JP5042916B2 - 作業車両の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、作業機クラッチを入切制御する作業車両の制御装置に関する。
機体に連結される作業機に動力を出力する出力軸への動力伝動を入切作動によって断続させる作業機クラッチと、クラッチ操作具と、機体を走行させる走行部への動力伝動を入切作動によって断続させる走行クラッチの入切を検出する入切検出手段又は作業機の昇降を検出する昇降検出手段と、切替操作具と、作業機クラッチを入切制御する制御部とを備え、制御部が、切替操作具によるモード切替操作を検出することにより、入切検出手段の検出結果又は昇降検出手段の検出結果に基づき作業機の昇降作動又は走行クラッチの入切作動に作業機クラッチの入切作動を連動させる連動モードと、クラッチ操作具の入切操作によって作業機クラッチを入切作動させる独立モードとのモード切替を実行する作業車両の制御装置が従来公知である。
上記作業車両の制御装置は、連動モードへのモード切替により、作業機の上昇作動又は走行クラッチの入作動に作業機クラッチの入作動が連動するとともに、作業機の下降作動又は走行クラッチの切作動に作業機クラッチの切作動が連動するようになり、オペレータがクラッチ操作具を介して作業機クラッチの入切操作を行う必要がないため、利便性が高いというメリットがある一方で、上記モード切替が実行されると、オペレータの意図しない作業機クラッチの入作動が行われることがあるという欠点があった。なお、オペレータの意図しない作業機クラッチの入作動の例としては、クラッチ操作具の入操作状態時に連動モードから独立モードへの切替が行われることにより作業機クラッチが入作動して作業機が駆動される場合等が挙げられる。
上記欠点が改善するため、上記モード切替を実行するにあたり、クラッチ操作具の入操作状態が検出されると、作業機クラッチの入作動を規制する規制モードに移行することにより、オペレータの意図しない作業機クラッチの入作動を防止する特許文献1に示す作業車両の制御装置が公知になっている。
特開2007−161025号公報
しかし、上記文献の作業車両の制御装置は、作業機を所定高さ以下に下降させるとともに作業機クラッチを入作動させて圃場での作業を行っている場合等、オペレータが意図的にクラッチ操作具を入操作させている際にもモード切替により不必要に規制モードへ移行してしまうため、その度に規制モードを解除する操作が必要になるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決し、入切検出手段の検出結果又は昇降検出手段の検出結果に基づき作業機の昇降作動又は走行クラッチの入切作動に作業機クラッチの入切作動を連動させる連動モードと、クラッチ操作具の入切操作によって作業機クラッチを入切作動させる独立モードとのモード切替を実行できる作業車両の制御装置において、オペレータの意図しない作業クラッチの入作動を防止しつつ、不必要に規制モードへ移行することを防止して規制モードの解除操作回数を減少させることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の作業車両の制御装置は、第1に、機体3に連結される作業機に動力を出力する出力軸29への動力伝動を入切作動によって断続させる作業機クラッチ18と、クラッチ操作具57と、機体3を走行させる走行部1L,1Rへの動力伝動を入切作動によって断続させる走行クラッチの入切を検出する入切検出手段又は作業機の昇降を検出する昇降検出手段53と、切替操作具56と、作業機クラッチ18を入切制御する制御部52とを備え、制御部52が、切替操作具56によるモード切替操作を検出することにより、入切検出手段の検出結果又は昇降検出手段53の検出結果に基づき作業機の昇降作動又は走行クラッチの入切作動に作業機クラッチ18の入切作動を連動させる連動モードと、クラッチ操作具57の入切操作によって作業機クラッチ18を入切作動させる独立モードとのモード切替を実行できる作業車両の制御装置であって、制御部52が、前記モード切替操作の検出時、クラッチ操作具57が入操作状態であるとともに前記モード切替により作業機クラッチ18が切状態から入状態になる場合にのみ、作業機クラッチ18の入作動を規制する規制モードに移行するように構成されたことを特徴としている。
