JP2003256787A - 個人認証システム - Google Patents

個人認証システム

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JP2003256787A
JP2003256787A JP2002058627A JP2002058627A JP2003256787A JP 2003256787 A JP2003256787 A JP 2003256787A JP 2002058627 A JP2002058627 A JP 2002058627A JP 2002058627 A JP2002058627 A JP 2002058627A JP 2003256787 A JP2003256787 A JP 2003256787A
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Hiroyuki Abe
宏幸 阿部
Mitsuhiro Oizumi
充弘 大泉
Satoru Numakura
覚 沼倉
Yasuyuki Shindo
泰之 進藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は個人情報とともに個人の人体的特徴を
示す人体関連情報を記録したICカードを利用して、確
実に個人認証を行う個人認証システムを提供する。 【解決手段】個人認証システム1は、個人情報とともに
個人情報以外のICカード所有者の人体的特徴を示す人
体関連情報(例えば、音声データ)をICカードに記録
し、ICカード読取時に、IDカード照合装置2が当該
ICカード使用者の人体関連情報を取得して、当該取得
した前記人体関連情報と当該ICカードから読み取った
個人情報及び人体関連情報とに基づいて当該ICカード
の使用者が特定個人としてのICカード所有者であるか
否かを認証している。したがって、安価かつ確実に個人
認証を行うことができ、ICカードの不正使用を安価か
つ確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人認証システム
に関し、詳細には、個人情報とともに個人の人体的特徴
を示す人体関連情報を記録したICカードを利用して、
確実に個人認証を行う個人認証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカードやデビットカー
ドを使用した電子商取引が普及するに伴って、盗難、拾
得または偽造による不正使用の件数が増加している。不
正使用防止の目的で、従来の磁気カード等に代わって、
記憶容量が大きく情報の秘密性が優れたICカードを使
用する方式が電子商取引も含めた広い分野で検討が進め
られている。
【0003】そして、従来、ICカードのメモリ領域に
記録された個人ID情報を使用し、特定者のみの会場入
場を許可するシステムに無線電波を使用する入場者管理
システムが提案されている(特許第28877594号
公報参照)。
【0004】すなわち、この従来技術は、ICカードに
個人ID情報を記憶させ、ICカードの情報を予め登録
された情報と照合することにより特定者のみ特定場所へ
の立ち入りを許可している。
【0005】また、従来、選挙投票時にIDカードを使
用し、効率の良い投票システムを実現すると同時に不正
投票を防止する有権者登録確認方法が提案されている
(特開平11−296597号公報参照)。
【0006】すなわち、この従来技術は、選挙投票に個
人情報の記載されたIDカードを使用し、投票所で照合
作業を行うことで、不正投票を防止しようとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記I
Cカードを利用した個人認証システムにあっては、個人
の認証を確実に行う上で、改良の必要があった。
【0008】すなわち、上記特許第28877594号
公報記載の入場者管理システムにあっては、従来の磁気
カード等の場合に比較してカード偽造の危険性を低くす
ることはできるが、盗難や拾得による不正利用に関して
は、所有者と使用者の照合を行う何らかの手段が必要と
なる。そして、限り無く100%に近い確率で照合可能
な個人情報を使用する必要があり、この個人情報を使用
する方法としては、指紋、声紋、虹彩等が一般的用いら
れる。ところが、何れの方法を使用する場合において
も、照合用データを照合システム側に事前に登録してお
く必要があり、照合データの取得/登録/管理等にかな
