JP2872176B2 - 個人認証装置 - Google Patents

個人認証装置

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JP2872176B2
JP2872176B2 JP8341951A JP34195196A JP2872176B2 JP 2872176 B2 JP2872176 B2 JP 2872176B2 JP 8341951 A JP8341951 A JP 8341951A JP 34195196 A JP34195196 A JP 34195196A JP 2872176 B2 JP2872176 B2 JP 2872176B2
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正芳 山下
博 綱島
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ENU II SHII JOHO SHISUTEMUZU KK
NEC Corp
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ENU II SHII JOHO SHISUTEMUZU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は個人認証装置に関
し、特に指紋を照合して個々人を識別し本人であること
を確認する個人認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本人であることを確認する方法として、
たとえば印鑑の認識,サイン(筆跡)の鑑定,顔写真の
照合などにより特定の個人を識別することがある。しか
しながら、より確実に個人を特定する必要がある場合に
は、指紋の照合を行うことによって個人の認証をするこ
とが多い。
【0003】従来、指紋の照合を利用した個人識別にお
いては、一般にICカード等の携帯可能の記憶媒体と本
人、または他の記憶媒体と本人との一点での照合で本人
かどうかの認証が行われていた。このようなシステムで
は、照合精度の極めて高い照合装置や、読み込み精度の
極めて高い読み取りスキャナが必要とされている。
【0004】すなわち、ICカードの偽造または身体的
特徴の偽造のどちらかが行われることを想定し、ICカ
ードとの照合精度を極めて良くする必要がある。したが
って精度を高くしようとすればマシンコストがかかり、
技術的にも照合時間が長くかかる。
【0005】また、同一指紋データを用いてカード,本
人,センタとの間で本人認証する装置も考えられるが、
同一指紋である場合には改ざん/悪用に対するチェック
/ガードに問題がある。すなわち、センタに既登録のデ
ータを用いてカードを作成し、またはカードから情報を
引き出し、その情報から指紋画像を復元して装置を使用
すれば本人として確認されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の個人認
証装置には次の問題点がある。
【0007】第1の問題点は、保持カードの偽造または
身体的特徴の偽造のどちらかが行われることにより、シ
ステムの信頼性が損なわれることである。このため、保
持カードとの照合精度を極めて良くする必要があり、技
術的に照合時間が長くかかるという性能面でも問題があ
る。すなわち、カードのような媒体に記録したものと媒
体の保持者との照合では、身体的特徴の偽造や偽データ
をカードに記憶しておく等の方法が行われ、これを見破
るためには高精度な照合を行い、微妙な変化をもって同
一人物かどうかを判定せねばならない。
【0008】第2の問題点は、一括管理したデータベー
スを用いて認証を行う場合、読み込み側で本人かどうか
の確認を確実に行う手段がない。したがって、カードや
指紋画像を改ざんされているかをチェックできない。
【0009】本発明の目的は、上記の問題点を改善し、
同一の人物の複数の指を任意に指定し、指ごとに出所の
異なる指紋特徴点データ同士を照合するようにして認証
精度(すなわち、本人であることを確実にチェックでき
るというセキュリティ)を向上させる個人認証装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の個人認証装置
は、本人の指紋特徴点データと前記本人が所持するIC
カードに格納された指紋特徴点データとあらかじめ本人
が登録しデータベースに格納された指紋特徴点データと
を相互に比較し、これら三種の比較結果に基づいて前記
本人を認証するようにして構成される。
【0011】また、本発明の個人認証装置は、本人の指
紋特徴点データと前記本人が所持するICカードに格納
