JP5039450B2 - 吸音構造体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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本発明は、多数の空隙を有する空隙層が外面層によって覆われるとともに、その外面層に空隙層の空隙に連通する孔部が形成された吸音構造体を製造する製造方法及び製造装置に関する。
従来より、この種の吸音構造体の製造装置として、例えば、特許文献1に開示されているようなものが知られている。特許文献1の製造装置は、第1型と第2型とを備えている。第1型は、第2型に対面する対面型とこの対面型の背面側に位置する背面型とを有しており、型閉め状態で対面型と第2型との間にキャビティが形成されるようになっている。また、対面型には、キャビティに連通する連通孔が多数形成され、背面型には、各連通孔に連通する樹脂溜め部が形成されている。連通孔は、樹脂溜め部に近づくに従って大径となるように形成されている。この製造装置で吸音構造体を製造する場合には、まず、第1型と第2型とを型締めした状態で、繊維を混入した樹脂材をキャビティに供給する。この樹脂材は、対面型の連通孔を通って樹脂溜め部に溜まる。連通孔及び樹脂溜め部に溜まった樹脂は、連通孔の内径が樹脂溜め部に近づくに従って大径となっているため、アンカー形状となる。そして、第1型を後退させてキャビティ容積を拡大させることにより、樹脂材に混入した繊維によってスプリングバック現象を起こし、空隙層を形成する。これにより、多数の空隙を有する空隙層と外面層とを備えた中間成形品が得られる。その後、連通孔及び樹脂溜め部で固化したアンカー形状の樹脂タブを、第1型内で対面型及び背面型を移動させて中間成形品の本体部分から引っ張って離脱させる。すると、樹脂タブが離脱した跡が、空隙層の空隙に連通する孔部となり、吸音構造体が得られる。
特開2005−349758号公報
しかしながら、上記特許文献1の製造装置では、第1型内で樹脂タブを成形して中間成形体から離脱させるために、第1型に対面型と背面型とを設け、別々に移動させるようにしている。このような構造であるため、型構造が複雑になって型費の高騰を招き、吸音構造体のコストが上がる。
また、特許文献1のものでは、樹脂タブを中間成形品から離脱させるとき、引っ張るようにしているので、樹脂タブの形状を中間成形品の本体部分から離れるに従って大径となるアンカー形状とし、これによって、樹脂タブを対面型で引っ張る際に、樹脂タブが対面型から抜けないようにしている。このように、樹脂タブをアンカー形状にする場合には、樹脂タブに、外面層の孔部の径よりも大径な部分を形成することになるので、材料の使用量が無駄に増えてコストが上がるとともに、樹脂タブを形成する樹脂の固化時間が長くなって1回の成形サイクルに要する時間が長引いてしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外面層に孔部が形成された吸音構造体を製造する場合に、成形型の構造をシンプルにするとともに、材料の使用量を抑制し、しかも、1回の成形サイクルに要する時間を短縮して、コストを低減することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明では、多数の空隙を有する空隙層と、該空隙層を覆う外面層とを備え、該外面層に該空隙層の空隙に連通する孔部が形成された吸音構造体の製造方法であって、第1型と第2型を型締めして形成されるキャビティ内に樹脂材を供給して、その後、上記第1型と上記第2型との一方を他方から離して上記樹脂材を膨張させることにより多数の空隙を有する空隙層を形成するとともに、中実の柱状部が外方へ向けて突出するように形成された外面層を得て、該外面層の裏面に上記柱状部に対応する窪みを形成して中間成形体を得る成形工程と、上記中間成形体の柱状部に対しその側方から荷重を作用させて、該柱状部を基端部から折って上記中間成形体から離脱させることにより、上記空隙に連通する上記孔部を形成する孔部形成工程とを備える構成とする。