第2に、制御部52が、切替操作具56による連動モードから独立モードへのモード切替操作及びクラッチ操作具57の入操作状態の検出時、入切検出手段又は昇降検出手段53による走行クラッチの入状態又は作業機の下降が検出された場合には、前記モード切替前から作業機クラッチ18が入状態であるため、規制モードに移行しないことを特徴としている。
第3に制御部52が、切替操作具56による独立モードから連動モードへのモード切替操作及びクラッチ操作具57の入操作状態の検出時、入切検出手段又は昇降検出手段53による走行クラッチの切状態又は作業機の上昇が検出された場合には、前記モード切替後に作業機クラッチ18が切状態になるため、規制モードに移行しないことを特徴としている。
第4に、規制モード時、クラッチ操作具57の切操作が検出されると、規制モードを解除して作業機クラッチ18の入作動を許容するように制御部52を構成したことを特徴としている。
以上のように構成される本発明の作業車両の制御装置によれば、不必要な規制モードへの移行が是正され、独立モードと連動モードとのモード切替によるオペレータの意図しない作業クラッチの入作動を防止しつつ、規制モードを解除する操作回数を減少させることができるため、操作性が向上するという効果がある。
規制モード時、クラッチ操作具の切操作が検出されると、規制モードを解除して作業機クラッチの入作動を許容するように制御部を構成しているため、別途、規制モードを解除するための操作具を設ける必要がないという効果がある。
以下、図示する例に基づき本発明の実施形態に説明する。
図1は、本発明の作業車両の制御装置を適用したトラクタの全体側面図である。本トラクタは、クローラ式走行装置からなる左右一対の走行部1L,1Rと、走行部1L,1Rに機体フレーム2を介して支持される走行機体(機体)3と、走行機体3の後端部に昇降装置4を介して昇降可能に連結される図示しないロータリ耕耘装置(作業機)とを備えている。
上記走行機体3の前部にはエンジン6を収容するボンネット7が設けられ、該ボンネット7の後方には操縦部(図示しない)を覆うキャビン8が配置されている。
上記昇降装置4は、走行機体3の後端部の上下揺動自在に支持された前後方向の左右一対のリフトアーム9,9と、対応する左右のリフトアーム9,9の下方にそれぞれ位置するように走行機体3の後端部に上下揺動自在に支持された左右の前後方向のロアリンク11,11と、左右のリフトアーム9,9先端部と対応する左右のロアリンク11,11中途部とをそれぞれ連結する左右のリフトロッド12,12と、左右のリフトアーム9,9をそれぞれ上下揺動させる左右のリフトシリンダ13,13とを備えている。
左右のリフトシリンダ13,13は、単動式の油圧シリンダであり、伸長作動することによりロータリ耕耘装置を上昇させ、縮小作動することによりロータリ耕耘装置を下降させる。また、左右のリフトロッド12,12の何れか一方は、複動式の油圧シリンダからなるロッドシリンダ14であり、該ロッドシリンダ14の伸縮作動によって圃場の傾斜に関わらずロータリ耕耘装置の左右傾斜を一定に保持するローリング制御を行うことが可能になる。これらリフトシリンダ13及びロッドシリンダ14の伸縮制御を油圧装置16(図2参照)によって行う。
以上により、本トラクタは、ロータリ耕耘装置を所定高さ以下に下降作動させた状態で、走行部1L、1Rにより走行機体3を走行させるとともにロータリ耕耘装置を駆動させることにより、圃場の耕耘作業等を行う。
次に、図2に基づき、本トラクタの動力伝動構造について説明する。
図2は、本トラクタの動力伝動系統図及び油圧装置の油圧回路図である。上記エンジン6で発生させた動力によってエンジン出力軸17が回転駆動される。エンジン出力軸17の動力は、油圧クラッチである作業機クラッチ18に伝動される一方で、エンジン出力軸17と一体回転するギヤ21及び該ギヤ21と常時噛合うとともにポンプ軸22と一体回転するギヤ23によってポンプ軸22に伝動され、第1ポンプ24及び第2ポンプ26を駆動させる。
