JP6609748B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
発射された遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口への入球に起因して抽出される乱数値に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段の前記当否判定の結果が大当りであると判定されると大当り遊技状態に移行させる大当り移行手段と、
前記当否判定手段による前記当否判定の結果を、演出表示により報知する演出図柄表示装置と、
遊技者が操作可能な操作手段と、を備えた遊技機において、
前記演出表示では、前記大当りとなる可能性を示す予告演出であって、演出態様を段階的に進展させることが可能で、進展した段階数に応じて前記大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる段階演出が実行可能とされ、
前記段階演出は、進展することが可能な段階数の上限が、前記段階数の異なる複数種類の中から決められ、
前記段階演出にて演出態様を段階的に進展させるときに、遊技者に選択させる選択肢を表示し、遊技者が前記操作手段の操作により前記選択肢を選択可能に制御せしめる段階選択手段と、
前記選択肢の中から遊技者により選択された選択肢に応じて前記段階演出の演出態様を変化させる段階演出変化手段と、を備え、
前記段階演出変化手段は、段階毎に、前記遊技者により選択された選択肢と、前記段階演出変化手段に予め設定された選択肢とを比較し、前記遊技者により選択された選択肢と、前記予め設定された選択肢とが合致すれば、前記段階演出を前記段階数の上限まで進展可能となす一方、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致しなければ、前記段階数の上限に達することなく前記段階演出の進展を終了可能としたことを特徴とする。
段階演出の段階毎の演出表示、及び遊技者に選択させる選択肢の表示は、小説などの物語をモチーフとし、キャラクタなどの映像を背景とする画面にテキストが表示される構成が望ましい。また、効果音、BGMを盛り込むことが望ましい。
例えば、進展する段階数の上限が4段階の段階演出において、各段階での遊技者の選択が正しいものであれば、上限の第四段階まで進展させる。これにより遊技者は信頼度が高いものであることが把握できる。一方、第一段階で選択を誤ればこれ以上進展せずに演出を終了する。第二段階で選択を誤ればこれ以上進展せずに演出を終了する。第三段階で選択を誤れば第四段階に進展せずに演出を終了することが望ましい。
発射された遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口への入球に起因して抽出される乱数値に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段の前記当否判定の結果が大当りであると判定されると大当り遊技状態に移行させる大当り移行手段と、
前記当否判定手段による前記当否判定の結果を、演出表示により報知する演出図柄表示装置と、
遊技者が操作可能な操作手段と、を備えた遊技機において、
前記演出表示では、前記大当りとなる可能性を示す予告演出であって、演出態様を段階的に進展させることが可能で、進展した段階数に応じて前記大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる段階演出が実行可能とされ、
前記段階演出は、進展することが可能な段階数の上限が、前記段階数の異なる複数種類の中から決められ、
且つ進展した段階数で実行される前記段階演出の演出態様には、前記大当りとなる可能性を示す信頼度の異なる複数種類の演出態様が設けられ、
前記段階演出にて演出態様を段階的に進展させるときに、遊技者に選択させる選択肢を表示し、遊技者が前記操作手段の操作により前記選択肢を選択可能に制御せしめる段階選択手段と、
前記選択肢の中から遊技者により選択された選択肢に応じて前記段階演出の演出態様を変化させる段階演出変化手段と、を備え、
前記段階演出変化手段は、段階毎に、前記遊技者により選択された選択肢と、前記段階演出変化手段に予め設定された選択肢とを比較し、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致するか否かに拘わらず、前記段階演出を予め設定された所定段階数に達するまで進展可能となし、且つ、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致する場合と、合致しない場合とで、前記大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる前記段階演出の演出態様が実行され、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致する場合には、合致しない場合よりも前記信頼度の高い前記段階演出の演出態様が実行されることを特徴とする。
