JP5048474B2 - 魚眼レンズおよびそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に広画角でかつ諸収差が良好に補正された魚眼レンズおよびそれを備えた撮像装置に関する。
近年、自動車に搭載される車載用カメラが普及し始めている。特に、最近の車載用カメラは、白線検知や車線逸脱の監視、障害物の検知、ドライバーの監視など、より高度なセンサー用カメラとして使用されている。そのため、このような車載用カメラに用いられる光学系には、死角をなくすために、広い画角、具体的には半画角80°以上の画角と、高い画質を有した魚眼レンズが用いられる。
そして、魚眼レンズの先行技術としては、特許文献1及び特許文献2に記載されている魚眼レンズがある。また、本発明の撮像装置で用いる撮像素子の先行技術としては、特許文献3や非特許文献1がある。
特許第2992547号公報 特開2002−72085号公報 特開2006−351972号公報 ISSCC 2007 / SESSION 28 / IMAGE SENSORS / 28.8 A MOS Image Sensor with Microlenses Built by Sub-Wavelength Patterning
しかしながら、開示されている先行技術には、以下のような問題点があった。
特許文献1または2には、物体側から順に、負の屈折力を有するレンズ群と、正の屈折力を有するレンズ群と、で構成されるレトロフォーカスタイプの魚眼レンズが採用されている。このような魚眼レンズを採用し、かつ、半画角を80°程度にすると、魚眼レンズの焦点距離が長くなる。また、このような魚眼レンズは、負の屈折力を有するレンズ群の第1レンズの光学有効径が大きくなる。そうすると、魚眼レンズが大型になる。
この場合、魚眼レンズの大型化を防止するためには、負の屈折力を有するレンズ群の屈折力を強くする必要がある。ここで、負の屈折力を有するレンズ群を1枚のレンズで構成すると、当該1枚のレンズの有する屈折力を強くする必要があり、像面湾曲、非点収差などの発生が大きくなる。
従って、これら諸収差の発生を抑えるべく、負の屈折力を有するレンズ群を複数枚のレンズで構成し、収差の発生を分散低減させる必要がある。例えば、特許文献1に代表される魚眼レンズでは、負の屈折力を有するレンズ群に、2枚の負メニスカスレンズを重ねている。
しかしながら、上記魚眼レンズでは、魚眼レンズを構成するレンズの枚数を多くしたため、魚眼レンズの全長が長くなる。魚眼レンズの全長が長くなると、負の屈折力を有するレンズ群の光学有効径を大きくする必要が生じる。そうすると、魚眼レンズが大型になる。
一方、負の屈折力を有するレンズ群を複数枚のレンズで構成し、かつ、魚眼レンズの全長を短くするように、レンズを配置すると収差が悪化するという悪循環があった。
本発明は、従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、広角でかつ、諸収差が良好に補正された魚眼レンズ及びそれを備えた撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明による魚眼レンズは、
物体側から順に、第1レンズと、第2レンズと、開口絞りと、レンズ群と、で構成され、
前記第1レンズが、像側に凹面を備えた負の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
前記第2レンズが、物体側に凹面を備えた正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
前記レンズ群が、最も像側に正レンズを配置した正の屈折力を有するレンズ群であり、以下の条件式(1),(3),(11)を満たすことを特徴としている。
1≦Dr1r3/IH≦1.83 ・・・(1)
0.4< | r2/IH | <1.1 ・・・(3)
80°≦ω≦110° ・・・(11)
ただし、IHは最大像高、
r1r3は前記第1レンズの物体側の面と前記第2レンズの物体側の面の間隔、
r2は前記第1レンズの像側の面の曲率半径、
ωは最大半画角、
である。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、以下の条件式(2)を満足するのが好ましい。
0≦d4/IH<0.5 ・・・(2)
ただし、IHは前記最大像高、
d4は前記第2レンズの像側の面と前記開口絞りの間隔、
である。
尚、上記条件式(2)の下限値が0の状態とは、開口絞りが第2レンズの像側の面上に構成される状態を示す。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、以下の条件式(4)を満足するのが好ましい。
0.2≦Dsp/L≦0.7 ・・・(4)
ただし、Dspは前記開口絞りと前記正レンズの像側の面との距離、
Lは前記第1レンズの物体側の面よりレンズ群の最も像側の面までの距離、
である。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、
