JP5034835B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を用いて遊技を行うパチンコ機やアレンジボール機などの遊技機に関する。
従来の遊技機の中には、演出表示を開始させる第1制御信号及び演出表示を停止させる第2制御信号を送信する主制御部と、主制御部から送信された第1制御信号及び第2制御信号に基づいて演出表示制御を行う第1副制御部と、第1副制御部の演出表示制御により所定の演出表示を実行する第2副制御部と、を備えたものがある。
特に、第2制御信号は、例えば、図柄変動遊技から大当り遊技、あるいは大当り遊技から図柄変動遊技など遊技の進行状態が切り換わるタイミング(例えば、当り図柄確定時、大当り遊技開始時、大当り遊技終了時など)で、主制御部から第1副制御部及び第2副制御部に対して送信される。そして、第1副制御部により演出表示制御された第2副制御部において、遊技進行状態の切り換えに対応した演出表示(例えば、当り確定演出表示、大当りファンファーレ演出表示、大当りエンディング演出表示など)が実行される。
ところで、最近の遊技機では、遊技性を複雑化したり、演出表示態様を多様化することで、遊技興趣の向上を図っているが、上述した遊技進行状態の切り替わりを遊技者が容易に認識できることが原因で遊技興趣の向上を妨げることがある。例えば、短いラウンドにわたって継続して大当り遊技となる短ラウンド大当り(例えば、2ラウンド大当り)が発生すると、大当り遊技を意味する演出を実行することになるが、短ラウンド大当り遊技がすぐに終了して次の確率変動遊技に切り換わることにより、遊技者は、実行されていた大当り遊技が短ラウンド大当り遊技であったことを認識する。この結果、実質的に賞球払い出しを伴わない大当り遊技が実行さけていた事実を知って、遊技興趣の低下を招いている問題がある。
そこで、従来の遊技機の中には、短ラウンド大当りなどの遊技者にとってあまり喜ばしくない遊技(遊技者にとって有利とならない遊技)の最中に、その遊技が実行されていることを遊技者に気付かれることを防止する目的で、演出表示などを工夫しているものが知られている。
例えば、短ラウンド大当りなどの遊技者にとってあまり喜ばしくない遊技の最中には、遊技者に目立つように大当り遊技を意味しない特定の図柄を変動表示(特定演出)させるなどして、遊技者に現在の遊技状態である短ラウンド大当りを悟られないようにしているものがある。
特開2004−358089号公報
ところで、市場における遊技機の中には、短ラウンド大当り遊技中に大当り遊技を意味しない特定演出を実行する機種と、短ラウンド大当り遊技中に大当り遊技を意味しない特定演出を実行しない機種とが存在する。そして、両機種では主制御部における制御信号の送信処理が異なるため、主制御部を両機種に対応させるには、主制御部側のプログラム(基本制御)を改変させる必要がある。
しかしながら、主制御部における基本制御を変えると、遊技機の設計自由度が制限されたり、あるいは、特定演出の多様化を実現することが困難になる理由から、遊技機の開発効率の観点で好ましくないという別の問題が生じるに至っている。
そこで、本発明は、主制御部における基本制御を変えることなく、特定の遊技状態のときに実行される特定演出の演出表示態様の多様化を図るとともに、設計自由度を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、演出表示を開始させる第1制御信号及び演出表示を終了させる第2制御信号を送信する主制御部と、前記主制御部から送信された前記第1制御信号及び前記第2制御信号に基づいて演出表示制御を行う第1副制御部と、前記第1副制御部の前記演出表示制御により所定の演出表示を実行する第2副制御部と、を有する遊技機であって、前記第1副制御部は、前記所定の演出表示の実行中に前記第2制御信号を受信したときに、現在の遊技状態が特定の遊技状態であるか否かを判断する遊技状態判別手段と、前記遊技状態判別手段により現在の遊技状態が特定の遊技状態であると判断された場合に、前記第2制御信号に替えて、特定の演出表示態様を指定する第3制御信号を前記第2副制御部に送信する制御信号送信手段と、を有し、前記第2副制御部は、前記第3制御信号を受信した場合に、前記特定の演出表示態様に基づく演出表示を実行する演出表示実行手段を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、所定の演出表示の実行中にその演出表示を終了させる第2制御信号が第1副制御部で受信されたときに、遊技状態判別手段により現在の遊技状態が特定の遊技状態であるか否かが判断される。そして、現在の遊技状態が特定の遊技状態であると判断された場合に、第2制御信号に替えて、特定の演出表示態様を指定する第3制御信号が制御信号送信手段から第2副制御部に送信される。さらに、第3制御信号が第2副制御部で受信された場合に、演出表示実行手段により特定の演出表示が実行される。
このように、特定の演出表示を実行する場合には、第1副制御部の制御信号送信手段から第2副制御部に向けて第3制御信号を送信することにより、特定の演出表示を容易に実行することができる。また、特定演出表示の処理工程は、第1副制御部側及び第2副制御部側が担うことになるため、特定の演出表示の実行に伴い、主制御部における基本制御(プログラム)を改変する必要が生じない。これにより、特定の演出表示を実行する遊技機の機種と特定の演出表示を実行しない機種の両方の機種において、既存の主制御部のプログラムを改変することなく、そのまま適用することができる。この結果、遊技機の設計自由度を高めることができる。さらに、第1副制御部側及び第2副制御部側の設計変更だけで、容易に、特定演出の多様化を図ることができる。
なお、本明細書において「特定の遊技状態」とは、「遊技者有利の遊技条件下で遊技を進行させる状態」や、「遊技者有利でない遊技条件下での遊技進行過程において遊技条件が遊技者有利に移行する可能性がある(高まる)ことを遊技者に示唆する状態」を意味する。具体的には、例えば、「大当り遊技の発生確率が通常確率(低確率)から高確率に変動する確率変動遊技が行われている状態」、「大当り遊技の実行可否に係る抽選の結果を示す図柄変動遊技の結果に基づき、遊技態様が異なる複数種類の大当り遊技(例えば、ラウンド数が異なる大当り遊技、賞球数が異なる大当り遊技、ラウンド遊技時間が異なる大当り遊技など)の中から一の大当り遊技を実行可能とした遊技機において、特定の大当り遊技の実行に繋がる図柄変動遊技が行われている状態」、「大当り遊技の実行可否に係る抽選の結果を示す図柄変動遊技が所定の演出を伴って行われる遊技機において、その図柄変動遊技が、複数種類の演出の中から選択される一の演出(特定演出)を伴って行われている状態」などが例示できる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係るパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主として、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠14の右端中央からやや下方には、施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図3参照)を前方から視認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図3参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。なお、本実施形態では、ガラス板32を前面枠16の裏面側に取り付けた構成を例にとり説明したが、例えば、前面枠16の前面側にガラス枠により取り付けてもよい。また、ガラス板32に替えて、透明な樹脂板を前面枠16に取り付けることができる。
また、図1及び図2に示すように、前面枠16の左上方側及び右上方側には、メインスピーカ(図示省略)から出力された音声を前面枠16の外部に導くための導音部34がそれぞれ設けられている。各導音部34は、円筒状の導音部本体36と、導音部本体36に形成された複数のスリット38と、で構成されている。
また、前面枠16の下方側には、上皿部18が設けられている。この上皿部18には、演出ボタン40と、球貸し操作部155と、がそれぞれ設けられている。
また、上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下皿部20の右下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている。この発射ハンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けられている。
