JP5047555B2 - 大気中の不純物除去システム - Google Patents
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Description
更に、本発明は上記課題に加えて、フィルタを取り外さずに再生可能とすることによりフィルタの交換頻度を低減することにある。
先ず、第1の発明は、吸入した大気に含まれる不純物を吸着除去する大気中の不純物除去システムであって、吸入した大気中の不純物の濃度を測定する濃度検出手段と、吸入した大気中に含まれる不純物を吸着除去する吸着フィルタと、前記濃度検出手段、前記吸着フィルタを流路に大気吸入側から順に配置した主流路と、該主流路における吸着フィルタを迂回するバイパス流路と、前記濃度検出手段による不純物の濃度に基づき前記主流路又は前記バイパス流路のいずれかを選択する流路切替手段と、を備え、該流路切替手段による切替は、吸入した大気の不純物の濃度が予め設定した所定値を超えているときには前記主流路を選択する切替状態とし、前記所定値以下のときには前記主流路を吸着フィルタ位置よりも上流側位置で閉じることによって前記バイパス流路を選択する切替状態として大気を通過させ、前記主流路は燃料電池のカソード極に接続されていることを特徴とする大気中の不純物除去システムである。
この第1の発明の大気中の不純物除去システムによれば、吸入した大気中の不純物の濃度を濃度検出手段で測定し、吸入した不純物の濃度が予め設定した所定値を超えている場合にのみ主流路を選択して吸着フィルタを経由させ大気中の不純物を取り除き、所定値以下であるときは吸着フィルタを経由しないバイパス流路を選択することによって、吸着フィルタの消耗を遅らせることができる。さらに、上記の作用が顕著に発揮されることにより、車両等の限られたスペースに対して燃料電池を搭載する場合にも容易に対応することができる。
この第2の発明の大気中の不純物除去システムによれば、吸入した大気の不純物の濃度が所定値以下の時に第1の吸着フィルタ再生流路へ大気を送給することにより、吸着フィルタを取り外さずに再生可能とし、吸着フィルタの交換頻度を低減することができる。
この第3の発明の大気中の不純物除去システムによれば、上記第1の発明の作用に加えて、第2の吸着フィルタ再生流路を用いれば、燃料電池のカソード極へ大気を供給すると同時に吸着フィルタを再生することができる。
この第4の発明の大気中の不純物除去システムによれば、濃度検出手段の検出結果に基づいて算出された吸着フィルタの不純物吸着量に基づいて吸着フィルタが再生されるため、吸着フィルタの吸着能が飽和する前に確実に吸着フィルタを再生することができる。
この第5の発明の大気中の不純物除去システムによれば、加熱された大気により吸着フィルタが再生されるため、より効率よく再生することができる。また、大気強制送給手段で加熱された大気により吸着フィルタを再生するため、吸着フィルタを再生することのみを目的として大気を加熱する装置を設ける必要がない。
次に、第2の発明によれば、吸着フィルタを取り外さずに再生可能とし、吸着フィルタの交換頻度を低減することができる。
次に、第3の発明によれば、燃料電池のカソード極へ大気を供給すると同時に吸着フィルタを再生することができる。
次に、第4の発明によれば、吸着フィルタの吸着能が飽和する前に確実に吸着フィルタを再生することができる。
次に、第5の発明によれば、大気強制送給手段で加熱された大気により吸着フィルタを再生するため、吸着フィルタを再生することのみを目的として大気を加熱する装置を設けることなく、効率よく吸着フィルタを再生することができる。
先ず、第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態の不純物除去システム10を模式的に示した図であり、(A)〜(C)はそれぞれ異なる流路を選択した状態を示している。
除塵フィルタ14は、大気中に含まれる粉塵等の微粒子状の不純物を取り除くことができるフィルタであり、必要に応じて設けられる。