前記開口絞りと前記正レンズとの間に、少なくとも1枚の別の正レンズを配置するのが好ましい。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、
前記開口絞りと前記正レンズとの間に、少なくとも1枚の別の正レンズと1枚の負レンズを配置するのが好ましい。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、以下の条件式(5)を満足するのが好ましい。
1.0≦Dr1r4/IH≦5.0 ・・・(5)
ただし、Dr1r4は前記第1レンズの物体側の面より前記第2レンズの像側の面までの距離、
IHは前記最大像高、
である。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、以下の条件式(6)を満足するのが好ましい。
1.2 ≦ |r3/r4| ≦ 2.0 ・・・(6)
ただし、r3は前記第2レンズの物体側の面の曲率半径、
4は前記第2レンズの像側の面の曲率半径、
である。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、以下の条件式(7)を満足するのが好ましい。
1.65≦ n2 ≦ 2.5 ・・・(7)
ただし、n2はd線における前記第2レンズの屈折率、
である。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、以下の条件式(8),(9)を満足するのが好ましい。
−1.0≦f/f1 ≦-0.5 ・・・(8)
1.75≦n1≦ 2.5 ・・・(9)
ただし、f1は前記第1レンズの焦点距離、
fは前記魚眼レンズ全体の焦点距離、
1はd線における前記第1レンズの屈折率、
である。
また、本発明の魚眼レンズにおいては、以下の条件式(10)を満足するのが好ましい。
−0.03≦f/f1-2≦ 0.30 ・・・(10)
ただし、f1-2は前記第1レンズと前記第2レンズの合成焦点距離、fは前記魚眼レンズ全体の焦点距離、
である。
また、本発明の魚眼レンズは、対角長が2IHである撮像素子を備える撮像装置に搭載されることが好ましい。
ただし、2IHは、前記最大像高の2倍の値である。
また、本発明の魚眼レンズを備えた撮像装置は、本発明の前記魚眼レンズと、撮像素子と、を備えたことを特徴とする。
本発明の魚眼レンズによれば、半画角80°以上の広角化に対応しながら、諸収差の発生を抑えた魚眼レンズ及びそれを用いた撮像装置を提供することができる。
実施例の説明に先立ち、本実施形態の魚眼レンズの作用効果について説明する。
本実施形態の魚眼レンズは物体側から順に、第1レンズと、第2レンズと、開口絞りと、レンズ群と、で構成され、第1レンズが、像側に凹面を備えた負の屈折力を有するメニスカスレンズであり、第2レンズが、物体側に凹面を備えた正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、レンズ群が、最も像側に正レンズを配置した正の屈折力を有するレンズ群であり、以下の条件式(1),(3),(11)を満たす。
1≦Dr1r3/IH≦1.83 ・・・(1)
0.4< | r2/IH | <1.1 ・・・(3)
80°≦ω≦110° ・・・(11)
ただし、IHは最大像高、
r1r3は第1レンズの物体側の面と第2レンズの物体側の面の間隔、
r2は第1レンズの像側の面の曲率半径、
ωは最大半画角、
である。
本実施形態の魚眼レンズは、物体側から順に、第1レンズと、第2レンズと、開口絞りと、レンズ群と、で構成される。第1レンズは、負の屈折力を有する。一方、第2レンズと、開口絞りと、レンズ群と、によって、正の屈折力を有する。このように、本実施形態の魚眼レンズは、レトロフォーカスタイプを採用している。
ここで、負の屈折力を有するレンズ群は、1枚のレンズ(第1レンズ)、より具体的には像側に凹面を備えたメニスカスレンズによって構成されている。このように、負の屈折力を有するレンズ群が、複数のレンズで構成されないため、魚眼レンズの全長を短くすることができる。
上述のように、本実施形態の魚眼レンズでは、1枚のレンズによって負の屈折力を有するレンズ群を構成している。しかしながら、この1枚のレンズだけでは十分な負の屈折力を得ることができない。そのため、他のレンズによって、負の屈折力を補う必要がある。そこで、本実施形態の魚眼レンズでは、第1レンズに加えて、開口絞りより物体側に第2レンズを配置している。そして、第2レンズを物体側に凹面を備えたメニスカスレンズとしている。このようにすると、第1レンズの像側の面に加えて、第2レンズの物体側の面が負の屈折力のレンズ面となる。よって、この第2レンズの物体側の面で負の屈折力を補うこができる。
これにより、負の屈折力を有するレンズ群が、1枚のレンズで構成されているにもかかわらず、魚眼レンズ全体としては、十分な負の屈折力が得られる。このため、本実施形態の魚眼レンズは、焦点距離を小さくすることができる。
また、第1レンズが負の屈折力を有するため、入射瞳が物体側に位置することとなる。これにより、魚眼レンズに入射する軸外光束の光線高が低くなるため、第1レンズの光学有効径が小さくなる。