また、下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するための各サブスピーカ48がそれぞれ設けられている。
また、内枠14には、遊技領域28(図3参照)の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されている。この内枠14の内側面には、遊技盤26(図3参照)が取り付けられる。これにより、遊技者は、遊技盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視認することができる。
さらに、パチンコ機10の正面左側には、球貸装置(球貸部)154が設けられている。本実施形態では、球貸装置154として、CRユニットが適用されている。この球貸装置154には、プリペイドカードを挿入するカード挿入口157が形成されている。なお、球貸装置154として、現金ユニットを設けた構成でもよい。この現金ユニットには、カード挿入口157に替えて、現金を入れるための現金投入口(図示省略)が形成されている。
また、球貸し操作部155には、球貸しを要求するための球貸スイッチ156、カード挿入口157に挿入されたプリペイドカードの返却を要求するための返却スイッチ158と、がそれぞれ設けられている。
例えば、球貸装置154のカード挿入口157にプリペイドカードを挿入すると、プリペイドカードの記憶情報が球貸装置154内部のカードリードライタにより読み取られる。プリペイドカードの残り度数が「0」である場合には、カード挿入口157から自動的にプリペイドカードが返却される。一方、プリペイドカードの残り度数が「0」でない場合には、球貸スイッチ156を押圧操作すると、カードリードライタによりプリペイドカードの残り度数が減算されてプリペイドカードの記憶情報が書き換えられると共に、その減算された度数に対応する数量の遊技球(貸球)が上皿部18に案内される。このとき、例えば、プリペイドカードの残り度数が減算されて「0」となった場合には、カード挿入口157から自動的にプリペイドカードが返却される。
なお、球貸装置154として現金ユニットを用いる構成では、球貸装置の現金投入口に現金を投入すると、現金が球貸装置内部のキャッシュカウンタによりカウントされる。投入金額が所定の額に到達した後、球貸スイッチを押圧操作すると、キャッシュカウンタにより投入金額が減額されていくとともに、その減額された金額に対応する数量の遊技球(貸球)が上皿部18に案内される。
次に、遊技盤26の表面構造について図3を参照して説明する。
図3に示すように、遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省略)よりその背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた外レール50と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が形成されている。遊技領域28の内部には、中央装置54と、始動口56Bと、ワープ入球口58と、多数の障害釘60と、風車63等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置54は、遊技領域28の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置62(演出表示装置)と、センター役物64と、ランプ装置66と、を備えている。
演出図柄表示装置62は、後述の主制御基板102(主制御部、図4参照)やサブ制御基板(第1副制御部、図4参照)106からの制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の表示面を有している。この表示面には、後述の特別図柄と対になる演出図柄が表示される。具体的には、演出図柄表示装置62の表示面上には、第1演出図柄表示領域62Aと、第2演出図柄表示領域62Bが形成されている。第1演出図柄表示領域62Aの図柄表示面積は、第2演出図柄表示領域62Bの図柄表示面積と比較して広くなるように設定されている。このため、第1演出図柄表示領域62Aで表示される第1演出図柄の方が第2演出図柄表示領域62Bで表示される第2演出図柄よりも視野に入り易くなり、遊技者は、遊技中において第1演出図柄を注視する。つまり、遊技者は、第1演出図柄の表示(変動表示および停止表示)を注視して図柄変動遊技を進行させる。
ここで、第1演出図柄表示領域62Aには、第1左演出図柄が所定の方向に次々と変動し、所定の演出図柄で停止表示する左演出図柄表示領域と、第1中央演出図柄を変動・停止表示する中央演出図柄表示領域と、第1右演出図柄を変動・停止表示する右演出図柄表示領域とが、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。
第2演出図柄表示領域62Bには、第1演出図柄表示領域62Aの右下に小さく形成されており、各第1演出図柄の図柄サイズよりも小さい図柄サイズの第2演出図柄が変動・停止表示される。
なお、第1演出図柄表示領域62A及び第2演出図柄表示領域62Bにおける各演出図柄の表示制御は、演出表示基板(第2副制御部)110により実行される。演出表示基板110は、主制御基板102及びサブ制御基板106から送信される各コマンドに基づいて、各演出図柄の変動・停止表示を制御する。
ここで、第1演出図柄及び第2演出図柄は、原則として、主制御基板102及びサブ制御基板106から送信される演出パターン指定コマンドに基づいて、後述の特別図柄と連動して変動表示される。後述の特別図柄の停止図柄、第1演出図柄及び第2演出図柄の停止図柄(演出表示結果)は、それぞれ同一の内容(図柄変動遊技結果)を示すものである。また、第1演出図柄及び第2演出図柄は、制御基板102及びサブ制御基板106から送信される演出停止コマンドに基づいて停止される。
特に、第1演出図柄表示領域62Aに変動表示される第1演出図柄は、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部(制御信号送信手段)106Dから演出パターンを指定する代替コマンドが送信された場合には、演出パターン指定コマンドや演出停止コマンドではなく、この代替コマンドに基づいて、変動表示される。
また、演出図柄表示装置62は、遊技球が始動口56Bに入球することにより、その表示面の各表示領域に表示される各演出図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、第1演出図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、後述の大入賞装置84(可変入球装置)の大入賞口86が開放される。本実施形態のパチンコ機10では始動口56Bに遊技球が入球すると、各演出図柄がそれぞれ変動され、第1演出図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という遊技上の特典を遊技者に付与するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして複数種類のものが予め設定されている。具体的には、大当りとして、演出図柄表示装置62にて「7,7,7」などの同一の奇数数字の第1演出図柄が3桁揃うこと(停止表示されること)により成立する確変大当りがある。また、「8,8,8」などの同一の偶数数字の第1演出図柄が3桁揃うこと(停止表示されること)により成立する通常大当りがある。また、その他の大当りとして、「3,4,5」などの連続する数字の第1演出図柄が3桁揃うこと(停止表示されること)により成立する短ラウンド大当り(第2大当り)がある。なお、上記した組み合わせ以外で第1演出図柄が停止表示された場合には「外れ」となる。
確変大当り及び通常大当りが成立すると、比較的多くのラウンド数(例えば、15ラウンド)を有し、大入賞口86の開放時間が約26秒間とされる大当り遊技(第1大当り遊技)が実行される。このため、賞球数が比較的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口86に予め定められた規定数(例えば、10個)の遊技球が入球するか、あるいは規定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例えば、26秒間)が経過したときに大入賞口86が閉じられて1ラウンドが終了する。