された指紋特徴点データとを比較する第一照合手段と,
前記本人の指紋特徴点データとあらかじめ本人が登録し
データベースに格納された指紋特徴点データとを比較す
る第二照合手段と,前記ICカードに格納された指紋特
徴点データと前記データベースに格納された指紋特徴点
データとを比較する第三照合手段とを含み、前記第一照
合手段は本人の第一の指の指紋を照合し、前記第二照合
手段は前記本人の第二の指の指紋を照合し、前記第三照
合手段は前記本人の他の指の指紋を照合し、これら三種
の照合結果に基づいて前記本人を認証するようにして構
成される。
【0012】また、本発明の個人認証装置は、それぞれ
の比較照合の対象とする指紋特徴点データの指をそれぞ
れの比較照合の際に任意に指定するようにして構成され
る。
【0013】また、本発明の個人認証装置は、本人の指
から指紋を画像として取り込み指紋特徴点データを生成
する指紋スキャナと、前記本人が所持するICカードに
格納された指紋特徴点データを読み込むICカードリー
ダと、あらかじめ本人が登録した指紋の指紋特徴点デー
タを格納した指紋データベースと、前記指紋スキャナ,
前記ICカードリーダ,および前記指紋データベースが
それぞれ送出する指紋特徴点データを相互に比較する照
合ユニットと、照合の対象とする指を指定し該当する指
紋特徴点データを取り込み照合の結果を表示する制御ユ
ニットとを具備して構成される。
【0014】また、本発明の個人認証装置は、本人の指
から指紋を画像として取り込み指紋特徴点データを生成
する指紋スキャナと、前記本人が所持するICカードに
格納された指紋特徴点データを読み込むICカードリー
ダと、前記指紋スキャナおよび前記ICカードリーダが
それぞれ送出する指紋特徴点データを比較する照合ユニ
ットと、前記指紋特徴点データをセンタシステムに送信
し前記センタシステムから照合結果を受信する送受信ユ
ニットと、照合の対象とする指を指定し該当する指紋特
徴点データを取り込み照合結果を表示する制御ユニット
とを含む複数台のリモートシステムと、あらかじめ本人
が登録した指紋の指紋特徴点データを格納した指紋デー
タベースと、前記指紋スキャナおよび前記ICカードリ
ーダが送出する指紋特徴点データを前記指紋データベー
スに格納された該当する指紋特徴点データとそれぞれ比
較する照合ユニットと、前記リモートシステムから指紋
特徴点データを受信し照合結果を前記リモートシステム
に送信する送受信ユニットと、前記リモートシステムか
らの指示に従って前記指紋データベースを検索し前記照
合ユニットを駆動し照合結果の送信を指示する制御ユニ
ットとを含むセンタシステムとを有して構成される。
【0015】さらに、本発明の個人認証装置において、
前記センタシステムは前記リモートシステムのリクエス
トに基づき前記指紋データベースから該当する指紋特徴
点データを抽出して前記リモートシステムに送信し、前
記リモートシステムの照合ユニットは前記指紋特徴点デ
ータを前記指紋スキャナおよび前記ICカードリーダが
それぞれ送出する指紋特徴点データと比較するようにし
て構成される。
【0016】さらに、本発明の個人認証装置において、
前記センタシステムの照合ユニットは前記リモートシス
テムから受信した前記指紋スキャナおよび前記ICカー
ドリーダがそれぞれ送出する指紋特徴点データを比較す
るようにして構成される。
【0017】すなわち、本発明の個人認証装置は、本人
とICカード,本人と指紋データベース,ICカードと
指紋データベースという3回の照合の結果に基づいて認
証を行う。そして、各照合において対象とする指を認証
する側の者が任意に指定できるので、データの故意な改
ざんなどをチェックすることができる。
【0018】図1は本発明の基本的な構成(概念)を示
す説明図である。同図では、制御ユニット1と制御ユニ
ット4とは離れて設置され、その間を通信線で接続され
ているが、これは本発明を限定するものではない。以下
に同図を参照しながら本発明の基本的な動作を説明す
る。
【0019】照合(1):本人とICカードとが一致す
るか。すなわち、ICカードは本人のものと相違ないか
をチェックする手段は以下の通りである。まず、本人の
指をスキャナ2にて画像として取り込む。このとき、取
り込む指はチェックする者が任意に指定できる。画像と
して取り込んだ指紋は端点/分岐点の抽出、指紋の中心
部(以下、コアという。)と指頭方向とを自動的に抽出
・識別し、特徴点データに変換する。変換した特徴点デ
ータと本人が保持しているICカードに記憶されている
指紋の特徴点データ(ICカードリーダ3から読み込
む。)とを指紋照合する。当然、チェックする者が設定
した任意の指同士で照合する。照合した結果の類似度を
示す点数(以下、スコア値という。)がスレッショルド
