JP5035311B2 - ペースト膜形成装置、電子部品実装装置、ペースト膜形成方法及び電子部品実装方法 - Google Patents

ペースト膜形成装置、電子部品実装装置、ペースト膜形成方法及び電子部品実装方法 Download PDF

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Description

本発明は、ペーストが供給されたテーブルに対してスキージを相対移動させてテーブルの上面とスキージとの間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させるペースト膜形成装置、電子部品実装装置、ペースト膜形成方法及び電子部品実装方法に関するものである。
電子部品実装装置は、バンプ形成面が下方を向くフェイスダウンの姿勢で供給されたバンプ付きの電子部品の上面を装着ヘッドにより吸着保持してフラックス等のペーストの薄膜(ペースト膜)の上方に移動させ、そこから装着ヘッドを下降させてバンプにペーストを付着させた後、装着ヘッドを基板の上方に移動させて電子部品を基板に装着する。ここでペースト膜の形成を行うペースト膜形成装置は、ペーストが供給されたテーブルに対してテーブルの上方に設置されたスキージを相対移動させることにより、テーブルの上面とスキージとの間隔(ギャップ)に応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させる構成となっている。
このような電子部品実装装置では、バンプに付着させるペーストの量が少ない場合には接着不良が発生し、ペーストの量が多い場合には電子部品や基板の隣接する電極間にブリッジが発生するおそれがあるため、ペースト膜形成装置において適切な厚さのペースト膜を形成し、バンプに過不足のない最適な量のペーストが付着されるようにする必要がある。このため従来、ペースト膜形成装置において形成したペースト膜の厚さをレーザー光の反射を利用した計測装置を用いて計測し(例えば、特許文献1)、得られた結果をギャップの大きさの調節にフィードバックさせることによって、形成されるペースト膜の厚さが目標厚さになるようにしていた。
特開2004−288796号公報
しかしながら、レーザー光の反射を利用した計測装置は非常に高価であるためペースト膜の形成工程の実行コストが高くなり、ひいては電子部品実装装置によって製造される基板の製造コストが増大してしまうという問題点があった。
そこで本発明は、安価な構成でペースト膜の厚さの計測を行うことができ、ペースト膜の形成工程の実行コストを引き下げることができるようにしたペースト膜形成装置、電子部品実装装置、ペースト膜形成方法及び電子部品実装方法を提供すること目的とする。
請求項1に記載のペースト膜形成装置は、ペーストが供給されるテーブルと、ペーストが供給されたテーブルに対して相対移動し、テーブルの上面との間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させるスキージと、ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールと、計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方か
ら下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる計測ツール昇降手段と、計測ツール昇降手段によりペースト膜から引き上げられた計測ツールを下方から撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する厚さ算出手段と、厚さ算出手段により算出されたペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更するギャップ変更手段とを備えた。
請求項2に記載の電子部品実装装置は、バンプ形成面に複数のバンプが形成されたバンプ付の電子部品をバンプ形成面が下方を向く姿勢で基板に装着する電子部品実装装置であって、ペーストが供給されるテーブルと、ペーストが供給されたテーブルに対して相対移動し、テーブルの上面との間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させるスキージと、ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールと、計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる計測ツール昇降手段と、計測ツール昇降手段によりペースト膜から引き上げられた計測ツールを下方から撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する厚さ算出手段と、厚さ算出手段により算出されたペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更するギャップ変更手段と、バンプ付きの電子部品をバンプ形成面が下方を向く姿勢で供給する部品供給部と、基板を保持する基板保持部と、部品供給部より供給されたバンプ付きの電子部品の上面を吸着保持し、目標厚さに形成されたテーブル上のペースト膜に電子部品を近接させてバンプにペーストを付着させた後、基板保持部に保持された基板上の電極にバンプを接触させる装着ヘッドとを備えた。
請求項3に記載の電子部品実装装置は、請求項2に記載の電子部品実装装置であって、計測ツール昇降手段が装着ヘッドから成る。
請求項4に記載のペースト膜形成方法は、ペーストが供給されたテーブルに対してスキージを相対移動させ、テーブルの上面とスキージとの間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させる工程と、ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる工程と、ペースト膜から引き上げた計測ツールを下方から撮像する工程と、撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する工程と、算出したペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更する工程とを含む。