り大きな集中管理システムが必要となり、コストが高く
なるという問題があった。この問題は、電子商取引にI
Cカードを使用した場合も同じである。
【0009】また、上記特開平11−296597号公
報記載の有権者登録確認方法にあっては、電子データを
使用していないため、比較的簡単に偽造することができ
るとともに、有権者照合には写真を使用する方式を採用
しているため、全有権者の最新の写真データをIDカー
ド発行側が持っている必要があること及び写真データの
照合は目視で行う必要があることから、個人データの管
理の問題や照合の信頼性に欠けるという問題があった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、個人情報
とともに個人情報以外のICカード所有者の人体的特徴
を示す人体関連情報をICカードに記録し、ICカード
読取時に、当該ICカード使用者の人体関連情報を人体
関連情報取得手段で取得して、当該取得した前記人体関
連情報と当該ICカードから読み取った個人情報及び人
体関連情報とに基づいて当該ICカードの使用者が特定
個人としてのICカード所有者であるか否かを認証する
ことにより、安価かつ確実に個人認証を行い、ICカー
ドの不正使用を安価かつ確実に防止することのできる個
人認証システムを提供することを目的としている。
【0011】請求項2記載の発明は、ICカードに、人
体関連情報として、ICカード所有者の音声データを記
録して、ICカード使用者の発生する音声を音声データ
として取得し、ICカードから読み取った音声データと
比較して、ICカードの使用者がICカード所有者であ
るか否かを認証することにより、より一層安価かつ確実
に個人認証を行い、ICカードの不正使用をより一層安
価かつ確実に防止することのできる個人認証システムを
提供することを目的としている。
【0012】請求項3記載の発明は、人体関連情報とし
ての当該ICカード所有者の音声データの書き込み回数
を1回に制限することにより、より一層安価かつより一
層確実に個人認証を行い、ICカードの不正使用をより
一層安価かつより一層確実に防止することのできる個人
認証システムを提供することを目的としている。
【0013】請求項4記載の発明は、ICカードを、所
定のサービスの提供を利用するためのクレジットカード
またはデビットカードとし、ICカード使用者がICカ
ード所有者と異なるときに、当該ICカードを利用した
所定のサービスの提供を拒否することにより、安価かつ
確実に個人認証を行い、ICカードを利用した電子商取
引等のサービスの提供を不正に利用されることを安価か
つ確実に防止することのできる個人認証システムを提供
することを目的としている。
【0014】請求項5記載の発明は、ICカードを、特
定場所への入場を特定者に制限する個人認証に使用する
ICカードとし、ICカード使用者がICカード所有者
と異なるときには、当該ICカード使用者の当該特定場
所への入場を拒否することにより、安価かつ確実に個人
認証を行い、ICカードを利用した特定場所への不正入
場を安価かつ確実に防止することのできる個人認証シス
テムを提供することを目的としている。
【0015】請求項6記載の発明は、ICカードを、個
人住居の玄関扉の開閉を特定者に制限する個人認証に使
用するICカードとし、ICカード使用者がICカード
所有者と異なるときには、当該玄関扉の開動作を拒否す
ることにより、安価かつ確実に個人認証を行い、ICカ
ードを利用した個人住居への不正入場を安価かつ確実に
防止することのできる個人認証システムを提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の個
人認証システムは、ICカード読取手段で個人情報を記
録したICカードから当該個人情報を読み出して当該I
Cカードの使用者が予めICカード所有者として登録さ
れている特定個人であるか否かを認識する個人認証シス
テムにおいて、前記ICカードは、前記個人情報以外の
当該ICカード所有者の人体的特徴を示す人体関連情報
が記録されており、前記ICカード使用者が前記ICカ
ード読取手段にICカードを読み取らせる際に、人体関
連情報取得手段で、当該ICカード使用者の人体関連情
報を取得し、当該取得した前記人体関連情報と当該IC
カードから前記ICカード読取手段の読み取った前記個
人情報及び前記人体関連情報とに基づいて当該ICカー
ドの使用者が前記特定個人としてのICカード所有者で
