JP5035341B2 - 増幅回路 - Google Patents

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Description

本発明は、アナログ回路において用いられる増幅回路に関するものである。
増幅器のゲイン(利得)は、増幅器を構成するトランジスタの相互コンダクタンスgmと、このトランジスタに接続される負荷に依存する。相互コンダクタンスgmは、トランジスタの製造過程や、トランジスタの温度によって変化する。従って、増幅器のゲインを補償するには、相互コンダクタンスgmを補償することが重要となる。そのため、従来の増幅回路は、相互コンダクタンスgmを補償する回路(以下、gm補償回路とする)を用いてゲインを補償している。
図13は、従来のgm補償回路の構成を示す図である。図13に示すように、従来のgm補償回路では、正電源端子(AVD)101と接地(AVS)102の間に、PMOSトランジスタ103とNMOSトランジスタ104が直列に接続されている。また、正電源端子(AVD)101と接地(AVS)102の間に、PMOSトランジスタ105とNMOSトランジスタ106と抵抗107が直列に接続されている。
PMOSトランジスタ103,105のゲート端子は、PMOSトランジスタ105のドレイン端子に共通に接続されている。NMOSトランジスタ104,106のゲート端子は、NMOSトランジスタ104のドレイン端子に共通に接続されている。このgm補償回路では、NMOSトランジスタ106の相互コンダクタンスgmが一定になるように制御される。このような構成のgm補償回路は、例えば、下記非特許文献1に開示されている。
図14は、従来の増幅回路の構成を示す図である。図14に示すように、従来の増幅回路は、正電源端子(AVD)101と接地(AVS)102の間に接続された電流源111およびNMOSトランジスタ112からなるバイアス部と、正電源端子(AVD)101と接地(AVS)102の間に接続された負荷抵抗113およびNMOSトランジスタ114からなる増幅部により構成されている。NMOSトランジスタ112,114のゲート端子は、NMOSトランジスタ112のドレイン端子に共通に接続されている。
また、NMOSトランジスタ114のゲート端子は、コンデンサ115を介して入力端子(IN)116に接続されている。NMOSトランジスタ114のドレイン端子は、出力端子(OUT)117に接続されている。従来の増幅回路では、図13に示すようなgm補償回路を用い、このgm補償回路のNMOSトランジスタ106と増幅回路のNMOSトランジスタ114でゲート幅およびゲート長を同じにすることによって、gm補償回路のNMOSトランジスタ106を流れる電流と同じ量の電流が、カレントミラーにより、増幅回路の電流源111により流れる。それによって、増幅回路のNMOSトランジスタ114のゲート−ソース間電圧Vgs(ゲートバイアスVg)が制御され、NMOSトランジスタ114の相互コンダクタンスgmが補償されるので、ゲインが補償される。
図15は、従来の増幅回路の相互コンダクタンスgmとゲートバイアスVgの関係を示す図である。図15に示すように、室温状態の特性曲線に対して、低温状態での特性曲線の変化は急峻となり、一方、高温状態での特性曲線の変化は緩やかになる。温度が変化したときに相互コンダクタンスgmを一定に保つには、図15に矢印で示すように、温度の変化に応じてゲートバイアスVgを変化させればよい。
ベーザド・ラザヴィ(Behzad Razavi)、「デザイン・オブ・アナログ・CMOS・インテグレイテッド・サーキッツ(Design of Analog CMOS Integrated Circuits)」、マグロウヒル出版社(McGraw−Hill Publishing Co.)、(米国)、2003年10月1日、P.393
しかしながら、上述した従来の増幅回路では、次のような問題点がある。増幅する信号の振幅が大きく、かつ、ゲートバイアス点が高い場合、高温状態となって相互コンダクタンスgmが低下すると、相互コンダクタンスgmを一定に保ち得るゲートバイアスVgがその制御可能範囲を上回ってしまう(図15参照)。そのため、ゲートバイアスVgを制御するだけでは、相互コンダクタンスgmを補償することができないことがある。その場合、増幅回路のゲインを補償することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、相互コンダクタンスgmを補償することができ、それによって、ゲインと線形性を補償することができる増幅回路を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、増幅回路のゲートバイアス点を制御する代わりに、増幅用トランジスタのゲート幅を制御することによって、相互コンダクタンスgmを補償することを特徴とする。図1は、この発明にかかる増幅回路の相互コンダクタンスgmとゲートバイアスVgの関係を示す図である。図1に矢印で示すように、増幅用トランジスタのゲート幅を制御する。例えば、低温状態の場合には、相互コンダクタンスgmを下げることによって、また、高温状態の場合には、相互コンダクタンスgmを上げることによって、それぞれ、例えば、室温状態での相互コンダクタンスgmに近づける。
