JP5034446B2 - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パワーステアリング装置に関し、特に、パワーステアリング装置を構成する油圧操舵補助装置に過度の負荷が掛かるのを防止する機構を備えたパワーステアリング装置に関する。
従来、車輌のステアリング系に対して補助トルクを付与するために、モータを動力源とする電動操舵補助装置と車輌の車軸駆動源としての内燃機関を動力源とする油圧操舵補助装置とを備えるパワーステアリング装置であって、ステアリング系が必要とする補助トルクを車速に応じた比率で電動操舵補助と油圧操舵補助とに分担させるパワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載のパワーステアリング装置は、車速が低速で大きな操舵補助トルクが必要な場合には油圧操舵補助装置により操舵補助トルクを発生させ、電動操舵補助装置の付加を低減させる。
また、電動操舵補助制御装置と油圧操舵補助装置とを備え、ステアリング操舵状態に基づいて必要な補助トルクを演算し、演算した必要な補助トルクが電動操舵補助制御装置の発生可能な最大補助トルクよりも大きい場合に、その不足分を油圧操舵補助装置で発生させるパワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献2に記載のパワーステアリング装置は、電動操舵補助装置の温度を温度センサで検知し、検知した温度が所定温度より高ければ、電動操舵補助装置が発生させる操舵補助トルクを制限し、油圧操舵補助装置が発生させる操舵補助トルクでその制限した分を補うようにして、電動操舵補助装置が過熱するのを防止する。
特開2006−213094号公報 特開2005−132201号公報
しかしながら、特許文献1又は2に記載のパワーステアリング装置は、何れも、電動操舵補助装置が受ける負荷を低減させる手段を備えるが、油圧操舵補助装置が受ける負荷を低減させる手段を備えていない。
従って、油圧操舵補助装置における油圧ポンプの吐出圧を高い状態で維持させ、作動油の温度を上昇させてしまい、ひいては、油圧ポンプとその回転軸との間で焼き付けを発生させてしまう場合もある。
上述の点に鑑み、本発明は、パワーステアリング装置を構成する油圧操舵補助装置に過度の負荷が掛かるのを防止する機構を備えたパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係るパワーステアリング装置は、油圧ポンプにより操舵補助力を発生させる油圧操舵補助装置を備えるパワーステアリング装置であって、前記油圧操舵補助装置における油圧ポンプの吐出圧を所定圧以下に制限する吐出圧制限手段を備えることを特徴とする。
また、第二の発明は、第一の発明に係るパワーステアリング装置であって、電動モータにより操舵補助力を発生させる電動操舵補助装置を備えることを特徴とする。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明に係るパワーステアリング装置であって、前記吐出圧制限手段は、前記油圧ポンプに連通される高圧流路と該油圧ポンプのリザーバタンクに連通される低圧流路との間にリリーフ弁を備えることを特徴とする。
また、第四の発明は、第一又は第二の発明に係るパワーステアリング装置であって、前記吐出圧制限手段は、前記油圧操舵補助装置のロータリーバルブにおける相対回転を所定回転角度範囲に制限する相対回転角制限手段を備え、該相対回転角制限手段により前記油圧ポンプとリザーバタンクとを連通させる流路をロータリーバルブ内で確保することにより前記吐出圧を所定圧以下に制限することを特徴とする。
また、第五の発明に係るパワーステアリング装置は、油圧ポンプにより操舵補助力を発生させる油圧操舵補助装置と電動モータにより操舵補助力を発生させる電動操舵補助装置とを備えるパワーステアリング装置であって、前記油圧操舵補助装置における油圧ポンプの吐出圧を所定圧以下に制御する吐出圧制限手段と、前記電動操舵補助装置が失陥した場合に、前記設定圧を増大させる設定圧変更手段と、を備えることを特徴とする。
