JP5050241B2 - 流体温調装置 - Google Patents

流体温調装置

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Description

本発明は、流体温調装置に関し、特に半導体製造プロセスにおける処理液の温度管理に採用して好適な流体温調装置の構成に関する。
例えば、半導体製造分野においては、様々な製造プロセスにおける薬液の温度管理に、例えば熱電モジュールを用いて処理液を加熱/冷却する流体温調装置や、ヒータを用いて処理液を加熱する流体温調装置が採用されている。
また、上述した流体温調装置の一態様として、流路を形成した本体ブロックと、この本体ブロックに設置されて流路に臨む伝熱板と、この伝熱板を加熱/冷却する温調手段とを具備し、上記伝熱板を介して温調手段と流路を通過する処理液との間で熱交換を行う構造が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
図11に示す流体温調装置Aは、上記構造における一具体例であって、樹脂から成る本体ブロックBには、後述する流路P(図12、図13)が形成されており、上記本体ブロックBにおける左右の表面Ba、Baには、それぞれ流路Pに臨む態様で金属の伝熱板E、Eが取付けられている。
また、各々の伝熱板Eの外面には、温調手段としてのペルチェモジュール(熱電モジュール)Mが取付けられ、さらに上記ペルチェモジュールMの外側には、該ペルチェモジュールMの放熱/吸熱を行うウォータジャケットCが取付けられている。
図12は、本体ブロックBにおける流路Pの一例を示しており、上記本体ブロックBに貫通形成された開口Boの内部に、複数の隔壁Bb、Bb、Bbを千鳥状に固定設置することで流路Pが構成されている。
上記構成において、矢印iの如く導入パイプIに導入され、導入通路Ipを介して流路Pに導入された処理液は、矢印a、矢印bおよび矢印cで示す如く、180°の方向転換を繰返しながら、伝熱板Eと接触しつつ流路Pを通過することで、伝熱板Eからの熱伝達によって加熱/冷却が為され、流路Pを通過した処理液は、排出通路Opを介して排出パイプOから矢印oの如く排出されて行く。
図13は、本体ブロックBにおける流路Pの他の例を示しており、上記本体ブロックBの表面Baにおける略全域に陥没形成された凹部Brによって流路Pが構成されている。
上記構成において、矢印iの如く導入パイプIに導入され、導入通路Ipの導入口Io、Io、Ioから流路Pに導入された処理液は、矢印a、a、aで示す如く、流路Pを縦方向に横切りながら、伝熱板Eと接触しつつ通過することで、伝熱板Eからの熱伝達によって加熱/冷却が為され、矢印b、b、bで示す如く、流路Pから排出口Oo、Oo、Ooに流入した処理液は、排出通路Opを介して排出パイプOから矢印oの如く排出されて行く。
特開2003−338489号公報
ところで、上述した従来の流体温調装置Bにおいて、図12に示した構成の流路Pを採用した場合、処理液は開口Boの内面に当たって180°反転したり、開口Boと隔壁Bbとの間を通過したりするため、大きな圧力損失によって流速が低下し、熱伝達率の悪化によって熱抵抗が大きくなり、加熱/冷却能力の低下を招く不都合があった。
また、図12に示した構成の流路Pにおいては、その全長に亘って流路断面積が大きく変化するために、処理液における流速の早い部分と遅い部分との差が大きく、伝熱板E(図11)との間における熱伝達にムラができることで、温調手段としてペルチェモジュールを採用している場合、部分的にジャンクション温度が上昇することで、上記ペルチェモジュールの寿命を縮めてしまう問題があった。
一方、図13に示した構成の流路Pを採用した場合、流路Pが本体ブロックBの表面Baに広く形成されているため処理液の流速が極めて遅く、熱伝達率の悪化によって熱抵抗が大きくなり、加熱/冷却能力の低下を招く不都合があった。
また、図13に示した構成の流路Pにおいては、広く形成された流路Pの全範囲において処理液の流速が一定とならず、伝熱板E(図11)との間における熱伝達にムラができることで、温調手段としてペルチェモジュールを採用している場合、部分的にジャンクション温度が上昇することで、上記ペルチェモジュールの寿命を縮めてしまう問題があった。