増幅用トランジスタのゲート幅を制御するためには、増幅用トランジスタを、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタからなるトランジスタ群で構成する。このトランジスタ群の中から、1個以上のトランジスタを適宜選択し、その選択したトランジスタ同士を並列に接続することによって入力信号を増幅する。また、ゲート長およびゲート幅が同じ単位トランジスタを用意し、この単位トランジスタを並列に接続する個数を変えることにより、トランジスタ群の、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタを構成してもよい。
この発明によれば、増幅用トランジスタのゲート幅を制御することによって、gmの補償を行うことができる。例えば、低温状態の場合には、相互コンダクタンスgmが下がり、高温状態の場合には、相互コンダクタンスgmが上がる。それによって、低温状態でも高温状態でも、例えば、室温状態に近い相互コンダクタンスgmが得られる。また、バイアス回路に流れる電流と増幅器に流れる電流を一定にすれば、オーバードライブ電圧(ゲートバイアス−閾値電圧)を一定に保ったまま相互コンダクタンスgmを補償することができ線形性も同時に補償することができる。
本発明にかかる増幅回路は、ゲートバイアスVg−閾値電圧Vthを一定に保ったまま相互コンダクタンスgmを補償できる。それによって、増幅回路のゲインと線形性を補償することができるという効果を奏する。
この発明にかかる増幅回路の相互コンダクタンスgmとゲートバイアスVgの関係を示す図である。 この発明の実施例1にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例1にかかる増幅回路の制御信号の一例を示す図である。 この発明の実施例1にかかる増幅回路の制御信号と相互コンダクタンスgmとゲートバイアスVgの関係を示す図である。 この発明の実施例2にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例3にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例4にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例5にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例6にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例7にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例8にかかる増幅回路の構成を示す図である。 この発明の実施例8にかかる増幅回路のβモニタの構成を示す図である。 従来のgm補償回路の構成を示す図である。 従来の増幅回路の構成を示す図である。 従来の増幅回路の相互コンダクタンスgmとゲートバイアスVgの関係を示す図である。
以下に、本発明にかかる増幅回路の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。以下の説明においては、nを2以上の整数とする。以下の各実施例において、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図2は、この発明の実施例1にかかる増幅回路の構成を示す図である。図2に示すように、実施例1の増幅回路において、増幅部1は、ゲート長が同じでゲート幅が異なるn個のNMOSトランジスタ3,4,5で構成されている。また、バイアス部2は、ゲート長が同じでゲート幅が異なるn個のNMOSトランジスタ6,7,8で構成されている。なお、図2には、増幅部およびバイアス部にはNMOSトランジスタが3個ずつ描かれているが、それぞれ、トランジスタの数は2個でもよいし、4個以上でもよい。
以下の説明では、増幅部1とバイアス部2のNMOSトランジスタを区別するため、増幅部1のNMOSトランジスタをMAとし、バイアス部2のNMOSトランジスタをMBとする。また、増幅部1内のn個のNMOSトランジスタMAのそれぞれを区別して説明する必要がある場合には、MAに1、2およびnの添え字を付して、トランジスタMA1、トランジスタMA2およびトランジスタMAnとする。
バイアス部2内のn個のNMOSトランジスタMBについても同様とする。また、後述するスイッチおよび制御端子についても、増幅部1においてはそれぞれSAおよびBAとし、バイアス部2においてはそれぞれSBおよびBBとし、個々を区別する場合には、それぞれに1、2およびnの添え字を付す。
