JP5045671B2 - Mramにおける電流終端回路 - Google Patents

Mramにおける電流終端回路 Download PDF

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Description

本発明は、磁気抵抗素子(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)を記憶素子としてメモリセルに用いた磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)に関する。
この出願は、2006年6月8日に出願された特許出願番号2006−159312号の日本特許出願に基づいており、その出願による優先権の利益を主張し、その出願の開示は、引用することにより、そっくりそのままここに組み込まれている。
MRAMのメモリセルに用いられるMTJ素子は、磁化が任意の方向に固定された固定磁性層と、外部磁場により磁化が可変である自由磁性層とを含む。これら固定磁性層と自由磁性層とは、トンネル絶縁膜を挟むように積層されている。MRAMにおいて、1ビットの記憶情報は、それら固定磁性層と自由磁性層との相対的な磁化状態に割り当てられる。例えば、固定磁性層と自由磁性層の磁化が同じ向きである場合、即ち平行状態である場合が「0」と定義される。固定磁性層と自由磁性層の磁化が互いに180度向きが異なる場合、即ち反平行状態である場合が「1」と定義される。そして、MTJ抵抗値が上記磁化状態によって異なることを利用してMRAMの読み出しが実行される。
典型的なMRAMの書き込み原理としては、以下のようになる。磁性層の磁化容易軸に平行に延在するライトワード線と垂直に延在するライトビット線とにそれぞれ書き込み電流を流す。各書き込み電流が作る合成磁場により自由磁性層の磁化が所望の向きに反転される。このように、MTJ素子の磁化反転特性を利用してメモリセルを選択し、書き込み動作を行う。このとき、書き込み電流値には下限と上限が存在し、書き込みマージンは狭い。そのため、選択的に書き込みを行うためには電流値や電流波形を正確に制御する必要がある。従って、電流源回路が複雑になり高速な書き込み動作を行うことが困難である。
書き込み電流をトランジスタやダイオードで電気的に選択するというメモリセル(2Transistor−1MTJメモリセル:2T1MTJセル)が、特開2004−348934号公報(対応米国特許US7,184,301(B2))に開示されている。図1は、特開2004−348934号公報に開示されたMRAMの構成の一部を示す図である。MRAMは、メモリアレイ101、デコーダ108及び書き込み回路109を具備する。なお、本明細書の図面では、MTJ素子が可変抵抗の記号で示されている。
メモリアレイ101は、X方向に延在する複数のワード線(WL)103と、Y方向に延在する複数の第1ビット線(/WBL)104、複数の第2ビット線(WBL)105、複数の第3ビット線(RBL)110と、行列状に配置された複数のメモリセル102とを備える。複数のワード線103は、デコーダ108に一端を接続されている。第1ビット線104と第2ビット線105と第3ビット線110とは一本ずつで一組のビット線組を形成している。第1ビット線104と第2ビット線105とは相補的であり、書き込み回路109に一端を接続されている。第3ビット線110は、例えば読み出し回路(図示されず)に接続されている。複数のメモリセル102の各々は、複数のワード線103と複数のビット線組との交点の各々に対応して設けられている。
メモリセル102は、第1トランジスタ106と第2トランジスタ116とMTJ素子107とを含む(2T1MTJ)。第1トランジスタ106は、ゲートをワード線103に、一方の端子を第1ビット線104にそれぞれ接続されている。第2トランジスタ116は、ゲートをワード線103に、一方の端子を第1トランジスタ106の他方の端子に、他方の端子を第2ビット線105にそれぞれ接続されている。すなわち、第1トランジスタ106と第2トランジスタ116とは、第1ビット線104と第2ビット線105との間で直列接続されている。MTJ素子107は、一方の端子を第1トランジスタ106と第2トランジスタ116との接続点に、他方の端子を第3ビット線にそれぞれ接続されている。
デコーダ108は、書き込み動作時及び読み出し動作時に、複数のワード線103のうちから選択ワード線103を選択する。書き込み回路109は、書き込み動作時に、アドレス信号に基づいて複数のビット線組から選択された選択ビット線組において、第1ビット線104−選択セル102−第2ビット線105の経路に、書き込みデータに対応した向きで書き込み電流Iwを流す。ただし、選択セル102は、複数のメモリセル102のうちから選択ワード線103と選択ビット線組とで選択されたメモリセル102である。
この発明では、書き込み電流Iwが選択メモリセル102のみに流れるように回路が工夫されている。書き込みは、ワード線103の活性化時に、例えば、相補の第2ビット線105から第1ビット線104へ流す書き込み電流Iwで行う。この方式は、書き込み動作時におけるメモリセル102の選択性が劇的に向上するというメリットを有する。そのため、書き込み電流Iwの電流値や電流波形を正確に制御する必要がないので回路を単純にでき、書き込み動作を高速に行うことが容易となる。
このように、上記2T1MTJセルでは、書き込み電流Iwの電流値がMTJの磁化反転しきい値よりも大きければ書き込み動作が安定して行われる。しかし、メモリアレイ101のビット容量を大きくしていくにつれ第1ビット線104や第2ビット線105の寄生抵抗120が大きくなる。そのため、書き込み回路109から遠方にあるメモリセル102には十分な大きさの書き込み電流Iwを供給することが困難となる。それは主に以下の理由による。
書き込み動作において、メモリセル102にはできるだけ大きな書き込み電流Iwを流セルことが好ましい。書き込み電流Iwの値は、主にメモリセル102内の第1トランジスタ106、第2トランジスタ116のオン抵抗で制限される。さらに、メモリアレイ101が大きくなると、各ビット線の寄生抵抗120によっても制限される。この時、書き込み電流Iwの値は、書き込み電流Iwのソース側の寄生抵抗120よりも終端側の寄生抵抗120に強く制限される。例えば、図1のように、第2ビット線105から第1ビット線104へ書き込み電流Iwを流す場合、第2ビット線105の寄生抵抗120よりも第1ビット線104の寄生抵抗120の方が書き込み電流Iwの値を減衰させる。なぜなら、第1トランジスタ106のソース電極電圧が上昇するので、第1トランジスタ106のオン抵抗が上昇し、さらに第2トランジスタ116のオン抵抗も上昇するからである。同様に、第1ビット線104から第2ビット線105に書き込み電流Iwを流す場合、第2ビット線105の寄生抵抗120の方が書き込み電流Iwの値を減少させる。すなわち、書き込み電流Iwを終端する側のビット線の寄生抵抗120によってメモリセル102の第1トランジスタ106や第2トランジスタ116のオン抵抗が高くなり、これが主原因となって書き込み電流Iwの低下を招く。
このような現象を避けるため、第1ビット線104や第2ビット線105の配線幅を太くして寄生抵抗120を下げたり、メモリセル102の第1トランジスタ106や第2トランジスタ116のゲート幅を大きくすることが考えられる。しかし、これらの対策は、いずれもメモリセル102やメモリアレイ101の面積を大きくすることになり、効率よくメモリアレイ101のビット容量を増加させることはできない。メモリアレイ101の面積を大きくすることなく、より安定的に充分な書き込み電流Iwをメモリセルに供給することが可能な技術が望まれる。