上記作業機クラッチ18は、入切作動によりエンジン出力軸17の動力を作業側伝動軸27に断続伝動するように構成されている。作業側伝動軸27の動力は、作業側伝動軸27と一体回転するギヤ28及びPTO軸(出力軸)29と一体回転するとともにギヤ28と常時噛合うギヤ31によって、PTO軸29に伝動される。そして、PTO軸29の動力を上記ロータリ耕耘装置に出力して該ロータリ耕耘装置を駆動させる。
また、ポンプ軸22の動力は、ポンプ軸22と一体回転するギヤ32及びギヤ32と常時噛合うとともに走行側伝動軸33と一体回転するギヤ34を介して、走行側伝動軸33に伝動される。そして、走行側伝動軸33の動力によって左右の走行部1L,1Rが各別に駆動される。
次に、本トラクタの油圧装置16の構成について説明する。
上記第1ポンプ24によって油圧タンク36から圧送されてくる圧油は電磁切換弁であるPTOバルブ(出力軸駆動手段,入切バルブ)37に供給される。該PTOバルブ37は、作業機クラッチ18に圧油を供給する流路を形成して作業機クラッチ18を入作動させる入りモードと、作業機クラッチ18から圧油を排出する流路を形成して作業機クラッチ18を切作動させる切りモードとのモード切換が可能なように構成されている。
上記第2ポンプ26によって油圧タンク36から圧送されてくる圧油は、走行機体3前方に設置されるドーザ(図示しない)を昇降駆動させる油圧シリンダ等である外部油圧機器(図示しない)用の圧油を取出す外部油圧取出バルブ38に供給される。外部油圧取出バルブ38内の圧油は、分流弁であるプライオリティバルブ39に供給される。プライオリティバルブ39は、上記のようにして圧送されてくる圧油を、上記ロッドシリンダ14を伸長作動させる電磁切換弁である姿勢制御バルブ41側への圧油と、リフトシリンダ13を伸長作動させる昇降制御バルブ42側への圧油とに分流するように構成されている。
上記姿勢制御バルブ41は、プライオリティバルブ39からの圧油を油圧タンク39に戻す流路を形成してロッドシリンダ14への圧油の排出・供給を停止することにより走行機体3に対するロータリ耕耘装置の相対的な左右傾斜角を固定する固定モードと、プライオリティバルブ39からの圧油をロッドシリンダ14の伸長側圧力室14aに供給するとともに縮小側圧力室14bの圧油を油圧タンク36側に戻す流路を形成してロッドシリンダ14を伸長作動させる伸長モードと、プライオリティバルブ39からの圧油をロッドシリンダ14の縮小側圧力室14bに供給するとともに伸長側圧力室14aの圧油を油圧タンク36側に戻す流路を形成してロッドシリンダ14を縮小作動させる縮小モードとのモード切換を行うように構成されている。
上記昇降制御バルブ42は、パイロット圧(作動油圧)によって開度が調整される油圧バルブである上昇バルブ43及び下降バルブ44と、上昇バルブ43へのパイロット圧を調製する上昇側比例電磁弁(作業機上昇作動手段)46と、下降バルブ44へのパイロット圧を調整する下降側比例電磁弁(作業機下降作動手段)47とを備えている。
上昇バルブ43は、プライオリティバルブ39から左右のリフトシリンダ13,13への圧油経路の途中に設けられている。上昇側比例電磁弁46は、入力されるパルス信号のデューティ比に応じた開度で開作動し、この開度に応じた大きさのパイロット圧の圧油を上昇バルブ43側に供給する。
上記パイロット圧の大きさ応じた開度で開作動する上昇バルブ43は、プライオリティバルブ39からの圧油を油路48から左右の各リフトシリンダ13の伸長側圧油室13aに供給し、上昇バルブ43の開度に応じた速度でロータリ耕耘装置を上昇させる。すなわち、油圧装置16は、上昇側比例電磁弁46に入力するパルス信号のディーティ比を調整することによってロータリ耕耘装置の上昇速度を制御できるように構成されている。