本発明の目的は上記実状に鑑みて、被温調流体に対する温度調整能力(加熱/冷却能力)の向上を達成でき、かつ温度ムラに起因するペルチェモジュールにおける機械寿命の低下を抑制し得る流体温調装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく、請求項1に関わる流体温調装置は、表面に流路溝を形成した本体ブロックと、この本体ブロックの表面に設置されて流路溝を覆う伝熱板と、この伝熱板で本体プロックの流路溝を覆うことにより形成される流路と、伝熱板を介在して流路を通過する被温調流体との間で熱交換を行うペルチェモジュールとを具備して成る流体温調装置であって、上記伝熱板に臨む流路が、本体ブロックに形成された流体入口と流体出口とを繋ぎ、且つ全長に亘って略一定の流路断面積を有する1本の渦巻き形状を呈して成る流路であることを特徴としている。
また、請求項2の発明に関わる流体温調装置は、請求項1の発明に関わる流体温調装置において、本体ブロックの内部に導入通路が形成され、該導入通路は流体入口を介して流路と連通されることを特徴としている。
また、請求項3の発明に関わる流体温調装置は、請求項1または請求項2の発明に関わる流体温調装置において、本体ブロックにおける隣合う流路溝の間の隔壁に、隣合う流路を互いに連通するドレン通路を形成して成ることを特徴としている。
請求項1の発明に関わる流体温調装置によれば、伝熱板に臨む流路が、本体ブロックに形成された流体入口と流体出口とを繋ぎ、且つ全長に亘って略一定の流路断面積を有する1本の渦巻き形状を呈して成る流路であり、この流路の流路断面積が全長に亘って略一定であることから、上記流路における全範囲に亘って被温調流体の流速が均一なものとなり、伝熱板との間における熱伝達に部分的なムラが生じることを防止できる。
もって、伝熱板における局部的な温度の不均一がないため、ペルチェモジュールにおける部分的なジャンクション温度の上昇を防止でき、上記ペルチェモジュール等、構成部品の機械寿命を不用意に縮めることがない。
さらに、請求項1の発明に関わる流体温調装置によれば、伝熱板に臨む上記流路を渦巻き形状としたことにより、流路の流路断面積が全長に亘って略一定であることと相俟って、流路を通過する被温調流体の圧力損失が少なくて流速が大きなものとなり、伝熱板と被温調流体との間において効率良く熱伝達が行われ、もって被温調流体に対する温度調整能力(加熱/冷却能力)の向上を達成することが可能となる。
また、請求項3の発明に関わる流体温調装置によれば、流路溝の隔壁に隣合う流路を互いに連通するドレン通路を形成したことにより、装置の停止時において流路に残留した被温調流体を、上記ドレン通路を介して装置外へ排出させることが可能となる。
以下、実施例を示す図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明に関わる流体温調装置を、半導体の製造プロセスにおいて使用される薬液(被温調流体)、具体的にはアンモニア過水や塩酸過水等、ウェットプロセス(RCA洗浄)やウェットエッチング等に使用される酸系の薬液を対象として温度調節を行なうための流体温調装置に適用した例を示している。
上記流体温調装置1は、薬液の流入/排出される本体ブロック2と、この本体ブロック2の表面2aに設置された伝熱板3とを具備し、上記伝熱板3の外面には温調手段としてのペルチェモジュール(熱電モジュール)4が取付けられ、さらに上記ペルチェモジュール4の外側には、該ペルチェモジュール4の放熱/吸熱を行うウォータジャケット5が取付けられている。
また、上記本体ブロック2と伝熱板3との間には、後に詳述する流路10が形成されており、この流路10を通過する薬液が伝熱板3と接触することにより、該伝熱板3を介してペルチェモジュール4と薬液との間で熱交換が行われ、もって上記薬液の加熱/冷却が為されることとなる。
上記本体ブロック2は、薬液に対する耐蝕性を備えたテフロン(登録商標)等の樹脂材料から形成されており、左右の各表面2a、2aには、それぞれ後述する形態の流路溝2g、2gが形成されている。
上記本体ブロック2には、導入パイプ2Iと排出パイプ2Oとが取付けられており、上記導入パイプ2Iは、本体ブロック2の内部に形成された導入通路2xを介して、上記本体ブロック2の左右の表面2a、2aに開口する流体入口2i、2iに連通しており、また上記排出パイプ2Oは、本体ブロック2の内部に形成された排出通路2y、2zを介して、上記本体ブロック2の左右の表面2a、2aに開口する流体出口2o、2oに連通している。
上記本体ブロック2の表面2aに形成された流路溝2gは、上記流体入口2iと流体出口2oとを繋ぐ一本の溝であり、円形の範囲内において、外周側に位置する流体入口2iから、中心側に位置する流体出口2oに向けて、反時計回り方向に巻回する渦巻き形状を呈しており、上記流路溝2gの幅寸法wおよび深さ寸法dが、上記流路溝2gの全長に亘って略一定となるよう形成されている。