請求項5に記載の電子部品実装方法は、バンプ形成面に複数のバンプが形成されたバンプ付の電子部品をバンプ形成面が下方を向く姿勢で基板に装着する電子部品実装方法であって、ペーストが供給されたテーブルに対してスキージを相対移動させ、テーブルの上面とスキージとの間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させる工程と、ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜
の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる工程と、ペースト膜から引き上げた計測ツールを下方から撮像する工程と、撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する工程と、算出したペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更する工程と、バンプ形成面が下方を向く姿勢で供給されたバンプ付きの電子部品の上面を吸着保持し、目標厚さに形成されたテーブル上のペースト膜に電子部品を近接させてバンプにペーストを付着させた後、基板上の電極にバンプを接触させる工程とを含む。
本発明では、計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、ペースト膜から引き上げた計測ツールの下方からの撮像を行い、得られた画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出するようになっており、安価な構成でペースト膜の厚さの計測を行うことができる。また、これによりペースト膜の形成工程の実行コストを引き下げることができ、ひいてはこのペースト膜形成装置を備えた電子部品実装装置により製造される基板の製造コストの低減を図ることができる。
本発明の実施の形態1における電子部品実装装置の構成図 本発明の実施の形態1における電子部品実装装置が備えるペースト膜成膜ユニットの斜視図 本発明の実施の形態1における電子部品実装装置が備えるペースト膜成膜ユニットの側面図 (a)(b)(c)(d)本発明の実施の形態1における電子部品実装装置が備えるペースト膜成膜ユニットの動作説明図 本発明の実施の形態1におけるペースト膜形成装置が備える計測ツールの(a)側面図(b)下面図 本発明の実施の形態1におけるペースト膜形成装置が備える計測ツールの下方斜視図 本発明の実施の形態1におけるペースト膜形成装置により行うペースト膜の形成工程の実行手順を示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の実施の形態1におけるペースト膜形成装置の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1におけるペースト膜形成装置によりペースト膜の厚さ計測を行うときの手順の説明図 本発明の実施の形態1における電子部品実装装置により行う電子部品の装着工程の実行手順を示すフローチャート (a)(b)(c)本発明の実施の形態1における電子部品実装装置の動作説明図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態1における電子部品実装装置の動作説明図 本発明の実施の形態2におけるペースト膜形成装置が備える計測ツールの下方斜視図 (a)(b)(c)本発明の実施の形態2におけるペースト膜形成装置によりペースト膜の厚さ計測を行うときの手順の説明図 (a)(b)本発明の実施の形態3におけるペースト膜形成装置が備える計測ツールの側面図
(実施の形態1)
図1において、実施の形態1における電子部品実装装置1は、バンプ形成面cf(図1の拡大図参照)に2列に並んで配置された複数バンプbpが形成された電子部品Ptをバンプ形成面cfが下方を向くフェイスダウンの姿勢で供給する部品供給部2と、上面に電極DTを備えた基板Pbを保持する基板保持部3と、三軸直交ロボット4により移動自在に設けられ、下端に吸着ノズル5を着脱自在に備えた装着ヘッド6と、フラックス等のペーストPstの薄膜(以下、ペースト膜Pmと称する)を形成するペースト膜成膜ユニット7と、装着ヘッド6に設けられて撮像視野を下方に向けた基板カメラ8と、撮像視野を上方に向けた部品カメラ9を有して構成されている。
ペースト膜成膜ユニット7は、図2及び図3に示すように、この電子部品実装装置1が備える基台Bs(図3)上に設けられたベース部11と、ベース部11上を水平面内の一の方向(X軸方向とする)に延びて設けられた一対のスライドガイド12と、ベース部11の上方をスライドガイド12に沿ってX軸方向に移動自在に設けられたテーブル13と、テーブル13の下部に設けられたブロック部13aの内部をX軸方向に貫通(螺合)して延びたボール螺子14をX軸回りに回転駆動してテーブル13をスライドガイド12に沿ってX軸方向に往復移動させるテーブル駆動モータ15と、テーブル13の上方に設置されたスキージユニット16を備えている。
図2及び図3において、スキージユニット16は、基台Bsに対して固定して設けられたスキージベース21と、スキージベース21の下方をX軸方向と直交する水平面内の方向(Y軸方向とする)に延びた「へら」状の部材から成り、スキージベース21に対して上下方向(Z軸方向とする)に移動(昇降)自在に設けられたスキージ22と、スキージ22をスキージベース21に対して昇降させるスキージ昇降モータ23と、スキージベース21の下方をY軸方向に延びてスキージ22とX軸方向に対向した「へら」状の部材から成り、スキージベース21から下方に延びて設けられたスクレーパガイド24に昇降自在に保持され、付勢ばね25によって下方に付勢されたスクレーパ26とから成る。スキージ昇降モータ23によってスキージ22を昇降させると、テーブル13の上面13sとスキージ22の下縁22sとの間隔であるギャップGp(図3中の拡大図参照)の大きさが変更される。