あるか否かを認証することにより、上記目的を達成して
いる。
【0017】上記構成によれば、個人情報とともに個人
情報以外のICカード所有者の人体的特徴を示す人体関
連情報をICカードに記録し、ICカード読取時に、当
該ICカード使用者の人体関連情報を人体関連情報取得
手段で取得して、当該取得した前記人体関連情報と当該
ICカードから読み取った個人情報及び人体関連情報と
に基づいて当該ICカードの使用者が特定個人としての
ICカード所有者であるか否かを認証しているので、安
価かつ確実に個人認証を行うことができ、ICカードの
不正使用を安価かつ確実に防止することができる。
【0018】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記ICカードは、前記人体関連情報として、前
記ICカード所有者の音声データが記録されており、前
記人体関連情報取得手段は、ICカード使用者の発生す
る音声を音声データとして取得する音声データ取得手段
であり、前記個人認証システムは、前記ICカード読取
手段で、前記ICカードから前記個人情報と前記音声デ
ータを読み取り、前記人体関連情報取得手段で当該IC
カード使用者の発生する音声を音声データとして取得し
て、前記ICカードから読み取った前記音声データと比
較して、当該ICカードの使用者が前記ICカード所有
者であるか否かを認証するものであってもよい。
【0019】上記構成によれば、ICカードに、人体関
連情報として、ICカード所有者の音声データを記録し
て、ICカード使用者の発生する音声を音声データとし
て取得し、ICカードから読み取った音声データと比較
して、ICカードの使用者がICカード所有者であるか
否かを認証するので、より一層安価かつ確実に個人認証
を行うことができ、ICカードの不正使用をより一層安
価かつ確実に防止することができる。
【0020】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記ICカードは、前記人体関連情報としての当該
ICカード所有者の音声データの書き込み回数が1回に
制限されているものであってもよい。
【0021】上記構成によれば、人体関連情報としての
当該ICカード所有者の音声データの書き込み回数を1
回に制限しているので、より一層安価かつより一層確実
に個人認証を行うことができ、ICカードの不正使用を
より一層安価かつより一層確実に防止することができ
る。
【0022】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ICカードは、所定のサービスの提供を利用す
るためのクレジットカードまたはデビットカードであ
り、前記個人認証システムは、前記ICカード使用者が
前記ICカード所有者と異なるときには、当該ICカー
ドを利用した前記所定のサービスの提供を拒否するもの
であってもよい。
【0023】上記構成によれば、ICカードを、所定の
サービスの提供を利用するためのクレジットカードまた
はデビットカードとし、ICカード使用者がICカード
所有者と異なるときに、当該ICカードを利用した所定
のサービスの提供を拒否するので、安価かつ確実に個人
認証を行うことができ、ICカードを利用した電子商取
引等のサービスの提供を不正に利用されることを安価か
つ確実に防止することができる。
【0024】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記ICカードは、特定場所への入場を特定者に制
限する個人認証に使用するICカードであり、前記個人
認証システムは、前記ICカード使用者が前記ICカー
ド所有者と異なるときには、当該ICカード使用者の当
該特定場所への入場を拒否するものであってもよい。
【0025】上記構成によれば、ICカードを、特定場
所への入場を特定者に制限する個人認証に使用するIC
カードとし、ICカード使用者がICカード所有者と異
なるときには、当該ICカード使用者の当該特定場所へ
の入場を拒否するので、安価かつ確実に個人認証を行う
ことができ、ICカードを利用した特定場所への不正入
場を安価かつ確実に防止することができる。
【0026】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記ICカードは、個人住居の玄関扉の開閉を特定
者に制限する個人認証に使用するICカードであり、前
記個人認証システムは、前記ICカード使用者が前記I
