JP5041845B2 - 自動焦点調整用補助光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動焦点調整用補助光装置にかかり、特に、焦点を自動的に調整する際に被写体に補助光を照射する自動焦点調整用補助光装置に関する。
近年、通常の銀塩カメラ以上にデジタルビデオカメラやデジタルカメラにおいてピント合わせを自動で行う、いわゆるAF(オートフォーカス)はきわめて重要かつ当然必要な機能となっている。
しかし夜間や室内など、被写体の輝度レベルが低くコントラストが得られない場合などは位相検出方式などのいわゆるパッシブAFが適正に働かない場合もある。そこでカメラ内にAF用の補助光源を備え、この補助光源からの照射光によって暗所での合焦精度を向上させるアクティブAFが存在する。
ところで従来の補助光を用いたAFでは、前述のように被写体の輝度レベルが低く、AFが適正値にならないと判断した場合に発光するが、その発光のあり方は一意的であり応用が利かない。すなわち被写体までの距離に関係なく常に同一方向、強度で発光する。
一方、特許文献1に記載の技術では、ファインダと撮影光学系との間にいわゆるファインダパララックスの発生するカメラにおいて、複数のAF補助光の配置によってファインダパララックスに影響されずに測距可能なカメラが提案されている。
また、特許文献2に記載の技術では、複数の測距エリアに対応させてAF補助光を発する複数の光源を備えて、選択された測距エリアに対応させて選択的に発光させることが提案されている。
特開平8−86955号公報 特開平6−313839号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、例えば近接撮影においてAF補助光が被写体に効率よく照射されない場合がある。つまり近接撮影ではAF補助光の光軸と撮影レンズの光軸が一致する点より近くに被写体があるのでAFが適正に働かない可能性がある。すなわち、AF補助光源は固定されているので、AF補助光の光軸と撮影レンズの光軸が一致する点より近くに被写体がある場合は、被写体に対して効率的にAF補助光が照射されない。
また、特許文献2に記載の技術では、遠距離用の光源と近距離用の光源の光量が同一と考えられるので、近接撮影時等では、補助光が明るすぎてAFできない場合がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、焦点距離に拘わらず適切な光量を被写体に照射することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、投光手段によって、撮影レンズの光軸と直線上に並ぶように光軸が複数に分割される。そして、分割された各光軸の光量が異なるように、被写体へ光が投光される。
これによって近距離の被写体及び遠距離の被写体に対して各光軸によって光を投光することができる。すなわち、投光手段と撮影レンズの位置の差(パララックス)を利用して、遠距離と近距離で異なる光軸によって合焦のための光を被写体に投光することが可能となる。
また、分割された各光軸の光量がそれぞれ異なるので、例えば、近距離用の光軸よりも遠距離用の光軸の光量が高いようにすることで、近距離で明るすぎて合焦できないようなことを防止することができる。従って、焦点距離に拘わらず適切な光量を被写体に照射することができる。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、それぞれの光軸が撮影レンズの光軸と該撮影レンズに近い側から遠い側へと順次に交わる複数の自動焦点調整用補助光を投光すると共に、被写体に照射されたときの前記複数の自動焦点調整用補助光のそれぞれの照度が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近いほど低くなるように形成された投光手段を備え、投光手段は、それぞれの光軸が撮影レンズの光軸と該撮影レンズに近い側から遠い側へと順次に交わる複数の光学面を備え、被写体に照射されたときの前記複数の自動焦点調整用補助光のそれぞれの照度が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近いほど低くなるように形成された補助光用レンズを含み、前記補助光レンズは、光源から入射された光を、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近い側から遠い側へと順次に交わる複数の自動焦点調整用補助光に分割して出射するようにする。すなわち、異なる光軸を有する分割された屈折面を有する補助光レンズによって、光軸を複数に分割して、分割した各光軸と撮影レンズの光軸が直線上に並ぶように、被写体へ光を投光することが可能となり、この場合には、補助光レンズは、請求項に記載の発明のように、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が近い側の光学面から出射される光に対する透過率が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が遠い側の光学面から出射される光に対する透過率より低くされているようにすることで、分割された各光軸の光量をそれぞれ異なるようにすることが可能となる。或いは、請求項に記載の発明のように、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が最も遠い側の光学面を除く、前記補助光用レンズの前記複数の光学面に、それぞれ異なる透過率のNDフィルタを貼着するようにしてもよい。また、補助光レンズは、請求項に記載の発明のように、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近い側の光学面の面積が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズから遠い側の光学面の面積より小さくなるようにしてもよい。