値以上(通常9999)であれば、本人と見なす。
【0020】照合(2):本人指紋とセンタの指紋デー
タベース5に保持するものと一致するか。すなわち、本
人がセンタに登録されている者であるかをチェックす
る。これも、ICカードとの一致チェックと同様に、チ
ェックする者が任意の指を指定し、本人の指紋をスキャ
ナ2にて画像として取り込み、特徴点データに変換し、
それをセンタに送信する。センタでは、送られた特徴点
データと保持しているデータベースの指紋特徴点データ
とを照合し、スコア値がスレッショルド値以上であれば
本人と見なす。
【0021】照合(3):本人が保持しているICカー
ドがセンタの指紋データベース5に登録されているもの
と一致するか。すなわち、ICカードが登録された本人
のものであるかをチェックする。これは、ICカードに
記録されている任意の指の指紋データをセンタに送信
し、センタでは、送られてきた指紋データと保持されて
いるデータベース上の指紋データとを照合する。照合し
た結果、スコアがスレッショルド値以上であれば本人と
見なす。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
しながら説明する。
【0023】図2は本発明の実施の第一の形態を示すブ
ロック図である。同図において、本発明による個人認証
装置は、本人の指から指紋を画像として取り込み指紋特
徴点データを生成する指紋スキャナ12と、前記本人が
所持するICカードに格納された指紋特徴点データを読
み込むICカードリーダ13と、前記指紋スキャナおよ
び前記ICカードリーダがそれぞれ送出する指紋特徴点
データを比較する照合ユニット14と、前記指紋特徴点
データをセンタシステムに送信し前記センタシステムか
ら照合結果を受信する送受信ユニット15と、照合の対
象とする指を指定し該当する指紋特徴点データを取り込
み照合結果を表示する制御ユニット11とを含む複数台
のリモートシステム10と、あらかじめ本人が登録した
指紋の指紋特徴点データを格納した十指指紋データベー
ス22と、前記指紋スキャナおよび前記ICカードリー
ダが送出する指紋特徴点データを前記十指指紋データベ
ースに格納された該当する指紋特徴点データとそれぞれ
比較する照合ユニット23と、前記リモートシステムか
ら指紋特徴点データを受信し照合結果を前記リモートシ
ステムに送信する送受信ユニット24と、前記リモート
システムからの指示に従って前記十指指紋データベース
を検索し前記照合ユニットを駆動し照合結果の送信を指
示する制御ユニット21とを含むセンタシステム20と
を有する。なお、リモートシステム10とセンタシステ
ム20との間は通信線によって接続されている。
【0024】リモートシステム10において、指紋スキ
ャナ12は指紋を光学的に読み取る機能を有し、ICカ
ードリーダ13は光学的にICカードを読み取る機能を
有する。そして制御ユニット11はリモートシステム1
0内の照合の際に照合ユニット14を利用し、指紋スキ
ャナ12から読み込んだ指紋データおよびICカードリ
ーダ13から読み込んだ指紋データを使用した照合の制
御、送受信ユニット15を介した通信制御、照合結果等
の画面入出力機能を有する。
【0025】ここで、照合ユニット14は、指紋スキャ
ナ12およびICカードリーダ13から読み込まれた指
紋データを特徴点データ点/コアで照合する機能を有
し、また送受信ユニット15はセンタシステム20との
通信機能を有する。
【0026】センタシステム20において、制御ユニッ
ト21は、センタシステム20内での照合の際に照合ユ
ニット23を使用した十指指紋データベース22への照
合制御と複数のリモートシステムに対する通信制御と照
合結果等の画面入出力機能を有する。ここで、十指指紋
データベース22には対象者の十指が登録されており、
照合ユニット23は、送信された指紋データと十指指紋
データベース22の指紋データを特徴点データ/コアで
照合する機能を有する。また、送受信ユニット24はリ
モートシステム10との通信機能を有する。
【0027】次に、同図を参照しながら指紋照合の動作
を説明する。
【0028】(1)本人対ICカード:対象者の指紋が
指紋スキャナ12により読み取られる。指紋データはデ
ィジタル化される。また、ICカードリーダ13により
ICカード上の指紋データが読み込まれる。制御ユニッ
ト11は、両方のデータを照合ユニット14に於いて照
合を行う。照合ユニット14はその結果を制御ユニット
11にわたす。
【0029】(2)本人対十指指紋データベース:指紋
スキャナ12より、対象指の指紋が読み取られる。指紋
データはディジタル化される。指紋データは、送受信ユ