Cカード所有者と異なるときには、当該玄関扉の開動作
を拒否するものであってもよい。
【0027】上記構成によれば、ICカードを、個人住
居の玄関扉の開閉を特定者に制限する個人認証に使用す
るICカードとし、ICカード使用者がICカード所有
者と異なるときには、当該玄関扉の開動作を拒否するの
で、安価かつ確実に個人認証を行うことができ、ICカ
ードを利用した個人住居への不正入場を安価かつ確実に
防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0029】図1〜図3は、本発明の個人認証システム
の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の個人
認証システムの一実施の形態を適用した個人認証システ
ム1のシステムブロック構成図である。
【0030】個人認証システム1は、人の立ち入りを特
定の者に制限する特定場所への立ち入りの個人認証シス
テム及び電子商取引の個人認証システム等として適用さ
れる。
【0031】図1において、個人認証システム1は、I
D照合装置2と集中管理サーバ3を備えており、ICカ
ード所有者10がIDカードとしてICカードを使用し
て、ID照合装置2に個人認証を要求する。
【0032】IDカードは、個人情報を登録することの
できるメモリ媒体を備えたICカードが使用されてお
り、図2に示すように、ICカードの所有を希望する者
(後に、ICカード所有者10となる者)がICカード
発行者20に対して、当該ICカード発行依頼者自身の
人体関連情報として音声を含む個人情報とともにICカ
ードの発行を依頼して、ICカード発行者20が当該依
頼に応じて個人情報とIDカード発行依頼者の音声デー
タをICカードに登録して、発行するものである。この
ICカードのメモリ媒体に登録される個人情報として
は、ICカード発行依頼者の氏名、生年月日等の個人情
報である。
【0033】IDカードであるICカードは、音声デー
タの書き込みが1回に制限された構成になっており、図
2に示すように、ICカード発行申請時に、ICカード
発行依頼者が個人情報とともに提出した当該ICカード
発行依頼者個人の音声データをカード発行者20がIC
カードに書き込む。
【0034】なお、音声データのICカードへの書き込
みは、カード発行者20がICカードに書き込むものに
限るものではなく、図3に示すように、ICカードを受
けとった取ったICカード所有者10が音声データを吹
き込んでもよい。なお、この場合には、ICカード自体
が、音声吹き込み用の機構を備えている必要がある。
【0035】ID照合装置2は、ICカード読取部(I
Cカード読取手段)、ガイダンス部、音声入力部(人体
関連情報取得手段、音声データ取得手段)、データ照合
依頼部、データ取得部、データ照合部等を備えており、
ICカード読取部にIDカードとしてのICカードが挿
入されると、当該ICカードのメモリ媒体に登録されて
いる音声データを含む個人情報を読み取り、音声データ
以外の個人情報をデータ照合依頼部からネットワーク等
で接続されている集中管理サーバ3に送って、個人情報
の照合(所有者照合)を依頼するとともに、ICカード
使用者にガイダンス部から音声入力を要求する。
【0036】ID照合装置2は、集中管理サーバ3から
所有者照合結果が通知されると、当該照合結果をデータ
取得部で取得し、また、ICカード使用者から音声が発
声されると、当該音声を音声入力部で取り込んでデータ
取得部で音声データとして取得する。
【0037】ID照合装置2は、入力されたICカード
使用者の音声データとメモリ媒体に登録されているIC
カード所有者の音声データをデータ照合部で照合し、音
声入力したICカード使用者がICカード所有者10で
あるか否か判定して、音声入力したICカード使用者が
ICカード所有者10であって、かつ、集中管理サーバ
3に登録されている者であると、個人認証システム1の
適用されている個人認証システムのシステム処理の要求
を集中管理サーバ3に行い、集中管理サーバ3からシス
テム処理の完了通知があると、ガイダンス部にシステム
処理の完了通知を行う。
【0038】また、ID照合装置2は、音声入力したI
Cカード使用者がICカード所有者10でないか、また
は/及び、集中管理サーバ3に登録されている者でない
と、システム処理の要求を集中管理サーバ3に行うこと
なく、ガイダンス部にデータ不一致等の個人認証に失敗
した旨を通知する。