なお、制御手段は、請求項7に記載の発明のように、撮影モード毎に光源の発光を制御して合焦できなかった場合に、光源の発光数を増やして合焦するように更に制御することで、合焦する可能性を高めることができる。或いは、請求項8に記載の発明のように、複数の光源のうちの何れかの光源を発光させて、撮影画像中の光重心を検出し、光重心の位置に基づいて、複数の光源の発光を制御する発光制御手段を更に備えるようにしてもよい。これによって撮影距離に応じて自動的に適切な光源を発光することが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、撮影レンズの光軸とそれぞれ直線上に並ぶように光軸を分割すると共に、分割した各光軸の光量がそれぞれ異なるように、被写体へ光を投光するようにすることで、焦点距離に拘わらず適切な光量を被写体に照射することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施の形態は、デジタルカメラに本発明を適用したものである。
まず、本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラの基本的構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラを示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラ10の正面には、露光に際して被写体像が適正な露光光量が得られない低照度の場合に発光されるストロボ28と、撮影される被写体像と略同等な像を示す光が入射するファインダー窓64と、被写体像をCCD(Charge Coupled Device)に結像するための撮影レンズ70を備えた沈動可能な鏡筒68と、が設けられている。
図2は、本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラ10の構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ10は、図2に示すように、CCD12が設けられており、CCD12に被写体像を結像させる撮影レンズ70等を含んで構成される光学ユニット14を備えている。
CCD12は、二次元配列された図示しない複数の光電変換素子を備えており、光学ユニット14を介してCCD12に結像される被写体像に応じて、個々の光電変換素子に蓄積された電荷に応じた電気信号を出力する。
デジタルカメラ10では、CCD12から出力される電気信号に基づいて、被写体像を表す画像データが生成される。なお、撮像デバイスとしてはCCD12に限るものではなく、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を用いるようにしてもよい。
また、CCD12には、信号処理部16、A/D変換器(A/D)18、バッファメモリ20及びタイミングジェネレータ(TG)22が接続されており、TG22から出力されるタイミング信号に基づいて、CCD12の各画素の電気信号の出力や、信号処理部16、A/D18等の動作タイミングが制御される。
CCD12から出力される電気信号は、信号処理部16によって相関二重サンプリング処理が行われることによりノイズが除去されて、CCD12におけるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の感度調整、光源種に応じてデジタルゲインをかけることによるホワイトバランス調整(AWB調整)、ガンマ処理やシャープネス処理等の処理が行われた後に、各画素毎のR、G、Bの各色の信号として、A/D18に出力される。
A/D18では、各画素毎のR、G、Bの各色の信号がデジタル信号に変換されてバッファメモリ20に出力されることによって、バッファメモリ20に画像データが一旦格納される。
また、デジタルカメラ10には、測光や焦点距離調整を制御する撮影CPU24が設けられている。撮影CPU24は、CCD12によって撮影されてバッファメモリ20に格納された被写体像に基づいて設定される露光時間、絞り値等に応じて、光学ユニット14に含まれるシャッタ及び絞りを駆動制御する。
なお、撮影CPU24には、充電・発光制御部26を介してストロボ28が接続されており、CCD12に結像される被写体像を撮影する際のストロボ28の発光も制御する。
また、デジタルカメラ10には、メインCPU30、YC処理部32及び各種のパラメータやプログラムを記憶するEEPROM34が設けられており、これらがバッファメモリ20及び撮影CPU24と共にバス36に接続されている。
一方、光学ユニット14は、複数枚のレンズによって焦点距離の変更が可能なズームレンズが形成され、図示しないレンズ駆動機構のズームモータ及び焦点調整モータが撮影CPU24を介してメインCPU30から入力される駆動信号によって駆動される。
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10の電源スイッチ、レリーズスイッチ38(図1)、メニュースイッチ、操作キー等の各種操作スイッチ39を備えており、メインCPU30に各種操作スイッチ39の操作状態が入力される。これによってメインCPU30は、各種操作スイッチ39の操作状態を把握する。
また、メインCPU30は、バッファメモリ20に格納された画像データに基づいて、AF(Auto Focus)制御、AE(Auto Exposure)制御、及びAWB調整を行う。すなわち、メインCPU30は、CCD12から得られる画像データが表す画像のコントラストが最大となるように焦点調整モータを駆動制御することにより焦点調整のための合焦制御を行う。なお、AFの方式はTTL(Through The Lens)方式に限るものではなく、位相差方式を適用するようにしてもよい。また、AF制御を行う際に、光量が不足する場合には、AFドライバ62を制御してAF補助光装置60を駆動して被写体にAF補助光を照射するようになっている。なお、AF補助光装置50は、図1に示すように、撮影レンズ70の斜め上側に設けられている。
AE制御は、1フレームのR、G、B信号を積算した積算値に基づいて被写体輝度(撮影EV)を算出し、算出した撮影EVに基づいて露光制御値として、絞り値やシャッタスピードを決定し、撮影CPU24を介して光学ユニット14を制御する。