また、第六の発明は、第五の発明に係るパワーステアリング装置であって、前記油圧ポンプに連通される高圧流路とリザーバタンクに連通される低圧流路との間に電磁リリーフ弁を備え、前記設定圧変更手段は、前記電動操舵補助装置が失陥した場合に、前記電磁リリーフ弁を制御して前記所定圧を増大させることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、パワーステアリング装置を構成する油圧操舵補助装置に多大な負荷が掛かるのを防止する機構を備えたパワーステアリング装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係るパワーステアリング装置100の構成例を示す図である。パワーステアリング装置100は、ステアリングホイール1、電動操舵補助装置2、油圧操舵補助装置3、ECU(Electronic Control Unit)4、ラックボデー5、ラックバー6及び圧力センサ7等から構成される。
電動操舵補助装置2は、コラムアシスト式であり、トルクセンサ20、モータ21から構成され、ステアリングホイール1における入力トルク(電動操舵補助装置2の入力軸におけるトルク)TMにモータ21による補助トルクT0を加えて出力トルク(電動操舵補助装置2の出力軸におけるトルク)T1とし、油圧操舵補助装置3にその出力トルクT1を入力する。
油圧操舵補助装置3は、ロータリー式コントロールバルブを備えたラックピニオン式の操舵補助装置であり、コントロールバルブ部30、パワーシリンダ31、油圧ポンプ32、リザーバタンク33、配管34〜37から構成され、電動操舵補助装置2が出力する出力トルクT1によりコントロールバルブ部30が操作され、パワーシリンダ31でラック推進力を発生させる。
ECU4は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)等を備えたコンピュータであり、トルクセンサ20及び圧力センサ7の出力に基づいてモータ21の開始時期や出力を制御する。
ラックボデー5は、ピニオン軸と噛合するラックバー6を格納し、ラックバー6の両端部にあるタイロッド(図示せず。)を介してタイヤ(図示せず。)が接続される。パワーステアリング装置100は、ラックバー6を車輌幅方向に直線移動させることによりタイヤの方向を変位させて操舵を行う。
圧力センサ7は、油圧操舵補助装置3の作動状態を検出するためのセンサであり、例えば、コントロールバルブ部30とリザーバタンク33との間にある低圧配管37の圧力を検出する。また、圧力センサ7は、油圧ポンプ32とコントロールバルブ部30との間にある高圧配管36の圧力を検出してもよく、高圧配管36及び低圧配管37の双方の圧力を検出してもよい。
ECU4は、電動操舵補助装置2におけるトルクセンサ20が検出した入力トルクTMが所定値以上なった場合、モータ21に制御信号を出力して補助トルクT0を生成させ、圧力センサ7の出力に基づいて油圧操舵補助装置3が正常に動作していない(失陥した)ことを検知した場合、入力トルクTMが所定値未満であってもモータ21に制御信号を出力して入力トルクTMに応じた補助トルクT0を生成させる。
パワーステアリング装置100は、入力トルクTMが所定値未満の場合、専ら、油圧操舵補助装置3が生成した操舵補助力を利用するためであり、一方で、油圧操舵補助装置3が失陥した場合、電動操舵補助装置2が油圧操舵補助装置3の代りに操舵補助力を供給できるようにするためである。
図2は、油圧操舵補助装置3におけるコントロールバルブ部30の断面図であり、コントロールバルブ部30は、ハウジング300と、電動操舵補助装置2の出力軸に接続されるコントロールバルブシャフト301と、コントロールバルブシャフト301に挿通されるトーションバー302と、コントロールバルブシャフト301にトーションバー302を介して連結されるピニオン軸303とから構成される。
コントロールバルブシャフト301は、ベアリング304を介してハウジング300により支持され、かつ、ブッシュ305(オイルシールとしても機能する。)を介してピニオン軸303に形成された筒状凹部306に支持される。これにより、コントロールバルブシャフト301は、ハウジング300内で回転可能に支持される構成となっている。
トーションバー302は、その第一端部がピン307を介してコントロールバルブシャフト301に連結され、かつ、その第二端部がピン308を介してピニオン軸303に連結された構成となっている。トーションバー302は、電動操舵補助装置2の出力トルクT1がコントロールバルブシャフト301に入力されることによって捩れ、これによりコントロールバルブシャフト301とピニオン軸303との間に相対変位(回転)が発生する。
ピニオン軸303は、ベアリング309、310によりハウジング300に回転可能に支持された構成となっている。また、ピニオン軸303の下部にはピニオンが形成されており、ピニオンにはラックバー6に形成されたラックが噛合した構成となっている。