関連する技術として、特開2001−307482号公報に半導体記憶装置が開示されている。この半導体記憶装置は、内部データ線に結合される入出力回路を介してデータの入出力を行なう。この半導体記憶装置は、DRAMアレイ、SRAMアレイ、データ転送手段、センスアンプ手段、制御手段を備える。DRAMアレイは、行列状に配列された複数のダイナミック型メモリセルからなる。SRAMアレイは、行列状に配列された複数のスタティック型メモリセルからなる。データ転送手段は、前記内部データ線と別の位置に設けられ、前記DRAMアレイと前記SRAMアレイとの間でデータ転送を行なう。センスアンプ手段は、前記DRAMアレイの選択されたメモリセルの情報を検知し増幅しかつラッチする。制御手段は、前記DRAMアレイから前記SRAMアレイへの転送指示に応答して、前記センスアンプ手段の活性化タイミングよりも早いタイミングで前記転送手段を活性化する。前記データ転送手段へは前記DRAMアレイの列線が直接結合される。
特開2002−204271号公報に共有バスの終端回路、共有バスシステムが開示されている。この共有バスの終端回路は、複数の入出力装置がつながる。共有バスの終端回路は、信号入出力手段と、波形整形手段と、ゲート手段と、接続手段と、遅延手段と、印加手段とを含む。信号入出力手段は、共有バスに乗っている信号の取り込み、及び共有バスへの信号の出力を行う。波形整形手段は、この信号入出力手段を介し取り込まれた共有バス上の信号を、波形整形する。ゲート手段は、この波形整形手段からの出力信号を取り込み、自己の出力端からこの出力信号を出力するか阻止するかの制御が、制御信号によってなされる。接続手段は、このゲート手段の出力端を、上記信号入出力手段の共有バスへの出力端につながる入力端に接続する。遅延手段は、上記波形整形手段の出力を取り込み遅延を行う。印加手段は、この遅延手段出力と上記波形整形手段出力との排他論理和出力を、上記ゲート手段の制御信号として印加する。
特開2004−227754号公報(対応米国出願US6839270(B2))に4導体磁気ランダムアクセスメモリにアクセスするためのシステム及び方法が開示されている。この制御回路は、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)セルに対して書き込み及び読み出しを行うためのものである。この制御回路は、行デコーダ(608)と、第1の読み出し/書き込み行ドライバ(609)と、複数のグローバル行書き込み導体と、複数の行タップと、第2の読み出し/書き込み行ドライバ(610)とを含む。第1の読み出し/書き込み行ドライバ(609)は、該行デコーダ(608)に接続されている。複数のグローバル行書き込み導体は、該第1の読み出し/書き込み行ドライバ(609)に接続されている。複数の行タップは、該複数のグローバル行書き込み導体の各々に接続されている。第2の読み出し/書き込み行ドライバ(610)は、前記グローバル行書き込み導体に接続されている。
本発明の目的は、2T1MTJセルを用いたMRAMにおいて、メモリセルやメモリアレイの面積を増加させることなく安定して十分な書き込み電流をメモリセルに供給することが可能なMRAM及びその動作方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、2T1MTJセルを用いたMRAMにおいて、メモリセルやメモリアレイの面積を増加させることなく安定して十分な書き込み電流をメモリセルに供給するとともに、効率よくメモリ容量を増加させることができるMRAM及びその動作方法を提供することである。
本発明の磁気ランダムアクセスメモリは、第1配線及び第2配線と、複数の第3配線と、複数のメモリセルと、終端部とを具備する。第1配線及び第2配線は、第1方向へ延在する。複数の第3配線は、第2方向へ延在する。複数のメモリセルは、第1配線及び第2配線と複数の第3配線との交点の各々に対応して設けられている。終端部は、複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、第1配線と第2配線とに接続されている。複数のメモリセルの各々は、2つのトランジスタと、磁気抵抗素子とを備える。2つのトランジスタは、第1配線と第2配線との間に直列に接続され、第3配線の信号で制御される。磁気抵抗素子は、2つのトランジスタをつなぐ配線に接続されている。メモリセルの書き込み動作時に、第1配線及び第2配線のいずれか一方から他方へ2つのトランジスタを介して書き込み電流を流すとき、終端部は他方を接地する。
本発明は磁気ランダムアクセスメモリの動作方法である。ここで、磁気ランダムアクセスメモリは、第1配線及び第2配線と、複数の第3配線と、複数のメモリセルと、終端部と、書き込み部とを具備する。第1配線及び第2配線は、第1方向へ延在する。複数の第3配線は、第2方向へ延在する。複数のメモリセルは、第1配線及び第2配線と複数の第3配線との交点の各々に対応して設けられている。終端部は、複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、第1配線と第2配線とに接続されている。書き込み部は、第1配線及び第2配線の端部と接続されている。複数のメモリセルの各々は、2つのトランジスタと、磁気抵抗素子とを備える。2つのトランジスタは、第1配線と第2配線との間に直列に接続され、第3配線の信号で制御される。磁気抵抗素子は、2つのトランジスタをつなぐ配線に接続されている。磁気ランダムアクセスメモリの動作方法は、メモリセルの書き込み動作時に、(A)書き込み部が、書き込みデータに基づいて、第1配線及び第2配線のいずれか一方を相対的に高電位状態とし、他方を相対的に低電位状態とするステップと、(B)一方から他方へ2つのトランジスタを介して書き込み電流が流れるとき、終端部が、他方を接地するステップとを具備する。
図1は、特開2004−348934号公報に開示されたMRAMの構成の一部を示す図である。 図2は、本発明のMRAMの第1の実施例の構成を示すブロック図である。 図3は、図2のMRAMにおける書き込み回路9の構成の一例を示す回路図である。 図4は、図2のMRAMにおける終端回路14の構成の一例を示す回路図である。 図5は、図2のMRAMにおける書き込み回路9の構成の他の一例を示す回路図である。 図6は、図2のMRAMにおける終端回路14の構成の他の一例を示す回路図である。 図7は、本発明のMRAMの回路シミュレーション結果を示すグラフである。 図8は、本発明のMRAMの第2の実施例の構成を示すブロック図である。 図9は、図8のMRAMにおける終端回路14及び供給回路15の構成の一例を示す回路図である。 図10は、MRAMにおける終端回路14及び供給回路15の構成の他の一例を示す回路図である。 図11は、本発明のMRAMの第3の実施例の構成を示すブロック図である。 図12は、図11のMRAMにおける終端回路14の構成の他の一例を示す回路図である。 図13は、本発明のMRAMの第4の実施例の構成を示すブロック図である。 図14は、図13のMRAMにおける終端回路14及び供給回路15の構成の一例を示す回路図である。
以下、本発明のMRAMの実施例に関して、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施例)
本発明のMRAMの第1の実施例について、添付図面を参照して説明する。図2は、本発明のMRAMの第1の実施例の構成を示すブロック図である。MRAMは、メモリアレイ1、デコーダ8及び複数の書き込み回路9を具備する。
メモリアレイ1は、複数のワード線3、複数の第1ビット線4、複数の第2ビット線5、複数の第3ビット線10、複数のメモリセル2、及び複数の終端回路14を備える。複数のワード線3は、X方向に延在し、デコーダ8に一端を接続されている。複数の第1ビット線4および複数の第2ビット線5は、Y方向に延在し、書き込み回路9に一端を接続されている。第1ビット線4と第2ビット線5とは相補的である。複数の第3ビット線10は、Y方向に延在し、例えば読み出し回路(図示されず)に接続されている。第1ビット線4と第2ビット線5と第3ビット線10とは一本ずつで一組のビット線組を形成している。複数のメモリセル2の各々は、複数のワード線3と複数のビット線組との交点の各々に対応して設けられている。