増幅部1のn個のトランジスタMA3,4,5において、ソース端子は、接地(AVS)9に接続されている。ドレイン端子は、コイル10を介して正電源端子(AVD)11に接続されているとともに、増幅回路の出力端子(OUT)12に接続されている。ゲート端子は、コンデンサ13を介して増幅回路の入力端子(IN)14に接続されている。
また、トランジスタMA13のゲート端子、トランジスタMA24のゲート端子およびトランジスタMAn5のゲート端子は、それぞれ、スイッチSA115、スイッチSA216およびスイッチSAn17を介して抵抗18に接続されている。これらのスイッチSA115、スイッチSA216およびスイッチSAn17は、それぞれ、制御端子BA119、制御端子BA220および制御端子BAn21から入力される制御信号に基づいて、オン状態とオフ状態を切り換える。
バイアス部2のn個のトランジスタMB6,7,8において、ソース端子は、接地(AVS)9に接続されている。ドレイン端子は、正電源端子(AVD)22との間に接続された電流源23に接続されている。また、ドレイン端子は、前記抵抗18に接続されている。つまり、バイアス部2は、この抵抗18を介して増幅部1のトランジスタMA3,4,5にバイアスを供給する。
トランジスタMB16のゲート端子、トランジスタMB27のゲート端子およびトランジスタMBn8のゲート端子は、それぞれ、スイッチSB124、スイッチSB225およびスイッチSBn26により、自身のドレイン端子および接地(AVS)9のいずれか一方に接続される。これらのスイッチSB124、スイッチSA225およびスイッチSAn26は、それぞれ、制御端子BB127、制御端子BB228および制御端子BBn29から入力される制御信号に基づいて、ゲート端子の接続先を切り換える。
ここで、トランジスタMA3,4,5およびトランジスタMB6,7,8は、例えば、ゲート長およびゲート幅が同じ単位トランジスタを並列に接続したものである。トランジスタMA13とトランジスタMA24とトランジスタMAn5では、並列に接続される単位トランジスタの数が異なる。同様に、トランジスタMB16とトランジスタMB27とトランジスタMBn8では、並列に接続される単位トランジスタの数が異なる。
特に限定しないが、例えば、トランジスタMA13とトランジスタMB16、トランジスタMA24とトランジスタMB27、トランジスタMAn5とトランジスタMBn8のそれぞれにおいて、単位トランジスタの数を同じにしてもよい。また、制御端子BA119と制御端子BB127、制御端子BA220と制御端子BB228、制御端子BAn21と制御端子BBn29のそれぞれにおいて、入力される制御信号のレベルを同じにしてもよいし、異なるようにしてもよい。
増幅部1のトランジスタMA3,4,5からなる第1のトランジスタ部において、スイッチSA15,16,17がオン状態となってゲート端子がバイアス部2に接続されるトランジスタ、すなわち、バイアス部2からバイアスが供給されるトランジスタが、入力信号の増幅に寄与する。この増幅に寄与するトランジスタの組み合わせを変えることによって、第1のトランジスタ部のゲート幅が変わり、第1のトランジスタ部における相互コンダクタンスgmの補償、ひいてはゲインの補償が可能となる。
また、バイアス部2のトランジスタMB6,7,8からなる第2のトランジスタ部において、スイッチSB24,25,26がオン状態となってゲート端子が自身のドレイン端子に接続されるトランジスタ、すなわち、オン状態になるトランジスタが、増幅部1へのバイアス供給に寄与する。このバイアス供給に寄与するトランジスタの組み合わせを変えることによって、第2のトランジスタ部のゲート幅が変わり、増幅部1の増幅特性において線形性の補償が可能となる。
図2に示す増幅回路の温度補償手法について説明する。増幅部1においてコイル10を流れる電流をIAとし、バイアス部2において電流源23を流れる電流をIBとする。一般に、トランジスタのドレイン−ソース電流Idsは、次の(1’)式で表される。また、相互コンダクタンスgmは(2’)式で表される。ただし、(1’)式および(2’)式において、オーバードライブ電圧Vodは、ゲートバイアスVgと閾値電圧Vthを用いて(3’)式で表される。また、βは、ゲート幅Wg、ゲート長Lg、移動度μおよび単位面積当たりゲート容量C0を用いて(4’)式で表される。
Ids=β/2×Vod2 ・・・(1’)
gm=β×Vod ・・・(2’)
Vod=Vg−Vth ・・・(3’)
β=μC0Wg/Lg ・・・(4’)
ここで、図2に示す増幅回路において、IAおよびIBの両電流と相互コンダクタンスgmが一定になるように制御すると、前記(1’)式および(2’)式より、次の(5’)式が成り立つ。
Ids/gm=Vod/2 ・・・(5’)