従って、本実施形態の魚眼レンズは、大型化を防止することができる。
また、開口絞りよりも像側に用いる正レンズを像面から離して配置すると、魚眼レンズに入射する光束の主光線は、大きい角度で開口絞りを通過することとなる。そうすると、開口絞りの前後のレンズ面において発生する収差(非点収差、像面湾曲、および歪曲収差)の量が増える。その結果、非点収差、像面湾曲、および歪曲収差が悪化するため好ましくない。
そこで、本実施形態の魚眼レンズは、開口絞りより像側に正の屈折力を備えたレンズ群を備えている。そして、この正の屈折力のレンズ群中に正レンズを用い、この正レンズを最も像側に配置する構成をとっている。これにより、開口絞りの前後のレンズ面において発生する収差(非点収差、像面湾曲、および歪曲収差)の量を抑えることができる。その結果、非点収差や像面湾曲を良好に補正することができる。
このとき、本実施形態の魚眼レンズは、条件式(1),(3),(11)を同時に満足することで諸収差を良好に補正することができる。
条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズの倍率色収差の発生を低減させることが難しくなるため好ましくない。また、条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズを入射および射出する軸外光束の光線高が高くなる。そうすると、第1レンズの外径が大きくなるため、魚眼レンズの大型化につながる。
条件式(1)の下限値を下回ると、第2レンズの厚さが薄くなりすぎるため、非点収差が悪化しやすくなるので好ましくない。具体的には、レンズの厚さは、レンズに入射するサジタル光線およびメリジオナル光線に影響を及ぼすため、条件式(1)の下限値を下回ると、非点収差が悪化しやすくなる
また、条件式(1)の下限値を下回ると、第1レンズと第2レンズの間隔を十分とることができなくなる。この場合、第1レンズの像側の面と第2レンズの物体側の面を用いて、魚眼レンズとして必要とされる負の屈折力を確保すると、非点収差が悪化してしまう。
条件式(3)の上限値を上回ると、第1レンズの像側の面の負の屈折力が弱くなる。ここで、本実施形態の魚眼レンズは、第1レンズの像側の面と、第2レンズの物体側の面と、が負の屈折力を有している。そのため、第1レンズの像側の面の負の屈折力が弱くなると、それを補うために、第2レンズの物体側の面の屈折力を強くする必要が生じる。そうすると、第1レンズの軸外光束の光線高が高くなる。よって、前述のように第1レンズの光学有効径が大きくなるので好ましくない。
条件式(3)の下限値を下回ると、第1レンズの像側の面の曲率が大きくなり、コマ収差等の収差の劣化が大きくなるため好ましくない。
本願は、半画角80°以上の魚眼レンズを前提としているため、条件式(11)の下限値以下は想定していない。
条件式(11)の上限値を上回ると、コマ収差等が悪化する。
また、本実施形態の魚眼レンズは、好ましくは、以下の条件式(2)を満足するのがよい。
0≦d4/IH<0.5 ・・・(2)
ただし、IHは最大像高、d4は第2レンズの像側の面と開口絞りの間隔、
である。
条件式(2)の上限値を上回ると、開口絞りが、第2レンズから離れすぎるため第2レンズから射出する主光線の光線高が高くなる。そうすると、第2レンズの像側の面で発生する収差(非点収差、像面湾曲、および歪曲収差)の量が増える。そのため、非点収差、像面湾曲、および歪曲収差が悪化する。
また、本実施形態の魚眼レンズは、第2レンズの像側の面より、像側に、開口絞りが位置することを前提としている。従って、条件式(2)の下限値を下回ることはない。尚、下限値の0という値は開口絞りが第2レンズの像側の面上に構成される状態までを含めることを意味する。
本実施形態の魚眼レンズは、好ましくは、以下の条件式(4)を満足するのがよい。
0.2≦Dsp/L≦0.7 ・・・(4)
ただし、Dspは開口絞りと、レンズ群の最も像側に配置した正レンズの像側の面との距離、Lは第1レンズの物体側の面より、レンズ群の最も像側の面までの距離、
である。
また、本実施形態の魚眼レンズは、開口絞りの前後で、光束が光軸に対して反対の領域を通過することを利用して、開口絞りより物体側に配置されたレンズ群と、開口絞りより像側に配置されたレンズ群と、によって収差の補正のバランスをとっている。
例えば、開口絞りより物体側に配置されたレンズ群による収差の補正が困難なときは、開口絞りより像側に配置されたレンズ群で発生する収差量を調節して、魚眼レンズ全体として良好に収差を補正する。逆に、開口絞りより像側に配置されたレンズ群による収差の補正が困難なときは、開口絞りより物体側に配置されたレンズ群で発生する収差量を調節して、魚眼レンズ全体として良好に収差を補正する。
条件式(4)の上限値を上回ると、軸外光束が、大きい角度で開口絞りを通過することとなるため、開口絞りより物体側のレンズで発生する収差の量が増える。