短ラウンド大当りが成立すると、例えば、2ラウンドにわたり継続される大当り遊技(第2大当り遊技)が実行される。この短ラウンド大当りでは、大入賞口86の開放時間が確変大当り及び通常大当りにおける開放時間と比較して極端に短くなる。このため、賞球数が比較的少なくなり、遊技者にとっては好ましくない遊技となる。なお、以下では、「短ラウンド大当り」のことを「2ラウンド大当り」という。
また、確率変動状態は、大当り(確変大当り、通常大当り及び2ラウンド大当りを意味する)に移行する確率が通常よりも高くなる状態である。また、開放時間延長状態は、始動口56Bを開放状態(拡大状態)に維持する時間(開放時間)が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時間は、約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。なお、始動口56Bは、普通図柄の抽選に当選することにより開放するもので、普通電動役物として機能する。
また、確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められた高確率となる確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの間か、あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまでの間、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄(第1演出図柄及び第2演出図柄)及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ始動口56Bの開放延長機能が作動する時短遊技状態となる。さらに、2ラウンド大当りの後は、確率変動状態又は時短遊技状態になる。
センター役物64は、演出図柄表示装置62の前面周辺部に突設して装着されている。センター役物64は、可動する一対の翼片部64Aを有している。この翼片部64Aの可動によりワープ入球口58の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板102の制御により識別図柄(特別図柄及び普通図柄を意味する)を表示する7セグ表示基板(図柄表示装置)68が配置されている。この7セグ表示基板68は、特別図柄を表示する7セグメント表示器70と、4個の普通図柄保留表示LED72と、4個の特別図柄保留表示LED74と、普通図柄を表示する2個の普通図柄表示LED76と、を有している。
ここで、確変大当りした場合、7セグメント表示器70には、特別図柄が予め定められた停止図柄(例えば、奇数の数字からなる確変大当り図柄)で停止表示される。また、通常大当りした場合、7セグメント表示器70には、特別図柄が予め定められた別の停止図柄(例えば、偶数の数字からなる通常大当り図柄)で停止表示される。さらに、2ラウンド大当りした場合、7セグメント表示器70には、特別図柄が予め定められた更に別の停止図柄(例えば、特定数字あるいは特殊図柄からなる2ラウンド大当り図柄)が停止表示される。なお、7セグメント表示器70に、大当り図柄(確変大当り図柄、通常大当り図柄、2ラウンド大当り図柄)以外の図柄が停止表示された場合、その停止表示された図柄は外れ図柄となり、何れの大当りも発生しないこととなる。
また、演出図柄表示装置62の左側には、普通図柄作動ゲート78が配置されている。この普通図柄作動ゲート78の内部には、ゲートスイッチ124(図4参照)が配設されている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート78を通過すると、ゲートスイッチ124が作動して、7セグ表示基板68の普通図柄表示LED76が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED72及び各特別図柄保留表示LED74は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器70の左右両側に近接して配置されている。これは、普通図柄作動ゲート78を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口56Bに入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器70の変動表示が開始する度に、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED74は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED76の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED72が消灯される。そして、7セグメント表示器70に予め定められた大当り図柄が停止表示されると大当りが発生し、後述の大入賞口86が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示LED76が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄当りが発生し、始動口56Bが開放状態となる。なお、7セグメント表示器70にて表示される特別図柄の識別図柄と、演出図柄表示装置62にて表示される特別図柄の第1演出図柄及び第2演出図柄とは、同一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
始動口56Bは、演出図柄表示装置62の下方に離れて配置されているものであり、いわゆるチューリップ式で一対の翼片部材56Aが開閉するように形成されている。その内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ120(図4参照)と、翼片部材56Aを作動させるための始動口ソレノイド130(図4参照)と、がそれぞれ備えられている。この一対の翼片部材56Aが左右に開くと始動口56Bの開放面積が大きくなって遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部材56Aが閉じその離間距離が小さくなると始動口56Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置80は、始動口56Bの下方に配置されており、基板82と、大入賞装置84と、を備えている。ここで、大入賞装置84は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口86と、この大入賞口86を開放又は閉鎖する開閉板88と、この開閉板88を開閉するための大入賞口ソレノイド132(図4参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ126(図4参照)と、を備えている。
また、中央装置54の左側下方部には、風車63が配置されている。さらに、遊技領域の左側下方部及び右側下方部には、一対のサイドランプ90がそれぞれ配置されている。
また、遊技盤26の下方にはアウト口92が設けられており、このアウト口92の下部にはバック球防止部材94が設けられている。このバック球防止部材94は、遊技領域28に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール52の先端部には、ファール球防止部材96が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図4及び図5に示すように、電子制御装置は、主制御基板102と、払出制御基板104と、サブ制御基板106と、発射制御基板108と、を備えている。
図4に示すように、主制御基板102は、CPU102Aと、ROM102Bと、メイン側コマンド生成部102Cと、メイン側コマンド送信部102Dと、を備えている。
また、主制御基板102のCPU102Aは、ROM102Bに記憶されたデータに基づいて遊技全体を司る遊技制御を行うもので、主に、始動口56Bへの遊技球の入球を契機として大当り遊技を実行するか否か抽選(大当り遊技抽選処理)を実行する機能を備えている。そして、大当り遊技抽選(特別図柄当否判定)の結果に沿った演出表示を実現すべく、サブ制御基板106を直接的に制御する。また、主制御基板102のCPU102Aは、演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116を、サブ制御基板106を介して間接的に制御する。さらに、主制御基板102のCPU102Aは、後述の始動口ソレノイド130、後述の大入賞口ソレノイド132、後述の図柄表示装置134をそれぞれ制御する。