メモリセル2は、第1トランジスタ6と第2トランジスタ16とMTJ素子7とを含む(2T1MTJ)。第1トランジスタ6は、ゲートをワード線3に、一方の端子を第1ビット線4にそれぞれ接続されている。第2トランジスタ16は、ゲートをワード線3に、一方の端子を第1トランジスタ6の他方の端子に、他方の端子を第2ビット線5にそれぞれ接続されている。すなわち、第1トランジスタ6と第2トランジスタ16とは、第1ビット線4と第2ビット線5との間で直列接続されている。この第1トランジスタ6と第2トランジスタ16とを接続する配線としての書き込み配線に電流が流れることで、その近傍に配置されたMTJ素子7にデータが書き込まれる。MTJ素子7は、一方の端子を第1トランジスタ6と第2トランジスタ16との間の書き込み配線に、他方の端子を第3ビット線にそれぞれ接続されている。
デコーダ8は、書き込み動作時及び読み出し動作時に、複数のワード線3のうちから選択ワード線3を選択する。
書き込み動作時は、アドレス信号Ay、書き込み信号WAENを複数の書き込み回路109へ出力する。入力されたアドレスに対応するアドレス信号Ayが活性化され、それに対応する書き込み回路9が活性化される。この時、選択ワード線3と活性状態の書き込み回路9と接続される選択状態の第1ビット線4と第2ビット線5の交点のメモリセルが選択される。
読み出し動作時は、アドレス信号Ayと読み出し信号(図示されず)とによって入力アドレスに対応する第3ビット線10を選択する。具体的には、選択された第3ビット線10と読み出し回路(図示されず)が電気的に接続された状態となる。この時、選択ワード線3と選択状態の第3ビット線の交点のメモリセルが選択される。
書き込み回路9は、複数のビット線組の各々毎に設けられている。書き込み動作時に、アドレス信号Ayに基づいて複数のビット線組から選択された選択ビット線組において、書き込みデータに応じて第1ビット線4、第2ビット線5の一方に電源電圧(Vdd)を、他方に接地電圧(Gnd)を印加する。それにより、第1ビット線4−選択セル2−第2ビット線5の経路に、書き込みデータに対応した向きで書き込み電流Iwを流す。ただし、選択セル2は、複数のメモリセル2のうちから選択ワード線3と選択ビット線組とで選択されたメモリセル2である。ただし、書き込み回路9は、複数のビット線組について共通の一つを用いても良い。
終端回路14は、メモリアレイ1内に分散的に設けられている。より詳細には、複数のビット線組の各々に少なくとも一つ設けられている。一方の端子を第1ビット線4に、他方の端子を第2ビット線5にそれぞれ接続されている。選択セル2内を流れた書き込み電流Iwを接地線(図示されず)に終端する。例えば、図2に記載の例では、書き込み回路9−第2ビット線5−選択セル2−第1ビット線4と流れた書き込み電流Iwを、第1ビット線4側の端子から受けて接地線へ導く。書き込み電流Iwの向きを逆にした場合には、書き込み回路9−第1ビット線4−選択セル2−第2ビット線5と流れた書き込み電流Iwを、第2ビット線5側の端子から受けて接地線へ導く。
このような終端回路14を設けることで、選択セル2を通過した書き込み電流Iwは、書き込み回路9まで流れることはなく、最も近い位置にある終端回路14へ主に流れることになる(他の終端回路14へも一部書き込み電流Iwは流れるが、最も近い位置にある終端回路14へ一番多く流れる)。そのため、終端側のビット線(図2の場合、第1ビット線4)の寄生抵抗20を実質的に低減することが出来る。
終端回路14は、一つのビット線組に複数の終端回路14を設ける場合、ビット線組内に分散的に設けられる。例えば、等間隔に配置する。そして、各メモリセル2への書き込みに対して、寄生抵抗20の影響が同じように低くなるような位置に設けられることがより好ましい。また、書き込み回路9から遠くなるほど、配置密度を高くしても良い。
また、終端回路14は、数が多いほど寄生抵抗20の影響を抑えることができ好ましい。しかし、その一方で、数が多いほど、メモリアレイ1の面積が大きくなってしまう。したがって、終端回路14の配置効率が最適になる個数があると考えられる。その個数は、メモリアレイ1の構成等により設計で決定される。
図3は、図2のMRAMにおける書き込み回路9の構成の一例を示す回路図である。書き込み回路9は、デコードされたアドレス信号Ayと書き込み信号WAENと、書き込みデータDinとを入力とする2つのANDゲート9a、9bを含む。ただし、ANDゲート9bの書き込みデータDinは反転されて入力される。書き込み動作時(アドレス信号Ay及び書き込み信号WAENがHighレベル)において、例えば、書き込みデータDinが「0」の時、第2ビット線5に接地電圧(Lowレベル)、第1ビット線4に電源電圧(Highレベル)が印加される。同様に、書き込みデータDinが「1」の時、第2ビット線5に電源電圧、第1ビット線4に接地電圧が印加される。読み出し動作時(書き込み信号WAENがLowレベル)においては、第2ビット線5及び第1ビット線4は共に接地され、読み出し電流IRの終端経路となる。
図4は、図2のMRAMにおける終端回路14の構成の一例を示す回路図である。終端回路14は、第2ビット線5を接地するN型のトランジスタM1と、第1ビット線4を接地するN型のトランジスタM2とを含む。トランジスタM1は、第1ビット線4にゲートを接続され、一方の端子を第2ビット線5に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM2は、第2ビット線5にゲートを接続され、一方の端子を第1ビット線4に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。このように、終端回路14の構成は極めて簡単であり、回路面積の増加を小さく抑えることが出来る。
書き込み動作時において、例えば、書き込みデータDinが「0」の時、第1ビット線4がHighレベルであるからトランジスタM1がオン状態、第2ビット線5がLowレベルであるからトランジスタM2がオフ状態となる。この時、書き込み電流Iwは、第1ビット線4から選択セル2を通過し、第2ビット線5に入った後、最寄の終端回路14のトランジスタM1を介して接地線に流れる。同様に、書き込みデータDinが「1」の時、第1ビット線4がLowレベルであるからトランジスタM1がオフ状態、第2ビット線5がHighレベルであるからM2がオン状態となる。この時、書き込み電流Iwは、第2ビット線5から選択セル2を通過し、第1ビット線4に入った後、最寄の終端回路14のトランジスタM2を介して接地線に流れる。読み出し動作時においては、第2ビット線5及び第1ビット線4の電圧は共にLowレベルであるため、トランジスタM1、M2の両方がオフ状態となる。すなわち、特別な制御信号を生成する回路が不要であり、終端回路14へ制御信号を供給する必要が無く、極めて容易に終端回路14を動作させることが出来る。
図5は、図2のMRAMにおける書き込み回路9の構成の他の一例を示す回路図である。書き込み回路9は、アドレス信号Ayと書き込み信号WAENと書き込みデータDinとを入力とする2つのNANDゲート9c、9dと、書き込み電流Iwを供給するP型のトランジスタM3、M4とを含む。ただし、ANDゲート9bの書き込みデータDinは反転されて入力される。トランジスタM3は、ゲートをNANDゲート9cの出力に、一方の端子を電源配線に、他方の端子を第2ビット線5にそれぞれ接続されている。トランジスタM4は、ゲートをNANDゲート9dの出力に、一方の端子を電源配線に、他方の端子を第1ビット線4にそれぞれ接続されている。