(5’)式より、相互コンダクタンスgmとドレイン−ソース電流Idsが一定となる条件下では、オーバードライブ電圧Vodは一定となることがわかる。また、前記(2’)式より、相互コンダクタンスgmとオーバードライブ電圧Vodを一定とすると、温度が変化したときの変数はβであり、すなわち前記(4’)式より移動度μである。増幅部1の第1のトランジスタ部およびバイアス部2の第2のトランジスタ部の各ゲート幅Wgを制御することにより、移動度μの変化を補償することができれば、相互コンダクタンスgmを補償することができる。
そこで、実施例1では、第1のトランジスタ部および第2のトランジスタ部の各ゲート幅Wgは、1/μに比例するように制御される。このように一定電流を流し、ゲート幅Wgを1/μに比例するように制御すれば、相互コンダクタンスgmとオーバードライブ電圧Vodを一定にすることができるので、増幅回路のゲインと線形性を補償することができる。
nを3とし、3ビットの制御信号でゲート幅Wgを制御する場合の例を説明する。図3は、この発明の実施例1にかかる増幅回路の制御信号の一例を示す図である。ここでは、−30℃(243K)〜130℃(403K)の温度範囲で温度補償を行うとする。図3において、Wg/Wg20℃は、20℃のときのゲート幅Wgを1としたときの各温度でのゲート幅Wgの値であり、移動度μが絶対温度Tの−1.7乗(T-1.7)に比例するとした場合の値である。
また、コード[3:1]とあるのは、3ビットの制御信号のことであり、LSBが制御端子BA119および制御端子BB127に入力される信号に対応し、MSBが制御端子BAn21および制御端子BBn29に入力される信号に対応する。また、単位トランジスタの数は、特に限定しないが、例えば、トランジスタMA13およびトランジスタMB16では1個であり、トランジスタMA24およびトランジスタMB27では2個であり、トランジスタMAn5およびトランジスタMBn8では4個である。
この場合、コード[3:1]とオン状態となる単位トランジスタの数は、次のようになる。000であれば0個であり、001であれば1個であり、010であれば2個であり、011であれば3個であり、100であれば4個である。101であれば5個であり、110であれば6個であり、111であれば7個である。
図4は、この発明の実施例1にかかる増幅回路の制御信号と相互コンダクタンスgmとゲートバイアスVgの関係を示す図であり、図3に示すコード[3:1]を変えた場合の特性曲線の変化を示している。一例として、図4は、130℃の場合を示している。図4において、010(20℃)として示す特性曲線は、20℃でコード[3:1]が010である場合を示しているが、これが130℃になると相互コンダクタンスgmが下がるため、010(130℃)として示す特性曲線になる。そこで、より多くの単位トランジスタがオン状態となるようにコード[3:1]を変更して、ゲート幅Wgを大きくする。それによって、図4に矢印で示すように、130℃での特性曲線が010(20℃)の特性曲線に近づき、相互コンダクタンスgmを補償することができる。また、バイアス部2に流れる電流と増幅部1に流れる電流を一定にすれば、オーバードライブ電圧(ゲートバイアス−閾値電圧)を一定に保ったまま相互コンダクタンスgmを補償することができ線形性も同時に補償することができる。
図5は、この発明の実施例2にかかる増幅回路の構成を示す図である。図5に示すように、実施例2の増幅回路では、増幅部1において、トランジスタMA3,4,5の各ゲート端子は、抵抗18を介してバイアス部2に接続されている。また、各ゲート端子は、コンデンサ13を介して入力端子(IN)14に接続されるが、その接続は、スイッチSA15,16,17の開閉により制御される。その他の構成は、実施例1と同じである。
増幅部1のトランジスタMA3,4,5の各ゲート端子には、常にバイアス部2からバイアスが与えられている。そして、スイッチSA15,16,17がオン状態となってゲート端子がコンデンサ13を介して入力端子(IN)14に接続されるトランジスタにのみ、入力信号が入力される。つまり、実施例1では、温度変化に応じて、バイアスが印加されるトランジスタの数が変わるが、実施例2では、入力信号が入力されるトランジスタの数が変わる。入力信号が入力されるトランジスタが、入力信号の増幅に寄与する。
図6は、この発明の実施例3にかかる増幅回路の構成を示す図である。図6に示すように、実施例3の増幅回路では、増幅部1において、トランジスタMA3,4,5の各ゲート端子は、抵抗18を介してバイアス部2に接続されると同時に、コンデンサ13を介して入力端子(IN)14に接続されるが、その接続は、スイッチSA15,16,17の切り換えにより制御される。その他の構成は、実施例1と同じである。