上記構成において、電動操舵補助装置2の出力トルクT1がコントロールバルブシャフト301に入力されると、トーションバー302を介して出力トルクT1がピニオン軸303に伝達され、ピニオン軸303が回転することによりラックバー6が右方向又は左方向に選択的に直線移動して操舵が行われる。
また、コントロールバルブ部30は、スライドピン311を介してピニオン軸303に結合されるロータリーバルブ部材312を有し、ロータリーバルブ部材312は、コントロールバルブシャフト301に対して相対回転可能に支持される。
電動操舵補助装置2の出力トルクT1がコントロールバルブシャフト301に入力されると、出力トルクT1は、トーションバー302を介してピニオン軸303に伝達される。このとき、ピニオン軸303にはタイヤと路面との間の摩擦力等に応じた抵抗力が生じるため、その抵抗力に応じてトーションバー302が捻れることによりコントロールバルブシャフト301とピニオン軸303との間に相対回転が生じる。
また、ハウジング300の所定位置には作動油が流れる入口ポート313、出口ポート314、右操舵用ポート315、及び、左操舵用ポート316が形成されている。
入口ポート313は、配管36を介しエンジンによって駆動される油圧ポンプ32に接続されており、油圧ポンプ32により入口ポート313には所定圧力の作動油が供給される。また、出口ポート314は、配管37を介してリザーバタンク33に接続されており、作動油が出口ポート314よりリザーバタンク33に排出される。
右操舵用ポート315は、配管35を介してパワーシリンダ31における右操舵補助用シリンダ室に接続される。
左操舵用ポート316は、右操舵用ポート315と同様、配管34を介してパワーシリンダ31における左操舵補助用シリンダ室に接続される。
上記構成により、出力トルクT1がコントロールバルブシャフト301に伝達されると、路面からの反力に応じてトーションバー302が捻れロータリーバルブ部材312とハウジング300との間に相対回転が生じ、ハウジング300及びロータリーバルブ部材312に形成された流路が選択的に連通され、作動油の所定方向への流れが形成される。
図3は、ステアリングホイール1が中立である場合におけるコントロールバルブ部30の断面図であり、図3(A)が図2におけるX−X断面図、図3(B)が図2におけるY−Y断面図をそれぞれ示す。
ステアリングホイール1が中立である場合、油圧ポンプ32から入口ポート313に流入した高圧の作動油は、図3(A)の矢印が示すように、パワーシリンダ31に流入することなく、ロータリーバルブ部材312における凸部317とハウジング300における凸部318との間の流路F1、ロータリーバルブ部材312における軸中心に向う流路F2、及び、コントロールバルブシャフト301の外周に形成され出口ポート314に連通される流路を介してそのままリザーバタンク33に排出される。なお、入口ポート313、右操舵用ポート315、左操舵用ポート316、凸部317、318、流路F1、F2は、単数で説明されるが、図に示すように複数存在してもよい。
また、図3(B)に示すように、コントロールバルブシャフト301は、ピニオン軸303に接続される側の端部において半径方向に突出した突出部301Aを有し、ピニオン軸303は、コントロールバルブシャフト301に接続される側の端部において幅D1の切り欠き部303Aを有する。
突出部301Aと切り欠き部303Aとは、マニュアルストッパ(相対回転角制限手段)を形成し、マニュアルストッパは、コントロールバルブシャフト301とピニオン軸303とが相対回転した場合、突出部301Aを切り欠き部303Aに接触させることで相対回転を制限する。なお、相対回転角度の範囲は、切り欠き部303Aの幅D1によって規定される。
また、図4は、ステアリングホイール1が右に操舵された場合におけるコントロールバルブ部30の断面図であり、図4(A)が図2におけるX−X断面図、図4(B)が図2におけるY−Y断面図をそれぞれ示す。
ステアリングホイール1が右に操舵された場合、ロータリーバルブ部材312がコントロールバルブシャフト301に対して相対的に回転し、コントロールバルブ部30は、凸部317と凸部318との間にコントロールエッジを形成して、細い矢印で示すように、流路F1における作動油の流れを制限し(絞り)、入口ポート313から右操舵用ポート315に向う作動油の流れを形成して、パワーシリンダ31の右操舵補助用シリンダ室に高圧の作動油を供給し、パワーシリンダ31内のピストン(図示せず。)を移動させる。