AWB調整は、撮影EVと、R/G、G/Bといった色情報を用いて光源種を判別し、光源の色温度にかかわらず白い被写体が白く色再現されるようにホワイトバランスを調整するためのデジタルゲインを設定する。
すなわち、デジタルカメラ10は、静止画を撮影する際に、レリーズスイッチ38を半押しすることにより、上記動作(AE、AF、AWB等)を複数回繰り返し、ピント調整を行うと共に、絞り値、シャッタスピード、デジタルゲイン等を決定した後に、レリーズスイッチ38が全押しされたところで、設定された値に基づいて、被写体像をCCD12に結像させることによって撮影を行い、画像データを得る。
また、YC処理部32は、バッファメモリ20に格納された画像データを読み出して、所定の画像処理を施す。この時、YC処理部32では、画像データに対してYC信号処理を施すことにより、輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cbを生成し(以下「YC信号」とする)、図示しないVRAM(Video RAM)に格納する。
さらに、デジタルカメラ10は、CCD12による撮影によって得られる被写体像や各種情報等を表示するための画像表示LCD40を備えており、画像表示LCD40がドライバ42及び信号変換部44を介してバス36に接続されている。
信号変換部44は、YC処理部32で生成したYC信号を、画像表示LCD40での画像表示用のRGB信号に変換する。これにより、画像データに応じた画像や各種情報が画像表示LCD40に表示される。
また、デジタルカメラ10には、各種の撮影情報を表示する操作LCD46が設けられており、メインCPU30に接続されている。
さらに、デジタルカメラ10には、圧縮・伸張部48が設けられており、圧縮・伸張部48が、バス36に説像されており、インターフェース(I/F)50を介して可搬式の記憶メディアとしてのメモリカード52が装着されるようになっている。なお、メモリカード52としては、スマートメディア、ICカード、CD−R、CD−RWなどの可搬型の記憶メディア(記憶媒体)が適用可能である。
メモリカード52に記憶する際には、メインCPU30は、YC処理を施した画像データに対して圧縮・伸張部48で圧縮処理を施して画像データを記憶する。また、メインCPU30は、メモリカード52に記憶されている画像データを読み出す場合に、圧縮・伸張部48によって伸張処理を施して読み出すことにより、画像データに応じた画像を画像表示LCD40等に表示可能となっている。
なお、本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラ10は、静止画だけではなく、動画撮影も可能としてもよい。
(第1実施形態)
ここで、本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラ10のAF補助光装置60の詳細について説明する。
AF補助光装置60は、図示しない光源から発光された光をAF補助光用レンズを介して被写体に投光する。
本実施形態では、図3(A)に示すように、AF補助光用レンズ66は、それぞれ異なる屈折面を有する2つの光学面66A、66Bを備えており、AF補助光用レンズ66によって、撮影レンズ70の光軸とそれぞれ直線上に並ぶように光軸を複数(本実施形態では2つ)に分割して、被写体へ光を投光するようになっている。
すなわち、AF補助光用レンズ66の各光学面66A、66Bの各光軸は、撮影レンズ70とAF補助光用レンズ66を結ぶ直線(図3(B)の点線)方向にずれた光軸とされており、図3(C)に示すように撮影レンズ70とAF補助光用レンズ66を結ぶ直線に沿って各光学面66A、66Bが配置されている。なお、以下の説明では、撮影レンズ70とAF補助光用レンズ66を結ぶ直線方向をパララックス方向と称す。
更に詳細には、各光学面66A、66Bの光軸は、図4(A)の一点鎖線及び二点鎖線で示すように、撮影レンズ70の光軸と交わる位置が異なり、撮影レンズ70に遠い方(図4(A)の一点鎖線)が遠距離用の光軸とされ、撮影レンズ70に近い方(図4(A)の二点鎖線)が近距離用の光軸とされている。すなわち、図示しない単一の光源から発せられた光がパララックス方向に分割されて2つの光軸になる。なお、光学面66Aが遠距離用に対応し、光学面66Bが近距離用に対応するものとする。
これによって被写体像が遠距離の場合には、図4(B)に示すように、AF補助光装置60からの投光像中心72が撮影中心74近傍の左下側となり、被写体像が近距離の場合には、図4(C)に示すように、AF補助光装置60からの投光像中心76が撮影中心74近傍の右上側となり、焦点距離に応じて使い分けることができる。
さらに、近距離側の光軸に対応する光学面66Bの透過率が遠距離側の光軸に対応する光学面66Aの透過率より低くなっている。
なお、AF補助光用レンズ66は、レンズの結像性能のうえでは両面が同様に分割された光学面とされていることが望ましいが、分割された光学面の金型は高価となるので被写体側の面のみを分割してもよい。
続いて、上述のように構成された本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラ10のAF補助光装置60の作用について説明する。
AF制御において照度が低い場合にAF補助光装置60から被写体へ光が投光される。例えば、レリーズスイッチ38が半押しされた状態でCCD12の撮影結果から所定照度以下か否かを判定し、所定照度以下の場合にAF補助光装置60から被写体へ向けてAF補助光が投光される。
AF補助光装置60から投光される光は、AF補助光用レンズ66によって2つの光軸に分割されて光が投光される。この時、AF補助光用レンズ66は、2つの光学面66A、66Bを有しているので、各光学面66A、66Bによって2つの光軸に分割されて被写体へ投光される。すなわち、図4(A)に示すように、2つの位置へ向けて光が投光される。
また、AF補助光用レンズ66の各光学面66A、66Bが、パララックス方向に並ぶように配置されているので、撮影距離に応じて被写体における照射位置が変化する。この時の変化は、パララックス方向で移動する。