スイッチSA15,16,17の切り換えにより、ゲート端子がコンデンサ13および抵抗18に接続されるトランジスタにのみ、バイアスが印加されるとともに、入力信号が入力される。そうでないトランジスタのゲート端子は、接地(AVS)9に接続される。つまり、実施例3では、温度変化に応じて、増幅部1のオフ状態のトランジスタには、バイアスだけでなく、入力信号の入力もない。
図7は、この発明の実施例4にかかる増幅回路の構成を示す図である。図7に示すように、実施例4の増幅回路では、バイアス部2に初期ばらつき補正用のNMOSトランジスタMB030が設けられている。このトランジスタMB030において、ソース端子は接地(AVS)9に接続されており、ゲート端子は自身のドレイン端子および電流源23に接続されている。その他の構成は、実施例1と同じである。なお、実施例2または実施例3に初期ばらつき補正用のトランジスタMB0を設けることもできる。
図8は、この発明の実施例5にかかる増幅回路の構成を示す図である。図8に示すように、実施例5の増幅回路では、増幅部1のスイッチSA15,16,17とバイアス部2のスイッチSB24,25,26が同じ制御信号により制御される。この場合、トランジスタMA13とトランジスタMB16、トランジスタMA24とトランジスタMB27、トランジスタMAn5とトランジスタMBn8のそれぞれにおいて、単位トランジスタの数を同じにすれば、増幅部1とバイアス部2で同じゲート幅Wgのトランジスタが同時に選択されることになる。その他の構成は、実施例1と同じである。なお、実施例2、実施例3、実施例4、または実施例2もしくは実施例3に初期ばらつき補正用のトランジスタを設けた構成においても、増幅部1のスイッチSA15,16,17とバイアス部2のスイッチSB24,25,26を同じ制御信号により制御することもできる。
図9は、この発明の実施例6にかかる増幅回路の構成を示す図である。図9に示すように、実施例6の増幅回路は、上述した実施例1〜実施例5のいずれかの増幅回路(増幅部1とバイアス部2)とプリセット部51を組み合わせたものである。プリセット部51は、増幅回路を製造した後にその初期特性をモニタし、初期ばらつきに基づいて、増幅部1のゲート幅Wgを決める第1の制御信号と、バイアス部2のゲート幅Wgを決める第2の制御信号の初期値を設定する。図9において、BA[n:1]はnビットの第1の制御信号を表し、BB[n:1]はnビットの第2の制御信号を表す(図10および図11においても同様)。
図10は、この発明の実施例7にかかる増幅回路の構成を示す図である。図10に示すように、実施例7の増幅回路は、上述した実施例1〜実施例5のいずれかの増幅回路(増幅部1とバイアス部2)と温度計61とデコーダ62を組み合わせたものである。温度計61は、温度に応じた信号を出力する。デコーダ62は、温度計61の出力信号に基づいて、増幅部1のゲート幅Wgを決める第1の制御信号と、バイアス部2のゲート幅Wgを決める第2の制御信号を生成する。第1の制御信号を表すコードBA[n:1]および第2の制御信号を表すコードBB[n:1]は、1/μに比例するように制御される。つまり、ゲート幅Wgが1/μに比例するように、ゲート幅WgとゲートバイアスVgが制御される。
図11は、この発明の実施例8にかかる増幅回路の構成を示す図である。図11に示すように、実施例8の増幅回路は、上述した実施例1〜実施例5のいずれかの増幅回路(増幅部1とバイアス部2)とβモニタ71とデコーダ72を組み合わせることによって、製造ばらつきを補償するようにしたものである。前記(1’)式のβはプロセス情報であり、製造ばらつきはこのβのばらつきに相当する。単位ゲート幅当たりのβをβ0とすると、βモニタ71は、β0に応じた信号を出力する。βモニタ71のモニタ回路については、後述する。
デコーダ72は、βモニタ71の出力信号に基づいて、増幅部1のゲート幅Wgを決める第1の制御信号と、バイアス部2のゲート幅Wgを決める第2の制御信号を生成する。実施例8では、第1の制御信号を表すコードBA[n:1]および第2の制御信号を表すコードBB[n:1]は、1/β0に比例するように制御される。つまり、ゲート幅Wgが1/β0に比例するように、ゲート幅WgとゲートバイアスVgが制御される。
βモニタ71のモニタ回路について説明する。本発明者は、先に特許出願した特願2006−999735号の中で、βモニタ71のモニタ回路について提案している。ここでは、モニタ回路の一例として、特願2006−999735号からモニタ回路に関する説明を抜粋して記載するとともに、同出願の図5を図12として本明細書に添付する。
図12は、この発明の実施例8にかかる増幅回路のβモニタの構成を示す図である。同図においてモニタ回路は、ゲート幅Wとゲート長Lの異なる複数のトランジスタと、基準電流Irefを流す複数の電流源によって構成されている。図12のモニタ回路は、基本的に2つの部分に分かれている。すなわちゲート長がL1でゲート幅の異なるトランジスタ31,33,34,36,37を含む部分と、ゲート長がL2でゲート幅が異なるトランジスタ41,43,44,46,47を含む部分とに分かれている。