下降バルブ44は、左右のリフトシリンダ13,13から油圧タンク36への圧油経路の途中に設けられている。下降側比例電磁弁47は、入力されるパルス信号のデューティ比に応じた開度で開作動し、この開度に応じた大きさのパイロット圧の圧油を下降バルブ44側に供給する。
上記パイロット圧の大きさ応じた開度で開作動する下降バルブ44は、ロータリ耕耘装置の自重等によって左右の各リフトシリンダ13の伸長側圧油室13aから油路48を通過して下降バルブ44に送出される圧油を油圧タンク36側に排出することにより、下降バルブ44の開度に応じた速度でロータリ耕耘装置を下降させる。すなわち、油圧装置16は下降側比例電磁弁47に入力するパルス信号のディーティ比を調整することによってロータリ耕耘装置の下降速度を調整できるように構成される。
また、油路48には開度調節可能な油圧バルブ49が設置されており、この油圧バルブ49を最閉することにより、リフトシリンダ13から油圧タンク36への圧油の排出を規制してロータリ耕耘装置の下降をロックできる。上記PTOバルブ37、上昇側比例電磁弁46及び下降側比例電磁弁47は、本トラクタに搭載された制御装置51(図3参照)によって制御される。
次に、制御装置の構成について説明する。
図3は、制御装置のブロック図である。制御装置51は、マイコン等から構成される制御部52と、制御部52の入力側に接続される各種機器と、制御部52の出力側に接続される各種機器とから構成されている。
制御部52の入力側に接続される各種機器として、本トラクタは、リフトアーム9の基端部に設置されロータリ耕耘装置の昇降高さ(昇降)を検出するリフトアーム角センサ(昇降検出手段,昇降ポテンショ)53と、上記操縦部に配置されてロータリ耕耘装置の昇降操作を行う図示しないポジションレバー(昇降操作具,昇降レバー)の操作位置を検出する昇降操作ポテンショ(昇降操作検出手段)54と、上記操縦部に設けられた切替スイッチ(切替操作具,切替操作検出手段)56と、上記操縦部に設置されたPTOスイッチ(クラッチ操作具,クラッチ操作検出手段)57とを備えている。
一方、制御部52の出力側に接続される各種機器として、本トラクタは、前述したPTOバルブ37、上昇側比例電磁弁46及び下降側比例電磁弁47を備えている。なお、上記各種機器にくわえて、姿勢制御バルブ41を制御部52の出力側に接続してもよい。
そして、リフトアーム角センサ53、切替スイッチ56及びPTOスイッチ57の検出結果に基づき、PTOバルブ37を介して、制御部52が作業機クラッチ18の入切を制御してロータリ耕耘装置(PTO軸29)の駆動及び駆動停止を行う他、リフトアーム角センサ53及び昇降操作ポテンショ54の検出結果に基づき、上昇側比例電磁弁46及び下降側比例電磁弁47を介して、ロータリ耕耘装置が走行機体3に対して上記ポジションレバーの操作位置に対応した昇降高さになるように、制御部52がロータリ耕耘装置を昇降制御する。
なお、PTOスイッチ57及びPTOバルブ37は、電気的に直列接続されてPTOスイッチ57が入操作状態でない場合にはPTOバルブ37が開作動しないように構成されている。すなわち、制御装置51は、PTOスイッチ57が入操作されない限り、ロータリ耕耘装置を駆動しないように構成されている。
また、制御部52が行う作業機クラッチ18の入切制御について具体的に説明すると、制御部52は、ロータリ耕耘装置の昇降作動に作業機クラッチ18の入切作動を連動させる連動モードと、PTOスイッチ57の入切操作によって作業機クラッチ18を入切作動させる独立モードと、作業機クラッチ18の入作動を規制する規制モードとを有している。
なお、連動モードでは、リフトアーム角センサ53によりロータリ耕耘装置の上昇(所定高さ以上への上昇)を検出することにより作業機クラッチ18を切作動させるとともに、リフトアーム角センサ53によりロータリ耕耘装置の下降(上記所定高さ以下への下降)を検出することにより作業機クラッチ18を入作動させる。
そして、制御部52は、独立モード時に切替スイッチ56の入操作(モード切替操作)を検出することにより独立モードから連動モードへのモード切替を実行するとともに、連動モード時に切替スイッチ56の切操作(モード切替操作)を検出することにより連動モードから独立モードへのモード切替を実行するように構成されている。