テーブル13は、テーブル駆動モータ15によるボール螺子14の軸回りの一の方向(正方向とする)への回転駆動によって基台Bsの前後方向に沿った一の方向(この方向を基台Bsの前方とする)に移動し、テーブル13が最前方に位置した状態では(図3に示す状態)、テーブル13の後端部がスクレーパ26の直後に位置する。また、テーブル13は、テーブル駆動モータ15によるボール螺子14の軸回りの上記一の方向とは反対の方向(逆方向とする)へ回転駆動によって基台Bsの後方に移動し、テーブル13が最後方に位置した状態では、テーブル13の前端部がスキージ22の直前に位置する。
図1において、電子部品実装装置1が備える制御装置30は三軸直交ロボット4を駆動するロボット駆動部31の作動制御を行って、装着ヘッド6を水平面内で移動させる。また制御装置30は装着ヘッド6が備える吸着ノズル5に繋がる吸着機構32の作動制御を行って、吸着ノズル5に電子部品Ptを吸着保持させ、或いはその吸着保持の解除を行って吸着ノズル5から電子部品Ptを離脱させる。
図1において、制御装置30は基板カメラ8及び部品カメラ9の撮像動作制御を行い、基板カメラ8及び部品カメラ9の撮像動作によって得られた画像データは記憶部33に取り込まれて記憶される。
図1において、制御装置30はペースト膜形成制御部30aからテーブル駆動モータ15及びスキージ昇降モータ23の作動制御を行って、テーブル13の上面13sにペースト膜Pmを形成(成膜)させる。詳細には、制御装置30は、スキージ昇降モータ23を作動させてギャップGpの大きさを調節したうえでテーブル駆動モータ15を作動させ、テーブル13をスキージ22に対して水平方向に相対移動させて(図1中に示す矢印A)、テーブル13上にギャップGpの大きさに応じた厚さt(図3)のペースト膜Pmを形成させる。なお、通常、ペースト膜Pmの厚さtは、ギャップGpの大きさの6割程度となる。
ペースト膜成膜ユニット7によりペースト膜Pmを形成する場合、制御装置30は、はじめにスクレーパ26によるペーストPstの掻き寄せを実行する。スクレーパ26によるペーストPstの掻き寄せでは、制御装置30は、スキージ昇降モータ23を作動させてスキージ22を上昇させ、スキージ22の下縁22sがテーブル13上のペーストPstに接触しないようにしたうえでテーブル駆動モータ15を前述の逆方向に回転駆動し、テーブル13を後方に移動させる(図4(a)。図中に示す矢印B1参照)。これによりテーブル13上のペーストPstは付勢ばね25によってテーブル13の上面13sに押し付けられているスクレーパ26によってテーブル13の前方に掻き寄せられる(図4(b))。
制御装置30は、スクレーパ26によるペーストPstの掻き寄せを行ったら、スキージ昇降モータ23を作動させてスキージ22を下降させ、ギャップGpの大きさを調節したうえで(図4(c)。図中に示す矢印C参照)、テーブル駆動モータ15を前述の正方向に回転駆動し、テーブル13を前方に移動させる(図4(d)中に示す矢印B2参照)。これによりテーブル13上のペーストPstは、スキージ22によって、ギャップGp(図4(c))の大きさに応じた厚さのペーストPstを残してテーブル13の後方に掻き取られ、テーブル13上のスキージ22の前方の領域にはギャップGpの大きさに応じた厚さtのペースト膜Pmが形成される(図4(d))。
図1において、この電子部品実装装置1が備える計測ツール載置テーブル40上には、ペースト膜Pmの厚さtの計測に使用される計測ツール50が載置されている。
図5(a),(b)及び図6において、計測ツール50は、上面が吸着ノズル5によって吸着保持される平板状の基部51と、基部51の下面51aの両端部から下方に延びて設けられ、ペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上面13sと接地する長さが等しい一対の脚部52と、基部51の下面51aの一対の脚部52の間の領域から一定の間隔を空けて下方に延びて設けられ、一対の脚部52がテーブル13の上面13sに接地した状態でテーブル13の上面13sと対向する下面を有する計測部53が設けられている。
この計測部53は、一対の脚部52がテーブル13の上面13sに接地した状態でテーブル13の上面13sと対向する下面のペーストPstに浸る領域がペースト膜Pmの厚さが大きくなるに従って広くなるものであり、ここでは基部51の下面51aからの長さが互いに異なる5つの計測片(第1計測片53a、第2計測片53b、第3計測片53c、第4計測片53d及び第5計測片53e)から成っている。
図5(a)及び図6において、5つの計測片53a,53b,53c,53d,53eは、基部51の下面51aからの長さがこの順で長くなっており、これら5つの計測片53a,53b,・・・,53eは、一方の脚部52側から他方の脚部52側に向けてこの順に並んで設けられている。したがって、これら5つの計測片53a,53b,・・・,53eそれぞれの下面の脚部52の下面(接地面)からの高さ(すなわち、一対の脚部5
2がテーブル13の上面13sに接地した状態におけるテーブル13の上面13sからの高さ。以下、単に「高さ」と称する)を順にh1、h2、h3、h4、h5とし、また、基部51の下面51aの高さをTとすると、h1<h2<h3<h4<h5<Tの関係が満たされる(図5(a)参照)。なお、これらh1,h2,・・・,h5及びTの値と、計測片53a,53b,・・・,53e及び基部51の下面51aの高さとの対応関係のデータは、記憶部33に予め記憶されている。
次に、上記構成の計測ツール50を用いることにより、目標厚さを有するペースト膜Pmを形成するペースト膜Pmの形成工程の実行手順について説明する。このペースト膜Pmの形成工程では、制御装置30は、はじめに、ペースト膜形成制御部30aからスキージ昇降モータ23の作動制御を行ってギャップGpの大きさを調節したうえでテーブル駆動モータ15を作動させ、上面13sにペーストPstが供給されたテーブル13をスキージ22に対して水平方向に相対移動させて、テーブル13上にギャップGpの大きさに応じた厚さのペースト膜Pmを形成させる(図7に示すステップST1)。