このように、パララックス方向に光学面を2つに分けることにより、近距離側と遠距離側の両方で画角中心へ光を照射することができる。
さらに、本実施形態では、近距離側の光軸に対応する光学面66Bの透過率が遠距離側の光軸に対応する光学面66Aの透過率より低くなっているので、被写体が遠距離の場合には、図4(D)に示すように、明るい光源像78が撮影中心74に近い位置となり、被写体が近距離の場合には、図4(E)に示すように、明るい光源像78が撮影中心74から遠い位置となり、暗い光源像80が撮影中心74に近い位置となる。従って、AF補助光装置60から投光される光の像が近距離側で明るすぎてしまうことがなくなる。
なお、本実施形態では、光学面66A、66Bの透過率を異なるようにしたが、これに限るものではなく、例えば、近距離側に光を投光する光学面66Bの前後にNDフィルタ等を貼付けるようにしてもよい。この場合には、NDフィルタだけを交換して明るさを変更することも可能である。この時、LEDを光源とした場合には、照度のばらつきが大きいので、レンズの形状が決まった後でも明るさの変更を行いたいときには、NDフィルタの透過率を変更することで近距離側の照度を所望の値に変えることができる。
また、本実施形態では、AF補助光用レンズ66の分割面積が等分割されている場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、図5(A)、(B)に示すように、分割面積がそれぞれ異なるようにしてもよい。これによって光源82からの光を分割して2つの光軸にすることができる。また、それぞれの光学面66A、66Bの中心がパララックス方向に並ぶようにすることによって、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。また、近距離側の光学面を小さい面積とすることによって、それぞれの光学面の透過率を異なる透過率としなくても、上記の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1実施形態では、2つの光学面によって光軸を2つに分割する場合について説明したが、3つ以上の光学面を備えて光軸を3つ以上に分割するようにしてもよい。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態に係わるAF補助光装置について説明する。図6は、本発明の第2実施形態に係わるAF補助光装置を説明するための図である。
第1実施形態では、AF補助光用レンズ66に複数の光学面66A、66Bを備えて、光軸を分割するようにしたが、第2実施形態では、図6(B)に示すように、AF補助光用レンズ67は、通常の単焦点レンズとされ、遠距離用光源84Aと近距離用光源84Bの2つの光源84が設けられている。
2つの光源84は、図6(A)に示すように、パララックス方向(図6(A)点線方向)に沿って並ぶように配置されていると共に、遠距離用光源84Aよりも近距離用光源84Bが撮影レンズ70に近い配置とされている。すなわち、2つの光源84からの光は、第1実施形態と同様に、撮影レンズ70の光軸と直線上に並び、パララックス方向に分割した光軸で光が投光される。
また、本実施形態では、AFドライバ62が2つの光源84を駆動する際には、近距離光源84Bより遠距離光源84Aを高電圧で駆動することによって、遠距離光源84Aからの投光像が近距離光源84Bからの投光像より明るくなるようになっている。
さらに、本実施形態では、メインCPU30が撮影モード(マクロモードか否か)に応じて遠距離用光源84Aと近距離用光源84Bの点灯を制御するようになっている。
続いて、上述のように構成された本発明の第2実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、撮影する場合にAF補助光装置から補助光を投光するものとして説明するが、これに限るものではなく、照度が不足している場合にAF補助光装置から補助光を投光するようにしてもよい。
撮影が開始されると、ステップ100では、マクロモードか否か判定される。該判定は、各種操作スイッチ39の操作状態に基づいて判定され、該判定が肯定された場合にはステップ102へ移行し、否定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ102では、近距離用光源84Bがオンされ、ステップ104では、遠距離用光源84Aがオフされてステップ110へ移行する。なお、近距離用光源84Bをオンする場合には遠距離用光源84Aを駆動する場合よりも低電圧で駆動する。すなわち、マクロモードの場合には、図6(C)に示すように、近距離用光源84Bからの投光像が画角中心となる。また、この時、近距離用光源84Bが低電圧で駆動されるので、AF補助光装置60から投光される光の像が近距離側で明るすぎてしまうことがなくなる。
一方、ステップ106では、遠距離用光源84Aがオンされ、ステップ108では、近距離用光源84Bがオフされてステップ110へ移行する。なお、遠距離用光源84Aをオンする場合には近距離用光源84Bを駆動する場合よりも高電圧で駆動する。すなわち、マクロモードではない場合には、図6(D)に示すように、遠距離用光源84Aからの投光像が画角中心となる。また、この時、遠距離用光源84Aが高電圧で駆動されるので、照度不足となることがない。
ステップ110では、AF動作が行われてステップ112へ移行する。例えば、CCD12から得られる画像データが表す画像のコントラストが最大となるように焦点調整モータがメインCPU30によって駆動制御されることにより焦点調整のための合焦制御が行われる。
ステップ112では、AF補助光装置60がオフされてステップ114へ移行する。
ステップ114では、撮影処理が行われてAF補助光点灯処理を終了する。すなわち、レリーズスイッチ38が全押しされたところで、CCD12によって撮影が行われる。