ただし、制御部52は、上記モード切替操作検出に基づくモード切替にあたり、PTOスイッチ57が入操作され且つ作業機クラッチ18が該モード切替により切から入になる要規制状態であるか否かを、PTOバルブ37への制御信号の出力の有無及び制御部52の入力側に接続した各種機器の検出結果等に基づいて検出し、要規制状態が検出された場合には、その場合のみ、該モード切替を実行せずに上記規制モードに移行するように構成されている。
さらに、制御部52は、規制モードに移行すると、それ以降、PTOスイッチ57の切操作という解除操作を検出するまでの間は、規制モードの状態を保持して作業機クラッチ18の入作動を規制する一方で、上記解除操作を検出すると、規制モードを解除して作業機クラッチ18の入作動を許容するように構成されている。なお、モード切換操作により規制モードに移行した直後であれば、切替スイッチ56のモード切換操作である入切操作(本実施例では入操作)によって上記解除操作を行うことも可能である。
図4は、制御部の入力側の接続された各種機器の検出結果に基づきPTO軸の入切制御を行った場合の状態遷移図である。PTOスイッチ57を切操作状態にするとともにポジションレバーの操作位置をロータリ耕耘装置の昇降高さに合わせることにより、上記エンジン6の始動条件が満たされ、エンジン6が始動される。
PTOスイッチ57が切操作され、切替スイッチ56が入操作され、ロータリ耕耘装置が下降している場合を状態S1とし、PTOスイッチ57が切操作され、切替スイッチ56が入操作され、ロータリ耕耘装置が上昇している場合を状態S2とし、PTOスイッチ57が切操作され、切替スイッチ56が切操作され、ロータリ耕耘装置が上昇している場合を状態S3とし、PTOスイッチ57が切操作され、切替スイッチ56が切操作され、ロータリ耕耘装置が下降している場合を状態S4とする。
状態S1の際に上記始動状態を満たすと、エンジン6が始動され、作業機クラッチ18の切状態が保持される状態S5に移行し、状態S2の際に上記始動状態を満たすと、エンジン6が始動され、作業機クラッチ18の切状態が保持される状態S6に移行し、状態S3の際に上記始動状態を満たすと、エンジン6が始動され、作業機クラッチ18の切状態が保持される状態S7(独立モード)に移行し、状態S4の際に上記始動状態を満たすと、エンジン6が始動され、作業機クラッチ18の切状態が保持される状態S8(独立モード)に移行する。
状態S5の際にロータリ耕耘装置を上昇させると状態S5に移行する一方、状態S6の際にロータリ耕耘装置を下降させると状態S5に移行する。この、状態S5及び状態S6では、PTOバルブ37に直列的に電気接続されたPTOスイッチ57が切操作状態であるため、切替スイッチ56が入操作状態であるにも関わらず、ロータリ耕耘装置の昇降に作業機クラッチ18の入切作動が連動せずに、作業機クラッチ18の切状態が保持される。
状態S6の際に、切替スイッチ56を入状態から切操作するモード切替操作を行うと、
要規制状態ではないため、独立モードである状態S7に移行する。一方、状態S7の際、切替スイッチ56を切状態から入操作するモード切替操作を行うと、要規制状態ではないため、状態S6に移行する。
状態S7の際にロータリ耕耘装置を下降させると状態S8に移行する一方、状態S8の際にロータリ耕耘装置を上昇させると状態S7に移行する。状態S8の際、切替スイッチ56を切状態から入操作するモード切替操作を行うと、要規制状態ではないため、状態S5に移行する。一方、状態S5の際、切替スイッチ56を入状態から切操作するモード切替操作を行うと、要規制状態ではないため、独立モードである状態S8に移行する。
状態S5の際にPTOスイッチ57を切状態から入操作すると、連動モードである状態S9に移行し、ロータリ耕耘装置が下降しているため作業機クラッチ18が入作動される一方で、状態S9の際にPTOスイッチ57を入状態から切操作すると、状態S5に移行する。