同時に、コントロールバルブ部30は、パワーシリンダ31内のピストンを移動させることによりパワーシリンダ31の左操舵補助用シリンダ室から左操舵用ポート316に向う流れを形成し、コントロールバルブシャフト301の外周に形成され、かつ、出口ポート314に連通される流路を介して、左操舵補助用シリンダ室における低圧の作動油をリザーバタンク33に排出する。その結果、ラックバー6は、右方向に操舵補助力(ラック推力)が付与される。
また、マニュアルストッパは、流路F1における作動油の流れが完全に遮断されないよう、コントロールバルブシャフト301とピニオン軸303との間の相対回転を制限し、油圧ポンプ32の吐出圧が長時間高圧のまま維持されることによって油圧ポンプ32の焼き付きが発生するのを防止する。
図5は、ステアリングホイール1が操舵された場合にも流路F1における作動油の流れが完全に遮断されるのを防止するコントロールバルブ部30の別の実施例を示す図であり、図5(A)及び図5(B)が図2におけるX−X断面図に相当する図であり、図5(C)が図2におけるY―Y断面図に相当する図である。なお、図5(A)は、図5(B)との比較のために用意した参考図であり、流路F1における作動油の流れを完全に遮断するコントロールバルブ部30を示す。
図5(A)に示すように、切り欠き部303Aの幅D2が大きいと、コントロールバルブシャフト301がピニオン軸303に対して相対的に回転できる角度の範囲が大きくなり、コントロールバルブ部30は、流路F1における作動油の流れを完全に遮断し得る。これにより、コントロールバルブ部30は、油圧ポンプ32の吐出圧を高圧にしてパワーシリンダ31を迅速に作動させることができるが、吐出圧を長時間高圧のまま維持することにより油圧ポンプ32の過熱、焼き付きを発生させてしまう場合がある。
一方で、図5(B)に示すように、切り欠き部303Aの幅D2を大きく設定した場合であっても、面取り加工を施した凸部317Aを用いることにより、コントロールバルブ部30は、流路F1における作動油の流れが完全に遮断されるのを防止することができる。
これにより、コントロールバルブ部30は、油圧ポンプ32の吐出圧が長時間高圧のまま維持されることにより油圧ポンプ32の過熱、焼き付きが発生するのを防止することができる。
次に、パワーステアリング装置100によるラック推進力について説明する。
図6は、ステアリングホイール1における入力トルクTMと電動操舵補助装置2の出力軸における出力トルクT1との間の関係を示すグラフであり、横軸にステアリングホイール1における入力トルクTM、縦軸に電動操舵補助装置2の出力軸における出力トルクT1を配する。
横軸のトルク値Teは、電動操舵補助装置2におけるモータ21による補助を開始させるためのトリガー値であり、図6の実線は、ステアリングホイール1における入力トルク(電動操舵補助装置2の入力軸におけるトルク)TMが値Te未満の場合には、モータ21による補助トルクT0が生成されず入力トルクTMがそのまま出力トルクT1となり、入力トルクTMが値Teを超えた場合には、モータ21が作動して補助トルクT0を生成し、入力トルクTMに補助トルクT0を加えた値を出力トルクT1とすることを示す。
また、補助トルクT0は、図6の実線における水平部分が示すように、モータ21を過熱させない範囲に制限される。
なお、図6の点線は、モータ21により補助トルクT0が生成されなかった場合における入力トルクTMと出力トルクT1との間の関係を示す。
図7は、電動操舵補助装置2の出力軸における出力トルクT1と油圧操舵補助装置3によるラック推進力Pとの間の関係を示すグラフであり、横軸に電動操舵補助装置2の出力軸における出力トルクT1、縦軸に油圧操舵補助装置3によるラック推進力Pを配する。
図7の実線は、入力トルクTMが値Teになるまで油圧操舵補助装置3によるラック推進力Pが増大し、入力トルクTMが値Teとなったときにラック推進力Pが一定値となることを示す。
これは、ステアリングホイール1における入力トルクTMが値Te以上となった場合に、マニュアルストッパによってコントロールバルブシャフト301のピニオン軸303に対する相対回転が制限され、油圧操舵補助装置3におけるパワーシリンダ31の作動が制限されることによる。
また、図7の点線は、マニュアルストッパや面取り加工した凸部317Aが採用されなかった場合における、電動操舵補助装置2の出力トルクT1とラック推進力Pとの間の関係を示し、油圧ポンプ32による吐出圧が限界に達するまでラック推進力Pが増大することを示す。