また、主制御基板102のROM102Bには、CPU102Aにより実行される遊技全体の制御を実現するためのプログラムや、主制御基板102からサブ制御基板106及び演出表示基板110に送信される各コマンドを決定するためのテーブルが記憶されている。
また、主制御基板102のメイン側コマンド生成部102Cは、上述の大当り遊技抽選の結果に対応した演出パターンを指定する演出パターン指定コマンド及び上述の大当り遊技抽選の結果に基づき決定される特別図柄の停止図柄を指定する特別図柄停止情報指定コマンド(第1制御信号)を生成する。この演出パターン指定コマンドや特別図柄停止情報指定コマンドは、大当り遊技抽選の結果やコマンド生成時(大当り遊技抽選実行時)の遊技状態(確率変動遊技、時短遊技、通常遊技)に応じて、ROM102Bに記憶されたデータに基づいて生成される。さらに、主制御基板102のメイン側コマンド生成部102Cは、指定した演出パターンを実行させるために演出表示の停止に関する演出停止コマンド(第2制御信号)を生成する。その他、メイン側コマンド生成部102Cは、遊技の進行に関する種々のコマンドを生成する。
また、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dは、メイン側コマンド生成部Cで生成された各コマンドをサブ制御基板106及び演出表示基板110に対してそれぞれ送信する。特に、本実施形態では、メイン側コマンド送信部102Dは、演出パターン指定コマンド及び演出停止コマンドをサブ制御基板106に送信する。その他、メイン側コマンド送信部102Dは、遊技の進行に関する種々のコマンド(メイン側コマンド生成部102Cで生成される各種コマンド)を送信する。
また、主制御基板102は、中継端子板118を介して、始動口スイッチ120と、大入賞口スイッチ122と、ゲートスイッチ124と、カウントスイッチ126と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、主制御基板102は、中継端子板128を介して、始動口ソレノイド130と、大入賞口ソレノイド132と、図柄表示装置134と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、特別図柄表示部70、普通図柄表示部76、特別図柄保留部72及び普通図柄保留部74は、図柄表示装置134の一実施形態である。
払出制御基板104は、中継端子板136を介して、ガラス枠スイッチ138と、外部タンクスイッチ140と、タンクスイッチ142と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板144を介して、エラーLED146に電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、下皿満タンスイッチ148に電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板150を介して、球貸表示基板152と、球貸装置154と、にそれぞれ電気的に接続されている。
なお、球貸表示基板152には、球貸スイッチ156と、返却スイッチ158とがそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板104は、中継端子板160を介して、払出モータ162と払出スイッチ164とにそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板104は、主制御基板102と発射制御基板108とにそれぞれ電気的に接続されている。
図5に示すように、サブ制御基板106は、演出表示基板110と、アンプ基板112と、装飾駆動基板114と、演出ボタン基板116と、にそれぞれ電気的に接続されている。
サブ制御基板106は、主制御基板102からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御を司るものである。また、サブ制御基板106は、CPU106A(遊技状態判別手段)と、ROM106Bと、サブ側コマンド生成部106Cと、サブ側コマンド送信部106Dと、を備えている。
サブ制御基板106のCPU106Aは、主制御基板102からの各コマンドを受けて演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114及び演出ボタン基板116などの各基板を制御する。特に、本実施形態では、CPU106Aは、所定の遊技状態の演出を実行しているときに主制御基板102から演出表示の停止を指定する演出停止コマンドを受信したとたきに、現在の演出表示を終了させるか否かを判断する。換言すれば、CPU106Aは、所定の遊技状態の演出を実行しているときに主制御基板102から演出停止コマンドを受信した場合に、現在の遊技状態が、第2大当り遊技である2ラウンド大当り遊技の実行を伴う状態(大当り遊技抽選の結果が2ラウンド大当りであることを示す演出表示の実行中または2ラウンド大当り遊技の実行中)であるか否かを判断する。
また、ROM106Bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が記憶されている。特に、各演出図柄を指定するデータや各演出図柄の停止情報に関するデータが記憶されている。
また、サブ側コマンド生成部106Cは、主制御基板102から送信されてきた演出パターン指定コマンド及び特別図柄停止情報指定コマンドに基づいて、第1演出図柄の停止図柄を決定する第1演出図柄停止情報指定コマンドと、第2演出図柄の停止図柄を決定する第2演出図柄停止情報指定コマンドと、を生成する。そして、特に、本実施形態では、サブ側コマンド生成部106Cは、所定の遊技状態の演出を実行している最中に主制御基板102から演出表示を停止させる演出停止コマンドを受信したときで、かつ現在の遊技状態が第2大当り遊技である2ラウンド大当り遊技の実行を伴う状態(大当り遊技抽選の結果が2ラウンド大当りであることを示す演出表示の実行中または2ラウンド大当り遊技の実行中)であるとCPU106Aにより判断された場合に、現在演出表示されている第1演出図柄の演出表示をそのまま継続し、現在演出表示されている第2演出図柄の演出表示を停止する代替コマンド(第3制御信号)を生成する。一方、サブ側コマンド生成部106Cは、所定の遊技状態の演出を実行している最中に主制御基板102から演出停止コマンドを受信したときで、かつ現在の遊技状態が第2大当り遊技以外の遊技の実行を伴う状態であるとCPU106Aにより判断された場合には、代替コマンドを生成しない。その他、サブ側コマンド生成部106Cは、遊技の進行に関する種々のコマンドを生成する。
また、サブ側コマンド送信部106Dは、サブ側コマンド生成部Cで生成された各コマンドや主制御基板102から送信されてきた各コマンドを、演出表示基板110、アンプ基板112、装飾駆動基板114に対してそれぞれ送信する。特に、本実施形態では、サブ側コマンド送信部106Dは、サブ側コマンド生成部106Cで代替コマンドが生成された場合には、主制御基板102から送信されてきた演出停止コマンドに替えて、代替コマンドを演出表示基板110に送信する。一方、サブ側コマンド送信部106Dは、サブ側コマンド生成部106Cで代替コマンドが生成されない場合には、主制御基板102から送信されてきた演出停止コマンドと、サブ側コマンド生成部Cで生成された第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドを演出表示基板110に送信する。その他、サブ側コマンド送信部106Dは、遊技の進行に関する種々のコマンドを送信する。
また、図5に示すように、演出表示基板110には、演出表示装置166(62)と、演出表示ROM168と、がそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM168には、演出図柄表示装置62に変動表示される第1演出図柄及び第2演出図柄のデータが記憶されている。なお、演出図柄表示装置62は、演出表示装置166の一実施形態である。
ここで、演出表示基板110は、CPU110Aと、演出図柄継続表示部(演出表示実行手段)110Bと、通常図柄表示部110Cと、を備えている。演出図柄継続表示部110Bは、サブ制御基板106から送信された演出パターン指定コマンド及び代替コマンドに基づいて演出図柄表示装置62を制御するものである。演出図柄継続表示部110Bは、代替コマンドを受信したときに、現在演出表示されている第1演出図柄の演出表示を継続し、かつ現在演出表示されている第2演出図柄の演出表示を終了させる。このとき、主制御基板102からサブ制御基板106を介して送信されてきた演出停止コマンドに基づく演出制御は行われず、代替コマンドに基づく演出制御が実行される。また、演出図柄継続表示部110Bは、演出停止コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドを受信したときに、現在演出表示されている第1演出図柄及び第2演出図柄の演出表示を終了させる。その後、演出図柄継続表示部110Bは、受信した各コマンドに基づいて、遊技進行状況に応じた各演出図柄の演出表示を実行する。