ニット15を介し、送受信ユニット24に送信される。
制御ユニット21は、送受信ユニット24の指紋データ
をを予め対象者の十指の指紋を登録してある十指指紋デ
ータベース22に対し、照合ユニット23を使用して照
合を行う。照合結果は送受信ユニット24から送受信ユ
ニット15に送信され、制御ユニット11に知らされ
る。
【0030】(3)ICカード対十指指紋データベー
ス:ICカードリーダ13より、ICカードの指紋デー
タが読み取られる。指紋データは、送受信ユニット15
を介し、送受信ユニット24に送信される。制御ユニッ
ト21は、指紋データを十指指紋データベース22に対
し、照合ユニット23を使用して照合を行う。照合結果
は送受信ユニット24から送受信ユニット15に送信さ
れ、制御ユニット11に知らされる。
【0031】上記の三点間の照合の順番および各照合に
使われる対象指は、リモートシステム制御ユニット11
またはセンタシステムの制御ユニット21によって設定
することができる。
【0032】次に、上記の個人認証装置の動作を説明す
る。まず、本人とICカードの照合を行うために、本人
指紋F1およびF2を指紋スキャナ12によって光学的
に読み取る。また、ICカードリーダ13によって、光
学的に登緑された該当する指の指紋データC1およびC
2をICカードから読み取る。
【0033】制御ユニット11は、照合ユニット14を
使用し、指紋スキャナ12から読み込んだ指紋データと
ICカードリーダ13から読み込んだ指紋データとを使
用した照合を行う。照合結果は、制御ユニット11の画
面入出力機能により、検査者に知らされる。その結果に
より、検査者はICカードと本人の正当性をチェックす
ることが出来る。
【0034】本人とICカードの正当性がチェックされ
たなら、本人が登録本人かどうかの照合を行う。まず、
本人指紋F3およびF4を指紋スキャナ12で光学的に
読み取る。読み取られた指紋はディジタル化される。デ
ィジタル化された指紋データは制御ユニット11によっ
て、送受信ユニット15からセンタシステムの送受信ユ
ニット24に送信される。
【0035】センタシステムの制御ユニット21は、照
合ユニット23を使用し、送信された指紋データと対象
者の十指が登録されている十指指紋データベース22の
指紋データとを特徴点データ/コアで照合する。照合結
果は送受信ユニット24を介してリモートシステム10
に送信され、制御ユニット11で表示される。
【0036】更にICカードと本人の登録データとのチ
ェックも行う。まず、ICカードの指紋データC3およ
びC4をICカードリーダによって光学的に読み取る。
読み取られた指紋データは制御ユニット11によって、
送受信ユニット15を介しセンタシステムの送受信ユニ
ット24に送信される。送信された指紋データに対し、
センタシステムの制御ユニット21は、照合ユニット2
3を使用し、送信された指紋データと十指指紋データベ
ース22の指紋データとを特徴点データ/コアで照合す
る機能をもって、対象者の十指が登録されている十指指
紋データベース22との照合を行う。照合結果は、リモ
ートシステム10との通信機能を有する送受信ユニット
24によって送信され、制御ユニット11によって結果
表示される。
【0037】次に、上記の個人認証装置を官庁の受付業
務の一つである年金などの授受手続きに適用する例につ
いて説明する。この場合、複数台のリモートシステム1
0は各地域に分散配置され、それぞれセンタシステム2
0に接続されている。
【0038】今、被験者Aが指紋データC1,C2,C
3,C4を記憶させたICカードを持って、リモートシ
ステム10で年金授受の手続きを行う。このICカード
に登録されている指は、システム管理者が任意に登録し
た指である。
【0039】まず、本人対ICカードの照合を行い、I
Cカードの本当の所有者の確認を行う。ICカード上の
指紋データC1およびC2と、その任意に設定した指番
号に対応する指紋F1およびF2をICカードリーダ1
3および指紋スキャナ12よりそれぞれ読み込み、照合
を照合ユニット14にて行う。
【0040】照合が確認された後、年金授受の手続きが
開始される。Aは書き込まれた所定の授受用紙を受付窓
口に渡し、本人確認の為、指紋F3およびF4の指を指
紋スキャナ12にて読み込ませる。読み込まれた指紋デ
ータはディジタル化され送受信ユニット15からセンタ
システムの送受信ユニット24に送信される。
【0041】センタシステムでは、受信した指紋データ
を制御ユニット21により、十指指紋データベース22
を参照し、照合ユニット23を用いて照合を行う。照合
結果は送受信ユニット24を介し、リモートシステムの
送受信ユニット15に送信される。制御ユニット11
は、照合結果を端末管理者に知らせる。
