JP5047952B2 - カプセル型内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体内に導入され、この被検体内の画像を順次撮像するカプセル型内視鏡に関するものである。
近年、内視鏡の分野においては、撮像機能と無線通信機能とが設けられた飲込み型のカプセル型内視鏡が提案されている。カプセル型内視鏡は、観察(検査)のために被検体の口から飲み込まれた後、被検体から自然排出されるまでの間、胃、小腸などの臓器の内部(すなわち消化管の内部)をその蠕動運動に伴って移動しつつ、例えば0.5秒間隔で被検体の消化管内の画像を順次撮像する。
また、カプセル型内視鏡が被検体の消化管内を移動する間、このカプセル型内視鏡によって撮像された画像は、無線通信によってカプセル型内視鏡から外部の受信装置に順次送信される。この受信装置は、カプセル型内視鏡との無線通信機能とメモリ機能とを有し、被検体内のカプセル型内視鏡によって無線送信された画像を受信し、受信した画像をメモリに順次蓄積する。被検体は、かかる受信装置を携帯することによって、カプセル型内視鏡を飲み込んでから自然排出するまでの間に亘り、自由に行動できる。
被検体内に導入されたカプセル型内視鏡が被検体から自然排出された後、医師または看護師等は、かかる受信装置のメモリに蓄積された画像群を画像表示装置に取り込ませ、かかる画像表示装置に被検体内の画像(具体的には消化管内の画像)を表示させる。医師または看護師等は、かかる画像表示装置に表示させた被検体内の画像を観察することによって、この被検体を診断することができる。
このようなカプセル型内視鏡は、上述した撮像機能として、透明な光学ドームを一端部に設けたカプセル型筐体の内部に、この光学ドームを介して被検体内の画像を撮像する撮像手段と、かかる撮像手段の撮像視野を照明するLED等の照明手段とを有する(例えば特許文献1を参照)。このような撮像手段は、一般に、CCD等の固体撮像素子と、この固体撮像素子の受光面に被写体の像を結像するレンズと、このレンズを把持する筒状のレンズ枠とを有する。この場合、かかるレンズ枠に把持されたレンズは、撮像視野内の被写体から反射した光を固体撮像素子の受光面に集光する。固体撮像素子は、かかるレンズによって受光面に集光された光を光電変換することによって、この受光面に結像された被写体の像に対応する被検体内の画像を撮像する。
国際公開第00/076391号パンフレット
ところで、カプセル型内視鏡の照明手段は、上述した撮像手段が被検体の画像を撮像する際に照明光を出射し、この撮像手段の撮像視野を照明する。このように撮像視野を照明することによって、撮像手段は、上述したように被検体内の画像を撮像することができる。しかしながら、上述した従来のカプセル型内視鏡では、かかる照明手段によって出射された照明光の一部が撮像手段のレンズ枠に反射し、この反射光がカプセル型筐体の光学ドームに更に反射して撮像手段のレンズに入射する虞がある。これに起因して、フレアが発生するという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、レンズ枠での光の反射に起因するフレアの発生を防止できるカプセル型内視鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、被検体内に導入され、該被検体内の画像を撮像する固体撮像素子を有するカプセル型内視鏡において、前記固体撮像素子の視野を照明する照明光を発光する発光部と、前記固体撮像素子の受光面に前記被検体内の画像を結像するレンズを保持し、当該レンズ枠の上端部が前記発光部の上面に比して低い位置であるレンズ枠と、前記レンズ枠の上端部のうちの少なくとも前記照明光を受ける部分領域に対する前記照明光を遮断する遮光部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、前記発光部の上面の前記レンズ枠側稜と前記レンズ枠の上端部の稜とに接する平面と交差するような高さを有することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記平面に接する前記レンズ枠の上端部の稜は、前記発光部に対して最遠端に位置することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記レンズ枠を貫通孔に挿通し且つ前記発光部を表面に実装した回路基板を備え、前記遮光部は、前記回路基板のうちの前記レンズ枠の上端部と前記発光部との間に設けられることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、前記回路基板上に外付けされることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、前記回路基板に一体的に形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、前記回路基板上に塗布したペースト状の樹脂を硬化して形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、チップ部品であることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、前記レンズ枠の上端部を囲むように無端状に形成されることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、前記発光部の側面のうちの少なくとも前記レンズ枠の上端部に対向する側面に直接設けられることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記遮光部は、前記発光部の側面を囲う枠体であることを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、被検体内に導入され、カプセル型筐体の一端部である透明な光学ドームを通して前記被検体内の画像を撮像する固体撮像素子を有するカプセル型内視鏡において、前記固体撮像素子の視野を照明する照明光を発光する発光部と、前記固体撮像素子の受光面に前記被検体内の画像を結像するレンズを保持し、当該レンズ枠の上端部が前記発光部の上面に比して低い位置であるレンズ枠と、備え、前記レンズ枠の上端面は、前記発光部から受けた前記照明光を前記光学ドームのうちの前記固体撮像素子の視野外の位置に反射するような角度を形成することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記レンズ枠の上端面の傾斜角θbは、前記レンズ枠の上端面に入射する前記照明光の入射角をθaとし、前記固体撮像素子の視野角をθ1としたとき、(180°−θ1)/2>θa+θbなる条件を満足することを特徴とする。
また、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、上記の発明において、前記光学ドームは、前記レンズの瞳中心と一致する位置にドーム形状の曲率中心を有することを特徴とする。
本発明によれば、カプセル型の筐体を大型化することなく回路基板上の各種部品を収容するに十分な内部空間を筐体内部に確保するとともに、この回路基板に設けたレンズ枠の上端部での光の反射をほぼ防止することができる。この結果、装置規模の小型化を促進するとともに、レンズ枠での光の反射に起因するフレアの発生を防止できるカプセル型内視鏡を実現できるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。 図2は、図1に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡の前面を例示する模式図である。 図3は、照明基板の前面のうちのレンズ枠の上端部と発光部との間の位置に外付けした遮光部の一例を示す側断面模式図である。 図4は、実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡の遮光部の遮光作用を説明する側断面模式図である。 図5は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す前面模式図である。 図6は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す前面模式図である。 図7は、本発明の実施の形態1の変形例3にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。 図8は、本発明の実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。 図9は、図8に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡の前面を例示する模式図である。 図10は、照明基板に対して一体的に形成された遮光部の一例を示す側断面模式図である。 図11は、本発明の実施の形態2の変形例にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す前面模式図である。 