制御装置30は、テーブル13にペースト膜Pmを形成させたら、そのペースト膜Pmの厚さを計測すべく、装着ヘッド6を計測ツール載置テーブル40の直上の位置に移動させ、そこから装着ヘッド6を下降させて、吸着ノズル5の下端を計測ツール50の基部51に上方から当接させる(図5(a)中に示す矢印D参照)。そして、吸着機構32を作動させて吸着ノズル5に計測ツール50を吸着させ、装着ヘッド6により計測ツール50を保持する(図7に示すステップST2)。
制御装置30は、装着ヘッド6により計測ツール50を吸着保持したら、装着ヘッド6をペースト膜成膜ユニット7のテーブル13の直上の位置に移動させ、そこから装着ヘッド6を下降させることにより(図8(a)。図中に示す矢印E1)、計測ツール50をペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上方から下降させて、計測ツール50の一対の脚部52をテーブル13の上面13sに接地させる(図7に示すステップST3。図8(b))。
制御装置30は、計測ツール50の脚部52をテーブル13の上面13sに接地させたら、装着ヘッド6を上昇させて(図8(c)中に示す矢印E2参照)、計測ツール50をペースト膜Pmから引き上げる(図7に示すステップST4。図8(c))。このとき、5つの計測片53a,53b,・・・,53eのうち、計測ツール50の一対の脚部52がテーブル13の上面13sに接地した状態で下面がペーストPstに浸っていたものについてはその下面にペーストPstが付着し、下面がペーストPstに浸っていなかったものについてはその下面にペーストPstが付着していない状態となる。
例えば、図9(a)に示すように、計測ツール50の一対の脚部52がテーブル13の上面13sに接地している状態で、第1計測片53a及び第2計測片53bの下面がペーストPstに浸り、第3計測片53c、第4計測片53d及び第5計測片53eの下面はペーストPstに浸らなかった場合には、計測ツール50をペースト膜Pmから引き上げた状態では、図9(b)に示すように、一対の脚部52のほか、第1計測片53aと第2計測片53bの下面にはペーストPstが付着しているが、第3計測片53c、第4計測片53d及び第5計測片53eの下面にはペーストPstが付着していない状態となる。
制御装置30は、計測ツール50をペースト膜Pmから引き上げたら、装着ヘッド6を部品カメラ9の直上の位置に移動させたうえで部品カメラ9を作動させ、計測ツール50を下方から撮像する(図7に示すステップST5)。
制御装置30は、計測ツール50を下方から撮像したら、画像認識部30b(図1)に
おいて、撮像により得られた計測ツール50の画像に基づく画像認識処理を行い、計測ツール50の画像における計測部53(5つの計測片53a,53b,・・・,53e)の下面のペーストPstが付着した領域に基づいて、テーブル13上に形成されたペースト膜Pmの厚さを算出する(図7に示すステップST6)。
このステップST6の処理では、制御装置30は具体的には、画像認識部30bにおいて、計測ツール50の画像範囲内におけるペーストPstの付着領域を認識したうえで、一対の脚部52にはペーストPstが付着されること、及び5つの計測片53a,53b,・・・,53eは一対の脚部52の間の位置で基部51の下面51aからの長さの順に並んでいることに基づいて、ペーストPstが付着しているのはどの計測片であるかの判別を行う。そして、ペーストPstが付着している計測片が分かったら、制御装置30が備える厚さ算出部30c(図1)は、ペーストPstが付着している計測片のうち、高さが最も高い計測片の高さと、その計測片よりも一段高い高さを有する計測片の高さとから、ペースト膜Pmの厚さtを算出する。
例えば、前述の図9(a),(b)に示す例において、計測ツール50を下方から撮像した場合には、図9(c)に示すように、一対の脚部52のほか、一方の脚部52から1番目と2番目の計測片の領域にペーストPstが付着している画像が得られる。したがって、5つの計測片53a,53b,・・・,53eのうちペーストPstが付着しているのは第1計測片53aと第2計測片53bであることが分かり、このことから、ペーストPstが付着した計測片のうち高さが最も高いものは第2計測片53bであることが分かる。よって制御装置30の厚さ算出部30cは、第2計測片53bの高さの値(h2)と、第2計測片53bよりも一段階高い高さを有する第3計測片53cの高さの値(h3)とから、ペースト膜Pmの厚さtを算出することができる(例えば両高さh2,h3の平均値をペースト膜Pmの厚さとして算出)することができる。
なお、計測ツール50の画像範囲内にペーストPstの非付着領域が認められなかった場合には、ペースト膜Pmの厚さtは計測ツール50の脚部52の高さ(=T)以上であることが分かり、計測ツール50の画像範囲内にペーストPstの付着領域が認められなかった(すなわち両脚部52の下面(接地面)にペーストPstが付着していなかった)場合には、テーブル13上にペースト膜Pmは全く形成されていなかったことが分かる。
ここで、部品カメラ9の撮像によって得られる画像において、計測ツール50の画像範囲内のペーストPstの付着領域と非付着領域とが明瞭に判別できるようにするため、計測ツール50の色を、ペースト膜Pmの色(すなわちペーストPstの色)とのコントラストが高くなる色としておくことが好ましい。例えば、ペーストPstの色が暗色(例えば黒色)であるのであれば、計測ツール50の色を明色(例えば白色)としておくとよい。
制御装置30は、ステップST6でペースト膜Pmの厚さtを算出したら、その算出したペースト膜Pmの厚さtが、予め定められた目標厚さ(この目標厚さの範囲であってよい)になっているかどうかの判断を行う(図7に示すステップST7)。そして、ステップST6で算出した(すなわちステップST1でテーブル13上に形成した)ペースト膜Pmの厚さtが目標厚さになっていなかったときには、制御装置30はペースト膜形成制御部30aからスキージ昇降モータ23を作動させ、ステップST6で算出したペースト膜Pmの厚さtに基づいて、テーブル13上に形成されるペースト膜Pmの厚さtが目標厚さとなるようにギャップGpの大きさの変更を行ったうえで(図7に示すステップST8)、ステップST1に戻る。具体的には、算出したペースト膜Pmの厚さtが目標厚さを上回っていた場合にはギャップGpを小さくして再度ペースト膜Pmの形成を行い、算出したペースト膜Pmの厚さtが目標厚さを下回っていた場合にはギャップGpを大きく