書き込み動作時(アドレス信号Ay及び書き込み信号WAENがHighレベル)において、例えば、書き込みデータDinが「0」の時、トランジスタM3がオフ状態、トランジスタM4がオン状態となる。それにより、第1ビット線4に書き込み電流Iwが流れる。同様に、書き込みデータDinが「1」の時、トランジスタM3がオン状態、トランジスタM4がオフ状態となる。それにより、第2ビット線5に書き込み電流Iwが流れる。
図6は、図2のMRAMにおける終端回路14の構成の他の一例を示す回路図である。この終端回路14は、図5に示す書き込み回路9を用いた場合に用いられる。終端回路14は、第2ビット線5を接地するN型のトランジスタM1と、第1ビット線4を接地するN型のトランジスタM2とを含む。トランジスタM1は、ゲートをNANDゲート9cの出力信号を供給するデータ線DLに、一方の端子を第2ビット線5に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM2は、ゲートをNANDゲート9dの出力信号を供給するデータ線/DLに、一方の端子を第1ビット線4に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。このように、終端回路14の構成は極めて簡単であり、回路面積の増加を小さく抑えることが出来る。
書き込み動作時において、例えば、書き込みデータDinが「0」の時、トランジスタM1がオン状態、トランジスタM2がオフ状態となる。この時、書き込み電流Iwは、第1ビット線4から選択セル2を通過し、第2ビット線5に入った後、最寄の終端回路14のトランジスタM1を介して接地線に流れる。同様に、書き込みデータDinが「1」の時、トランジスタM1がオフ状態、トランジスタM2がオン状態となる。この時、書き込み電流Iwは、第2ビット線5から選択セル2を通過し、第1ビット線4に入った後、最寄の終端回路14のトランジスタM2を介して接地線に流れる。すなわち、書き込み回路9の出力信号を流用することが出来るので、特別な制御信号を生成する回路が不要であり、極めて容易に終端回路14を動作させることが出来る。
本発明のMRAMの書き込み動作は、以下のようになる。まず、デコーダ8は、外部からの制御信号(図示されず)に基づいて、複数のワード線3のうちから選択ワード線3を選択する。これにより、選択ワード線3上の複数のメモリセル2において、第1トランジスタ6及び第2トランジスタ16がオン状態になる。デコーダ8は、それとともに、外部からの制御信号に基づいて選択した書き込み回路9へ、アドレス信号Ay及び書き込み信号WAENを出力する。書き込み回路9は、アドレス信号Ayに基づいて、選択ビット線組における第1ビット線4及び第2ビット線5のうちの一方をHighレベルに、他方をLowレベルに設定する。選択ワード線3と選択ビット線組とにより選択セル2が選択される。書き込み回路9は、選択第1ビット線4−選択セル2−選択第2ビット線5の経路に、書き込みデータに対応した向きで書き込み電流Iwを流す。それにより、選択セル2において、第1トランジスタ6及び第2トランジスタ16を介して書き込み電流Iwが流れる。その書き込み電流Iwの生成する磁場により、MTJ素子107に書き込みデータが書込まれる。このとき、選択セル2を通過した書き込み電流Iwは、最寄の終端回路14へ主に流れ込む。すなわち、書き込み電流Iwは、選択セル2の最も近い位置にある終端回路14に主に流れ込むため、終端側のビット線(図2の場合、第1ビット線4)の一部にしか流れない。そのため、終端側のビット線の寄生抵抗20を実質的に低減することが出来る。
本発明のMRAMの読み出し動作は、以下のようになる。まず、デコーダ8は、外部からの制御信号(図示されず)に基づいて、複数のワード線3のうちから選択ワード線3を選択する。これにより、選択ワード線3上の複数のメモリセル2において、第1トランジスタ6及び第2トランジスタ16がオン状態になる。デコーダ8は、それとともに、アドレス信号Ay及び読み出し信号を読み出し回路(図示されず)へ出力する。読み出し回路(図示されず)は、アドレス信号Ayに基づいて、複数の第3ビット線10から選択第3ビット線10を選択する。そして、書き込み回路9は、第1ビット線4及び第2ビット線5を共に接地する。選択ワード線3と選択第3ビット線10とにより選択セル2が選択される。読み出し回路(図示されず)は、選択第3ビット線10−選択セル2のMTJ素子7−選択第2ビット線5及び選択第1ビット線4の経路に、所定の読み出し電流IRを流す。そのとき、選択第3ビット線10に発生する電圧の大きさで、MTJ素子7に記憶されたデータを読み出す。すなわち、従来と同様に読み出しが可能である。この時、図4に示す終端回路14を用いた場合、トランジスタM1、M2は共にオフの状態である。つまり、読み出し電流IRは、書き込み回路9内で終端される。図6に示す終端回路14を用いた場合、トランジスタM1とM2は共にオンの状態となる。つまり、読み出し電流IRは、選択セル2から最も近い終端回路14で終端される。
図7は、本発明のMRAMの回路シミュレーション結果を示すグラフである。図7は、以上説明した書き込み回路9と終端回路14とを用い、終端回路14をメモリアレイ1内に4箇所分散配置させた場合の回路シミュレーション結果である。横軸は、一つの書き込み回路9の担当するワード線3の本数(=担当するメモリセル2の個数)を示す。縦軸は、同一の駆動力で供給可能な書き込み電流Iwの大きさを示す。また、曲線Aは本発明の場合、曲線Bは従来例の場合をそれぞれ示す。
書き込み電流Iwの最低許容値を0.5mAとした場合、従来例(曲線B)において許容されるワード線3の本数は最大256本程度である。一方、本発明(曲線A)において許容されるワード線3の本数は最大512本程度となる。この結果、本発明(曲線A)は、終端回路14をメモリアレイ1内に有さない従来例(曲線B)と比較して、ワード線の本数を2倍に増加させることができる。すなわち、このグラフは、書き込み用のビット線(第1ビット線4、第2ビット線5)の配線幅を太くすることなく、また、メモリセル2やメモリアレイ1の面積の増加を低く抑えながら、メモリアレイ1あたりのビット容量を2倍にできることを意味している。
すなわち、本発明により、2T1MTJセルを用いたMRAMにおいて、メモリセルやメモリアレイの面積を増加させることなく安定して十分な書き込み電流をメモリセルに供給することができる。それにより、効率よくメモリ容量を増加させることができる。
(第2の実施例)
本発明のMRAMの第2の実施例について、添付図面を参照して説明する。図8は、本発明のMRAMの第2の実施例の構成を示すブロック図である。MRAMは、メモリアレイ1、デコーダ8及び複数の書き込み回路9を具備する。
本実施例のMRAMは、メモリアレイ1において、更に、分散的に配置された複数の供給回路15を備えている点が、第1の実施例のMRAMと異なる。複数の供給回路15各々は、例えば、複数の終端回路14の各々に組み合わされて、隣接するように配置されている。すなわち、一つの終端回路14と一つの供給回路15とが組みになって配置されている。
供給回路15は、一方の端子を第1ビット線4に、他方の端子を第2ビット線5にそれぞれ接続されている。書き込み回路9から書き込み信号WAENを反転した反転書き込み信号/WAENを供給される。供給回路15は、反転書き込み信号/WAEN、第1ビット線4及び第2ビット線5の電位に基づいて、選択セル2へ書き込み電流Iwを供給する。例えば、図8に記載の例では、供給回路15は、反転書き込み信号/WAENがLow、第1ビット線4がLow、及び第2ビット線5がHighのとき、第2ビット線5へ書き込み電流Iwを供給する。その書き込み電流Iwは、選択セル2−第1ビット線4と流れた後で終端回路14へ流れ込む。書き込み電流Iwの向きを逆にした場合、供給回路15は、第1ビット線4へ書き込み電流Iwを供給する。その書き込み電流Iwは、選択セル2−第2ビット線5と流れた後で終端回路14へ流れ込む。
