JP5037234B2 - トルクコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は,駆動軸に連結されるポンプ羽根車と,このポンプ羽根車に対置されてタービン軸が連結されるタービン羽根車と,それらポンプ羽根車及びタービン羽根車内周部間に配置されるステータ羽根車とを備え,前記ステータ羽根車のステータハブに,前記駆動軸の外周に相対回転可能に支承される中空のステータ軸を結合し,このステータ軸に前記ポンプ羽根車のポンプハブを回転自在に支承すると共に,このポンプハブと前記ステータハブとの軸方向の対向面間にベアリングを介装したトルクコンバータの改良に関する。
従来のかゝるトルクコンバータでは,例えば特許文献1に開示されているように,ポンプ羽根車が鋳造により一体に構成されていたので,重量が重く,トルクコンバータ全体の軽量化が困難であった。また特許文献2に示すように,ポンプ羽根車のポンプシェルをプレス製とすることも知られているが,そのものでも,ポンプハブは,鋳造製として,ポンプシェルに溶接していたので,耐久性は確保し得るものゝ,軽量化の面で不満が残る上,ポンプハブ周りが大型化してしまい,トルクコンバータ全体のコンパクト化の障害となっていた。
特開2006−46483号公報 特開2003−214524号公報
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ポンプ羽根車の,ポンプハブ付きのポンプシェルのプレス製を可能にして,軽量化,耐久性及びコンパクト化を全て満足させ得る前記トルクコンバータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,駆動軸に連結されるポンプ羽根車と,このポンプ羽根車に対置されてタービン軸が連結されるタービン羽根車と,それらポンプ羽根車及びタービン羽根車内周部間に配置されるステータ羽根車とを備え,前記ステータ羽根車のステータハブに,前記駆動軸の外周に相対回転可能に支承される中空のステータ軸を結合し,このステータ軸に前記ポンプ羽根車のポンプハブを回転自在に支承すると共に,このポンプハブと前記ステータハブとの軸方向の対向面間にベアリングを介装したトルクコンバータにおいて,前記ポンプ羽根車が,プレス製で横断面椀形且つ環状のポンプシェルと,このポンプシェルの内側面にロー付けされてその周方向に配列される複数のポンプブレードと,前記ポンプシェルにロー付けされて前記ポンプブレードの,前記ポンプシェル内周側の端部を前記ポンプシェル側に押圧,保持する環状のリテーナプレートとを備え,前記ポンプシェルに,その内周端部を軸方向外方に屈曲させて前記ポンプハブを一体に形成し,前記リテーナプレートを,前記ポンプブレードを押圧,保持する押え部と,この押え部から半径方向内方に延びると共に,前記ポンプシェル及び前記ポンプハブ間の湾曲した屈曲部全体に重なるようにしてこの屈曲部に接合される補強壁部とで構成し,この補強壁部の内側面に,前記屈曲部との軸方向対応位置まで延びる,ポンプ羽根車の回転軸線と直交する平坦な座面を形成し,この座面と前記ステータハブとの間に,前記ベアリングとしてのスラストニードルベアリングを,それのニードルローラの中心が前記ポンプハブの軸方向投影面内に収まるようにして介装したことを第1の特徴とする。尚,前記駆動軸は,後述する本発明の実施例中のクランク軸1に対応する
た本発明は,第の特徴に加えて,前記座面を,前記補強壁部の内側面に切削加工を施して形したことを第の特徴とする。
また本発明は,第1または第2の特徴に加えて,前記スラストニードルベアリングは,前記ニードルローラの一側面を支承しながら前記ステータハブの一端面に当接する座板を備え,この座板と一体の筒軸が前記ステータ軸の外周面に回転自在に嵌合することを第3の特徴とする。尚,前記座板は,後述する本発明の実施例中の第1座板33に対応する。
本発明の第1の特徴によれば,プレス製のポンプシェルに,その内周端部を軸方向外方に屈曲させてポンプハブを一体に形成したこと,並びにポンプシェルの内周端部及びステータハブ間にスラストニードルベアリングを介装することにより,ポンプハブの小径化及びトルクコンバータの軸方向寸法の短縮化を図って,トルクコンバータのコンパクト化に寄与し得ると共に,ポンプシェル及びステータハブ間の円滑な相対回転を保証することができる。
