JP3863116B2 - 流体温度調節装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体温度調節装置に関し、特には、半導体製造装置等の処理液として使用される腐食性流体の温度を精密調節するのに適した流体温度調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エッチングや洗浄、レジスト剥離等の半導体ウェハの処理作業には、一般的に、腐食性が高く、高純度の薬液が使用される。このような薬液の反応速度は、温度依存性が高い。薬液の反応を正確に制御するためには、薬液の温度を、例えば、15〜85℃の範囲で、高精度に制御する必要がある。このような温度制御には、様々な温度調節装置が使用されている。
【0003】
図8は、従来の流体温度調節装置の構造を模式的に示す平面図である。
この流体温度調節装置100は、フッ素系樹脂等の耐食性材料からなるブロック内に形成された伝熱室101を有している。伝熱室101内を通過する流体には、熱電素子モジュール等の温度制御装置から熱が伝えられる。伝熱室101の内部は、3枚の流路形成プレート103により、深さ方向に4つの区画105に分割されている。流路形成プレート103の一端には、開口107が形成されている。この開口107は、3枚の流路形成プレート103の端に交互に配置されている。このような構成により、各分割区画105は、開口107を介して相互に連通して、伝熱室内を蛇行する流路を形成する。
【0004】
伝熱室101内の最上部及び最下部の2つの区画105には、これらの区画105に連通するパイプが接続されている。パイプの一方は、流体導入パイプ109で、他方は流体導出パイプ111である。パイプは、流路形成プレート103の開口107から遠い位置で各区画に接続されている。流体導入パイプ109から伝熱室101内に入った流体は、伝熱室内を蛇行する間に、温度制御装置から放熱又は吸熱を受け、温度調節される。そして温度調節された流体が、流体導出パイプ111から次工程に供給される。なお、図8に示す流体温度調節装置の詳細については、特許文献1に開示されている。
【0005】
図9は、従来の他の流体温度調節装置の構造を模式的に示す図であり、図9の(a)は側面図、図9の(b)は図9の(a)のIV−IVにおける断面図である。この流体温度調節装置120は、図9の(a)に示すような伝熱室121を有している。伝熱室121の上面と下面には、伝熱板123が取り付けられている。伝熱板123には、熱電素子モジュール等の温度制御装置が接続されており、該温度制御装置の制御により、伝熱室121に対して放熱又は吸熱を行う。また、伝熱室121は、該伝熱室の上区画125及び下区画127を有し、両区画を連通する孔129a及び129bが形成されている。図9の(b)に示すように、上区画125及び下区画127は、それぞれ仕切り壁131によって2つに分割されている。孔129a及び129bの側面には、流体導入パイプ133及び流体導出パイプ135がそれぞれ接続されている。
【0006】
流体導入パイプ133から孔129aに入った流体は、同区画で上下に分かれて上区画125と下区画127に分岐し、各区画内で仕切り壁131に沿ってUターンするように流れ、この間に熱電素子モジュール等により温度調節される。そして、孔129bにおいて合流し、流体流出パイプ135から次工程に流出する。
【0007】
このような流体温度調節装置においては、流体の温度を精密に制御するために、流体が流路を流れる間に均一に熱電素子に接する必要がある。従って、伝熱室内で流体の渦が発生したり、流速が遅くなって淀みが発生する等、流体の流れが不規則になる部分ができるだけ少なくなるように流路を形成する必要がある。また、装置の使用後に薬液を抜くときには、次に使用される薬液の汚染を防ぐために、装置内に薬液が残留しないように完全に空にしておく必要がある。さらに、伝熱室の深さをかなり浅くする方が、流体が有効な伝熱を受けるようになって好ましい。
【0008】
しかし、図8に示す従来例においては、伝熱室101内の容量が大きく、伝熱室101の深さが深いため、流体全体への伝熱性能が均一でなくなるおそれがある。また、流路形成プレート103は、伝熱室101の側面に形成した溝に嵌め込んで取り付けられている。このため、溝とプレート103との間に隙間ができ、この隙間に薬液が入り込み、ここで薬液から固体が晶出してしまうことがある。また、流路は上述のように蛇行した形状であり、薬液を抜くときに、各区画105の隅の部分に薬液が残りやすい。