このような供給回路15を更に設けることで、書き込み回路9のみではなく、選択セル2に最も近い位置にある供給回路15から書き込み電流Iwが主に供給される(他の供給回路15からも一部書き込み電流Iwは供給されるが、最も近い位置にある供給回路15が一番多く供給する)。そして、選択セル2を通過した書き込み電流Iwは、最も近い位置にある終端回路14へ主に流れることになる(他の終端回路14へも一部書き込み電流Iwは流れるが、最も近い位置にある終端回路14へ一番多く流れる)。すなわち、供給側のビット線(図8の場合、第2ビット線5)と終端側のビット線(図8の場合、第1ビット線4)の両方の実質的な寄生抵抗20を第1の実施例よりもさらに低減することが可能となる。
他の構成については、第1の実施例と同様であるので、その説明を省略する。
図9は、図8のMRAMにおける終端回路14及び供給回路15の構成の一例を示す回路図である。図3に示した書き込み回路9を本実施例に用いた場合の終端回路14及び供給回路15を示している。この例では、終端回路14と供給回路15とが一体化されている。すなわち、一体化された終端回路14及び供給回路15は、第2ビット線5を接地するN型のトランジスタM1と、第1ビット線4を接地するN型のトランジスタM2と、第2ビット線5に書き込み電流Iwを供給するP型のトランジスタM3、M5と、第1ビット線4に書き込み電流をIwを供給するP型のトランジスタM4、M6とを含む。
トランジスタM1は、ゲートを第1ビット線4に、一方の端子を第2ビット線5に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM3は、ゲートを第1ビット線4に、一方の端子を電源配線に、他方の端子をトランジスタM5の一方の端子にそれぞれ接続されている。トランジスタM5は、ゲートを反転書き込み信号/WAENの供給配線に、一方の端子をトランジスタM3の他方の端子に、他方の端子を第2ビット線5にそれぞれ接続されている。
また、トランジスタM2は、ゲートを第2ビット線5に、一方の端子を第1ビット線4に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM4は、ゲートを第2ビット線5に、一方の端子を電源配線に、他方の端子をトランジスタM6の一方の端子にそれぞれ接続されている。トランジスタM6は、ゲートを反転書き込み信号/WAENの供給配線に、一方の端子をトランジスタM4の他方の端子に、他方の端子を第1ビット線4にそれぞれ接続されている。
例えば、書き込み動作時において、書き込みデータDinが「0」の時、第1ビット線4がHighレベルであるからトランジスタM1がオン状態、トランジスタM3がオフ状態となる。第2ビット線5がLowレベルであるからトランジスタM2がオフ状態、トランジスタM4がオン状態となる。反転書き込み信号/WAENがLowレベルに活性化されると、トランジスタM5、M6はオン状態となる。このとき、書き込み電流Iwは、電源配線(Vdd)からトランジスタM4、M6を介して第1ビット線4に供給される。書き込み電流Iwは、第1ビット線4から選択セル2を通過し、第2ビット線5に入った後、トランジスタM1を介して接地線に流れる。すなわち、一体化された終端回路14及び供給回路15は、第1ビット線4側で供給回路15として動作し、第2ビット線5側で終端回路14として動作する。
同様に、書き込みデータDinが「1」の時、第1ビット線4がLowレベルであるからトランジスタM1がオフ状態、トランジスタM3がオン状態となる。第2ビット線5がHighレベルであるからトランジスタM2がオン状態、トランジスタM4がオフ状態となる。反転書き込み信号/WAENがLowレベルに活性化されると、トランジスタM5、M6はオン状態となる。このとき、書き込み電流Iwは、電源配線(Vdd)からトランジスタM3、M5を介して第2ビット線5に供給される。書き込み電流Iwは、第2ビット線5から選択セル2を通過し、第1ビット線4に入った後、トランジスタM2を介して接地線に流れる。すなわち、一体化された終端回路14及び供給回路15は、第2ビット線5側で供給回路15として動作し、第1ビット線4側で終端回路14として動作する。
なお、読み出し動作時において、反転書き込み信号/WAENは非活性のHighレベルになる。そのため、一体化された終端回路14及び供給回路15では、トランジスタM5、M6がオフ状態になり、供給回路15としては動作しない。また、読み出し動作では、例えば、第2ビット線5及び第1ビット線4は共にLowレベルとなるので、トランジスタM1、M2は共にオフ状態となる。そのため、第2ビット線5及び第1ビット線4を流れる読み出し電流IRは、一体化された終端回路14及び供給回路15に影響されること無く、接地線へ流れる。従って、一体化された終端回路14及び供給回路15は、読み出し動作には影響しない。
本発明のMRAMの書き込み動作は、以下のようになる。まず、デコーダ8は、外部からの制御信号(図示されず)に基づいて、複数のワード線3のうちから選択ワード線3を選択する。これにより、選択ワード線3上の複数のメモリセル2において、第1トランジスタ6及び第2トランジスタ16がオン状態になる。デコーダ8は、それとともに、外部からの制御信号に基づいて選択した書き込み回路9へ、アドレス信号Ay及び書き込み信号WAENを出力する。書き込み回路9は、アドレス信号Ayに基づいて、選択ビット線組における第1ビット線4及び第2ビット線5のうちの一方をHighレベルに、他方をLowレベルに設定する。選択ワード線3と選択ビット線組とにより選択セル2が選択される。加えて、書き込み回路9は、反転書き込み信号/WAENを終端回路14及び供給回路15へ供給する。このとき、供給回路15は、書き込みデータに対応した向きに対応して、選択第1ビット線4−選択セル2−選択第2ビット線5−終端回路14の経路、又は、選択第2ビット線5−選択セル2−選択第1ビット線4−終端回路14の経路に書き込み電流Iwを流す。それにより、選択セル2において、第1トランジスタ6及び第2トランジスタ16を介して書き込み電流Iwが流れる。その書き込み電流Iwの生成する磁場により、MTJ素子107に書き込みデータが書込まれる。このとき、書き込み電流Iwは、選択セル2に最も近い位置にある供給回路15から主に供給されるので、供給側のビット線(図8の場合、第2ビット線5)の一部にしか流れない。したがって、供給側のビット線の寄生抵抗20を実質的に低減することができる。加えて、書き込み電流Iwは、選択セル2を通過した後に最も近い位置にある終端回路14へ主に流れ込むので、終端側のビット線(図8の場合、第1ビット線4)の一部にしか流れない。したがって、終端側のビット線の寄生抵抗20を実質的に低減することができる。
本発明のMRAMの読み出し動作は、第1の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
図10は、MRAMにおける終端回路14及び供給回路15の構成の他の一例を示す回路図である。図3に示した書き込み回路9を本実施例に用いた場合の他の終端回路14及び供給回路15を示している。この例では、終端回路14と供給回路15とが一体化されている。すなわち、一体化された終端回路14及び供給回路15は、NORゲート14aと、NORゲート14bとを含む。NORゲート14aは、第1ビット線4と反転書き込み信号/WAENとを入力とし、出力が第2ビット線5と接続されている。NORゲート14bは、第2ビット線5と反転書き込み信号/WAENとを入力とし、出力が第1ビット線4と接続されている。本回路を用いたMRAMの動作については、図9を用いた場合と同様であるので、その説明を省略する。
本実施例の場合にも、第1の実施例と同様の効果を得ることが出来る。特に、終端側のビット線の寄生抵抗20に加えて、供給側のビット線の寄生抵抗20を低減できるので、その効果をより大きくすることが可能となる。