また、上記流路溝2gが渦巻き形状を呈していることにより、隣合う流路溝2g、2gの間に形成される隔壁2wには、隣合う流路溝2g、2gを互いに連通させる切欠きから成るドレン通路2dが形成されており、図2に示す如く上記ドレン通路2dは、流体出口2oよりも下方に位置する全ての隔壁2w、2w…に形成されている。
さらに、上記本体ブロック2の表面2aには、上記流路2gを取り囲む円形のシール溝2rが形成され、このシール溝2rにはOリングが嵌合している。
なお、図中の符号2Pは、排出通路2yの端部開口を閉止するべく、本体ブロック2に固設されたプラグである。
一方、上記本体ブロック2の表面2aに取付けられる伝熱板3は、熱伝導性の良好なアルミニウム等の金属材料から形成された平板状のブロックであり、本体ブロック2と対向する面には、円盤状の耐蝕プレート3Pが固設されている。
因みに、上記耐蝕プレート3Pは、酸性の薬液に対する耐蝕性とともに良好な熱伝導性を備えたアモルファスカーボンから形成されている。
上記伝熱板3は、本体ブロック2における左右の表面2a、2aに各々取付けられており、これら一対の伝熱板3、3は、図示していないボルト・ナットおよびスプリング等を用いて互いに締結することにより、本体ブロック2を左右から挟み付ける態様で、上記本体ブロック2の所定位置に固定設置されている。
上述の如く、本体ブロック2の表面2aに伝熱板3を設置して、本体ブロック2の流路溝2gを伝熱板3(耐蝕プレート3P)によって覆うことで、上記本体ブロック2と伝熱板3との間に流路10が形成されることとなる。
なお、本体ブロック2の表面2aに伝熱板3を設置した状態において、図3に示す如く、本体ブロック2のシール溝2rに嵌合しているOリング6が、伝熱板3(耐蝕プレート3P)と圧接することによって、上記流路10の封止が為されている。
ここで、本体ブロック2における流路溝2gの幅寸法wおよび深さ寸法dが、上述した如く流路溝2gの全長に亘って略一定となるよう形成されていることから、本体ブロック2と伝熱板3との間に形成された流路10は、本体ブロック2の流体入口2iと流体出口2oとを繋ぎ、且つ全長に亘って略一定の流路断面積を備えた1本の流路を構成することとなる。
上記伝熱板3の外面には、上述した如く温調手段としてのペルチェモジュール4が、ウォータジャケット5によって挟み込まれるように保持されており、上記ペルチェモジュール4は、絶縁層(図示せず)を介して伝熱板3およびウォータジャケット5と熱的に接続されている。
上述した構成の流体温調装置1において、矢印iの如く導入パイプ2Iに導入され、導入通路2xを介して流体入口2iから流路10に導入された薬液は、図2中の矢印a、b、c、d、e、f、g、h、iで示す如く、伝熱板3(耐蝕プレート3P)と接触しつつ流路10を通過することで、ペルチェモジュール4により加熱/冷却された伝熱板3からの熱伝達によって温度の調節が為される。
上記通路10を通過することによって温度の調節が為された薬液は、流体出口2oから排出通路2yおよび排出通路2zを介して、矢印oの如く排出パイプ2Oを通って装置の外部へ排出されて行く。
ここで、上述した如く流体温調装置1における流路10が、本体ブロック2の流体入口2iと流体出口2oとを繋ぎ、且つ全長に亘って略一定の流路断面積を備えた1本の流路であることから、上記流路10における全範囲に亘って薬液の流速が均一なものとなり、伝熱板3との間における熱伝達に部分的なムラが生じることを防止できる。
したがって、伝熱板3における局部的な温度の不均一がないため、ペルチェモジュール4におけるジャンクション温度が部分的に上昇することを防止でき、上記ペルチェモジュールの機械寿命を不用意に縮めることがない。
さらに、流体温調装置1における流路10が、一方向に巻回する渦巻き形状を呈していること、言い換えればスムーズな曲線を描いて形成されていることにより、上述の如く流路10の流路断面積が全長に亘って略一定であることと相俟って、流路10を通過する薬液の圧力損失が少なくて流速が大きなものとなる。
これにより、伝熱板3と薬液との間における熱伝達が極めて効率良く行われ、もって薬液に対する温度調整能力(加熱/冷却能力)の大幅な向上が達成されることとなる。
また、上記流体温調装置1においては、本体ブロック2の隔壁2w、2w…に、隣合う流路溝2g、2gを互いに連通するドレン通路2dを形成したことで、装置の停止時、上記ドレン通路2dを介して流路10に残留した薬液を装置外へ排出させることができ、メンテナンス等において本体ブロック2と伝熱板3とを分解した際、通路10に残留していた薬液が周囲に飛散する不都合を未然に防止することができる。