【0009】
また、図9に示す従来例においては、上区画125及び下区画127からなる流路において、仕切り壁131寄りと外側では流体の流速が異なり、また、各流路の隅の部分で流体が淀むことがある。
従って、隅となる部分や極度に狭くなっている部分が形成されないように、流路を形成する必要がある。また、流路がある深さを持っていると、温度調節部材の効果が流体の中央部付近まで達しない場合があり、均一な温度調節ができなくなる。このため、流体の層をできるだけ薄くして温度調節部材に接する有効な流体の量を多くし、かつ、渦や淀みの発生しない流路を備えた流体温度調節装置が必要となる。さらには、薬液を完全に抜くことができればより好ましい。
【0010】
一方、従来の流体温度調節装置には、次のような別の問題も存在している。一般に、伝熱室は、ブロック形状の材料(伝熱ブロック)から伝熱室となる凹部を削り出し、該凹部を高熱伝導性プレートによって覆うことによって形成される。該プレートには、温度調節を行う熱電素子モジュールが接触しており、該プレートを介して、伝熱室内の流体と熱電素子モジュールとの間における熱交換が行われる。伝熱ブロックと高熱伝導性プレートとの接触部分は、Oリング等のシール部材によって密着させられ、これにより、両者によって形成された伝熱室から流体が漏れ出すのを防いでいる。
【0011】
ここで、伝熱ブロックは、フッ素系樹脂等の耐食性に優れた材料によって作製される。一般に、このような材料は、線膨張係数が大きい(例えば、鉄の約10倍)と共に、塑性変形し易い。そのため、伝熱ブロックの加熱と冷却を繰り返すと、圧接方向の寸法減少が生じ、伝熱ブロックと高熱伝導性プレートとの間のシール部分における接触面圧が低下して隙間が生じ、伝導室内の流体が漏れ出すという問題があった。
【0012】
このような問題を解決するため、特許文献1には、伝熱ブロックと熱交換基板とを、ボルト及び皿バネを用いて固定することが開示されている(特許文献1、図5参照)。即ち、皿バネの枚数や重ねる向きを適宜選択することにより、皿バネ全体の押圧力を高めたり、皿バネの伸縮を増大して塑性変形による寸法減少分を多く吸収している。
しかしながら、近年、流体温度調節装置に求められる制御可能な温度調節範囲はますます大きくなっている。そのため、伝熱ブロックの塑性変形量も多くなるので、その変形量を上記のような機構では吸収しきれなかったり、或いは、そのような変形を繰り返すことによって装置自体の耐久性に影響を及ぼすこともある。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−67717号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記の問題点に鑑み、本発明は、冷却加熱に伴う温度サイクルの繰り返し環境においても、伝熱室における高いシール性が維持され、温度の精密なコントロールが可能な流体温度調節装置を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、伝熱室から薬液を廃棄するときに薬液が残留しにくい流体温度調節装置を提供することを第2の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記課題を解決するため、本発明の流体温度調節装置は、流体を通過させることにより該流体の温度を調節する伝熱室の一部を形成する凹部と、互いに平行に延在し、流体の導入流路及び導出流路としてそれぞれ用いられる第1の孔及び第2の孔と、上記凹部と第1の孔との間を連通する複数の流入口と、上記凹部と第2の孔との間を連通する複数の流出口とが設けられたブロック材と、ブロック材の該凹部を覆うことにより伝熱室を形成する伝熱板と、ブロック材と伝熱板とを接触部分が密着するように保持する保持手段であって、該ブロック材の熱膨張又は熱収縮に追従して弾性体が伸縮することによりブロック材の塑性変形を防ぐようにブロック材と伝熱板とを弾性体を用いて押さえつける上記保持手段と、伝熱板を介して、伝熱室を通過する流体との間で熱交換を行う温度調節手段とを具備する。