すなわち、本発明により、2T1MTJセルを用いたMRAMにおいて、メモリセルやメモリアレイの面積を増加させることなく安定して十分な書き込み電流をメモリセルに供給することができる。それにより、効率よくメモリ容量を増加させることができる。
(第3の実施例)
本発明のMRAMの第3の実施例について、添付図面を参照して説明する。図11は、本発明のMRAMの第3の実施例の構成を示すブロック図である。MRAMは、メモリアレイ1、デコーダ8及び複数の書き込み回路9を具備する。
本実施例のMRAMは、メモリアレイ1において、第3ビット線10が無く、MTJ素子7の片側の端子が接地されている点、及び第1ビット線(/BL)4及び第2ビット線(BL)5が、書き込みと読み出しで共有される点で第1の実施例と異なる。
読み出し動作時において、センスアンプ(図示されず)と電気的に接続された第2ビット線5に読み出し電流IRを流すため、書き込み回路9及び終端回路14は、第2ビット線5及び第1ビット線4と電気的に切断された状態である必要がある。従って、書き込み回路9は図5に示す回路が用いられる。その他の構成は、第1の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
書き込み電流経路は第1の実施例と同様である。
図12は、図11のMRAMにおける終端回路14の構成の他の一例を示す回路図である。この終端回路14は、図5に示す書き込み回路9を用いた場合に用いられる。終端回路14は、第2ビット線5を接地するN型のトランジスタM1、M7と、第1ビット線4を接地するN型のトランジスタM2、M8とを含む。書き込み回路9から書き込み信号WAENを供給される。トランジスタM1は、ゲートを第1ビット線4に、一方の端子をトランジスタM7に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM7は、ゲートを書き込み信号WAENの供給配線に、一方の端子を第2ビット線5に、他方の端子をトランジスタM1の一方の端子にそれぞれ接続されている。トランジスタM2は、ゲートを第2ビット線5に、一方の端子をトランジスタM8に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM8は、ゲートを書き込み信号WAENの供給配線に、一方の端子を第1ビット線4に、他方の端子をトランジスタM2の一方の端子にそれぞれ接続されている。このように、終端回路14の構成は極めて簡単であり、回路面積の増加を小さく抑えることが出来る。
書き込み動作時において、書き込み信号WAENは活性状態(Highレベル)でトランジスタM7、M8がオン状態となる。書き込みデータDinが「0」の時、第1ビット線4はHighレベルであるから、トランジスタM1がオン状態となる。一方、第2ビット線5は、LowレベルであるからトランジスタM2がオフ状態となる。このとき、書き込み電流Iwは、第1ビット線4から選択セル2を通過し、第2ビット線5に入った後、トランジスタM7、M1を介して接地線に流れる。
同様に、書き込みデータDinが「1」の時、第1ビット線4は、Lowレベルであるから、トランジスタM1がオフ状態となる。一方、第2ビット線5は、HighレベルであるからトランジスタM2がオン状態となる。このとき、書き込み電流Iwは、第2ビット線5から選択セル2を通過し、第1ビット線4に入った後、トランジスタM8、M2を介して接地線に流れる。
なお、読み出し動作時は、書き込み信号WAENが非活性状態(Lowレベル)で、トランジスタM7、M8がオフ状態となる。そのため、メモリアレイ1内の全ての終端回路14は、第2ビット線5及び第1ビット線4と電気的に切断される。従って、読み出し動作時に終端回路14の影響は無い。
本実施例における書き込み動作は、書き込み動作時に、終端回路14に書き込み信号WAENが供給される他は、第1の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
本実施例における読み出し動作は、第1の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
本実施例の場合にも、第1の実施例と同様の効果を得ることが出来る。そして、本発明により、2T1MTJセルを用いたMRAMにおいて、メモリセルやメモリアレイの面積を増加させることなく安定して十分な書き込み電流をメモリセルに供給することができる。それにより、効率よくメモリ容量を増加させることができる。
(第4の実施例)
本発明のMRAMの第4の実施例について、添付図面を参照して説明する。図13は、本発明のMRAMの第4の実施例の構成を示すブロック図である。MRAMは、メモリアレイ1、デコーダ8及び複数の書き込み回路9を具備する。
本実施例のMRAMは、メモリアレイ1において、第3ビット線10が無く、MTJ素子7の片側の端子が接地されている点、及び第1ビット線4及び第2ビット線5が、書き込みと読み出しで共有される点で第2の実施例と異なる。
読み出し動作時において、センスアンプ(図示されず)と電気的に接続された第2ビット線5に読み出し電流IRを流すため、書き込み回路9及び終端回路14は、第2ビット線5及び第1ビット線4と電気的に切断された状態である必要がある。従って、書き込み回路9は図5に示す回路が用いられる。その他の構成は、第2の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
書き込み電流経路は第2の実施例と同様である。
図14は、図13のMRAMにおける終端回路14及び供給回路15の構成の一例を示す回路図である。図3に示した書き込み回路9を本実施例に用いた場合の終端回路14及び供給回路15を示している。この例では、終端回路14と供給回路15とが一体化されている。すなわち、一体化された終端回路14及び供給回路15は、第2ビット線5を接地するN型のトランジスタM1、M7と、第1ビット線4を接地するN型のトランジスタM2、M8と、第2ビット線5に書き込み電流Iwを供給するP型のトランジスタM3、M5と、第1ビット線4に書き込み電流をIwを供給するP型のトランジスタM4、M6とを含む。
トランジスタM1は、ゲートを第1ビット線4に、一方の端子をトランジスタM7に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM7は、ゲートを書き込み信号WAENの供給配線に、一方の端子を第2ビット線5に、他方の端子をトランジスタM1の一方の端子にそれぞれ接続されている。トランジスタM3は、ゲートを第1ビット線4に、一方の端子を電源配線に、他方の端子をトランジスタM5の一方の端子にそれぞれ接続されている。トランジスタM5は、ゲートを反転書き込み信号/WAENの供給配線に、一方の端子をトランジスタM3の他方の端子に、他方の端子を第2ビット線5にそれぞれ接続されている。
また、トランジスタM2は、ゲートを第2ビット線5に、一方の端子をトランジスタM8に、他方の端子を接地線にそれぞれ接続されている。トランジスタM8は、ゲートを書き込み信号WAENの供給配線に、一方の端子を第1ビット線4に、他方の端子をトランジスタM2の一方の端子にそれぞれ接続されている。トランジスタM4は、ゲートを第2ビット線5に、一方の端子を電源配線に、他方の端子をトランジスタM6の一方の端子にそれぞれ接続されている。トランジスタM6は、ゲートを反転書き込み信号/WAENの供給配線に、一方の端子をトランジスタM4の他方の端子に、他方の端子を第1ビット線4にそれぞれ接続されている。
すなわち、第1ビット線4を入力とし第2ビット線5を出力とするトランジスタM1、M3、M5、M7から成るクロックト・インバータと、第2ビット線5を入力とし第1ビット線4を出力とするM2、M4、M6、M8から成るクロックト・インバータから構成されている。