して再度ペースト膜Pmの形成を行う。一方、ステップST7において、ステップST6で算出したペースト膜Pmの厚さtが目標厚さになっていたときには、ペースト膜Pmの形成工程を終了する。
このように、実施の形態1における電子部品実装装置1では、制御装置30の厚さ算出部30cは、部品カメラ9の撮像により得られた計測ツール50の画像における計測部53の下面のペーストPstが付着した領域に基づいてテーブル13上に形成されたペースト膜Pmの厚さを算出する厚さ算出手段として機能している。また、制御装置30のペースト膜形成制御部30a、テーブル駆動モータ15及びスキージ昇降モータ23は、厚さ算出手段としての制御装置30の厚さ算出部30cにより算出されたペースト膜Pmの厚さtに基づいて、テーブル13上に形成されるペースト膜Pmの厚さtが目標厚さとなるようにギャップGpの大きさを変更するギャップ変更手段として機能している。
また、実施の形態1における電子部品実装装置1では、ペースト膜成膜ユニット7のほか、上述の計測ツール50、計測ツール50をペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上方から下降させて計測ツール50の脚部52をテーブル13の上面13sに接地させた後、計測ツール50をペースト膜Pmから引き上げる計測ツール昇降手段としての装着ヘッド6、装着ヘッド6によりペースト膜Pmから引き上げられた計測ツール50を下方から撮像する撮像手段としての部品カメラ9、厚さ調節手段(制御装置30の厚さ算出部30c)及びギャップ変更手段(制御装置30のペースト膜形成制御部30a、テーブル駆動モータ15及びスキージ昇降モータ23)によって、ペースト膜形成装置60(図1)が構成されている。
このようなペースト膜形成装置60を備えた電子部品実装装置1において、制御装置30が電子部品Ptを基板Pbに装着する電子部品Ptの装着工程を実行する場合、制御装置30は先ず、前述の要領(図7のフローチャートに示したペースト膜Pmの形成工程)により、ペースト膜成膜ユニット7が備えるテーブル13上に、目標厚さを有するペースト膜Pmを形成する(図10に示すステップST11)。
制御装置30は、ペースト膜成膜ユニット7のテーブル13上に、目標厚さを有するペースト膜Pmを形成したら、部品供給部2よりバンプ形成面cfが下方を向く姿勢で供給されたバンプbp付きの電子部品Ptの上面を装着ヘッド6により吸着保持した後(図10に示すステップST12)、装着ヘッド6をペースト膜成膜ユニット7の直上の位置に移動させ、そこから装着ヘッド6を下降させて(図11(a)。図中に示す矢印F1参照)、装着ヘッド6により吸着保持した電子部品Ptを目標厚さに形成したペースト膜成膜ユニット7のテーブル13上のペースト膜Pmに近接させることによって、バンプbpにペーストPstを付着させる(図10に示すステップST13)。なお、このときバンプbpをテーブル13の上面13sに当接させてバンプbpがペースト膜Pmの厚さtの高さ分のペーストPstに浸るようにする(図11(b))。
制御装置30は、電子部品Ptをペースト膜Pmに近接させてバンプbpにペーストPstを付着させたら、その電子部品Ptがテーブル13の上方に引き上げられるように装着ヘッド6をテーブル13に対して上昇させる(図10に示すステップST14。図11(c)中に示す矢印F2参照)。テーブル13の上方に引き上げられた電子部品Ptの各バンプbpは、ペースト膜Pmの厚さtの高さ分のペーストPstによって外周面を覆われた状態となっている(図11(c)中に示す拡大図参照)。
制御装置30は、装着ヘッド6をテーブル13に対して上昇させたら、装着ヘッド6を部品カメラ9の直上の位置に移動させたうえで部品カメラ9を作動させ、電子部品Ptを下方から撮像する(図10に示すステップST15)。そして制御装置30は、画像認識
部30bにおいて、撮像によって得られた電子部品Ptの画像データに基づく画像認識処理を行い、装着ヘッド6(吸着ノズル5)に対する装着ヘッド6の位置ずれを検出する(図10に示すステップST16)。
制御装置30は、装着ヘッド6に対する電子部品Ptの位置ずれを検出したら、装着ヘッド6を基板Pbの上方に移動させ(図10に示すステップST17)、ステップST16で検出した装着ヘッド6に対する電子部品Ptの位置ずれに基づいて、基板Pb上に設けられた電極DTの上方に電子部品Ptのバンプbpが位置するように基板Pbに対する装着ヘッド6の位置決めを行う(図10に示すステップST18。図12(a))。そして、その基板Pbに対する位置決めを行った装着ヘッド6を基板Pbに対して下降させ(図12(a)中に示す矢印G1)、基板Pb上の電極DTにバンプbpを接触させた後(図12(b))、装着ヘッド6による電子部品Ptの吸着を解除し、装着ヘッド6を基板Pbに対して上昇させて(図12(c)。図中に示す矢印G2)、電子部品Ptを基板Pbに装着する(図10に示すステップST19)。
制御装置30は電子部品Ptを基板Pbに装着したら、基板Pb上に装着すべき全ての電子部品Ptの装着が終了したかどうかの判断を行う(図10に示すステップST20)。その結果、基板Pbに装着すべき全ての電子部品Ptの装着が終了していなかったときには、制御装置30はステップST12に戻ってまだ装着していない電子部品Ptの装着を行う。なお、この繰り返し行う電子部品Ptの装着工程の実行過程において、電子部品Ptのバンプbpをペースト膜Pmに接触させるときは、以前に他の電子部品Ptのバンプpbを接触させた箇所は避け、目標厚さtに形成された状態になっている部分にバンプbpを接触させるようにする。一方、ステップST20の判断において、基板Pbに装着すべき全ての電子部品Ptの装着が終了していたときには、その基板Pbへの電子部品Ptの装着工程を終了する。