このように、本実施形態では、2つの光源84を撮影レンズ70とAF補助光用レンズ67を結ぶ直線方向であるパララックス方向に沿って並べて配置することによって、第1実施形態と同様に、近距離側及び遠距離側共に画角中心付近へ投光することができると共に、近距離側で明るすぎることもなく、かつ遠距離側で照度不足することなくAF補助光を投光することができる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態に係わるデジタルカメラのAF補助光装置について説明する。なお、本実施形態は、第2実施形態の変形例であり、基本的な構成は、第2実施形態と同一であり、遠距離用光源84Aと近距離用光源84Bの2つの光源を備えて制御方法が異なるのみであり、その他の構成は同一であるため詳細な説明は省略する。
本実施形態では、AF補助光装置60を点灯してAF制御を行ってAFが不可能であった場合に、自動的に2回目のAF制御を行うようになっている。また、2回目のAF制御を行う場合に、2つの光源84を両方点灯することによってAF制御を行う。
すなわち、本実施形態では、マクロモードではない場合には、図8(A)実線で示すように、遠距離用光源84Aの投光像が画角中心となり、遠距離用光源84Aを高電圧で駆動してAF制御を行う。そして、AFが不可能な場合には、近距離用光源84B及び遠距離用光源84Aを共に駆動する。
また、マクロモードの場合には、図8(B)実線で示すように、近距離用光源84Bの投光像が画角中心となり、近距離用光源84Bを低電圧で駆動してAF制御を行う。そして、AFが不可能な場合には、近距離用光源84B及び遠距離用光源84Aを共に駆動する。
なお、図8(A)点線は、近距離用光源84Bを点灯した場合の投光像の位置を示し、図8(B)点線は、遠距離用光源84Aを点灯した場合の投光像の位置を示す。
ここで、本発明の第3実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理について説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態でも、撮影する場合にAF補助光装置から補助光を投光するものとして説明するが、これに限るものではなく、照度が不足している場合にAF補助光装置から補助光を投光するようにしてもよい。また、第2実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
撮影が開始されると、ステップ100では、マクロモードか否か判定される。該判定は、各種操作スイッチ39の操作状態に基づいて判定され、該判定が肯定された場合にはステップ102へ移行し、否定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ102では、近距離用光源84Bがオンされ、ステップ104では、遠距離用光源84Aがオフされてステップ110へ移行する。なお、近距離用光源84Bをオンする場合には遠距離用光源84Aを駆動する場合よりも低電圧で駆動する。すなわち、マクロモードの場合には、図6(C)に示すように、近距離用光源84Bからの投光像が画角中心となる。また、この時、近距離用光源84Bが低電圧で駆動されるので、AF補助光装置60から投光される光の像が近距離側で明るすぎてしまうことがなくなる。
一方、ステップ106では、遠距離用光源84Aがオンされ、ステップ108では、近距離用光源84Bがオフされてステップ110へ移行する。なお、遠距離用光源84Aをオンする場合には近距離用光源84Bを駆動する場合よりも高電圧で駆動する。すなわち、マクロモードではない場合には、図6(D)に示すように、遠距離用光源84Aからの投光像が画角中心となる。また、この時、遠距離用光源84Aが高電圧で駆動されるので、照度不足となることがない。
ステップ110では、AF動作が行われてステップ120へ移行する。例えば、CCD12から得られる画像データが表す画像のコントラストが最大となるように焦点調整モータがメインCPU30によって駆動制御されることにより焦点調整のための合焦制御が行われる。
ステップ120では、AF可能か否かメインCPU30によって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ112へ移行し、否定された場合にはステップ122へ移行する。
ステップ122では、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bが共にオンされてステップ12へ移行する。
ステップ124では、AF動作が再び行われてステップ112へ移行して、AF補助光装置60がオフされる。
そして、ステップ114では、撮影処理が行われてAF補助光点灯処理を終了する。すなわち、レリーズスイッチ38が全押しされたところで、CCD12によって撮影が行われる。
このように本実施形態では、AFが不可能な場合には、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bが共に点灯されて2回目のAF制御を行うので、第2実施形態よりもAFの合焦可能性を高くすることができる。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態に係わるデジタルカメラのAF補助光装置について説明する。なお、本実施形態は、第3実施形態の変形例であり、基本的な構成は、第3実施形態と同様に、第2実施形態と同一であり、遠距離用光源84Aと近距離用光源84Bの2つの光源を備えて制御方法が異なるのみであり、その他の構成は同一であるため詳細な説明は省略する。
本実施形態では、第3実施形態と同様に、AF補助光装置60を点灯してAF制御を行ってAFが不可能であった場合に、自動的に2回目のAF制御を行うようになっている。
また、本実施形態では、AFが不可能で2回目のAF制御を行う場合には、マクロモードに設定しているが撮影距離が遠く照度が不足している、或いは通常モード(マクロモードではないモード)に設定しているが撮影距離が近く明るすぎる可能性がある。
そこで、本実施形態では、マクロモードに設定してAFが不可能な場合には、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bを共に点灯させ、マクロモード以外に設定してAFが不可能な場合には、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bを低電圧で共に駆動するようになっている。