状態S6の際にPTOスイッチ57を切状態から入操作すると、連動モードである状態S10に移行し、ロータリ耕耘装置が上昇しているため作業機クラッチ18の切状態が保持される一方で、状態S10の際にPTOスイッチ57を入状態から切操作すると、状態S6に移行する。
状態S7の際にPTOスイッチ57を切状態から入操作すると、独立モードである状態S11に移行し、作業機クラッチ18が入作動する一方で、状態S11の際にPTOスイッチ57を入状態から切操作すると、状態S7に移行する。
状態S8の際にPTOスイッチ57を切状態から入操作すると、独立モードである状態S12に移行し、作業機クラッチ18が入作動する。ちなみに、状態S12の際にPTOスイッチ57が切操作された場合には、状態S7に移行させてもよいが、本実施例では、状態S11を保持する。
状態S9の際にロータリ耕耘装置を上昇させると状態S10に移行する一方で、状態S10の際にロータリ耕耘装置を下降させると状態S9に移行する。
また、状態S10におけるPTOスイッチ57の入操作状態が検出される際、切替スイッチ56を入状態から切操作するモード切替操作(連動モードから独立モードへのモード切替操作時)を行うと、ロータリ耕耘装置が下降しており、該モード切替前から作業機クラッチ18が入状態であるため、モード切替時にPTOスイッチ56が入操作状態であっても、前述の規制モードに移行せず、状態S12に移行する。一方、状態S12の際に、切替スイッチ56を切状態から入操作するモード切替操作を行うと、要規制状態ではないため、状態S9に移行する。
また、状態S12の際にロータリ耕耘装置を上昇させると状態S11に移行する一方で、状態S11の際にロータリ耕耘装置を下降させると状態S12に移行する。
状態S11におけるPTOスイッチ57の入操作状態が検出される際、切替スイッチ56を切状態から入操作するモード切替操作(独立モードから連動モードへのモード切替操作時)を行うと、ロータリ耕耘装置が上昇しており、該モード切替後に作業機クラッチ18が切状態になるため、モード切替時にPTOスイッチ56が入操作状態であっても、前述の規制モードに移行せず、状態S10に移行する。
一方、状態S10の際に、切替スイッチ56を入状態から切操作するモード切替操作を行うと、前述した要規制状態が検出され、作業機クラッチ18の入作動が規制されて切状態が保持される状態S13(規制モード)に移行する。そして、状態S13は、モード切換操作により規制モードに移行した直後であるため、前述したように、切替スイッチ56を入操作することにより、規制モードを解除でき、この場合には、状態S12に移行する。
状態S13の際にロータリ耕耘装置を下降させると規制モードである状態S14に移行して作業機クラッチ18の切状態が保持される一方で、状態S14の際にロータリ耕耘装置を上昇させると状態S13に移行する。また、状態S14の際に切替スイッチ56を入操作すると規制モードである状態S15に移行して作業機クラッチ18の切状態が保持される一方で、状態S15の際に切替スイッチ56を切操作すると状態S14に移行する。
そして、規制モードである状態S13、状態S14及び状態S15の際、前述した解除操作であるPTOスイッチ57の切操作を検出すると、状態S13時には状態S7に移行し、状態S14時には状態S8に移行し、状態S15時には状態S5に移行して規制モードが解除され、作業機クラッチ18の入作動が許容される状態になる。
次に、他の実施形態について前述した実施形態と異なる点を説明する。
走行側伝動軸33と左右の走行部1L,1Rとの動力伝動経路の途中に入切作動により左右の両走行部1L,1Rへの動力伝動を断続する走行クラッチ(図示しない)を設けるとともに、該走行クラッチの入切検出を行う図示しない走行クラッチスイッチ(入切検出手段)を制御部51の入力側に接続する。
そして、走行クラッチスイッチ、切替スイッチ56及びPTOスイッチ57の検出結果に基づき、PTOバルブ37を介して、制御部52が作業機クラッチ18の入切を制御してロータリ耕耘装置(PTO軸29)の駆動及び駆動停止を行う他、リフトアーム角センサ53及び昇降操作ポテンショ54の検出結果に基づき、上昇側比例電磁弁46及び下降側比例電磁弁47を介して、ロータリ耕耘装置が走行機体3に対して上記ポジションレバーの操作位置に対応した昇降高さになるように、制御部52がロータリ耕耘装置を昇降制御する。