第2の発明では、第1の発明において、孔部形成工程では、中間成形体の柱状部を、離脱用器具に形成された挿入孔に挿入した状態で折る構成とする。
第3の発明では、第1の発明において、孔部形成工程では、離脱用器具を中間成形体の柱状部に対しその側方から押し当てることにより、柱状部を折る構成とする。
第4の発明では、多数の空隙を有する空隙層と、該空隙層を覆う外面層とを備え、該外面層に該空隙層の空隙に連通する孔部が形成された吸音構造体の製造装置であって、樹脂材が供給されるキャビティを有し、樹脂材を該キャビティ内で膨張させることによって多数の空隙が形成された空隙層を得るとともに、中実の柱状部が外方へ向けて突出するように形成された外面層を得て、該外面層の裏面に上記柱状部に対応する窪みが形成された中間成形体を成形する成形型と、上記中間成形体の柱状部に対しその側方から荷重を作用させて、該柱状部を基端部から折って上記中間成形体から離脱させる離脱用器具とを備えている構成とする。
第1の発明によれば、多数の空隙を有する空隙層と外面層とを備えた中間成形体の外面層に柱状部を形成し、この柱状部に対し側方から荷重を作用させて折ることにより、空隙に連通する孔部を形成するようにしたので、孔部を形成するにあたって、従来のようにアンカー形状を設定せずに済む。これにより、成形型の型構造をシンプルにして型費を低減でき、しかも、柱状部をアンカー形状にしなくて済む分、樹脂の使用量を抑制できるとともに、柱状部が固化する時間を短くして1回の成形サイクルに要する時間を短縮できる。その結果、吸音構造体のコストを低減することができる。
第2の発明によれば、中間成形体の柱状部を離脱用器具の挿入孔に挿入し、この状態で、離脱用器具を動かして柱状部を折るようにしたので、柱状部を折る際に該柱状部が離脱用器具から外れにくく、柱状部を確実に折ることができる。
第3の発明によれば、離脱用器具を中間成形体の柱状部に側方から押し当てることにより、柱状部を折るようにしたので、離脱用器具の構造をシンプルにしながら、柱状部を確実に折ることができる。
第4の発明によれば、成形型を用いることで、外面層に柱状部が形成された中間成形体を得ることができる。そして、離脱用治具を用いて、柱状部に対し側方から荷重を作用させて該柱状部を折るようにしたので、中間成形体に、従来のようにアンカー形状を設定することなく、孔部を形成することができる。これにより、第1の発明と同様に、吸音構造体のコストを低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る製造装置及び製造方法を用いて製造された吸音構造体を示すものである。この実施形態の説明では、製造装置及び製造方法の説明をする前に、吸音構造体について説明する。
吸音構造体1は、樹脂材を成形してなり、例えば、自動車の車体構成部材の車室内側に取り付けられる内装材として利用することができるものである。吸音構造体1は、図1に示すように、板状をなす本体部10と、本体部10の周縁部から本体部10の厚み方向に延びる周壁部20とを備えている。吸音構造体1を構成する樹脂材としては、例えば、ポリプロピレンにガラス繊維を混合したものを用いることができる。
図2に示すように、上記本体部10の内部は、全体に亘って多数の空隙を有する空隙層11で構成されている。空隙層11の表側及び裏側は、スキン状に形成された表面層12及び裏面層13でそれぞれ覆われている。これら表面層11及び裏面層13の外面は、平坦面で構成されている。また、空隙層11の外周部は、表面層11及び裏面層13に連続する周面層(図示せず)で覆われている。上記表面層12、裏面層13及び周面層の厚さは、空隙層11よりも薄く設定されている。また、表面層12、裏面層13及び周面層は、ソリッドで、かつ、一体成形されており、本発明の外面層を構成している。