以上説明したように、実施の形態1におけるペースト膜形成装置60は、ペーストPstが供給されるテーブル13と、ペーストPstが供給されたテーブル13に対して相対移動し、テーブル13の上面13sとの間隔であるギャップGpの大きさに応じた厚さのペースト膜Pmをテーブル13上に形成させるスキージ22と、ペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上面13sと接地する脚部52及び脚部52がテーブル13に接地した状態でテーブル13の上面13sと対向する下面のペーストPstに浸る領域がペースト膜Pmの厚さが大きくなるに従って広くなる計測部53(5つの計測片53a,53b,・・・,53e)を備えた計測ツール50と、計測ツール50をペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上方から下降させて計測ツール50の脚部52をテーブル13の上面13sに接地させた後、計測ツール50をペースト膜Pmから引き上げる計測ツール昇降手段としての装着ヘッド6と、装着ヘッド6によりペースト膜Pmから引き上げられた計測ツール50を下方から撮像する撮像手段としての部品カメラ9と、部品カメラ9の撮像により得られた計測ツール50の画像における計測部53の下面のペーストPstが付着した領域に基づいてテーブル13上に形成されたペースト膜Pmの厚さtを算出する厚さ算出手段(制御装置30の厚さ算出部30c)と、厚さ算出手段により算出されたペースト膜Pmの厚さtに基づいて、テーブル13上に形成されるペースト膜Pmの厚さtが目標厚さとなるようにギャップGpの大きさを変更するギャップ変更手段(制御装置30のペースト膜形成制御部30a、テーブル駆動モータ15及びスキージ昇降モータ23)を備えたものとなっている。
また、実施の形態1における電子部品実装装置1は、バンプ形成面cfに複数のバンプbpが形成されたバンプbp付の電子部品Ptをバンプ形成面cfが下方を向く姿勢で基板Pbに装着するものであり、上記ペースト膜形成装置60と、バンプbp付きの電子部品Ptをバンプ形成面cfが下方を向く姿勢で供給する部品供給部2と、基板Pbを保持
する基板保持部3と、部品供給部2より供給されたバンプbp付きの電子部品Ptの上面を吸着保持し、目標厚さに形成されたテーブル13上のペースト膜Pmに電子部品Ptを近接させてバンプbpにペーストPstを付着させた後、基板保持部3に保持された基板Pb上の電極DTにバンプbpを接触させる装着ヘッド6を備えたものとなっている。
また、実施の形態1におけるペースト膜Pmの形成方法は、ペーストPstが供給されたテーブル13に対してスキージ22を相対移動させ、テーブル13の上面13sとスキージ22との間隔であるギャップGpの大きさに応じた厚さのペースト膜Pmをテーブル13上に形成させる工程(ステップST1)と、ペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上面13sと接地する脚部52及び脚部52がテーブル13に接地した状態でテーブル13の上面13sと対向する下面のペーストPstに浸る領域がペースト膜Pmの厚さが大きくなるに従って広くなる計測部53(5つの計測片53a,53b,・・・,53e)を備えた計測ツール50をペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上方から下降させて計測ツール50の脚部52をテーブル13の上面13sに接地させた後(ステップST3)、計測ツール50をペースト膜Pmから引き上げる工程(ステップST4)と、ペースト膜Pmから引き上げた計測ツール50を下方から撮像する工程(ステップST5)と、撮像により得られた計測ツール50の画像における計測部53の下面のペーストPstが付着した領域に基づいてテーブル13上に形成されたペースト膜Pmの厚さtを算出する工程(ステップST6)と、算出したペースト膜Pmの厚さtに基づいて、テーブル13上に形成されるペースト膜Pmの厚さtが目標厚さとなるようにギャップGpの大きさの変更を行う工程(ステップST8)を含むものとなっている。
更に、実施の形態1における電子部品実装方法は、バンプ形成面cfに複数のバンプbpが形成されたバンプbp付の電子部品Ptをバンプ形成面cfが下方を向く姿勢で基板Pbに装着する電子部品実装方法であり、上記ペースト膜Pmの形成方法を実行する各工程と、バンプ形成面cfが下方を向く姿勢で供給されたバンプbp付きの電子部品Ptの上面を吸着保持し(ステップST12)、目標厚さに形成されたテーブル13上のペースト膜Pmに電子部品Ptを近接させてバンプbpにペーストPstを付着させた後(ステップST13)、基板Pb上の電極DTにバンプbpを接触させる工程(ステップST19)を含むものとなっている。
このように、実施の形態1におけるペースト膜形成装置60(ペースト膜形成方法)では、計測ツール50をペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上方から下降させて計測ツール50の脚部52をテーブル13の上面13sに接地させた後、ペースト膜Pmから引き上げた計測ツール50の下方からの撮像を行い、得られた画像における計測部53(5つの計測片53a,53b,・・・,53e)の下面のペーストPstが付着した領域に基づいてテーブル13上に形成されたペースト膜Pmの厚さtを算出するようになっており、安価な装置でペースト膜Pmの厚さtの計測を行うことができる。また、これによりペースト膜Pmの形成工程の実行コストを引き下げることができ、ひいてはこのペースト膜形成装置60を備えた電子部品実装装置1により製造される基板Pbの製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態におけるペースト膜形成装置60では、装着ヘッド6が計測ツール昇降手段として機能するとともに、部品カメラ9が撮像手段として機能しており、電子部品実装装置1にもともと備えられている装着ヘッド6及び部品カメラ9がそれぞれペースト膜形成装置60に用いられている(利用されている)ので、その面でもペースト膜形成装置60を安価な構成とすることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2における電子部品実装装置について説明する。この実施の形態2に