ここで、本発明の第4実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理について説明する。図10は、本発明の第4実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態でも、撮影する場合にAF補助光装置から補助光を投光するものとして説明するが、これに限るものではなく、照度が不足している場合にAF補助光装置から補助光を投光するようにしてもよい。また、第2実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
撮影が開始されると、ステップ100では、マクロモードか否か判定される。該判定は、各種操作スイッチ39の操作状態に基づいて判定され、該判定が肯定された場合にはステップ102へ移行し、否定された場合にはステップ106へ移行する。
ステップ102では、近距離用光源84Bがオンされ、ステップ104では、遠距離用光源84Aがオフされてステップ150へ移行する。なお、近距離用光源84Bをオンする場合には遠距離用光源84Aを駆動する場合よりも低電圧で駆動する。すなわち、マクロモードの場合には、図6(C)に示すように、近距離用光源84Bからの投光像が画角中心となる。また、この時、近距離用光源84Bが低電圧で駆動されるので、AF補助光装置60から投光される光の像が近距離側で明るすぎてしまうことがなくなる。
ステップ150では、AF動作が行われてステップ152へ移行する。例えば、CCD12から得られる画像データが表す画像のコントラストが最大となるように焦点調整モータがメインCPU30によって駆動制御されることにより焦点調整のための合焦制御が行われる。
ステップ152では、AF可能か否かメインCPU30によって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ112へ移行し、否定された場合にはステップ154へ移行する。
ステップ154では、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bがオンされてステップ162へ移行する。
一方、ステップ106では、遠距離用光源84Aがオンされ、ステップ108では、近距離用光源84Bがオフされてステップ156へ移行する。なお、遠距離用光源84Aをオンする場合には近距離用光源84Bを駆動する場合よりも高電圧で駆動する。すなわち、マクロモードではない場合には、図6(D)に示すように、遠距離用光源84Aからの投光像が画角中心となる。また、この時、遠距離用光源84Aが高電圧で駆動されるので、照度不足となることがない。
ステップ156では、AF動作が行われてステップ158へ移行する。例えば、CCD12から得られる画像データが表す画像のコントラストが最大となるように焦点調整モータがメインCPU30によって駆動制御されることにより焦点調整のための合焦制御が行われる。
ステップ158では、AF可能か否かメインCPU30によって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ112へ移行し、否定された場合にはステップ160へ移行する。
ステップ160では、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bが共に低電圧でオンされてステップ162へ移行する。
そして、ステップ162では、AF動作が再び行われてステップ112へ移行して、AF補助光装置60がオフされる。
続いてステップ114では、撮影処理が行われてAF補助光点灯処理を終了する。すなわち、レリーズスイッチ38が全押しされたところで、CCD12によって撮影が行われる。
このように本実施形態においても、第3実施形態と同様に、AFが不可能な場合には、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bが共に点灯されて2回目のAF制御を行うので、第2実施形態よりもAFの合焦可能性を高くすることができる。
また、本実施形態では、マクロモードに設定してAFが不可能な場合には、撮影距離が遠いと考えられるので、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bを共に点灯し、マクロモード以外に設定してAFが不可能な場合には、撮影距離が近いと考えられるので、遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bを低電圧で点灯して自動的に2回目のAF制御を行うので、2回のAF制御により合焦の可能性を高くすることができる。
(第5実施形態)
続いて、本発明の第5実施形態に係わるデジタルカメラのAF補助光装置について説明する。なお、本実施形態は、第2実施形態の変形例であり、基本的な構成は、第2実施形態と同一であり、遠距離用光源84Aと近距離用光源84Bの2つの光源を備えて制御方法が異なるのみであり、その他の構成は同一であるため詳細な説明は省略する。
第3及び第4実施形態では、AFが不可能な場合に遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bを点灯して2回目のAF制御を自動的に行うようにしたが、第5実施形態では、第1の測光を行い、続いて遠距離用光源84Aを点灯して第2の測光を行い、2つの画像から画角のどの位置に光重心があるかを判断することによって撮影距離を判断して2つの光源の点灯を制御するようにしたものである。
詳細には、AF制御前にCCD12による第1の測光を行い、次に遠距離用光源84Aのみを点灯して第2の測光を行い、2つの画像から画角のどの範囲に遠距離用光源84Aの光重心があるかを判断する。