図12は、本発明の実施の形態2の変形例にかかるカプセル型内視鏡の遮光部の一例を示す側断面模式図である。 図13は、本発明の実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。 図14は、図13に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡の前面を例示する模式図である。 図15は、発光部の側面に直接設けられた遮光部の一例を示す側断面模式図である。 図16は、本発明の実施の形態4にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。 図17は、図16に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡の前面を例示する模式図である。 図18は、発光部からの照明光を固体撮像素子の視野外の位置に反射するレンズ枠の上端部の一例を示す側断面模式図である。 図19は、レンズ枠の上端部の構造をより詳細に説明するための断面模式図である。 図20は、図19に示すレンズ枠44eの拡大模式図である。 図21は、発光部からの照明光を固体撮像素子の視野外の位置に反射するレンズ枠の上端面の反射作用を説明する側断面模式図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,21,21a,31,41 カプセル型内視鏡
2 筐体
2a ケース本体
2b 光学ドーム
3,23,33 照明系
3a,33a 発光部
3b,23b,24 照明基板
3c 機能部品
4,44 撮像系
4a 固体撮像素子
4b,44b 光学系
4c 撮像基板
4d レンズ
4e,44e レンズ枠
5 無線通信系
5a 無線基板
5b アンテナ
5c 電源基板
6 電源系
6a 電池
6b 電源基板
6c オンオフスイッチ
7 制御部
8,15,16,17,26,28,32 遮光部
27,29 キャビティ部
45 上端面
以下、図面を参照して、本発明にかかるカプセル型内視鏡の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。なお、ここでは、被検体である人間の口等から導入され、この被検体の内部(具体的には消化管内)の画像を順次撮像するカプセル型内視鏡を一例として説明する。
図1に示すように、この実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1は、カプセル形状に形成された筐体2と、被検体の内部を照明する照明系3と、照明系3によって照明された被検体内の画像を撮像する撮像系4と、撮像系4によって順次撮像された被検体内の画像を外部に無線送信する無線通信系5とを有する。また、カプセル型内視鏡1は、各構成部に駆動電力を供給する電源系6と、各構成部の駆動を制御する制御部7と、撮像系4のレンズ枠上端部に対する照明光を遮断する遮光部8とを有する。
筐体2は、被検体の内部に導入し易い大きさに形成されたカプセル型の筐体である。具体的には、筐体2は、カプセル形状に形成されたケース本体2aと、このケース本体2aの前端部に取り付けられる光学ドーム2bとによって実現される。ケース本体2aは、前端を開口し且つ後端をドーム状に閉じた筒状のケースであり、照明系3、撮像系4、無線通信系5、電源系6、制御部7、および遮光部8を内部に収容する。光学ドーム2bは、光透過性の高いほぼ透明なドーム状部材であり、ケース本体2aの前端に取り付けられるとともに、この前端(開口端)を閉じる。かかるケース本体2aと光学ドーム2bとによって形成される筐体2は、カプセル型内視鏡1の各構成部(例えば照明系3、撮像系4、無線通信系5、電源系6、制御部7、および遮光部8)を液密に収容する。
照明系3は、撮像系4によって撮像される被検体の内部を照明する照明手段として機能する。具体的には、照明系3は、光学ドーム2bを通して被検体の内部を照明する照明光を発光する発光部3aと、照明系3の機能を実現するための回路が形成された照明基板3bと、チップ抵抗またはチップコンデンサ等のチップ部品を含む機能部品3cとを有する。
発光部3aは、例えばLED等の発光素子であり、撮像系4の固体撮像素子(後述する)の視野を照明するための照明光(例えば白色光)を発光する。照明基板3bは、例えば円盤形状に形成されたリジットな回路基板であり、前面(図1に示す光学ドーム2b側の面)の外周近傍に複数の発光部3aが実装され、後面の所定位置に機能部品3cが実装される。かかる照明基板3bに実装された複数の発光部3aは、照明光を発光することによって光学ドーム2b越しに被検体の内部(すなわち撮像系4の固体撮像素子の視野)を照明する。なお、かかる照明基板3bの中央部分には、撮像系4のレンズ枠(後述する)を挿通する貫通孔が形成される。
撮像系4は、被検体内の画像を撮像する撮像手段として機能する。具体的には、撮像系4は、被検体内の画像を撮像するCCDまたはCMOS等の固体撮像素子4aと、固体撮像素子4aの受光面に被検体内の画像を結像する光学系4bと、撮像系4の機能を実現するための回路が形成された撮像基板4cとを有する。
固体撮像素子4aは、発光部3aによって照明された視野内の被写体を撮像する。具体的には、固体撮像素子4aは、かかる視野内に位置する被写体からの光を受光する受光面を有し、この受光面を介して受光した被写体からの光を光電変換して被写体の画像(すなわち被検体内の画像)を撮像する。
光学系4bは、かかる固体撮像素子4aの受光面に被検体内の画像を結像するレンズ4dと、このレンズ4dを保持するレンズ枠4eとを有する。レンズ4dは、固体撮像素子4aの視野を規定する視野角を有し、被写体からの光を固体撮像素子4aの受光面に集光して、被写体の像(すなわち視野内に位置する被検体内の画像)を固体撮像素子4aの受光面に結像する。レンズ枠4eは、両端が開口した筒状構造を有し、筒内部にレンズ4dを保持する。具体的には、レンズ枠4eは、一端の開口部(すなわち上端部)近傍の筒内部にレンズ4dを保持し、且つ、他端の開口部を受光面に合わせて固体撮像素子4aに固定される。また、レンズ枠4eの上端部の近傍は、上述した照明基板3bの中央部分に形成された貫通孔に挿通される。この場合、レンズ枠4eの上端部は、照明基板3bの前面側に露出して光学ドーム2bに対向するとともに、発光部3aの上面に比して低い位置に配置される。このように照明基板3bの貫通孔に挿通した状態のレンズ枠4eは、照明基板3bの前面に実装した発光部3aの上面に比して低い位置にレンズ4dを保持する。
撮像基板4cは、例えば円盤形状に形成されたリジットな回路基板であり、フレキシブル基板等によって照明基板3bと電気的に接続される。かかる撮像基板4cには、図1に示すように照明基板3bに対向する面に固体撮像素子4aが実装される。ここで、互いに対向する撮像基板4cと照明基板3bとの間には、照明基板3bに実装した機能部品3cを配置するための内部空間S1が形成される。この場合、照明基板3bの前面に実装した発光部3aの上面に比して低い位置にレンズ枠4eの上端部が配置されるようにレンズ枠4eを照明基板3bの貫通孔に挿通することによって、内部空間S1は、照明基板3bに実装した機能部品3cを配置するに十分なものになる。
無線通信系5は、撮像系4によって撮像された被検体内の画像を外部の受信装置(図示せず)に順次無線送信する無線通信手段として機能する。具体的には、無線通信系5は、無線ユニットを設けた無線基板5aと、被検体内の画像を含む無線信号を外部に送信するアンテナ5bと、DCDCコンバータ等を設けた電源基板5cとを有する。かかる無線基板5aと電源基板5cとは、例えばフレキシブル基板によって電気的に接続される。
無線基板5aは、無線通信系5の機能を実現するための回路が形成された円盤形状のリジット基板であり、無線ユニットが実装される。かかる無線基板5aの無線ユニットは、上述した固体撮像素子4aによって撮像された被検体内の画像を含む画像信号を受信し、受信した画像信号を変調して被検体内の画像を含む無線信号を生成する。アンテナ5bは、かかる無線ユニットによって生成された無線信号を外部の受信装置(図示せず)に順次送信する。電源基板5cは、電源系6によって供給された駆動電力を無線基板5aの無線ユニットに対して供給する。
電源系6は、カプセル型内視鏡1の各構成部(例えば照明系3、撮像系4、無線通信系5、および制御部7)に対して駆動電力を供給する。具体的には、電源系6は、所定の電力を有する電池6aと、電源系6の機能を実現するための回路が形成された電源基板6bと、駆動電力供給のオンオフスイッチ6cとを有する。
電池6aは、例えば酸化銀電池等のボタン型乾電池であり、図1に示すように電源基板5c,6bの間に必要数(例えば3つ)接続される。このような電池6aは、電源基板6b,5c等を介してカプセル型内視鏡1の各構成部に駆動電力を供給する。オンオフスイッチ6cは、例えば外部の磁力によってオンオフの切替動作を行うリードスイッチであり、電源基板6bに設けられる。オンオフスイッチ6cは、かかるオンオフの切替動作によって、電池6aからカプセル型内視鏡1の各構成部への駆動電力の供給を制御する。電源基板6bは、例えば円盤形状に形成されたリジットな回路基板であり、フレキシブル基板によって上述した撮像基板4cおよび電源基板5cに電気的に接続される。なお、かかる電源基板5c,6bの間に接続される電池6aの配置数は、カプセル型内視鏡1の各構成部に対して必要な駆動電力を供給可能な程度であればよく、特に3つに限定されない。