ゲート長L1のトランジスタを含む部分は、3つの回路A1、B1、およびB1’からなっている。回路A1は、ゲート幅W1、ゲート長L1のトランジスタ31に基準電流源Iref32が接続された形式となっている。これに対して回路B1は、ゲート幅がW1のk1倍であるトランジスタ33,34が直列に接続され、さらに基準電流源Iref35が接続された形式となっており、回路B1’は同様にゲート幅がW1のk2倍であるトランジスタ36,37が直列に接続され、さらに基準電流源Iref38が接続された形式となっている。
次にゲート長L2のトランジスタを含む部分は、3つの回路A2、B2、およびB2’からなっている。回路A2は、ゲート幅W2、ゲート長L2のトランジスタ41と、基準電流源Iref42とによって構成され、回路B2はゲート幅がW2のk1倍、ゲート長がL2の2つのトランジスタ43,44、および基準電流源Iref45とによって構成され、さらに回路B2’はゲート幅がW2のk2倍、ゲート長がL2の2つのトランジスタ46,47、および基準電流源Iref48によって構成されている。
ここで一般的に、MOSトランジスタのドレイン−ソース電流Idsは、ゲートソース間電圧Vgs、閾値電圧Vth、およびトランスコンダクタンス係数βを用いた2乗則によって表わされる。またトランスコンダクタンス係数βはトランジスタのゲート幅W、ゲート長L、およびゲート酸化膜の比誘電率や、酸化膜の厚さなどによって物理的に決定されるβ0によって次式のように与えられる。
Figure 0005035341
Figure 0005035341
すなわち図12において、回路A1の内部のトランジスタ31のトランスコンダクタンス係数をβ1、閾値電圧をVth1とすると、回路B1の内部のトランジスタ33,34のトランスコンダクタンス係数はk1β1、回路B1’の内部のトランジスタ36,37のトランスコンダクタンス係数はk2β1によって表わされることになる。同様に回路A2の内部のトランジスタ41のトランスコンダクタンス係数をβ2とすると、トランジスタ43,44のトランスコンダクタンス係数はそのk1倍、トランジスタ46,47のトランスコンダクタンス係数はそのk2倍となる。
閾値電圧Vthについては、その値はゲート長に大きく依存するものであり、トランジスタ31の閾値電圧Vth1はトランジスタ41の閾値電圧Vth2とは値が異なるものと考えられる。 前述のように、ドレイン−ソース電流Idsは、一般的には前述の2乗則、すなわち(1)式によってゲート−ソース間電圧Vgsと関係づけられるものとされているが、より正確には次の(3)式のようなn乗則に従うものとして、図12におけるトランスコンダクタンス係数、閾値電圧などの算出について説明する。
Figure 0005035341
図12のトランジスタ31に対して、オーバードライブ電圧をVod1とし、
Vgs=Vth1+Vod1、Ids=Iref、β=β1、Vth=Vth1
を用いて、次式が成立する。
Figure 0005035341
次にトランジスタ33のドレイン電位をVA1、ソース電位をVB1として次式が成立する。
Figure 0005035341
トランジスタ34については、次式が成立する。
Figure 0005035341
(4)、(5)式より、オーバードライブ電圧として次式が得られる。
Figure 0005035341
(5)、(6)式より、閾値電圧として次式が得られる。
Figure 0005035341
(5)、(7)式より、トランスコンダクタンス係数として次式が得られる。
Figure 0005035341
上記(9)式から得られるβ1を、実施例8におけるβ0として用いる。なお、βモニタ71は、β0をモニタすることができれば、図12に示す構成のものに限らない。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)ゲート幅を制御可能な第1のトランジスタ部からなる増幅部、を備え、
第1の制御信号に基づいて、前記第1のトランジスタ部のゲート幅が制御されることを特徴とする増幅回路。
(付記2)前記第1のトランジスタ部は、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタが並列に接続されて構成されており、前記第1の制御信号に基づいて、入力信号の増幅に寄与するトランジスタが選択されることを特徴とする付記1に記載の増幅回路。
(付記3)前記第1のトランジスタ部にバイアスを与えるバイアス部、をさらに備え、
前記第1のトランジスタ部では、各トランジスタのゲート端子に入力信号が入力されており、前記第1の制御信号に基づいて選択されたトランジスタのゲート端子にのみ前記バイアス部からバイアスが与えられることを特徴とする付記2に記載の増幅回路。
(付記4)前記第1のトランジスタ部にバイアスを与えるバイアス部、をさらに備え、