また、この発明によれば、段階毎に遊技者により選択された選択肢と段階演出変化手段で予め設定された選択肢とが合致することで、大当りになる可能性を示す信頼度の高い段階演出が実行される。即ち、段階演出変化手段で予め設定された選択肢が正しい選択肢であり、遊技者は正しい選択を行うことで信頼度が高いものであることが把握できる。一方、選択を誤ると信頼度が高いものであるか低いものであるか分からなくなる。そこで遊技者は、演出を進展させて大当りとなる可能性を示す信頼度が高い演出を得ようと積極的に選択操作を行うことになり、遊技者に正しい選択をさせるといった楽しみを提供し、今までにない面白味を発揮することができる。尚、誤った選択をしていても進展する段階数は予め設定された所定段階数まで進展するので、誤った選択をしていても、遊技者は有る程度の信頼度が分かるといった利点がある。
本発明では、例えば、遊技者により選択された選択肢と段階演出変化手段に予め設定された選択肢とが合致するか否かに拘わらず段階演出が進展可能な予め設定された所定段階数を、進展することが可能な段階数の上限数とする。この場合、上限の段階数で実行される段階演出の演出態様において、信頼度の高い演出態様と信頼度の低い演出態様といった複数種類の演出態様を設ける。そして、各段階での遊技者の選択が正しいものであれば、上限の段階で信頼度の高い演出態様が実行される。これにより遊技者は信頼度が高いものであることが把握できる。一方、進展の途中で、選択を誤れば上限の段階で信頼度の低い演出態様が実行される。特に、進展する段階数の上限が2段階以上の場合は、上限の段階の各演出態様の信頼度をそれぞれ異なるものとし、遊技者により選択された選択パターンに応じて信頼度を変化させることが望ましい。即ち、遊技者の選択が全て正しい選択パターンでは最も信頼度の高い演出態様とし、誤った選択の度合いに応じて信頼度の低い演出態様とすることが望ましい。
尚、遊技者により選択された選択肢と段階演出変化手段に予め設定された選択肢とが合致するか否かに拘わらず段階演出を進展可能な予め設定された所定段階数は、進展することが可能な段階数の上限でもよいし、上限でなくてもよい。上限でない場合には、各段階での遊技者の選択が正しいものであれば、上限の段階で信頼度の高い演出態様を実行させることが望ましい。一方、各段階での遊技者の選択に誤りがあれば、上限の段階に至らず、予め設定された所定段階数の演出で信頼度の低い演出態様が実行される。
請求項1又は2のいずれかに記載の遊技機において、
前記当否判定の結果が前記大当りであり、且つ複数段階にわたって前記遊技者により選択された選択肢の選択パターンが、前記段階演出変化手段に予め設定された特定の選択パターンで前記段階演出が進展した場合に、前記当否判定の結果が前記大当りであることを示唆する特定段階演出を実行可能としたことを特徴とする。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技施設に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
遊技領域20の中央部にはセンターケース200が配置されている。センターケース200は中央に開口部が設けられており、開口部内には演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配置されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図3では発射制御装置44が示されていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へ演出表示等に関するコマンドを送信する。
また、第二特図始動口24に遊技球が入球すると、第二特図の当否判定に関する複数種類の乱数が抽出され、第二特図の保留記憶として所定数記憶される。そして保留記憶された乱数に基づいて当否判定が実施され、これに伴い第二特図表示装置28Bにおいて第二特図が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
図5は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S111,S115)と残余処理(S112)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、大抵が電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判断(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
続く小当り図柄決定用乱数更新処理は(S104)、例えば、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く普図当り決定用乱数更新処理は(S105)、例えば、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。普図当り決定用乱数は普図の当否判定に使用される。
変動パターン決定用乱数更新処理は(S107)、例えば、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は、特図の当否判定に使用される。