制御部7は、例えば上述した撮像基板4cに実装され、カプセル型内視鏡1の各構成部の駆動を制御する。具体的には、制御部7は、上述した照明系3の発光部3a、撮像系4の固体撮像素子4a、および無線通信系5の無線基板5に設けた無線ユニットの各駆動を制御する。このような制御部7は、固体撮像素子4aと協働して画像データを生成する等の各種信号処理を行うとともに、照明系3と撮像系4とによって被検体内の画像を所定時間経過毎に順次撮像することを可能にするタイミングジェネレータ機能等を果たす。さらに、制御部7は、画像のラインまたはフレーム等に関する各種パラメータを記憶している。
遮光部8は、照明基板3bの貫通孔に挿通したレンズ枠4eの上端部に対する照明光を遮断する遮光手段として機能する。具体的には、遮光部8は、上述した照明基板3bの前面のうちの発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に、半田または接着剤等を用いて外付けされる。このような遮光部8は、発光部3aによって出射された照明光の一部であって発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する光(すなわち遮光部8が無い場合にレンズ枠4eの上端部が発光部3aから受ける照明光)をレンズ枠4eの上端部に対して遮断する。このように照明光の一部をレンズ枠4eの上端部に対して遮光することによって、遮光部8は、かかる照明光がレンズ枠4eの上端部において反射することを防止できる。この結果、遮光部8は、かかるレンズ枠4eでの光の反射に起因するフレアの発生を防止することができる。
なお、このような遮光部8は、照明基板3bの前面に複数の発光部3aが実装された場合、照明基板3bの前面のうちの複数の発光部3aとレンズ枠4eの上端部との各間にそれぞれ設けられる。また、このような遮光部8は、上述した照明基板3bの前面に立設し易い部材によって形成されることが望ましく、例えば金属部材または樹脂部材等を用いて形成してもよい。
つぎに、照明基板3bの貫通孔に挿通した状態のレンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮光する遮光部8について詳細に説明する。図2は、図1に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡1の前面を例示する模式図である。図3は、照明基板3bの前面のうちのレンズ枠4eの上端部と発光部3aとの間に外付けした遮光部8の一例を示す側断面模式図である。
図2に示すように、レンズ4dを保持したレンズ枠4eの上端部は、照明基板3bの中央部分の貫通孔から照明基板3bの前面側に露出している。また、この照明基板3bの前面の外周近傍には、例えば6つの発光部3aがレンズ4dの光軸を中心にした回転対称の各位置にそれぞれ実装される。この場合、かかる照明基板3bの前面において、6つの発光部3aとレンズ枠4eとの各間には、上述した遮光部8がそれぞれ設けられる。なお、かかる照明基板3bの前面に実装される発光部3aの配置数は、被検体内の画像を鮮明に撮像できるように固体撮像素子4aの視野を照明するに十分な光量が得られる程度であればよく、特に6つに限定されない。
かかる発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に設けられた遮光部8は、発光部3aの横幅W2に比して同等またはそれ以上の横幅W1を有する。この場合、遮光部8は、横幅W1を規定する両側の側端部をそれぞれ含む平行な2平面(すなわち平面間距離がW1である平行な2平面)によって挟まれた領域内に発光部3aが位置するように配置される。
また、照明基板3bの貫通孔に挿通した状態のレンズ枠4eの上端部は、上述したように、照明基板3bの前面に実装した発光部3aの上面に比して低い位置である。すなわち、図3に示すように、レンズ4dの光軸に平行であって光学ドーム2bを介してカプセル型内視鏡1の内部から外部に向かう方向に高さ方向のZ軸を規定した場合、かかるレンズ枠4eの上端部の高さH1は、照明基板3bの前面に実装した発光部3aの上面の高さH2に比して低い。かかるレンズ枠4eの上端部と発光部3aとの間に設けられた遮光部8は、発光部3aの上面と側面との間の稜C1とレンズ枠4eの上端部の稜C2とに接する平面A1と交差するに十分な高さH3を有する。この場合、かかる高さH3を有する遮光部8は、レンズ4dによって規定される視野範囲の外側に位置し、固体撮像素子4aの視野を遮らない。
なお、このような各部の高さH1,H2,H3は、所定の同一基準面に対するものであって図3に示すZ軸によって規定される。このうち、高さH3は、遮光部8の上面の高さである。また、上述した平面A1に接するレンズ枠4eの上端部の稜C2は、発光部3aに対して最遠端に位置する稜部分である。
このような遮光部8は、レンズ枠4eの上端部に対して発光部3aを完全に隠すことができ、この結果、発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する光(すなわち上述した照明光の一部)をレンズ枠4eに対して確実に遮断することができる。かかる遮光部8の遮光作用によって、レンズ枠4eの上端部における光の反射を防止することができ、この結果、かかるレンズ枠4eでの光の反射に起因するフレアの発生を防止することができる。
つぎに、発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に外付けした遮光部8のレンズ枠4eの上端部に対する遮光作用について説明する。図4は、実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の遮光部8の遮光作用を説明する側断面模式図である。上述したように、遮光部8は、発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する光をレンズ枠4eに対して確実に遮断する。この場合、遮光部8は、図4に示すように、発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する光の経路(例えば光経路L1)を完全に遮断する。
ここで、カプセル型内視鏡の装置規模(筐体規模)を大型化せずに上述した内部空間S1を確保するためには、レンズ枠4eの筒部側面のうちの可能な限り上端部近傍を照明基板3bの貫通孔に嵌め込み、これによって、照明基板3bと撮像基板4cとを可能な限り離間することが有効である。この結果、内部空間S1は、カプセル型内視鏡の装置規模を大型化せずに、照明基板3bの機能部品3cを配置するに十分な空間になる。
しかし、このように上端部近傍を照明基板3bの貫通孔に嵌め込んだ状態のレンズ枠4eは、その上端部が発光部3aの上面に比して低い位置であるとともに、発光部3aの上面に比して低い位置にレンズ4dを保持する。このような位置関係に発光部3aとレンズ枠4eとが配置された場合、発光部3aによって出射された照明光の一部は、遮光部8が設けられていなければ、例えば光経路L1を伝搬してレンズ枠4eの上端部に到達するとともに、このレンズ枠4eの上端部によって反射される。このレンズ枠4eの上端部での反射光は、例えば光経路L2を伝搬し、光学ドーム2bのうちの視野範囲内(固体撮像素子4aの視野範囲内)の位置に到達するとともに、かかる視野範囲内の位置における光学ドーム2bによって反射される。その後、かかる光学ドーム2bの視野範囲内の位置での反射光は、例えば光経路L3を伝搬してレンズ4dに入射する。この結果、レンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアが発生する。
これに対して、上述したように発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に遮光部8を設けた本発明の実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の場合、かかる遮光部8は、上述した光経路L1に例示されるような発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向かう全ての光経路を遮断することができ、これによって、発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する光をレンズ枠4eに対して確実に遮断することができる。この結果、遮光部8は、レンズ枠4eの上端部における光の反射を防止できるとともに、かかるレンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できる。