【0039】集中管理サーバ3は、個人認証システム1
の適用されている個人認証システムのシステム処理、例
えば、人の立ち入りを特定の者に制限する特定場所への
立ち入りの個人認証と認証に伴う特定場所への立ち入り
許可と制限(例えば、扉の開閉)処理機能を備えている
とともに、当該個人認証システムの利用を行う者、すな
わち、IDカードとしてのICカード所有者10の人体
関連情報として音声データ以外の個人情報を登録する個
人データデータベース(DB)31を備えている。
【0040】集中管理サーバ3は、ID照合装置2から
音声データ以外の個人情報が送られてきて、個人情報の
照合(所有者照合)の依頼があると、当該送られてきた
個人情報が個人データデータベース31に登録されてい
るか照合し、照合結果をID照合装置2に通知する。
【0041】また、集中管理サーバ3は、ID照合装置
2からシステム処理の要求があると、上記システム処理
を行って、当該システム処理の完了通知をID照合装置
2に行う。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の個人認証システム1は、IDカードとして
のICカードに、個人情報とともに、人体関連情報とし
て当該ICカード所有者10の音声データが登録されて
おり、個人情報による個人認証だけでなく、ICカード
の挿入されるID照合装置2がICカード使用者の入力
する音声とICカードに記録されているICカード所有
者10の音声データを照合して個人認証を行うところに
その特徴がある。
【0043】すなわち、ICカード所有者10がある特
定場所への立ち入りまたは電子商取引を行う場合、IC
カードを持参して、その場に設置されている個人認証シ
ステム1のID照合装置2のICカード読取部にICカ
ードを挿入する。
【0044】ID照合装置2は、ICカードがICカー
ド読取部に挿入されると、ICカード読取部でICカー
ドに記録されている個人情報と人体関連情報である音声
データを読み出し、ガイダンス部からICカード使用者
に対して音声または操作画面を介して音声データの入力
を要求し、音声データが入力されると、入力された音声
データとICカードに登録された音声データをデータ照
合部で照合して、ICカード使用者とICカード所有者
10が同一人物であるかどうかを判別する。
【0045】ID照合装置2は、データ照合部が、IC
カード使用者とICカード所有者10が同一人物ではな
いと判別したときには、不正使用と判断し、ガイダンス
部にデータ不一致等の個人認証に失敗した旨を通知し
て、その後の処理を中止する。
【0046】ID照合装置2は、データ照合部がICカ
ード使用者とステッピングカード所有者10が同一人物
であると判別したときには、データ照合依頼部からネッ
トワーク経由等で集中管理サーバ3に、ICカードから
読み取ったICカード使用者の音声データ以外の個人情
報を渡して当該ICカード使用者が個人データデータベ
ース31に登録されているかどうかの所有者照合を依頼
する。
【0047】集中管理サーバ3は、ID照合装置2から
所有者照合の依頼があると、当該送られてきた音声デー
タ以外の個人情報が個人データデータベース31に登録
されているか照合して、照合結果をID照合装置2に通
知する。
【0048】ID照合装置2は、集中管理サーバ3から
の照合結果が集中管理サーバ3に登録されている者であ
ると、集中管理サーバ3に個人認証システム1の適用さ
れている個人認証システムのシステム処理の要求を集中
管理サーバ3に行い、集中管理サーバ3は、ID照合装
置2からシステム処理の要求があると、上記特定個所へ
の入場許可処理または電子商取引の処理等のシステム処
理を行って、当該システム処理の完了通知をID照合装
置2に行う。
【0049】ID照合装置2は、集中管理サーバ3から
システム処理の完了通知があると、ガイダンス部にシス
テム処理の完了通知を行う。
【0050】このように、本実施の形態の個人認証シス
テム1は、個人照合を行うためのデータとしての個人情
報及び人体関連情報がICカード自体に記録されている
ため、集中管理サーバ3に個人照合用の人体関連情報
(音声データ)を保管する必要が無く、集中管理サーバ
3上で人体関連情報(音声データ)の取得/登録/管理
等を行う必要がなくなり、物的資源及び人的資源を節約
することができる。
【0051】また、本実施の形態の個人認証システム1
は、ICカードへの音声データの書き込みをICカード
