が入ったICカードから前記登録指情報を読み取り、前記登録指情報を前記予約情報に対応付けて前記ホストコンピュータに登録することと、
前記照合装置において、前記ユーザが前記交通機関或いは前記施設の入口の通過を試みる際に、前記予約情報に基づいて前記ホストコンピュータから前記登録指情報を呼び出し、前記ユーザから指情報を読み取り、該指情報と前記登録指情報とを照合し、合致する場合、前記ユーザの通過を許可し、前記ユーザがチケットレスで前記交通機関或いは前記施設を利用することを可能にすることと
を更に含む
認証方法。 - 請求項7に記載の認証方法であって、
前記券売機が、前記予約情報が記録された入場券を発行することと、
前記照合装置が、前記入場券から前記予約情報を読み取ることと
を更に含む
認証方法。 - 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の認証方法におけるホストコンピュータとしての処理を計算機に実行させるためのプログラム。
- 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の認証方法における券売機としての処理を計算機に実行させるためのプログラム。
- 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の認証方法における照合装置としての処理を計算機に実行させるためのプログラム。
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