通常図柄表示部110Cは、主制御基板102及びサブ制御基板106から送信されてきた演出パターン指定コマンド、演出停止コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドに基づいて、演出図柄表示装置62を制御するものである。
また、アンプ基板112には、所定の効果音を出力する各種スピーカ170(48)が電気的に接続されている。なお、サブスピーカ48は、各種スピーカ170の一実施形態である。
また、装飾駆動基板114には、各種LED・ランプ172と、エラー表示LED173が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板114は、サブ制御基板106からのコマンドを受けて遊技の装飾に関する制御を行うものである。また、演出ボタン基板178には、操作スイッチ174(40)が電気的に接続されている。なお、演出ボタン40は、操作スイッチ174の一実施形態である。
次に、本実施形態のパチンコ機10の作用について説明する。
先ず、主制御基板102における演出パターン設定処理について、フローチャートに基づいて説明する。
始動口56B(図3参照)に遊技球が入球すると、図6に示すように、主制御基板102のCPU102Aにより、乱数抽選が実行される(S100)。この乱数抽選は上述の大当り遊技抽選に相当するもので、具体的には、始動口56Bに遊技球が1個入球することで特別図柄当否判定乱数が1つ取得され、その取得した乱数の値が、予め定められた当り値と一致するか否かが判定される(特別図柄当否判定)。そして、一致すると判定された場合には「大当り」となり、一致しないと判定された場合には「外れ」となる。乱数抽選の結果が得られると、この結果に基づいて、演出パターンと特別図柄の停止図柄が決定される(S110)。そして、演出パターン及び特別図柄の停止図柄が決定されると、メイン側コマンド生成部102Cにおいて演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドと特別図柄の停止図柄を指定する特別図柄停止情報指定コマンドとが生成される(S120)。さらに、演出パターン指定コマンド及び特別図柄停止情報指定コマンドが生成されると、メイン側コマンド送信部102Dからサブ制御基板106に対して、演出パターン指定コマンド及び特別図柄停止情報指定コマンドが送信される(S130)。なお、このS130の処理とともに、7セグメント表示器70(図3参照)にて特別図柄の変動表示を開始する。ここで、演出パターン指定コマンドは、7セグメント表示器70にて変動表示される特別図柄の変動表示時間に関する情報、演出図柄表示装置62を用いて行われる演出態様に関する情報、現在の遊技状態(確率変動遊技、時短遊技、通常遊技など遊技状態)に関する情報などを含んでいる。また、特別図柄停止情報指定コマンドは、7セグメント表示器70にて変動表示される特別図柄が停止表示される際の態様(停止図柄)に関する情報を含んでいる。
次に、サブ制御基板106における演出表示制御処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図7に示すように、サブ制御基板106のCPU106Aにより、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信された演出パターン指定コマンドを受信したか否かが判断される(S200)。演出パターン指定コマンドを受信したと判断されると(S200:YES)、サブ制御基板106のCPU106Aにより、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信された特別図柄停止情報指定コマンドを受信したか否かが判断される(S210)。
特別図柄停止情報指定コマンドを受信したと判断されると(S210:YES)、この特別図柄停止情報指定コマンドを解析して、今回の大当り遊技抽選の結果(図6のS100で行われた乱数抽選の結果)が大当りであるか否かが判断される(S220)。特別図柄停止情報指定コマンドは、大当り抽選の結果を示す特別図柄の停止図柄の種類(確変大当り図柄、通常大当り図柄、2ラウンド大当り図柄又は外れ図柄の何れか)を示していることから、サブ制御基板106のCPU106Aは、受信した特別図柄停止情報指定コマンドを解析することで、主制御基板102側で行われた大当り遊技抽選の結果(大当りか否か)を認識することができる。
S220にて大当りであると判断されると(S220:YES)、大当り判定時演出処理が実行される(S230)。大当りではないと判断されると(S220:NO)、外れ判定時演出処理が実行される(S230)。
次に、サブ制御基板106における大当り判定時演出処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図8に示すように、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dにより、演出パターン指定コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドが演出表示基板110に対して送信される(S300)。ここで、演出パターン指定コマンドは、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信されてきたもの(図7のS200で受信したコマンド)であり、サブ制御基板106をスルー(通過)して演出表示基板110に送信される。また、第1演出図柄停止情報指定コマンドは、第1演出図柄の停止図柄を指定するコマンドであり、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信されてきた特別図柄停止情報指定コマンド(図7のS210で受信したコマンド)を基に、サブ制御基板106のサブ側コマンド生成部106Cで生成され、サブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に対して送信される。さらに、第2演出図柄停止情報指定コマンドは、第2演出図柄の停止図柄を指定するコマンドであり、第1演出図柄停止情報指定コマンドと同様に、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信されてきた特別図柄停止情報指定コマンド(図7のS210で受信したコマンド)を基に、サブ制御基板106のサブ側コマンド生成部106Cで生成され、サブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に対して送信される。
以上のように、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dにより、演出パターン指定コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドが演出表示基板110に対して送信されると、後述のように、演出図柄表示装置62において第1演出図柄及び第2演出図柄の変動表示(演出表示)が開始される。
次に、サブ制御基板106のCPU106Aにより、演出停止コマンドを受信したか否かが判断される(S310)。この演出停止コマンドは、主制御基板102側の制御下で変動表示している特別図柄の変動表示時間が経過したとき(特別図柄が停止表示されるとき)に、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから、サブ制御基板106に送信されるものである。
演出停止コマンドを受信したと判断されると(S310:YES)、サブ制御基板106のCPU106Aにより、2ラウンド大当り判定時の演出が実行中であるか否かが判断される(S320)。このS320では、S310で受信した演出停止コマンドに基づき停止(終了)させる演出表示、すなわち、上述のS300に基づき演出図柄表示装置62にて開始された第1演出図柄及び第2演出図柄の変動表示が、2ラウンド大当りに対応する演出であるか否かが判断される。換言すれば、S320では、サブ制御基板106のCPU106Aにより、現在の遊技状態が2ラウンド大当りを伴う状態であるか否かが判断される。