図8は、ステアリングホイール1における入力トルクTMとパワーステアリング装置100によるラック推進力Sとの間の関係を示すグラフであり、横軸にステアリングホイール1における入力トルクTM、縦軸にパワーステアリング装置100によるラック推進力Sを配する。
パワーステアリング装置100によるラック推進力Sは、油圧操舵補助装置3によるラック推進力Pに電動操舵補助装置2によるラック推進力(電動操舵補助装置2の出力軸における出力トルクT1に比例する。)を加算した値である。
図8の実線は、入力トルクTMがTe未満の場合、ラック推進力Sが油圧操舵補助装置3のみによって生成され、入力トルクTMがTe以上となった場合、ラック推進力Sが電動操舵補助装置2及び油圧操舵補助装置3によって生成されることを示す。
以上の構成により、パワーステアリング装置100は、油圧ポンプ32の吐出圧をマニュアルストッパや面取り加工によって予め設定された圧力以下に制限することにより、油圧操舵補助装置3に過度の負荷が掛かるのを防止することができる。
また、パワーステアリング装置100は、油圧操舵補助装置3によるラック推進力が所定値に達した場合に、電動操舵補助装置2による補助トルクT0を生成させるので、油圧操舵補助装置3に過度の負荷を掛けることなく、確実な操舵補助を実現させることができる。
図9は、本発明に係るパワーステアリング装置の別の構成例を示す図である。図9のパワーステアリング装置200は、設定圧変更手段40及びリリーフ弁90を備える点において図1のパワーステアリング装置100と異なり、他の点において共通する。
従って、パワーステアリング装置200は、パワーステアリング装置100と同様、油圧ポンプ32の吐出圧をマニュアルストッパや面取り加工によって予め設定された圧力以下に制限することにより、油圧操舵補助装置3に過度の負荷が掛かるのを防止することができる。
また、パワーステアリング装置200は、油圧操舵補助装置3によるラック推進力が所定値に達した場合に、電動操舵補助装置2による補助トルクT0を生成させるので、油圧操舵補助装置3に過度の負荷を掛けることなく、確実な操舵補助を実現させることができる。
以下、パワーステアリング装置200に特有の効果について説明する。なお、共通する構成要素は、図1と同じ参照番号を用いることとする。
パワーステアリング装置200は、油圧ポンプ32の吐出側に連通される配管36とリザーブタンク33に連通される配管37との間にリリーフ弁90を有する。
また、パワーステアリング装置200のECU4は、設定圧変更手段40に対応するプログラムをNVRAMに記憶し、そのプログラムをRAM上に展開して対応する処理をCPUに実行させる。
図10及び図11は、リリーフ弁90の構成例を示す図であり、図10は、スプリングバネを用いた機械式のリリーフ弁を示し、図11は、ソレノイドを用いた電磁式のリリーフ弁を示す。
設定圧変更手段40は、油圧ポンプ32の吐出圧の設定上限圧を変更するための手段であり、例えば、電動操舵補助装置2が出力するW/L(Warning Lamp)信号を受けて電動操舵補助装置2が失陥しているか否かを判定し、電動操舵補助装置2が失陥していると判定した場合に電磁リリーフ弁90を開放させるための設定開放圧を増大させ、油圧操舵補助装置3による操舵補助力の制御範囲を拡大させる。電動操舵補助装置2による操舵補助力を油圧操舵補助装置3に代替させるためである。
図12は、電動操舵補助装置2が失陥した場合に設定圧変更手段40が電磁リリーフ弁90の設定開放圧を変更する処理の流れを示すフローチャートであり、最初に、設定圧変更手段40は、電動操舵補助装置2が出力するW/L信号を取得する(ステップS1)。
次に、設定圧変更手段40は、取得したW/L信号に基づいて電動操舵補助装置2が失陥しているか否かを判定し(ステップS2)、電動操舵補助装置2が失陥していると判定した場合(ステップS2のYES)、電磁リリーフ弁90の設定開放圧PAをPB(PB>PA)に変更して(ステップS3)、処理を終了させる。
電磁リリーフ弁90は、配管36内の圧力が設定開放圧PBに達したときに弁を開放させるようになり、パワーステアリング装置200は、油圧ポンプ32の吐出圧をより高い設定開放圧PB内で制御することが可能となる。
一方、電動操舵補助装置2が失陥していないと判定した場合(ステップS2のNO)、設定圧変更手段40は、電磁リリーフ弁90の設定開放圧PAを増大させることなく処理を終了する。