しかも,ポンプシェルの内側面にポンプブレードを押圧,保持するリテーナプレートの補強壁部を,ポンプシェル及びポンプハブ間の湾曲した屈曲部全体に重ねてこの屈曲部に接合し,この補強壁部の内側面に,前記屈曲部との軸方向対応位置まで延びる,ポンプ羽根車の回転軸線と直交する平坦な座面を形成し,この座面とステータハブとの間にスラストニードルベアリングを介装したので,ポンプシェルのスラスト荷重支承部をリテーナプレートを有効に利用して補強することができ,トルクコンバータの耐久性の向上にも寄与し得る。
また,ニードルローラの中心をポンプハブの軸方向投影面内に収めているので,スラストニードルベアリングからのスラスト荷重をポンプハブに直接的に受け止めさせることができ,ポンプハブの変形及び傾きを確実に防ぐことができる。
また,補強壁部の内側面に,前記屈曲部との軸方向対応位置まで延びる,ポンプ羽根車の回転軸線と直交する平坦な座面を形成したので,前記座面を半径方向内方に広げて,前記配置のスラストニードルベアリングを安定よく支承することができるのみならず,スラストニードルベアリングの小径化,延いてはトルクコンバータのコンパクト化を図ることができる。
本発明の第の特徴によれば,前記座面を切削によって形成できる
本発明の第3の特徴によれば,筒軸をステータ軸の外周面に嵌合することで,スラストニードルベアリングをステータ軸に容易に装着することができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明のトルクコンバータの縦断面図,図2は図1の2部拡大図,図3は図2の3−3線断面図,図4はポンプ羽根車の製作工程説明図である。
先ず,図1において,自動二輪車,バギー車等の小型車両に搭載されるトルクコンバータTは,駆動軸としてのエンジンのクランク軸1と,図示しない多段補助変速機との間に介裝される。このトルクコンバータTは,ポンプ羽根車2と,その外周部に外周部を対置させるタービン羽根車3と,それらの内周部間に配置されるステータ羽根車4とを備え,これら三羽根車2,3,4間には作動オイルによる動力伝達のための循環回路5が画成される。ポンプ羽根車2の外周端部には,タービン羽根車3の外側面を覆うサイドカバー6が溶接部W1を介して一体的に連設される。またサイドカバー6の中心部には,カバーハブ6hが溶接部W2を介して連設される。
タービン羽根車3は,そのタービンハブ3hがボールベアリング8を介してクランク軸1に回転自在に支承されており,そのボールベアリング8の外側に隣接する前記サイドカバー6のカバーハブ6hがクランク軸1にスプライン嵌合される。このカバーハブ6hと,前記ボールベアリング8のインナレース8aとが,クランク軸1外周の環状肩部1aと,クランク軸1に螺着されるナット9とで挟持される。こうしてポンプ羽根車2はクランク軸1に固着される。
タービンハブ3hの内端には,クランク軸1の外周面に相対回転自在に嵌合するタービン軸10の内端が溶接部W3により結合され,このタービン軸10の外周面に相対回転自在に嵌合する筒状のステータ軸11の内端にステータ羽根車4のステータハブ4hがスプライン嵌合される。ステータ軸11の,ポンプ羽根車2の外側方に突出した外端部にはフリーホイール12が連結される。このフリーホイール12は公知のもので,ステータ軸11の外端に溶接される外筒13と,この外筒13内でステータ軸11に軸受ブッシュ24を介して相対回転自在に支承される内筒14と,これら内,外筒14,13間に介装される複数のスプラグ15とで構成され,その内筒14は,その一端に溶接されたフランジ16がクランクケース等の固定構造体23に設けられた固定ピン17に係止されることで,回転不能になっている。
さて,ポンプ羽根車2の構成について,図1及び図2を参照しながら説明する。
ポンプ羽根車2は,横断面椀形且つ環状のポンプシェル2sと,このポンプシェル2sの内側に配置される横断面椀形のポンプコアリング2rと,これらポンプシェル2s及びポンプコアリング2r間を一体に連結すべく環状に配列される複数のポンプブレード2bと,これらポンプブレード2bの,ポンプシェル2s内周側の端部をポンプシェル2sに押圧,保持する環状のリテーナプレート18とで構成される。上記ポンプシェル2s,ポンプコアリング2r,ポンプブレード2b及びリテーナプレート18は,全て鋼板よりなるプレス製である。