前記第1のトランジスタ部では、各トランジスタのゲート端子に前記バイアス部からバイアスが与えられており、前記第1の制御信号に基づいて選択されたトランジスタのゲート端子にのみ入力信号が入力されることを特徴とする付記2に記載の増幅回路。
(付記5)前記第1のトランジスタ部にバイアスを与えるバイアス部、をさらに備え、
前記第1のトランジスタ部では、前記第1の制御信号に基づいて選択されたトランジスタのゲート端子にのみ、前記バイアス部からバイアスが与えられるとともに、入力信号が入力されることを特徴とする付記2に記載の増幅回路。
(付記6)前記バイアス部は、ゲート幅を制御可能な第2のトランジスタ部からなり、前記バイアスを制御するための第2の制御信号に基づいて、前記第2のトランジスタ部のゲート幅が制御されることを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載の増幅回路。
(付記7)前記バイアス部は、初期ばらつき補正用のトランジスタを備えることを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
(付記8)前記第2のトランジスタ部は、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタが並列に接続されて構成されており、前記第2の制御信号に基づいて、バイアス供給に寄与するトランジスタが選択されることを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
(付記9)前記第1のトランジスタ部と前記第2のトランジスタ部で、同じゲート幅のトランジスタが同時に選択されることを特徴とする付記8に記載の増幅回路。
(付記10)前記バイアス部に流れる電流が一定であることを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
(付記11)前記第1のトランジスタ部および前記第2のトランジスタ部の、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタは、それぞれ、ゲート長およびゲート幅が同じ1個以上の単位トランジスタが並列に接続された構成であることを特徴とする付記8に記載の増幅回路。
(付記12)前記増幅部および前記バイアス部の製造初期ばらつきに基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を設定するプリセット部、
をさらに備えることを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
(付記13)温度計と、
前記温度計の出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
をさらに備えることを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
(付記14)製造ばらつきに関する情報を取得するモニタと、
前記モニタの出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
をさらに備えることを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
(付記15)前記増幅部および前記バイアス部の製造初期ばらつきに基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を設定するプリセット部、
をさらに備えることを特徴とする付記7に記載の増幅回路。
(付記16)温度計と、
前記温度計の出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
をさらに備えることを特徴とする付記7に記載の増幅回路。
(付記17)製造ばらつきに関する情報を取得するモニタと、
前記モニタの出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
をさらに備えることを特徴とする付記7に記載の増幅回路。
(付記18)前記増幅部および前記バイアス部の製造初期ばらつきに基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を設定するプリセット部、
をさらに備えることを特徴とする付記9に記載の増幅回路。
(付記19)温度計と、
前記温度計の出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
をさらに備えることを特徴とする付記9に記載の増幅回路。
(付記20)製造ばらつきに関する情報を取得するモニタと、
前記モニタの出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
をさらに備えることを特徴とする付記9に記載の増幅回路。