2ラウンド大当り判定時の演出が実行中であると判断されると(S320:YES)、受信した演出停止コマンドに替えて、第1演出図柄の演出表示を継続し第2演出図柄の演出表示を停止させる代替コマンドが、サブ制御基板106のサブ側コマンド生成部106Cで生成され、サブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に送信される(S330)。
一方、2ラウンド大当り判定時の演出が実行中ではないと判断されると(S320:NO)、受信した演出停止コマンドがサブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に送信される(S340)。
次に、演出表示基板110における大当り判定時演出処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図9に示すように、演出表示基板110のCPU110Aにより、演出パターン指定コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドを受信したか否かが判断される(S400)。
演出パターン指定コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドを受信したと判断されると(S400:YES)、演出表示基板110のCPU110Aにより、第1演出図柄及び第2演出図柄の演出表示が開始される(S410)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいて第1演出図柄の演出表示が実行され、第2演出図柄表示領域62Bにおいて第2演出図柄の演出表示が実行される。
そして、演出表示基板110のCPU110Aにより、代替コマンドを受信したか否かが判断される(S420)。代替コマンドを受信したと判断されると(S420:YES)、演出表示基板110の演出図柄継続表示部110Bにより、第1演出図柄の演出表示が継続され、第2演出図柄の演出表示が終了する(S430)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいて第1演出図柄の演出表示が継続して実行され、第2演出図柄表示領域62Bにおいて第2演出図柄の演出表示が終了する。なお、本実施形態では、第1演出図柄は、大当り遊技以外の遊技を意味する図柄が用いられている。
一方、代替コマンドを受信していない判断されると(S420:NO)、演出表示基板110のCPU110Aにより、演出停止コマンドを受信したか否かが判断される(S440)。演出停止コマンドを受信したと判断されると(S440:YES)、演出表示基板110の通常図柄表示部110Cにより、第1演出図柄の演出表示が終了し、第2演出図柄の演出表示が終了する(S450)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいて第1演出図柄の演出表示が終了し、第2演出図柄表示領域62Bにおいて第2演出図柄の演出表示が終了する。
次に、演出表示基板110における大当り演出表示処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図10に示すように、演出表示基板110のCPU110Aにより、大当り開始画面指定コマンドを受信したか否かが判断される(S500)。この大当り開始画面指定コマンドは、大当りファンファーレ演出の実行を指示するもので、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信されるコマンドであり、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dを介して演出表示基板110に送信される。
大当り開始画面指定コマンドを受信したと判断されると(S500:YES)その受信したコマンドで特定される大当り(大当り開始画面の内容)が2ラウンド大当りであるか否かが、演出表示基板110のCPU110Aにより判断される(S510)。
なお、S500及びS510の処理工程は、演出表示基板110側ではなく、サブ制御基板106側で実行するようにしてもよい。
2ラウンド大当りであると判断されると(S510:YES)、演出表示基板110の演出図柄継続表示部110Bにより、上述のS420で代替コマンドを受信していることに基づいて、第1演出図柄の演出表示が継続され、第2演出図柄の演出表示が停止する(S520)。これにより、2ラウンド大当り遊技であるにもかかわらず、大当り遊技以外の遊技を意味する第1演出図柄の演出表示が継続していることになるため、遊技者は、大当り遊技以外の遊技が進行しているものと認識する。換言すれば、このとき、第1演出図柄の演出表示が継続されていることから、遊技者は、2ラウンド大当り遊技が進行していると気付かない。
次に、演出表示基板110のCPU110Aにより、2ラウンド大当り時のラウンド指定コマンドを受信したか否かが判断される(S530)。
2ラウンド大当り時のラウンド指定コマンドを受信したと判断されると(S530:YES)、演出表示基板110の演出図柄継続表示部110Bにより、上述のS420で代替コマンドを受信していることに基づいて、第1演出図柄の演出表示が継続され、第2演出図柄の演出表示が停止する(S540)。この場合も同様にして、遊技者は、大当り遊技以外の遊技が進行しているものと認識する。なお、ラウンド指定コマンドは、現在進行中の大当り遊技のラウンド数を指定するもので、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信されるコマンドであり、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dを介して演出表示基板110に送信される。
そして、演出表示基板110のCPU110Aにより、2ラウンド大当り終了画面指定コマンドを受信したか否かが判断される(S550)。2ラウンド大当り終了画面指定コマンドは、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信されるコマンドであり、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dを介して演出表示基板110に送信される。
2ラウンド大当り終了画面指定コマンドを受信したと判断されると(S550:YES)、演出表示基板110の演出図柄継続表示部110Bにより、第1演出図柄の演出表示が停止する(S560)。これにより、第1演出図柄及び第2演出図柄のそれぞれの演出表示が停止する。このとき、遊技者は、2ラウンド大当りが終了したにもかかわらず、2ラウンド大当りを含めた大当り遊技以外の遊技(この場合は図柄変動遊技)が終了したものと認識する。
一方、S510において2ラウンド大当りでないと判断されると(S510:NO)、演出表示基板110の通常図柄表示部110Cにより、S500にて受信した大当り開始画面指定コマンドに基づいて大当り開始画面の演出表示が実行される(S570)。具体的には、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいて大当りファンファーレ演出表示が実行される。これにより、遊技者は、大当りファンファーレ演出表示を見て、大当り遊技が開始される(実行される)ものと認識する。しかし、この場合には、15ラウンド大当り遊技が進行しているので、遊技者にとって有利な遊技になるため、遊技興趣を高めることになる。
そして、演出表示基板110のCPU110Aにより、15ラウンド時のラウンド指定コマンドを受信したか否かが判断される(S580)。
15ラウンド時のラウンド指定コマンドを受信したと判断されると(S580:YES)、演出表示基板110の通常図柄表示部110Cにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいてラウンド報知画面が表示される(S590)。
さらに、演出表示基板110のCPU110Aにより、15ラウンド大当り終了画面指定コマンドを受信したか否かが判断される(S600)。
15ラウンド大当り終了画面指定コマンドを受信したと判断されると(S600:YES)、演出表示基板110の通常図柄表示部110Cにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいて大当り遊技終了画面が表示され、大当りエンディング演出表示が実行される(S610)。