図1及び図2に示すように,ポンプシェル2sの内側面の内周端部及び外周端部には,それぞれ周方向に複数並ぶ第1及び第2位置決め凹部20a,21aが形成され,またポンプコアリング2rには周方向に複数並ぶ位置決め孔22aが穿設される。一方,各ポンプブレード2bには,これら第1,第2位置決め凹部20a,21a及び位置決め孔22aにそれぞれ係合する第1,第2及び第3位置決め爪20b,21b,22bが形成される。リテーナプレート18は,ポンプブレード2b群の半径方向内端部をポンプシェル2sに押圧,保持すべく,当初,円周上数個所のスポット溶接部W4により仮止され,これにより第1及び第2位置決め凹部20a,21aと第1及び第2位置決め爪20b,21bとの各係合状態が保持され,また位置決め孔22aと第3位置決め爪22bとの係合状態が保持される。この状態で,ポンプシェル2s,ポンプブレード2b,ポンプコアリング2r及びリテーナプレート18の四者はロー付けされる。図2中,符号28は固化したロー材を示す。
ポンプシェル2sには,その内周端部をプレス成形により軸方向外方に屈曲させてなるポンプハブ2hが一体に形成され,このポンプハブ2hは,軸受ブッシュ7を介してステータ軸11の外周面に相対回転自在に支承される。このポンプハブ2hの外端には,軸受ブッシュ24の外端を押える環状内向きの鍔部25が一体に形成されている。ポンプハブ2hのプレス成形の関係から,ポンプシェル2s及びポンプハブ2h間には,90°の範囲で湾曲して屈曲部26が形成される。
図2において,前記リテーナプレート18は,ポンプブレード2bを押圧,保持する押え部18aと,この押え部18aから半径方向内方に延びると共に,ポンプシェル2s及びポンプハブ2h間の湾曲した屈曲部26全体に重なるようにしてポンプシェル2sにロー付けされる補強壁部18bとで構成される。この補強壁部18bの内側面には,図4(B)に示すように,切削加工により,ポンプ羽根車2の回転軸線と直交する平坦な座面27が形成される。而して,この座面27は,図4(A)に示す切削前の補強壁部18bの平坦な内側面よりも,半径方向内方へ距離sだけ広がることになる。
この座面27と,それに開口するステータハブ4hの一端面との間に,スラストニードルベアリング30が介装される。このスラストニードルベアリング30は,環状に配列された複数のニードルローラ31と,これらニードルローラ31を保持する環状のローラリテーナ32と,ニードルローラ31群の一側面を支承しながらステータハブ4hの一端面に当接する第1座板33と,ニードルローラ31群の他側面を支承しながら前記座面27に当接する第2座板34とからなっており,第1座板33には,ステータ軸11の外周面に相対回転自在に支承される筒軸33aを一体に有しており,この筒軸33aの外周面によりローラリテーナ32及び第2座板34が回転自在に支持される。このスラストニードルベアリング30は,筒軸33aをステータ軸11の外周面に嵌合することで,ステータ軸11に容易に装着することができる。そして,このスラストニードルベアリング30は,ニードルローラ31を,その中心Cが前記ポンプハブ2hの軸方向投影面A内に収まるように配置される。
ステータハブ4hの他端面は,ステータ軸11の内端面と共にタービンハブ3hの内端面に当接する。こうしてステータハブ4hは,スラストニードルベアリング30及びタービンハブ3h間で軸方向の移動が拘束される。
一方,タービン羽根車3は,図1に示すように,それぞれプレス製のタービンシェル3s,タービンコアリング3r,複数のタービンブレード3b及び環状のリテーナプレート19が相互にロー付けして構成され,そのタービンシェル3sの内周端部にタービンハブ3hが溶接部W5により結合される。
図1において,クランク軸1の中心部には,供給油路40及び排出油路41がクランク軸1と一体の隔壁1bを挟んで同軸状に形成される。供給油路40は,クランク軸1により駆動されるオイルポンプ39から作動オイルを供給されるようになっており,この供給油路40の下流端部に,クランク軸1の第1傾斜油孔43と,クランク軸1及びタービン軸10間の第1環状油路44と,タービン軸10の第1油孔45と,タービン軸10及びステータ軸11間の第2環状油路46と,ステータ軸11の第2油孔47と,第1座板33に当接するステータハブ4hの一端面の複数の第1切欠き48とを順次介してポンプ羽根車2側の循環回路5に連通される。また循環回路5内は,ステータハブ4hの他端面に当接するタービンハブ3hの他端面の複数の第2切欠き49と,ステータ軸11及びタービン軸10間の第3環状油路50と,タービン軸10の第3油孔51と,タービン軸10及びクランク軸1間の第4環状油路52と,クランク軸1の第2傾斜油孔53とを順次介して排出油路41に連通され,排出油路41の下流側はエンジンの各部に連通している。