以上のように、本発明にかかる増幅回路は、増幅器を備えたアナログ回路に有用であり、特に、無線通信用高周波増幅器に適している。
1 増幅部
2 バイアス部
3,4,5 増幅部のトランジスタ
6,7,8 バイアス部のトランジスタ
30 初期ばらつき補正用のトランジスタ
51 プリセット部
61 温度計
62,72 デコーダ
71 βモニタ

Claims (8)

  1. ゲート幅を制御可能な第1のトランジスタ部からなる増幅部、を備え、
    第1の制御信号に基づいて、前記第1のトランジスタ部のゲート幅が制御され、
    前記第1のトランジスタ部は、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタが並列に接続されて構成されており、前記第1の制御信号に基づいて、入力信号の増幅に寄与するトランジスタが選択され、
    前記第1のトランジスタ部にバイアスを与えるバイアス部、をさらに備え、
    前記第1のトランジスタ部では、各トランジスタのゲート端子に入力信号が入力されており、前記第1の制御信号に基づいて選択されたトランジスタのゲート端子にのみ前記バイアス部からバイアスが与えられ、
    または、
    前記第1のトランジスタ部では、各トランジスタのゲート端子に前記バイアス部からバイアスが与えられており、前記第1の制御信号に基づいて選択されたトランジスタのゲート端子にのみ入力信号が入力され、
    または、
    前記第1のトランジスタ部では、前記第1の制御信号に基づいて選択されたトランジスタのゲート端子にのみ、前記バイアス部からバイアスが与えられるとともに、入力信号が入力され、
    前記バイアス部は、ゲート幅を制御可能な第2のトランジスタ部からなり、前記バイアスを制御するための第2の制御信号に基づいて、前記第2のトランジスタ部のゲート幅が制御され、
    前記バイアス部は、初期ばらつき補正用のトランジスタを備え、
    前記第2のトランジスタ部は、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタが並列に接続されて構成されており、前記第2の制御信号に基づいて、バイアス供給に寄与するトランジスタが選択され、
    前記第1のトランジスタ部と前記第2のトランジスタ部で、同じゲート幅のトランジスタが同時に選択され、
    前記バイアス部に流れる電流が一定であり、
    前記第1のトランジスタ部および前記第2のトランジスタ部の、ゲート長が同じでゲート幅が異なる複数のトランジスタは、それぞれ、ゲート長およびゲート幅が同じ1個以上の単位トランジスタが並列に接続された構成であり、
    温度計と、
    前記温度計の出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
    をさらに備えることを特徴とする増幅回路。
  2. 前記増幅部および前記バイアス部の製造初期ばらつきに基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を設定するプリセット部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記増幅部および前記バイアス部の製造初期ばらつきに基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を設定するプリセット部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  4. 温度計と、
    前記温度計の出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  5. 製造ばらつきに関する情報を取得するモニタと、
    前記モニタの出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  6. 前記増幅部および前記バイアス部の製造初期ばらつきに基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を設定するプリセット部、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  7. 温度計と、
    前記温度計の出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
  8. 製造ばらつきに関する情報を取得するモニタと、
    前記モニタの出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を生成するデコーダと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
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