ここで、条件式(4)の上限値を上回るということは、開口絞りから正レンズの像側の面までの距離が、第1レンズの物体側の面よりレンズ群の最も像側の面までの距離に比して、極端に長いことを意味する。この場合、開口絞りより物体側に配置されたレンズ群と、開口絞りより像側に配置されたレンズ群と、によって、開口絞りの前後における収差の補正のバランスをとることが困難となる。このため、軸外収差を良好に補正することが困難となるので好ましくない。
また、条件式(4)の下限値を下回るということは、開口絞りから正レンズの像側の面までの距離が、第1レンズの物体側の面よりレンズ群の最も像側の面までの距離に比して、極端に短いことを意味する。
この場合、開口絞りより物体側に配置されたレンズ群と、開口絞りより像側に配置されたレンズ群と、によって、開口絞りの前後における収差の補正のバランスをとることが困難となる。このため、軸外収差を良好に補正することが困難となるので好ましくない。
また、本実施形態の魚眼レンズは、レンズ群の最も像側に正レンズを配置し、開口絞りと正レンズとの間に少なくとも1枚の別の正レンズを配置することが好ましい。
このように、レンズ群の最も像側に正レンズを配置することで、歪曲収差や像面湾曲等の軸外収差を適正に補正することができる。さらに、開口絞りと当該正レンズとの間に少なくとも1枚の別の正レンズを配置することにより、軸上の球面収差とコマ収差を良好に補正することができる。すなわち、正レンズを適正に配置することにより、軸外と軸上の何れにおいても諸収差を良好に補正することができる。
また、本実施形態の魚眼レンズは、レンズ群の最も像側に正レンズを配置し、開口絞りと正レンズとの間に少なくとも1枚の別の正レンズと1枚の負レンズを配置するのが好ましい。
このように、開口絞りと、最も像側に配置した正レンズと、の間に、正レンズと負レンズを配置すると、軸上色収差と倍率色収差を良好に補正することができる。
この時、開口絞りから像側に向けて、両凸レンズと、両凹レンズと、正レンズと、が順に配置され、かつ、両凸レンズおよび両凹レンズが接合レンズであることが好ましい。
また、本実施形態の魚眼レンズは、好ましくは、以下の条件式(5)を満足するのが好ましい。
1.0≦Dr1r4/IH≦5.0 ・・・(5)
ただし、 Dr1r4は第1レンズの物体側の面より、第2レンズの像側の面までの距離、
IHは最大像高、
である。
条件式(5)の下限値を下回ると、第2レンズの像側の面が、第1レンズに近づきすぎる。この場合、特に非点収差、ディストーションのバランスをとるために第2レンズの像側の面の曲率を大きくする必要が生じる。第2レンズの像側の面の曲率を大きくすると、軸外光線の非点収差、コマ収差の補正が困難になる。
条件式(5)の上限値を上回ると、入射瞳が物体側から遠くなるため、第1レンズを入射および射出する軸外光束の光線高が高くなる。そうすると、第1レンズの外径が大きくなるため、魚眼レンズの大型化,重量化につながる。一方、魚眼レンズの大型化、重量化を防止するようにレンズを配置すると、前述のように第1レンズでの収差発生量が増大する傾向となるため好ましくない。
また、本実施形態の魚眼レンズは、好ましくは、以下の条件式(6)を満足するのがよい。
1.2 ≦ |r3/r4| ≦ 2.0 ・・・(6)
ただし、r3は第2レンズの物体側の面の曲率半径、r4は第2レンズの像側の面の曲率半径、
である。
第2レンズの像側の面の正の屈折力が強すぎると、第2レンズの像側の面の周辺の非点収差、コマ収差発生量が大きくなる。また、逆に像側の面の正の屈折力が弱すぎると、第1レンズと第2レンズの主点間隔が離れるため、第2レンズの像側の面を第1レンズから離す必要がある。従って、魚眼レンズの全長が長くなるため、魚眼レンズの大型化につながる。
このため、上記第2レンズの物体側の面の負の屈折力と像側の面の正の屈折力が、一定の範囲にあるよう規定することが望ましい。すなわち、第2のレンズの物体側の面の曲率半径と、像側の面の曲率半径と、の比が一定の範囲内であることが望ましい。
条件式(6)の下限値を下回ると、第2レンズの像側の面の正の屈折力が弱くなるため、第2レンズの肉厚を厚くすることで、正の屈折力を補う必要が生じる。従って、魚眼レンズの全長が長くなるため、魚眼レンズの大型化につながる。一方、魚眼レンズの全長が短くなるように、レンズを配置すると、諸収差が悪化する。
条件式(6)の上限値を上回ると、第2レンズの像側の面の正の屈折力が強くなるため、第2レンズの像側の面の軸外光線での非点収差、コマ収差の発生が大きくなる。
また、本実施形態の魚眼レンズは、好ましくは、以下の条件式(7)を満足するのがよい。
1.65≦ n2 ≦ 2.5 ・・・(7)
ただし、n2はd線における第2レンズの屈折率である。
条件式(7)の下限値を下回ると、正の屈折力が不足するため、それを補うために第2レンズの像側の面の曲率を大きくする必要が生じる。このため、第2レンズの像側の面によって、軸外光線の非点収差、コマ収差の補正が困難になる。また、正の屈折力を、第2レンズの肉厚を厚くすることで補った場合は、魚眼レンズの全長が伸びるため、魚眼レンズの大型化につながる。
条件式(7)の上限値を上回ると光学材料の入手が困難となる。また、非点収差とコマ収差のバランスが取りづらくなる。
また、本実施形態の魚眼レンズは、好ましくは、以下の条件式(8),(9)を満足するのがよい。