以上のように、第1実施形態のパチンコ機によれば、サブ制御基板106が2ラウンド大当り判定時の演出(2ラウンド大当り判定時の図柄変動遊技)実行中に演出停止コマンドを受信した場合には、代替コマンドを生成して演出表示基板110に送信する。そして、演出図柄継続表示部110Bにより、代替コマンドに基づいて、演出図柄表示装置62における第1演出図柄及び第2演出図柄の演出表示が制御される。具体的には、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aには第1演出図柄として大当り遊技以外の遊技(本例では、大当り遊技抽選結果(特別図柄当否判定結果)を示す図柄変動遊技)を意味する演出図柄の演出表示が継続され、第2演出図柄表示領域62Bでは第2演出図柄の演出表示が終了する。これにより、遊技者は、2ラウンド大当り遊技の実行中において、遊技状態の切り換わりの契機となるコマンドを受信しても、大当り遊技以外の遊技を意味する演出図柄の演出表示が継続されているため、遊技者は、大当り遊技以外の遊技が進行しているものと錯覚する。この結果、遊技者に2ラウンド大当り遊技であると気付かれることがないため、遊技性が低下してしまうことを防止できる。
特に、代替コマンドの生成処理及び送信処理と、代替コマンドに基づく演出表示制御は、サブ制御基板106及び演出表示基板110がそれぞれ担うことになるため、主制御基板102における基本制御(プログラム)を改変する必要が生じない。これにより、2ラウンド大当り遊技時に大当り遊技を意味する演出表示を実行するパチンコ機の機種と2ラウンド大当り遊技時に大当り遊技以外の遊技を意味する演出を実行する機種の両方の機種において、既存の主制御基板102のプログラムを改変することなく、そのまま適用することができる。この結果、パチンコ機の設計自由度を高めることができる。さらに、サブ制御基板106及び演出表示基板110側の設計変更だけで、容易に、代替コマンドに基づく特定演出の多様化を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機について説明する。
なお、第1実施形態に係るパチンコ機と重複する構成には同符号を付し、その説明を適宜省略する。また、第1実施形態に係るパチンコ機の制御に関する処理工程と重複する処理工程の説明を省略する。
第2実施形態のパチンコ機は、サブ制御基板106が所定の演出表示の実行中に演出表示を終了させる演出停止コマンドを受信したときに、現在の遊技状態がエンディング表示中の遊技状態であるか否かがサブ制御基板106のCPU106Aにより判断される。そして、現在の遊技状態がエンディング表示中の遊技状態であると判断された場合に、演出停止コマンドに替えて、現在演出表示されている第1演出図柄の演出表示をそのまま継続し、現在演出表示されている第2演出図柄の演出表示を停止する代替コマンドがサブ制御基板106のサブ側コマンド生成部106Cで生成されてサブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に対して送信される。そして、演出表示基板110により代替コマンドが受信された場合に、演出表示基板110の演出図柄継続表示部110Bにより、現在演出表示されている第1演出図柄の演出表示がそのまま継続され、現在演出表示されている第2演出図柄の演出表示が停止させられる。
ここで、「エンディング表示中の遊技状態」とは、大当り遊技の後に続いて発生する確率変動遊技中において、演出図柄表示装置62にて大当り遊技を連想する特殊演出表示(例えば、大当り遊技の終了を示唆する大当りエンディング演出表示)が実行されている遊技状態を意味する。また、第1演出図柄として、大当り遊技を連想する図柄が用いられている。
そこで、上記した特徴点について、フローチャートに基づいて詳細に説明する。
先ず、サブ制御基板106における演出表示制御処理について説明する。
図11に示すように、サブ制御基板106のCPU106Aにより、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信された演出パターン指定コマンドを受信したか否かが判断される(S700)。演出パターン指定コマンドを受信したと判断されると(S700:YES)、サブ制御基板106のCPU106Aにより、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信された特別図柄停止情報指定コマンドを受信したか否かが判断される(S710)。
特別図柄停止情報指定コマンドを受信したと判断されると(S710:YES)、今回の大当り遊技抽選の結果が大当り遊技であるか否かが判断される(S720)。この判断は、主制御基板102のメイン側コマンド送信部102Dから送信されてきた特別図柄停止情報指定コマンド(S710で受信したコマンド)に基づいてサブ制御基板106のCPU106Aにより判断される。
その結果、大当りであると判断されると(S720:YES)、大当り時演出処理が実行される(S730)。大当りではないと判断されると(S730:NO)、外れ時演出処理が実行される(S740)。
次に、サブ制御基板106における大当り時演出処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図12に示すように、サブ制御基板106のCPU106Aにより、エンディング表示中の遊技状態であるか否かが判断される(S800)。ここで、上述したように、エンディング表示中は、確率変動状態(確変中)であり、主制御基板106から送信されてきた演出パターン指定コマンドに基づいて、サブ制御基板106のCPU106Aにより判断される。すなわち、主制御基板102は、通常遊技状態と確変遊技状態とでは、異なる演出パターン指定コマンドをサブ制御基板106に送信するため、確変時の演出パターン指定コマンドがサブ制御基板106で受信されると、CPU106Aにより確変中であると判断される。
エンディング表示中(確変中)の遊技状態であると判断された場合には(S800:YES)、演出パターン指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドがサブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に対して送信される(S810)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにてエンディング表示が継続して行われたまま、第2演出図柄表示領域62Bにて第2演出図柄の演出(変動表示)が開始される。
一方、エンディング表示中(確変中)の遊技状態ではないと判断された場合には(S800:NO)、演出パターン指定コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドがサブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に対して送信される(S820)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにて第1演出図柄の演出(変動表示)が実行されると共に、第2演出図柄表示領域62Bにて第2演出図柄の演出(変動表示)が開始される。
次に、サブ制御基板106のCPU106Aにより、演出停止コマンドを受信したか否かが判断される(S830)。
演出停止コマンドを受信したと判断された場合には(S830:YES)、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dにより、受信した演出停止コマンドが演出表示基板110に送信される(S840)。これにより、上述のS810の処理に基づき開始された第2演出図柄の演出(変動表示)又はS820の処理に基づき開始された1演出図柄及び第2演出図柄の演出(変動表示)が終了する(停止表示される)。
そして、サブ制御基板106のCPU106Aにより、大当り開始画面指定コマンドを受信したか否かが判断される(S850)。
大当り開始画面指定コマンドを受信したと判断されると(S850:YES)、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dにより、受信した大当り開始画面指定コマンドが演出表示基板110に送信される(S860)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいて大当りファンファーレ演出表示が開始される。
また、サブ制御基板106のCPU106Aにより、大当りラウンド数指定コマンドを受信したか否かが判断される(S870)。