所有者が行う場合であっても、書き込みが1回に制限さ
れているため、データ書き換えによる不正使用を防止す
ることができる。
【0052】さらに、本実施の形態の個人認証システム
1は、選挙投票における業務効率化及び不正投票の防止
に利用することも可能であり、また、従来は目視による
写真照合を使用していた入学試験や資格試験等の本人照
合にも応用可能である。
【0053】また、本実施の形態の個人認証システム1
は、最近増加しているピッキングと呼ばれる鍵穴操作に
よる住居侵入の犯罪を、鍵穴を持たないICカードによ
る音声照合を併用した電子錠として利用することがで
き、個人住宅における窃盗被害を防ぐことができるとと
もに、ICカードの不正使用と防犯ベルを連動させて、
より一層防犯性を向上させることもできる。なお、個人
住宅の電子錠にICカードを使用する場合は、ネットワ
ークを使用しても一向に問題ないが、集中管理サーバ3
は電子錠システムと一体化するか、玄関ドアに埋め込む
方が配置が容易である。
【0054】なお、上記実施の形態においては、人体関
連情報として、音声データを用いているが、人体関連情
報としては、音声に限るものではなく、例えば、IDカ
ード所有者10をその人体的特徴から特定することので
きる情報、例えば、指紋や虹彩パターンであってもよ
い。ただし、データ取得と書き込みが比較的簡単である
ことから、音声データ(声紋)を使用するのが望まし
い。
【0055】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明の個人認証システム
によれば、個人情報とともに個人情報以外のICカード
所有者の人体的特徴を示す人体関連情報をICカードに
記録し、ICカード読取時に、当該ICカード使用者の
人体関連情報を人体関連情報取得手段で取得して、当該
取得した前記人体関連情報と当該ICカードから読み取
った個人情報及び人体関連情報とに基づいて当該ICカ
ードの使用者が特定個人としてのICカード所有者であ
るか否かを認証しているので、安価かつ確実に個人認証
を行うことができ、ICカードの不正使用を安価かつ確
実に防止することができる。
【0057】請求項2記載の発明の個人認証システムに
よれば、ICカードに、人体関連情報として、ICカー
ド所有者の音声データを記録して、ICカード使用者の
発生する音声を音声データとして取得し、ICカードか
ら読み取った音声データと比較して、ICカードの使用
者がICカード所有者であるか否かを認証するので、よ
り一層安価かつ確実に個人認証を行うことができ、IC
カードの不正使用をより一層安価かつ確実に防止するこ
とができる。
【0058】請求項3記載の発明の個人認証システムに
よれば、人体関連情報としての当該ICカード所有者の
音声データの書き込み回数を1回に制限しているので、
より一層安価かつより一層確実に個人認証を行うことが
でき、ICカードの不正使用をより一層安価かつより一
層確実に防止することができる。
【0059】請求項4記載の発明の個人認証システムに
よれば、ICカードを、所定のサービスの提供を利用す
るためのクレジットカードまたはデビットカードとし、
ICカード使用者がICカード所有者と異なるときに、
当該ICカードを利用した所定のサービスの提供を拒否
するので、安価かつ確実に個人認証を行うことができ、
ICカードを利用した電子商取引等のサービスの提供を
不正に利用されることを安価かつ確実に防止することが
できる。
【0060】請求項5記載の発明の個人認証システムに
よれば、ICカードを、特定場所への入場を特定者に制
限する個人認証に使用するICカードとし、ICカード
使用者がICカード所有者と異なるときには、当該IC
カード使用者の当該特定場所への入場を拒否するので、
安価かつ確実に個人認証を行うことができ、ICカード
を利用した特定場所への不正入場を安価かつ確実に防止
することができる。
【0061】請求項6記載の発明の個人認証システムに
よれば、ICカードを、個人住居の玄関扉の開閉を特定
者に制限する個人認証に使用するICカードとし、IC
カード使用者がICカード所有者と異なるときには、当
該玄関扉の開動作を拒否するので、安価かつ確実に個人
認証を行うことができ、ICカードを利用した個人住居
への不正入場を安価かつ確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個人認証システムの一実施の形態を適
用した個人認証システムのシステムブロック構成図。