AF補助光装置60から投光された投光像は、距離に応じて画角内に照らされる場所がシフトするので、これを利用して、例えば、図11(A)の斜線部のように、右上の画角内に光重心がある場合には、撮影距離が近距離と判断し、また、図11(B)の斜線部のように、画角中心付近に光重心がある場合には、撮影距離が遠距離と判断する。そして、判断結果に応じて遠距離用光源84A及び近距離用光源84Bの点灯を制御する。
ここで、本発明の第5実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理について説明する。図12は、本発明の第5実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態でも、撮影する場合にAF補助光装置から補助光を投光するものとして説明するが、これに限るものではなく、照度が不足している場合にAF補助光装置から補助光を投光するようにしてもよい。
撮影が開始されると、ステップ200では、第1測光が行われてステップ202へ移行する。すなわち、AF補助光装置60による光の投光を行わずに、CCD12による測光が行われる。
ステップ202では、遠距離用光源84Aがオンされて、ステップ204へ移行して、CCD12による第2の測光が行われる。
ステップ206では、2回の測光で得た画像から光重心が検出されてステップ208へ移行する。すなわち、遠距離用光源84Aが投光されている部分の位置が検出される。
ステップ208では、光重心が画角の右上角か否かメインCPU30によって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ210へ移行し、否定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ210では、遠距離用光源84Aの投光像が画角中心にないので、撮影距離が近距離と判断して、近距離用光源84Bが低電圧で駆動されてステップ212へ移行し、遠距離用光源84Aがオフされてステップ218へ移行する。
一方、ステップ214では、遠距離用光源84Aの投光像が画角中心となるので、撮影距離が遠距離と判断して、遠距離用光源84Aが高電圧で駆動されてステップ216へ移行し、近距離用光源84Bがオフされてステップ218へ移行する。
ステップ218では、AF動作が行われてステップ220へ移行する。例えば、CCD12から得られる画像データが表す画像のコントラストが最大となるように焦点調整モータがメインCPU30によって駆動制御されることにより焦点調整のための合焦制御が行われる。
ステップ220では、AF補助光装置60がオフされてステップ222へ移行する。
そして、ステップ222では、撮影処理が行われてAF補助光点灯処理を終了する。すなわち、レリーズスイッチ38が全押しされたところで、CCD12によって撮影が行われる。
このよう本実施形態では、2回の測光によって撮影距離を判断して2つの光源を制御するので、容易にAF制御を行うことができる。
(第6実施形態)
続いて、本発明の第6実施形態に係わるデジタルカメラのAF補助光装置について説明する。なお、本実施形態は、第5実施形態の変形例であり、基本的な構成は、第5実施形態と同様に第2実施形態と同一であり、遠距離用光源84Aと近距離用光源84Bの2つの光源を備えて制御方法が異なるのみであり、その他の構成は同一であるため詳細な説明は省略する。
第5実施形態では、遠距離用光源84Aを投光して第2の測光を行い、光重心を検出して光重心が画角の右上角か否かを判定することで、撮影距離を判断するようにしたが、第6実施形態では、撮影距離が近い場合には輝度が高くなるので、光重心の輝度が所定値以上か否かを判断するようにして、所定値以下の場合には遠距離と判断し、所定値以上の場合には、光重心の位置を判断するようにしたものである。
ここで、本発明の第6実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理について説明する。図13は、本発明の第6実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPU30で行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、本実施形態でも、撮影する場合にAF補助光装置から補助光を投光するものとして説明するが、これに限るものではなく、照度が不足している場合にAF補助光装置から補助光を投光するようにしてもよい。また、第5実施形態と同一処理については同一符号を付して説明する。
撮影が開始されると、ステップ200では、第1測光が行われてステップ202へ移行する。すなわち、AF補助光装置60による光の投光を行わずに、CCD12による測光が行われる。
ステップ202では、遠距離用光源84Aがオンされて、ステップ204へ移行して、CCD12による第2の測光が行われる。
ステップ206では、2回の測光で得た画像から光重心が検出されてステップ207へ移行する。すなわち、遠距離用光源84Aが投光されている部分の位置が検出される。
ステップ207では、光重心の輝度が所定値以上か否かメインCPU30によって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ208へ移行し、否定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ208では、光重心が画角の右上角か否かメインCPU30によって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ210へ移行し、否定された場合にはステップ214へ移行する。
ステップ210では、遠距離用光源84Aの投光像が画角中心にないので、撮影距離が近距離と判断して、近距離用光源84Bが低電圧で駆動されてステップ212へ移行し、遠距離用光源84Aがオフされてステップ218へ移行する。
一方、ステップ214では、遠距離用光源84Aの投光像が画角中心となるので、撮影距離が遠距離と判断して、遠距離用光源84Aが高電圧で駆動されてステップ216へ移行し、近距離用光源84Bがオフされてステップ218へ移行する。
ステップ218では、AF動作が行われてステップ220へ移行する。例えば、CCD12から得られる画像データが表す画像のコントラストが最大となるように焦点調整モータがメインCPU30によって駆動制御されることにより焦点調整のための合焦制御が行われる。