大当りラウンド数指定コマンドを受信したと判断されると(S870:YES)、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dにより、受信した大当りラウンド数指定コマンドが演出表示基板110に送信される(S880)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいてラウンド報知画面が表示される。
そして、サブ制御基板106のCPU106Aにより、大当り終了画面指定コマンドを受信したか否かが判断される(S890)。
大当り終了画面指定コマンドを受信したと判断されると(S890:YES)、サブ制御基板106のサブ側コマンド送信部106Dにより、受信した大当り終了画面指定コマンドが演出表示基板110に送信される(S900)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおいて大当り遊技終了画面が表示され、大当りエンディング演出表示が実行される。
なお、S870において、大当りラウンド数指定コマンドを受信していないと判断されると(S870:NO)、そのまま、S890に移行する。また、S890において、大当り終了画面指定コマンドを受信していないと判断されると(S890:NO)、S870に戻る。そして、図12に示すフローチャートに従って各処理工程が実行される。
次に、サブ制御基板106における外れ時演出処理について、フローチャートに基づいて説明する。
図13に示すように、サブ制御基板106のCPU106Aにより、エンディング表示中の遊技状態(確変中)であるか否かが判断される(S1000)。
エンディング表示中の遊技状態(確変中)であると判断された場合には(S1000:YES)、演出パターン指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドがサブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に対して送信される(S1010)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにてエンディング表示が継続して行われたまま、第2演出図柄表示領域62Bにて第2演出図柄の演出(変動表示)が開始される。
一方、エンディング表示中の遊技状態(確変中)ではないと判断された場合には(S1000:NO)、演出パターン指定コマンド、第1演出図柄停止情報指定コマンド及び第2演出図柄停止情報指定コマンドがサブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に対して送信される(S1020)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにて第1演出図柄の演出(変動表示)が開始されるとともに、第2演出図柄表示領域62Bにて第2演出図柄の演出(変動表示)が開始される。
次に、サブ制御基板106のCPU106Aにより、演出停止コマンドを受信したか否かが判断される(S1030)。
演出停止コマンドを受信したと判断された場合には(S1030:YES)、サブ制御基板106のCPU106Aにより、エンディング表示中の遊技状態(確変中)であるか否かが判断される(S1040)。
エンディング表示中の遊技状態(確変中)であると判断された場合には(S1040:YES)、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにおける第1演出図柄の演出表示(エンディング表示)を継続し、第2演出図柄の演出表示を終了させる代替コマンドがサブ側コマンド生成部106Cにより生成され、サブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に送信される(S1050)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにて、第1演出図柄の演出が大当り遊技を連想するエンディング表示として継続され、第2演出図柄表示領域62Bにて、第2演出図柄の演出(変動表示)が終了する。
一方、エンディング表示中の遊技状態(確変中)ではないと判断された場合には(S1040:NO)、受信した演出停止コマンドがサブ側コマンド送信部106Dから演出表示基板110に送信される(S1060)。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aで演出表示されていた第1演出図柄の演出が終了し、第2演出図柄表示領域62Bで演出表示されていた第2演出図柄の演出も終了する。
なお、演出表示基板110では、図9に示すフローチャートの各処理工程と同様の工程が実行される。特に、S420において代替コマンドが受信されると(S420:YES)、S430において、演出表示基板110の演出図柄継続表示部110Bにより、第1演出図柄の演出表示が継続されるとともに、第2演出図柄の演出表示が終了する。これにより、演出図柄表示装置62の第1演出図柄表示領域62Aにて、第1演出図柄の演出が大当り遊技を連想するエンディング表示として継続され、第2演出図柄表示領域62Bにて、第2演出図柄の演出が終了する。この結果、遊技者は、大当り遊技終了後の確率変動遊技であって、その後、続いて大当り遊技に移行しない遊技であるにもかかわらず、大当り遊技が継続しているものと錯覚するため、遊技興趣が低下することを防止できる。
一方、S420において代替コマンドが受信されないと(S420:NO)、演出表示基板110の通常図柄表示部110Cにより、S450において、第1演出図柄及び第2演出図柄の演出表示が終了する。
以上のように、第2実施形態のパチンコ機によれば、大当り遊技終了後の確率変動遊技であって、その後、続いて大当り遊技に移行しない遊技であるにもかかわらず、遊技者にその遊技状態を知られることがなく、ただ大当り遊技が継続しているものと錯覚するため、遊技興趣が低下することを防止できる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の主制御基板における演出パターン設定処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のサブ制御基板におけるサブ制御基板における演出表示制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機のサブ制御基板における大当り判定時演出処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の演出表示基板における大当り判定時演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の演出表示基板における大当り演出表示処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機のサブ制御基板における演出表示制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機のサブ制御基板における大当り時演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機のサブ制御基板における外れ時演出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
62 演出図柄表示装置(演出表示装置)
102 主制御基板(主制御部)
106 サブ制御基板(第1副制御部)
106A CPU(遊技状態判別手段)
106D サブ側コマンド送信部(制御信号送信手段)
110 演出表示基板(第2副制御部)
110B 演出図柄継続表示部(演出表示実行手段)

Claims (1)

  1. 演出表示を開始させる第1制御信号及び演出表示を終了させる第2制御信号を送信する主制御部と、前記主制御部から送信された前記第1制御信号及び前記第2制御信号に基づいて演出表示制御を行う第1副制御部と、前記第1副制御部の前記演出表示制御により所定の演出表示を実行する第2副制御部と、を有する遊技機であって、
    前記第1副制御部は、
    前記所定の演出表示の実行中に前記第2制御信号を受信したときに、現在の遊技状態が特定の遊技状態であるか否かを判断する遊技状態判別手段と、
    前記遊技状態判別手段により現在の遊技状態が特定の遊技状態であると判断された場合に、前記第2制御信号に替えて、特定の演出表示態様を指定する第3制御信号を前記第2副制御部に送信する制御信号送信手段と、
    を有し、
    前記第2副制御部は、
    前記第3制御信号を受信した場合に、前記特定の演出表示態様に基づく演出表示を実行する演出表示実行手段を有することを特徴とする遊技機。
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