続く各出力処理では(S110)、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、大入賞口SOL508、普電役物SOL509等に対して各々出力処理を実行する。例えば、前記入球確認処理(S108)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべくサブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を、各々実行する。
図6に示す「特図始動入球確認処理」は、入球確認処理(S108)のサブルーチンで、第一特図始動口23や第二特図始動口24に遊技球が入球したときに抽出される種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第一特図始動口23や第二特図始動口24への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数を第一特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する(S202)。
続いて加算した保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に送信する(S203)。
保留記憶が満杯でなければ(S205:no)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数を第二特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する(S206)。
次に加算した保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に送信する(S207)。その後、リターンする。
図7に示すように、「特図当否判定処理」は、先ず、大入賞口25の特電役物が未作動であるか否かを確認する(S300)。特電役物が作動中(S300:no)であれば、本「特図当否判定処理」を終了して後述の「特別遊技処理」へ移行する。
大入賞口25の特電役物が未作動であれば(S300:yes)、特図の変動が停止中であるか否かを確認する(S301)。変動停止中であれば(S301:yes)、特図の確定図柄が未表示であるか否かを確認する(S302)。
一方、第二特図の保留記憶がなければ(S303:no)、第一特図の保留記憶があるか否かを確認する(S305)。第一特図の保留記憶があれば(S305:yes)、保留記憶のシフト処理を行う(S306)。該シフト処理により保留記憶のうち最も古い保留記憶の乱数が当否判定の対象となる。
このように、第一特図よりも第二特図を優先的に当否判定する。
第一特図及び第二特図の保留記憶がいずれもなければ(S305:no)、「特別遊技処理」へ移行する。
次に、第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bにおいて第一特図又は第二特図を変動表示させると共に、前記当否判定結果を示すデータ(大当り、小当り、ハズレの種類、リーチの有り無し、変動時間など)を含んだ特図変動開始コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に出力する処理を行う(S315)。これによりサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、演出図柄表示装置21において、第一特図又は第二特図に対応する擬似演出図柄の変動を開始する。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
続く小当り開放パターン決定処理では、前記S321の処理で決定された小当り図柄に応じて大入賞口25の開放パターンを決定する(S323)。
次に、小当り内容設定処理において、前記小当り図柄決定用乱数の値に基づいて小当り遊技の内容(例えば、オープニング演出時間、エンディング演出時間等)及び小当り遊技終了後の遊技状態等の設定を行なう(S324)。
次に、開放延長フラグが「1」であるか否かを確認し、これにより開放延長遊技状態であるか否かを確認する(S327)。開放延長フラグが「1」で開放延長遊技状態あれば(S327:yes)、開放延長遊技状態の継続を制限するための開放延長カウンタを減算し(S328)、前記S315(図8)の処理へ移行する。
一方、変動時間が経過したことを確認すると(S340:yes)、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に図柄停止コマンドを送信する(S341)。
続くS342の処理において図柄が大当り図柄であることが確認できれば(S342:yes)、第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bにおいて第一特図又は第二特図の大当り図柄を確定表示させる処理を行う(S343)。またサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、演出図柄表示装置21において、第一特図又は第二特図の大当り図柄に対応する擬似演出図柄を確定表示させる。