このため、連動モード時、制御部52は、走行クラッチの入切作動に作業機クラッチ18の入切作動を連動させるように構成されている。具体的には、走行クラッチの入作動に伴って作業機クラッチ18を入作動させ、走行クラッチの切作動に伴って作業機クラッチ18を切作動させる。
また、走行クラッチスイッチ、切替スイッチ56及びPTOスイッチ57の検出結果に基づき、PTOバルブ37を介して、制御部52が作業機クラッチ18の入切制御を行った場合の状態遷移は、図4に示す状態遷移図における「ロータリ耕耘装置の上昇」を「走行クラッチの入状態」に変更し、「ロータリ耕耘装置の下降」を「走行クラッチの切状態」に変更したものになる。
本発明の作業車両の制御装置を適用したトラクタの全体側面図である。 本トラクタの動力伝動系統図及び油圧装置の油圧回路図である。 制御装置のブロック図である。 制御部の入力側の接続された各種機器の検出結果に基づきPTO軸の入切制御を行った場合の状態遷移図である。
符号の説明
1L 走行部(クローラ式走行装置)
1R 走行部(クローラ式走行装置)
3 走行機体(機体)
18 作業機クラッチ(油圧クラッチ)
29 PTO軸(出力軸)
52 制御部
53 リフトアーム角センサ(昇降検出手段,昇降ポテンショ)
56 切替スイッチ(切替操作具,切替操作検出手段)
57 PTOスイッチ(クラッチ操作具,クラッチ操作検出手段)

Claims (4)

  1. 機体(3)に連結される作業機に動力を出力する出力軸(29)への動力伝動を入切作動によって断続させる作業機クラッチ(18)と、クラッチ操作具(57)と、機体(3)を走行させる走行部(1L),(1R)への動力伝動を入切作動によって断続させる走行クラッチの入切を検出する入切検出手段又は作業機の昇降を検出する昇降検出手段(53)と、切替操作具(56)と、作業機クラッチ(18)を入切制御する制御部(52)とを備え、制御部(52)が、切替操作具(56)によるモード切替操作を検出することにより、入切検出手段の検出結果又は昇降検出手段(53)の検出結果に基づき作業機の昇降作動又は走行クラッチの入切作動に作業機クラッチ(18)の入切作動を連動させる連動モードと、クラッチ操作具(57)の入切操作によって作業機クラッチ(18)を入切作動させる独立モードとのモード切替を実行できる作業車両の制御装置であって、制御部(52)が、前記モード切替操作の検出時、クラッチ操作具(57)が入操作状態であるとともに前記モード切替により作業機クラッチ(18)が切状態から入状態になる場合にのみ、作業機クラッチ(18)の入作動を規制する規制モードに移行するように構成された作業車両の制御装置。
  2. 制御部(52)が、切替操作具(56)による連動モードから独立モードへのモード切替操作及びクラッチ操作具(57)の入操作状態の検出時、入切検出手段又は昇降検出手段(53)による走行クラッチの入状態又は作業機の下降が検出された場合には、前記モード切替前から作業機クラッチ(18)が入状態であるため、規制モードに移行しない請求項1の作業車両の制御装置。
  3. 制御部(52)が、切替操作具(56)による独立モードから連動モードへのモード切替操作及びクラッチ操作具(57)の入操作状態の検出時、入切検出手段又は昇降検出手段(53)による走行クラッチの切状態又は作業機の上昇が検出された場合には、前記モード切替後に作業機クラッチ(18)が切状態になるため、規制モードに移行しない請求項1又は2の作業車両の制御装置。
  4. 規制モード時、クラッチ操作具(57)の切操作が検出されると、規制モードを解除して作業機クラッチ(18)の入作動を許容するように制御部(52)を構成した請求項1,2又は3の作業車両の制御装置。
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