ガス吸着フィルタ15は、大気に含まれる不純物ガスを吸着して取り除くことができる。このガス吸着フィルタ15では、吸着材として主に活性炭が用いられており、常温の大気状態では不純物ガスの濃度が高いほど不純物ガスを吸着しやすく脱離しにくい。逆に不純物ガス濃度が低いほど不純物ガスを脱離しやすい。つまり、吸着と脱離のバランスが通過する大気の不純物ガスの濃度によって変化する。本明細書においては、脱離に比べて吸着が有利な状態について単に「吸着」といい、吸着に比べて脱離が有利な状態を単に「脱離」という。このガス吸着フィルタ15は、大気中の不純物ガスの濃度が大気利用手段17に供給すべき大気として許容されないレベルのときには不純物ガスを吸着し、許容されるレベルのときには不純物ガスを脱離するように作成されているが、加熱された大気を通気させればより脱離しやすい。このガス吸着フィルタ15は、吸着した不純物ガスを脱離させて再生することができる。このガス吸着フィルタ15が本発明の吸着フィルタに相当する。
コンプレッサ16は、吸入口16aから吸入した大気を圧縮して吐出するが、大気利用手段17へ供給する供給口16bと、ガス吸着フィルタ15へ送給する排出口16cとの2箇所において吐出可能となっている。供給口16bと排出口16cは、それぞれ弁によって開閉可能となっている。このコンプレッサ16が本発明の大気強制送給手段に相当する。
大気利用手段17は、供給される大気を利用して何らかの機能あるいは作用を発揮するものであれば特に限定されない。
図1(C)は、ガス吸着フィルタ15を再生する際の大気の流路を示している。
先ず供給動作では、ガス濃度センサ18で吸入した大気中の不純物ガスの濃度を測定し、吸入した不純物ガスの濃度が大気利用手段17に供給すべき大気として許容されるレベルを超えている場合にのみガス吸着フィルタ15を経由させ大気中の不純物ガスを取り除き、許容されるレベルの場合にはガス吸着フィルタ15を迂回する。したがって、ガス吸着フィルタ15の消耗を遅らせることができる。また、供給動作においては吸入した不純物ガスの濃度が大気利用手段17に供給すべき大気として許容されるレベルの大気はガス吸着フィルタ15に送給されないから、ガス吸着フィルタ15から不純物ガスが脱離して大気利用手段17に流れ込むのを防ぐことができる。したがって、大気利用手段17に対して常に清浄な空気を供給することができる。
次に、第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図2は、第2の実施形態の不純物除去システム30を模式的に示した図である。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態における大気利用手段17として燃料電池29のカソード極27を適応した実施形態である。第1の実施形態から変更を要しない部分については同じ符号を用い、詳細な説明は省略する。
大気利用手段として燃料電池29のカソード極27を用いた場合、不純物ガスとしては、具体的には、温泉地等に存在する硫黄系ガス(SO2、H2S)や、排気ガス等に含まれるNOX、SOX等があげられる。不純物ガスの種類によって異なるが、これらの不純物ガスは0.1ppm以下であれば燃料電池29の発電にほとんど悪影響をおよぼさず、一般に許容されるレベルである。
a)吸入した大気の不純物ガス濃度と、吸入した大気の量とから算出したガス吸着フィルタ15に吸着した不純物ガス量が一定量を超えたとき。
b)ガス吸着フィルタ15への通気時間が一定時間を越えたとき。
c)燃料電池29が発電を停止したとき。
d)不純物除去システム30起動直後で燃料電池29の発電開始前のウォームアップ時。
e)主流路11が選択されたときの大気中の不純物ガス濃度と、主流路11が選択されたときの走行距離と、の積より求めたガス吸着フィルタ15の吸着量の概算値が一定の値を超えたとき。
f)主流路11が選択されている状態での走行距離が一定の値を超えたとき。
g)火山が近い、あるいはトンネルが近いなどの地図情報から外部環境の不純物ガス濃度の増加あるいは減少が予想される場合。