この一体化された終端回路14及び供給回路15では、書き込み信号が活性状態(書き込み信号WAENがHighレベル、反転書き込み信号/WAENがLowレベル)である時のみ、書き込みデータDinに応じて第2ビット線5と第1ビット線4のいずれか一方が接地され、もう一方が電源電圧(Vdd)となる。そして、一体化された終端回路14及び供給回路15は、第1ビット線4側の回路及び第2ビット線5側の回路のうち、一方が供給回路15として動作し、他方が終端回路14として動作する。
読み出し動作時では、この一体化された終端回路14及び供給回路15は、トランジスタM5、M6、M7、M8が全てオフ状態となるので、メモリアレイ1内において、第2ビット線5及び第1ビット線4と電気的に切断される。
本実施例における書き込み動作は、書き込み動作時に、終端回路14に書き込み信号WAENが供給される他は、第2の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
本実施例における読み出し動作は、第2の実施例と同様であるのでその説明を省略する。
本実施例の場合にも、第1の実施例と同様の効果を得ることが出来る。そして、本発明により、2T1MTJセルを用いたMRAMにおいて、メモリセルやメモリアレイの面積を増加させることなく安定して十分な書き込み電流をメモリセルに供給することができる。それにより、効率よくメモリ容量を増加させることができる。
上述のように、本発明の磁気ランダムアクセスメモリは、第1配線及び第2配線と、複数の第3配線と、複数のメモリセルと、終端部とを具備する。第1配線及び第2配線は、第1方向へ延在する。複数の第3配線は、第2方向へ延在する。複数のメモリセルは、第1配線及び第2配線と複数の第3配線との交点の各々に対応して設けられている。終端部は、複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、第1配線と第2配線とに接続されている。複数のメモリセルの各々は、2つのトランジスタと、磁気抵抗素子とを備える。2つのトランジスタは、第1配線と第2配線との間に直列に接続され、第3配線の信号で制御される。磁気抵抗素子は、2つのトランジスタをつなぐ配線に接続されている。メモリセルの書き込み動作時に、第1配線及び第2配線のいずれか一方から他方へ2つのトランジスタを介して書き込み電流を流すとき、終端部は他方を接地する。
このような本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、第1配線と第2配線とに接続された供給部を更に具備していても良い。このとき、書き込み動作時に、供給部は、第1配線及び第2配線のいずれか一方へ書き込み電流を供給する。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、終端部は、第1トランジスタと、第2トランジスタとを備えていても良い。このとき、第1トランジスタは、ソースが接地され、ゲートが第1配線と、ドレインが第2配線と接続されている。一方、第2トランジスタは、ソースが接地され、ゲートが第2配線と、ドレインが第1配線と接続されている。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、終端部は、第3トランジスタと、第4トランジスタとを更に備えていても良い。このとき、第3トランジスタは、第2配線と第1トランジスタのドレインとの間に設けられ、書き込み動作時に、第2配線と第1トランジスタのドレインとを電気的に接続する。一方、第4トランジスタは、第1配線と第2トランジスタのドレインとの間に設けられ、書き込み動作時に、第1配線と第2トランジスタのドレインとを電気的に接続する。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、供給部は、第5トランジスタと、第6トランジスタとを備えていても良い。このとき、第5トランジスタは、ソースが電源線と、ゲートが第1配線と、ドレインが第2配線と接続される。第6トランジスタは、ソースが電源線と、ゲートが第2配線と、ドレインが第1配線と接続される。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、供給部は、第7トランジスタと、第8トランジスタとを更に備えていても良い。このとき、第7トランジスタは、第2配線と第5トランジスタのドレインとの間に設けられ、書き込み動作時に、第2配線と第5トランジスタのドレインとを電気的に接続する。一方、第8トランジスタは、第1配線と第6トランジスタのドレインとの間に設けられ、書き込み動作時に、第1配線と第6トランジスタのドレインとを電気的に接続する。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、終端部は、第1トランジスタと、第2トランジスタとを備えていても良い。このとき、第1トランジスタは、ソースが接地され、ゲートが第1配線と、ドレインが第2配線と接続されている。一方、第2トランジスタは、ソースが接地され、ゲートが第2配線と、ドレインが第1配線と接続されている。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、終端部は、第3トランジスタと、第4トランジスタとを更に備えていても良い。このとき、第3トランジスタは、第2配線と第1トランジスタのドレインとの間に設けられ、書き込み動作時に、第2配線と第1トランジスタのドレインとを電気的に接続する。一方、第4トランジスタは、第1配線と第2トランジスタのドレインとの間に設けられ、書き込み動作時に、第1配線と第2トランジスタのドレインとを電気的に接続する。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、第1配線及び第2配線の端部と接続され、書き込み動作時に、書き込みデータに基づいて、第1配線及び第2配線のいずれか一方を相対的に高電位状態とし、他方を相対的に低電位状態とする書き込み部を更に具備していても良い。
上述のように、本発明の磁気ランダムアクセスメモリの動作方法は、以下のステップを具備する。ここで、磁気ランダムアクセスメモリは、第1配線及び第2配線と、複数の第3配線と、複数のメモリセルと、終端部と、書き込み部とを具備する。第1配線及び第2配線は、第1方向へ延在する。複数の第3配線は、第2方向へ延在する。複数のメモリセルは、第1配線及び第2配線と複数の第3配線との交点の各々に対応して設けられている。終端部は、複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、第1配線と第2配線とに接続されている。書き込み部は、第1配線及び第2配線の端部と接続されている。複数のメモリセルの各々は、2つのトランジスタと、磁気抵抗素子とを備える。2つのトランジスタは、第1配線と第2配線との間に直列に接続され、第3配線の信号で制御される。磁気抵抗素子は、2つのトランジスタをつなぐ配線に接続されている。磁気ランダムアクセスメモリの動作方法は、メモリセルの書き込み動作時に、(A)書き込み部が、書き込みデータに基づいて、第1配線及び第2配線のいずれか一方を相対的に高電位状態とし、他方を相対的に低電位状態とするステップと、(B)一方から他方へ2つのトランジスタを介して書き込み電流が流れるとき、終端部が、他方を接地するステップとを具備する。
また、本発明の磁気ランダムアクセスメモリの動作方法において、半導体装置は、複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、第1配線と第2配線とに接続された供給部を更に具備していても良い。このとき、(B)ステップは、(B1)供給部が、一方へ書き込み電流を供給する。
本発明により、2T1MTJセルを用いたMRAMにおいて、メモリセルやメモリアレイの面積を増加させることなく、より安定的に十分な書き込み電流をメモリセルに供給することができる。加えて、効率よくメモリ容量を増加させることができる。