【0016】
本発明に係る流体温度調節装置によれば、弾性体を含む保持手段を用いてブロック材と伝熱板とを押さえつけることによりこれらを保持するので、ブロック材において熱変形が生じても、弾性体によって熱変形量が吸収され、該ブロック材に塑性変形を生じさせることを防ぎつつブロック材と伝熱板との間のシール性を維持することができる。
【0017】
ここで、上記保持手段は、コイルバネを含んでも良い。コイルバネの弾性力を用いることにより、ブロック材と伝熱板とを確実に締結しつつ、上記ブロック材における熱膨張や熱収縮を素早く吸収することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る流体温度調節装置の構造を示す断面図である。この流体温度調節装置は、伝熱ブロック1と、伝熱ブロック1の両側に配置されている2枚の伝熱板2と、伝熱ブロック1と伝熱板2とを押さえつけることにより接触部分が密着するように両者を保持する保持部60と、2枚の伝熱板2にそれぞれ接触するように配置されている温度調節部50とを含んでいる。
【0019】
伝熱ブロック1と伝熱板2との間には、伝熱室10が形成されている。伝熱室10は、流体を加熱又は吸熱しながら通過させることにより流体の温度調整を行う領域である。伝熱ブロック1は、耐食性を有する材料のブロックから、伝熱室10となる領域(凹部)、流体の流入口7及び流出口9を削り出すことにより作製される。耐食性を有する材料としては、例えば、テフロン(登録商標)等のフッ素系樹脂が用いられる。なお、伝熱ブロック1の形状及び流体の流路については、後で詳しく説明する。
【0020】
伝熱板2は、伝熱ブロック1に形成された凹部を覆うように配置されている。伝熱板2は、アルミニウム等の熱伝導性の高い材料によって形成される。また、伝熱板2の内、流体に接触する面には、例えば、0.5mm厚のアモルファスカーボンフィルム2aが接着されている。アモルファスカーボンは、熱伝導性及び耐食性を有しており、伝熱板2が流体によって腐食されるのを防ぐ。
【0021】
伝熱ブロック1に形成された凹部の周囲には、溝23が形成されており、そこには、Oリング等のシール部材24が嵌め込まれている。このような伝熱ブロック1と伝熱板2とを保持部60によって押さえつけることにより、伝熱ブロック1及び伝熱板2によって形成される伝熱室10の液密性が保持される。
【0022】
保持部60は、伝熱ブロック1とその両側に配置された伝熱板2とを、それらの接触部分が密着するように保持している。保持部60は、2つのフレーム61a及び61bと、ボルト62と、ナット63と、コイルバネ64と、バネ押さえ(カラー)65とを含んでいる。2つのフレーム61a及び61bは、伝熱ブロック1及びその両側に配置された伝熱板2を挟み込む。ボルト62は、これらのフレーム61a及び61bを、ナット63及びコイルバネ64と共に締結する。コイルバネ64は、ボルト62に組み合わされて弾性体として作用する。
【0023】
ここで、2つのフレーム61a及び61bを締結する際に、コイルバネ64を用いているのは、次のような理由による。
本実施形態に係る流体温度調節装置において、伝熱室10はテフロン(登録商標)等のフッ素系樹脂のブロックによって作製される。このようなフッ素系樹脂は一般的に線膨張係数が高い(例えば、鉄の約10倍)。従って、例えば、流体の調節温度を常温(20℃)から高温(100℃)に変更すると、伝熱ブロック1は大きく熱変形する。そのときに、伝熱ブロック1と伝熱板2とがしっかりと固定されていると、伝熱ブロック1は塑性変形してしまう。その後で伝熱ブロック1が冷却されても、塑性変形した形状は元に戻らず、伝熱ブロック1と伝熱板2との間に隙間が生じてしまう。
【0024】
そのため、本実施形態においては、伝熱ブロック1と伝熱板2とをしっかりとは固定しないで、両者をコイルバネ64の弾性力を用いて保持している。これにより、伝熱ブロック1が熱変形すると、伝熱板2はその変形に追従して移動することが可能になる。即ち、伝熱ブロック1が熱膨張すると、コイルバネ64が圧縮され、その膨張量がバネに吸収される。従って、伝熱ブロック1に無理な熱応力をかけることがなくなるので、伝熱ブロック1の塑性変形を防止できる。また、伝熱ブロック1が冷却されて収縮したときには、その収縮量に応じてコイルバネ64が伸張するので、伝熱ブロック1と伝熱板2とのシール部分を密着させたまま保持することができる。このように、弾性力を用いて伝熱ブロック1と伝熱板2とを保持することにより、両者の間の液密性を維持しつつ、伝熱ブロック1が応力により塑性変形して寸法が減少するのを防いでいる。