つぎに、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるカプセル型内視鏡について説明する。図5は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す前面模式図である。上述したように照明基板3bの前面のうちの発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置に外付けする遮光部は、かかるレンズ枠4eの上端部に対する照明光を遮断するための専用の遮光部材(例えば上述した遮光部8)に限らず、照明基板3bに対して実装されるチップ抵抗またはチップコンデンサ等のチップ部品であってもよい。すなわち、図5に示すように、この実施の形態1の変形例1にかかるカプセル型内視鏡1aは、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の遮光部8に代えて遮光部15を有する。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
遮光部15は、例えばチップ抵抗またはチップコンデンサ等の汎用のチップ部品であって、照明基板3bに対して実装されるものである。このようなチップ部品である遮光部15は、照明基板3bの前面のうちのレンズ枠4eの上端部と発光部3aとの間の位置に、半田等を用いて実装される。この場合、チップ部品である遮光部15は、かかる照明基板3bに対して電気的に接続される。
また、遮光部15は、上述した遮光部8とほぼ同様に、発光部3aの稜C1とレンズ枠4eの上端部の稜C2とに接する平面A1(図3を参照)と交差するに十分な高さH3を有する。一方、遮光部15の横幅W1は、発光部3aの横幅W2に比して小さい場合がある。この場合、遮光部15は、図5に示すように、発光部3aの稜とレンズ4dの光軸とを通る平面A2,A3の双方に対して交差または接するように配置される。このように配置された遮光部15は、レンズ枠4eの上端部のうちの少なくとも発光部3aからの照明光を受ける部分領域に対して、この照明光を遮断することができる。ここで、かかるレンズ枠4eの部分領域は、遮光部15が設けられていない場合に発光部3aからの照明光を受ける部分領域であって、例えば、かかる発光部3aに対向する斜面および稜である。
なお、平面A2は、発光部3aの側面間の各稜のうちのレンズ枠4e側に位置する2つの稜の一方とレンズ4dの光軸とを通る平面であり、平面A3は、かかる2つの稜のうちの他方とレンズ4dの光軸とを通る平面である。
ここで、かかるレンズ枠4eの部分領域が発光部3aからの照明光を受けた場合、かかるレンズ枠4eの部分領域に反射された光に起因して上述したフレアが発生する。これに対して、上述した遮光部15は、発光部3aからこのレンズ枠4eの部分領域に向かう全ての光経路を遮断することができ、かかるレンズ枠4eの部分領域に向けて発光部3aから伝搬する光を確実に遮断することができる。この結果、遮光部15は、上述した実施の形態1の遮光部8とほぼ同様の作用効果を享受し、かかるレンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できる。
また、このような遮光部15は、上述したように汎用のチップ部品を用いて実現されるので、部品単価が安く、且つ、他の部品(例えば発光部3a、機能部品3c等)と一緒に照明基板3bに実装することができる。この結果、上述したような遮光機能を有していない従来のカプセル型内視鏡に比して製造コストを殆ど増加させずに、かかる遮光部15を有する(すなわち上述した遮光機能を有する)カプセル型内視鏡1aを実現することができる。
つぎに、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるカプセル型内視鏡について説明する。図6は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す前面模式図である。上述したように照明基板3bの前面のうちの発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置に外付けする遮光部は、複数の発光部3aのそれぞれに対応して照明基板3bの前面に外付けされる複数のもの(例えば複数の遮光部8)に限らず、レンズ枠4eの上端部を内側に囲むように外付けされた無端状のものであってもよい。すなわち、図6に示すように、この実施の形態1の変形例2にかかるカプセル型内視鏡1bは、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の複数の遮光部8に代えてリング状の遮光部16を有する。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
遮光部16は、例えばリング状に形成された遮光部材であり、レンズ枠4eを内側に囲むように、照明基板3bの前面のうちのレンズ枠4eの上端部と発光部3aとの間の位置に外付けされる。この場合、遮光部16は、例えば半田または接着剤等を用いて照明基板3bの前面に外付けされる。また、遮光部16は、上述した遮光部8とほぼ同様に、発光部3aの稜C1とレンズ枠4eの上端部の稜C2とに接する平面A1(図3を参照)と交差するに十分な高さH3を有する。
このようなリング状の遮光部16は、上述した複数の遮光部8と同様に、照明基板3b上の複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向かう全ての光経路(例えば上述した光経路L1)を遮断することができ、これによって、かかる複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する全ての光をレンズ枠4eに対して確実に遮断することができる。この結果、単一の遮光部16は、上述した複数の遮光部8と同様に、レンズ枠4eの上端部における光の反射を防止できるとともに、かかるレンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できる。
また、かかるリング状の遮光部16を有するカプセル型内視鏡1bでは、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1のように複数の発光部3aに対応して複数の遮光部8を設ける必要がなく、発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間にリング状の遮光部16を1つ設ければよい。したがって、照明基板3bの前面に外付けする遮光部の配置数を発光部3aの配置数によらず1つに減らすことができ、かかる遮光部を外付けする手間を軽減するとともに、かかる遮光部を有するカプセル型内視鏡の製造コストを軽減することができる。
なお、上述したように発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に外付けする遮光部16は、リング状に形成されたものに限らず、レンズ枠4eの上端部を内側に囲むような無端状のものであればよい。具体的には、かかる無端状の遮光部16は、図6に示したようにリング状(円形、楕円形)に形成されてもよいし、多角形に形成されてもよい。また、かかる無端状の遮光部16は、上述した照明基板3bの前面に立設し易い部材によって形成されることが望ましく、例えば金属部材または樹脂部材等を用いて形成してもよい。
つぎに、本発明の実施の形態1の変形例3について説明する。図7は、本発明の実施の形態1の変形例3にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。レンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光部は、上述したものに限らず、照明基板3bの前面のうちの発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置にペースト状の樹脂を塗布して硬化したものであってもよい。すなわち、図7に示すように、この実施の形態1の変形例3にかかるカプセル型内視鏡1cは、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の遮光部8に代えて遮光部17を有する。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
遮光部17は、例えば半導体の製造に用いられる封止剤等のペースト状の樹脂を照明基板3b上で硬化して形成される。具体的には、遮光部17は、照明基板3bの前面のうちの発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置にディスペンサ等を用いてペースト状の樹脂を塗布し、かかる位置に塗布したペースト状の樹脂を加熱処理またはUV照射処理等によって硬化して形成される。この場合、かかるペースト状の樹脂は、複数の発光部3aとレンズ枠4eの上端部との各間をそれぞれ遮るように照明基板3b上の複数の位置に塗布してもよいし、レンズ枠4eの上端部を内側に囲むように無端状(例えばリング状)に塗布してもよい。すなわち、かかるペースト状の樹脂を硬化して形成される遮光部17は、上述した実施の形態1の遮光部8と同様に複数の発光部3aに対応して複数設けられ、且つ横幅W1を有するものであってもよいし、上述した実施の形態1の変形例2の遮光部16と同様にレンズ枠4eの上端部を内側に囲む無端状のものであってもよい。