図4および図5に示す流体温調装置1′は、本体ブロック2′における左右の表面2a′、2a′に、それぞれ2つの流路溝2g′、2g′が並置して形成されており、これら2つの流路溝2g′、2g′は、導入通路2x′および排出通路2z′を介して互いに連通されている。
また、それぞれの伝熱板3′、3′には、並置された流路溝2g′、2g′に対応する2つの耐蝕プレート3P′、3P′が固定され、さらに伝熱板5′、5′の外面には、並置された流路溝2g′、2g′に対応する2つのペルチェモジュール4′、4′が並置して取付けられている。
上記流体温調装置1′の構成は、本体ブロック2′の表面2a′に2つの流路溝2g′が併設され、これに対応して耐蝕プレート3P′およびペルチェモジュール4′が、2つ並置して取付けられている以外、図1〜図3に示した流体温調装置1と基本的に変わるところはないので、上記流体温調装置1′の構成要素において、流体温調装置1の構成要素と同一の作用を成すものには、図1〜図3と同一の符号に′(ダッシュ)を附して、詳細な説明は省略する。
上記構成の流体温調装置1′によれば、本体ブロック2′の表面2a′に多数(実施例では4箇所)の流路溝2g′を形成したことで、各流路10′、10′…を通過する薬液と伝熱板3′、3′との接触面積が拡大することとなり、もって薬液に対する温度調整能力(加熱/冷却能力)の更なる向上を達成し得る。
図6に示す流体温調装置100は、薬液(被温調流体)に対する温調が加熱のみで良い場合の参考例であり、本体ブロック102と該本体ブロック102を挟んで設置された左右の伝熱板103、103との間には、それぞれ流路110、110が形成されているとともに、左右の伝熱板103、103の内部には、それぞれ温調手段としてのヒータ104、104が設置されている。
上記流体温調装置100の構成は、ペルチェモジュールおよび水冷板に換えて、本体ブロック103の内部にヒータ104を設置した以外、図1〜図3に示した流体温調装置1と基本的に変わるところはないので、上記流体温調装置100の構成要素において、流体温調装置1の構成要素と同一の作用を成すものには、図1〜図3と同一の符号に100を加算した符号を附して、詳細な説明は省略する。
上記構成の流体温調装置100によれば、図1〜図3に示した流体温調装置1と同様に、矢印iの如く導入パイプ102Iに導入され、流路110に導入された薬液は、伝熱板103(耐蝕プレート103P)と接触しつつ流路110を通過することで、ヒータ104により加熱された伝熱板Eからの熱伝達によって加熱され、こののち排出パイプOから矢印oの如く排出されて行く。
ここで、上記流体温調装置100においても、図1〜図3に示した流体温調装置1と同様にして、薬液に対する温度調整能力(加熱能力)の向上が為されることは勿論である。
ところで、流体温調装置の流路を構成する流路溝の形状は、例えば図1〜図3の流体温調装置1における流路溝(流路)の如き、略円形の渦巻き形状に限定されるものではなく、流体温調装置の仕様に基づいて様々な形状を採用し得ることは言うまでもない。
図7に示した本体ブロック12の表面12aに形成された流路溝12gは、流体入口12iから中央の流体出口12oへ向けて巻回する略矩形の渦巻き形状を呈しており、矢印iの如く導入パイプ12Iに導入され、導入通路12xを介して流路10Pに流入した薬液は、矢印a、b、c、d、e、f、gで示す如く反時計回りに通過したのち、排出通路12zを介して排出パイプ12Oから矢印oの如く排出される。
図8に示した本体ブロック22の表面22aに形成された流路溝22gは、流体入口22iから中央の流体出口22oへ向けて巻回する略三角形の渦巻き形状を呈しており、矢印iの如く導入パイプ22Iに導入され、導入通路22xを介して流路20Pに流入した薬液は、矢印a、b、c、d、eで示す如く反時計回りに通過したのち、排出通路22zを介して排出パイプ22Oから矢印oの如く排出される。
図9に示した本体ブロック32の表面32aに形成された流路溝32gは、流体入口32iから中央へ向けて反時計回りに巻回したのち、反転して中央から流体出口32iへ向けて時計回りに巻回した形状を呈しており、矢印iの如く導入パイプ32Iに導入され、導入通路32xを介して流路30Pに流入した薬液は、矢印a、b、c、d、e、f、g、h、iで示す如く通過したのち、排出通路32zを介して排出パイプ32Oから矢印oの如く排出される。