その後、確変フラグが「1」(確変フラグが「1」であれば確変遊技状態である)であることが確認できれば(S346:yes)、確変フラグを「0」にリセットする(S347)。続いて、開放延長フラグが「1」(開放延長フラグが「1」であれば開放延長遊技状態である)であることが確認できれば(S348:yes)、開放延長フラグを「0」にリセットする(S349)。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
尚、本「特図当否判定処理」では、小当り状態になっても、確変遊技状態の上限回数、開放延長遊技状態の上限回数に達していなければ遊技状態は確変遊技状態、開放延長遊技状態のまま継続される構成である。
前記コマンドによりサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、演出図柄表示装置21において、第一特図又は第二特図に対応する擬似演出図柄の確定表示を終了する。
一方、規定数に達していなければ(S410:no)、大入賞口25の開放時間が終了したか否かを確認する(S411)。開放時間の終了が確認できれば(S411:yes)、前記S412の処理において大入賞口25を閉鎖する。次に、小当り終了演出の設定を行ない、これによりサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43へ小当り終了コマンドを送信する(S413)。その後、リターンする。
大当りのインターバル中であれば(S451:yes)、インターバル終了時間であるか否かを確認し(S422)、インターバル終了時間であれば(S422:yes)、特電役物を作動させて大当り遊技の次のラウンドにおける大入賞口25の開放を行う(S423)。その後、リターンする。
大当り開始演出中であれば(S425:yes)、大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し(S426)、演出時間の経過を確認できれば(S426:yes)、特電役物を作動させて大当り遊技の最初のラウンド遊技における大入賞口25を開放する(S427)。その後、リターンする。
一方、規定数に達していなければ(S430:no)、大入賞口25の開放時間が終了したか否かを確認する(S431)。開放時間が終了していなければ(S431:no)、リターンする。開放時間の終了であれば(S431:yes)、大入賞口25を閉鎖する(S432)。
一方、最終ラウンドの終了でなければ(S433:no)、開放間インターバル(大当りインターバル)処理を行ない、これにより大当りインターバルコマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43へ送信する(S435)。その後、リターンする。
次に、大当り遊技終了後に開放延長遊技状態に移行するか否かを確認する(S446)。開放延長遊技状態に移行する場合には(S446:yes)、前記大当り内容設定処理(図8のS314)で選択された開放延長遊技の上限回数を前記開放延長カウンタに設定する(S447)。そして前記開放延長フラグに「1」をセットする(S448)。次に大当り遊技終了後の遊技状態を設定するようになし、これにより大当り遊技終了後に確変遊技に移行する場合は確変遊技状態とされ、開放延長遊技に移行する場合には開放延長遊技状態とされる(S449)。その後、リターンする。
図17に示すように、本パチンコ機1は、段階演出として、例えば、「段階演出A」、「段階演出B」、及び「段階演出C」の3種類の演出が実行可能である。「段階演出A」、「段階演出B」、及び「段階演出C」は、進展可能な段階数が異なる構成である。また「段階演出A」、「段階演出B」、及び「段階演出C」は、段階数に応じて大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる構成である。
「段階演出B」は、進展可能な段階数が3段階である。「段階演出B」の大当りとなる可能性を示す信頼度は、「段階演出A」の信頼度よりも高いが「段階演出C」よりも低く、3種類の演出で中程度の信頼度とされている。
「段階演出C」は、進展可能な段階数が4段階である。また、「段階演出C」の大当りとなる可能性を示す信頼度は、3種類の演出で最も高い。
また、「段階演出A」、「段階演出B」、「段階演出C」にはそれぞれ、複数種類のモチーフの異なる演出パターンを設けることが望ましい。
そして、「段階演出A」、「段階演出B」、「段階演出C」は、各段階の演出毎に、演出態様に関する選択肢が示され、遊技者の選択に応じて演出態様を変化させることが可能である。
「演出表示制御処理」は、先ず、主制御装置40から変動開始コマンド(前記図8のS315を参照)を受信したか否かを確認する(S500)。変動開始コマンドの受信がなければ(S500:no)、サブ統合制御装置42で実行されるメインルーチンへリターンして本処理を終了する。
変動開始コマンドの受信があれば(S500:yes)、S501の処理において、第一特図又は第二特図の変動に伴う演出表示の演出内容を決定する。続いて、決定した演出内容を参照して、決定された演出表示の内容において段階演出を実行するか否かを確認する(S502)。段階演出を実行しない場合には(S502:no)、S503の処理において演出図柄制御装置43を介して演出図柄表示装置21に通常の演出表示を実行させる処理を行う。例えば、通常の演出表示として、第一特図又は第二特図に対応する3桁の数字等からなる疑似演出図柄を変動表示せしめ、その背景に本パチンコ機1のキャラクタ等の映像を表示することが望ましい。演出表示を実行させる処理の後、リターンする。