−1.0≦f/f1 ≦-0.5 ・・・(8)
1.75≦n1≦ 2.5 ・・・(9)
ただし、f1は第1レンズの焦点距離、
fは撮像装置全体の焦点距離、
1はd線における第1レンズの屈折率、
である。
条件式(8)の下限値を下回ると、撮像装置全体の焦点距離が長くなり、光学有効径及び光学全長が大きくなる。そうすると、魚眼レンズの大型化につながる。また、条件式(8)の下限値を下回るということは、第1レンズの焦点距離が小さくなるため、第1レンズの像側の面の負の屈折力を強くすることが求められ、軸外,軸上の色収差の補正が困難になる。
条件式(8)の上限値を上回ると、第1レンズの焦点距離が大きくなるため、第2レンズの像側の面の曲率を大きくする必要が生じる。そうすると、軸外光線の非点収差、コマ収差、像面湾曲の補正が困難となる。
条件式(9)の下限値を下回ると、第1レンズが、十分な負の屈折力を有するためには、第1レンズの像側の曲率を大きくする必要が生じる。このため、第1レンズの像側の面における収差の補正が困難となる。
条件式(9)の上限値を上回ると、光学材料の入手が困難となる。また、レンズの中心と周辺で発生する収差の補正のバランスをとるのが難しくなる。
また、本実施形態の魚眼レンズは、好ましくは、以下の条件式(10)を満足するのがよい。
−0.03≦f/f1-2≦ 0.30 ・・・(10)
ただし、f1-2は第1レンズと第2レンズの合成焦点距離、
fは撮像装置全体の焦点距離、
である。
条件式(10)の上限値を上回ると、開口絞りより像側のレンズの焦点距離が長くなる。そうすると、開口絞りより像側のレンズ群の屈折力が弱くなるため、開口絞りより物体側に配置されたレンズ群と、開口絞りより像側に配置されたレンズ群と、によって、開口絞りの前後で発生する非点収差、コマ収差、像面湾曲、及び歪曲収差を、バランスさせることが困難となる。
条件式(10)の下限値を下回ると、開口絞りより物体側のレンズの合成焦点距離が短くなるため、収差の補正に悪影響が出やすくなる。
さらに、本実施形態の魚眼レンズは、対角長が2IHである撮像素子を備える撮像装置に搭載されることが好ましい。ここで、2IHは、最大像高の2倍の値を意味する。
このように、本実施形態の魚眼レンズは、対角長が2IHである撮像素子を備える撮像装置に搭載されることによって、諸収差が良好に補正された魚眼レンズを備えた撮像装置を提供することができる。
さらに、本実施形態の魚眼レンズを備えた撮像装置は、本実施形態の魚眼レンズと、撮像素子と、を有したものである。
また、本実施形態で使用する撮像素子は、オンチップレンズを有していてもよい。オンチップレンズとしては、特許文献3や非特許文献1で提案されている屈折率分布型レンズが挙げられる。ここで、本実施形態で使用される屈折率分布型レンズは、入射光の波長と同程度かそれより短い線幅で分割された構造であっても良い。
このように、オンチップレンズを配置することで、撮像素子の受光効率を上げることができる。また、耐熱性に優れた撮像装置を提供することができる。さらに、異なった像高位置において、それぞれ傾いた主光線を持つ光束を、効率よく受光する撮像装置を提供することができる。
以下、本実施形態の魚眼レンズを用いた実施例1及び実施例2について説明する。実施例1の魚眼レンズの断面図を図1に、実施例2の魚眼レンズの断面図を図2に示す。各図において、第1レンズはL1、第2レンズはL2、開口絞りはS、レンズ群はG、光学的ローパスフィルターはF、カバーガラスはC、撮像素子(CCD)の像面はIで示してある。
実施例1の魚眼レンズは、図1に示すように、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第1レンズL1、物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズである第2レンズL2、開口絞りS、レンズ群G、IRカットコート面を有するローパスフィルターF、カバーガラスCから構成されている。レンズ群Gの構成は、物体側から順に、両凸正レンズである第3レンズL3と、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズである第4レンズL4と、両凸正レンズであって両面が非球面の第5レンズL5と、からなる。第3レンズL3の像側の面と、第4レンズL4の物体側の面と、は接合されている。また、第5レンズL5は、アモルファスポリオレフィン系の樹脂から構成されている。また、本実施例の仕様は、FナンバーFnoが2.44、半画角ωが91°、最大像高IHが1.81mm、全系焦点距離fが1.37mm、バックフォーカスが3.23mm、レンズ全長が15.98mm、の広角の魚眼レンズである。