【0025】
ここで、コイルバネ64の材料や形状等については、本実施形態に係る温度調節装置において制御可能な温度範囲や、伝熱ブロック1の熱膨張率等を考慮し、伝熱ブロック1の変形範囲に渡って、伝熱ブロック1と伝熱板2との間の押さえつけ力がほとんど変動しないように選択することが望ましい。これにより、伝熱ブロック1と伝熱板2との間のシール部分の密着性を保ちつつ、伝熱ブロック1に無理な熱応力をかけることなく、伝熱ブロック1の変形量を吸収することができる。特に、初期においては、常温で、コイルバネ64をある程度圧縮させた状態で、フレーム61aとフレーム61bとを締結することが望ましい。
【0026】
また、本実施形態においては、伝熱ブロック1の熱変形を敏感に吸収するために、弾性体として、比較的バネ定数の小さいコイルバネ64を用いている。しかしながら、伝熱ブロック1の熱変形を吸収できる弾性を有するものであれば、コイルバネに限らず用いることができる。例えば、皿バネや板バネ等を用いても良い。
【0027】
2枚の伝熱板2の外側には、温度調節部50がそれぞれ設けられている。温度調節部50は、伝熱板2を介して伝熱室10内部の流体の温度調節を行う装置である。温度調節部50としては、一般的なヒータや、複数の熱電素子を用いた熱電モジュール等、温度制御が可能な加熱装置又は冷却装置が用いられる。本実施形態において、温度調節部50は、各々の両端に電極52が形成された複数の熱電素子51と、熱交換板53とを含んでいる。電極52が形成された複数の熱電素子51は、絶縁層55を介して、伝熱板2及び熱交換板53に接続しており、これらによって挟み込まれるように保持されている。熱交換板53は、熱電素子51を冷却したり加熱したりするためのものであり、例えば、水循環式のものが用いられる。複数の熱電素子51に電流を印加すると、それらの熱電効果により、熱が吸収又は放出される。このような熱電モジュールの詳細については、日本国特許公開平3−225973号公報及び平10−178218号公報を参照されたい。
【0028】
次に、伝熱ブロック1の構造について、図2及び図3を参照しながら、詳しく説明する。図2は、図1に示す伝熱ブロック1の平面図であり、図3は、図2に示す伝熱ブロック1のIII−IIIにおける断面図である。
図2に示すように、凹部5は、フッ素系樹脂等の耐食性材料で作製された直方体状の伝熱ブロック1の表面を掘り込むことにより形成される。伝熱ブロック1の寸法は、一例として、縦151mm、横181mm、厚さ31mmである。この伝熱ブロック1の上面及び下面の同じ位置に、同じ大きさの凹部5が形成されている。凹部5の平面形状は、伝熱ブロック1の長手方向に延びる長方形である。凹部5の対向する側面5aと5bは平行で、側面5cと5dも平行であり、底面は平坦である。凹部5の寸法は、一例として、縦106mm、横141mm、深さ4mmである。
【0029】
伝熱ブロック1の側部には、同ブロック1の長手方向に平行に延びる2つの孔7及び9が開けられている。図3に示すように、これらの孔7及び9の中心線は、伝熱ブロック1の厚さ方向の中心に位置する。また、孔7の外周と孔9の外周との間の距離は、凹部5の側面5a及び5bの長さよりも短くなっている。孔7及び9は、伝熱ブロック1の一方の外面から凹部5の側面5aに達する長さを有する。一例として、孔7及び9の径は15.8mm、長さは160mmである。ここで、一方の孔7(図の右側)を導入流路、他方の孔9(図の左側)を導出流路とする。導入流路7には、流体源から延びるパイプ11が接続され、導出流路9には、次のセクションに延びるパイプ13が接続されている。以下においては、伝熱ブロック1において、パイプ11及び13が接続されている側を手前、その反対側を奥とする。
【0030】