尚、段階演出の実行は、通常の演出表示による疑似演出図柄の変動が開始され、所定の時間の経過後に行うようにしてもよい。例えば、通常の演出表示による疑似演出図柄の1桁目の変動が停止した後などに段階演出を開始してもよい。
図22に示すように、「段階演出B」では、第一段階の演出態様である「第一段階演出」において、主人公である「格闘家A」が登場する(E100)。本事例は、「格闘家A」が敵の「格闘家B」との決着を付けるため、「格闘家B」を探すことをモチーフとしている。
「第二段階演出A」に進展すると、「格闘家A」は立ちはだかる大きな崖に遭遇する(E200)。「第二段階演出A」の続きでは、「格闘家A」は立ち止まり(E201)、ここで、選択肢Aとして「崖を見上げる」選択肢と、選択肢Bとして「崖に沿って歩く」選択肢とが与えられる。
一方、前記「第二段階演出A」のE201の演出態様において、選択肢Bが選択されて「第三段階演出B」に進展すると、「格闘家A」は、崖に沿って歩いていくと行き止まりとなって、「格闘家B」を見つけることができない演出態様(E310)が実行される。その後、段階演出が終了する。
一方、前記「第二段階演出B」のE211の演出態様において、選択肢Bが選択されて「第三段階演出D」(図19参照)に進展すると、行き止まりとなって、「格闘家A」は、「格闘家B」を見つけることができない演出態様(E330)が実行される。その後、段階演出が終了する。
尚、段階演出の終了により、「第三段階演出A」、「第三段階演出B」、「第三段階演出C」又は「第三段階演出D」のいずれかの演出態様の実行後に、リーチ演出を実行する場合にはリーチ演出を行い、第一特図又は第二特図の確定表示に応じて3桁の疑似演出図柄を確定表示して、特図の当否判定の結果を報知する。
段階演出の「第一段階演出」では、主人公の格闘家A701が草原をかけている映像が表示される。これに応じて、〔格闘家A(主人公)は敵の格闘家Bと決着をつけるため、格闘家Bが草原に潜んでいるという情報を聞き、草原を駆けていた。〕との状況解説702が文章で表示される。
演出終了後、図は省略するが、リーチ演出を実行する場合にはリーチ演出を行い、第一特図又は第二特図の確定表示に応じて3桁の疑似演出図柄を確定表示して、大当り、小当り、又はハズレのいずれであるかの特図の当否判定の結果が報知される。
図24(d)に示すように、「第三段階演出B」では、先が行き止まりとなって格闘家A701は格闘家Bを見つけられなかった映像が表示され、〔崖沿いに沿って歩いていくと行き止まりになっており、結局見つからなかった〕との状況解説720が表示され、段階演出を終了する。演出終了後は、3桁の疑似演出図柄を確定表示して、特図の当否判定の結果が報知される。
図25(c)に示すように、「第三段階演出A」では、少女A730の映像が表示されると共に、〔少女Aに出会った。「北の方角に人の足跡を見た」〕との状況解説731が表示される。ここで、〔A.北の方角に向かう〕との選択肢A732と、〔B.そのまま進む〕との選択肢B733とが表示される。遊技者により、選択肢A732が選択されると、「第三段階演出C」に進展する。
図26(d)に示すように、「第三段階演出D」では、先が行き止まりとなって格闘家A701は格闘家Bを見つけられなかった映像が表示され、〔そのまま進むと行き止まりになっており、結局見つからなかった〕との状況解説740が表示され、段階演出を終了する。演出終了後は、3桁の疑似演出図柄を確定表示して、特図の当否判定の結果が報知される。
尚、いずれの演出を実行するか決定する場合、主制御装置40で決定された変動パターン(変動時間)に基づいて決められ、当否判定の結果との関連性があるものではない。例えば、当否判定の結果が大当りのときに2段階の「段階演出A」を実行可能であり、当否判定の結果がハズレのときに4段階の「段階演出C」を実行可能である。
例えば、当否判定の結果が大当りであり、図19に示した「段階演出B」が実行される場合、「第一段階演出」で「選択肢A」が選択されて「第二段階演出A」に進展し、「第二段階演出A」で「選択肢A」が選択されて「第三段階演出A」に進展する選択パターンにおいて、「第三段階演出A」にて大当りであることを示唆する特定段階演出を実行する。特定段階演出は、「第三段階演出A」の登場人物や背景などを、ハズレ時のものよりも際立たせて、遊技者に特定段階演出であることを認識させる演出とする。
例えば、当否判定の結果が大当りであり、図20に示した「段階演出C」が実行される場合、「第一段階演出」で「選択肢A」が選択されて「第二段階演出A」に進展し、「第二段階演出A」で「選択肢A」が選択されて「第三段階演出A」に進展し、「第三段階演出A」で「選択肢A」が選択されて「第四段階演出A」に進展する選択パターンにおいて、「第四段階演出A」にて大当りであることを示唆する特定段階演出を実行する。特定段階演出は、「第四段階演出A」の登場人物や背景などを、ハズレ時のものよりも際立たせて、遊技者に特定段階演出であることを認識させる演出とする。