【0042】ICカード確認の為にも、ICカードより
読み込んだ指紋データC3およびC4を送受信ユニット
15からセンタシステムの送受信ユニット24に送信
し、送信された指紋データC3およびC4に対する指番
号で、十指指紋データベース22に対し、照合ユニット
23を用いて照合を行う。照合結果は、送受信ユニット
24を介し、リモートシステムの送受信ユニット15に
送信される。制御ユニット11は、照合結果を端末管理
者に知らせる。
【0043】端末管理者は、以上の結果より次のことが
判る。 ・ICカードは本人の物であるか ・年金授受の申込者は登録者本人であり、他人が虚偽の
申告をしていないか ・ICカードも登録してある正当なものであり、偽装は
行われていないか 上記の事項が照合結果より確認され、本人と認証されれ
ば、年金の授受が行われる。
【0044】なお、上記の個人認証装置において、十指
指紋データベース22中の参照すべきデータのみをリモ
ートシステム10に送信し、すべての照合を照合ユニッ
ト14によって実行することもできる。この場合、照合
ユニット23は不要となり、リモートシステム10とセ
ンタシステム20との間で送受信するデータ量も削減で
きる。また、逆にすべての照合をセンタシステムの照合
ユニット23によって実行するようにしてリモートシス
テムの照合ユニット14を不要とすることもできる。
【0045】図3は本発明の実施の第二の形態を示すブ
ロック図である。同図において、本発明の個人認証装置
は、本人の指から指紋を画像として取り込み指紋特徴点
データを生成する指紋スキャナ32と、前記本人が所持
するICカードに格納された指紋特徴点データを読み込
むICカードリーダ33と、あらかじめ本人が登録した
指紋の指紋特徴点データを格納した十指指紋データベー
ス34と、前記指紋スキャナ,前記ICカードリーダ,
および前記十指指紋データベースがそれぞれ送出する指
紋特徴点データを相互に比較する照合ユニット35と、
照合の対象とする指を指定し該当する指紋特徴点データ
を取り込み照合の結果を表示する制御ユニット31とを
具備する。
【0046】上記の個人認証装置も図2に示したものと
同様に3点で照合を行う方式であるが、すべての機能を
一システムに集中させた小規模システムであり、たとえ
ば入出管理や金庫のキーに適用することができる。
【0047】上記の個人認証装置において、十指指紋デ
ータベース34には十指の指紋データが記録され、制御
ユニット31は三点で行われる照合の順番を記録してい
る。この順番は、システム管理者により設定することが
出来る。その為、指紋スキャナ32から読み込まれる指
の順番は、システム管理者にしか判らない。
【0048】入出門や金庫では、ゴム等で偽造指紋を使
用して指紋スキャナに読み込ませる事が可能であるが、
読み込ませる指の順番が判らなければ、このシステムで
は本人と認証されない。したがって偽造を行っても認証
されることはない。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば次の効果がある。
【0050】第1の効果は、大幅なセキュリティ効果の
向上が期待される。すなわち、より厳密な本人の認証が
出来るようになる。その理由は、任意指定の指に対する
三点での照合結果によって、本人と認証するからであ
る。また、指定の指を用いるので改ざん不可能となる。
【0051】第2の効果は、それぞれの照合精度があま
り高くなくても、三点間の照合が全て本人と見なされた
時のみ認証するので、装置の性能条件が厳しく要求され
ない。すなわち単体精度が厳しくない照合装置でも、高
精度の個人認証が可能となる。その理由は、三点で行わ
れる照合の対象となる指を、フレキシブルに何個でも指
定することが出来るからである。従って、各照合の精度
が例えば90%としても、三回ともスレッショルド値以
上とならねば本人と見なされないので、全体精度は1−
(0.1)3 =99.99%以上となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成(概念)を示す説明図。
【図2】本発明の実施の第一の形態を示すブロック図。
【図3】本発明の実施の第二の形態を示すブロック図。
【符号の説明】
1,4 制御ユニット 2 スキャナ 3 ICカードリーダ 5 指紋データベース 10 リモートシステム 20 センタシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−123168(JP,A) 特開 平6−149981(JP,A) 実開 昭59−155646(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 7/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本人の指紋特徴点データと前記本人が所