実施例2の魚眼レンズは、図2に示すように、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第1レンズL1、物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズである第2レンズL2、開口絞りS、レンズ群G、カバーガラスCから構成されている。レンズ群Gの構成は、物体側から順に、両凸正レンズである第3レンズL3と、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズである第4レンズL4と、両凸正レンズであって両面が非球面の第5レンズL5と、からなる。第3レンズL3の像側の面と、第4レンズL4の物体側の面と、は接合されている。また、第5レンズL5は、アモルファスポリオレフィン系の樹脂から構成されている。また、本実施例の仕様は、FナンバーFnoが2.43、半画角ωが91°、最大像高IHが1.81mm、全系焦点距離fが1.11mm、バックフォーカスが1.15mm、レンズ全長が11.04mm、の広角の魚眼レンズである。
次に、実施例1と実施例2のそれぞれについて、魚眼レンズを構成する光学部材の数値データを示す。実施例1が、数値実施例1に対応する。実施例2が、数値実施例2に対応する。
なお、数値データ及び図面において、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズの肉厚または空気間隔、ndは各レンズのd線(587.56nm)での屈折率、νdは各レンズのd線(587.56nm)でのアッベ数を表している。長さの単位はmmである。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
物面 ∞ ∞
1 9.383 0.5 1.883 40.76 6.47
2 1.762 2.74 3.43
3 -5.73 4.1 1.9229 18.9 2.65
4 -4.074 0.25 2.34
5〔開口絞り〕 ∞ 0.25 2
6 4.276 2.27 1.5831 59.38 2.27
7 -2.945 0.5 1.9229 18.9 2.61
8 8.639 0.25 2.9
9* 5.043 1.9 1.5254 55.78 3.31
10* -2.599 0.25 3.7
11 ∞ 2.5 1.5163 64.14 3.68
12 ∞ 0.5 3.65
13 ∞ 0.5 1.5163 64.14 3.64
14 ∞ 0.5 3.63
像面 ∞

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -2.53
2 3 6.98
3 6 3.38
4 7 -2.33
5 9 3.57
3+4(接合レンズ) 6 -24.23

非球面データ
第9面
K=0.9695, A2=0, A4=-8.8873E-03, A6=-1.1802E-05, A8=7.8033E-04, A10=-1.1592E-04
第10面
K=-0.80800, A2=0, A4=1.7268E-03, A6=-7.05E-04, A8=3.4148
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
物面 ∞ ∞
1 7.228 0.5 1.8819 40.79 4.88
2 1.26 1.8 2.45
3 -4.046 1.83 1.6918 30.69 2
4 -2.313 0.25 1.75
5〔開口絞り〕 ∞ 0.45 1.34
6 2.975 2.34 1.7546 52.29 2.12
7 -2.45 0.5 1.9216 18.94 2.31
8 3.92 0.25 2.5
9* 2.366 1.97 1.5254 55.78 3.2
10* -1.624 0.32 3.35
11 ∞ 0.5 1.5163 64.14 3.47
12 ∞ 0.5 3.52
像面 ∞ 0

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -1.8
2 3 5.45
3 6 2.18
4 7 -1.58
5 9 2.21
3+4(接合レンズ) 6 15.25

非球面データ
第9面
K=-0.034, A2=0, A4=-2.9640E-02, A6= 8.3446E-03, A8=-1.4672E-03
第10面
K=-0.2770, A2=0, A4=8.0593E-02, A6=-1.0196E-02, A8=4.6427E-03
以下に、上記実施例1(数値実施例1)と実施例2(数値実施例2)の、条件式(1)〜(11)の計算結果を示す。
条件式 実施例1 実施例2
(1) 1.79 1.27
(2) 0.14 0.14
(3) 0.98 0.7
(4) 0.41 0.56
(5) 4.06 2.28
(6) 1.41 1.75
(7) 1.92 1.69
(8) -0.54 -0.62
(9) 1.88 1.88
(10) 0.12 -0.016
(11) 91 91
上記、実施例1と実施例2の収差図をそれぞれ図3と図4に示す。これらの収差図において、SAは球面収差、ASは非点収差、CCは倍率色収差、DTは歪曲収差を示す。各図中、FIYは半画角(°)を示す。また、実施例1と実施例2の画角(横軸)に対する像高(縦軸)を示すグラフをそれぞれ図5と図6に示す。
次に、実施例1と実施例2の魚眼レンズと、撮像素子と、を組み合わせた場合の、像高(縦軸)と撮像素子への主光線の入射角度の関係を示すグラフをそれぞれ図7と図8に示す。グラフをみると中心部分と周辺部分で主光線の入射角度の変化の仕方が大きく変化することがわかる。