また、かかるペースト状の樹脂を硬化して形成された遮光部17は、上述した遮光部8または無端状の遮光部16とほぼ同様に、発光部3aの稜C1とレンズ枠4eの上端部の稜C2とに接する平面A1(図3を参照)と交差するに十分な高さH3を有する。
このような遮光部17は、上述した複数の遮光部8または無端状の遮光部16と同様に、照明基板3b上の複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向かう全ての光経路(例えば上述した光経路L1)を遮断することができ、これによって、かかる複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する全ての光をレンズ枠4eに対して確実に遮断することができる。この結果、遮光部17は、上述した複数の遮光部8または無端状の遮光部16と同様に、レンズ枠4eの上端部における光の反射を防止できるとともに、かかるレンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できる。
また、このような遮光部17は、上述したようにディスペンサ等を用いて照明基板3b上に塗布したペースト状の樹脂を硬化して形成される。このため、かかるペースト状の樹脂を塗布するディスペンサの塗布量またはノズルの軌跡等を制御することによって、かかる遮光部17の形状、高さ、および横幅等を所望のものに容易に制御することができる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態1およびその変形例1〜3では、固体撮像素子の視野を照明するための照明光を発光する発光部と、この固体撮像素子の受光面に被写体の像を結像するレンズを保持するレンズ枠の上端部との間に遮光部を設け、このレンズ枠の上端部がこの発光部の上面に比して低い位置であるとともに、かかる遮光部が、このレンズ枠の上端部のうちの少なくとも発光部からの照明光を受ける部分領域(例えば発光部に対向する上端面または稜)に対してこの発光部からの照明光を遮断するように構成した。このため、カプセル型の筐体を大型化することなく回路基板上の各種部品を収容するに十分な内部空間を筐体内部に確保するとともに、かかるレンズ枠の上端部(特に、発光部に対向する上端面または稜等の部分領域)での光の反射を防止することができる。この結果、装置規模の小型化を促進するとともに、レンズ枠の上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できるカプセル型内視鏡を実現することができる。
また、本発明の実施の形態1の変形例1では、チップ抵抗またはチップコンデンサ等の汎用のチップ部品を上述した遮光部として発光部とレンズ枠の上端部との間に実装したので、かかる遮光部を形成する部品単価を低減できるとともに、かかる遮光部を他の部品(例えば発光部等)と一緒に回路基板に実装することができる。この結果、かかる遮光部を有するカプセル型内視鏡の製造コストを軽減することができる。
さらに、本発明の実施の形態1の変形例2では、発光部とレンズ枠の上端部との間に、このレンズ枠を内側に囲むように無端状に形成された遮光部を設けたので、かかる遮光部の配置数を発光部の配置数によらず1つに減らすことができる。この結果、かかる遮光部を外付けする手間を軽減するとともに、かかる遮光部を有するカプセル型内視鏡の製造コストを軽減することができる。
また、本発明の実施の形態1の変形例3では、発光部とレンズ枠の上端部との間に塗布したペースト状の樹脂を硬化して遮光部を形成したので、かかるペースト状の樹脂を塗布するディスペンサの塗布量またはノズルの軌跡等を制御することによって、遮光部の配置位置、形状、高さ、および横幅等を所望のものに容易に制御することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1およびその変形例1〜3では、照明基板3bの前面のうちの発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置に、照明基板3bに対して別体である遮光部(例えば遮光部8,15,16,17)を設けていたが、この実施の形態2では、レンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光部を照明基板に対して一体的に形成している。
図8は、本発明の実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。図8に示すように、この実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡21は、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の照明系3に代えて照明系23を有する。この照明系23は、上述したカプセル型内視鏡1の照明系3の照明基板3bに代えて照明基板23bを有する。この照明基板23bには、発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置に、上述したカプセル型内視鏡1の遮光部8に代えて遮光部26が一体的に形成される。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
照明基板23bは、照明系23の機能を実現するための回路が形成された円盤形状のリジット基板であり、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の場合とほぼ同様に、複数の発光部3aとレンズ枠4eの上端部とが設けられる。このような照明基板23bには、かかる発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に遮光部26が一体的に形成され、且つ、かかる遮光部26の外周側に、複数の発光部3aを実装するためのキャビティ部27が形成される。
遮光部26は、照明基板23bに対して一体的に形成された突起部分であり、照明基板23bの貫通孔に挿通したレンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光手段として機能する。具体的には、遮光部26は、発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に位置する照明基板23bの前面部分を突起させて形成される。この場合、遮光部26は、かかる照明基板23bの貫通孔に挿通したレンズ枠4eの上端部を内側に囲むように無端状(例えばリング状)に形成される。このような遮光部26は、上述したリング状の遮光部16と同様に、複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する全ての光を確実に遮断する。
キャビティ部27は、照明基板23bの前面のうちの上述した遮光部26に比して低段な部分であり、複数の発光部3aを実装するためのものである。具体的には、キャビティ部27は、照明基板23bの前面に上述した遮光部26(突起部分)を一体的に形成することによって、かかる遮光部26の外周側に形成される。かかるキャビティ部27には、例えば複数の発光部3aが実装される。
つぎに、照明基板23bに対して一体的に形成された遮光部26について詳細に説明する。図9は、図8に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡21の前面を例示する模式図である。図10は、照明基板23bに対して一体的に形成された遮光部26の一例を示す側断面模式図である。
図9に示すように、レンズ4dを保持したレンズ枠4eの上端部は、照明基板23bの中央部分の貫通孔から照明基板23bの前面側に露出している。また、この照明基板23bのキャビティ部27には、例えば6つの発光部3aがレンズ4dの光軸を中心にした回転対称の各位置にそれぞれ実装される。このような照明基板23bの前面において、6つの発光部3aとレンズ枠4eとの間には、例えばリング状の遮光部26が照明基板23bに対して一体的に設けられる。この場合、かかるリング状の遮光部26は、レンズ枠4eの上端部を内側に囲むように形成される。
なお、かかるキャビティ部27に実装される発光部3aの配置数は、被検体内の画像を鮮明に撮像できるように固体撮像素子4aの視野を照明するに十分な光量が得られる程度であればよく、特に6つに限定されない。