電磁リリーフ弁90は、配管36内の圧力が設定開放圧PAに達したときに弁を開放させるので、パワーステアリング装置200は、油圧ポンプ32の吐出圧を従来の設定開放圧PA内で制御する。
パワーステアリング装置200は、電動操舵補助装置2が失陥していない場合には、図7の実線が示すように、出力トルクT1が値Teに到達するまでは油圧操舵補助装置3によって出力トルクT1に応じたラック推進力(操舵補助力)を生成させ、電動操舵補助装置2が失陥した場合には、図7の点線が示すように、出力トルクT1が値Te未満のときばかりでなく、出力トルクT1が値Te以上のときにも油圧操舵補助装置3により出力トルクT1に応じたラック推進力(操舵補助力)を生成させ、電動操舵補助装置2が発生させるはずであったラック推進力(操舵補助力)を代替的に発生させるようにする。
これにより、パワーステアリング装置200は、電動操舵補助装置2が失陥した場合であっても、出力トルクT1が値Te以上となる据え切り時のような場合に操舵補助力が不足するのを防止し、操作者の利便性を向上させることができる。
図13は、油圧操舵補助装置3が失陥した場合にECU4が電動操舵補助装置2の制御内容を変更する処理の流れを示すフローチャートであり、最初に、ECU4は、圧力センサ7が検出したコントロールバルブ部30とリザーバタンク33との間にある低圧配管37の圧力(作動油の流れにより生じる動圧(背圧))を取得する(ステップS11)。
次に、ECU4は、取得した圧力値に基づいて油圧操舵補助装置3が失陥しているか否かを判定し(ステップS12)、取得した圧力値が所定値を下回り油圧操舵補助装置3が失陥していると判定した場合(ステップS12のYES)、その旨を電動操舵補助装置2に通知し(ステップS13)、かつ、電動操舵補助装置2の制御内容(アシストマップ)を変更して(ステップS14)、処理を終了させる。
電動操舵補助装置2は、ステアリングホイール1における入力トルクTMが値Te未満であってもモータ21により補助トルクT0を生成するようになり、パワーステアリング装置200は、入力トルクTMが値Te未満である場合に油圧操舵補助装置3が生成していた操舵補助力を代替的に電動操舵補助装置2に生成させることができる。
一方、取得した圧力値が所定圧を上回り油圧操舵補助装置3が失陥していないと判定した場合(ステップS2のNO)、ECU4は、電動操舵補助装置2の制御内容(アシストマップ)を変更することなく処理を終了させる。
図14は、ステアリングホイール1の入力トルクTMと電動操舵補助装置2の出力トルクT1との間の関係を示すグラフであり、油圧操舵補助装置3が失陥した場合を実線で示し、油圧操舵補助装置3が失陥していない場合を点線で示す。
これにより、パワーステアリング装置200は、油圧操舵補助装置3が失陥した場合であっても、油圧操舵補助装置3が操舵補助力を発生させていた操舵開始時のような場合に操舵補助力が不足するのを防止し、操作者の利便性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、電動操舵補助装置2にコラムアシスト式を採用するが、ピニオンアシスト式、ラックアシスト式を採用するようにしてもよい。
また、上述の実施例では、電動操舵補助装置2及び油圧操舵補助装置3を併有するパワーステアリング装置について説明するが、油圧操舵補助装置3のみを有するパワーステアリング装置にマニュアルストッパ、又は、面取り加工を施したロータリーバルブ部材312における凸部317Aを採用し、油圧ポンプ32の吐出圧が過度に増大するのを抑制するようにしてもよい。
また、面取り加工は、ロータリーバルブ部材312における凸部317Aばかりでなく、ハウジング300における凸部318に施されてもよく、スリットや連通孔等、作動油の流路となる他の形状を形成するようにしてもよい。
また、マニュアルストッパは、コントロールバルブシャフト301の端部及びピニオン軸303の端部間に形成されるばかりでなく、ロータリーバルブ部材312及びハウジング300間に形成されてもよい。
また、油圧操舵補助装置3は、ロータリー式コントロールバルブの他、スプール式コントロールバルブを採用し、スプールの軸方向に沿った移動範囲を制限することにより、入口ポート313と出口ポート314とを常に連通させるようにして油圧ポンプ32の吐出圧が過度に増大するのを抑制し、油圧操舵補助装置3に過度の負荷が掛かるのを防止するようにしてもよい。