次に,この実施例の作用について説明する。
エンジンの運転中,オイルポンプ39から供給油路40に供給された作動オイルは,第1傾斜油孔43,第1環状油路44,第1油孔45,第2環状油路46,第2油孔47及び第1切欠き48を順次経てポンプ羽根車2側の循環回路5に導入され,該回路5を満たす。また循環回路5内の作動オイルは,第2切欠き49,第3環状油路50,第3油孔51,第4環状油路52及び第2傾斜油孔53を順次経て排出油路41に排出される。こうして,循環回路5には,常に新規な作動オイルで満たすことができると共に,トルクコンバータT各部の潤滑及び冷却を図ることができる。
而して,エンジンのクランク軸1によりポンプ羽根車2が回転されると,循環回路5を満たしている作動オイルは,遠心力の作用により図1の矢印のように,ポンプ羽根車2→タービン羽根車3→ステータ羽根車4→ポンプ羽根車2と循環しながらポンプ羽根車2の回転トルクをタービン羽根車3に伝達し,タービン軸10から図示しない変速機を経て車両の駆動車輪へと伝達して,それを駆動することができる。
トルクコンバータTにおけるポンプ羽根車2及びタービン羽根車3間のトルク増幅時には,それに伴う反力がステータ羽根車4に負担されるが,そのステータ羽根車4は,フリーホイール12のロック作用により回転を阻止される。
トルク増幅を終えると,ステータ羽根車4は,これが受けるトルク方向の反転により,フリーホイール12を空転させながらタービン羽根車3と共に同一方向へ回転するようになる。
ところで,ポンプ羽根車2は,プレス製で横断面椀形且つ環状のポンプシェル2sと,このポンプシェル2sの内側面にロー付けされてその周方向に配列される複数のポンプブレード2bと,ポンプシェル2sにロー付けされてポンプブレード2bの,ポンプシェル2s内周側の端部をポンプシェル2s側に押圧,保持する環状のリテーナプレート18とを備え,ポンプシェル2sには,その内周端部を軸方向外方に屈曲させてポンプハブ2hを一体に形成し,リテーナプレート18を,ポンプブレード2bを押圧,保持する押え部18aと,この押え部18aから半径方向内方に延びると共に,ポンプシェル2s及びポンプハブ2h間の湾曲した屈曲部26全体に重なるようにしてポンプシェル2sにロー付けされる補強壁部18bとで構成し,この補強壁部18bとステータハブ4hとの間に,スラストニードルベアリング30を,それのニードルローラ31の中心がポンプハブ2hの軸方向投影面A内に収まるようにして介装したので,即ち,プレス製のポンプシェル2sの内周端部を軸方向外方に屈曲させてポンプハブ2hを一体に形成したこと,並びにポンプシェル2sの内周端部及びステータハブ4h間にスラストニードルベアリング30を介装したことにより,ポンプハブ2hの小径化及びトルクコンバータTの軸方向寸法の短縮化を図って,トルクコンバータTのコンパクト化に寄与し得ると共に,ポンプシェル2s及びステータハブ4h間の円滑な相対回転を保証することができる。
またポンプシェル2sの内側面にロー付けされてポンプブレード2bを押圧,保持するリテーナプレート18の補強壁部18bを,ポンプシェル2s及びポンプハブ2h間の湾曲した屈曲部26全体に重ね,この補強壁部18b及びステータハブ4h間にスラストニードルベアリング30を,それのニードルローラ31の中心Cがポンプハブ2hの軸方向投影面A内に収まるようにして介装したことにより,ポンプシェル2sのスラスト荷重支承部をリテーナプレート18を有効に利用して補強することができ,トルクコンバータTの耐久性の向上にも寄与し得るばかりでなく,スラストニードルベアリング30からのスラスト荷重をポンプハブ2hに直接的に受け止めさせることができ,ポンプハブ2hの変形及び傾きを確実に防ぐことができる。