h)一般環境大気測定局、自動車排出ガス測定局等の気象情報により外部環境の不純物ガス濃度の増加あるいは減少が予想されるあるいは確認される場合。
次に、大気利用手段として燃料電池のカソード極を用いる別の実施形態として第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図3は、第3の実施形態の不純物除去システム40を模式的に示した図である。なお、この不純物除去システム40に設けられた燃料電池59は、カソード極57とアノード極58とを備えた一般的な発電形式の燃料電池であるが、カソード極57で使用された後の大気をシステム外へ排出する排気口57bと、ガス吸着フィルタ45へ送給するための送給口57cとを備えており、それぞれ弁によって開閉可能である。
不純物除去システム40では、カソード極57に供給された大気の一部をガス吸着フィルタ45に送給することによりガス吸着フィルタ45を再生することができる。すなわち、カソード極57に大気(清浄な空気)が供給されると、大気中の酸素の一部のみが発電により消費され、消費されない残りの一部をガス吸着フィルタ45に送給することによりガス吸着フィルタ45を再生することができる。この再生動作をしないときはカソード極57で消費されなかった酸素や酸素以外の大気成分は矢印55で示されるように排気口57bから排気される。この不純物除去システム40では、再生動作時には排気口57bを閉鎖して送給口57cを開放することにより、矢印43aで示されるようにカソード極57に大気をガス吸着フィルタ45に送給する。ガス吸着フィルタ45を大気(清浄な空気)が通過することによりガス吸着フィルタ45から不純物ガスが脱離し、矢印43bで示すように、ガス吸着フィルタ45から脱離した不純物ガスを含む大気として排気口52から排出される。カソード極57からガス吸着フィルタ45に送給された大気は、燃料電池59の発電に伴いカソード極57で加熱されている。したがって、ガス吸着フィルタ45に送給することにより不純物ガスの脱離がより促進され、効率よくガス吸着フィルタ45を再生することができる。図3中に矢印43aと矢印43bとで示される流路43が本発明の第2の吸着フィルタ再生流路に相当する。
ガス吸着フィルタ45を取り外さずに効率よく再生可能とすることによりガス吸着フィルタ45の交換頻度が低減される。また、カソード極57で加熱された大気を用いるため、再生することのみを目的とした大気を加熱する装置を設けることなく、ガス吸着フィルタ45を効率よく再生することができる。また、この不純物除去システム40の再生動作は、主に燃料電池59の発電中に行われ、供給動作においてバイパス流路42が選択されてガス吸着フィルタ45が供給動作に関与していないときであれば、供給動作に平行して行うことができる。もちろん、燃料電池59が発電中でなくても、カソード極57に供給された清浄な空気をそのままガス吸着フィルタ45に送給して再生することもできる。
また、コンピュータ56は、燃料電池59の発電の制御機能と、不純物除去システム40の供給動作および再生動作の制御機能とを合わせ持つものとして備えられている。もちろん、不純物除去システム40の供給動作および再生動作を制御するコンピュータを燃料電池59の発電を制御するコンピュータとは別に独立して設けてもよい。
次に、第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図4は、第4の実施形態の不純物除去システム60を模式的に示した図である。なお、第4の実施形態は、第3の実施形態において、主流路41(矢印41a、41c、41b)におけるガス吸着フィルタ45とコンプレッサ46との間にサブガス濃度センサ54を設けた実施形態である。第4の実施形態から変更を要しない部分については同じ符号を用い、詳細な説明は省略する。
次に、第5の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図5は、第5の実施形態の不純物除去システム70を模式的に示した図である。第5の実施形態においては、大気強制送給手段として、大気の吐出口が1つしか設けられていないコンプレッサ76を用いる場合の実施形態を示している。