また、照明基板23bの貫通孔に挿通した状態のレンズ枠4eの上端部は、キャビティ部27に実装した発光部3aの上面に比して低い位置に配置される。すなわち、図10に示すように、かかるレンズ枠4eの上端部の高さH1は、キャビティ部27に実装した発光部3aの上面の高さH2に比して低い。かかる発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に形成された遮光部26は、発光部3aの稜C1とレンズ枠4eの上端部の稜C2とに接する平面A1と交差するに十分な高さH3を有する。この場合、かかる高さH3を有する遮光部26は、レンズ4dによって規定される視野範囲の外側に位置し、固体撮像素子4aの視野を遮らない。
このような遮光部26は、上述した複数の遮光部8または無端状の遮光部16と同様に、キャビティ部27上の複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向かう全ての光経路(例えば上述した光経路L1)を遮断することができ、これによって、かかる複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する全ての光をレンズ枠4eに対して確実に遮断することができる。この結果、遮光部26は、上述した複数の遮光部8または無端状の遮光部16と同様に、レンズ枠4eの上端部における光の反射を防止できるとともに、かかるレンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できる。
また、このような遮光部26は、上述したように、発光部3aおよびレンズ枠4eが設けられる照明基板23bに対して一体的に形成されたもの(すなわち照明基板23bの一部分)である。したがって、かかる遮光部26が一体的に形成された照明基板23bを有するカプセル型内視鏡21は、照明基板23bに対して別体の遮光部を新たに設けなくても、上述したレンズ枠4eに対する遮光機能を有することができる。すなわち、このような構成を有するカプセル型内視鏡21は、上述した遮光機能を有していない従来のカプセル型内視鏡に比して部材を増やすことなく、上述したレンズ枠4eに対する遮光機能を有することができる。
つぎに、本発明の実施の形態2の変形例について説明する。図11は、本発明の実施の形態2の変形例にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す前面模式図である。レンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光部は、上述したように照明基板23bの一部分を突起して形成されたものに限らず、照明基板の前面のうちのキャビティ部(すなわち発光部3aを実装する部分)を残りの前面に比して低段に形成し、かかる低段なキャビティ部の内側部分を遮光部としてもよい。
すなわち、図11に示すように、この実施の形態2の変形例にかかるカプセル型内視鏡21aは、上述した実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡21の照明基板23bに代えて照明基板24を有する。この照明基板24には、レンズ枠4eの上端部の外側に高段部である遮光部28が形成され、この遮光部28の外側に低段部であるキャビティ部29が形成される。その他の構成は実施の形態2と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
照明基板24は、照明系23の機能を実現するための回路が形成された円盤形状のリジット基板であり、上述した実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡21の場合とほぼ同様に、複数(例えば6つ)の発光部3aとレンズ枠4eの上端部とが設けられる。具体的には、照明基板24は、その中央部分に形成された貫通孔に挿通したレンズ枠4eの上端部の外周に沿って例えばリング状の遮光部28が形成され、かかる遮光部28の外周に沿ってキャビティ部29が形成される。この場合、かかる複数の発光部3aはキャビティ部29上に実装される。また、遮光部28は、かかるキャビティ部29上に実装された発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間に位置する。
なお、かかるキャビティ部29に実装される発光部3aの配置数は、被検体内の画像を鮮明に撮像できるように固体撮像素子4aの視野を照明するに十分な光量が得られる程度であればよく、特に6つに限定されない。
遮光部28は、発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置に、照明基板24に対して一体的に形成された無端状(例えばリング状)の部分領域であり、照明基板24の貫通孔に挿通したレンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光手段として機能する。この場合、かかる無端状の遮光部28は、このレンズ枠4eの上端部を内側に囲むように形成される。このような遮光部28は、上述した無端状の遮光部26と同様に、複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する全ての光を確実に遮断する。
キャビティ部29は、照明基板24の前面のうちの遮光部28に比して低段な部分であり、この遮光部28の外周側に形成される。このようなキャビティ部29には、上述したように、複数の発光部3aが実装される。このように照明基板24の前面のうちの外周近傍に低段なキャビティ部29を形成することによって、かかるキャビティ部29の比して高段な遮光部28がキャビティ部29の内側に形成される。
つぎに、照明基板24に対して一体的に形成された遮光部28について詳細に説明する。図12は、本発明の実施の形態2の変形例にかかるカプセル型内視鏡21aの遮光部28の一例を示す側断面模式図である。
図12に示すように、照明基板24の貫通孔に挿通した状態のレンズ枠4eの上端部は、低段なキャビティ部29に実装した発光部3aの上面に比して低い位置に配置される。この場合、かかるレンズ枠4eの上端部の高さH1は、キャビティ部29に実装した発光部3aの上面の高さH2に比して低い。また、この低段なキャビティ部29の内側(すなわち発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置)に形成された遮光部28は、照明基板24のうちのキャビティ部29に比して高段な部分であって、発光部3aの稜C1とレンズ枠4eの上端部の稜C2とに接する平面A1(図10を参照)と交差するに十分な高さH3を有する。この場合、かかる高さH3を有する遮光部28は、レンズ4dによって規定される視野範囲の外側に位置し、固体撮像素子4aの視野を遮らない。
このような遮光部28は、上述した複数の遮光部8または無端状の遮光部26と同様に、キャビティ部29上の複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向かう全ての光経路(例えば上述した光経路L1)を遮断することができ、これによって、かかる複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する全ての光をレンズ枠4eに対して確実に遮断することができる。この結果、遮光部26は、上述した複数の遮光部8または無端状の遮光部26と同様に、レンズ枠4eの上端部における光の反射を防止できるとともに、かかるレンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できる。このような遮光部28が一体的に形成された照明基板24を有するカプセル型内視鏡21aは、上述した実施の形態2にかかるカプセル型内視鏡21と同様の作用効果を享受する。
なお、上述した実施の形態2およびその変形例では、発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間にリング状の遮光部を照明基板に対して一体的に形成していたが、これに限らず、かかる照明基板に対して一体的に形成される遮光部は、レンズ枠4eを内側に囲む態様の多角形または楕円形等に形成された無端状のものであってもよいし、上述した実施の形態1の遮光部8に例示されるように複数の発光部3aに対応して照明基板の前面を部分的に突起または高段にしたものであってもよい。このように照明基板に対して一体的且つ部分的に形成された遮光部は、上述した横幅W1を有する。
以上、説明したように、本発明の実施の形態2およびその変形例では、上述した実施の形態1と同様の発光部とレンズ枠とが設けられる回路基板(上述した照明基板)のうちの発光部とレンズ枠の上端部との間の位置に、この回路基板に対して一体的な遮光部を設け、かかる遮光部が、このレンズ枠の上端部のうちの少なくとも発光部からの照明光を受ける部分領域(例えば発光部に対向する上端面または稜)に対するこの発光部からの照明光を遮断するように構成した。このため、かかる回路基板に対して別体の遮光部を新たに設けなくても、上述した実施の形態1と同様の遮光機能を有することができる。この結果、上述した実施の形態1の作用効果を享受するとともに、部材数を増加せずに製造可能なカプセル型内視鏡を実現することができる。