また、当否判定の結果が大当りであり、遊技者により選択操作が行われない場合には、自動的に特定の選択パターンで演出が進展し、大当りであることを示唆する特定段階演出を実行するようにしてもよい。
本パチンコ機は、前記第一の実施形態に用いた「段階演出A」、「段階演出B」及び「段階演出C」と同様に、段階演出には予め進展することが可能な段階数の上限が決められている。本パチンコ機は、段階演出の段階毎に遊技者に選択肢を示す。そして段階毎に、遊技者により選択された選択肢と、パチンコ機側に予め設定された選択肢とを比較し、遊技者により選択された選択肢と、前記設定された選択肢とが合致すれば、前記段階演出を前記段階数の上限まで段階演出を進展可能である。一方、遊技者により選択された選択肢と前記設定された選択肢とが合致しなければ、段階数の上限に達することなく段階演出の進展を終了可能である。即ち、パチンコ機に予め設定された選択肢が正しい選択肢であり、遊技者は段階毎に正しい選択を行わなければ、段階演出の上限に達しない構成である。
図27に示すように、「段階演出B」では、第一段階の演出態様である「第一段階演出」において、主人公である「格闘家A」が登場する(E100)。そして、本事例は、「格闘家A」が敵の「格闘家B」との決着を付けるため、「格闘家B」を探すことをモチーフとしている。
一方、前記「第二段階演出A」のE201の演出態様において、遊技者により選択肢Bが選択されると、誤った選択であるので、次の段階に進展することなく、「第二段階演出A」おいて、「格闘家A」が崖に沿って歩き続ける演出態様(E202)が実行される。その後、進展することなく、段階演出が終了する。
本パチンコ機は、前記第一の実施形態に用いた「段階演出A」、「段階演出B」及び「段階演出C」と同様に、段階演出には予め進展することが可能な段階数の上限が決められている。且つ進展した段階数で実行される段階演出の演出態様には、大当りとなる可能性を示す信頼度の異なる複数種類の演出態様を備えている。本パチンコ機は、段階演出の段階毎に遊技者に選択肢を示す。そして段階毎に、遊技者により選択された選択肢と、パチンコ機側に予め設定された選択肢とを比較し、遊技者により選択された選択肢と予め設定された選択肢とが合致するか否かに拘わらず、段階演出を段階数の上限(予め設定された所定段階数)に達するまで進展可能となし、且つ、遊技者により選択された選択肢と予め設定された選択肢とが合致する場合と、合致しない場合とで、大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる段階演出の演出態様が実行され、遊技者により選択された選択肢と予め設定された選択肢とが合致する場合には、合致しない場合よりも前記信頼度の高い段階演出の演出態様が実行される構成である。即ち、パチンコ機に予め設定された選択肢が正しい選択肢であり、遊技者は段階毎に正しい選択を行わなければ、信頼度の高い演出が実行されない構成である。
例えば、図18に示した2段階の「段階演出A」では、第一段階演出において、予め選択肢Aを正しい選択肢として設定しておく。そして選択肢Aが選択されることにより実行される第二段階演出Aの信頼度を、第二段階演出Bの信頼度よりも高いものとする。更に、遊技者の選択が正しい選択であったのか、誤った選択であったのか示すことが望ましい。
この場合、遊技者により選択肢Aが選択され、第二段階演出Aで演出が終了すると、遊技者は、「段階演出A」、「段階演出B」、「段階演出C」の中で最も信頼度が低いことが認識できるものの、「段階演出A」では信頼度が高いほうであることが分かる。
この場合、第三段階演出Aで演出が終了すると、遊技者は、「段階演出C」よりも信頼度が低いことが認識できるものの、「段階演出B」では最も信頼度が高いものであることが分かる。
この場合、第四段階演出Aで演出が終了すると、遊技者は、大当りとなる可能性を示す信頼度が最も高いことを認識することできる。
尚、特定の選択パターンは、信頼度の高い第二段階演出A、第三段階演出A、第四段階演出Aに至る選択パターンに限るものではない。
また、当否判定の結果が大当りであり、遊技者により選択操作が行われない場合には、自動的に特定の選択パターンで演出が進展し、大当りであることを示唆する特定段階演出を実行するようにしてもよい。
本パチンコ機は、前記第三の実施形態に用いた「段階演出A」、「段階演出B」及び「段階演出C」と同様に、段階演出には予め進展することが可能な段階数の上限が決められている。本パチンコ機は、段階演出の段階毎に遊技者に選択肢を示す。そして段階毎に、遊技者により選択された選択肢と、パチンコ機側に予め設定された選択肢とを比較し、遊技者により選択された選択肢と予め設定された選択肢とが合致するか否かに拘わらず、段階演出を予め設定された下限の段階数(所定段階数)に達するまで進展可能となし、且つ、遊技者により選択された選択肢と予め設定された選択肢とが合致する場合と、合致しない場合とで、大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる段階演出の演出態様が実行され、遊技者により選択された選択肢と予め設定された選択肢とが合致する場合には、合致しない場合よりも前記信頼度の高い段階演出の演出態様が実行される構成である。即ち、パチンコ機に予め設定された選択肢が正しい選択肢であり、遊技者は段階毎に正しい選択を行わなければ、信頼度の高い演出が実行されない構成である。