次に、第6の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図6は、第6の実施形態の不純物除去システム90を模式的に示した図である。本発明の不純物除去システムでは、ガス吸着フィルタとして、不純物ガスを吸着する機能のほかに、除塵機能等の不純物ガス以外の不純物を補足する機能を兼ね備えたフィルタを用いることもできる。第6の実施形態は、ガス吸着フィルタとして除塵機能を兼ね備えたガス吸着フィルタ95を用いた場合の実施形態を示している。
この不純物除去システム90においても、上記第1から第5の実施形態同様に、吸入した大気の不純物ガスの濃度が大気利用手段97に供給すべき大気として許容されるレベルにより流路を選択する。不純物ガスの濃度が許容されるレベルでない場合はガス吸着フィルタ95を経由する主流路91(図6中に実線で示される矢印91a,矢印91b)を選択し、許容されるレベルである場合は主流路91においてガス吸着フィルタ95を迂回するバイパス流路92を選択する。吸気口100から大気を吸入し、先ずガス濃度センサ98で大気中の不純物ガスの濃度を測定する。次いでガス濃度センサ98の測定結果に基づき、切替弁99a,99bが作動することにより流路が変更される。吸入した大気の不純物ガスの濃度が大気利用手段97に供給すべき大気として許容されるレベルでない場合は、主流路91に切り替わり、大気はガス吸着フィルタ95を通過することにより不純物ガスが取り除かれるとともに、この吸着フィルタ95は除塵機能を兼ね備えているから、微粒子状の不純物も取り除かれる。大気は、清浄な空気としてコンプレッサ96(吸入口96a)に送られ、圧縮されて供給口96bから大気利用手段97に供給される。吸入した大気の不純物ガスの濃度が大気利用手段97に供給すべき大気として許容されるレベルである場合はバイパス流路92が選択され、大気は除塵フィルタ94を通過して微粒子状の不純物が取り除かれ、清浄な空気としてコンプレッサ96に送られ、大気利用手段97に供給される。
再生動作では、吸気口100から大気を吸入し、吸入した不純物ガスの濃度が大気利用手段97に供給すべき大気として許容されるレベルである場合にバイパス流路92を経由させて除塵フィルタ94で微粒子状の不純物が取り除かれ、清浄な空気としてコンプレッサ96に送る。コンプレッサ96が排出口96cから清浄な空気を吐出して矢印93aで示すようにガス吸着フィルタ95に送給する。ガス吸着フィルタ95を清浄な空気が通過することによりガス吸着フィルタ95から不純物ガスが脱離し、矢印93bで示すように、ガス吸着フィルタ95から脱離した不純物ガスを含む大気として排気口102から排出される。図6中に矢印93a、93bで示される流路93が本発明の第1の吸着フィルタ再生流路に相当する。
例えば、上記実施形態3及び4では、カソード極57において、排気口57bの他に送給口57cを設けることにより、カソード極57からガス吸着フィルタ45に大気を送給する第2の吸着フィルタ再生流路43への切り替えを可能としたが、カソード極57に送給口57cを設けない場合でも本発明を適応することができる。その場合、図示しないが、排気口57bから排出された大気の流路を分岐させて、システム外へ排気する流路と、ガス吸着フィルタ45へ送給する流路とを設け、それらの流路を切り替え可能とすればよい。
また、上記の実施形態では第1の吸着フィルタ再生流路と、第2の吸着フィルタ再生流路とをそれぞれ別に設けた実施形態を示したが、第1の吸着フィルタ再生流路と、第2の吸着フィルタ再生流路とをともに設け、いずれかを選択可能に構成してもよい。
11 主流路
12 バイパス流路
13 第1の吸着フィルタ再生流路
14 除塵フィルタ
15 ガス吸着フィルタ
16 コンプレッサ
17 大気利用手段
18 ガス濃度センサ
19a,19b 切替弁
27 カソード極
28 アノード極
29 燃料電池
30 不純物除去システム