またリテーナプレート18の前記補強壁部18bの内側面には,切削加工により,ポンプ羽根車2の回転軸線と直交する平坦な座面27が形成されるので,この座面27は,半径方向内方に広がることになり,上記配置のスラストニードルベアリング30を安定よく支承することができるのみならず,スラストニードルベアリング30の小径化,延いてはトルクコンバータTのコンパクト化を図ることができる。
更に,第1座板33と一体の筒軸33aがステータ軸11の外周面に回転自在に嵌合するので,スラストニードルベアリング30をステータ軸11に容易に装着することができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
本発明のトルクコンバータの縦断面図。 図1の2部拡大図。 図2の3−3線断面図。 ポンプ羽根車の製作工程説明図。
A・・・・・・ポンプハブの軸方向投影面
C・・・・・・ニードルローラの中心
T・・・・・・トルクコンバータ
1・・・・・・駆動軸(クランク軸)
2・・・・・・ポンプ羽根車
2b・・・・・ポンプブレード
2h・・・・・ポンプハブ
2s・・・・・ポンプシェル
3・・・・・・タービン羽根車
4・・・・・・ステータ羽根車
4h・・・・・ステータハブ
10・・・・・タービン軸
11・・・・・ステータ軸
18・・・・・リテーナプレート
18a・・・・押え部
18b・・・・補強壁部
26・・・・・屈曲部
27・・・・・座面
30・・・・・スラストニードルベアリング
31・・・・・ニードルローラ
33・・・・・座板(第1座板)
33a・・・・筒軸

Claims (3)

  1. 駆動軸(1)に連結されるポンプ羽根車(2)と,このポンプ羽根車(2)に対置されてタービン軸(10)が連結されるタービン羽根車(3)と,それらポンプ羽根車(2)及びタービン羽根車(3)内周部間に配置されるステータ羽根車(4)とを備え,前記ステータ羽根車(4)のステータハブ(4h)に,前記駆動軸(1)の外周に相対回転可能に支承される中空のステータ軸(11)を結合し,このステータ軸(11)に前記ポンプ羽根車(2)のポンプハブ(2h)を回転自在に支承すると共に,このポンプハブ(2h)と前記ステータハブ(4h)との軸方向の対向面間にベアリングを介装したトルクコンバータにおいて,
    前記ポンプ羽根車(2)が,プレス製で横断面椀形且つ環状のポンプシェル(2s)と,このポンプシェル(2s)の内側面にロー付けされてその周方向に配列される複数のポンプブレード(2b)と,前記ポンプシェル(2s)にロー付けされて前記ポンプブレード(2b)の,前記ポンプシェル(2s)内周側の端部を前記ポンプシェル(2s)側に押圧,保持する環状のリテーナプレート(18)とを備え,前記ポンプシェル(2s)に,その内周端部を軸方向外方に屈曲させて前記ポンプハブ(2h)を一体に形成し,前記リテーナプレート(18)を,前記ポンプブレード(2b)を押圧,保持する押え部(18a)と,この押え部(18a)から半径方向内方に延びると共に,前記ポンプシェル(2s)及び前記ポンプハブ(2h)間の湾曲した屈曲部(26)全体に重なるようにしてこの屈曲部(26)に接合される補強壁部(18b)とで構成し,この補強壁部(18b)の内側面に,前記屈曲部(26)との軸方向対応位置まで延びる,ポンプ羽根車(2)の回転軸線と直交する平坦な座面(27)を形成し,この座面(27)と前記ステータハブ(4h)との間に,前記ベアリングとしてのスラストニードルベアリング(30)を,それのニードルローラ(31)の中心(C)が前記ポンプハブ(2h)の軸方向投影面(A)内に収まるようにして介装したことを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 請求項記載のトルクコンバータにおいて,
    前記座面(27)を,前記補強壁部(18b)の内側面に切削加工を施して形したことを特徴とするトルクコンバータ。
  3. 請求項1または2記載のトルクコンバータにおいて,
    前記スラストニードルベアリング(30)は,前記ニードルローラ(31)の一側面を支承しながら前記ステータハブ(4h)の一端面に当接する座板(33)を備え,この座板(33)と一体の筒軸(33a)が前記ステータ軸(11)の外周面に回転自在に嵌合することを特徴とするトルクコンバータ。
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