おける電子部品実装装置は、実施の形態1における電子部品実装装置1と比べて、ペースト膜形成装置60が備える計測ツール(符号を150とする)の構成が異なっている。すなわち、実施の形態2では、計測ツール150は図13及び図14(a)に示すように、上面が吸着ノズル5によって吸着保持される平板状の基部151と、基部151の下面151aの両端部から下方に延びて設けられ、ペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上面13sと接地する長さが等しい一対の脚部152と、基部151の下面151aの一対の脚部152の間の領域から下方に延びて設けられ、一方の脚部152の下端から他方の脚部152の上端(付け根)に向けて、基部151の下面151aからの距離が線形変化する傾斜面を下面とする計測部153を有して成る。
この実施の形態2における計測ツール150も実施の形態1における計測ツール50と同様に、ペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上面13sと接地する脚部152及び脚部152がテーブル13に接地した状態でテーブル13の上面13sと対向する下面のペーストPstに浸る領域がペースト膜Pmの厚さが大きくなるに従って広くなる計測部153を備えた構成となっているため、この計測ツール150をペースト膜Pmが形成されたテーブル13の上方から下降させて計測ツール150の脚部152をテーブル13の上面13sに接地させた後、ペースト膜Pmから引き上げた計測ツール150を部品カメラ9によって下方から撮像し、その撮像により得られた計測ツール150の画像における計測部153のペーストPmが付着した領域に基づいて、テーブル13上に形成されたペースト膜Pmの厚さtを算出することができる。
例えば、図14(a)に示すように、計測ツール150の一対の脚部152がテーブル13の上面13sに接地している状態で、計測部153の紙面左側半分がペーストPstに浸り、計測部153の紙面右側半分がペーストPstに浸らなかった場合には、計測ツール150をペースト膜Pmから引き上げた状態では、図14(b)に示すように、一対の脚部152のほか、計測部153の紙面左側半分の下面にはペーストPstが付着しているが、計測部153の紙面右側半分の下面にはペーストPstが付着していない状態となる。
この場合、ペースト膜Pmから引き上げた計測ツール150を部品カメラ9により撮像して得られた画像は、図14(c)に示すように、一対の脚部152のほか、紙面左側半分の下面にペーストPstが付着している画像が得られるが、計測部153の下面は、一方の脚部152の下端から他方の脚部152の上端(付け根)に向けて、基部151の下面151aからの距離が線形変化する傾斜面となっていることから、図14(b)に示すように、計測部153の下面全体の幅方向寸法Mと、計測部153の下面のペーストPstが付着している領域の幅方向寸法mとの割合は、脚部152の高さTに対するペースト膜Pmの厚さtの割合に等しくなる。このため、既知であるTの値と画像認識によって求められる(m/M)の値を計算式t=(m/M)×Tに代入することによって、ペースト膜Pmの厚さtを算出することができる。
なお、計測ツール150の画像範囲内にペーストPstの非付着領域が認められなかった場合には、ペースト膜Pmの厚さtは計測ツール150の脚部152の高さ(=T)以上であることが分かり、計測ツール150の画像範囲内にペーストPstの付着領域が認められなかった(すなわち両脚部152の下面(接地面)にペーストPstが付着していなかった)場合には、テーブル13上にペースト膜Pmは全く形成されていなかったことが分かることは、実施の形態1の場合と同様である。
このような構成の計測ツール150を備えたペースト膜形成装置(電子部品実装装置)においても、実施の形態1におけるペースト膜形成装置60(電子部品実装装置1)と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3における電子部品実装装置について説明する。実施の形態1では、計測ツール50が吸着ノズル5により平板状の基部51の上面が吸着されることによって装着ヘッド6に保持されるものとなっていたが、この実施の形態3では、図15(a),(b)に示すように、実施の形態1における計測ツール50が備える基部51(又は実施の形態2における計測ツール150が備える基部151)の上面に、装着ヘッド6が備えるノズル取り付け部6aに着脱自在に取り付けられるアタッチメント部51mを取り付け(図15(a)中に示す矢印H)、装着ヘッド6のノズル取り付け部6aから吸着ノズル5を取り外した状態で、計測ツール50のアタッチメント部51mを取り付けることにより、計測ツール50を装着ヘッド6に取り付けることができるようになっている。
このような構成の計測ツール50を備えたペースト膜形成装置(電子部品実装装置)においても、実施の形態1におけるペースト膜形成装置60(電子部品実装装置1)と同様の効果を得ることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、テーブル13上にペースト膜Pmを形成するときの手順は前述したものに限定されるわけではなく、他の手順によってもよい。また、上述の実施の形態では、ペーストPmが供給されたテーブル13をスキージ22に対して水平方向に相対移動させることによってテーブル13上にペースト膜Pmを形成させるようになっていたが、ペーストPmが供給されたテーブル13に対してスキージ22を水平方向に相対移動させることによってテーブル13上にペースト膜Pmを形成させるようになっていてもよい。
安価な構成でペースト膜の厚さの計測を行うことができ、ペースト膜の形成工程の実行コストを引き下げることができるようにしたペースト膜形成装置、電子部品実装装置、ペースト膜形成方法及び電子部品実装方法を提供する。