40 不純物除去システム
41 主流路
42 バイパス流路
43 第2の吸着フィルタ再生流路
44 除塵フィルタ
45 ガス吸着フィルタ
46 コンプレッサ
48 ガス濃度センサ
49a,49b 切替弁
54 サブガス濃度センサ
56 コンピュータ
57 カソード極
59 燃料電池
60 不純物除去システム
70 不純物除去システム
71 主流路
72 バイパス流路
73 第1の吸着フィルタ再生流路
74 除塵フィルタ
75 ガス吸着フィルタ
76 コンプレッサ
77 大気利用手段
78 ガス濃度センサ
79a,79b 切替弁
90 不純物除去システム
91 主流路
92 バイパス流路
93 第1の吸着フィルタ再生流路
94 除塵フィルタ
95 ガス吸着フィルタ
96 コンプレッサ
97 大気利用手段
98 ガス濃度センサ
99a,99b 切替弁
Claims (5)
- 吸入した大気に含まれる不純物を吸着除去する大気中の不純物除去システムであって、
吸入した大気中の不純物の濃度を測定する濃度検出手段と、吸入した大気中に含まれる不純物を吸着除去する吸着フィルタと、前記濃度検出手段、前記吸着フィルタを流路に大気吸入側から順に配置した主流路と、
該主流路における吸着フィルタを迂回するバイパス流路と、
前記濃度検出手段による不純物の濃度に基づき前記主流路又は前記バイパス流路のいずれかを選択する流路切替手段と、を備え、
該流路切替手段による切替は、吸入した大気の不純物の濃度が予め設定した所定値を超えているときには前記主流路を選択する切替状態とし、前記所定値以下のときには前記主流路を吸着フィルタ位置よりも上流側位置で閉じることによって前記バイパス流路を選択する切替状態として大気を通過させ、
前記主流路は燃料電池のカソード極に接続されていることを特徴とする大気中の不純物除去システム。 - 請求項1に記載の大気中の不純物除去システムであって、
前記主流路における吸着フィルタの下流側の流路には大気強制送給手段が配置されており、
吸入した大気を前記大気強制送給手段から前記吸着フィルタを循環させて大気に排出する第1の吸着フィルタ再生流路が前記主流路と前記バイパス流路に組み込まれて形成されており、
該第1の吸着フィルタ再生流路の選択切替は前記流路切替手段によって可能とされており、
該流路切替手段による前記第1の吸着フィルタ再生流路への切替は、吸入した大気の不純物の濃度が前記所定値以下の時に可能とされていることを特徴とする大気中の不純物除去システム。 - 請求項1に記載の大気中の不純物除去システムであって、
前記燃料電池のカソード極に供給された大気の一部が前記吸着フィルタを循環して大気に排出する第2の吸着フィルタ再生流路が前記第1の吸着フィルタ再生流路とは別に独立して又は前記第1の吸着フィルタ再生流路と共に前記主流路と前記バイパス流路に組み込まれて形成されており、
前記第1の吸着フィルタ再生流路および/または前記第2の吸着フィルタ再生流路の選択切替は前記流路切替手段によって可能とされており、
該流路切替手段による前記第1の吸着フィルタ再生流路および/または前記第2の吸着フィルタ再生流路への切替は、吸入した大気の不純物濃度が前記所定値以下の時に可能とされていることを特徴とする大気中の不純物除去システム。 - 請求項2又は請求項3に記載の大気中の不純物除去システムであって、
前記濃度検出手段の検出結果に基づいて前記吸着フィルタの不純物吸着量を算出し、該不純物吸着量に基づいて前記流路切替手段が前記第1の吸着フィルタ再生流路および/または前記第2の吸着フィルタ再生流路を選択することを特徴とする大気中の不純物除去システム。 - 請求項2から請求項4のうちいずれか1項に記載の大気中の不純物除去システムであって、
前記第1の吸着フィルタ再生流路および/または前記第2の吸着フィルタ再生流路が選択された状態では前記吸着フィルタに送給される大気は前記大気強制送給手段で加熱されていることを特徴とする大気中の不純物除去システム。
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