伝熱ブロック1には、凹部5の右側の側面5dに沿って、厚さ方向に貫通する複数の流入口15a〜15eが開けられている。また、凹部5の左側の側面5cに沿って、厚さ方向に貫通する複数の流出口17a〜17cが開けられている。流入口15a〜15eは、導入流路7と伝熱ブロック1の上面及び下面の凹部5とに通じるとともに、流出口17a〜17cは、導出流路9と凹部5とに通じている。従って、導入流路7は、流入口15a〜15eを介して上面及び下面の凹部5に連通し、導出流路9は、流出口17a〜17cを介して凹部5に連通する。その結果、導入流路7から、流入口15a〜15e、凹部5、流出口17a〜17cを介して、導出流路9へ達する流路が形成される。
【0031】
流入口15a〜15eは、凹部5の側面5dに沿って3つの領域に合計5個形成され、手前側に対をなす2個(15a、15b)、中央付近に対をなす2個(15c、15d)、奥側に1個(15e)が配置されている。手前側の流入口15aと奥側の流入口15eは、凹部5の隅に位置する。ここで、流入口が形成される3つの領域の面積は、手前側から奥側に行くに従って小さくなっている。
【0032】
また、流出口17a〜17cは、凹部5の側面5cに沿って3つの領域に合計3個形成され、手前側に1個(17a)、奥側に1個(17b)、中央付近に1個(17c)が配置されている。手前側の流出口17aと奥側の流出口17cは、凹部5の隅に位置する。ここで、流出口17a〜17cが形成される3つの領域の面積は、中央、奥側、手前側の順の大きさとなっている。
【0033】
次に、この伝熱ブロック1における流体の流動状態について、図1〜図3を参照しながら説明する。実際に使用される際には、図1に示すように、伝熱ブロック1の上下面にアモルファスカーボンフィルム2aが接着された伝熱板2が配置され、各凹部5と伝熱板2との間には空間(図1及び図2に示す伝熱室10)が形成される。この空間が、温度制御される流体の流路となる。上凹部5に形成される空間を上流路19、下凹部5に形成される空間を下流路21とする。
【0034】
パイプ11を通って供給される流体が、伝熱ブロック1の導入流路7に導入されると、流体は、導入流路7内を長手方向に流れるとともに、流入口15a〜15eを通って上下方向に分岐する。分岐した流体は、流入口15a〜15eを通って伝熱ブロック1の上面及び下面に達し、上流路19及び下流路21内に流れ出す。上流路19及び下流路21の各々では、複数の流入口15a〜15eから流れ出した流体が合流し、一つの流れとなる。これらの流路内において、温度調節装置50(図1)による放熱又は吸熱が伝熱板2を介して流体に伝えられ、流体の温度が調節される。そして、温度調節された流体は、各流路19、21を流出口17a〜17c方向に流れ、流出口17a〜17cに入り、導出流路9で合流する。その後、導出流路9内を手前方向に流れ、パイプ13を通って次のセクションに導かれる。
【0035】
このように、伝熱ブロック1の上面及び下面の凹部5とそれぞれの伝熱板2との間に形成された上流路19及び下流路21においては、液体が凹部5の側面5dから対向する側面5cへ向かうように流れる。これらの側面5c、5dは平行であるため、流体の流速や単位面積当りの流量は、ほぼ均一となる。また流路の深さは4mmと浅く、流路内の流体の深さ方向の容量が小さいので、流路内において、液体が伝熱板2と接触する部分の面積が大きくなる。そのため、流体の容量に対して、実質的に伝熱に寄与する流体の割合が大きくなり、流路内の深さ方向にも伝熱され易くなるので、伝熱性能が向上する。
【0036】
さらに、流入口や流出口は、凹部5の隅にも設けられているので、流路中に湾曲した部分や、角となる部分が存在せず、流体が淀んだり渦を巻くことがなく、スムーズに流体を流すことができる。また、流路を形成するための仕切り壁などを設ける必要がなく、ブロックの掘り込みや孔開け加工のみで装置を作製できるため、装置の作製に要する手間やコストを低減できる。
【0037】
また、上述のように、複数の流入口及び流出口の開口面積が異なるように設定したことにより、流路内で、よりスムーズで一定流速の流動が実現できる。流入口においては、手前から奥に行くほど開口面積を小さくしている。これは、導入流路7から導入された流体は、導入流路7の長手方向への流れの慣性を有しているため、奥側の流入口に流入し易く、手前側ほど流入し難くなるためである。そこで、手前側の流入口15a、15bの開口面積を大きくして、多くの流体を流入させ、奥側の流入口15eでは同面積を小さくしている。これにより、各流入口に流れ込む流量をほぼ均一にしている。