また、かかる遮光部を回路基板に対して一体的に形成したので、回路基板に対して別体の遮光部を発光部とレンズ枠の上端部との間に外付けする手間を省くことができ、この結果、かかる遮光部を有するカプセル型内視鏡の製造コストを軽減することができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1,2および各変形例では、照明基板3bの前面のうちの発光部3aとレンズ枠4eの上端部との間の位置に遮光部を設けていたが、この実施の形態3では、レンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光部を発光部3aに対して直接設けている。
図13は、本発明の実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。図13に示すように、この実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡31は、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の照明系3に代えて照明系33を有する。この照明系33は、上述したカプセル型内視鏡1の照明系3の発光部3aに代えて発光部33aを有する。この発光部33aは、上述した発光部3aの側面に遮光部を直接設けた構造を有する。また、かかる照明系33の照明基板3bには、上述した実施の形態1,2および各変形例に例示したような遮光部を設けていない。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
発光部33aは、固体撮像素子4aの視野を照明する照明光を発光する発光部3aに対して遮光部を直接設けた構造を有する。具体的には、発光部33aは、かかる発光部3aの側面に枠状の遮光部が直接設けられたものであり、上述した実施の形態1の場合と同様に照明基板3bの前面の外周部近傍に実装される。この場合、発光部33aは、固体撮像素子4aの視野を照明するとともに、レンズ枠4eに対する照明光が遮光される。
つぎに、この実施の形態3にかかるカプセル型内視鏡31の遮光部について詳細に説明する。図14は、図13に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡31の前面を例示する模式図である。図15は、発光部の側面に直接設けられた遮光部の一例を示す側断面模式図である。
図14に示すように、レンズ4dを保持したレンズ枠4eの上端部は、照明基板3bの中央部分の貫通孔から照明基板3bの前面側に露出している。また、この照明基板3bの外周近傍には、例えば6つの発光部33aがレンズ4dの光軸を中心にした回転対称の各位置にそれぞれ実装される。発光部33aは、上述した発光部3aと、この発光部3aの側面に直接設けられた遮光部32とを有する。このような遮光部32は、例えば発光部3aの側面を覆う枠状部材であり、レンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光手段として機能する。
なお、かかる照明基板3bに実装される発光部33aの配置数は、被検体内の画像を鮮明に撮像できるように固体撮像素子4aの視野を照明するに十分な光量が得られる程度であればよく、特に6つに限定されない。
また、図15に示すように、レンズ枠4eの上端部の高さH1は、かかる遮光部32が直接設けられた発光部3aの上面の高さH2に比して低い。かかる発光部3aの側面を覆う態様で直接設けられた遮光部32は、発光部3aの稜C1とレンズ枠4eの上端部の稜C2とに接する平面A1と交差するに十分な高さを有する。この場合、かかる遮光部32の高さは、発光部3aの高さH2に比して同等またはそれ以上である。
かかる複数の発光部3aのそれぞれに直接設けられた各遮光部32は、発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向かう全ての光経路(例えば上述した光経路L1)をそれぞれ遮断することができ、これによって、かかる複数の発光部3aからレンズ枠4eの上端部に向けて伝搬する全ての光をレンズ枠4eに対して確実に遮断することができる。この結果、遮光部32は、レンズ枠4eの上端部における光の反射を防止できるとともに、かかるレンズ枠4eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できる。
また、このような遮光部32は、上述したように、発光部3aの側面に直接設けられるものである。したがって、かかる遮光部26を側面に予め設けた発光部3a(すなわち発光部33a)を有するカプセル型内視鏡31は、照明基板3bに対して遮光部を新たに設けなくても、上述したレンズ枠4eに対する遮光機能を有することができる。すなわち、このような構成を有するカプセル型内視鏡31は、上述した遮光機能を有していない従来のカプセル型内視鏡に比して部材を増やすことなく、上述したレンズ枠4eに対する遮光機能を有することができる。
なお、上述した実施の形態3では、発光部3aの側面に枠状の遮光部32を直接設けていたが、これに限らず、発光部3aの側面に有色(例えば黒色)の樹脂または金属等の遮光膜を直接形成してもよい。この場合、かかる遮光膜は、発光部3aの側面のうちの少なくともレンズ枠4eの上端に対向する側面を覆う態様で形成されればよい。また、かかる遮光膜は、発光部3aの側面を例えば黒塗りし、または、発光部3aの側面に黒色の接着剤等を塗布することによって形成してもよい。
以上、説明したように、本発明の実施の形態3では、上述した実施の形態1と同様の発光部の側面に遮光部を直接設け、かかる発光部側面の遮光部とレンズ枠の上端部とが対向するように発光部とレンズ枠の上端部とを回路基板(上述した照明基板)に設け、かかる発光部側面の遮光部が、このレンズ枠の上端部に対するこの発光部からの照明光を遮断するように構成した。このため、かかる回路基板に対して新たに遮光部を設けなくても、上述した実施の形態1と同様の遮光機能を有することができる。この結果、上述した実施の形態1の作用効果を享受するとともに、部材数を増加せずに製造可能なカプセル型内視鏡を実現することができる。
また、かかる遮光部を発光部の側面に直接設け、このように遮光部を予め設けた発光部を回路基板に実装するので、この回路基板に対して別体の遮光部を発光部とレンズ枠の上端部との間に外付けする手間を省くことができ、この結果、かかる遮光部を有するカプセル型内視鏡の製造コストを軽減することができる。
(実施の形態4)
つぎに、本発明の実施の形態4について説明する。上述した実施の形態1〜3および各変形例では、レンズ枠4eの上端部に対する発光部3aからの照明光を遮断する遮光部を設けていたが、この実施の形態4では、照明基板3bの前面側に露出するレンズ枠の上端部の形状を変更し、かかるレンズ枠の上端部によって反射された光が、光学ドーム2bのうちの固体撮像素子4aの視野外の位置に向かうようにしている。
図16は、本発明の実施の形態4にかかるカプセル型内視鏡の一構成例を示す側断面模式図である。図16に示すように、この実施の形態4にかかるカプセル型内視鏡41は、上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1の撮像系4に代えて撮像系44を有する。この撮像系44は、上述したカプセル型内視鏡1の撮像系4の光学系4bに代えて光学系44bを有する。この光学系44bは、上述したカプセル型内視鏡1の光学系4bのレンズ枠4eに代えてレンズ枠44eを有する。その他の構成は実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
レンズ枠44eは、照明基板3bの前面側に露出する上端部の形状を上述した実施の形態1にかかるカプセル型内視鏡1のレンズ枠4eと異なるものに変更したものである。具体的には、レンズ枠44eは、上述したレンズ枠4eと同様に、発光部3aの上面に比して低い位置にレンズ4dを保持する態様で照明基板3bの貫通孔に挿通される。この場合、レンズ枠44eの上端部は、発光部3aの上面に比して低い位置に配置される。かかるレンズ枠44eの上端面45は、レンズ4dの上面に対する傾斜を上述したレンズ枠4eの上端面に比して緩くし、これによって、発光部3aからの照明光を固体撮像素子4aの視野外の位置に反射するように形成される。
つぎに、照明基板3bの貫通孔に挿通したレンズ枠44eの上端部について詳細に説明する。図17は、図16に示す方向D1から見たカプセル型内視鏡41の前面を例示する模式図である。図18は、発光部3aからの照明光を固体撮像素子4aの視野外の位置に反射するレンズ枠44eの上端部の一例を示す側断面模式図である。図19は、レンズ枠44eの上端部の構造をより詳細に説明するための断面模式図である。図20は、図19に示すレンズ枠44eの拡大模式図である。なお、図19,20には、レンズ枠44eおよび光学ドーム2bを順次経由して固体撮像素子4aの視野外の位置に到達するまでの照明光の光経路の一例が点線矢印によって示されている。
図17に示すように、レンズ4dを保持したレンズ枠44eの上端部は、照明基板3bの中央部分の貫通孔に挿通される。この場合、かかるレンズ枠44eの上端面45は、この照明基板3bの前面側に露出する。なお、かかる照明基板3bの前面には、上述したように複数の発光部3aが実装される。