図11に示すように、上記表面層12には、空隙層11の空隙に連通する複数の孔部15、15、…が形成されている。各孔部15は、略円形状とされている。これら孔部15、15、…の大きさや形状は任意に設定することができる。また、孔部15、15、…の大きさ及び形状は、互いに異ならせてもよい。
次に、吸音構造体1の製造装置について説明する。製造装置は、成形型30(図3に示す)と離脱用器具40(図2に示す)とを備えている。成形型30は、固定型(第1型)31と可動型(第2型)32とを備えている。可動型32が図示しない駆動装置によって駆動されて固定型31に接離するようになっており、型締め状態では固定型31の成形面31aと可動型32の成形面32aとによってキャビティが形成されるようになっている。また、駆動装置は、型締め状態にある可動型32を型開き方向に僅かに移動させて、成形途中にキャビティ容積を拡大できるように構成されている。
可動型32の成形面32aは、吸音構造体1の表面層12を形成するものである。この成形面32aには、表面層12に円柱状の柱状部16(図2にも示す)を形成するための多数の凹部32bが設けられている。凹部32bは、吸音構造体1の孔部15を形成する位置に対応しており、凹部32bの内径は、孔部15の内径と略同じに設定されている。凹部32bの中心線は、表面層12に対し略垂直に延びている。つまり、この凹部32bによって、表面層12には、孔部15を形成する位置に、該孔部15と略同径の柱状部16が表面層12から垂直に突出するように形成されることになる。また、柱状部16は、基端部から先端部に亘って同じ断面形状を有するように形成されるようになっている。また、固定型31の成形面31aは、吸音構造体1の裏面層13及び周面層を形成するものである。
図2に示すように、離脱用器具40は、金属製のブロック部材で構成されている。この離脱用器具40には、柱状部16よりも僅かに大きい挿入孔40aが該離脱用器具40を上下方向に貫通するように形成されている。この挿入孔40aは、柱状部16が挿入されるものである。挿入孔40aの軸線方向の長さは、柱状部16の軸線方向の長さよりも長く設定されている。挿入孔40aの内周面の下部には、下方に向けて拡径するテーパー面40bが形成されており、柱状部16を挿入孔40aに挿入し易くなっている。また、離脱用器具40の下端面には、挿入孔40aの開口縁部近傍から上方へ向かって傾斜して延びる一対の傾斜面40c、40dが該挿入孔40aを挟むようにして形成されている。
次に、上記のように構成された製造装置を用いて吸音構造体1を製造する場合について説明する。まず、成形型30の固定型31と可動型32とを型締めしてキャビティを形成するとともに、図示しない射出成形機によって、ポリプロピレンと補強用ガラス繊維とを混練して溶融樹脂材を得る。この溶融樹脂材を射出成形機のノズルから成形型のキャビティに射出する。この際、可動型32を前進位置としてキャビティの容積を小さくし、溶融樹脂材に圧縮力を作用させる。溶融樹脂材を射出してから所定時間が経過して表面層12、裏面層13及び周面層が形成されたら、可動型32を後退させる。これにより、いわゆるスプリングバック現象が生じる。このスプリングバック現象により、キャビティ内で圧縮力を受けていた補強用ガラス繊維が、その弾性力により復元して表面層12、裏面層13、周面層以外の溶融樹脂材が膨張する。これにより、図3(b)に示すように、表面層12と裏面層13との間に多数の空隙を有する空隙層11が形成され、中間成形体Aが得られる。この中間成形体Aの表面層12には、可動型32の成形面32aの凹部32bにより、孔部15を形成する位置に、該孔部15と略同径の柱状部16が表面層12から垂直に突出するように形成される。この柱状部16は、中実であるため、表面層12や裏面層13に比べて樹脂材の固化時間が長めになり、表面層12の裏面には、柱状部16の形状に対応してヒケが生じ、表面側へ円形の窪み12aが形成される。この柱状部16は、アンカー形状となっていないため、従来の樹脂タブよりも固化時間が短縮される。以上が、成形工程である。