    持するICカードに格納された指紋特徴点データとを比
    較する第一照合手段と、前記本人の指紋特徴点データと
    あらかじめ本人が登録しデータベースに格納された指紋
    特徴点データとを比較する第二照合手段と、前記ICカ
    ードに格納された指紋特徴点データと前記データベース
    に格納された指紋特徴点データとを比較する第三照合手
    段とを含み、前記第一照合手段は本人の第一の指の指紋
    を照合し、前記第二照合手段は前記本人の第二の指の指
    紋を照合し、前記第三照合手段は前記本人の他の指の指
    紋を照合し、これら三種の照合結果に基づいて前記本人
    を認証することを特徴とする個人認証装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の個人認証装置において、
    それぞれの比較照合の対象とする指紋特徴点データの指
    をそれぞれの比較照合の際に任意に指定することを特徴
    とする個人照合装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の個人認証装置に
    おいて、本人の指から指紋を画像として取り込み指紋特
    徴点データを生成する指紋スキャナと、前記本人が所持
    するICカードに格納された指紋特徴点データを読み込
    むICカードリーダと、あらかじめ本人が登録した指紋
    の指紋特徴点データを格納した指紋データベースと、前
    記指紋スキャナ,前記ICカードリーダ,および前記指
    紋データベースがそれぞれ送出する指紋特徴点データを
    相互に比較する照合ユニットと、照合の対象とする指を
    指定し該当する指紋特徴点データを取り込み照合の結果
    を表示する制御ユニットとを具備することを特徴とする
    個人認証装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の個人認証装置に
    おいて、 本人の指から指紋を画像として取り込み指紋特徴点デー
    タを生成する指紋スキャナと、前記本人が所持するIC
    カードに格納された指紋特徴点データを読み込むICカ
    ードリーダと、前記指紋スキャナおよび前記ICカード
    リーダがそれぞれ送出する指紋特徴点データを比較する
    照合ユニットと、前記指紋特徴点データをセンタシステ
    ムに送信し前記センタシステムから照合結果を受信する
    送受信ユニットと、照合の対象とする指を指定し該当す
    る指紋特徴点データを取り込み照合の結果を表示する制
    御ユニットとを含む複数台のリモートシステムと、 あらかじめ本人が登録した指紋の指紋特徴点データを格
    納した指紋データベースと、前記指紋スキャナおよび前
    記ICカードリーダが送出する指紋特徴点データを前記
    指紋データベースに格納された該当する指紋特徴点デー
    タとそれぞれ比較する照合ユニットと、前記リモートシ
    ステムから指紋特徴点データを受信し照合結果を前記リ
    モートシステムに送信する送受信ユニットと、前記リモ
    ートシステムからの指示に従って前記指紋データベース
    を検索し前記照合ユニットを駆動し照合結果の送信を指
    示する制御ユニットとを含むセンタシステムとを有する
    ことを特徴とする個人認証装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の個人認証装置において、
    前記センタシステムは前記リモートシステムのリクエス
    トに基づき前記指紋データベースから該当する指紋特徴
    点データを抽出して前記リモートシステムに送信し、前
    記リモートシステムの照合ユニットは前記指紋照合点デ
    ータを前記指紋スキャナおよび前記ICカードリーダが
    それぞれ送出する指紋特徴点データと比較することを特
    徴とする個人認証装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の個人認証装置において、
    前記センタシステムの照合ユニットは前記リモートシス
    テムから受信した前記指紋スキャナおよび前記ICカー
    ドリーダがそれぞれ送出する指紋特徴点データを比較す
    ることを特徴とする個人認証装置。
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