【0038】
図2に示すように、手前側の流入口15aと15bが対をなし、中央の流入口15cと15dが対をなすように、2つの流入口が近接する位置に配置されている。流体が1つの流入口から伝熱室10に流れ出すと、流入口から放射状に広がってしまうので、伝熱室10の流入側の側面5dから流出側の側面5cに向かう均一な並行流が形成されないおそれがある。そこで、対をなす2つの流入口を配置することにより、これらの流入口から流れ出した流体がぶつかって干渉し合い、まっすぐに流れるようにしている。このようにして、各流入口から流れ出した流体は、流路をほぼ平行に均一な速度で流れる。
【0039】
流出口においては、奥の流出口17cと比較して、手前の流出口17aの開口面積を小さくしている。導出流路9においては、下流側である手前ほど内部を流れる流量が増加し、流体の密度も高くなる。このため、手前の流出口17aの開口面積を小さくして、手前の流出口17aから導出流路9に流れ込む流量を減少させ、導出流路9内での流体の流れをスムーズにしている。
【0040】
伝熱室10における流体の流れをシミュレーションで解析したところ、流れはほぼ平行で流速が一定であり、流入口と流出口での流体の圧力の差が少ないことが示された。また、導入流路から導入される流体の流量を変化させても、ほぼ均一な流れを形成することが示された。
【0041】
伝熱室10から液体を抜くときに、流路や貫通孔に入り込んでいる流体は下降し、導入流路7又は導出流路9から排出される。流路は、上下方向と左右方向のみであるため、流体の排出作業により、流体をあまり溜めることなくほぼ完全に抜くことができる。これにより、残留薬液による汚染や晶出等を防ぐことができる。
【0042】
ここで、伝熱ブロック1の材料として用いられるフッ素系樹脂は、長方形の板状で供給されることが多い。しかしながら、本実施形態によれば、凹部形成のためのブロック表面の掘り込み加工、導入流路及び導出流路形成のための孔開け加工、流入口、流出口及び連通孔形成のための孔開け加工という簡単な加工によって伝熱ブロックを作製できるので、板状で供給される材料を用いても、容易に加工することができる。従って、製造コストを低減することが可能になる。
【0043】
次に、本発明の第2の実施形態に係る流体温度調節装置について、図4を参照しながら説明する。本実施形態に係る流体温度調節装置は、図1に示す流体温度調節装置の伝熱ブロック1の形状を変更したものである。その他の構成については、本発明の第1の実施形態に係る流体温度調節装置と同様である。
【0044】
図4は、本実施形態に係る流体温度調節装置に含まれる伝熱ブロック3の構造を示す平面図である。凹部35が削り出された伝熱ブロック3と伝熱板とによって形成される伝熱室30は、図2に示す伝熱室10とほぼ同様の構造を有するが、凹部の形状及び流入口及び流出口の位置と大きさが異なる。なお、図2の伝熱室と同じ構造・作用を有する部品には同じ符号を記し、説明を省略する。
【0045】
本実施形態においては、導入流路7側の流入口45a〜45dが4ヶ所に形成され、いずれの孔も対をなしていない。そして、手前側から奥側に行くほど開口面積を小さくしている。また、導出流路9側の流出口47a〜47dも4ヶ所に形成され、奥側から手前側に来るほど開口面積を小さくしている。
伝熱ブロックの構造をこのように変形しても、図2に示す伝熱室と同様の効果を得ることができる。
【0046】
次に、本発明の第3の実施形態に係る流体温度調節装置について、図5を参照しながら説明する。本実施形態に係る流体温度調節装置は、伝熱ブロックと伝熱板とのシール部分の構造に特徴を有するものである。その他の構成については、本発明の第1又は第2の実施形態に係る流体温度調節装置と同様である。
【0047】
図5に示すように、伝熱室10は、伝熱ブロック71及び伝熱板2によって形成されている。伝熱ブロック71の内、伝熱板2と接触する領域には、該伝熱ブロック71を削り出すことにより、環状の凸部72が形成されている。即ち、凸部72は、図2に示すシール部材を嵌め込むための溝23の替わりに、伝熱室10の周囲を囲むように形成されている。凸部72の断面形状としては、図5に示すような台形に限られることなく、その他にも、三角形や円弧形等様々な形状を用いることができる。
【0048】