1 電子部品実装装置
2 部品供給部
3 基板保持部
6 装着ヘッド(計測ツール昇降手段)
9 部品カメラ(撮像手段)
13 テーブル
13s 上面
15 テーブル駆動モータ(ギャップ変更手段)
22 スキージ
23 スキージ昇降モータ(ギャップ変更手段)
30a ペースト膜形成制御部(ギャップ変更手段)
30c 厚さ算出部(厚さ算出手段)
50 計測ツール
52 脚部
53 計測部
60 ペースト膜形成装置
Gp ギャップ
Pst ペースト
Pm ペースト膜
Pt 電子部品
cf バンプ形成面
bp バンプ
Pb 基板
DT 電極

Claims (5)

  1. ペーストが供給されるテーブルと、
    ペーストが供給されたテーブルに対して相対移動し、テーブルの上面との間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させるスキージと、
    ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールと、
    計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる計測ツール昇降手段と、
    計測ツール昇降手段によりペースト膜から引き上げられた計測ツールを下方から撮像する撮像手段と、
    撮像手段の撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する厚さ算出手段と、
    厚さ算出手段により算出されたペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更するギャップ変更手段とを備えたことを特徴とするペースト膜形成装置。
  2. バンプ形成面に複数のバンプが形成されたバンプ付の電子部品をバンプ形成面が下方を向く姿勢で基板に装着する電子部品実装装置であって、
    ペーストが供給されるテーブルと、
    ペーストが供給されたテーブルに対して相対移動し、テーブルの上面との間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させるスキージと、
    ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールと、
    計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる計測ツール昇降手段と、
    計測ツール昇降手段によりペースト膜から引き上げられた計測ツールを下方から撮像する撮像手段と、
    撮像手段の撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する厚さ算出手段と、
    厚さ算出手段により算出されたペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更するギャップ変更手段と、
    バンプ付きの電子部品をバンプ形成面が下方を向く姿勢で供給する部品供給部と、
    基板を保持する基板保持部と、
    部品供給部より供給されたバンプ付きの電子部品の上面を吸着保持し、目標厚さに形成されたテーブル上のペースト膜に電子部品を近接させてバンプにペーストを付着させた後、基板保持部に保持された基板上の電極にバンプを接触させる装着ヘッドとを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
  3. 計測ツール昇降手段が装着ヘッドから成ることを特徴とする請求項2に記載の電子部品実装装置。
  4. ペーストが供給されたテーブルに対してスキージを相対移動させ、テーブルの上面とス
    キージとの間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させる工程と、
    ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる工程と、
    ペースト膜から引き上げた計測ツールを下方から撮像する工程と、
    撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する工程と、
    算出したペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更する工程とを含むことを特徴とするペースト膜形成方法。
  5. バンプ形成面に複数のバンプが形成されたバンプ付の電子部品をバンプ形成面が下方を向く姿勢で基板に装着する電子部品実装方法であって、
    ペーストが供給されたテーブルに対してスキージを相対移動させ、テーブルの上面とスキージとの間隔であるギャップの大きさに応じた厚さのペースト膜をテーブル上に形成させる工程と、
    ペースト膜が形成されたテーブルの上面と接地する脚部及び脚部がテーブルに接地した状態でテーブルの上面と対向する下面のペーストに浸る領域がペースト膜の厚さが大きくなるに従って広くなる計測部を備えた計測ツールをペースト膜が形成されたテーブルの上方から下降させて計測ツールの脚部をテーブルの上面に接地させた後、計測ツールをペースト膜から引き上げる工程と、
    ペースト膜から引き上げた計測ツールを下方から撮像する工程と、
    撮像により得られた計測ツールの画像における計測部の下面のペーストが付着した領域に基づいてテーブル上に形成されたペースト膜の厚さを算出する工程と、
    算出したペースト膜の厚さに基づいて、テーブル上に形成されるペースト膜の厚さが目標厚さとなるようにギャップの大きさを変更する工程と、
    バンプ形成面が下方を向く姿勢で供給されたバンプ付きの電子部品の上面を吸着保持し、目標厚さに形成されたテーブル上のペースト膜に電子部品を近接させてバンプにペーストを付着させた後、基板上の電極にバンプを接触させる工程とを含むことを特徴とする電子部品実装方法。
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