また、照明基板3bの貫通孔に挿通した状態のレンズ枠44eの上端部は、かかる発光部3aの上面に比して低い位置に配置される。すなわち、図18に示すように、かかるレンズ枠44eの上端部の高さH1は、照明基板3bの前面に実装した発光部3aの上面の高さH2に比して低い。このようなレンズ枠44eの上端面45は、レンズ4dの上面に対する傾斜を上述したレンズ枠4eの上端面に比して緩くなる形状(例えば斜面)に形成される。この場合、かかる上端面45のなす角度θ2は、上述したレンズ枠4eの上端面のなす角度に比して大きいものであり、発光部3aからの照明光を固体撮像素子4aの視野外の位置に反射するような上端面45を実現する角度である。このような角度θ2は、固体撮像素子4aの視野範囲を規定する角度(すなわち固体撮像素子4aの視野角θ1)に比して大きいものであり、レンズ枠44eの上端部と光学ドーム2bとの位置関係、レンズ枠44eの上端部への照明光の入射角度、および視野角θ1をもとに設定される。
より具体的には、図19,20に示すように、かかる上端面45のレンズ4dに対する傾斜角度θbは、レンズ枠44eの上端面45への照明光の入射角θaと固体撮像素子4aの視野角θ1とを含む次式(1)を満足するように設定される。なお、かかる上端面45のなす角度θ2は、この上端面45の傾斜角θbによって規定される角度であり、次式(2)によって算出される。

(180°−視野角θ1)/2>入射角θa+傾斜角θb ・・・(1)
角度θ2=180°−2×傾斜角θb ・・・(2)
また、かかるレンズ枠44eによって保持されるレンズ4dは、図19に示すように、光学ドーム2bの曲率半径(ドーム曲率半径)を形成するドーム形状の曲率中心とレンズ4dの瞳中心Eとが一致するように固定配置される。
以上に示したような上端面45の傾斜角θb(または角度θ2)の角度条件を満足することによって、発光部3aからの照明光がレンズ枠44eの上端部に到達した場合であっても、このレンズ枠44eの上端部における光の反射に起因するフレアの発生を防止することができる。また、上述したレンズ4dの配置条件をさらに満足することによって、かかるレンズ枠44eの上端部における光の反射に起因するフレアの発生をより確実に防止することができる。
つぎに、発光部3aからの照明光を固体撮像素子4aの視野外の位置に反射するレンズ枠44eの上端面45の反射作用について説明する。図21は、発光部3aからの照明光を固体撮像素子4aの視野外の位置に反射するレンズ枠44eの上端面45の反射作用を説明する側断面模式図である。
図21に示すように、レンズ枠44eは、カプセル型内視鏡の装置規模(筐体規模)を大型化せずに上述した機能部品3cを配置するための内部空間S1を確保するために、その筒部側面のうちの可能な限り上端部近傍が照明基板3bの貫通孔に嵌め込まれる。このように上端部近傍の筒部側面を照明基板3bの貫通孔に挿通した状態のレンズ枠44eは、その上端面45が発光部3aの上面に比して低い位置であるとともに、発光部3aの上面に比して低い位置にレンズ4dを保持する。
このような位置関係に発光部3aとレンズ枠44eとが配置された場合、発光部3aによって出射された照明光の一部は、例えば光経路L1を伝搬してレンズ枠44eの上端面45に到達するとともに、この上端面45によって反射される。ここで、かかる上端面45は、上述した角度θ2をなすものであり、例えばレンズ4dの上面に対して緩い傾斜を形成する斜面である。このような上端面45は、図21に示すように、発光部3aからの照明光を固体撮像素子4aの視野外の位置に反射する。具体的には、かかる上端面45での反射光は、例えば光経路L4を伝搬し、光学ドーム2bのうちの視野範囲外(すなわち固体撮像素子4aの視野外)の位置に到達するとともに、かかる視野範囲外の位置における光学ドーム2bによって反射される。その後、かかる光学ドーム2bの視野範囲外の位置での反射光は、例えば光経路L5を伝搬してレンズ枠44eの外側(例えば照明基板3bの前面)に到達する。
このように、レンズ枠44eの上端面45は、発光部3aからの光を固体撮像素子4aの視野外の位置に反射することによって、発光部3aからの不要な光がレンズ4dに入射することを防止できる。このような上端面45を形成したレンズ枠44eを有するカプセル型内視鏡41は、発光部3aからレンズ枠44eの上端部に照明光が到達した場合であっても、かかるレンズ枠44eの上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態4では、レンズ枠44eの上端面45をレンズ4dの上面に対して傾斜する斜面にしていたが、これに限らず、レンズ枠44eの上端面は、レンズ4dの上面に対して略平行な平面(すなわち傾斜していない状態)であってもよい。この場合、かかるレンズ枠44eの上端面のなす角度θ2は、略180度である。
以上、説明したように、本発明の実施の形態4では、固体撮像素子の視野を照明する発光部が実装される回路基板(上述した照明基板)の前面側に露出するレンズ枠の上端面が、発光部からの照明光を光学ドームのうちの視野外の位置に反射するような角度を形成するように構成した。このため、このレンズ枠に保持されたレンズ内に発光部からの不要な光が入射することを防止できる。この結果、発光部からレンズ枠の上端部に照明光が到達した場合であっても、かかるレンズ枠の上端部での光の反射に起因するフレアの発生を防止できるカプセル型内視鏡を実現することができる。
また、レンズ枠の上端部に対する発光部からの照明光を遮断する遮光部を回路基板または発光部側面に設ける手間を省くことができる。この結果、部材数を増加せずにカプセル型内視鏡を製造することができ、かかるカプセル型内視鏡の製造コストを軽減することができる。
以上のように、本発明にかかるカプセル型内視鏡は、被検体の臓器内部の画像の取得に有用であり、特に、臓器内部を照明する照明光が撮像手段のレンズ枠に反射することに起因するフレアの発生を防止できるカプセル型内視鏡に適している。

Claims (10)

  1. 被検体内に導入され、該被検体内の画像を撮像する固体撮像素子を有するカプセル型内視鏡において、
    前記固体撮像素子の視野を照明する照明光を発光する発光部と、
    前記固体撮像素子の受光面に前記被検体内の画像を結像するレンズを保持し、当該レンズ枠の上端部が前記発光部の上面に比して低い位置であるレンズ枠と、
    前記レンズ枠の上端部のうちの少なくとも前記照明光を受ける部分領域に対する前記照明光を遮断する遮光部と、
    前記レンズ枠を貫通孔に挿通し且つ前記発光部を表面に実装した回路基板と、
    を備え、
    前記遮光部は、前記回路基板のうちの前記レンズ枠の上端部と前記発光部との間の領域に設けられると共に、前記レンズ枠とは別体に構成され、且つ、前記回路基板上に外付けされていることを特徴とするカプセル型内視鏡。
  2. 前記遮光部は、前記発光部の上面と側面との稜であって前記レンズ枠側稜と前記レンズ枠の上端部の稜とに接する平面と交差するような高さを有することを特徴とする請求項1に記載のカプセル型内視鏡。
  3. 前記平面に接する前記レンズ枠の上端部の稜は、前記発光部に対して最遠端に位置することを特徴とする請求項2に記載のカプセル型内視鏡。
  4. 前記遮光部は、前記回路基板に一体的に形成されることを特徴とする請求項に記載のカプセル型内視鏡。
  5. 前記遮光部は、前記回路基板上に塗布したペースト状の樹脂を硬化して形成されることを特徴とする請求項に記載のカプセル型内視鏡。
  6. 前記遮光部は、チップ部品であることを特徴とする請求項に記載のカプセル型内視鏡。
  7. 前記遮光部は、前記レンズ枠の上端部を囲むように無端状に形成されることを特徴とする請求項に記載のカプセル型内視鏡。
  8. 被検体内に導入され、カプセル型筐体の一端部である透明な光学ドームを通して前記被検体内の画像を撮像する固体撮像素子を有するカプセル型内視鏡において、
    前記固体撮像素子の視野を照明する照明光を発光する発光部と、
    前記固体撮像素子の受光面に前記被検体内の画像を結像するレンズを保持し、当該レンズ枠の上端部が前記発光部の上面に比して低い位置であるレンズ枠と、
    を備え、前記レンズ枠の上端面は、前記発光部から受けた前記照明光を前記光学ドームのうちの前記固体撮像素子の視野外の位置に反射するような角度を形成することを特徴とするカプセル型内視鏡。
  9. 前記レンズ枠の上端面の傾斜角θbは、前記レンズ枠の上端面に入射する前記照明光の入射角をθaとし、前記固体撮像素子の視野角をθ1としたとき、
    (180°−θ1)/2>θa+θb
    なる条件を満足することを特徴とする請求項に記載のカプセル型内視鏡。
  10. 前記光学ドームは、前記レンズの瞳中心と一致する位置にドーム形状の曲率中心を有することを特徴とする請求項に記載のカプセル型内視鏡。
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