次いで、中間成形体Aを成形型30から脱型した後、表面層12に孔部15、15、…を形成する孔部形成工程に移る。この孔部形成工程では、図2(b)に示すように、はじめに、離脱用器具40の挿入孔40aに柱状部15を挿入する。このとき、柱状部15の全体を挿入孔40aに挿入しておく。そして、図2(c)に示すように、離脱用器具40を、一方の傾斜面40cが中間成形体Aの表面に接近するように傾ける。これにより、柱状部16に対しその側方から荷重が作用する。すると、柱状部16の形状に対応するように表面層12の裏面に窪み12aが形成されていて脆弱部となっているので、柱状部16は、基端部から折れる。柱状部16が折れると、その跡に、空隙層11の空隙に連通する孔部15が開口し、吸音構造体1が得られる。
以上説明したように、この実施形態によれば、中間成形体Aの表面層12に柱状部16を形成し、この柱状部16に対し側方から荷重を作用させて折ることにより、空隙に連通する孔部15を形成するようにしている。このため、孔部15を形成するにあたって、従来のようにアンカー形状を設定せずに済む。これにより、成形型30の型構造をシンプルにして型費を低減でき、しかも、柱状部16をアンカー形状にしなくて済む分、樹脂の使用量を抑制できるとともに、柱状部16が固化する時間を短くして1回の成形サイクルに要する時間を短縮できる。その結果、吸音構造体1のコストを低減することができる。
また、中間成形体Aの柱状部16を離脱用器具40の挿入孔40aに挿入し、この状態で、離脱用器具40を動かして柱状部16を折るようにしたので、柱状部16に荷重を作用させる際に該柱状部16が離脱用器具40から外れにくく、柱状部16を確実に折ることができる。
尚、上記実施形態では、離脱用器具40に形成した挿入孔40aに柱状部16を挿入し、該柱状部16を折るようにしたが、これに限らず、例えば、図4に示す変形例1のように、離脱用器具41に、柱状部16に当接する当接面41aを設け、この当接面41aを柱状部16に側方から当接させることにより、荷重を作用させるようにしてもよい。すなわち、変形例1の離脱用器具41の当接面41aは、離脱用器具41の側面に形成されており、上側へ行くほど側方へ大きく突出するように傾斜して延びている。この離脱用器具41を使用する場合には、まず、図4(a)に示すように、離脱用器具41を、その底面が中間成形体Aの表面に接触するように配置する。そして、離脱用器具41を中間成形品Aの表面に沿わせて柱状部16に接近する方向へ移動させていく。すると、当接面41aが上記のように傾斜していることから、当接面41aが柱状部16の先端部に当接する。これによって側方からの荷重を受けた柱状部16は、基端部から折れて傾いていき、やがて、図4(b)に示すように、柱状部16は、軸線方向両端に亘って当接面41aに当接する。これにより、柱状部16が完全に折れて中間成形体Aから離脱し、孔部15が形成される。
また、図5に示す変形例2のように、離脱用器具42の側面を、変形例1の当接面41aとは逆方向、即ち、下側へ行くほど側方へ大きく突出するように形成してもよい。この側面の下端部が、柱状部16に当接する当接部42aとされている。この変形例2の離脱用器具42を使用する場合には、まず、図5(a)に示すように、離脱用器具42を柱状部16の上方に位置付けた後、図5(b)に示すように、下方へ移動させて離脱用器具42の底面を中間成形体Aの表面に接触するように配置する。そして、離脱用器具42を中間成形品Aの表面に沿わせて柱状部16に接近する方向へ移動させていく。すると、当接部42aが柱状部16の基端部に当接する。このようにして側方からの荷重を受けた柱状部16は、図5(c)に示すように、基端部から折れて中間成形体Aから離脱し、孔部15が形成される。
また、図6に示す変形例3のように、離脱用器具42の底面における当接部42a側に傾斜面42bを設けるようにしてもよい。傾斜面42bは、当接部42aに近づくに従って上方に位置するように傾斜している。この変形例3の離脱用器具42によっても、中間成形体Aの柱状部16を折って孔部15を形成することができる。