なお、このような光学系に対しては、オンチップレンズを有する撮像素子が好適である。オンチップレンズとしては、入射光の波長と同程度かそれより短い線幅で分割された構造の屈折率分布型レンズが挙げられる。このような構成にすることで各画素毎に入射する光束の角度範囲を設定するのが容易になる。
図10と、図11に屈折率分布型のオンチップレンズを有する撮像素子の構造の一例を示す。図において、1は屈折率分布型レンズ、2はカラーフィルター、3はAl配線、4は信号電送部、5は平坦化層、6は受光素子、7はSi基板、8は半導体集積回路、9は入射光、35は0°入射光、36は(α/2)°入射光、37はα°入射光、100は撮像素子である。
また図9に、本実施形態の魚眼レンズと、撮像素子と、を備えた撮像装置を車載カメラに適用した例を示す。車載カメラ41は、本体50と、ネジ部51と、撮像素子支持枠52と、撮像素子42と、によって構成される。本体50は、ネジ部51によって、車両の所望位置に取り付けられる。そして、本体50の内部に、本実施形態の撮像装置が内蔵されている。撮像素子支持枠52は、撮像素子42を支持する。撮像素子42は、本体の一端を塞いでいる。
本発明の実施例においては、第5レンズL5は、アモルファスポリオレフィン系の樹脂に限定されない。また、プラスチックで構成しているレンズをガラスで構成しても構わない。また、ガラスで構成しているレンズをプラスチックで構成してもかまわない。また、特殊低分散ガラスを用いれば、色収差の補正に効果があるのは言うまでもない。特に、プラスチックで構成する場合には、低吸湿材料を用いることにより、環境変化による性能劣化が軽減されるので好ましい(例えば日本ゼオン社のゼオネックス等がある)。
また、本発明の実施例においては、近赤外シャープカットコートを、光学的ローパスフィルターFに直接コーティングした。これに代えて、光学的ローパスフィルターFとは別に、赤外カット吸収フィルターを配置してもよい。あるいは、レンズ面やカバーガラス等に直接、近赤外シャープカットコートを施こしてもよい。又、近赤外線の受光感度を持たない撮像素子を用いても良い。
また、ゴースト、フレア等の不要光をカットするために、開口絞り以外にフレア絞りを配置してもかまわない。フレア絞りは、本実施例の物体面から第1レンズ間、第1−第2レンズ間、第2レンズ−開口絞り間、開口絞り−第3レンズ間、第3−第4レンズ間、第4−第5レンズ間、第5レンズ−像面間のいずれの場所に配置しても良い。また、枠を用いて、フレア光をカットしてもよいし、別の部材を用いてフレア光をカットしても良い。また、フレア光をカットする部材は、光学系に直接印刷してもよいし、塗装してもよいし、シールしてもかまわない。また、その形状は円形、楕円形、矩形、多角形、関数曲線で囲まれる範囲等、いかなる形状でもかまわない。また、その部材は、有害光束をカットするだけでなく、画面周辺のコマフレア等を生じさせる光束をカットしても良い。また、各レンズに反射防止コートを行うことで、ゴーストや、フレアを軽減してもかまわない。
また、ピント調整を行うためにフォーカシングを行っても良い。魚眼レンズ全体を繰り出してフォーカスを行っても良いし、一部のレンズを繰り出し、もしくは繰り込みをしてフォーカスしても良い。
また、画像周辺部の明るさの低下を防止するために、前述したオンチップレンズを用いても良いし、あるいは、画像処理することで補正しても良い。
また、魚眼レンズで発生するディストーションを画像処理することで補正してもかまわない。さらに、周辺画像の画像処理を行うために、画像周辺の情報量を増やす射影方式、例えば等距離射影方式を用いてもよい。
また、本発明の魚眼レンズを備えた撮像装置は、CCDやCMOSなどの撮像素子等を用いた撮像装置に採用するのに好適であり、車載用カメラ、監視用カメラ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、並びに携帯電話、パソコンなどに搭載される小型カメラ等に採用することができる。
本発明に係る魚眼レンズの実施例1のレンズ断面図である。 本発明に係る魚眼レンズの実施例2のレンズ断面図である。 実施例1の収差図である。 実施例2の収差図である。 実施例1の画角に対する像高を示すグラフである。 実施例2の画角に対する像高を示すグラフである。 実施例1の魚眼レンズと、撮像素子と、を組み合わせた場合の、像高と撮像素子への主光線の入射角度の関係を示すグラフである。 実施例2の魚眼レンズと、撮像素子と、を組み合わせた場合の、像高と撮像素子への主光線の入射角度の関係を示すグラフである。 本発明の魚眼レンズと、撮像素子と、を備えた撮像装置を車載カメラに適用した例を示した図である。 従来の屈折率分布型のオンチップレンズを有する撮像素子の構造図である。 従来の屈折率分布型のオンチップレンズを有する撮像素子の他例の構造図である。
符号の説明
L1: 第1レンズ(負メニスカスレンズ)
L2: 第2レンズ(正メニスカスレンズ)
L3: 第3レンズ(両凸正レンズ)