先にも述べたように、伝熱ブロック71の材料としては、テフロン(登録商標)ブロック等のフッ素系樹脂が用いられる。このような材料は所定の弾性を有しているので、保持部60によって伝熱ブロック71と伝熱板2とを押さえることにより、凸部72が伝熱板2に密着し、伝熱室10の液密性が保持される。また、伝熱ブロック71が熱膨張した場合に、凸部72を僅かに塑性変形させるように、保持部60のコイルバネ64を調整しても良い。これにより、凸部72の伝熱板2との接触部分における密着性をより高めることができる。
【0049】
本実施形態によれば、伝熱ブロックと一体化された凸部によって伝熱室をシールするので、シール部分の機械的強度及び耐薬品性を強化し、シール性を高めることができる。また、液体が残留しやすい溝が形成されないので、薬液が残留し難く、残留薬液による汚染や晶出等を防ぐことができる。
【0050】
図6は、本実施形態に係る流体温度調節装置の変形例を示している。この変形例において、伝熱ブロック73には、伝熱室10をシールするための凸部74の外側に、凸部75がさらに設けられている。これにより、凸部74と凸部75との間には、環状の流路76が形成される。また、凸部75の一部には、流入口及び流出口が形成されており、流路76には、N2等の不活性ガスがパージガスとして流される。
【0051】
ここで、温度調節装置を使用している際には、伝熱室10において温度調整される薬液から気体が発生し、凸部74のシール部分から漏れ出してくることがある。そのため、パージガスを流入口から流路76に導入し、流路76を通過させて流出口から導出することにより、漏れ出した気体を回収することができる。
【0052】
次に、本発明の第4の実施形態に係る流体温度調節装置について、図7を参照しながら説明する。本実施形態に係る流体温度調節装置は、図1又は図5に示す流体温度調節装置における保持部の構造を変更したものである。即ち、本願に係る流体温度調節装置における保持部の構造は、弾性力を用いて伝熱ブロックと伝熱板とを保持する構造であれば良く、図1又は図5に示す形態に限られるものではない。
【0053】
図7の(a)に示す流体温度調節装置は、伝熱ブロック71及びその両側に配置された伝熱板2を両側から挟み込むフレーム81と、これらのフレーム81を締結するコイルバネ82とを含む保持部80を有している。保持部80をこのような構造にすることにより、伝熱ブロック71の熱変形に対する自由度を増すことができる。
【0054】
また、図7の(b)に示す流体温度調節装置は、伝熱板とそれを保持するフレームとが一体化された伝熱板91a及び91bを有している。このように、伝熱板をフレームと一体化させることにより、構造を簡単にして製造コストを下げることができる。また、図の上下に配置された2つの伝熱板91a及び91bの間において、ボルト62等を介して熱が伝導するので、伝熱ブロック71の両側に形成された2つの伝熱室10において、効率よく流体の温度を制御することができる。
【0055】
さらに、図7の(c)に示すように、伝熱ブロック92と伝熱板2とを保持する際に、流体の流路を除く位置であれば、伝熱ブロック92を貫通するようにボルト62を配置しても構わない。ボルトが伝熱ブロック92を貫くようにすることにより、伝熱ブロック92を安定して保持することができる。また、伝熱室10のシール部分である凸部93の近傍にボルト62を配置することにより、凸部93にかかる力をコイルバネの弾性力によって精密に制御することができる。
【0056】
以上の実施形態において、伝熱ブロックと伝熱板とを保持する保持部の位置は、図の両側に限られない。例えば、図1に示す流体温度調節装置において、保持部60を図の右側又は左側のいずれか一方のみに配置することにより、伝熱ブロック及び伝熱板を保持しても良い。これにより、流体温度調節装置の構成を簡単にすることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、冷却加熱に伴う温度サイクルの繰り返し環境においても、伝熱室における高いシール性を維持することができるので、流体温度調節装置を制御温度範囲が大きい環境下で長期間安定して使用することができる。また、本発明によれば、流体を、均一な速度で伝熱室を通過させることができるので、流体の精密な温度制御が可能になる。さらに、伝熱室から薬液を廃棄するときに薬液の残留を防止することができるので、伝熱室の汚染を防ぐことができる。本発明によれば、流体温度調節装置の構造がシンプルであるため、製法が容易であり、製造コストを低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る流体温度調節装置の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示す流体温度調節装置の伝熱室の構造を示す平面図である。