また、当否判定の結果が大当りであり、遊技者により選択操作が行われない場合には、自動的に特定の選択パターンで演出が進展し、大当りであることを示唆する特定段階演出を実行するようにしてもよい。
2 遊技盤
21 演出図柄表示装置
23 第一特図始動口(始動口)
24 第二特図始動口(始動口)
25 大入賞口
40 主制御装置(当否判定手段、大当り移行手段)
42 サブ統合制御装置(段階選択手段、段階演出変化手段)
Claims (3)
- 発射された遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口への入球に起因して抽出される乱数値に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段の前記当否判定の結果が大当りであると判定されると大当り遊技状態に移行させる大当り移行手段と、
前記当否判定手段による前記当否判定の結果を、演出表示により報知する演出図柄表示装置と、
遊技者が操作可能な操作手段と、を備えた遊技機において、
前記演出表示では、前記大当りとなる可能性を示す予告演出であって、演出態様を段階的に進展させることが可能で、進展した段階数に応じて前記大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる段階演出が実行可能とされ、
前記段階演出は、進展することが可能な段階数の上限が、前記段階数の異なる複数種類の中から決められ、
前記段階演出にて演出態様を段階的に進展させるときに、遊技者に選択させる選択肢を表示し、遊技者が前記操作手段の操作により前記選択肢を選択可能に制御せしめる段階選択手段と、
前記選択肢の中から遊技者により選択された選択肢に応じて前記段階演出の演出態様を変化させる段階演出変化手段と、を備え、
前記段階演出変化手段は、段階毎に、前記遊技者により選択された選択肢と、前記段階演出変化手段に予め設定された選択肢とを比較し、前記遊技者により選択された選択肢と、前記予め設定された選択肢とが合致すれば、前記段階演出を前記段階数の上限まで進展可能となす一方、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致しなければ、前記段階数の上限に達することなく前記段階演出の進展を終了可能としたことを特徴とする遊技機。 - 発射された遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口への入球に起因して抽出される乱数値に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段の前記当否判定の結果が大当りであると判定されると大当り遊技状態に移行させる大当り移行手段と、
前記当否判定手段による前記当否判定の結果を、演出表示により報知する演出図柄表示装置と、
遊技者が操作可能な操作手段と、を備えた遊技機において、
前記演出表示では、前記大当りとなる可能性を示す予告演出であって、演出態様を段階的に進展させることが可能で、進展した段階数に応じて前記大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる段階演出が実行可能とされ、
前記段階演出は、進展することが可能な段階数の上限が、前記段階数の異なる複数種類の中から決められ、
且つ進展した段階数で実行される前記段階演出の演出態様には、前記大当りとなる可能性を示す信頼度の異なる複数種類の演出態様が設けられ、
前記段階演出にて演出態様を段階的に進展させるときに、遊技者に選択させる選択肢を表示し、遊技者が前記操作手段の操作により前記選択肢を選択可能に制御せしめる段階選択手段と、
前記選択肢の中から遊技者により選択された選択肢に応じて前記段階演出の演出態様を変化させる段階演出変化手段と、を備え、
前記段階演出変化手段は、段階毎に、前記遊技者により選択された選択肢と、前記段階演出変化手段に予め設定された選択肢とを比較し、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致するか否かに拘わらず、前記段階演出を予め設定された所定段階数に達するまで進展可能となし、且つ、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致する場合と、合致しない場合とで、前記大当りとなる可能性を示す信頼度が異なる前記段階演出の演出態様が実行され、前記遊技者により選択された選択肢と前記予め設定された選択肢とが合致する場合には、合致しない場合よりも前記信頼度の高い前記段階演出の演出態様が実行されることを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の遊技機において、
前記当否判定の結果が前記大当りであり、且つ複数段階にわたって前記遊技者により選択された選択肢の選択パターンが、前記段階演出変化手段に予め設定された特定の選択パターンで前記段階演出が進展した場合に、前記当否判定の結果が前記大当りであることを示唆する特定段階演出を実行可能としたことを特徴とする遊技機。
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