ステップ220では、AF補助光装置60がオフされてステップ222へ移行する。
そして、ステップ222では、撮影処理が行われてAF補助光点灯処理を終了する。すなわち、レリーズスイッチ38が全押しされたところで、CCD12によって撮影が行われる。
このよう処理を行うようにしても、2回の測光によって撮影距離を判断して2つの光源を制御するので、容易にAF制御を行うことができる。
なお、上記の第2〜6実施形態では、2つの光源84を備える場合について説明したが、これに限るものではなく、3つ以上の光源を撮影レンズ70方向に沿って配列して各光源の発光を制御するようにしてもよい。この場合には、撮影距離に応じて更にきめ細かなAF補助光の制御が可能となる。
本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係わるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 (A)は第1実施形態のAF補助光用レンズを示す斜視図であり、(B)はAF補助光用レンズと撮影レンズの位置関係を示す図であり、(C)はAF補助光用レンズの各光学面の配置を示す図である。 (A)はAF補助光用レンズの2つ光軸を示す図であり、(B)は撮影距離が遠距離の場合の投光像中心と撮影中心との位置関係を示す図であり、(C)は撮影距離が近距離の場合の投光像中心と撮影中心との位置関係を示す図であり、(D)は撮影距離が遠距離の場合の2つの投光像を示す図であり、(E)は撮影距離が近距離の場合の2つの投光像を示す図である。 (A)及び(B)は本発明の第1実施形態に係わるデジタルカメラのAF補助光用レンズのその他の例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わるAF補助光装置を説明するための図であり、(A)はAF補助光用レンズと撮影レンズの位置関係を示す図であり、(B)は2つの光源の位置関係を示す図であり、(C)は撮影距離が近距離(マクロモード)の場合の近距離用光源からの投光像を示す図であり、(D)は撮影距離が遠距離の場合の遠距離用光源からの投光像を示す図である。 本発明の第2実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPUで行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)及び(B)は本発明の第3実施形態に係わるAF補助光装置を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPUで行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPUで行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。 (A)はAF補助光装置からの投光像の光重心が画角の右上角の場合を示す図であり、(B)は該光重心が画角中心付近にある場合を示す図である。 本発明の第5実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPUで行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係わるデジタルカメラのAF制御を行う際にメインCPUで行われるAF補助光点灯処理の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
30 メインCPU
60 AF補助光装置
62 AFドライバ
66 AF補助光用レンズ
66A、66B 光学面
70 撮影レンズ
82、84 光源
84A 遠距離用光源
84B 近距離用光源

Claims (4)

  1. それぞれの光軸が撮影レンズの光軸と該撮影レンズに近い側から遠い側へと順次に交わる複数の自動焦点調整用補助光を投光すると共に、被写体に照射されたときの前記複数の自動焦点調整用補助光のそれぞれの照度が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近いほど低くなるように形成された投光手段を備え
    前記投光手段は、それぞれの光軸が撮影レンズの光軸と該撮影レンズに近い側から遠い側へと順次に交わる複数の光学面を備え、被写体に照射されたときの前記複数の自動焦点調整用補助光のそれぞれの照度が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近いほど低くなるように形成された補助光用レンズを含み、
    前記補助光レンズは、光源から入射された光を、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近い側から遠い側へと順次に交わる複数の自動焦点調整用補助光に分割して出射する
    動焦点調整用補助光装置。
  2. 前記補助光用レンズは、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が近い側の光学面から出射される光に対する透過率が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が遠い側の光学面から出射される光に対する透過率より低くされている請求項に記載の自動焦点調整用補助光装置。
  3. 前記撮影レンズの光軸と交わる位置が最も遠い側の光学面を除く、前記補助光用レンズの前記複数の光学面に、それぞれ異なる透過率のNDフィルタを貼着した請求項記載の自動焦点調整用補助光装置。
  4. 前記補助光用レンズは、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズに近い側の光学面の面積が、前記撮影レンズの光軸と交わる位置が該撮影レンズから遠い側の光学面の面積より小さい請求項に記載の自動焦点調整用補助光装置。
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