本発明に係るパワーステアリング装置の構成例を示す図(その1)である。 油圧操舵補助装置におけるコントロールバルブ部の断面図である。 ステアリングホイールが中立である場合におけるコントロールバルブ部の断面図である。 ステアリングホイールが右に操舵された場合におけるコントロールバルブ部の断面図である。 面取り加工された凸部を有するコントロールバルブ部の断面図である。 ステアリングホイールにおける入力トルクと電動操舵補助装置の出力軸における出力トルクとの間の関係を示すグラフである。 電動操舵補助装置の出力軸におけるトルクと油圧操舵補助装置によるラック推進力との間の関係を示すグラフである。 ステアリングホイールにおける入力トルクとパワーステアリング装置によるラック推進力との間の関係を示すグラフである。 本発明に係るパワーステアリング装置の構成例を示す図(その2)である。 リリーフ弁の構成例を示す図(その1)である。 リリーフ弁の構成例を示す図(その2)である。 電動操舵補助装置が失陥した場合に設定圧変更手段が電磁リリーフ弁の設定開放圧を変更する処理の流れを示すフローチャートである。 油圧操舵補助装置が失陥した場合に電動操舵補助装置の制御内容を変更する処理の流れを示すフローチャートである。 油圧操舵補助装置が失陥した場合におけるステアリングホイールの入力トルクと電動操舵補助装置の出力トルクとの間の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 電動操舵補助装置
3 油圧操舵補助装置
4 ECU
5 ラックボデー
6 ラックバー
7 圧力センサ
20 トルクセンサ
21 モータ
30 コントロールバルブ部
31 パワーシリンダ
32 油圧ポンプ
33 リザーバタンク
34〜37 配管
40 設定圧変更手段
90 リリーフ弁
300 ハウジング
301 コントロールバルブシャフト
301A 突出部
302 トーションバー
303 ピニオン軸
303A 切り欠き部
304、309、310 ベアリング
305 ブッシュ
306 筒状凹部
307、308、311 ピン
312 ロータリーバルブ部材
313 入口ポート
314 出口ポート
315 右操舵用ポート
316 左操舵用ポート
317、317A、318 凸部
D1、D2 切り欠き幅
F1、F2 流路
P 油圧操舵補助装置によるラック推進力
PA、PB 設定開放圧
S パワーステアリング装置によるラック推進力
T0 補助トルク
T1 出力トルク
Te トリガー値
TM 入力トルク

Claims (5)

  1. 油圧ポンプにより操舵補助力を発生させる油圧操舵補助装置と電動モータにより操舵補助力を発生させる電動操舵補助装置とを備えるパワーステアリング装置であって、
    前記油圧操舵補助装置における油圧ポンプの吐出圧を所定の設定圧以下に制限する吐出圧制限手段を備え、
    ステアリングホイールに入力される入力トルクが所定値を超えた場合に、前記電動操舵補助装置が操舵補助力を発生させ、前記吐出圧制限手段が前記油圧ポンプの吐出圧を前記所定の設定圧以下に制限する、
    ことを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 前記吐出圧制限手段は、前記油圧ポンプに連通される高圧流路と該油圧ポンプのリザーバタンクに連通される低圧流路との間にリリーフ弁を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
  3. 前記吐出圧制限手段は、前記油圧操舵補助装置のロータリーバルブにおける相対回転を所定回転角度範囲に制限する相対回転角制限手段を備え、該相対回転角制限手段により前記油圧ポンプとリザーバタンクとを連通させる流路をロータリーバルブ内で確保することにより前記吐出圧を前記所定の設定圧以下に制限する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のパワーステアリング装置。
  4. 前記電動操舵補助装置が失陥した場合に、前記所定の設定圧を増大させる設定圧変更手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパワーステアリング装置。
  5. 前記油圧ポンプに連通される高圧流路とリザーバタンクに連通される低圧流路との間に電磁リリーフ弁を備え、
    前記設定圧変更手段は、前記電動操舵補助装置が失陥した場合に、前記電磁リリーフ弁を制御して前記所定の設定圧を増大させる、
    ことを特徴とする請求項に記載のパワーステアリング装置。
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