また、中間成形体Aに形成する柱状部16は、角柱状であってもよい。また、柱状部16は、先端側を基端側よりも細く形成してもよい。
また、吸音構造体1は、自動車の荷室等に取り付けてもよいし、自動車以外にも、船舶や航空機、家屋等に取り付けることもできる。また、吸音構造体1を自動車のエンジンルームにおいてエンジンのシリンダヘッドに取り付けるようにしてもよく、この場合には、表面層12がシリンダヘッドに向くように配置するのが好ましい。
以上説明したように、本発明に係る吸音構造体の製造方法及び製造装置は、例えば、自動車に取り付けられる内装材を製造するのに用いることができる。
吸音構造体の斜視図である。 孔部形成工程を説明する断面図であり、(a)は、離脱用器具を柱状部の上方に配置した状態を示し、(b)は、離脱用器具の挿入孔に柱状部を挿入した状態を示し、(c)は、柱状部を折った状態を示す。 成形工程を説明する断面図であり、(a)は、成形型を開いた状態を示し、(b)は、中間成形体を成形した状態を示す。 変形例1に係る図2相当図である。 変形例2に係る図2相当図である。 変形例3に係る図2相当図である。
1 吸音構造体
11 空隙層
12 表面層(外面層)
13 裏面層
15 孔部
16 柱状部
30 成形型
31 固定型
32 可動型
40、41、42 離脱用器具
40a 挿入孔

Claims (4)

  1. 多数の空隙を有する空隙層(11)と、該空隙層(11)を覆う外面層とを備え、該外面層に該空隙層(11)の空隙に連通する孔部(15)が形成された吸音構造体(1)の製造方法であって、
    第1型(31)と第2型(32)を型締めして形成されるキャビティ内に樹脂材を供給して、その後、上記第1型(31)と上記第2型(32)との一方を他方から離して上記樹脂材を膨張させることにより多数の空隙を有する空隙層(11)を形成するとともに、中実の柱状部(16)が外方へ向けて突出するように形成された外面層を得て、該外面層の裏面に上記柱状部(16)に対応する窪み(12a)を形成して中間成形体を得る成形工程と、
    上記中間成形体の柱状部(16)に対しその側方から荷重を作用させて、該柱状部(16)を基端部から折って上記中間成形体から離脱させることにより、上記空隙に連通する上記孔部(15)を形成する孔部形成工程とを備えることを特徴とする吸音構造体(1)の製造方法。
  2. 請求項1に記載の吸音構造体(1)の製造方法において、
    孔部形成工程では、中間成形体の柱状部(16)を、離脱用器具(40)に形成された挿入孔(40a)に挿入した状態で折ることを特徴とする吸音構造体(1)の製造方法。
  3. 請求項1に記載の吸音構造体(1)の製造方法において、
    孔部形成工程では、離脱用器具(41,42)を中間成形体の柱状部(16)に対しその側方から押し当てることにより、柱状部(16)を折ることを特徴とする吸音構造体(1)の製造方法。
  4. 多数の空隙を有する空隙層(11)と、該空隙層(11)を覆う外面層とを備え、該外面層に該空隙層(11)の空隙に連通する孔部(15)が形成された吸音構造体(1)の製造装置であって、
    樹脂材が供給されるキャビティを有し、樹脂材を該キャビティ内で膨張させることによって多数の空隙が形成された空隙層(11)を得るとともに、中実の柱状部(16)が外方へ向けて突出するように形成された外面層を得て、該外面層の裏面に上記柱状部(16)に対応する窪み(12a)が形成された中間成形体を成形する成形型(30)と、
    上記中間成形体の柱状部(16)に対しその側方から荷重を作用させて、該柱状部(16)を基端部から折って上記中間成形体から離脱させる離脱用器具(40,41,42)とを備えていることを特徴とする吸音構造体(1)の製造装置。
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