【図2】図1の個人認証システムで使用するICカード
の発行態様の一例の説明図。
【図3】図1の個人認証システムで使用するICカード
の発行態様の他の例の説明図。
【符号の説明】 1 個人認証システム 2 ID照合装置 3 集中管理サーバ 10 ICカード所有者 31 個人データデータベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 進藤 泰之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B035 AA14 BB09 BC01 CA11 CA23 5B058 CA01 KA04 KA11 KA31 KA37 YA11 YA20 5B085 AE12 AE25 AE27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカード読取手段で個人情報を記録した
    ICカードから当該個人情報を読み出して当該ICカー
    ドの使用者が予めICカード所有者として登録されてい
    る特定個人であるか否かを認識する個人認証システムに
    おいて、前記ICカードは、前記個人情報以外の当該I
    Cカード所有者の人体的特徴を示す人体関連情報が記録
    されており、前記ICカード使用者が前記ICカード読
    取手段にICカードを読み取らせる際に、人体関連情報
    取得手段で、当該ICカード使用者の人体関連情報を取
    得し、当該取得した前記人体関連情報と当該ICカード
    から前記ICカード読取手段の読み取った前記個人情報
    及び前記人体関連情報とに基づいて当該ICカードの使
    用者が前記特定個人としてのICカード所有者であるか
    否かを認証することを特徴とする個人認証システム。
  2. 【請求項2】前記ICカードは、前記人体関連情報とし
    て、前記ICカード所有者の音声データが記録されてお
    り、前記人体関連情報取得手段は、ICカード使用者の
    発生する音声を音声データとして取得する音声データ取
    得手段であり、前記個人認証システムは、前記ICカー
    ド読取手段で、前記ICカードから前記個人情報と前記
    音声データを読み取り、前記人体関連情報取得手段で当
    該ICカード使用者の発生する音声を音声データとして
    取得して、前記ICカードから読み取った前記音声デー
    タと比較して、当該ICカードの使用者が前記ICカー
    ド所有者であるか否かを認証することを特徴とする請求
    項1記載の個人認証システム。
  3. 【請求項3】前記ICカードは、前記人体関連情報とし
    ての当該ICカード所有者の音声データの書き込み回数
    が1回に制限されていることを特徴とする請求項2記載
    の個人認証システム。
  4. 【請求項4】前記ICカードは、所定のサービスの提供
    を利用するためのクレジットカードまたはデビットカー
    ドであり、前記個人認証システムは、前記ICカード使
    用者が前記ICカード所有者と異なるときには、当該I
    Cカードを利用した前記所定のサービスの提供を拒否す
    ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の個人認証システム。
  5. 【請求項5】前記ICカードは、特定場所への入場を特
    定者に制限する個人認証に使用するICカードであり、
    前記個人認証システムは、前記ICカード使用者が前記
    ICカード所有者と異なるときには、当該ICカード使
    用者の当該特定場所への入場を拒否することを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれかに記載の個人認証シ
    ステム。
  6. 【請求項6】前記ICカードは、個人住居の玄関扉の開
    閉を特定者に制限する個人認証に使用するICカードで
    あり、前記個人認証システムは、前記ICカード使用者
    が前記ICカード所有者と異なるときには、当該玄関扉
    の開動作を拒否することを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載の個人認証システム。
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