L4: 第4レンズ(負メニスカスレンズ)
L5: 第5レンズ(両凸正レンズ)
G: レンズ群
S: 開口絞り
F: ローパスフィルター
C: カバーガラス
I: 像面
41: 車載カメラ
42: CCD
50: 本体
51: ネジ部
52: 撮像素子支持枠

Claims (12)

  1. 物体側から順に、第1レンズと、第2レンズと、開口絞りと、レンズ群と、で構成され、
    前記第1レンズが、像側に凹面を備えた負の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
    前記第2レンズが、物体側に凹面を備えた正の屈折力を有するメニスカスレンズであり、
    前記レンズ群が、最も像側に正レンズを配置した正の屈折力を有するレンズ群であり、以下の条件式(1),(3),(11)を満たすことを特徴とする魚眼レンズ。
    1≦Dr1r3/IH≦1.83 ・・・(1)
    0.4< | r2/IH | <1.1 ・・・(3)
    80°≦ω≦110° ・・・(11)
    ただし、IHは最大像高、
    r1r3は前記第1レンズの物体側の面と前記第2レンズの物体側の面の間隔、
    r2は前記第1レンズの像側の面の曲率半径、
    ωは最大半画角、
    である。
  2. 以下の条件式(2)を満たすことを特徴とする請求項1に記載の魚眼レンズ。
    0≦d4/IH<0.5 ・・・(2)
    ただし、IHは前記最大像高、
    d4は前記第2レンズの像側の面と前記開口絞りの間隔、
    である。
  3. 以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の魚眼レンズ。
    0.2≦Dsp/L≦0.7 ・・・(4)
    ただし、Dspは前記開口絞りと前記正レンズの像側の面との距離、
    Lは前記第1レンズの物体側の面よりレンズ群の最も像側の面までの距離、
    である。
  4. 前記開口絞りと前記正レンズとの間に、少なくとも1枚の別の正レンズを配置したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の魚眼レンズ。
  5. 前記開口絞りと前記正レンズとの間に、少なくとも1枚の別の正レンズと1枚の負レンズを配置したことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の魚眼レンズ。
  6. 以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の魚眼レンズ。
    1.0≦Dr1r4/IH≦5.0 ・・・(5)
    ただし、Dr1r4は前記第1レンズの物体側の面より前記第2レンズの像側の面までの距離、
    IHは前記最大像高、
    である。
  7. 以下の条件式(6)を満たすことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の魚眼レンズ。
    1.2 ≦ |r3/r4| ≦ 2.0 ・・・(6)
    ただし、r3は前記第2レンズの物体側の面の曲率半径、
    4は前記第2レンズの像側の面の曲率半径、
    である。
  8. 以下の条件式(7)を満たすことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の魚眼レンズ。
    1.65≦ n2 ≦ 2.5 ・・・(7)
    ただし、n2はd線における前記第2レンズの屈折率、
    である。
  9. 以下の条件式(8),(9)を満たすことを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の魚眼レンズ。
    −1.0≦f/f1 ≦-0.5 ・・・(8)
    1.75≦n1≦ 2.5 ・・・(9)
    ただし、f1は前記第1レンズの焦点距離、
    fは前記魚眼レンズ全体の焦点距離、
    1はd線における前記第1レンズの屈折率、
    である。
  10. 以下の条件式(10)を満たすことを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の魚眼レンズ。
    −0.03≦f/f1-2≦ 0.30 ・・・(10)
    ただし、f1-2は前記第1レンズと前記第2レンズの合成焦点距離、
    fは前記魚眼レンズ全体の焦点距離、
    である。
  11. 対角長が2IHである撮像素子を備える撮像装置に搭載されることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の魚眼レンズ。
    ただし、2IHは、前記最大像高の2倍の値である。
  12. 請求項1から11の何れかに記載の前記魚眼レンズと、撮像素子と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
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