本発明は上記実施例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例は適宜変更され得ることは明らかである。

Claims (11)

  1. 第1方向へ延在する第1配線及び第2配線と、
    第2方向へ延在する複数の第3配線と、
    前記第1配線及び前記第2配線と前記複数の第3配線との交点の各々に対応して設けられた複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、前記第1配線と前記第2配線とに接続された終端部と
    を具備し、
    前記複数のメモリセルの各々は、
    前記第1配線と前記第2配線との間に直列に接続され、前記第3配線の信号で制御される2つのトランジスタと、
    前記2つのトランジスタをつなぐ配線に接続された磁気抵抗素子と
    を含み、
    前記メモリセルの書き込み動作時に、前記第1配線及び前記第2配線のいずれか一方から他方へ前記2つのトランジスタを介して書き込み電流を流すとき、前記終端部は前記他方を接地する
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 請求の範囲1に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、前記第1配線と前記第2配線とに接続された供給部を更に具備し、
    前記書き込み動作時に、前記供給部は、前記第1配線及び前記第2配線のいずれか一方へ前記書き込み電流を供給する
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 請求の範囲1に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記終端部は、
    ソースが接地され、ゲートが前記第1配線と、ドレインが前記第2配線と接続される第1トランジスタと、
    ソースが接地され、ゲートが前記第2配線と、ドレインが前記第1配線と接続される第2トランジスタと
    を備える
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 請求の範囲3に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記終端部は、
    前記第2配線と前記第1トランジスタのドレインとの間に設けられ、前記書き込み動作時に、前記第2配線と前記第1トランジスタのドレインとを電気的に接続する第3トランジスタと、
    前記第1配線と前記第2トランジスタのドレインとの間に設けられ、前記書き込み動作時に、前記第1配線と前記第2トランジスタのドレインとを電気的に接続する第4トランジスタと
    を更に備える
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  5. 請求の範囲2に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記供給部は、
    ソースが電源線と、ゲートが前記第1配線と、ドレインが前記第2配線と接続される第5トランジスタと、
    ソースが電源線と、ゲートが前記第2配線と、ドレインが前記第1配線と接続される第6トランジスタと
    を備える
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  6. 請求の範囲5に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記供給部は、
    前記第2配線と前記第5トランジスタのドレインとの間に設けられ、前記書き込み動作時に、前記第2配線と前記第5トランジスタのドレインとを電気的に接続する第7トランジスタと、
    前記第1配線と前記第6トランジスタのドレインとの間に設けられ、前記書き込み動作時に、前記第1配線と前記第6トランジスタのドレインとを電気的に接続する第8トランジスタと
    を更に備える
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  7. 請求の範囲6に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記終端部は、
    ソースが接地され、ゲートが前記第1配線と、ドレインが前記第2配線と接続される第1トランジスタと、
    ソースが接地され、ゲートが前記第2配線と、ドレインが前記第1配線と接続される第2トランジスタと
    を備える
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  8. 請求の範囲7に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記終端部は、
    前記第2配線と前記第1トランジスタのドレインとの間に設けられ、前記書き込み動作時に、前記第2配線と前記第1トランジスタのドレインとを電気的に接続する第3トランジスタと、
    前記第1配線と前記第2トランジスタのドレインとの間に設けられ、前記書き込み動作時に、前記第1配線と前記第2トランジスタのドレインとを電気的に接続する第4トランジスタと
    を更に備える
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  9. 請求の範囲1乃至8のいずれか一項に記載の磁気ランダムアクセスメモリにおいて、
    前記第1配線及び前記第2配線の端部と接続され、前記書き込み動作時に、書き込みデータに基づいて、前記第1配線及び前記第2配線のいずれか一方を相対的に高電位状態とし、他方を相対的に低電位状態とする書き込み部を更に具備する
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  10. 磁気ランダムアクセスメモリの動作方法であって、
    ここで、前記磁気ランダムアクセスメモリは、
    第1方向へ延在する第1配線及び第2配線と、
    第2方向へ延在する複数の第3配線と、
    前記第1配線及び前記第2配線と前記複数の第3配線との交点の各々に対応して設けられた複数のメモリセルと、
    前記複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、前記第1配線と前記第2配線とに接続された終端部と、
    前記第1配線及び前記第2配線の端部と接続された書き込み部と
    を具備し、
    前記複数のメモリセルの各々は、
    前記第1配線と前記第2配線との間に直列に接続され、前記第3配線の信号で制御される2つのトランジスタと、
    前記2つのトランジスタをつなぐ配線に接続された磁気抵抗素子と
    を含み、
    前記磁気ランダムアクセスメモリの動作方法は、前記メモリセルの書き込み動作時に、
    (A)前記書き込み部が、書き込みデータに基づいて、前記第1配線及び前記第2配線のいずれか一方を相対的に高電位状態とし、他方を相対的に低電位状態とするステップと、
    (B)前記一方から前記他方へ前記2つのトランジスタを介して書き込み電流が流れるとき、前記終端部が、前記他方を接地するステップと
    を具備する
    磁気ランダムアクセスメモリの動作方法。
  11. 請求の範囲10に記載の磁気ランダムアクセスメモリの動作方法において、
    前記半導体装置は、前記複数のメモリセルの間に少なくとも一つ設けられ、前記第1配線と前記第2配線とに接続された供給部を更に具備し、
    前記(B)ステップは、
    (B1)前記供給部が、前記一方へ前記書き込み電流を供給する
    磁気ランダムアクセスメモリの動作方法。
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