図10に示した本体ブロック42の表面42aに形成された流路溝42gは、流体入口42iから中央の流体出口42oへ向けて巻回する略楕円形の渦巻き形状を呈しており、矢印iの如く導入パイプ42Iに導入され、導入通路42xを介して流路40Pに流入した薬液は、矢印a、b、c、d、e、f、gで示す如く反時計回りに通過したのち、排出通路42zを介して排出パイプ42Oから矢印oの如く排出される。
ここで、図7〜図10に示した何れの流路10P、20P、30P、40Pも、全長に亘って略一定の流路断面積を有するよう構成されているため、流路を通過する薬液の圧力損失が少なくて流速が大きなものとなり、伝熱板と薬液との間において効率良く熱伝達が行われ、もって薬液に対する温度調整能力(加熱/冷却能力)の向上が為されることは勿論である。
また、図7〜図10に示した何れの本体ブロック12、22、32、42においても、隣合う流路溝の間の隔壁12w、22w、32w、42wに、隣合う流路溝を互いに連通するドレン通路(図示せず)を形成することが、装置の停止時において流路(10P、20P、30P、40P)に残留した薬液を、上記ドレン通路を介して装置外へ排出させる為に有効であることは言うまでもない。
なお、上述した各実施例においては、半導体装置の製造に関わるウェットプロセス(RCA洗浄)やウェットエッチング等に使用される薬液の温度調節に、本発明の流体温調装置を適用した例を示したが、様々な製造プロセスにおける薬液の温度管理にも、本発明の流体温調装置を有効に適用し得ることは勿論である。
さらに、上述した実施例においては、半導体装置の製造分野に本発明を適用した例を示したが、精密な温度調節を必要とする様々な産業分野における諸設備に対しても、本発明の流体温調装置を有効に適用し得ることは言うまでもない。
本発明に関わる流体温調装置の一実施例を示す概念的な全体平面図。 (a)は図1に示した流体温調装置における本体ブロックの全体側面図、(b)は(a)中の II−II 線断面図。 図1の流体温調装置における要部断面を示す図1中の III−III 線断面図。 本発明に関わる流体温調装置の他の実施例を示す概念的な全体平面図。 図4に示した流体温調装置における本体ブロックの全体側面図。 本発明に関わる流体温調装置に近似した参考例を示す概念的な全体平面図。 本発明に関わる流体温調装置の本体ブロックにおける流路溝の変形例を示す概念図。 本発明に関わる流体温調装置の本体ブロックにおける流路溝の変形例を示す概念図。 本発明に関わる流体温調装置の本体ブロックにおける流路溝の変形例を示す概念図。 本発明に関わる流体温調装置の本体ブロックにおける流路溝の変形例を示す概念図。 従来の流体温調装置を示す概念的な全体平面図。 従来の流体温調装置における本体ブロックの流路を示す概念的な側面図。 従来の流体温調装置における本体ブロックの流路を示す概念的な側面図。
符号の説明
1、1′…流体温調装置、
2、2′…本体ブロック、
2a、2a′…表面、
2i、2i′…流体入口、
2o、2o′…流体出口、
2g、2g′…流路溝、
2w、2w′…隔壁、
2d、2d′…ドレン通路、
2I、2I′…導入パイプ、
2O、2O′…排出パイプ、
3、3′…伝熱板、
3P、3P′…耐蝕プレート、
4、4′…ペルチェモジュール(温調手段)、
5、5′…ウォータジャケット、
10、10′…流路

Claims (3)

  1. 表面に流路溝を形成した本体ブロックと、前記本体ブロックの表面に設置されて前記流路溝を覆う伝熱板と、前記伝熱板で前記本体プロックの前記流路溝を覆うことにより形成される流路と、前記伝熱板を介在して前記流路を通過する被温調流体との間で熱交換を行うペルチェモジュールとを具備して成る流体温調装置であって、
    前記伝熱板に臨む前記流路が、前記本体ブロックに形成された流体入口と流体出口とを繋ぎ、かつ全長に亘って略一定の流路断面積を有する1本の渦巻き形状を呈して成る流路であることを特徴とする流体温調装置。
  2. 前記本体ブロックの内部に導入通路が形成され、該導入通路は前記流体入口を介して前記流路と連通されることを特徴とする請求項1記載の流体温調装置。
  3. 前記本体ブロックにおける隣合う前記流路溝の間の隔壁に、隣合う前記流路を互いに連通するドレン通路を形成して成ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の流体温調装置。
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