【図3】図2の伝熱室の正面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る流体温度調節装置に含まれる伝熱ブロックの構造を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る流体温度調節装置の構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係る流体温度調節装置の変形例を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る流体温度調節装置の構造を示す断面図である。
【図8】従来の流体温度調節装置の構造を模式的に示す平面図である。
【図9】従来の他の流体温度調節装置の構造を模式的に示す図であり、図9の(a)は側面図、図9の(b)は図9の(a)のIV−IVにおける断面図である。
【符号の説明】
1、3、71、73、92…伝熱ブロック、2、91a、91b、123…伝熱板、2a…アモルファスカーボンフィルム、5、35…凹部、5a〜5d…側面、7…導入流路、9…導出流路、10、30、101、121…伝熱室、11、13…パイプ、15a〜15e、45a〜45d…流入口、17a〜17b、47a〜47d…流出口、19…上流路、21…下流路、23…溝、24…シール部材(Oリング)、50…温度調節部、51…熱電素子、52…電極、53…熱交換板、55…絶縁層、60、80、90…保持部、61a、61b、81…フレーム、62…ボルト、63…ナット、64、82…コイルバネ、65…バネ押さえ(カラー)、72、74、75、93…凸部、76…流路、100…流体温度調節装置、103…流路形成プレート、105…区画、107…開口、109…流体導入パイプ、111…流体導出パイプ、125…上区画、127…下区画、129a、129b…孔、131…仕切り壁、133…流体導入パイプ、135…流体導出パイプ
Claims (5)
- 流体を通過させることにより該流体の温度を調節する伝熱室の一部を形成する凹部と、互いに平行に延在し、流体の導入流路及び導出流路としてそれぞれ用いられる第1の孔及び第2の孔と、前記凹部と前記第1の孔とを連通する複数の流入口と、前記凹部と前記第2の孔との間を連通する複数の流出口とが設けられたブロック材と、
前記ブロック材の前記凹部を覆うことにより前記伝熱室を形成する伝熱板と、
前記ブロック材と前記伝熱板とを接触部分が密着するように保持する保持手段であって、前記ブロック材の熱膨張又は熱収縮に追従して弾性体が伸縮することにより前記ブロック材の塑性変形を防ぐように前記ブロック材と前記伝熱板とを前記弾性体を用いて押さえつける前記保持手段と、
前記伝熱板を介して、前記伝熱室を通過する流体との間で熱交換を行う温度調節手段と、
を具備する流体温度調節装置。 - 前記保持手段が、コイルバネを含む、請求項1記載の流体温度調節装置。
- 前記複数の流入口の各々が、前記凹部の少なくとも底面において前記凹部と前記第1の孔との間を連通しており、前記複数の流出口の各々が、前記凹部の少なくとも底面において前記凹部と前記第2の孔との間を連通している、請求項1又は2記載の流体温度調節装置。
- 前記複数の流入口が、前記導入流路に沿って複数の領域の各々に少なくとも1つ配置されており、前記導入流路の上流側から下流側に行くほど、各領域に配置された前記少なくとも1つの流入口の総面積が小さくなる、請求項1〜3のいずれか1項記載の流体温度調節装置。
- 前記複数の流出口が、前記導出流路に沿って配置されており、前記導出流路の最も下流側に配置された流出口の開口面積が最も小さい、請求項1〜4のいずれか1項記載の流体温度調節装置。
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